JP2839197B2 - カード読取装置 - Google Patents

カード読取装置

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JP2839197B2 JP1315405A JP31540589A JP2839197B2 JP 2839197 B2 JP2839197 B2 JP 2839197B2 JP 1315405 A JP1315405 A JP 1315405A JP 31540589 A JP31540589 A JP 31540589A JP 2839197 B2 JP2839197 B2 JP 2839197B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ICカードなどのカード読取装置に係り、特
に、入退室管理システムにおけるドアの施錠、解錠のた
めの装置などに用いて好適なカード読取装置に関する。
〔従来の技術〕
部室などの入口のドアにカード読取装置を設け、ICカ
ードをこのカード読取装置に挿入することにより、ドア
の施錠、解錠が行なわれるようにした入退室管理システ
ムが知られており、ホテルなどの多数のプライベートに
使用される部室がある建造物においては、ICカードが鍵
代りとなり、かつ合い鍵などを作ることができないため
に、有効なシステムである。ICカードは、それに内蔵さ
れたメモリに所定の情報が格納されていることにより、
各部室毎に対応しており、カード読取装置は、挿入され
たICカードからこの情報を読み取ることにより、挿入さ
れたICカードが正しくこのドアに対応するか否かを判定
する。このために、ICカードを間違って他の部室のドア
に設けられたカード読取装置に挿入すると、自動的に排
出されてそのドアの施錠や解錠がなされ得ない。
第7図はかかるカード読取装置の内部を上方からみた
概略図であつて、1はカード読取装置、2,3はセンサ、
4はローラ,5はICカードである。
同図において、カード読取装置1の内部には、ICカー
ド5を搬入出するローラ4が設けられ、矢印X方向にロ
ーラ4に対して前後してセンサ3,2が設けられている。
ホテルの客などのユーザによつてICカード5がカード
読取装置1に矢印X方向に挿入されると、ICカード5の
先端がセンサ3に達したとき、センサ3がこれを検知し
て図示しないモータを起動し、ローラ4を回転させる。
さらに、ICカード5がユーザによつて押し込まれ、第8
図(a)に示すようにICカード5の先端がローラ4に達
すると、回転するローラ4により、ICカード5は矢印X
方向に搬入されて(このように、ICカード5を矢印X方
向に搬送するローラ4の回転を、以下、正回転とい
う)、第8図(b)に示すように、ICカード5の先端が
センサ2に達すると、センサ2はこれを検知してモータ
を停止させる。したがつて、ローラ4は停止し、ICカー
ド5がセツトされる。
このセツトされた状態でICカード5内のメモリに格納
されている情報が読み出され、この読取りが終了する
と、モータは正回転とは逆方向に回転し(これを、以
下、逆回転という)、ローラ4の回転によつてICカード
5は矢印Y方向に排出される。そして、第8図(a)に
示すように、ICカード5の先端がローラ4から離れて停
止すると、モータが停止してローラ4が停止する。この
とき、ICカード5の後部はカード読取装置1のカード挿
入口から充分突き出ており、これをユーザが摘むことに
よつてICカード5を取り出すことができる。
このようにして、カード読取装置1でのICカード5の
挿入、排出が行なわれ、カード読取装置1では、ICカー
ド5から読み取つた情報により、挿入されたICカード5
がこのカード読取装置1に対して正しいカードであるか
否かの照合が行なわれる。ICカード5が正しいカードで
あるときには、ICカード5をカード読取装置1から抜き
取られたとき、ドアの解錠や施錠が行なわれるが、ICカ
ード5が正しいカードでないときは、これらは行なわれ
ない。ICカード5が抜き取られたのはセンサ3によつて
検知される。
