JP2836544B2 - アミノ酸の重縮合物及びその生物分解性ポリペプチド加水分解物の製造方法 - Google Patents
アミノ酸の重縮合物及びその生物分解性ポリペプチド加水分解物の製造方法Info
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、少量の燐酸、五
酸化燐又はポリ燐酸の存在下で微粉状媒体中でアミノ酸
を熱重縮合し、次いで随意に加水分解することによる、
アミノ酸の重縮合物又はその生物分解性ポリペプチド加
水分解物(即ちその加水分解によって生成する生物分解
性ポリペプチド)の製造方法に関する。
酸化燐又はポリ燐酸の存在下で微粉状媒体中でアミノ酸
を熱重縮合し、次いで随意に加水分解することによる、
アミノ酸の重縮合物又はその生物分解性ポリペプチド加
水分解物(即ちその加水分解によって生成する生物分解
性ポリペプチド)の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】燐酸、五酸化燐又はポリ燐酸の存在下で
アスパラギン酸を熱重縮合することによってポリアンヒ
ドロアスパラギン酸を製造することが知られている。制
限された分子量のポリスクシンイミドを得るためには大
気圧下で、高分子量のポリスクシンイミドを得るために
は減圧下で操作することが提唱されている。
アスパラギン酸を熱重縮合することによってポリアンヒ
ドロアスパラギン酸を製造することが知られている。制
限された分子量のポリスクシンイミドを得るためには大
気圧下で、高分子量のポリスクシンイミドを得るために
は減圧下で操作することが提唱されている。
【0003】S. W. Fox 及びK. Harada は、大気圧下に
おいてはH3 PO4 の存在下で180℃でH3 PO4 /
アスパラギン酸のモル比3/4において最大収率が得ら
れ、2/1のモル比のアスパラギン酸/グルタミン酸混
合物の場合にはH3 PO4 /(アスパラギン酸+グルタ
ミン酸)のモル比2/3において最良の結果が得られる
と教示している{米国ニューヨーク州エルムスフォード
(Elmsford)所在のパーガモン・プレス(Pergamon Pre
ss)社、A Laboratory Manual of AnalyticalMethods o
f Protein Chemistry, including Polypeptides(19
66年)、第129頁}。
おいてはH3 PO4 の存在下で180℃でH3 PO4 /
アスパラギン酸のモル比3/4において最大収率が得ら
れ、2/1のモル比のアスパラギン酸/グルタミン酸混
合物の場合にはH3 PO4 /(アスパラギン酸+グルタ
ミン酸)のモル比2/3において最良の結果が得られる
と教示している{米国ニューヨーク州エルムスフォード
(Elmsford)所在のパーガモン・プレス(Pergamon Pre
ss)社、A Laboratory Manual of AnalyticalMethods o
f Protein Chemistry, including Polypeptides(19
66年)、第129頁}。
【0004】S. W. Fox 及びK. Harada はまた、米国特
許第3052655号において、1:1のモル比のアス
パラギン酸/グルタミン酸混合物を等モル量のH3 PO
4 の存在下で大気圧下で150〜210℃の温度におい
て重縮合させることをも提唱している。
許第3052655号において、1:1のモル比のアス
パラギン酸/グルタミン酸混合物を等モル量のH3 PO
4 の存在下で大気圧下で150〜210℃の温度におい
て重縮合させることをも提唱している。
【0005】フランス国特許第2059475号には、
アスパラギン酸を85%H3 PO4/アスパラギン酸の
重量比0.5に従ってH3 PO4 が存在する下で減圧下
で薄層中で170〜200℃の温度において縮合するこ
とが記載されている。
アスパラギン酸を85%H3 PO4/アスパラギン酸の
重量比0.5に従ってH3 PO4 が存在する下で減圧下
で薄層中で170〜200℃の温度において縮合するこ
とが記載されている。
【0006】P. Neri 、G. Antoni 、F. Benvenuti、F.
Cocola 及びG. Gazzei は、0.4/1〜2/1の範囲
のモル比のH3 PO4 /アスパラギン酸を減圧下で薄層
中で180℃において重縮合させることによって得られ
るポリスクシンイミドの粘度に対するH3 PO4 /アス
パラギン酸のモル比の影響を研究した(Journal of Med
icinal Chemistry、1973年、第16巻、第8号)。
Cocola 及びG. Gazzei は、0.4/1〜2/1の範囲
のモル比のH3 PO4 /アスパラギン酸を減圧下で薄層
中で180℃において重縮合させることによって得られ
るポリスクシンイミドの粘度に対するH3 PO4 /アス
パラギン酸のモル比の影響を研究した(Journal of Med
icinal Chemistry、1973年、第16巻、第8号)。
【0007】東ドイツ特許第262665号には、アス
パラギン酸をポリ燐酸/アスパラギン酸の比1/3〜2
/1のポリ燐酸の存在下で真空下で160〜200℃の
温度において重縮合させることが記載されている。
パラギン酸をポリ燐酸/アスパラギン酸の比1/3〜2
/1のポリ燐酸の存在下で真空下で160〜200℃の
温度において重縮合させることが記載されている。
【0008】フランス国特許第2665166号には、
アスパラギン酸を燐酸、五酸化燐又はポリ燐酸/アスパ
ラギン酸の比0.1/1〜2/1、好ましくは0.3/
1〜1/1に従って燐酸、五酸化燐又はポリ燐酸が存在
する下で真空下で100〜250℃において重縮合させ
ることによって非常に高分子量のポリスクシンイミドを
製造することが提唱されている。操作は2工程で行なわ
れ、最初の操作は10000〜100000の分子量を
有するポリスクシンイミドを調製することから成り、2
番目の操作は硬い固まった反応媒体を機械的に破壊し、
重縮合を続けることから成る。
アスパラギン酸を燐酸、五酸化燐又はポリ燐酸/アスパ
ラギン酸の比0.1/1〜2/1、好ましくは0.3/
1〜1/1に従って燐酸、五酸化燐又はポリ燐酸が存在
する下で真空下で100〜250℃において重縮合させ
ることによって非常に高分子量のポリスクシンイミドを
