JP2013084099A - 低電圧誤動作防止回路及び方法、並びに低電圧誤動作防止回路を備えた電子機器 - Google Patents

低電圧誤動作防止回路及び方法、並びに低電圧誤動作防止回路を備えた電子機器 Download PDF

Info

Publication number
JP2013084099A
JP2013084099A JP2011223179A JP2011223179A JP2013084099A JP 2013084099 A JP2013084099 A JP 2013084099A JP 2011223179 A JP2011223179 A JP 2011223179A JP 2011223179 A JP2011223179 A JP 2011223179A JP 2013084099 A JP2013084099 A JP 2013084099A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
circuit
voltage detection
threshold
low
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2011223179A
Other languages
English (en)
Inventor
Masae Miyake
雅依 三宅
Shinji Sakaguchi
伸司 阪口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2011223179A priority Critical patent/JP2013084099A/ja
Publication of JP2013084099A publication Critical patent/JP2013084099A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Power Sources (AREA)
  • Dc-Dc Converters (AREA)

Abstract

【課題】消費電流を抑えつつ、起動信号の状態と監視電圧の状態に応じて適切に起動シーケンスを実行することができる低電圧誤動作防止回路を提供する。
【解決手段】監視対象電圧に基づいて集積回路のシーケンスを制御する低電圧誤動作防止回路であって、外部からの集積回路起動信号により動作がオン又はオフされ、監視対象電圧がしきい値電圧より高いか否かを判断し、当該判断結果を示す電圧検出信号を出力する電圧検出回路と、上記電圧検出回路からの電圧検出信号に基づいて上記電圧検出回路のしきい値電圧を制御するしきい値電圧制御回路と、上記電圧検出回路からの電圧検出信号と、上記外部からの集積回路起動信号とに基づいて、上記集積回路のシーケンスを制御するシーケンス制御回路とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば携帯電話やタブレット型PCなどの携帯電子機器のための低電圧誤動作防止回路及び方法、並びに上記低電圧誤動作防止回路を備えた電子機器に関する。
携帯電話やタブレット型PCなどの携帯電子機器には、デジタル信号処理を行うCPUやDSPが搭載されている。その他にも機器が有する機能に応じて、さまざまな電子回路部品が搭載される。上述の携帯電子機器はその多くが機器に電池を搭載しており、電子回路部品はその電池が供給する電力、あるいは電池電圧を安定した電圧源に変換する電源制御回路からの電力供給を受けて駆動する。
各電子回路部品には、その部品が安定して動作することが可能な電源電圧範囲が規定されており、その範囲を脱した電力供給状況化で駆動させると正常に動作しない。こうした電子回路部品には、供給されている電源電圧を監視(以下、監視電圧という。)して、その電圧が所定のしきい値電圧以上であれば起動制御有効とし、所定のしきい値電源電圧以下であれば強制的に終了制御を行うための低電圧誤動作防止機能(UVLO)が実装される。以下、低電圧誤動作防止機能(UVLO)の回路を低電圧誤動作防止回路という。
従来技術として、前述の低電圧誤動作防止回路のしきい値電圧を1つの値ではなく、ヒステリシス特性を持たせ監視電圧が所定値以上となると回路を動作させ、監視電圧がヒステリシス特性の最低値となると動作を停止させる技術が考えられ既に知られている(例えば、特許文献1参照。)。
