JP2837379B2 - 抗aids活性を有する不可逆的hivプロテアーゼ阻害剤およびその製造方法 - Google Patents

抗aids活性を有する不可逆的hivプロテアーゼ阻害剤およびその製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ヒト免疫不全ウイ
ルス(HIV)プロテアーゼを阻害する新規な化合物と
その製造方法、そして前記化合物を有効成分として含
む、HIV感染で生じる後天性免疫不全症候群(AID
S)の治療または予防のための組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】HIVは、AIDSを起こすレトロウイ
ルスである。レトロウイルスは遺伝情報物質であるRN
Aと、このRNAから逆にDNAを作り得る逆転写酵素
とを有するが、このRNAと逆転写酵素はエンベロープ
蛋白によって取り囲まれており、その外側には脂質膜が
保護膜として形成されている。この脂質膜にはgp12
0及びgp40とよばれる糖蛋白が付着しているが、ウ
イルスがT細胞を認識して感染する際、gp120蛋白
が決定的な役割をすることが知られている。
【0003】ウイルスの感染機序が複雑であるほど、そ
れに対する防御方法が開発される可能性が高まるが、多
数のウイルス中もっとも複雑な形態の複製機構を有して
いるHIVの場合も色々な形態の治療剤が開発され、こ
のうちもっともよく知られている治療剤は逆転写酵素阻
害剤である。逆転写酵素は、RNAからDNAを複製す
る酵素であり、これはRNAウイルス、即ちレトロウイ
ルスのみに存在する。このようにレトロウイルスのみに
存在する逆転写酵素を阻害する化合物は、副作用を最少
に止めながらHIVを無力化させ得ると期待され、これ
に基いて多数の逆転写酵素阻害剤が開発された。例え
ば、バロ−ズウェルカム社(Burrows Well
come)のアジドチミジン(azidothymid
ine(AZT))とブリストル−マイヤーズスクイブ
社(Bristol−Meyers−Squibb)の
2、3′−ジデオキシイノシン(DDI)、そしてホフ
マン−ラロシュ社(Hoffmann LaRoch
e)の2、3′−ジデオキシシトシン(DDC)および
グラクソ社のD4Tなどがこの種類に該当する。しか
し、現在用いている化合物の大部分は細胞への感染を防
ぐだけであり、感染した細胞内でのウイルス複製は防ぐ
ことができない。このため、疾病を完全に治療するとい
うより生命をある程度延長する効果があるだけであり、
しかも血小板数の減少、骨髄血球の減少などの副作用を
惹起させる他に、これら化合物に耐性が生じたウイルス
も多く発見されている。
【0004】HIV感染疾患の他の治療剤はHIVプロ
テアーゼ阻害剤である。HIVはエンベロープ蛋白と必
要な酵素を作る際、これらをmRNAから別々に合成せ
ず、エンベロープ蛋白と酵素などが全て一緒に結合して
いる長い形態のプロプロテイン(proprotei
n)であるgag−蛋白質(p55)またはgag−P
ol蛋白質(p165)を先ず作る。その後、このプロ
プロテインが内在するプロテアーゼによってエンベロー
プ蛋白と逆転写酵素、及びインテクラーゼなどのウイル
ス形成に必要な酵素に分解される。この分解過程を担当
するプロテアーゼを阻害すればウイルスの複製が中断さ
れるが、プロテアーゼ阻害剤はこのような原理を基にし
たものである。HIVプロテアーゼは99個のアミノ酸
で構成され、二つの同一の単量体で構成される二量体の
形態で存在しており、各単量体の分子量は10793で
ある。HIVプロテアーゼは反応部位にAsp−Thr
−Glyの配列を有する典型的なアスパラギンプロテア
ーゼ(aspartic protease)である。
【0005】HIVプロテアーゼ阻害剤の開発は他の種