製造することが提唱されている。操作は2工程で行なわ
れ、最初の操作は10000〜100000の分子量を
有するポリスクシンイミドを調製することから成り、2
番目の操作は硬い固まった反応媒体を機械的に破壊し、
重縮合を続けることから成る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】これら全ての方法に
は、(その後に取り除かれるべき)燐酸又はポリ燐酸を
多量に用いるという欠点があり、また、反応媒体が多少
なりとも粘性の相を経由し、かなりの量の泡沫が形成
(moussage)され(泡沫は破壊することが必要であ
る)、そして重縮合の終わりに媒体が凝集して塊になる
(最終的な粉砕が必要となる)という欠点もある。この
ような方法は産業的に実施するのが難しい。
は、(その後に取り除かれるべき)燐酸又はポリ燐酸を
多量に用いるという欠点があり、また、反応媒体が多少
なりとも粘性の相を経由し、かなりの量の泡沫が形成
(moussage)され(泡沫は破壊することが必要であ
る)、そして重縮合の終わりに媒体が凝集して塊になる
(最終的な粉砕が必要となる)という欠点もある。この
ような方法は産業的に実施するのが難しい。
【0010】本出願人は、燐酸、五酸化燐又はポリ燐酸
の使用量を40モル%より低くすることを可能にし、泡
沫を形成することがなく、反応媒体が凝固することがな
い方法を見出した。
の使用量を40モル%より低くすることを可能にし、泡
沫を形成することがなく、反応媒体が凝固することがな
い方法を見出した。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、重縮合触媒と
しての燐酸、五酸化燐又はポリ燐酸の存在下でアミノ酸
を塊状熱重縮合し、次いで随意に加水分解することによ
る、アミノ酸の重縮合物又はそのポリペプチド加水分解
物の製造方法であって、アミノ酸1分子当たりに0.0
05〜0.25モル程度、好ましくは0.01〜0.1
8モル程度の触媒が均一に分散された微粉状媒体中で重
縮合操作を実施することを特徴とする、前記方法に関す
る。
しての燐酸、五酸化燐又はポリ燐酸の存在下でアミノ酸
を塊状熱重縮合し、次いで随意に加水分解することによ
る、アミノ酸の重縮合物又はそのポリペプチド加水分解
物の製造方法であって、アミノ酸1分子当たりに0.0
05〜0.25モル程度、好ましくは0.01〜0.1
8モル程度の触媒が均一に分散された微粉状媒体中で重
縮合操作を実施することを特徴とする、前記方法に関す
る。
【0012】触媒のモル数を規定するに当たって、燐酸
の場合には分子を、五酸化燐又はポリ燐酸の場合にはP
原子を考慮対象物としてこれらのモル数を決定する(P
原子1個は燐酸1分子に等しいものとする)。アミノ酸
のモル数を規定するに当たっては、分子を考慮対象物と
してこれらのモル数を決定する。
の場合には分子を、五酸化燐又はポリ燐酸の場合にはP
原子を考慮対象物としてこれらのモル数を決定する(P
原子1個は燐酸1分子に等しいものとする)。アミノ酸
のモル数を規定するに当たっては、分子を考慮対象物と
してこれらのモル数を決定する。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の方法を実施するのに用い
ることができるアミノ酸の例としては、単独のアスパラ
ギン酸又はグルタミン酸、或いは任意の割合のそれら同
志の混合物又はそれらの一方若しくは両方と別のアミノ
酸との混合物(例えば15重量%まで、好ましくは5重
量%までのグリシン、アラニン、バリン、ロイシン、イ
ソロイシン、フェニルアラニン、メチオニン、ヒスチジ
ン、プロリン、リシン、セリン、トレオニン、システイ
ン等との混合物)を挙げることができる。好ましいアミ
ノ酸はアスパラギン酸である。
ることができるアミノ酸の例としては、単独のアスパラ
ギン酸又はグルタミン酸、或いは任意の割合のそれら同
志の混合物又はそれらの一方若しくは両方と別のアミノ
酸との混合物(例えば15重量%まで、好ましくは5重
量%までのグリシン、アラニン、バリン、ロイシン、イ
ソロイシン、フェニルアラニン、メチオニン、ヒスチジ
ン、プロリン、リシン、セリン、トレオニン、システイ
ン等との混合物)を挙げることができる。好ましいアミ
ノ酸はアスパラギン酸である。
【0014】熱重縮合操作は、150〜22℃程度の温
度において実施することができ、180〜200℃程度
の温度において実施するのが好ましい。この操作は、選
択した一定温度において実施することもでき、また、予
め確立された温度分布に従って実施することもできる。
この熱重縮合操作は、望まれる分子量に応じて真空下
(好ましくは1ミリバール以上)、大気圧下又は随意に
加圧下(例えば20バールまで)で実施することができ
る。触媒の導入手段としては、前記の割合の触媒を導入
してこの触媒が均一に分散された微粉状混合物を得るこ
とを可能にするための任意の手段を用いることができ
る。
度において実施することができ、180〜200℃程度
の温度において実施するのが好ましい。この操作は、選
択した一定温度において実施することもでき、また、予
め確立された温度分布に従って実施することもできる。
この熱重縮合操作は、望まれる分子量に応じて真空下
(好ましくは1ミリバール以上)、大気圧下又は随意に
加圧下(例えば20バールまで)で実施することができ
る。触媒の導入手段としては、前記の割合の触媒を導入
してこの触媒が均一に分散された微粉状混合物を得るこ
とを可能にするための任意の手段を用いることができ
る。
【0015】本発明の可能な実施態様の中では、重縮合
操作に付される均一に分散された触媒を含有する微粉状
反応媒体が、 ・アミノ酸と燐酸若しくはポリ燐酸との混合物を水によ
ってペースト状にし、大気圧若しくは好ましくは真空下
で蒸発させることによって水を除去し、次いで得られた
物体を粉砕することによって、 ・アミノ酸及び燐酸若しくはポリ燐酸を水、好ましくは
熱水中に溶解させ、次いでこの溶液を噴霧することによ
って、 ・燐酸若しくはポリ燐酸の水性溶液中のアミノ酸の懸濁
液を噴霧することによって、 ・アミノ酸の流動床上で燐酸若しくはポリ燐酸の水性溶
液を蒸発させることによって、又は ・五酸化燐及びアミノ酸を共粉砕若しくは微粉砕するこ
とによって得られたものを挙げることができる。
操作に付される均一に分散された触媒を含有する微粉状
