JP2836420B2 - ガラス繊維不織布および積層板の製造法 - Google Patents
ガラス繊維不織布および積層板の製造法Info
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- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K1/00—Printed circuits
- H05K1/02—Details
- H05K1/03—Use of materials for the substrate
- H05K1/0313—Organic insulating material
- H05K1/0353—Organic insulating material consisting of two or more materials, e.g. two or more polymers, polymer + filler, + reinforcement
- H05K1/0366—Organic insulating material consisting of two or more materials, e.g. two or more polymers, polymer + filler, + reinforcement reinforced, e.g. by fibres, fabrics
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- Nonwoven Fabrics (AREA)
Description
として適したガラス繊維不織布および当該ガラス繊維不
織布を用いた積層板の製造法に関する。
い、印刷配線板の絶縁基板となる積層板の電気絶縁性の
向上が求められている。積層板は、熱硬化性樹脂を含浸
したシート状基材を重ねて加熱加圧成形したものである
が、シート状基材としてはガラス繊維不織布が多用され
ている。ガラス繊維不織布は、所定の径と長さのガラス
繊維を白水中に分散させ、これを抄造してウェブにし、
バインダを付着させて乾燥硬化させたものである。ガラ
ス繊維不織布を積層板の基材として使用したときに積層
板の電気絶縁性を向上させるために、ガラス繊維不織布
の製造工程でエポキシシラン系のカップリング剤を適用
することが提案されている(特開昭63−82741号
公報)。
のカップリング剤を適用する技術では、印刷回路板の回
路間隔やスルーホール間隔の狭小化が進んだときには、
これら狭い間隔の間の電気絶縁性を十分に確保できな
い。本発明が解決しようとする課題は、電気絶縁性の優
れた積層板を製造するのに適したガラス繊維不織布を提
供することである。また、このガラス繊維不織布を、使
用する基材の一部ないし全部に使用して電気絶縁特性の
優れた積層板を製造することである。
に、本発明に係るガラス繊維不織布は、ガラス繊維不織
布を構成するガラス繊維同士を結合するバインダがエポ
キシ系バインダであり、当該バインダ中にフェニル系ア
ミノシランを含有することを特徴とする。バインダ中の
フェニル系アミノシランの含有量は、0.5〜3wt%
が好ましい。また、本発明に係る積層板の製造法は、熱
硬化性樹脂を含浸したシート状基材を重ねて加熱加圧成
形する方法において、前記シート状基材の一部ないし全
部に上記のガラス繊維不織布を使用することを特徴とす
る。
造においてガラス繊維不織布に含浸した樹脂とガラス繊
維の密着性を高め、両者の界面に水分が侵入しにくくし
て積層板の電気絶縁性を向上させるものである。さら
に、ガラス繊維とバインダ間の密着性も十分に高めてお
く必要があり、エポキシ系バインダに対しては、フェニ
ル系アミノシランのフェニル基が、従来使用されている
エポキシシランのエポキシ基より親和性が強いために、
ガラス繊維とバインダ間の密着性を高めて積層板の電気
絶縁特性向上に寄与するものである。
は、例えば、特公昭52−39474号公報に開示され
ているものである。また、フェニル系アミノシランは、
例えば、化1に示す化学構造式のものである(日本ユニ
カー製 Y−9138)。併せて、従来使用されている
エポキシシランの化学構造式を化2に示す(日本ユニカ
ー製 A−187)。
グ剤として化1のY−9138を0.2〜10wt%の
範囲で含有させたエポキシ系バインダを11wt%付着
させて乾燥硬化させ、単位重量70g/m2のガラス繊
維不織布とした。上記ガラス繊維不織布にエポキシ樹脂
を含浸乾燥してプリプレグを作製し、これを所定枚数重
ねて、圧力20Kgf/cm2、温度160℃で1時間加熱
加圧成形して1.2mm厚さの積層板を製造した。
プリング剤として化2のA−187を0〜10wt%の
範囲で含有させたエポキシ系バインダを11wt%付着
させて乾燥硬化させ、単位重量70g/m2のガラス繊
維不織布とした。そして、このガラス繊維不織布を使用
して実施例と同様に1.2mm厚さの積層板を製造した。
レッシャークッカー処理(121℃,1atm,24時
間)に供し、耐湿絶縁特性を確認した。その結果(エポ
キシ系バインダ中のカップリング剤含有量と絶縁抵抗の
関係)を図1に示した。図1から、本発明に係る実施例
では、少ないカップリング剤の使用量で従来より絶縁特
性が優れていることが分かり、エポキシ系バインダ中の
カップリング剤含有量を0.5〜3wt%の範囲とする
ことにより一層絶縁特性が優れたものになることが理解
できる。
不織布は、耐湿絶縁特性が優れた積層板を製造するのに
有用であり、エポキシバインダ中にカップリング剤とし
て含有させるフェニル系アミノシランの含有量を0.5
〜3wt%とすることにより耐湿絶縁特性は一層好まし
いものとなる。
リング剤の含有量とこのガラス繊維不織布を使用した積
層板の絶縁抵抗の関係を示す曲線図である。
Claims (3)
- 【請求項1】ガラス繊維不織布を構成するガラス繊維同
士を結合するバインダがエポキシ系バインダであり、当
該バインダ中にフェニル系アミノシランを含有すること
を特徴とするガラス繊維不織布。 - 【請求項2】バインダ中のフェニル系アミノシランの含
有量が0.5〜3wt%である請求項1記載のガラス繊
維不織布。 - 【請求項3】熱硬化性樹脂を含浸したシート状基材を重
ねて加熱加圧成形する積層板の製造において、前記シー
ト状基材の一部ないし全部に請求項1または2に記載さ
れたガラス繊維不織布を使用することを特徴とする積層
板の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1212293A JP2836420B2 (ja) | 1993-01-28 | 1993-01-28 | ガラス繊維不織布および積層板の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1212293A JP2836420B2 (ja) | 1993-01-28 | 1993-01-28 | ガラス繊維不織布および積層板の製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06220762A JPH06220762A (ja) | 1994-08-09 |
JP2836420B2 true JP2836420B2 (ja) | 1998-12-14 |
Family
ID=11796744
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1212293A Expired - Lifetime JP2836420B2 (ja) | 1993-01-28 | 1993-01-28 | ガラス繊維不織布および積層板の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2836420B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107268180B (zh) * | 2017-05-25 | 2019-07-30 | 汇尔杰新材料科技股份有限公司 | 高锆耐碱玻璃纤维表面增强短切毡及其生产方法 |
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1993
- 1993-01-28 JP JP1212293A patent/JP2836420B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06220762A (ja) | 1994-08-09 |
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