類のアスパラギンプロテアーゼ、特にレニン(reni
n)阻害剤の開発動向に従っている。その基本的なアプ
ローチは、酵素に対する高い親和性を有する遷移状態に
類似した化合物(transition state
analogue,TSA)を開発して酵素に対する結
合力を高めるものである。このような方法で開発された
HIVプロテアーゼ阻害剤が多数の文献に開示されてい
る(Roberts,ら,Science248,3
58(1990);ヨーロッパ特許公開第033771
4,0346847,356223,352000,3
57332,362002および361341号;Bo
neら,JACS113,9382(1991))。
これら公知のHIVプロテアーゼ阻害剤は全て酵素との
親和性を高めた可逆的阻害剤である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、不可
逆的にヒト免疫不全ウイルスプロテアーゼを阻害する新
規化合物およびその製造方法を提供することにある。
【0007】また、本発明の他の目的は、前記化合物を
有効成分として含む、後天性免疫不全症候群すなわちH
IV感染の予防または治療に有用な組成物を提供するこ
とにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的に従って、本発
明では官能性アミン誘導体が導入されたシス−エポキシ
ド構造を有する下記式(I)の化合物およびその薬剤学
的に許容可能な塩、水和物および溶媒和物を提供する:
【化3】
【0009】
【発明の実施の形態】本発明による化合物は不斉炭素を
有していてもよく、ラセミ化合物、ジアステレオマー混
合物および個々のジアステレオマーとして存在すること
ができ、これら全ての形態の異性体は本発明に含まれ
る。
【0010】本発明による式(I)の化合物は下記スキ
ーム1に図示されたように製造することができる。
【0011】
【化4】 前記スキーム1によれば、式(II)の化合物を式(III
)の化合物とカップリングさせて式(IV)の化合物を
得た後、この化合物をエポキシ化して式(V)の化合物
を得る。次に、式(V)の化合物からベンジルオキシカ
ボニル保護基を除いた後、式(VI)の化合物をカップリ
ングさせて目的とする式(I)の化合物を得る。
【0012】スキーム1のカップリング反応にはカップ
リング試薬として例えば、ジシクロヘキシルカルボジイ
ミド(DDC)、3−エチル−3′−(ジメチルアミ
ノ)−プロピルカルボジイミド(EDC)、ビス−(2
−オキソ−3−オキサゾリジニル)−ホスフィン酸塩化
物(BOP−Cl)、ジフェニルホスホリルアジド(D
PPA)などを使用し得るが、これらに限られるもので
はない。前記式(II)のカルボン酸はハロゲン化物また
は活性エステル誘導体に転換させた後カップリング反応
させることもできる。酸ハロゲン化物誘導体としては酸
塩化物が含まれ、活性エステル誘導体は、アミンとのカ
ップリング反応によってアミド結合を、またはアルコー
ルとのカップリング反応によってエステル結合を形成す
る際にカルボキシル基の活性化に常用されるもので、例
えば、塩化メトキシカルボニル、塩化イソブトキシカル
ボニルのような塩化アルコキシカルボニルと、カルボン
酸無水物、N−ヒドロキシベンゾトリアゾール、N−ヒ
ドロキシフタルイミド、N−ヒドロキシスクシンイミ
ド、N−ヒドロキシ−5−ノルボルネン−2、3−ジカ
ルボキシアミドおよび2、4、5−トリクロロフェノー
ルから誘導されたエステルが含まれるが、これらに限ら
れるものではない。
【0013】エポキシ化反応はメタクロロペルオキシ安
息香酸を使用して通常の方法によって実施することがで
きる。ベンジルオキシカルボニル保護基の離脱反応もや