反応媒体が、 ・アミノ酸と燐酸若しくはポリ燐酸との混合物を水によ
ってペースト状にし、大気圧若しくは好ましくは真空下
で蒸発させることによって水を除去し、次いで得られた
物体を粉砕することによって、 ・アミノ酸及び燐酸若しくはポリ燐酸を水、好ましくは
熱水中に溶解させ、次いでこの溶液を噴霧することによ
って、 ・燐酸若しくはポリ燐酸の水性溶液中のアミノ酸の懸濁
液を噴霧することによって、 ・アミノ酸の流動床上で燐酸若しくはポリ燐酸の水性溶
液を蒸発させることによって、又は ・五酸化燐及びアミノ酸を共粉砕若しくは微粉砕するこ
とによって得られたものを挙げることができる。
【0016】特に有利な態様は、触媒として燐酸又はポ
リ燐酸を用い、燐酸又はポリ燐酸をアミノ酸中に導入
し、この混合物を均質なペースト状媒体を得るのに充分
な量(好ましくはアミノ酸1重量部当たりに0.4〜1
重量部程度)の水を用いてペースト状にすることによっ
て均質化し、この混合物から過剰分の水を大気圧又は好
ましくは真空下(一般的に10000Pa以下)で乾燥
させることによって除去し、得られた物体を微粉状媒体
を得るために粉砕し、次いで重縮合操作を実施すること
から成る。用語「過剰分の水」とは、乾燥温度及び圧力
において燐酸又はポリ燐酸との平衡にない水を意味する
ものとする。
リ燐酸を用い、燐酸又はポリ燐酸をアミノ酸中に導入
し、この混合物を均質なペースト状媒体を得るのに充分
な量(好ましくはアミノ酸1重量部当たりに0.4〜1
重量部程度)の水を用いてペースト状にすることによっ
て均質化し、この混合物から過剰分の水を大気圧又は好
ましくは真空下(一般的に10000Pa以下)で乾燥
させることによって除去し、得られた物体を微粉状媒体
を得るために粉砕し、次いで重縮合操作を実施すること
から成る。用語「過剰分の水」とは、乾燥温度及び圧力
において燐酸又はポリ燐酸との平衡にない水を意味する
ものとする。
【0017】本発明の方法に従って得られたポリイミド
は、必要ならば、分離し、ろ過し、精製し、乾燥させる
ことができる。触媒は、所望ならば、水で洗浄すること
によって又は触媒にとっての溶剤であってポリイミドに
とっての非溶剤である溶剤を用いて洗浄することによっ
て、ポリイミドから分離することができる。ポリイミド
は、極性非プロトン系溶剤(ジメチルホルムアミド、ホ
ルムアミド、ジメチルスルホキシド等)を用いて溶解さ
せ、次いでポリイミドにとっての非溶剤化合物(水、エ
ーテル、エタノール、アセトン等)を用いて再沈殿させ
ることによって精製することができる。
は、必要ならば、分離し、ろ過し、精製し、乾燥させる
ことができる。触媒は、所望ならば、水で洗浄すること
によって又は触媒にとっての溶剤であってポリイミドに
とっての非溶剤である溶剤を用いて洗浄することによっ
て、ポリイミドから分離することができる。ポリイミド
は、極性非プロトン系溶剤(ジメチルホルムアミド、ホ
ルムアミド、ジメチルスルホキシド等)を用いて溶解さ
せ、次いでポリイミドにとっての非溶剤化合物(水、エ
ーテル、エタノール、アセトン等)を用いて再沈殿させ
ることによって精製することができる。
【0018】得られたポリイミドは、分離したものも分
離していないものも、次いで加水分解する、好ましくは
水の存在下で必要ならば均質又は2相媒体中で塩基性試
薬(アルカリ金属又はアルカリ土類金属塩基、アルカリ
金属又はアルカリ土類金属炭酸塩等)を添加することに
よって加水分解することができる。アスパラギン酸から
誘導されたポリスクシンイミドの場合には、こうして得
られた加水分解物はポリアスパラギン酸塩(例えばポリ
アスパラギン酸ナトリウム)から成る。
離していないものも、次いで加水分解する、好ましくは
水の存在下で必要ならば均質又は2相媒体中で塩基性試
薬(アルカリ金属又はアルカリ土類金属塩基、アルカリ
金属又はアルカリ土類金属炭酸塩等)を添加することに
よって加水分解することができる。アスパラギン酸から
誘導されたポリスクシンイミドの場合には、こうして得
られた加水分解物はポリアスパラギン酸塩(例えばポリ
アスパラギン酸ナトリウム)から成る。
【0019】加水分解物の酸形は、例えばアルカリ加水
分解によって得られた前記の塩を有機又は無機酸(特に
HCl)を用いて中和することによって得ることができ
る。アスパラギン酸から誘導されたポリスクシンイミド
の場合には、こうして得られる加水分解物はポリアスパ
ラギン酸から成る。
分解によって得られた前記の塩を有機又は無機酸(特に
HCl)を用いて中和することによって得ることができ
る。アスパラギン酸から誘導されたポリスクシンイミド
の場合には、こうして得られる加水分解物はポリアスパ
ラギン酸から成る。
【0020】本発明に従えば、用語「加水分解物」と
は、生成したポリイミドの部分又は完全加水分解(水の
作用による)によって得られた生成物を意味する。この
加水分解は、イミド環の開環によって、一方でアミド官
能基、他方でカルボン酸官能基又はカルボン酸塩の形成
をもたらす。
は、生成したポリイミドの部分又は完全加水分解(水の
作用による)によって得られた生成物を意味する。この
加水分解は、イミド環の開環によって、一方でアミド官
能基、他方でカルボン酸官能基又はカルボン酸塩の形成
をもたらす。
【0021】本発明に従って得られる生成物は、特に、
洗浄用組成物(洗濯洗浄用製品、食器洗い用製品又は他
の任意の家庭用途のための洗浄用製品)中の生物分解性
ポリペプチド「ビルダー」又は「コビルダー」剤(界面
活性剤の性能を高めるための添加剤又は助剤)として用
いることができる。
洗浄用組成物(洗濯洗浄用製品、食器洗い用製品又は他
の任意の家庭用途のための洗浄用製品)中の生物分解性
ポリペプチド「ビルダー」又は「コビルダー」剤(界面
活性剤の性能を高めるための添加剤又は助剤)として用
いることができる。
【0022】
【実施例】以下の実施例は目安として与えたものであ
る。粘度指数(VI)の測定 これらの実施例において与えられる粘度指数(VI)
は、SCHOTT AVS 350細管粘度計を用い、 ・25℃の温度において0.5N水酸化ナトリウム中に
ポリスクシンイミド(PSI)を0.002g/ミリリ
ットルの濃度になるような量で溶解させたものから(粘
度指数VI1)、又は ・25℃の温度においてジメチルホルムアミド中にポリ
スクシンイミド(PSI)を0.005g/ミリリット
