JP2836600B2 - 携帯端末装置 - Google Patents

携帯端末装置

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JP2836600B2
JP2836600B2 JP8232787A JP23278796A JP2836600B2 JP 2836600 B2 JP2836600 B2 JP 2836600B2 JP 8232787 A JP8232787 A JP 8232787A JP 23278796 A JP23278796 A JP 23278796A JP 2836600 B2 JP2836600 B2 JP 2836600B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電池を電源として
使用する、携帯端末に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の携帯用データ端末装置は、たと
えば、特開昭61−86877号公報等に示された携帯
用データ端末装置は、電源電圧が低下したときや電圧が
低下した電源を接続されたときに装置に起動がかからな
い様にして記憶している蓄積されたデータやプログラム
等が電源電圧が低すぎることによる誤動作を防ぎ、蓄積
されたデータやプログラム等の破壊するのを保護してい
る。
【0003】図8はこの従来技術の一例を示す構成図で
ある。85は電源電圧検出手段であり、制御部86と起
動信号制御手段87に接続されている。88は起動信号
出力手段であり、起動信号制御手段87に接続されてい
る。起動信号制御手段87は制御部86に接続されてい
る。89は記憶部であり、この記憶部89は制御部86
に接続されている。
【0004】次に、上記一例の動作について説明する。
図8において、電源電圧が低下すると、電源電圧検出手
段85は制御部86と起動信号制御手段87に検出信号
81を出力する。この検出信号がハイレベルになると、
制御部86は、電源電圧が低下したと判断し操作者にこ
の事を知らせる。また、制御部86は動作を停止する。
【0005】この検出信号がハイレベルとなったとき、
すなわち電源電圧が低下したときや電圧が低下した電源
を接続されたときに、操作者により操作開始の入力があ
ると、起動信号出力手段88から起動信号制御手段87
に起動信号(Lowレベル)を出力する。このとき、起
動信号制御手段87は、電源電圧検出手段5からの検出
信号が入力されているため、制御部86に起動信号83
を出力しない。また、電源電圧が正常のとき(基準電圧
に達しているとき)は、操作者からの操作開始入力が入
力されたとき起動信号出力手段88から起動信号制御手
段87を通して制御部86に起動信号82が出力され
る。
【0006】この起動信号の制御を図9に示す。図9
(A)は電源電圧が低下したときや電圧が低下した電源
を接続された場合の起動信号の制御であり、図9(B)
は電源電圧が正常な場合の起動信号の制御である。
【0007】この従来技術においては、電源電圧が正常
な動作ができる電圧であるかどうかによって、起動信号
を制御しているため、電源電圧が低下したときや電圧が
低下した電源が接続されたとき、操作者が操作開始入力
を入力しても、動作せず蓄積されたデータやプログラム
等を保護することができる利点がある。
【0008】また、従来の電源ラインの構成図を図10
に示す、図10は、電源の供給源である電池を示す電源
101と、電圧を昇圧し一定電圧を供給するための昇圧
手段102、切り替え手段A,B(101,102)を
制御する制御手段103、周辺回路A106への電源の
供給オンオフを切り替える切り替え手段A104、同様
に周辺回路B107への電源の供給オンオフを切り替え
る切り替え手段B105、電源が供給されたときのみ起
動して動作する周辺回路A、同様に周辺回路Bより構成
される。
【0009】携帯端末等の可搬性の端末においては、通
常電源として電池が使用される。電池は電流供給量の変
動に対して常に安定した電圧を供給することはできない
ので、供給電圧を安定させるために昇圧手段102を用
いるのが通常である。そのため、Aの電源ラインにおい
ては電圧は変動するが、Bの電源ラインはほとんど変動
しない。
【0010】また、携帯端末においては、電池等の限り
