JP2836026B2 - 印刷制御装置 - Google Patents

印刷制御装置

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JP2836026B2
JP2836026B2 JP28843189A JP28843189A JP2836026B2 JP 2836026 B2 JP2836026 B2 JP 2836026B2 JP 28843189 A JP28843189 A JP 28843189A JP 28843189 A JP28843189 A JP 28843189A JP 2836026 B2 JP2836026 B2 JP 2836026B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、ワードプロセッサ等に使用される印刷制
御装置に関する。
[従来の技術] 従来、サーマルプリンタを使用したワードプロセッサ
においては、1行分の文字列を複数回に分けて印刷する
と、印字品質が悪くなる為、1回の印字処理幅を制御す
ることにより、文字列の途中で改行しないようにしてい
る。
即ち、従来の印字処理幅の制御は、文書の書式(行ピ
ッチ)から決定するようにしているが、その際、印字処
理幅は印刷される文字列の最上位のドットが印刷ヘッド
の最上位のドットと一致するように一義的に決定される
為、固定的な値となる。
[発明が解決しようとする課題] このように印字処理幅は固定値となる為、文書中で行
ピッチが変化すると、文字列の途中で改行してしまうこ
とがある。
第11図はこの場合の印字動作例を示している。即ち、
印字ヘッドは48ドットで、文書中に行ピッチ90ドット、
文字サイズ48ドットの行単位データと、行ピッチ66ドッ
ト、文字サイズ36ドットの行単位データとが含まれてい
る場合の印字動作例を示している。なお、図中実線の両
端に矢印を付して表わした範囲は印字処理幅を示し、そ
の下方に伸びる破線を含む範囲が印字ヘッドの実際のサ
イズである(以下、同様)。
しかして、この場合においても、印字処理幅は文字列
の最上位のドットが印字ヘッドの最上位のドットと一致
するように一義的に決定される為、全て固定値となり、
その結果、行ピッチの変化に対処できず、文字列の途中
で改行されてしまうことがある(図中4行目の文字列参
照)。
そこで、従来においては、第12図に示すように行ピッ
チが変化した場合に、印字処理幅を補正するようにした
ものが知られている。この場合、次行の文字列の前で改
行するようにしている。
この方法では文字サイズと印字ヘッドのサイズとがほ
ぼ同じの場合にはあまり問題がないとしても、近年、印
字ヘッドのサイズが大きくなり、1回の印字動作で2行
以上のデータを一度に印刷できるものが製品化されて来
ているが、このように印字ヘッドのサイズが大きくなる
と、次のような問題が新たに生じる。
第13図はこの場合の印字動作例を示し、印字ヘッドが
144ドットサイズの場合である。この場合、印字ヘッド
サイズ内に1行目と2行目の文字列までが含まれるが、
2行目の行間は含まれないので、2行目の印刷は次回に
行われる。したがって、この場合には1行目の印刷を行
う際、2行目の文字サイズ分以上が未使用となる。特
に、3行目の文字列は他の文字サイズよりも小さい為、
印字ヘッドの半分以上が未使用となる。この結果、印字
ヘッドのサイズを大きくしても1行ずつの印字となり、
印字速度を高めることができないという問題を生ずる。
この原因は、印字処理幅を決定する際に、行ピッチの
みを考慮して決定することに起因している。つまり、第
13図で示したように印字ヘッドのサイズ内に2行目の文
字列が含まれていても印字処理幅は行ピッチ単位で決定
される為、行全体が含まれていない場合には1行分の印
字しか行うことができないことに起因している。
してみれば、印字処理幅を決定する際に行ピッチの他
に文字サイズという書式情報も考慮して決定できれば、
印字ヘッドサイズ内に最後の行の文字列だけが含まれて
いてもそれを含めて印刷することが可能となり、また、
その文字列の一部だけが含まれているときにはその文字
列の手前で改行することで、1行分の文字列が複数回に
分けられて印刷されるような事態を回避することが可能
となり、印字品質と印字速度の双方を同時に満足できる
ようになることは明らかである。
この発明の課題は、印字処理幅を決定する際に行ピッ
チの他に文字サイズという書式情報も考慮して決定でき
るようにすることである。
[課題を解決するための手段] この発明の手段は、文書データの行に対応して予め設
定された行ピッチおよび文字サイズを記憶する書式記憶
手段と、印字用紙と印字ヘッドとを相対的に移動させて
印字動作を行う印刷手段と、を備えた印刷制御装置にお
いて、次回の印字動作に係る文書データの第1の行に対
応する行ピッチと、少なくともその第1の行に続く第2