ルの濃度になるような量で溶解させたものから(粘度指
数VI2)測定した。
る。粘度指数(VI)の測定 これらの実施例において与えられる粘度指数(VI)
は、SCHOTT AVS 350細管粘度計を用い、 ・25℃の温度において0.5N水酸化ナトリウム中に
ポリスクシンイミド(PSI)を0.002g/ミリリ
ットルの濃度になるような量で溶解させたものから(粘
度指数VI1)、又は ・25℃の温度においてジメチルホルムアミド中にポリ
スクシンイミド(PSI)を0.005g/ミリリット
ルの濃度になるような量で溶解させたものから(粘度指
数VI2)測定した。
【0023】加水分解物の生物分解性の測定 これらの実施例において、加水分解物の生物分解性は、
AFNOR規格T90−312(1984年10月15
日の国際規格ISO−7827に従う)に従って測定し
た。試験は、次のものを用いて実施した。 ・フランス国ローヌ地方のサンジェルマン・オ・モンド
ール(Saint Germain auMont d'Or)の公営浄水プラン
トの入口水をろ過することによって得られる接種物(そ
のままのもの又は調整済のもの) ・1ミリリットル当たりに4×105 の細菌を含有する
試験培地 ・試験培地が約40ミリリットル/gの濃度の有機炭素
を含有するような量の被検化合物。 河川水中に排出される条件下で時間の関数として生物分
解度を測定した。この測定のための被検試料は、製造さ
れたポリスクシンイミドを、9〜11程度のpHを有す
る約6%のポリアスパラギン酸ナトリウム溶液が得られ
るまで、希水酸化ナトリウム溶液によって加水分解する
ことによって、得た。生物分解性のレベルは、次の2つ
のパラメーターによって特徴付けられる: ・最大生物分解度(MRB) ・最大生物分解度の10%の生物分解度から90%の生
物分解度に達するまでに要する時間(t10-90 )。
AFNOR規格T90−312(1984年10月15
日の国際規格ISO−7827に従う)に従って測定し
た。試験は、次のものを用いて実施した。 ・フランス国ローヌ地方のサンジェルマン・オ・モンド
ール(Saint Germain auMont d'Or)の公営浄水プラン
トの入口水をろ過することによって得られる接種物(そ
のままのもの又は調整済のもの) ・1ミリリットル当たりに4×105 の細菌を含有する
試験培地 ・試験培地が約40ミリリットル/gの濃度の有機炭素
を含有するような量の被検化合物。 河川水中に排出される条件下で時間の関数として生物分
解度を測定した。この測定のための被検試料は、製造さ
れたポリスクシンイミドを、9〜11程度のpHを有す
る約6%のポリアスパラギン酸ナトリウム溶液が得られ
るまで、希水酸化ナトリウム溶液によって加水分解する
ことによって、得た。生物分解性のレベルは、次の2つ
のパラメーターによって特徴付けられる: ・最大生物分解度(MRB) ・最大生物分解度の10%の生物分解度から90%の生
物分解度に達するまでに要する時間(t10-90 )。
【0024】ハンター(HUNTER)L.a.b.法に従う
色の測定 ポリスクシンイミド粉体又はその加水分解物の色は、AC
S SPECTRO-SENSOR II(登録商標)分光比色計を用いた
測定によって決定した。測定条件は次の通りである。 ・光源:D65 ・観察角度:2° 次の3つの値を測定した。 ・L:輝度。これは、0(黒)から100(白)まで変
化する。 ・a:赤対緑の色合い。aが正(+)の値の時は赤色の
傾向があることを示し、負(−)の値の時は緑色の傾向
があることを示す。 ・b:黄対青の色合い。bが正(+)の値の時は黄色の
傾向があることを示し、負(−)の値の時は青色の傾向
があることを示す。 これらの値は、次の式に従った測定から計算される。 L=100(Y/Y0 )1/2 a=Ka (X/X0 −Y/Y0 )/(Y/Y0 )1/2 b=Kb (Y/Y0 −Z/Z0 )/(Y/Y0 )1/2 ここで、X、Y及びZは、試料について得られた3原色
に対応する三刺激値であり、X0 、Y0 及びZ0 は、用
いる光源の完全拡散体についての三刺激値であり、Ka
及びKb は、用いる光源の係数である。
色の測定 ポリスクシンイミド粉体又はその加水分解物の色は、AC
S SPECTRO-SENSOR II(登録商標)分光比色計を用いた
測定によって決定した。測定条件は次の通りである。 ・光源:D65 ・観察角度:2° 次の3つの値を測定した。 ・L:輝度。これは、0(黒)から100(白)まで変
化する。 ・a:赤対緑の色合い。aが正(+)の値の時は赤色の
傾向があることを示し、負(−)の値の時は緑色の傾向
があることを示す。 ・b:黄対青の色合い。bが正(+)の値の時は黄色の
傾向があることを示し、負(−)の値の時は青色の傾向
があることを示す。 これらの値は、次の式に従った測定から計算される。 L=100(Y/Y0 )1/2 a=Ka (X/X0 −Y/Y0 )/(Y/Y0 )1/2 b=Kb (Y/Y0 −Z/Z0 )/(Y/Y0 )1/2 ここで、X、Y及びZは、試料について得られた3原色
に対応する三刺激値であり、X0 、Y0 及びZ0 は、用
いる光源の完全拡散体についての三刺激値であり、Ka
及びKb は、用いる光源の係数である。
【0025】例1 次の手順によって微粉状反応混合物を調製する: ・エナメル被覆板上でL−アスパラギン酸400gに8
5%オルト燐酸20gを加え、水320gを用いてペー
スト状にすることによってこの媒体を均質化し、 ・次いでオーブン中で真空下で、40℃、6000Pa
において16時間、次いで80℃、6000Paにおい
て21時間、水を蒸発させて乾燥させ、 ・得られた混合物416.7gをインパクトディスクミ
ル(刃付き微粉砕機:broyeur a couteaux)を用いて粉
砕する。 この微粉状混合物51.8gを、予め200℃(油浴温
度)に加熱した250ミリリットル回転式蒸発器フラス
コに導入する。このフラスコを20rpmの速度で回転
させる。200℃、大気圧下において4時間の重縮合の
後に、水で洗浄することなく生成物42.0gが回収さ
れ、これはポリアンヒドロアスパラギン酸(ポリスクシ
ンイミドPSI)の収率72.0%に相当する(電位差
計分析によって確認)。重縮合操作の間に反応物の凝塊
(mottage) は確認されなかった。生成物は13.6ミリ
リットル/gの粘度指数VI1及び次のハンター色を有