ある電源を少しでも長く持たせるために、使用しない回
路に対する電源の供給を停止する。制御手段103は、
周辺回路A,Bが使用されているか否かを判断し、使用
されてないときには、電源の供給を切り替え手段A,B
によって停止させる。制御手段103に対しては、周辺
回路A,Bへの電源供給のオンオフを制御する必要があ
るため、常に電源を供給しておく必要がある(電源ライ
ンB)。
【0011】図11は、上記電源ラインの構成図におけ
る電源ラインの電圧供給状態の遷移図であり、切り替え
手段より先の電圧、つまり、図10におけるC,Dの電
圧の供給状態の遷移とは昇圧手段より先で、切り替え手
段より手前の電圧、つまり、図10のBの電圧の供給状
態の遷移とを示している。同図における横軸は時間の経
過を示す。aからdへ時間が経過したことを示してい
る。周辺回路Aに対する電源供給の切り替えを例として
説明すると、時点aで周辺回路Aへの電源供給を開始す
る。そのために、制御手段103は切り替え手段Aを電
源供給オンにする。この時点で周辺回路Aへ急に電流が
流れるため、電源ラインCの電圧は降下する。コンデン
サ等の蓄電手段を有する回路においては、電源供給開始
時に蓄電手段に蓄電を始めるため、急激に電流が流れる
こととなる。そのため、一時的に電圧が降下してしま
う。この電圧の降下は、切り替え手段Aを経由して昇圧
手段102へ伝達されるため、遅延が生じ、遅れて時点
bで電源ラインBの電圧は降下する。この電圧の降下を
検出して、昇圧手段102は電流の供給量を増やし、電
圧を安定させる。時点cで電源ラインBは安定する。こ
の安定した電源ラインBによって、電源ラインCは安定
する。しかしながら、切り替え手段Aを経由して伝達す
るため、時点dまでの遅延を生じる。また、急激に電力
を消費する回路を起動する場合は、電源投入開始時とは
別に前記のような回路起動時にも同様の現象が起きる。
【0012】このように、回路への電源供給開始時また
は、大電力消費回路起動時においては、一時的な電圧の
降下が生じてしまうことがある。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】従来技術の第1の問題
点は、立ち上げ時でない時に電池の残量が十分でない場
合は、大電力消費回路が動作することにより電圧が降下
し、回路が誤動作する可能性があることである。その理
由は、電池自体は残量は不足してきているが、低消費電
力回路であれば十分動作し得る電流を供給できるような
状態が起こり得るからである。また、回路に電源を供給
しはじめるときは、一時的に多大な電力が流れるため、
一時的に回路への供給電圧が降下することがあるからで
ある。
【0014】第2の問題点は、一つの回路自体は小電力
消費回路であるが、一度に同時に複数の回路に電源が供
給開始されたり、また、同時に起動したりした場合に電
圧降下が起こり、回路が誤動作する可能性があることで
ある。その理由は、一つのアプリケーションを使用する
際に、複数の周辺回路を使用する場合がありえるからで
ある。このような場合は、アプリケーション使用時に、
複数の周辺回路に対し一度に電源を供給しはじめること
になるからである。
【0015】第3の問題点は、電圧検出回路は消費電力
が大きいため、電池を電源として使用する携帯端末にお
いては、消費電力が大きすぎることである。その理由
は、電圧検出手段で電圧の値を正確に検出するにはAD
変換(analog−digital変換)が必要とな
るからである。AD変換には、サンプリングクロックが
必要で、クロックの発振で電力を消費してしまう。
【0016】第4の問題点は、電池が一時的に電圧のみ
復活した場合に、起動して誤動作する可能性があること
である。その理由は、電池は、一度残量が少なくなって
しまったものを負荷が少ない状態にしておくと、一時的
に正常な電圧を供給してしまうことがあるからである。
【0017】本発明の目的は、携帯端末における電源電
圧低下による端末の誤動作を防止することにあり、上記
誤動作により蓄積されたデータ、プログラムを破壊する
ことを防止することにある。
【0018】本発明の他の目的は、上記誤動作が生じた
場合に、端末が誤動作したままの状態で放置されること
を防止することにあり、誤動作したままの状態で端末の