しかしながら、今までのヒステリシス特性を持たせた低電圧誤動作防止回路には、以下の2つの問題があった。
今までのヒステリシス特性を持たせた低電圧誤動作防止回路では、監視電圧が上のしきい値電圧を上回ると、下のしきい値電圧を下回るまでは起動シーケンスを実行することが可能となる。しかし、監視電圧が2つのしきい値間である場合、起動シーケンスを実行しても、CPUなどの負荷回路が起動できず、正常に動作しない場合が想定される。これが1つ目の問題である。また、2つ目の問題は、低電圧誤動作防止回路は起動信号の有無にかかわらず、常時監視しているため、消費電流が多いことである。電圧監視情報である、電圧検出回路からの電圧検出信号DETOが必要となるのは、起動信号PONがHレベルのときだけである。以下、従来例に係る1つ目の問題についての具体例、図4を参照して以下に説明する。
図4は従来例に係る低電圧誤動作防止回路の動作を示すタイミングチャートである。図4において、上から順に、低電圧誤動作防止回路により監視される電源電圧Vsup、電圧検出回路の状態、電源電圧Vsupがしきい値を上回るか否かを示す電圧検出回路からの電圧検出信号DETO、外部回路からの起動信号PON、低電圧誤動作防止回路によって制御される被制御集積回路(IC)の状態を示している。ここで、電圧検出回路からの電圧検出信号DETOは電源電圧Vsupがしきい値電圧より高い電圧であるとき、電圧検出回路からの電圧検出信号DETOがHレベルとなり、電源電圧Vsupがしきい値電圧より低い電圧であるとき、電圧検出回路からの電圧検出信号DETOがLレベルとなる。電圧検出回路からの電圧検出信号DETOがHレベルで、かつ、起動信号PONがHレベルとなるとき、被制御集積回路の起動シーケンスが実行される。
この低電圧誤動作防止回路はヒステリシス特性を有しているため、第1の電圧しきい値Vth1と第2の電圧しきい値Vth2との2つのしきい値を有し、電圧検出回路からの電圧検出信号DETOがLレベルのときはそのしきい値は第1の電圧しきい値Vth1となり、電圧検出回路からの電圧検出信号DETOがHレベルのときはそのしきい値は第2の電圧しきい値Vth2となる。ここで、第1の電圧しきい値Vth1は、上記ICが、非起動状態から起動状態へと移行可能な電圧の下限に設定される。一方、第2の電圧しきい値Vth2は、非起動状態から起動状態への移行は不可能であるが、動作は可能である電圧の下限に対応して設定される。
電源電圧Vsupが第1の電圧しきい値Vth1を上回る時刻t11で、電圧検出回路からの電圧検出信号DETOがHレベルとなり、そのしきい値は第2の電圧しきい値Vth2に変更され、電源電圧Vsupが第1の電圧しきい値Vth1を下回っても第2の電圧しきい値Vth2を下回るまでは、電圧検出回路からの電圧検出信号DETOはHレベルを維持しつづける。時刻t12では、外部からの起動信号PONがHレベルになり、起動シーケンスが実行される。その後、時刻t13で外部からの起動信号PONがLレベルとなると終了シーケンスが実行され、上記ICは非起動状態となる。その後、時刻t14で再び外部からの起動信号PONがHレベルとなると、電圧検出回路からの電圧検出信号DETOはHレベルであるため起動シーケンスを実行するが、電源電圧Vsupは第1の電圧しきい値Vth1より低いため、正常に動作できない。なお、その後、時刻t15で電源電圧Vsupは第1の電圧しきい値Vth1を超える。
ところで、特許文献2には、監視電圧の状態に応じて適切に起動シーケンスを実行する目的で、監視電圧としきい値とを比較した信号と外部からの起動信号によりしきい値を変更することで、本来起動すべきでない状態で起動シーケンスを実行するのを防止することができる低電圧誤動作防止回路が開示されている。ここで、低電圧誤動作防止回路は常時電圧監視を行っており、消費電流が多いという問題を解消できていない。
本発明の目的は以上の問題点を解決し、消費電流を抑えつつ、起動信号の状態と監視電圧の状態に応じて適切に起動シーケンスを実行することができる低電圧誤動作防止回路及び方法、並びに低電圧誤動作防止回路を備えた電子機器を提供することにある。
本発明に係る低電圧誤動作防止回路は、
監視対象電圧に基づいて集積回路のシーケンスを制御する低電圧誤動作防止回路であって、
外部からの集積回路起動信号により動作がオン又はオフされ、監視対象電圧がしきい値電圧より高いか否かを判断し、当該判断結果を示す電圧検出信号を出力する電圧検出回路と、