このように、カード読取装置1に挿入されたICカード
5がそこから抜き取られてからドアの解錠や施錠が行な
われるようにしたのは、ユーザがICカード5をカード読
取装置1から抜き取らないまま忘れられてしまうのを防
止するためである。もし、施錠されたドアがICカード5
をカード読取装置1に挿入することによつて解錠される
ものとすると、たとえカード読取装置1がカード排出を
行なつて第8図(a)の状態にしたとしても、ユーザ
は、ドアの解錠とともに、ドアを開けて入室してしま
い、カード読取装置1からICカード5を抜き取るのを忘
れてしまう場合がある。これを防止するために、カード
読取装置1は、ICカード5が抜き取られてから、ドアの
施錠や解錠を行なうようにしている。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、上記従来のカード読取装置においては、カ
ード排出によって第8図(a)の状態になると、ICカー
ド5が抜き取られて再度挿入され、センサ3がこれを検
知するまでローラ4は動かない。また、カード排出によ
つて第8図(a)の状態になつた後、ICカード5を抜き
取らずに押し込むと、第8図(b)に示すセツトの状態
まで押し込むことができず、したがつて、ICカード5か
らの情報の読み取りが行なわれないため、モータは逆回
転せずにICカード5は排出されない。
一方、ICカード5を用いるユーザとしては、ICカード
5をカード読取装置1に挿入するだけでドアの解錠、施
錠が行なわれるものと勘違いする場合があり、ICカード
5をカード読取装置1に挿入すると、直ちにドアを開こ
うとする。しかし、上記のように、このドアはまた解錠
されていないから、当然ドアは開かない。このために、
ユーザは第8図(a)の状態からICカード5を矢印X方
向に押し込んでしまう場合もあり、このような場合に
は、ICカード5はカード読取装置1内に入り込んでしま
つて取り出すことができなくなる。
このように、カード読取装置1はユーザが決められた
操作をすることによつて正しく動作するので、ユーザの
操作に誤りがあると、カード読取装置が動作しなくなつ
てICカードをカード読取装置から取り出すことができな
くなる。
本発明の目的は、かかる問題点を解消し、カードが誤
挿入されても、該カードを容易に取り出すことができる
ようにしたカード読取装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明は、外部から抜き
取り可能に排出された状態にあるカードが内部に押し込
められたことを検知する第1の手段と、該第1の手段の
検知に応答して該カードを外部から抜き取り可能な位置
まで排出させる第2の手段とを設ける。
〔作用〕
情報の読み取りが終って排出されたカードは外部から
抜き取り可能な状態にあるが、これを誤ってカード読取
装置の内部に押し込むと、第1の手段がこれを検知し、
この検知に応答して第2の手段がカード搬入出手段を動
作させる。これにより、該カードは外部から抜き取り可
能な位置まで排出され、上記の情報が読み取られて排出
された状態と同じ状態にする。
したがつて、このカードを再度カード読取装置の内部
に押し込んでも、直ちに排出されることになる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面によつて説明する。
第1図は本発明によるカード読取装置の一実施例の制
御部を示すブロツク図、第2図はこの実施例の断面概略
図であつて、6はセンサ、7〜9はA/D変換器、10はコ
ントローラ、11はローラモータ、12は強制挿入検出カウ
ンタ、13はジヤム検出カウンタであり、第7図、第8図
に対応する部分には同一符号をつけている。
第1図,第2図において、カード読取装置1の内部に
は、センサ2,3やローラ4が第7図、第8図に示したよ
うに配置され、さらに、ローラ4とセンサ2との間にセ
ンサ6が設けられている。これらセンサ2,3とローラ4
は第8図で説明したように動作し、外部から挿入された
ICカード5に対し、その内部への搬入、情報の読取り、