バックアップ用の電池までも消費して、蓄積されたデー
タ、プログラムを完全に消去することを防止することに
ある。
【0019】本発明の他の目的は、端末が操作者不在時
に起動する場合において、上記のような誤動作を防止す
ることにあり、上記のような誤動作したままの状態で何
ら対策が行われず、端末のバックアップ用の電池までも
消費して、蓄積されたデータ、プログラムを完全に消去
することを防止することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明の携帯端末は、ア
プリケーションを起動する際に、電池残量を算出し、電
池残量から判断して起動可能な物のみを起動可能とす
る。より具体的には、電源である電池の電圧を検出する
電圧検出手段と、電圧値から電池の残量を算出する残量
算出手段と残量から判断してアプリケーションが起動可
能かどうかを判断する判断手段とを有する。
【0021】アプリケーションの起動要求が発行される
と、電池の電圧の検出要求が発行される。電池の電圧を
検出し、検出結果の電圧値より電池の残量を算出する。
算出結果より起動する回路に電源を供給し、動作させて
も電流を供給し得る電力が電池に残っているかどうか判
断する。
【0022】このため、電池の残量が少ないときに、多
大な電力消費するアプリケーションの起動を事前に判断
して中止することができ、電池残量不足による電圧降下
が起こり、回路が誤動作することを防止することができ
る。
【0023】
【発明の実施の形態】次に、本発明の第1の実施の形態
について図面を参照して詳細に説明する。
【0024】始めに、図1に一般的な携帯端末の使用方
法におけるネットワーク構成図を示す。図1は、センタ
とネットワークと基地局と端末とから構成される。セン
タは、有線/無線のサービスを管理し、ネットワークに
よって各基地局と接続されている。基地局はセンタから
の情報を各端末へ電波(無線)または、ケーブル(有
線)を用いて送受信を行う。センタにはデータベースが
あり、端末からアクセスすることにより、各種データを
入手、蓄積することが可能である。
【0025】本発明のシステム構成図の一例を図2に示
す。本システムは、電池等の可搬性のある電源である電
源1と、電源電圧検出要求のあったときにのみ動作して
電圧を検出する電圧検出手段2と、電圧検出手段2の結
果の電圧値Bより電池の残量を算出する残量算出手段4
と、残量算出手段4からの結果Cよりアプリケーション
が起動可能であるかどうかを判断する判断手段5と、実
際の動作を実行する実行手段6と、蓄積されたデータ、
プログラム等を記憶する記憶手段9より構成される。ま
た、前記残量検出手段4、判断手段5、実行手段6は、
制御部3を構成する。
【0026】以下に、本発明の動作を説明する。図7
は、本発明である携帯端末装置のシステムフロチャート
である。図7のフロチャートにしたがって、図2のシス
テム構成図を用いて説明する。まず始めに、実行手段6
はアプリケーションの起動要求待ちとなっている。実行
手段6から判断要求Eが出力されると、判断手段5は残
量算出要求Fを出力する。残量算出手段4は残量算出要
求Fにより、残量算出に必要は電圧検出要求Gを出力す
る。
【0027】電圧検出手段2は、電圧検出要求Gによ
り、電源1の電圧Aを検出し電圧検出結果Bを出力す
る。残量算出手段4は、電圧検出結果Bより残量の算出
を行い、残量算出結果Cを出力する。判断手段5は、残
量算出結果Cより、起動要求のあった動作が現在の電源
の残量で動作可能かどうか判断し、判断結果Dを出力す
る。
【0028】実行手段6は、判断結果Dより実行可能で
あれば要求のあった動作を実行する。実行可能でない場
合には、実行不可能であるというエラー表示を行い、操
作者に現在の電源の残量では要求のあった動作が実行不
可能である事を知らせる。また、要求のあった動作につ
いて、現在の電源での使用可能時間が正確に算出できる
場合には操作者にその時間を表示し、使用するかどうか
の選択を要求する。
【0029】また、実行可能と判断した場合において、
複数の周辺回路を同時に使用する場合においては、一度
にすべての周辺回路に電源を供給するのではなく、順次
電源を供給することによって電圧の降下を防ぐことも可
能である。
【0030】従来の技術の項で図10を参照して説明し