はり常法によって、例えばPd/C触媒存在下、水素加
圧下で反応させてベンジルオキシカルボニル基を除くこ
とができる。
【0014】一方、式(II)の化合物はシス−β、γ−
オレフィン酸化合物として、文献[Keinanら,
etrahedron47,4631−4638(1
991);and Corey & Shimaji,
J.Am.Chem.Soc.105,1662−1
884(1983)]に記述されている方法を応用した
ヨーロッパ特許公開第0601486 A1号の方法に
よって製造することができる。
【0015】本発明において、C−末端およびN−末端
に導入される官能性アミン(III )および官能性カルボ
ン酸(VI)は下記スキーム2および3に図示されたよう
に製造し得る。
【0016】
【化5】 前記スキーム2は、文献[Weinreb ら,Tet
rahedron Lett.22,3815(19
81)]に記述された方法によって製造されたN,O−
ジメチルアミドをグリニャール反応および保護基離脱反
応によって式(III )の官能性アミンを製造する過程で
ある。
【0017】下記スキーム3は、L−ペニシラミンのメ
ルカプト基をメチル化し、クロロギ酸イソプロピルをも
ってアミン基を保護した後、オキソン(oxone)と
反応させて式(VI)のスルホン化合物を製造する過程を
示す。
【0018】
【化6】 本発明の化合物は、1日体重1kg当り5ないし30m
gの量を一回または数回にわけて投与することができ、
特定の患者に対する投与量は体重、性別、健康状態、食
事、投与時間、投与方法、排泄率、薬剤混合および症状
によって調節され得る。
【0019】本発明の化合物は、目的によって非経口投
与または経口投与することができる。注射用製剤、例え
ば滅菌注射用水性もしくは油性懸濁液は通常の技術によ
って適正な分散剤、水和剤または懸濁化剤を使用して製
造し得る。使用し得る溶媒はポリエチレングリコール、
エチレングリコール、ポリプロピレングリコール、エタ
ノールなどである。
【0020】経口投与用の固形製剤はカプセル剤、錠
剤、丸剤、散剤および顆粒剤などの形態で作られるが、
化合物の特性を考慮するとカプセル剤が特に好ましく、
錠剤の場合は腸溶被剤の形態で製造することが好まし
い。固形投与形態には、活性化合物に加えて、ショ糖、
乳糖または澱粉のような一以上の不活性希釈剤およびス
テアリン酸マグネシウムのような潤滑剤を含め得る。
【0021】本発明の化合物は他の抗AIDS剤、免疫
調節剤などと一緒に投与し得る。
【0022】HIV感染の治療および予防のための本発
明の化合物の製剤は上述したものに限定されず、HIV
感染の治療および予防に有効な他の剤形も含まれる。
【0023】
【実施例】以下、製造例および実施例に基づいて本発明
をより具体的に説明する。下記の実施例は本発明による
新規化合物を理解するための例示であって、本発明の範
囲を制限するものではない。
【0024】<製造例1:(S)−5−[(N−ベンジ
ルオキシカルボニル)アミノ]−6−フェニル−ヘキス
−3−(シス)−エン−1−カルボニル酸(化合物(I
I))の製造> 1−1) 5−L−(N−ベンジルオキシカルボニル)
アミノ−6−フェニル−ヘキス−3−(シス)−エニル
−4′−メチル−2′,6′,7′−トリオキサ−ビシ
クロ[2′,2′,2′]−オキセタンの製造 ケイナンらの方法(Keinanら,Tetrahed
ron26,4631−4638(1991))によ
って合成された臭化1−(2−トリフェニルホスホニウ
ム−メチル)−4′−メチル−2′,6′,7′−トリ
オキサ−ビシクロ[2′,2′,2′]−オキセタン6
0.89g(0.12モル)を400mlのテトラヒド
ロフランに溶かし、−78℃で撹拌した後、220ml
(0.1モル)のカリウムヘキサメチルジシラザン0.