していた。 ・L=91.2 ・a=1.3 ・b=10.2
5%オルト燐酸20gを加え、水320gを用いてペー
スト状にすることによってこの媒体を均質化し、 ・次いでオーブン中で真空下で、40℃、6000Pa
において16時間、次いで80℃、6000Paにおい
て21時間、水を蒸発させて乾燥させ、 ・得られた混合物416.7gをインパクトディスクミ
ル(刃付き微粉砕機:broyeur a couteaux)を用いて粉
砕する。 この微粉状混合物51.8gを、予め200℃(油浴温
度)に加熱した250ミリリットル回転式蒸発器フラス
コに導入する。このフラスコを20rpmの速度で回転
させる。200℃、大気圧下において4時間の重縮合の
後に、水で洗浄することなく生成物42.0gが回収さ
れ、これはポリアンヒドロアスパラギン酸(ポリスクシ
ンイミドPSI)の収率72.0%に相当する(電位差
計分析によって確認)。重縮合操作の間に反応物の凝塊
(mottage) は確認されなかった。生成物は13.6ミリ
リットル/gの粘度指数VI1及び次のハンター色を有
していた。 ・L=91.2 ・a=1.3 ・b=10.2
【0026】例2 次の手順によって微粉状反応混合物を調製する: ・エナメル被覆板上でL−アスパラギン酸800gに8
5%オルト燐酸80gを加え、水640gを用いてペー
スト状にすることによってこの媒体を均質化し、 ・次いでオーブン中で真空下で、40℃、6000Pa
において20時間、次いで80℃、6000Paにおい
て25時間、次いで80℃、650Paにおいて2時
間、水を蒸発させて乾燥させ、 ・得られた混合物867.9gをインパクトディスクミ
ル(刃付き微粉砕機)を用いて粉砕する。 この微粉状混合物53.4gを、予め200℃(油浴温
度)に加熱した250ミリリットル回転式蒸発器フラス
コに導入する。このフラスコを20rpmの速度で回転
させる。200℃、大気圧下において4時間の重縮合の
後に、水で洗浄することなく生成物41.0gが回収さ
れ、これはポリアンヒドロアスパラギン酸(ポリスクシ
ンイミドPSI)の収率92.0%に相当する(電位差
計分析によって確認)。重縮合操作の間に反応物の凝塊
は確認されなかった。生成物は15.7ミリリットル/
gの粘度指数VI1及び次のハンター色を有していた。 ・L=90.7 ・a=0.4 ・b=10.8 このポリスクシンイミドを前記のようにして加水分解し
た。この加水分解物の生物分解性は次の通りだった。 ・MRB=97% ・t10-90 =7日
5%オルト燐酸80gを加え、水640gを用いてペー
スト状にすることによってこの媒体を均質化し、 ・次いでオーブン中で真空下で、40℃、6000Pa
において20時間、次いで80℃、6000Paにおい
て25時間、次いで80℃、650Paにおいて2時
間、水を蒸発させて乾燥させ、 ・得られた混合物867.9gをインパクトディスクミ
ル(刃付き微粉砕機)を用いて粉砕する。 この微粉状混合物53.4gを、予め200℃(油浴温
度)に加熱した250ミリリットル回転式蒸発器フラス
コに導入する。このフラスコを20rpmの速度で回転
させる。200℃、大気圧下において4時間の重縮合の
後に、水で洗浄することなく生成物41.0gが回収さ
れ、これはポリアンヒドロアスパラギン酸(ポリスクシ
ンイミドPSI)の収率92.0%に相当する(電位差
計分析によって確認)。重縮合操作の間に反応物の凝塊
は確認されなかった。生成物は15.7ミリリットル/
gの粘度指数VI1及び次のハンター色を有していた。 ・L=90.7 ・a=0.4 ・b=10.8 このポリスクシンイミドを前記のようにして加水分解し
た。この加水分解物の生物分解性は次の通りだった。 ・MRB=97% ・t10-90 =7日
【0027】例3 次の手順によって微粉状反応混合物を調製する: ・250ミリリットルのフラスコを備えた回転式蒸発器
中でL−アスパラギン酸50gに85%オルト燐酸7.
5gを加え、水21gを用いてペースト状にすることに
よってこの媒体を均質化し、 ・次いでこの回転式蒸発器中で真空下で80℃で、46
00Paにおいて35分間、次いで1300Paにおい
て4時間、水を蒸発させて乾燥させ、 ・得られた混合物56.3gを乳鉢を用いて粉砕する。 この微粉状混合物55.2gを、予め200℃(油浴温
度)に加熱した250ミリリットル回転式蒸発器フラス
コに導入する。このフラスコを20rpmの速度で回転
させる。200℃、大気圧下において4時間の重縮合の
後に、水で洗浄することなく生成物42.3gが回収さ
れ、これはポリアンヒドロアスパラギン酸(ポリスクシ
ンイミドPSI)の収率100%に相当する(電位差計
分析によって確認)。重縮合の開始時に媒体が凝塊する
のが観察されたが、この凝塊物は反応物を掻きこするこ
とによって取り除かれた。その後は凝固することなく微
粉状媒体中で試験が展開された。生成物は14.7ミリ
リットル/gの粘度指数VI1及び次のハンター色を有
していた。 ・L=90.4 ・a=−0.7 ・b=11.1
中でL−アスパラギン酸50gに85%オルト燐酸7.
5gを加え、水21gを用いてペースト状にすることに
よってこの媒体を均質化し、 ・次いでこの回転式蒸発器中で真空下で80℃で、46
00Paにおいて35分間、次いで1300Paにおい
て4時間、水を蒸発させて乾燥させ、 ・得られた混合物56.3gを乳鉢を用いて粉砕する。 この微粉状混合物55.2gを、予め200℃(油浴温
度)に加熱した250ミリリットル回転式蒸発器フラス
コに導入する。このフラスコを20rpmの速度で回転
させる。200℃、大気圧下において4時間の重縮合の
後に、水で洗浄することなく生成物42.3gが回収さ
れ、これはポリアンヒドロアスパラギン酸(ポリスクシ
ンイミドPSI)の収率100%に相当する(電位差計
分析によって確認)。重縮合の開始時に媒体が凝塊する
のが観察されたが、この凝塊物は反応物を掻きこするこ
とによって取り除かれた。その後は凝固することなく微
粉状媒体中で試験が展開された。生成物は14.7ミリ
リットル/gの粘度指数VI1及び次のハンター色を有
していた。 ・L=90.4 ・a=−0.7 ・b=11.1
【0028】例4 次の手順によって微粉状反応混合物を調製する: ・250ミリリットルのフラスコを備えた回転式蒸発器
中でL−アスパラギン酸50gに85%オルト燐酸2.