外部から抜き取り可能な位置までの排出の一連の動作が
行なわれる。
すなわち、外部からICカード5が挿入されると、セン
サ3がこれを検知する。センサ3の検知出力はA/D変換
器7でデイジタル化され、マイコンなどからなるコント
ローラ10に取り込まれる。コントローラ10は、このセン
サ3の検知出力を取り込むと、ローラモータ11を正回転
させ、ローラ4を回転させてICカード5を搬入する。そ
して、センサ6が、次いで、センサ2がICカード5を検
知すると、センサ2の検知出力はA/D変換器8でデイジ
タル化され、コントローラ10に取り込まれる。コントロ
ーラ10は、センサ2の検知出力を取り込むと、ローラモ
ータ11を停止させる。これにより、ローラ4は停止し、
ICカード5は所定位置にセツトされる。
このセツトされた状態でICカード5から情報が読み取
られ、この読取りが終了すると、コントローラ10はロー
ラモータ11を逆回転させ、ローラ4によつてICカード5
の排出動作を行なわせる。このとき、センサ6はICカー
ド5を検知しており、この検知出力がA/D変換器9でデ
イジタル化されてコントローラ10に取り込まれる。ICカ
ード5が移動してセンサ6がICカード5を検知しなくな
ると、コントローラ10はこのことをA/D変換器9の出力
データの変化から判定し、内蔵するタイマによつてこの
判定時点から時間を計測して所定時間後ローラモータ11
を停止させる。これにより、ICカード5は、第8図
(a)に示したように、外部から抜き取り可能な排出状
態となる。
ICカード5がこのような排出状態にあるときには、セ
ンサ3はICカード5を検知しているが、センサ6はICカ
ード5を検知していない。そして、このICカード5が外
部に抜き取られると、センサ3がこれを検知し、コント
ローラ10は初期状態にリセツトされる。
しかし、上記の排出状態でICカード5が押し込まれる
と、センサ3がICカード5を検知した状態でセンサ6が
ICカード5を検知するようになる。これにより、コント
ローラ10は再びローラモータ11を逆回転させ、ICカード
5を第8図(a)に示した排出状態となるまで移動させ
る。これにより、情報読取り後の排出されたICカード5
を誤って押し込んでも、再びICカード5は排出されて抜
き取り可能となる。
しかし、このように排出状態のICカード5を誤って押
し込んで再び排出されても、また、押し込んでしまうよ
うな場合もある。この繰り返しが際限なく行なわれる
と、ICカード5を痛めたり、カード読取装置1の故障の
原因ともなるので、所定回数繰り返えされると、ICカー
ド5を排出しないようにする。このために、強制挿入検
出カウンタ12が設けられ、情報が読み取られた後の排出
状態にあるICカード5の押し込みをコントローラ10がセ
ンサ6の検知出力から判定するとき、この判定回数を強
制挿入検出カウンタ12がカウントし、この強制挿入検出
カウンタ12が所定回数、たとえば10回カウントしたと
き、コントローラ10は、センサ6の検知出力があつて
も、ローラモータ11を逆回転させないようにする。
なお、センサ6はカードジヤム検出のためにも用いる
ことができる。すなわち、外部からのICカード5の挿入
時、センサ3がICカード5を検知して後所定時間(たと
えば、3秒間)経過してもセンサ6がICカード5を検知
しないときには、ICカード5が途中で引掛っていること
になり、このとき、コントローラ10はカードジヤムと判
定し、ローラモータ11を一旦停止させて後逆回転させ
る。この逆回転はたとえば3秒間行なわれ、ICカード5
が排出されないときには、この動作が2回まで行なわれ
る。この回数はジヤム検出カウンタ13によつて検出され
る。
また、セツトされて情報読取りが行なわれたICカード
5を排出する場合、このICカード5が途中で引掛って排
出されないときがある。この場合でも、同様にして、ロ
ーラモータ11が逆回転開始してから所定時間(たとえ
ば、3秒間)経過してもセンサ6がICカード5を検知し
ているときには、コントローラ10はカードジヤムと判定