上記電圧検出回路からの電圧検出信号に基づいて上記電圧検出回路のしきい値電圧を制御するしきい値電圧制御回路と、
上記電圧検出回路からの電圧検出信号と、上記外部からの集積回路起動信号とに基づいて、上記集積回路のシーケンスを制御するシーケンス制御回路とを備えたことを特徴とする。
また、本発明に係る低電圧誤動作防止方法は、監視対象電圧に基づいて集積回路のシーケンスを制御する低電圧誤動作防止方法であって、
電圧検出回路が、外部からの集積回路起動信号により動作がオン又はオフされ、監視対象電圧がしきい値電圧より高いか否かを判断し、当該判断結果を示す電圧検出信号を出力するステップと、
上記電圧検出信号に基づいて上記電圧検出回路のしきい値電圧を制御するステップと、
上記電圧検出信号と、上記外部からの集積回路起動信号とに基づいて、上記集積回路のシーケンスを制御するステップとを含むことを特徴とする。
さらに、本発明に係る電子機器は、上記低電圧誤動作防止回路と、上記集積回路とを備えたことを特徴とする。
従って、本発明によれば、外部からの集積回路起動信号により動作がオン又はオフされ、監視対象電圧がしきい値電圧より高いか否かを判断し、当該判断結果を示す電圧検出信号を出力し、上記電圧検出信号に基づいて上記電圧検出回路のしきい値電圧を制御し、上記電圧検出信号と、上記外部からの集積回路起動信号とに基づいて、上記集積回路のシーケンスを制御するので、消費電流を抑えつつ、集積回路起動信号の状態と監視電圧の状態に応じて適切に起動シーケンスを実行することができる。例えば上記起動信号がLレベルのときに低電圧誤動作防止回路をオフするので電流消費量を低減できる。
本発明の一実施形態に係る低電圧誤動作防止回路の構成を示すブロック図である。 図1の低電圧誤動作防止回路の動作(作用効果)を示すタイミングチャートである。 変形例に係る低電圧誤動作防止回路の動作(作用効果)を示すタイミングチャートである。 従来例に係る低電圧誤動作防止回路の動作を示すタイミングチャートである。
以下、本発明に係る実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下の各実施形態において、同様の構成要素については同一の符号を付している。
実施形態.
図1は本発明の一実施形態に係る低電圧誤動作防止回路の構成を示すブロック図である。本実施形態に係る低電圧誤動作防止回路は例えば携帯電子機器のための電源制御回路であって、外部からの起動信号PONの状態と監視すべき電源電圧Vsupの状態に応じて電圧を監視するか否かを切り替えることにより、消費電流を抑えつつ、起動信号の状態と監視電圧の状態に応じて適切に起動シーケンスを実行することを特徴としている。ここで、低電圧誤動作防止回路は、特に、外部からの集積回路(以下、ICという)20の起動信号(以下、起動信号という。)PONがLレベルのときは、電圧検出回路11の動作をオフして電圧を監視しないことを特徴としている。
図1において、低電圧誤動作防止回路10は、電圧検出回路11と、しきい値電圧制御回路12と、シーケンス制御回路13とを備えて構成される。電圧検出回路11は電圧コンパレータを有し、監視対象の電源電圧Vsupが、しきい値電圧制御回路12から指定されるしきい値電圧より高いか否かを判断し、高いときにHレベルの電圧検出信号DETOを出力する一方、高くないときにLレベルの電圧検出信号DETOを出力する。しきい値電圧制御回路12は、電圧検出回路11からの電圧検出信号DETOに基づいてしきい値電圧を制御して、指定すべきしきい値電圧を電圧検出回路11に出力する。シーケンス制御回路13は、電圧検出回路11からの電圧検出信号DETOと、外部からの起動信シ号PONに基づいて、当該携帯電子機器のためのIC20に対するーケンス制御信号SEQを発生して出力する。