5M溶液を加え1時間−78℃で撹拌した。L−(N−
ベンジルオキシカルボニル)フェニルアラニナール30
g(0.106モル)をテトラヒドロフラン150ml
に溶かして−78℃に維持した。これを前記溶液に20
分にわたって徐々に加え、−78℃で1時間、次いで常
温で1時間撹拌した後、水を加え反応を終結させた。溶
媒を除去した後、残留物を酢酸エチルに溶かし、NaH
CO3 飽和溶液と水で洗浄し、有機層を無水MgSO4
で乾燥させ、カラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢
酸エチル:トリエチルアミン=70:30:5)を行っ
て36.5g(収率84%)の標記化合物を得た。
【0025】1H NMR(CDCl3 ):δ 0.8
(s,3H),2.2−3.0(m,4H),3.9
(s,6H),4.6(m,1H),4.8(br,1
H),5.05(s,2H),5.4−5.6(m,2
H),7.1−7.5(m,10H) [α]D =+25.2(C=0.50,メタノール) 1−2) (S)−5−[(N−ベンジルオキシカルボ
ニル)アミノ]−6−フェニル−ヘキス−3−(シス)
−エン−1−カルボン酸の製造 製造例1−1)で得た化合物2.5g(6ミリモル)を
1%未満の濃塩酸を含むt−ブタノールと水の混合溶液
に溶解し、溶媒の還流温度で約20時間撹拌した。その
後、溶媒を減圧留去し、K2 CO3 溶液を加えてpHを
9以上に調節し、酢酸エチルで洗浄した。水層をpH2
で合わせた後、酢酸エチルで抽出し、無水MgSO4
で乾燥した後、有機溶媒を除去して1.62g(収率8
0%)の標記化合物を得た。
【0026】1H NMR(CDCl3 ):δ 2.7
−3.3(m,4H),4.6(m,1H),4.8
(br,1H),5.05(s,2H),5.4(t,
1H),5.6(m,1H),7.1−7.5(m,1
0H) Mass(FAB,m/e)340(M+1) <製造例2:(2S)−1−フェニル−3−メチル−2
−アミノ−1−ブタノン(化合物(III ))の製造> 2−1)(2S)−[(N−t−ブトキシカルボニル)
アミノ]−1−フェニル−3−メチル−1−ブタノンの
製造 N−t−ブトキシカルボニル−N′−メトキシ−N′−
メチル−D−バリンアミド9.2g(37.4ミリモ
ル)を120mlの無水テトラヒドロフランに溶かした
後、56.1ml(112.2ミリモル)の2M塩化フ
ェニルマグネシウムテトラヒドロフラン溶液を0℃で加
えた。常温で12時間撹拌した後、0℃で水を加えて反
応を終結させ、溶媒を減圧留去した後、塩化メチレン6
00mlを加えて希釈し、アンモニウムクロライド溶液
(3×400ml)で洗浄した。有機層を無水MgSO
4 上で乾燥させ、溶媒を減圧留去した後、カラムクロマ
トグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=9:1)を行っ
て標記化合物7.5g(収率72%)を得た。
【0027】1H NMR(CDCl3 ):δ 0.8
5(d,3H),1.11(d,3H),1.55
(s,9H),2.23(m,1H),5.31(m,
1H),5.50(m,1H),7.51−8.12
(m,5H) 2−2)(2S)−1−フェニル−3−メチル−2−ア
ミノ−1−ブタノンの製造 前記製造例2−1)の生成物7.5gを200mlのジ
クロロメタンに溶かした後、100mlのトリフルオロ
酢酸を加え常温で12時間撹拌した。溶媒を減圧留去し
た後、不純物を除くために100mlの水とエーテルを
添加し、有機層を除去した。次いで水層に酢酸エチル1
50mlを添加し、飽和炭酸カリウム水溶液でpHを1
2以上に高めた後、標記化合物3.8g(収率79%)
を酢酸溶液から単離した。
【0028】1H NMR(CDCl3 ):δ 0.7
8(d,3H),1.10(d,3H),1.72
(s,2H),2.15(m,1H),4.33(d,
1H),7.50−7.91(m,5H) <製造例3:[(5S)−[(N−ベンジルオキシカル
ボニル)アミノ]−6−フェニル−3−(シス)−エン
−1−ヘキサノイル]−[(2S)−(1−フェニル−
3−メチル−1−オキソ)ブチルアミノ]アミド(化合
物(IV))の製造> 5.35g(15.8ミリモル)の製造例2で得られた
生成物にそれぞれ1.2当量のEDC,HOBTおよび
トリエチルアミンを加え、150mlのジメチルホルム
アミドに溶解した後、製造例1で得られた生成物2.8
g(15.8ミリモル)を0℃で加えて常温で16時間
撹拌した。溶媒を減圧留去した後、酢酸エチルに溶か
し、NaHCO3 飽和溶液で洗浄した。有機層を無水M
gSO4 上で乾燥し、溶媒を減圧留去した後、カラムク
ロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=1:4)を
行って標記化合物6.1g(収率77%)を得た。
【0029】1H NMR(CDCl3 ):δ 0.8
5(d,3H),1.04(d,3H),2.24
(m,1H),2.81−2.99(m,4H),3.