の行に対応する文字サイズとを前記書式記憶手段から夫
々読み出す読出手段と、この読出手段により読み出され
た前記第の行に対する行ピッチおよび前記第2の行に対
応する文字サイズと、前記印字ヘッドのサイズとに基づ
いて次回の印字動作に係る印字処理幅を決定する決定手
段と、この決定手段により決定された印字処理幅分の印
字データを作成して前記印刷手段に印字動作を行わせる
印字制御手段と、を具備したこと特徴とする。
[作用] この発明の手段の作用は次の通りである。
読出手段は次回の印字動作に係る文書データの第1の
行に対応する行ピッチと、少なくともその第1の行に続
く第2の行に対応する文字サイズとを書式記憶手段から
夫々読み出し、決定手段は読出手段により読み出された
前記第1の行に対応する行ピッチおよび前記第2の行に
対応する文字サイズと、前記印字ヘッドのサイズとに基
づいて次回の印字動作に係る印字処理幅を決定し、印字
制御手段は決定手段により決定された印字処理幅分の印
字データを作成して印刷手段に印字動作を行わせる。
従って、次回の印字動作に係る文書データの第1の行
に対応する行ピッチおよび少なくともその第1の行に続
く第2の行に対応する文字サイズと、印字ヘッドのサイ
ズとに基づいて、次回の印字動作に係る印字処理幅を決
定することができる。
[機能ブロック図の説明] 第1図はこの発明の機能ブロック図である。同図にお
いて、1は文書記憶手段、2は書式記憶手段、3は印刷
手段、4は解析手段、5は印字処理幅決定手段、6は印
字データ作成手段である。
[実施例] 以下、第2図〜第10図を参照して一実施例を説明す
る。
第2図は印刷制御装置のブロック図である。
テキストメモリ11は入力作成された文書データをコー
ド形式で記憶するもので、この内容は印刷指令にしたが
って順次読み出される。
書式メモリ12はテキストメモリ11内の文書データに対
応して予め設定され、少なくとも行ピッチおよび文字サ
イズを含む書式情報を記憶するもので、テキストメモリ
11から文書データが読み出された際にそれに対応する書
式情報が書式メモリ12から読み出される。
テキストメモリ11から読み出された文書データは書式
メモリ12から読み出された書式情報と共に印字データ作
成装置13および改行制御装置14に与えられる。
印字データ作成装置13はテキストメモリ11からの文書
データを印字用のドットパターンデータ(印字データ)
に変換するもので、その際、印字データ作成装置13は改
行制御装置14によって決定された印字処理幅分の印字デ
ータを作成して印字バッファ15へ転送する。
改行制御装置14は次回の印字動作に係る文書データに
対応して予め設定されている書式情報(行ピッチおよび
文字サイズ)を解析すると共に、この解析結果に基づい
て次回の印字動作に係る印字処理幅を決定する。そし
て、改行制御巣地14は決定した印字処理幅を印字データ
作成装置13に与え、また、この印字処理幅に基づいて印
字装置16内のプラテンを回転駆動させて改行制御を行っ
たり、キャリッジの移動制御を行う。
印字装置16はサーマルプリンタで、印字ヘッドPHは14
4ドットサイズのものを使用している。そして、印字装
置16は改行制御装置14からの制御信号に基づいてキャリ
ッジを移動させたり、プラテンを回転駆動させることに
より、印字用紙と印字ヘッドPHとを相対的に移動させな
がら印字バッファ15内の印字データを印刷する。
次に、本実施例の動作を第3図のフローチャートを参
照して説明する。
ここで、その概要を説明すると、本実施例の印刷制御
装置は、印字ヘッドPHの大きさを有効に利用しながら印
刷処理を行うことにより印字速度を高めている。つま
り、一度に複数行分の印刷を行うようにしているが、そ
の際、最後の行の全体が含まれていなくてもその文字列
だけが含まれていればよい。この場合、その文字列の一
部だけが含まれているときにはその文字列の手前で改行
することにより、1行分の文字列を複数回に分けて印刷
しないようにしている。
また、最後の行の行間に罫線などの図形が無い場合に
は、その行間部分だけが存在するような行を発生させる
が、この場合、キャリッジ移動は行なわず、紙送りのみ
を行って改行する。以下、このような処理を行間処理と
称するが、この行間処理は印字速度を更に高める為に行
われる。一方、行間に図形が有る場合には、その行間部
分の印刷も行わなければならないが、その際にも印字ヘ
ッドPHのサイズを有効に利用することで印字速度を高め
ている。
なお、第4図は第3図のフローチャートにおいて使用
される各種のパラメータを説明する為の図である。ここ
で、各種パラメータは次の如く定義されている。
B.max(バッファ最大幅)……印字バッファ15の縦方向
(印字ヘッドのドット列に一致する方向)の物理サイ
ズ。
L.size(行ピッチ)……後述する行ポインタ値L.topで
指定される行、つまり、現在行の行ピッチ(書式情
報)。
C.size(文字サイズ)……現在行の文字サイズ(書式情