ここで、低電圧誤動作防止回路10はヒステリシス特性を持ち、監視対象の電源電圧がしきい値を満たすか否かを示す電圧検出回路11からの電圧検出信号DETOの状態に依存して、電圧検出回路11のしきい値が変更される。また、電圧検出回路11は外部からの起動信号PONの状態に基づいてその動作がオン又はオフされる。外部からの起動信号PONがIC起動を指示してそれを期待する信号(オン指示信号)である場合、電圧検出回路11はオンされ、電圧監視を行う。電圧検出回路11は電圧監視を行っている間、電源電圧Vsupが上記しきい値を上回ると、起動シーケンス実行を期待するHレベルの電圧検出信号DETOをシーケンス制御回路13に出力する一方、電源電圧Vsupが上記しきい値以下になると、終了シーケンス実行を期待するLレベルの電圧検出信号をシーケンス制御回路13に出力する。外部の起動信号PONがIC非起動を指示してそれを期待する信号(オフ指示信号)である場合、電圧検出回路11はオフされ、電圧監視を行わない。電圧監視を行っていない間、終了シーケンス実行を期待するLレベルの電圧検出信号DETOを出力する。
図2は図1の低電圧誤動作防止回路の動作(作用効果)を示すタイミングチャートである。図2において、上から順に、低電圧誤動作防止回路10により監視される電源電圧Vsup、電圧検出回路11の状態、電源電圧Vsupがしきい値を上回るか否かを示す電圧検出回路11からの電圧検出信号DETO、外部からの起動信号PON、及び低電圧誤動作防止回路10によって制御されるIC20の状態を示す。上述のように、電源電圧Vsupがしきい値電圧Vthより高電圧であるとき、電圧検出信号DETOがHレベルとなる一方、電源電圧Vsupがしきい値電圧Vth以下のとき電圧検出信号DETOがLレベルとなる。ここで、電圧検出信号DETOがHレベルで、かつ、外部からの起動信号PONがHレベルとなるとき、IC20の起動シーケンスが実行される。
この低電圧誤動作防止回路10はヒステリシス特性を有しているため、第1の電圧しきい値Vth1と第2の電圧しきい値Vth2との2つのしきい値を有し、電圧検出信号DETOがLレベルのときは電圧検出回路11のしきい値が第1のしきい値電圧Vth1となり、電圧検出信号DETOがHレベルのときはしきい値が第2のしきい値電圧Vth2となるようにしきい値電圧制御回路12により制御される。ここで、第1の電圧しきい値Vth1は、IC20が、非起動状態から起動状態へと移行可能な電圧の下限に設定される。一方、第2の電圧しきい値Vth2は、非起動状態から起動状態への移行は不可能であるが、動作は可能である電圧の下限に対応して設定される。
図2において、時刻t1のとき、電源電圧Vsupが第1の電圧しきい値Vth1を上回るが、起動信号PONがLレベルであるため電圧検出回路11はオフのままであり、電圧検出信号DETOはLレベルのままである。起動信号PONがHレベルとなる時刻t2で、電圧検出回路11はオンされ電圧監視を行う。電源電圧Vsupが第1の電圧しきい値Vth1を上回っているため、電圧検出信号DETOがHレベルとなり、このときシーケンス回路13は起動シーケンスのためのシーケンス制御信号SEQをIC20に出力することによりIC20に対して起動シーケンスが実行される。次いで、電源電圧Vsupが上昇すると、電圧検出信号DETOがHレベルとなるので、電圧検出回路11のしきい値は第2の電圧しきい値Vth2に変更され、電源電圧Vsupが第1の電圧しきい値Vth1を下回っても第2の電圧しきい値Vth2を下回るまでは電圧検出信号DETOはHレベルを維持しつづける。
時刻t3で、外部からの起動信号PONがLレベルとなると終了シーケンスが実行され、IC20は非起動状態となる。また、外部からの起動信号PONがLレベルとなるため、電圧検出回路11もオフされ電圧監視を停止し、電圧検出信号DETOはLレベルとなり、電圧検出回路11のしきい値は第1の電圧しきい値Vth1に変更される。その後、時刻t4で再び起動信号PONがHレベルとなると、電圧検出回路11はオンされ電圧監視を行うが、電源電圧Vsupが第1の電圧しきい値Vth1を上回っていないため電圧検出信号DETOはLレベルのままとなり、起動シーケンスは実行されない。その後、電源電圧Vsupが第1の電圧しきい値Vth1を上回る時刻t5で電圧検出信号DETOがHとなるため、起動シーケンスが実行され、IC20は起動状態となる。
変形例.
図3は変形例に係る低電圧誤動作防止回路の動作(作用効果)を示すタイミングチャートである。図3において、低電圧誤動作防止回路10により監視される電源電圧Vsup、電圧検出回路11の状態、電源電圧Vsupがしきい値を上回るか否かを示す電圧検出回路11からの電圧検出信号DETO、例えば外部スイッチにより発生される起動信号PON、起動信号PONを電圧検出回路11の内部で保持しているオンホールド信号、低電圧誤動作防止回路10によって制御されるIC20の状態を示す。