5gを加え、水20gを用いてペースト状にすることに
よってこの媒体を均質化し、 ・次いでこの回転式蒸発器中で真空下で80℃で、60
00Paにおいて20分間、次いで1300Paにおい
て4時間、水を蒸発させて乾燥させ、 ・得られた混合物52.2gを乳鉢を用いて粉砕する。 この微粉状混合物51.9gを、予め200℃(油浴温
度)に加熱した1リットル回転式蒸発器フラスコに導入
する。このフラスコを20rpmの速度で回転させる。
180℃、大気圧下において6時間の重縮合の後に、水
で洗浄することなく生成物44.0gが回収され、これ
はポリアンヒドロアスパラギン酸(ポリスクシンイミド
PSI)の収率60%に相当する(電位差計分析によっ
て確認)。重縮合の間に凝塊は確認されなかった。生成
物は12.9の粘度指数VI2及び次のハンター色を有
していた。 ・L=93.3 ・a=0.3 ・b=8.2
中でL−アスパラギン酸50gに85%オルト燐酸2.
5gを加え、水20gを用いてペースト状にすることに
よってこの媒体を均質化し、 ・次いでこの回転式蒸発器中で真空下で80℃で、60
00Paにおいて20分間、次いで1300Paにおい
て4時間、水を蒸発させて乾燥させ、 ・得られた混合物52.2gを乳鉢を用いて粉砕する。 この微粉状混合物51.9gを、予め200℃(油浴温
度)に加熱した1リットル回転式蒸発器フラスコに導入
する。このフラスコを20rpmの速度で回転させる。
180℃、大気圧下において6時間の重縮合の後に、水
で洗浄することなく生成物44.0gが回収され、これ
はポリアンヒドロアスパラギン酸(ポリスクシンイミド
PSI)の収率60%に相当する(電位差計分析によっ
て確認)。重縮合の間に凝塊は確認されなかった。生成
物は12.9の粘度指数VI2及び次のハンター色を有
していた。 ・L=93.3 ・a=0.3 ・b=8.2
【0029】例5 次の手順によって微粉状反応混合物を調製する: ・250ミリリットルのフラスコを備えた回転式蒸発器
中でL−アスパラギン酸50gに85%オルト燐酸5.
0gを加え、水20gを用いてペースト状にすることに
よってこの媒体を均質化し、 ・次いでこの回転式蒸発器中で真空下で80℃で、80
00Paにおいて1時間20分間、次いで1300Pa
において2時間半、水を蒸発させて乾燥させ、 ・得られた混合物54.3gを乳鉢を用いて粉砕する。 この微粉状混合物53.8gを、予め200℃(油浴温
度)に加熱した250ミリリットル回転式蒸発器フラス
コに導入する。このフラスコを20rpmの速度で回転
させる。180℃、大気圧下において6時間の重縮合の
後に、水で洗浄することなく生成物42.0gが回収さ
れ、これはポリアンヒドロアスパラギン酸(ポリスクシ
ンイミドPSI)の収率91%に相当する(電位差計分
析によって確認)。重縮合の間に凝塊は確認されなかっ
た。生成物は13.9の粘度指数VI1及び次のハンタ
ー色を有していた。 ・L=94.1 ・a=−0.9 ・b=7.2 このポリスクシンイミドを前記のようにして加水分解し
た。この加水分解物の生物分解性は次の通りだった。 ・MRB=94% ・t10-90 =5日
中でL−アスパラギン酸50gに85%オルト燐酸5.
0gを加え、水20gを用いてペースト状にすることに
よってこの媒体を均質化し、 ・次いでこの回転式蒸発器中で真空下で80℃で、80
00Paにおいて1時間20分間、次いで1300Pa
において2時間半、水を蒸発させて乾燥させ、 ・得られた混合物54.3gを乳鉢を用いて粉砕する。 この微粉状混合物53.8gを、予め200℃(油浴温
度)に加熱した250ミリリットル回転式蒸発器フラス
コに導入する。このフラスコを20rpmの速度で回転
させる。180℃、大気圧下において6時間の重縮合の
後に、水で洗浄することなく生成物42.0gが回収さ
れ、これはポリアンヒドロアスパラギン酸(ポリスクシ
ンイミドPSI)の収率91%に相当する(電位差計分
析によって確認)。重縮合の間に凝塊は確認されなかっ
た。生成物は13.9の粘度指数VI1及び次のハンタ
ー色を有していた。 ・L=94.1 ・a=−0.9 ・b=7.2 このポリスクシンイミドを前記のようにして加水分解し
た。この加水分解物の生物分解性は次の通りだった。 ・MRB=94% ・t10-90 =5日
【0030】例6 次の手順によって微粉状反応混合物を調製する: ・250ミリリットルのフラスコを備えた回転式蒸発器
中でL−アスパラギン酸50gに85%オルト燐酸7.
5gを加え、水20.3gを用いてペースト状にするこ
とによってこの媒体を均質化し、 ・次いでこの回転式蒸発器中で真空下で80℃で、46
00Paにおいて30分間、次いで650Paにおいて
4時間、水を蒸発させ、 ・得られた混合物56.6gを乳鉢を用いて粉砕する。 この微粉状混合物55.4gを、予め200℃(油浴温
度)に加熱した250ミリリットル回転式蒸発器フラス
コに導入する。このフラスコを20rpmの速度で回転
させる。180℃、大気圧下において6時間の重縮合の
後に、水で洗浄することなく生成物42.9gが回収さ
れ、これはポリアンヒドロアスパラギン酸(ポリスクシ
ンイミドPSI)の収率97%に相当する(電位差計分
析によって確認)。重縮合の開始時に媒体が凝塊するの
が観察されたが、この凝塊物は反応物を掻きこすること
によって取り除かれた。その後は凝固することなく微粉
状媒体中で試験が展開された。生成物は14.7の粘度
指数VI1及び次のハンター色を有していた。 ・L=92.8 ・a=−0.9 ・b=8.8
中でL−アスパラギン酸50gに85%オルト燐酸7.