たように、携帯端末においては使用しない周辺回路に対
して通常は電源を供給しないことにより省電力化を行っ
ている。このような構成の携帯端末においては、一つの
アプリケーションを使用する際に一度に複数の周辺回路
を使用する場合がある。また、従来の技術として図11
で説明したように、周辺回路に電源を供給しはじめたと
きは一時的に電圧の降下を生じてしまう可能性がある。
しかしながら、一定時間が経過すると図11の時刻以降
に示すように電源ラインは安定してくる。そのため、複
数の周辺回路を使用する場合は、最初に一つの周辺回路
に電源を供給しはじめて、その後、電圧検出手段2によ
り電圧の安定を確認し、電圧が安定したら次の周辺回路
に順次電源を供給する。こうすることにより、たとえ消
費電力が小さな周辺回路に対しての電源供給ではある
が、複数の周辺回路を同時に使用する際に一度に多数の
周辺回路に電源供給を始めるために電圧が降下して、回
路が暴走する危険を防止することが可能である。
【0031】次に、本発明の第2の実施形態について図
面を参照して詳細に説明する。図3は、前記図2の端末
を前記図1で示すようなネットワークを利用して使用す
る場合の構成図である。図3は電池等の可搬性のある電
源である電源1と、電源の電圧を要求のあったときにの
み動作して電圧を検出する電圧検出手段2と、電圧検出
手段2の結果の電圧値Bより電池の残量を算出する残量
算出手段4と、残量算出手段4からの結果Cよりアプリ
ケーションが起動可能であるかどうかを判断する判断手
段5と、実際の動作を実行する実行手段6と、蓄積され
たデータ、プログラム等を記憶する記憶手段9と、図1
における基地局または、ネットワークと通信を行う際の
制御を行う通信制御手段7と、実際の通信を行う通信手
段8とから構成される。また、前記残量検出手段4、判
断手段5、実行手段6、通信制御手段8は制御部3を構
成する。
【0032】次に、本実施の形態の動作に関して説明す
る。基本動作に関しては、前記図2の動作説明で使用し
た図7のフロチャートにしたがって動作する。ただし、
ネットワークを使用した通信手段においては、データ送
信用アプリケーションの起動要求により実行手段が動作
する場合と、データ受信を通信手段8が検出したことに
より通信制御手段7が実行手段6にデータ受信要求を発
行して実行手段6が動作する場合とがある。前記データ
送信用アプリケーションが起動要求を発行する場合は、
前記図1の動作説明で用いた図7のフロチャートに従っ
て動作する。
【0033】前記データ受信の検出による起動要求の場
合を以下に示す。ネットワークより通信手段8がデータ
転送要求Jを検出すると通信制御手段7はデータ受信要
求Lを実行手段に発行する。実行手段6は、判断手段5
へ判断要求Eを発行する。判断要求Eが出力されると、
判断手段5は残量算出要求Fを出力する。残量算出手段
4は残量算出要求Fにより、残量算出に必要な電圧検出
要求Gを出力する。
【0034】電圧検出手段2は、電圧検出要求Gによ
り、電源1の電圧Aを検出し電圧検出結果Bを出力す
る。残量算出手段4は、電圧検出結果Bより残量の算出
を行い、残量算出結果Cを出力する。判断手段5は、残
量算出結果Cより、起動要求のあった動作が現在の電源
の残量で動作可能かどうか判断し、判断結果Dを出力す
る。
【0035】実行手段6は、判断結果Dより実行可能で
あれば実行可能結果Hを通信制御手段7へ出力する。通
信制御手段7は実行可能結果Hにより、通信手段8へデ
ータ受信要求Iを出力する。実行可能でない場合には、
実行不可能であるというエラー表示を行い、操作者に現
在の電源の残量では要求のあった動作が実行不可能であ
る事を知らせる。同時に、通信制御手段7は通信不可能
結果Hにより、通信手段にデータ受信中止命令Iを出力
する。また、要求のあった動作について、現在の電源で
の使用時間が正確に算出できる場合には操作者にその時
間を表示し、使用するかどうかの選択を要求することも
可能である。
【0036】次に、本発明の第3の実施の形態について
図面を参照して詳細に説明する。図4は、前記図2、3
における電圧検出手段の構成図の一例を示す。図4は、
従来の技術と本発明の併用のシステム構成図を示す。本
電圧検出手段の構成図は、電池等の可搬性のある電源1
と、従来の技術でも用いられている電圧検出手段2.