ここで、電源電圧Vsupがしきい値電圧Vthより高電圧であるとき、電圧検出信号DETOがHレベルとなり、電源電圧Vsupがしきい値電圧Vth以下のとき、電圧検出信号DETOがLレベルとなる。電圧検出信号DETOがHレベルで、かつ、外部からの起動信号PONがHレベルとなるとき、回路の起動シーケンスが実行される。
この低電圧誤動作防止回路10はヒステリシス特性を有しているため、第1の電圧しきい値Vth1と第2の電圧しきい値Vth2との2つのしきい値を有し、電圧検出信号DETOがLレベルのときは電圧検出回路11のしきい値はVth1となり、電圧検出信号DETOがHレベルのときは電圧検出回路11のしきい値はVth2となるようにしきい値電圧制御回路12により制御される。ここで、第1の電圧しきい値Vth1は、IC20が、非起動状態から起動状態へと移行可能な電圧の下限に設定される。一方、第2の電圧しきい値Vth2は、非起動状態から起動状態への移行は不可能であるが、IC20の動作は可能である電圧の下限に対応して設定される。
外部からの起動信号PONが一度Hレベルとなるときは起動信号PONの立ち上がりを検出し、起動信号PONを電圧検出回路11の内部で保持しているオンホールド信号がHレベルとなり、IC20の起動を指示してそれを期待する。再び起動信号PONがHレベルとなるときは起動信号PONの立ち下がりを検出し、オンホールド信号はLレベルになりIC20の非起動を指示してそれを期待する。
図3において、時刻t1のとき、電源電圧Vsupが第1の電圧しきい値Vth1を上回るが、起動信号PONが一度もHレベルになっておらず、オンホールド信号がLレベルであるため、電圧検出回路11はオフされたままであり、電圧検出信号DETOはLレベルのままである。次いで、起動信号PONの立ち上がりを検出する時刻t2でオンホールド信号もHレベルとなる。また、起動信号PONの立ち上がりが検出されると、電圧検出回路11はオンされ電圧監視を行う。電源電圧Vsupが第1の電圧しきい値Vth1を上回っているため電圧検出信号DETOがHレベルとなり、起動シーケンスが実行される。また、電圧検出信号DETOがHレベルとなるので、電圧検出回路11のしきい値は第2の電圧しきい値Vth2に変更され、電源電圧Vsupが第1の電圧しきい値Vth1を下回っても第2の電圧しきい値Vth2を下回るまでは電圧検出信号DETOはHレベルを維持しつづける。
次いで、時刻t3で起動信号PONの立ち下がりを検出するとオンホールド信号はLレベルとなり、終了シーケンスが実行され、IC20は非起動状態となる。また、起動信号PONの立ち下がりを検出すると、電圧検出回路11もオフされとなり電圧監視を停止し、電圧検出信号DETOはLレベルとなり、電圧検出回路11のしきい値は第1の電圧しきい値Vth1に変更される。その後、時刻t4で再び起動信号PONの立ち上がりが検出されると、電圧検出回路11はオンされ電圧監視を行うが、電源電圧Vsupが第1の電圧しきい値Vth1を上回っていないため電圧検出信号DETOはLレベルのままとなり、起動シーケンスは実行されない。その後、電源電圧Vsupが第1の電圧しきい値Vth1を上回る時刻t5で電圧検出信号DETOがHレベルとなるため、起動シーケンスが実行され、IC20は起動状態となる。
以上の実施形態においては、例えば携帯電子機器などの電子機器のための低電圧誤動作防止回路について説明しているが、本発明はこれに限らず、低電圧誤動作防止回路10及びIC20とを備えて、例えば携帯電子機器などの電子機器を構成してもよい。
以上詳述したように、本発明によれば、外部からの集積回路起動信号により動作がオン又はオフされ、監視対象電圧がしきい値電圧より高いか否かを判断し、当該判断結果を示す電圧検出信号を出力し、上記電圧検出信号に基づいて上記電圧検出回路のしきい値電圧を制御し、上記電圧検出信号と、上記外部からの集積回路起動信号とに基づいて、上記集積回路のシーケンスを制御するので、消費電流を抑えつつ、集積回路起動信号の状態と監視電圧の状態に応じて適切に起動シーケンスを実行することができる。例えば上記起動信号がLレベルのときに低電圧誤動作防止回路をオフするので電流消費量を低減できる。
10…低電圧
11…電圧検出回路、
12…しきい値電圧制御回路、
13…シーケンス制御回路、
20…集積回路(IC)。
特開2004−022947号公報 特開2007−306648号公報