し、ローラモータ11を一旦停止させた後、上記と同様の
逆回転動作させる。
以上のように、情報読取りが行なわれて排出されたIC
カード5を、抜き取ることなく、強制的に押し込んだ場
合でも、これが検知されてICカード5は自動的に排出さ
れ、容易に抜き取ることが可能となる。また、カードジ
ヤムが生じた場合には、これが検知されてICカード5が
抜き取りできるように排出動作が行なわれる。
第3図は本発明によるカード読取装置の他の実施例を
示す要部断面図であつて、14は移動遮蔽板であり、第2
図に対応する部分に同一符号をつけている。また、第4
図はこの実施例の構成を示すブロツク図であつて、第1
図に対応する部分には同一符号をつけている。
第3図および第4図において、センサ2,3は発光素子
と受光素子とからなる光学的センサである。センサ3は
ICカード5がこの発光素子と受光素子との間の光路を遮
断することによつてICカード5を検知する。また、ロー
ラ4の奥方にはX,Y方向に移動可能な移動遮蔽板14が設
けられている。この移動遮蔽板14は、ICカード5が挿入
されない初期の状態では、図示するように、ローラ4と
センサ2との間に位置し、ローラ4によつてICカード5
が搬入されるとき、これに押されてX方向に移動する。
このとき、センサ2は、その発光素子、受光素子間の光
路が移動遮蔽板14によつて遮断されることにより、ICカ
ード5を検知する。情報読取りが行なわれたICカード5
がローラ4によつて排出されるときには、ICカード5の
移動とともに移動遮蔽板14はY方向に移動し、図示する
初期の状態に戻る。
次に、この実施例の動作を第5図および第6図を用い
て説明する。但し、第5図は第3図および第4図におけ
るセンサ2,3の出力、ローラモータ11の動作、ICカード
5の状態を夫々示すタイミングチヤートであり、第6図
(a)はカード挿入動作、第6図(b)はカード排出動
作を夫々示すフローチヤートである。
まず、第5図、第6図(a)により、カード挿入動作
について説明する。
まず、電源投入などの初期状態では、センサ2,3の出
力は“H"に設定され、ローラモータ11は停止状態に設定
される。また、カードジヤムの検出のために用いれるジ
ヤム検出カウンタ13やICカード5の強制挿入検出のため
の強制挿入検出カウンタ12が0にリセツトされる(ステ
ツプ101)。そして、この初期設定がなされると、セン
サ3の出力が“L"となつたか否かの判定がなされる(ス
テツプ102)。
その後、ICカード5がユーザによつてカード読取装置
1に挿入され、センサ3がこれを検知すると(時刻
t1)、その出力が“L"となり、その立下り時点t1でコン
トローラ10はローラモータ11を正回転させ、ICカード5
がローラ4に達すると(時刻t2)、このローラ4はICカ
ード5のX方向への搬入を開始する(ステツプ103)。I
Cカード5がローラ4によつて搬入されると、このICカ
ード5によつて押されて移動遮蔽板14はX方向に移動す
るが、このとき、センサ2の出力レベル(ステツプ10
4)とローラモータ11が起動してからの経過時間が計測
(ステツプ105)されている。この経過時間が3秒間に
至っていない(ステツプ105)時刻t2に移動遮蔽板14が
センサ2の光路を遮断し、その出力レベルが“L"となる
と(ステツプ104)、ICカード5が搬入されたことが検
知され、次のステツプ106に移るが、上記経過時間が3
秒間に至ってもセンサ2の出力レベルが“L"にならない
ときには(ステツプ105)、ローラモータ11を停止させ
る(ステツプ111)。
センサ2の出力レベルが“L"になることによつてICカ
ード5が検知されても、ローラモータ11は正回転し続け
てICカード5はローラ4によつて矢印X方向に搬入さ
れ、その間、さらに、センサ2の出力レベル(ステツプ
106)やローラモータ11の起動後の経過時間(ステツプ1
07)の計測が行なわれる。ICカード5のローラ4による
搬入とともに移動遮蔽板14は矢印X方向に移動し続け、
この経過時間が3秒間に至っていないとき、この移動遮