2、ある設定された決まった電圧と電源の電圧を比較す
る電圧比較手段2.1とから構成される。なお、前記電
圧検出手段2.2と電圧比較手段2.1とにより構成さ
れる部分2を図2、3における電圧検出手段とする。
【0037】電圧検出手段2.2は、制御手段からの電
圧検出要求Gにより動作し、電源1の電圧の検出を行
う。電圧検出要求がないときは、動作しない。前記従来
の技術においては、電圧検出手段2.2への電圧検出要
求は、端末起動時に発行されると明記してある。本シス
テムにおいては、端末が起動した後においても、アプリ
ケーションからの要求により、随時電圧を検出すること
が可能である。ただし、この場合、端末が起動してアプ
リケーションが起動可能な状況に無い限りは電圧検出手
段2.2は動作しないこととなる。電圧比較手段2.1
は、端末起動に十分と判断される電圧が電源より供給さ
れているかどうか判断する。前記電圧比較手段が比較す
るべき電圧の値は、端末固有のもので、事前に固定値と
して設定し得るものである。前記従来の技術でも述べた
ように、電圧検出手段は電圧の値を広範囲に渡り検出可
能ではあるが、電力消費が大きいのに対して、電圧比較
手段は、ある固定値に対する比較しかできないが、低消
費電力化が可能である。このように、従来の技術と併用
することにより、電力消費の大きな電圧検出手段を常時
使用することなく、効果的に電圧比較を行うことが可能
である。
【0038】次に、本発明の第4の実施の形態の詳細に
ついて説明する。図5は、前記図4で示した電圧検出手
段例1に電圧比較手段を追加して、電圧比較手段を2つ
使用する構成となっている。本システムは、電池等の可
搬性のある電源1と、端末起動時にのみ動作して端末を
起動するのに十分な電池残量があるかどうか判断するた
めの電圧比較手段A2.1、端末使用時に端末が動作す
るのに十分な電池残量がなくなったことを判断するため
の電圧比較手段B2.3、正確な電池残量を算出するた
めの電圧検出手段2.2とから構成される。電圧比較手
段A2.1と、電圧比較手段B2.3、電圧検出手段
2.2とから構成される2が図2,3における電圧検出
手段となる。
【0039】次に図5における動作について述べる。前
記従来の技術や前記第3の実施の形態でも述べたよう
に、電圧検出手段は電力消費が大きいため必要最小限の
使用に止める必要がある。そのために端末起動時に電圧
比較手段A2.1を使用して電池残量の確認を行うのは
前記第3の実施の形態と同様である。しかしながら、電
池を使用する携帯端末においては使用時に電池残量がな
くなったことを知る必要がある。また、端末の使用時間
を少しでも長くすることを考えると、電池残量のぎりぎ
りまで使用する必要がある。前記のように電池残量のぎ
りぎりまで使用した際には、端末は短時間でパワーオフ
しなければ、電池残量がなくなって蓄積したデータ等を
破壊してしまうことになる。
【0040】そのために、常時動作して電池電圧を監視
し、電池残量がなくなった場合には即座に端末をパワー
オフするための電圧比較手段B2.3が必要となる。電
圧比較手段B2.3は通常の端末の動作時のみ動作する
もので、端末がパワーオフしているときや端末の起動時
には動作する必要はない。
【0041】また、従来の技術の項でも述べたように、
回路に電源を供給しはじめるときには電源の伝達による
遅延が生じるため、一時的に電圧が降下してしまう。そ
のため、端末起動時には通常の端末動作時より多大な電
力が必要とされる。そのために電圧比較手段A2.1と
電圧比較手段B2.3は比較するための基準電圧の値を
変えて設定する必要がある。起動時の電池残量を確認す
るための電圧比較手段A2.1は、通常動作時の電池残
量確認用の電圧比較手段Bの基準電圧値より高い値が設
定される。この値は端末固有のもので、端末の構成によ
ってこの値を取るものである。
【0042】次に、本発明の第5の実施の形態の詳細に
ついて説明する。図6は、前記第4の実施の形態で説明
した図5の構成に高負荷回路2.4を追加したものであ
る。本実施の形態においては、動作は前記第4の実施の
形態と同様である。追加された高負荷回路2.4は、電
圧比較手段A2.1と同時に動作する。残量の減少した
電池は負荷がかかっている間は電圧が降下しているが、
負荷が減少すると一時的に供給電圧が正常な値まで復活
する傾向がある。このような状態にある電池を使用した
場合に、端末を起動しようとすると起動時の電池残量判
断を行う電圧比較手段A2.1は、電池残量が端末を起
動するのに十分であると判断し、端末を起動してしま
う。しかしながら、前記のような電池の場合は、起動と
同時に電池に対して高負荷がかかり電池残量不足のため
電圧降下が起こってしまい、端末は正常に起動せず暴走
する可能性がある。
【0043】このような状態になることを防ぐために、
端末の起動時に電池残量の判断を行う際に意図的に電池
に対して高負荷をかけるための高負荷回路2.4に対し
ても電源を供給する。ただし、高負荷回路2.4は多大
な電力を消費するため電圧比較手段A2.1と同様に端
末起動時の電池残量判断時のみに所定時間だけ動作させ
る、たとえば、電池残量判断時に所定時間だけ電池に接
続させる。
【0044】
【発明の効果】第1の効果は、容易な回路、または、プ
ログラムの付加により小型で、安価に実現可能であるこ
とである。その理由は、電圧検出手段と、残量算出手