75(m,1H),5.01(m,1H),5.13
(m,2H),5.45(t,1H),5.59(m,
1H),5.69(m,1H),7.01(m,1
H),7.17−8.01(m,15H) <製造例4:[(5S)−[(N−ベンジルオキシカル
ボニル)アミノ]−(4R,3S)−エポキシ−6−フ
ェニル−1−ヘキサノイル]−[(2S)−(1−フェ
ニル−3−メチル−1−オキソ)ブチルアミノ]アミド
(化合物(V))の製造> 製造例3の生成物3.1g(6.22ミリモル)を15
0mlのジクロロメタンに溶かし、2当量のメタクロロ
ペルオキシ安息香酸を加えた後、常温で18時間撹拌し
た。100mlの10%Na2 2 3 溶液を添加して
30分間撹拌した後、有機層をNaHCO3 飽和溶液で
洗浄した。有機層を無水MgSO4 上で乾燥し、溶媒を
除去して標記化合物2.5g(収率80%)を得た。
【0030】1H NMR(CDCl3 ):δ 0.7
5(d,3H),1.02(d,3H),2.01
(m,1H),2.14−2.40(m,2H),2.
82−3.15(m,3H),3.31(m,1H),
3.80(m,1H),5.05(d,1H),5.1
3(s,2H),5.61(m,1H),6.61
(d,1H),7.15−8.00(m,15H) <製造例5:N−イソプロピルオキシカルボニル−β−
メタンスルホニル−L−バリン(化合物(VI))の製造
> 5−1)N−イソプロピルオキシカルボニル−β−(S
−メチル)−L−バリンの製造 β−メルカプト−L−バリン4.5g(30ミリモル)
をジオキサン60mlと水20mlの混合物に添加し、
0℃に冷却した後、6N水酸化ナトリウム水溶液10m
lを加えて溶解した。この溶液にヨードメタン4.62
g(33ミリモル)を加え、フラスコに蓋をした後、0
℃で3時間、次いで常温で2時間反応させた。この反応
物を0℃に冷却し、6N水酸化ナトリウム水溶液5ml
とクロロギ酸イソプロピルの1Mトルエン溶液40ml
を徐々に加えた。反応物を0℃で1時間、次いで常温で
2時間撹拌した後、反応を終結させた。溶媒を減圧留去
した後、未反応クロロギ酸イソプロピルを除去するため
に50mlの水とエーテルを加え、有機層を除去した。
水層に酢酸エチル10mlを添加し、6N塩酸でpHを
3以下に調節した。有機層を分離した後、無水MgSO
4 上で乾燥し、溶媒を減圧留去して標記化合物5.5g
(収率73%)を得た。
【0031】1H NMR(CDCl3 ):δ 1.3
0(s,6H),1.48(s,6H),2.13
(s,3H),4.41(m,1H),4.99(m,
1H),5.61(m,1H),8.50(br,1
H) 5−2)N−イソプロピルオキシカルボニル−β−メタ
ンスルホニル−L−バリンの製造 150mlのメタノールに製造例5−1)の生成物5.