Claims (11)

  1. 監視対象電圧に基づいて集積回路のシーケンスを制御する低電圧誤動作防止回路であって、
    外部からの集積回路起動信号により動作がオン又はオフされ、監視対象電圧がしきい値電圧より高いか否かを判断し、当該判断結果を示す電圧検出信号を出力する電圧検出回路と、
    上記電圧検出回路からの電圧検出信号に基づいて上記電圧検出回路のしきい値電圧を制御するしきい値電圧制御回路と、
    上記電圧検出回路からの電圧検出信号と、上記外部からの集積回路起動信号とに基づいて、上記集積回路のシーケンスを制御するシーケンス制御回路とを備えたことを特徴とする低電圧誤動作防止回路。
  2. 上記電圧検出回路は、上記外部からの集積回路起動信号が上記集積回路の起動を指示していないときには、上記電圧検出回路をオフされることを特徴とする請求項1記載の低電圧誤動作防止回路。
  3. 上記電圧検出回路は、上記集積回路起動信号をトリガとして、上記集積回路起動信号を所定値に保持することを特徴とする請求項1又は2記載の低電圧誤動作防止回路。
  4. 上記しきい値電圧制御回路は、第1の電圧しきい値と第2の電圧しきい値とを有し、上記電圧検出信号が第1の値のときは上記電圧検出回路のしきい値を上記第1のしきい値電圧に設定し、上記電圧検出信号が上記第1の値よりも高い第2の値のときは上記電圧検出回路のしきい値を上記第2のしきい値電圧に設定するように制御することを特徴とする請求項1から3までのいずれか1項記載の低電圧誤動作防止回路。
  5. 上記第1の電圧しきい値は、上記集積回路が非起動状態から起動状態へと移行可能な電圧の下限に設定される一方、上記第2の電圧しきい値は、非起動状態から起動状態への移行は不可能であるが、動作は可能である電圧の下限に対応して設定されることにより、上記低電圧誤動作防止回路が所定のヒステリシス特性を有することを特徴とする請求項4記載の低電圧誤動作防止回路。
  6. 監視対象電圧に基づいて集積回路のシーケンスを制御する低電圧誤動作防止方法であって、
    電圧検出回路が、外部からの集積回路起動信号により動作がオン又はオフされ、監視対象電圧がしきい値電圧より高いか否かを判断し、当該判断結果を示す電圧検出信号を出力するステップと、
    上記電圧検出信号に基づいて上記電圧検出回路のしきい値電圧を制御するステップと、
    上記電圧検出信号と、上記外部からの集積回路起動信号とに基づいて、上記集積回路のシーケンスを制御するステップとを含むことを特徴とする低電圧誤動作防止方法。
  7. 上記電圧検出回路が、上記外部からの集積回路起動信号が上記集積回路の起動を指示していないときには、上記電圧検出回路をオフされるステップをさらに含むことを特徴とする請求項6記載の低電圧誤動作防止方法。
  8. 上記電圧検出回路が、上記集積回路起動信号をトリガとして、上記集積回路起動信号を所定値に保持するステップをさらに含むことを特徴とする請求項6又は7記載の低電圧誤動作防止方法。
  9. 上記しきい値電圧を制御するステップは、第1の電圧しきい値と第2の電圧しきい値とを有し、上記電圧検出信号が第1の値のときは上記電圧検出回路のしきい値を上記第1のしきい値電圧に設定し、上記電圧検出信号が上記第1の値よりも高い第2の値のときは上記電圧検出回路のしきい値を上記第2のしきい値電圧に設定するように制御することを特徴とする請求項6から8までのいずれか1項記載の低電圧誤動作防止方法。
  10. 上記第1の電圧しきい値は、上記集積回路が非起動状態から起動状態へと移行可能な電圧の下限に設定される一方、上記第2の電圧しきい値は、非起動状態から起動状態への移行は不可能であるが、動作は可能である電圧の下限に対応して設定されることにより、上記低電圧誤動作防止方法が所定のヒステリシス特性を有することを特徴とする請求項9記載の低電圧誤動作防止方法。
  11. 請求項1から5までのいずれか1項記載の低電圧誤動作防止回路と、上記集積回路とを備えたことを特徴とする電子機器。
JP2011223179A 2011-10-07 2011-10-07 低電圧誤動作防止回路及び方法、並びに低電圧誤動作防止回路を備えた電子機器 Pending JP2013084099A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011223179A JP2013084099A (ja) 2011-10-07 2011-10-07 低電圧誤動作防止回路及び方法、並びに低電圧誤動作防止回路を備えた電子機器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011223179A JP2013084099A (ja) 2011-10-07 2011-10-07 低電圧誤動作防止回路及び方法、並びに低電圧誤動作防止回路を備えた電子機器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2013084099A true JP2013084099A (ja) 2013-05-09