段、判断手段のみの付加によって簡単に構成されるから
である。
【0045】第2の効果は、携帯端末の周辺回路電源供
給始めや起動時の誤動作を防止できるため、蓄積データ
やプログラムの破壊を防ぐことができることである。そ
の理由は、周辺回路の電源供給始めや起動時に、電池に
起動可能な残量があるかどうか判断するからである。ま
た、一度に多数の周辺回路を使用する場合においても、
一つずつ順次電源供給、起動を行うため、一度に電源供
給、起動を行うことによる電圧の降下を防ぐからであ
る。
【0046】第3の効果は、安価で小型、低消費電力で
ある電圧比較手段を付加することにより、より省電力化
ができ、また、情報処理部の負荷を軽減することができ
る。その理由は、端末起動時に必要な電池残量は端末の
構成で固定値となるため、正確な電圧を知る必要はな
く、固定値で定められた基準電圧と比較することで解決
することができるためである。また、起動時の電池残量
確認も随時電圧検出手段で確認せずに、端末使用に十分
な残量があるかどうかを電圧比較手段で判断することが
できるためである。
【0047】第4の効果は、電池残量はほとんどない
が、一時的に電圧が復活している電池を使用した際の端
末の起動を防止し、起動によって電圧降下が生じ暴走し
て蓄積データ等を破壊することを防ぐことができる。そ
の理由は、起動時の電池残量確認の際に意図的に電池に
高負荷をかけ、一時的に電圧が復活している電池では電
圧降下が起こり端末は起動しないようにしてあるからで
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】携帯端末使用時のネットワーク構成図である。
【図2】本発明のシステム構成図である。
【図3】本発明のネットワークを使用したシステム構成
図である。
【図4】本発明の電圧検出手段の例1の構成図である。
【図5】本発明の電圧検出手段の例2の構成図である。
【図6】本発明の電圧検出手段の例3の構成図である
【図7】本発明のシステム動作フロチャートである。
【図8】従来の技術の構成図である。
【図9】従来の技術の制御タイミングチャートである。
【図10】従来の技術の電源ラインの構成図である。
【図11】従来の技術の電源ラインの電圧供給状態遷移
図である。
【符号の説明】
1 電源(電池等の可搬性のもの) 2 電圧検出手段 3 制御部 4 残量算出手段 5 判断手段 6 実行手段 9 記憶手段

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電池と、複数の周辺回路を備え、外部か
    らの駆動要求に応じて前記複数の周辺回路への給電を個
    別に制御する制御手段とを備えた携帯端末装置におい
    て、 前記駆動要求に応じて前記制御手段から供給される電池
    残量検出要求に応じて前記電池の電圧を検出する電圧検
    出手段と、 前記電圧検出手段により検出された電圧に基づいて前記
    電池の残存容量を判定し、前記駆動要求を満足するに足
    る残存容量が有るか否かを判定する判定手段とを更に備
    え、 前記制御手段は、前記判定手段の判定結果が肯定的であ
    る場合に、前記駆動要求に対応した給電を前記電池に行
    わせることを特徴とする携帯端末装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記複数の周辺回路の
    中で前記駆動要求に対応するN個の周辺回路を一つづつ
    順に給電する制御手段であり、第n(nは、N以下の整
    数)の周辺回路に給電する前に前記電池残量検出要求を
    前記電圧検出手段に送出し、前記判定手段の判定結果が
    肯定的である場合には、前記電池に第nの周辺回路に給
    電させることによりn個の周辺回路に順次給電させるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の携帯端末装置。
  3. 【請求項3】 前記電圧検出手段は、前記電池残量検出
    要求があった時にのみ動作する電圧検出器と、前記電池
    の電圧と第1の所定電圧とを比較する第1の電圧比較器
    とから構成される請求項1に記載の携帯端末装置。
  4. 【請求項4】 前記電圧検出手段は、前記電池の電圧と
    前記第1の所定電圧より低い値の第2の所定電圧とを比
    較し、前記電池電圧の方が小である場合には、携帯端末
    装置をパワーオフする第2の電圧比較器をさらに備える
    ことを特徴とする請求項3に記載の携帯端末装置。
  5. 【請求項5】 前記電圧検出手段は、前記電池残量検出
    要求があった時にのみ動作する電圧検出器と、前記電池
    に接続され、前記電池残量検出要求があった時に所定時
    間だけ動作する高負荷回路とから構成されることを特徴
    とする請求項1に記載の携帯端末装置。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は、前記判定手段の判定結
    果が否定的である場合には、前記駆動要求が実行不能で
    ある旨を表示することを特徴とする請求項1に記載の携
    帯端末装置。
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