5g(22ミリモル)を溶かし0℃に冷却した。この溶
液にオキソン3当量を加え3時間反応させた。反応終了
後、溶媒を減圧留去し、酢酸エチル200mlと水10
0mlとを加え、有機層を分離した。その後、無水Mg
SO4 上で乾燥させ、溶媒を減圧留去して標記化合物
5.7g(収率92%)を得た。
【0032】1H NMR(CDCl3 ):δ 1.2
7(m,6H),1.53(s,3H),1.61
(s,3H),2.99(s,3H),3.61−3.
92(br,1H),4.72(m,1H),4.98
(m,1H),5.97(br,1H) <実施例1:[(5S)−[(N−イソプロピルオキシ
カルボニル−β−メタンスルホニル−L−バリニル]ア
ミノ]−(4R,3S)−エポキシ−6−フェニル−1
−ヘキサノイル][(2S)−(1−フェニル−3−メ
チル−1−オキソ)ブチルアミノ]アミドの製造> 製造例4の生成物200mg(0.39ミリモル)を2
0mlのメタノールに溶かした後、10重量%の10%
Pd/Cを混合し、水素雰囲気で2時間撹拌した。反応
溶液をセライトに通過させて触媒を除いた後、溶媒を減
圧留去して保護基を除いたアミノ化合物を得た。110
mg(0.39ミリモル)の製造例5の生成物を500
mlのジメチルホルムアミドに溶かした後、1当量の4
−メチルモルホリン(39mg)を加えて−20℃に冷
却し、さらにクロロギ酸イソブチル1当量(52mg)
を加えて30分間撹拌し−78℃に冷却した。次いで、
この混合物に、前記の保護基が除かれたアミン化合物1
当量(150mg)を5mlのジクロロメタンに希釈し
て加え、温度を2時間にわたって25℃に上昇させた
後、1時間撹拌した。水を加え反応を中断させた後、ジ
クロロメタンを加えて希釈し、NaHCO3 飽和溶液で
洗浄した。有機層を無水MgSO4 上で乾燥させ、溶媒
を減圧留去した後、カラムクロマトグラフィー(酢酸エ
チル:ヘキサン=6:4)を行って標記化合物125m
g(収率55%)を得た。
【0033】1H NMR(CDCl3 ):δ 0.8
5(d,3H),1.02(d,3H),1.25
(m,6H),1.50(s,3H),1.58(s,
3H),2.11(m,1H),2.21(m,1
H),2.35(m,1H),2.92(s,3H),
2.99−3.12(m,3H),3.32(m,1
H),4.15(m,1H),4.62(d,1H),
4.95(m,1H),5.58(m,1H),5.9
0(d,1H),6.75(d,1H),7.05
(d,1H),7.20−8.00(m,10H) <HIVプロテアーゼに対する阻害効果の分析>本発明
の化合物のHIVプロテアーゼに対する阻害効果を確認
するために下記の方法を使用した。
【0034】先ず、前記酵素と本発明の化合物を混ぜて
阻害反応を開始させ、反応溶液の一部を過量の反応基質
を含む溶液(分析液)に加え、以下の通りに酵素の残留
活性を検定する実験を行った。
【0035】上記実施例1において調製した化合物を、
50mM酢酸ナトリウム、pH5.5、1mMジチオト
レートル(DDT)、1mM四酢酸エチルジアミン(E
DTA)、0.75M硫酸アンモニウム及び0.1%N
P40を含む緩衝液に様々な濃度で加えて予備培養液を
作り、これに2.6nMのHIV−1プロテアーゼを加
えることによって阻害反応を開始した。一定時間ごとに
10μlを採取し、前記と同一の緩衝溶液に100μM
の反応基質が含まれている80μlの分析液に加えて残
留酵素活性を検定した。この際、反応基質としては、H
−His−Lys−Ala−Arg−Val−Leu−
(p−ニトロ)−Phe−Glu−Ala−Ile−S
er−NH2 の11個のアミノ酸からなるオリゴペプチ
ドを使用した。この基質はHIVプロテアーゼによって
(p−ニトロ)−PheとLeu間とのアミド結合が切
れる。反応速度は、反応前の基質と反応後の生成物とを
それぞれHPLC分離し、(p−ニトロ)−Pheの2