Family

ID=48529239

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011223179A Pending JP2013084099A (ja) 2011-10-07 2011-10-07 低電圧誤動作防止回路及び方法、並びに低電圧誤動作防止回路を備えた電子機器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2013084099A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113050779A (zh) * 2019-12-27 2021-06-29 聚众联合科技股份有限公司 电子装置低电压控制系统、电子装置低电压保护方法

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09261858A (ja) * 1996-03-26 1997-10-03 Nec Corp コンピュータの電源オン/オフ制御方式
JPH1078835A (ja) * 1996-09-03 1998-03-24 Nec Corp 携帯端末装置
JP2000347752A (ja) * 1999-06-04 2000-12-15 Fujitsu Ten Ltd 電子機器の電圧制御装置
JP2003279603A (ja) * 2002-03-25 2003-10-02 Citizen Watch Co Ltd 電源電圧検出回路
JP2004304334A (ja) * 2003-03-28 2004-10-28 Mitsumi Electric Co Ltd 半導体装置及びリセット信号送出方法
JP2007306648A (ja) * 2006-05-09 2007-11-22 Rohm Co Ltd 低電圧誤動作防止回路、方法ならびにそれを利用した電源回路および電子機器

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09261858A (ja) * 1996-03-26 1997-10-03 Nec Corp コンピュータの電源オン/オフ制御方式
JPH1078835A (ja) * 1996-09-03 1998-03-24 Nec Corp 携帯端末装置
JP2000347752A (ja) * 1999-06-04 2000-12-15 Fujitsu Ten Ltd 電子機器の電圧制御装置
JP2003279603A (ja) * 2002-03-25 2003-10-02 Citizen Watch Co Ltd 電源電圧検出回路
JP2004304334A (ja) * 2003-03-28 2004-10-28 Mitsumi Electric Co Ltd 半導体装置及びリセット信号送出方法
JP2007306648A (ja) * 2006-05-09 2007-11-22 Rohm Co Ltd 低電圧誤動作防止回路、方法ならびにそれを利用した電源回路および電子機器

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113050779A (zh) * 2019-12-27 2021-06-29 聚众联合科技股份有限公司 电子装置低电压控制系统、电子装置低电压保护方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5021954B2 (ja) 低電圧誤動作防止回路、方法ならびにそれを利用した電源回路および電子機器
US10727544B2 (en) Uninterruptible power supply and battery activation operation method thereof
GB2468239A (en) Switch state controller with a sense current generated operating voltage
JP2007306646A (ja) 起動回路、方法ならびにそれを用いた低電圧誤動作防止回路、電源回路および電子機器
TW200613941A (en) Switching regulator control circuit and switching regulator
EP2549359B1 (en) Power control device and method therefor
US8004333B2 (en) Power management and control apparatus for resetting a latched protection in a power supply unit
US20160187960A1 (en) Battery powered device
JP2005323479A (ja) 電源回路及びその電源回路を有する機器
US20130222957A1 (en) Electronic device and protection circuit and protection method
US20130067255A1 (en) Automatic backlight intensity adjustment in an embedded operating system environment
JP2013084099A (ja) 低電圧誤動作防止回路及び方法、並びに低電圧誤動作防止回路を備えた電子機器
CN107231038B (zh) 电子设备以及电子设备的电力供给控制方法
US20100085472A1 (en) Image recording apparatus and control method thereof
JP2008288926A (ja) 電子機器
US11121618B2 (en) Power switching circuit
JP2015012801A (ja) ブラシレス・モータ用のコントローラ
JP2019110731A (ja) ソーラー発電制御装置及び制御方法
JP2009232575A (ja) 複数電池を用いた電源回路および電源制御方法
CN110112805B (zh) 电池充放电控制方法、系统、移动终端及存储介质
JP5954816B2 (ja) 電源制御装置及び情報処理装置並びに電源制御方法
WO2015111106A1 (ja) プロセッサの制御装置及び制御方法
JP2007049786A (ja) 突入電流抑制回路
JP2016032989A (ja) 負荷制御装置
CN218976383U (zh) 一种用于bms的自锁供电电路

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140904

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20141105

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20141114

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150723

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150818

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20160112