5gを加え、水20.3gを用いてペースト状にするこ
とによってこの媒体を均質化し、 ・次いでこの回転式蒸発器中で真空下で80℃で、46
00Paにおいて30分間、次いで650Paにおいて
4時間、水を蒸発させ、 ・得られた混合物56.6gを乳鉢を用いて粉砕する。 この微粉状混合物55.4gを、予め200℃(油浴温
度)に加熱した250ミリリットル回転式蒸発器フラス
コに導入する。このフラスコを20rpmの速度で回転
させる。180℃、大気圧下において6時間の重縮合の
後に、水で洗浄することなく生成物42.9gが回収さ
れ、これはポリアンヒドロアスパラギン酸(ポリスクシ
ンイミドPSI)の収率97%に相当する(電位差計分
析によって確認)。重縮合の開始時に媒体が凝塊するの
が観察されたが、この凝塊物は反応物を掻きこすること
によって取り除かれた。その後は凝固することなく微粉
状媒体中で試験が展開された。生成物は14.7の粘度
指数VI1及び次のハンター色を有していた。 ・L=92.8 ・a=−0.9 ・b=8.8
【0031】例7 次の手順によって微粉状反応混合物を調製する: ・3リットルのフラスコを備えた回転式蒸発器中でL−
アスパラギン酸400gに85%オルト燐酸20gを加
え、水320gを用いてペースト状にすることによって
この媒体を均質化し、 ・次いでこの回転式蒸発器中で真空下で80℃で、26
00Paにおいて1時間、次いで1300Paにおいて
4時間15分間、水を蒸発させ、次いでさらにオーブン
中で80℃で6600Paにおいて65時間乾燥させ、 ・得られた混合物413gを乳鉢を用いて粉砕する。 この微粉状混合物50gを、予め200℃(油浴温度)
に加熱した250ミリリットル回転式蒸発器フラスコに
導入する。このフラスコを20rpmの速度で回転させ
る。180℃、真空(1300Pa)下において6時間
の重縮合の後に、水で洗浄することなく生成物39.7
gが回収され、これはポリアンヒドロアスパラギン酸
(ポリスクシンイミドPSI)の収率79%に相当する
(電位差計分析によって確認)。重縮合の間に凝塊は確
認されなかった。生成物は33.6の粘度指数VI1及
び次のハンター色を有していた。 ・L=89.7 ・a=0.8 ・b=13.5
アスパラギン酸400gに85%オルト燐酸20gを加
え、水320gを用いてペースト状にすることによって
この媒体を均質化し、 ・次いでこの回転式蒸発器中で真空下で80℃で、26
00Paにおいて1時間、次いで1300Paにおいて
4時間15分間、水を蒸発させ、次いでさらにオーブン
中で80℃で6600Paにおいて65時間乾燥させ、 ・得られた混合物413gを乳鉢を用いて粉砕する。 この微粉状混合物50gを、予め200℃(油浴温度)
に加熱した250ミリリットル回転式蒸発器フラスコに
導入する。このフラスコを20rpmの速度で回転させ
る。180℃、真空(1300Pa)下において6時間
の重縮合の後に、水で洗浄することなく生成物39.7
gが回収され、これはポリアンヒドロアスパラギン酸
(ポリスクシンイミドPSI)の収率79%に相当する
(電位差計分析によって確認)。重縮合の間に凝塊は確
認されなかった。生成物は33.6の粘度指数VI1及
び次のハンター色を有していた。 ・L=89.7 ・a=0.8 ・b=13.5
【0032】例8 次の手順によって微粉状反応混合物を調製する: ・250ミリリットルのフラスコを備えた回転式蒸発器
中でL−アスパラギン酸50gに85%オルト燐酸7.
8gを加え、水20gを用いてペースト状にすることに
よってこの媒体を均質化し、 ・次いでこの回転式蒸発器中で真空下で80℃で、46
00Paにおいて35分間、次いで1300Paにおい
て4時間、水を蒸発させ、 ・得られた混合物56.3gを乳鉢を用いて粉砕する。 この微粉状混合物55.5gを、予め200℃(油浴温
度)に加熱した250ミリリットル回転式蒸発器フラス
コに導入する。このフラスコを26rpmの速度で回転
させる。200℃、真空(1300Pa)下において3
時間の重縮合の後に、水で洗浄することなく生成物4
1.8gが回収され、これはポリアンヒドロアスパラギ
ン酸(ポリスクシンイミドPSI)の収率100%に相
当する(電位差計分析によって確認)。重縮合の開始時
に媒体が凝塊するのが観察されたが、この凝塊物は反応
物を掻きこすることによって取り除かれた。その後は凝
固することなく微粉状媒体中で試験が展開された。生成
物は16.6ミリリットル/gの粘度指数VI2及び次
のハンター色を有していた。 ・L=89.7 ・a=−0.5 ・b=14.3
中でL−アスパラギン酸50gに85%オルト燐酸7.
8gを加え、水20gを用いてペースト状にすることに
よってこの媒体を均質化し、 ・次いでこの回転式蒸発器中で真空下で80℃で、46
00Paにおいて35分間、次いで1300Paにおい
て4時間、水を蒸発させ、 ・得られた混合物56.3gを乳鉢を用いて粉砕する。 この微粉状混合物55.5gを、予め200℃(油浴温
度)に加熱した250ミリリットル回転式蒸発器フラス
コに導入する。このフラスコを26rpmの速度で回転
させる。200℃、真空(1300Pa)下において3
時間の重縮合の後に、水で洗浄することなく生成物4
1.8gが回収され、これはポリアンヒドロアスパラギ
ン酸(ポリスクシンイミドPSI)の収率100%に相
当する(電位差計分析によって確認)。重縮合の開始時
に媒体が凝塊するのが観察されたが、この凝塊物は反応
物を掻きこすることによって取り除かれた。その後は凝
固することなく微粉状媒体中で試験が展開された。生成
物は16.6ミリリットル/gの粘度指数VI2及び次
のハンター色を有していた。 ・L=89.7 ・a=−0.5 ・b=14.3
【0033】例9(比較例) 2リットルの回転式蒸発器フラスコにL−アスパラギン
酸50g及び85%燐酸25gを導入する。反応成分を
大気圧下で180℃(油浴温度)に4時間加熱する。フ
ラスコの回転速度は90rpmにする(反応媒体の泡沫
形成を防止するのに必要な速度;例えば20rpmの低
スピン速度においては泡沫がフラスコからオーバーフロ
ーする)。重縮合操作の間に粘性の中間相の形成、僅か
な膨張及び続いて反応媒体が凝固するのが観察された。
得られた反応物を乳鉢中で粉砕し、次いで1.8リット
ルずつの水で3回洗浄し、次いで60℃、8000Pa
において31時間乾燥させる。PSI34.85gが回
収された(95.6%の収率に相当)。生成物は11.