80nmでの強い吸収を用いて基質に対する生成物の相
対的な量を測定することによって決定した。酵素活性の
経時減少量を求め、減少量の自然対数値(ln)を時間
に対しグラフにプロットしてkobs を求めた。阻害定数
は下記式によって求めた。
【0036】
【数1】 (ここで、kobs は阻害剤の存在下における酵素活性の
減少速度を表す速度定数、kina は(ミカエリス−メン
テン複合体における)酵素と阻害剤との不可逆的共有結
合形成の速度を表す速度定数、KI は酵素と阻害剤とか
らのミカエリス−メンテン複合体の形成の平衡定数によ
って表される阻害定数、および[I]は阻害剤濃度を示
す) この式は、阻害剤の濃度が酵素の濃度よりずっと高い条
件のもとで行われる実験(定常状態速度論)に適用さ
れ、阻害活性が非常に高い阻害剤の場合は前記式を使わ
ず下記の方法を採用した。
【0037】0.1のプロテアーゼ濃度で1当量の本発
明の化合物と充分な時間(30分)反応させた後、残留
活性測定(活性部位タイトレーション)をした結果、1
個の酵素を不活性化させるのに1個の化合物が必要であ
る(1:1化学量論)ことが明らかになった。従って、
下記式:
【数2】 (ここで、E、I、EIおよびEI´は酵素、阻害剤、
ミカエリス−メンテン複合体および酵素と阻害剤との間
に共有結合が形成されている複合体を表し、KIおよび
ina は上記定義と同じ意味を有する)に基づいて各時
間ごとの活性酵素の相対的濃度、即ち[E]/([E]
+[EI]+[EI′])の値をKINSIM/FIT
SIMプログラムに入力して阻害定数KI と速度定数k
ina そして2次速度定数であるkina /KI を算出した
結果、KI は12nM、kina は3.2min-1、そし
てkina /KI は2.7×107 min-1-1であっ
た。これに比べて、可逆的HIVプロテアーゼ阻害剤で
あるメルク(Merck)社の化合物MK−639は
0.38nMのKI を有する。
【0038】
【化7】 <抗ウイルス活性および細胞毒性の測定>抗ウイルス活
性は、シンシチウム形成の調査と逆転写酵素の検定によ
ってウイルスの複製を50%阻害する化合物の濃度(I
50)をもって表した。
【0039】それぞれ1×105 細胞のH9(ATCC
HTB176)とSup T1細胞株を24ウェル平
板に入れて、種々の濃度の本発明の化合物を加えた。こ
こに200TCID50(50%細胞感染濃度(tiss
ue culture infectious dos
e)の200倍)のHIV−1接種物をrpmi−16
40培地(Sigma)と一緒に加えた後、37℃で培
養した。Sup T1の場合は、3ないし9日後にシン
シチウムが形成された個数を調べた。H9の場合は、3
日間隔で培養液の3/4を新しい培養液で代えた。9日
後、培養液6mlを取って1000rpmで10分間遠
心分離した後、上澄液5mlを取って30%PEG(ポ
リエチレングリコール、分子量約6000ないし約80
00)2.5mlと0.4M NaClを加え、0℃で
一晩静置してウイルスを沈殿させた。2000rpmで
45分間遠心分離して上澄液を捨て、沈殿物に20ml
の逆転写酵素懸濁緩衝液(50mMトリス緩衝液(Si
gma)、pH7.5、1mMジチオトレイトール、
0.25M KClおよびトリトンX−100 0.2
5%を含む)を加えて希釈し、エフェンドルフ管(Ef
fendorf tube)に入れて−70℃で保管し
た。前記懸濁液をドライアイスで2分間凍結させ2分間
37℃で溶解する過程を3回繰返した後、4℃で遠心分
離して上澄液を採取し、これを使用して逆転写酵素を検
定した。逆転写酵素の検定溶液としては、前記ウイルス
懸濁液10μl、10μlの250mMトリス緩衝液
(pH7.5、37.5mM MgCl2 、0.25%
トリトンX−100)、1.2μlの200mMジチオ
トレイトール、5μlの100μMオリゴ(dT)−ポ
リ(A)(Boeringer Mannheim、1