蔽板14がセンサ2の発光素子、受光素子間からはずれて
(時刻t4)センサ2の出力レベルが“H"となると(ステ
ツプ106)、ローラモータ11は停止する。
ところで、ICカード5の先頭部には内部回路に接続さ
れた複数の端子が設けられており、また、カード読取装
置1の内部の最奥部にこれら端子が嵌り込むコネクタが
設けられている。そして、ローラ4によつてICカード5
はカード読取装置1の最奥部まで搬入されるのである
が、センサ2の出力レベルが時刻t4に“H"となつて(ス
テツプ106)ローラモータ11が停止させられても(ステ
ツ108)、ローラモータ11は即座に停止することができ
ず、ICカード5はさらに搬入されてその端子がコネクタ
に嵌り込み、ICカード5とカード読取装置1とが電気的
に接続される(時刻t5)。
しかし、不慮な原因でもつてICカード5の端子がカー
ド読取装置1のコネクタに嵌り込まないときには、ICカ
ード5は矢印Y方向に戻ることになり、センサ2の出力
レベルは再び“L"になつてしまう(ステツプ109)。こ
の場合、ICカード5のセツト不備(カード抜き取り発
生)としてステツプ112に移る。
センサ2の出力レベルが“H"のままで(ステツプ10
9)ICカード5が正しい位置にセツトされ、これがカー
ド読取装置1と電気的に接続されると、カード読取装置
1はICカード5の情報を読み取り、第6図(b)に示す
カード排出のための動作に移る。また、カード読取装
置1は、読み取つたこの情報を照合することにより、挿
入されたICカード5が自己に対応する正しいカードであ
るか否かを判定する。
カードジヤムによつてICカード5が正しいセツト位置
まで搬入されないときには、ステツプ105,107または109
によつてこれが判定され、ステツプ105または107による
判定では、ローラモータ11が一旦停止させられる。しか
る後、またはステツプ109でのセンサ2の出力レベルが
“L"との判定後、ローラモータ11を3秒間逆回転させる
(ステツプ112)。これにより、ローラ4が回転してIC
カード5が正しく矢印Y方向に排出されると、この3秒
間以内に移動遮蔽板14はセンサ2の発光素子、受光素子
間からはずれてセンサ2の出力レベルが“H"となる(ス
テツプ113)。
ローラ4によるこのICカード5の排出動作が完了する
と、ICカード5はカード読取装置1からユーザによる抜
き取り可能な状態にあり、また、センサ2の出力レベル
は“H",センサ3の出力レベルは“L"である。そして、I
Cカード5を抜き取ると、センサ3はICカード5を検知
しなくなつてその出力レベルは“H"となり(ステツプ11
4)、その立上り時刻でジヤム検出カウンタ13がリセツ
トされて(ステツプ115)ステツプ102に移る。
このようにして、ジヤムとなつたICカード5を抜き取
ることができる。
しかし、ローラモータ11を3秒間逆回転させても(ス
テツプ112)、センサ2の出力レベルが“H"とならない
ときには(ステツプ113)、ジヤム検出カウンタ13に1
だけカウントアツプさせ(ステツプ116)、そのカウン
ト値が2でないとき(ステツプ117)、再びローラモー
タ11を3秒間逆回転させる(ステツプ112)。すなわ
ち、3秒間のICカード5の排出動作を2回まで行ない、
これでも排出されないときには、カード抜き取り不能と
する(ステツプ118)。これにより、従来技術のような
手間のかかるカード抜き取り作業が必要となる。
次に、第5図,第6図(b)により、カード排出動作
について説明する。
ステツプ110(第6図(a))でのICカード5からの
情報読取りが終了すると(時刻t6)、ローラモータ11が
逆回転を開始してICカード5の排出が開始する(ステツ
プ201)。このとき、センサ2の出力レベルが検出され
ており、ICカード5の排出に伴なつて移動遮蔽板14が矢
印Y方向に移動して時刻t7にセンサ2の発光素子、受光
素子間に入り込むと、センサ2の出力レベルが“L"とな
り(ステツプ202)、これによつてICカード5が排出さ
れていることが判定される。ローラモータ11はさらに逆