3ミリリットル/gの粘度指数VI2及び次のハンター
色を有していた。 ・L=92.0 ・a=−0.3 ・b=6.9
酸50g及び85%燐酸25gを導入する。反応成分を
大気圧下で180℃(油浴温度)に4時間加熱する。フ
ラスコの回転速度は90rpmにする(反応媒体の泡沫
形成を防止するのに必要な速度;例えば20rpmの低
スピン速度においては泡沫がフラスコからオーバーフロ
ーする)。重縮合操作の間に粘性の中間相の形成、僅か
な膨張及び続いて反応媒体が凝固するのが観察された。
得られた反応物を乳鉢中で粉砕し、次いで1.8リット
ルずつの水で3回洗浄し、次いで60℃、8000Pa
において31時間乾燥させる。PSI34.85gが回
収された(95.6%の収率に相当)。生成物は11.
3ミリリットル/gの粘度指数VI2及び次のハンター
色を有していた。 ・L=92.0 ・a=−0.3 ・b=6.9
【0034】例10(比較例) 2リットルの回転式蒸発器フラスコにL−アスパラギン
酸50g及び85%燐酸25gを導入する。反応成分を
1300Paにおいて180℃(油浴温度)に2時間3
5分間加熱する。フラスコの回転速度は90rpmにす
る(反応媒体の泡沫形成を防止するのに必要な速度)。
重縮合操作の間に粘性の中間相の形成及び続いて反応媒
体が凝固するのが観察された。得られた反応物を乳鉢中
で粉砕し、次いで1.6リットルずつの水で3回洗浄
し、次いで60℃、8000Paにおいて51時間乾燥
させる。PSI37.2gが回収された(100%の収
率に相当)。生成物は32.5ミリリットル/gの粘度
指数VI2及び次のハンター色を有していた。 ・L=88.8 ・a=−0.0 ・b=11.6
酸50g及び85%燐酸25gを導入する。反応成分を
1300Paにおいて180℃(油浴温度)に2時間3
5分間加熱する。フラスコの回転速度は90rpmにす
る(反応媒体の泡沫形成を防止するのに必要な速度)。
重縮合操作の間に粘性の中間相の形成及び続いて反応媒
体が凝固するのが観察された。得られた反応物を乳鉢中
で粉砕し、次いで1.6リットルずつの水で3回洗浄
し、次いで60℃、8000Paにおいて51時間乾燥
させる。PSI37.2gが回収された(100%の収
率に相当)。生成物は32.5ミリリットル/gの粘度
指数VI2及び次のハンター色を有していた。 ・L=88.8 ・a=−0.0 ・b=11.6
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭55−18474(JP,A) 特開 昭60−203636(JP,A) 特開 昭48−11990(JP,A) 特開 平7−126379(JP,A) 特開 平7−216084(JP,A) 特公 昭48−20638(JP,B1) 特公 昭39−20527(JP,B1) 特公 昭39−22610(JP,B1) 特公 昭43−8835(JP,B1) 特公 昭46−4190(JP,B1) 特公 昭48−7710(JP,B1) 仏国特許2665166(FR,B) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C08G 69/10 C08G 73/10 C07K 7/10
Claims (7)
- 【請求項1】 重縮合触媒としての燐酸、五酸化燐又は
ポリ燐酸の存在下でアスパラギン酸及びグルタミン酸か
ら選択される少なくとも1種のアミノ酸を塊状熱重縮合
することによる、アミノ酸の重縮合物の製造方法であっ
て、 重縮合反応を開始する前にアミノ酸1モル当たりにP原
子として表わして0.005〜0.25モルの量の触媒
がアミノ酸中に均一に分散されて成る微粉状物質を形成
させ、この微粉状物質の形で溶媒なしでアミノ酸を前記
重縮合に付すこと、 並びに全重縮合操作を通じて重縮合媒体を微粉状に保つ
ことを特徴とする、前記方法。 - 【請求項2】 重縮合操作を150〜220℃の温度に
おいて実施することを特徴とする、請求項1記載の方
法。 - 【請求項3】 重縮合反応を開始する前に形成させる微
粉状物質が、 ・アミノ酸と燐酸若しくはポリ燐酸との混合物を水によ
ってペースト状にし、大気圧若しくは真空下で蒸発させ
ることによって水を除去し、次いで得られた物体を粉砕
することによって、 ・アミノ酸及び燐酸若しくはポリ燐酸を水中に溶解さ
せ、次いでこの溶液を噴霧することによって、 ・燐酸若しくはポリ燐酸の水性溶液中のアミノ酸の懸濁
液を噴霧することによって、 ・アミノ酸の流動床上で燐酸若しくはポリ燐酸の水性溶
液を蒸発させることによって、 又は ・五酸化燐及びアミノ酸を共粉砕若しくは微粉砕するこ
とによって得られたことを特徴とする、請求項1又は2
記載の方法。 - 【請求項4】 用いる触媒が燐酸又はポリ燐酸であるこ
と、並びに重縮合反応を開始する前に形成させる微粉状
物質が、 ・燐酸又はポリ燐酸をアミノ酸中に導入し、 ・この混合物を均質なペースト状媒体を得るのに充分な
量の水を用いてペースト状にすることによって均質化
し、 ・この混合物から過剰分の水を大気圧又は真空下で乾燥
させることによって除去し、 ・得られた物体を粉砕することによって得られることを
特徴とする、請求項1又は2記載の方法。 - 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載の方法に
よって得られたアミノ酸の重縮合物を次いで加水分解す
ることによる、アミノ酸の重縮合物の加水分解物である
ポリペプチドの製造方法。 - 【請求項6】 重縮合によって得られたポリイミド重縮
合物を塩基性試薬を添加することによって加水分解して
ポリペプチド塩にすることを特徴とする、請求項5記載
の方法。 - 【請求項7】 得られたポリペプチド塩にさらに無機又
は有機酸を添加することによって前記ポリペプチド塩を
中和してポリペプチド酸にすることを特徴とする、請求
項6記載の方法。
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