2−18オリゴマー)、 3H−TTP(チミジントリホ
スフィン酸)1μl(1μCi)、および水を混合して
用いた。1時間後に、前記溶液をWHATMAN DE
B1濾紙に通し、この濾紙を2 X SSC緩衝液で3
回(1回に10分程度所要)、次いで95%のエタノー
ルで10秒間2回洗浄した。その後、濾紙をアルミニウ
ムホイルに入れて赤外線ランプで乾燥し、液体シンチレ
ーションカウンターで計測した。
【0040】抗AIDS剤の最大許容値を決定するため
の細胞毒性を測定するために、H9細胞またはSup
T1細胞に0.1μMないし100μMの範囲の化合物
を加えた後、rpmi−1640培地において37℃で
培養し、3日間隔に培養液を代えながら細胞の増殖度を
トリパンブルー染料排除法(Trypan blued
ye exclusion technique)に従
って血球計算機で2週間観察して細胞毒性CT50を決定
した。このような実験の結果として、抗ウイルス活性
(IC50)は15nM、細胞毒性(CT50)は10,0
00nM以上とそれぞれ測定された。これに比べて、化
合物MK−639は10nMのIC50と10,000n
M以上のCT50を示し、アボット(Abott)社の化
合物ABT−538は53nMのIC50と10,000
nM以上のCT50を有する。
【0041】
【化8】
【0042】
【発明の効果】以上のように、本発明の式(I)の化合
物はHIVプロテアーゼの不可逆的阻害剤として阻害効
果が高く、かつその反面細胞毒性は低いため、AIDS
またはHIV感染疾患の治療または予防のための優れた
医薬組成物として使用できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI // C07M 7:00 (72)発明者 尹興植 大韓民国、大田廣域市儒城区道龍洞ラッ キーアパート9−103 (72)発明者 朴志▲ひょ▼ 大韓民国、大田廣域市儒城区道龍洞ラッ キーアパート・ビー − 404 (72)発明者 崔洛賢 大韓民国、大田廣域市儒城区田民洞EX POアパート211−1201 (72)発明者 李昌宣 大韓民国、大田廣域市儒城区道龍洞ラッ キーアパート・ビー − 401 (72)発明者 高鍾聲 大韓民国、ソウル特別市恩平区葛▲けん ▼洞446−12 (72)発明者 文光律 大韓民国、大田廣域市儒城区道龍洞ラッ キーアパート5−105 (72)発明者 鄭元煕 大韓民国、大田廣域市儒城区道龍洞エル ジ寄宿舎203 (72)発明者 金忠烈 大韓民国、大田廣域市儒城区道龍洞ラッ キーアパート6−304 (56)参考文献 特開 平6−56812(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C07D 303/36 - 303/46 A61K 31/335

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シス−エポキシド構造を有する下記式
    (I)の化合物およびその薬剤学的に許容可能な塩、水
    和物および溶媒和物。 【化1】
  2. 【請求項2】 下記式(II)の化合物を下記式(III )
    の化合物とカップリング反応させて下記式(IV)の化合
    物を得;構造式(IV)の化合物をエポキシ化して下記式
    (V)の化合物を得;構造式(V)の化合物からベンジ
    ルオキシカルボニル保護基を除いた後、下記式(VI)の
    化合物とカップリング反応させる段階を含む、請求項1
    に記載の化合物の製造方法。 【化2】
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の化合物と薬剤学的に許
    容可能な担体を含有する、HIV感染症の治療または予
    防のための組成物。
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