回転し続け、ICカード5が排出され続ける。
ICカード5が排出され始めて3秒間経過してもセンサ
2の出力レベルが“L"とならないときには(ステツプ20
3)、ICカード5は排出されていないことになり、一旦
ローラモータ11を停止させ(ステツプ213)、次いで3
秒間ローラモータ11を逆回転させる(ステツプ214)。
これによつてICカード5が排出されるときにはセンサ2
の出力レベルが“L"となり(ステツプ215)、ジヤム検
出カウンタ13がリセツトされるが(ステツプ216)、こ
れでもICカード5が排出されずにセンサ2の出力レベル
が“L"とならないときには(ステツプ215)、ジヤム検
出カウンタ13が1だけカウントアツプされ(ステツプ21
7)、そのカウント値が2でなければ(ステツプ218)、
再び3秒間ローラモータ11を逆回転させる(ステツプ21
4)。
すなわち、情報読取り後、ICカード5の排出動作を行
なつても、センサ2の出力レベルが“L"とならず、ICカ
ード5が移動しないと判定されたとき(ステツプ203)
には、ローラモータ11を一旦停止し、3秒間ローラモー
タ11を逆回転させてみる。これによつてセンサ2の出力
レベルが“L"となれば、(ステツプ215)、ICカード5
は正常に排出されることになるが、この3秒間の逆回転
動作が2回行なわれても(ステツプ218)センサ2の出
力レベルが“L"とならなければ、カードジヤムが生じた
ものとしてカード排出不能と判定する(ステツプ22
5)。
なお、ステツプ216は、ステツプ214の2回目までの実
行でICカード5の排出が正常となった場合、ステツプ21
7でカウント値が1となつているジヤム検出カウンタ13
をリセツトするためのものである。
また、ステツプ214での3秒間は最大であり、この3
秒の間にセンサ2の出力レベルが“L"になると、ステツ
プ216を実行するし、ステツプ214でのローラモータ11の
逆回転開始とともに、経過時間の計測を0から再開す
る。
以上のように、ステツプ202もしくは215でセンサ2の
出力レベルが“L"になつたことが検出されると(時刻
t7)、ローラモータ11は逆回転し続けてICカード5は矢
印Y方向に排出される。そして、移動遮蔽板14がセンサ
2の発光素子、受光素子間からはずれると、時刻t8でセ
ンサ2の出力レベルが“H"となつて(ステツプ204)IC
カード5が排出完了直前であることが検出され、さら
に、1秒間ローラモータ11が逆回転させられた後(ステ
ツプ206)、時刻t9でローラモータ11を停止させる(ス
テツプ207)。これにより、ICカード5は第8図で示し
たようなユーザによる抜き取りが可能な状態となつてい
る。
また、ステツプ202もしくはステツプ215でセンサ2の
出力レベルが“L"になつたことが検知されても、その後
上記の計測時間が3秒過ぎてもセンサ2の出力レベルが
“H"とならないときには(ステツプ204,205)、ステツ
プ219〜224により、ステツプ203に対するステツプ213〜
218による上記一連の動作と同様の動作が実行され、IC
カード5の正常な排出動作が行なわれるようになるか、
もしくはカード排出不能と判定される(ステツプ225)
ことになる。
ステツプ207でのローラモータ11の停止後、ユーザに
よつてICカード5がカード読取装置1から抜き取られる
と、センサ3の出力レベルは“H"となり(ステツプ20
9)、カウンタ12,13がリセツトされて(ステツプ226)
第6図(a)の動作に移る。このとき、カード読取装
置1はドアを施錠もしくは解錠する。
しかし、ステツプ207でのローラモータ11の停止後、
抜き取り可能となつているICカード5をユーザが誤って
カード読取装置1内に押し込んだときには、移動遮蔽板
14がセンサ2の発光素子、受光素子間に入り込んでセン
サ2の出力レベルは“L"となる(ステツプ208)。これ
により、ICカード5が強制挿入されたことが検知され
る。そこで、強制挿入検出カウンタ12が1だけカウント
アツプし(ステツプ210)、そのカウント値が10である
か否かが判定された後(ステツプ211)、10でなければ
ステツプ201からの上記一連の動作が行なわれ、ステツ
プ207で再度ICカード5が抜き取り可能な状態となる。
このように、情報読取りが行なわれて排出されたICカ
ード5を抜き取らずに強制的に押し込むと、ステツプ20
1,202,204,206〜211の一連の動作が繰り返され、この繰
り返しが10回行なわれる間にICカード5を抜き取れば問
題ないが、10回を過ぎると、これが強制挿入検出カウン
タ12のカウント値によつて検出され(ステツプ211)、I
Cカード5が排出されなくなつてカード排出不能(ステ
ツプ212)となる。
ステツプ212,225でICカード5が排出不能となると、
従来技術のような手間のかかるカード抜き取り作業が必
要となる。この作業によつてICカード5が抜き取られた
ときには、第6図(a)でのステツプ101の初期状態も
しくはに戻る。
なお、第1図および第2図に示した実施例の動作を表
わすフローチヤートも、基本的には、第6図(a),
(b)と同様であるが、センサ2,6とセンサが2個用い
られていることにより、第6図(a),(b)におい
て、次の変更が必要である。すなわち、 ステツプ104:センサ6が“L"か ステツプ106:センサ2が“L"か ステツプ109:センサ2が“H"か ステツプ113:センサ6が“H"か ステツプ202:センサ2が“H"か ステツプ204:センサ6が“H"か ステツプ208:センサ6が“L"か ステツプ215:センサ2が“H"か ステツプ221:センサ6が“L"か また、以上の実施例で示した数値は説明の便宜上のも
のであつて、これらによつて本発明が限定されるもので
はない。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、情報読取りが
行なわれて排出されたカードに対して、抜き取ることな
く、強制的に再挿入するという禁止動作が行なわれて
も、該カードは自動的に抜き取り可能な状態となるまで
排出されることになり、ユーザの誤操作に対してもカー
ドの抜き取りが可能となつて、信頼性、使い勝手が大幅
に向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるカード読取装置の一実施例を示す
ブロツク図、第2図は同じく概略断面図、第3図は本発
明によるカード読取装置の他の実施例を示す概略断面
図、第4図は同じくブロツク図、第5図は第3図、第4
図における各部の状態変化を示すタイミングチヤート、
第6図は第3図、第4図に示す実施例の動作を示すフロ
ーチヤート、第7図は従来のカード読取装置の一例を示
す図、第8図はこの従来例でのカードの挿入状態を示す
図である。 1……カード読取装置、2,3……センサ、4……ロー
ラ、5……ICカード、6……センサ、10……コントロー
ラ、11……ローラモータ、12……ジヤム検出カウンタ、
13……強制挿入検出カウンタ、14……移動遮蔽板。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外部からカードが挿入されると、該カード
    を内部に搬送して所定位置にセットし、セットされた該
    カードから情報を読み取って該情報の読み取り後、外部
    から抜き出し可能な位置まで該カードを排出し、外部か
    ら挿入されたカードに対してのみ、該カードの搬入,情
    報読取り,排出の一連の動作を行なうようにしたカード
    読取装置において、 前記情報の読取りが完了して排出されたままの状態にあ
    るカードがその排出された状態から内部に再度押し込め
    られたことを検知する第1の手段と、 該第1の手段の検知に応答してカード搬入出手段を動作
    させ、該カードを排出する第2の手段と を設け、誤挿入される情報読取り済みのカードを自動的
    に抜き取り可能な位置まで排出することができるように
    構成したことを特徴とするカード読取装置。
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