報)。
L.top(行ポインタ値)……現在行の開始位置を示し、
この値は行ピッチL.size毎に更新される。
P.top(前行開始位置)……前行の文字列の上端開始位
置を示し、この値は原則的に行ポインタ値が更新される
毎に更新される。
P.bottom(前行終了位置)……前行の文字列の下端終了
位置を示し、この値は原則的に行ポインタ値が更新され
る毎に更新される。
B.size(印字処理幅)……次回の印字動作に係る印字処
理幅で、改行制御装置14によって決定されたものであ
る。
B.top(印字バッファ位置)……印字処理幅B.sizeを特
定する為の開始位置で、この値は1回の印字動作が終る
毎に印字処理幅B.size分更新される。
ADJ(アジャスト位置)……印字処理幅B.sizeを特定す
る為の終了位置で、この値は前行開始位置P.top、前行
終了位置P.bottom、行ポインタ値L.top(現在行の開始
位置)の何れかにセットされる。
また、第5図〜第7図は第3図のフローチャート内に
記述されている条件〜条件に対応する条件式と、こ
の条件式を満足する場合の状態を模式的に示した図であ
る。
しかして、印刷指令に応答して第3図のフローチャー
トが実行開始される。
先ず、イニシャライズ処理として行間処理フラグB.fl
agをリセットすると共に印字バッファ位置B.topを初期
値「0」にセットし、更に印字処理幅B.sizeの初期値と
してバッファ最大値B.maxをセットしておく(ステップS
1)。なお、行間処理フラグB.flagは行間に罫線等の図
形が含まれていない場合に行われる行間処理の実行有無
を指定する為のフラグで、それが“1"のときには行間処
理有り、“0"のときには行間処理無しを示している。
次に、前行開始位置P.top、前行終了位置P.bottom、
行ポインタ値L.topに初期値「0」をセットする(ステ
ップS2)。そして、改行制御装置14はこの行ポインタ値
L.topで示される現在行に対応する書式情報を解析する
為に、書式メモリ12から行ピッチL.size、文字サイズC.
sizeを取り込んでおく(ステップS3)。
このようにして各種必要なパラメータをセットしたの
ち、現在行に図形が含まれているか否かを調べるが(ス
テップS4)、いま図形が含まれていないものとするとス
テップS5に進み、行間処理フラグB.flagをチェックす
る。最初、行間処理フラグB.flagはリセットされている
ので、ステップS6に進み、条件を満足するか否かを調
べている。
ここで、条件は第5図に示す様に、 B.top+B.size>L.top つまり、ステップS6は現在行の開始位置が印字バッファ
15の下端位置よりも小さいか否かを調べる。
最初、印字バッファ位置B.topは「0」、印字処理幅
B.sizeはバッファ最大幅B.max、行ポインタ値L.topは
「0」、したがって、条件を満足する為、ステップS2
1に進み、更に条件を満足するか否かを調べる。
ここで、条件は第6図に示す様に、 L.top≧P.bottom つまり、ステップS21は現在行が前行よりも下に位置す
るか否か、換言すれば、Ltop>P.bottom,即ち現在行に
前行の一部が位置的に重なり合っているか否かを調べ
る。
いま、現在行は前行の下に位置しているので、ステッ
プS22に進み、前行開始位置P.topを行ポインタ値L.top
として前行開始位置P.topの更新を行うことにより、前
行の開始位置を現在行の位置に変更しておく。
そして、次のステップS23に進み、条件を満足する
か否かを調べる。
ここで、条件は第6図に示す様に、 P.bottom≧L.top+C.size つまり、ステップS23は前行の文字列の下端位置が現在
行の文字列の下端位置以上になったか否かを調べるもの
で、通常、この条件は不成立となり、ステップS24に
進んで前行終了位置P.bottomの更新が行われるが、第6
図に示すように、前行の文字サイズが大きいと、条件
が成立し、前行終了位置P.bottomの更新は行わず、条件
が不成立となるまでその位置に固定される。
しかして、ステップS24は行ポインタ値L.topに文字サ
イズC.sizeを加算することにより前行終了位置P.bottom
の更新を行う。
そして、ステップS25に進み、行ポインタ値L.topの更
新を行う。即ち、行ポインタ値L.topに行ピッチL.size
を加算することにより行ポインタ値L.topの更新が行わ
れる。その後、ステップS3に戻り、以下、条件が不成
立となるまで、つまり、現在行の開始位置が印字バッフ
ァサイズを越えるまで行ポインタ値L.topの更新を繰り
返す(ステップS25)。この場合、行ポインタ値L.topが
更新される毎に、通常、前行開始位置P.top、前行終了
位置P.bottomも更新される為(ステップS22、S24)、現
在行に対して前行は1つ前の行となる。
したがって、第10図に示す如く、印字ヘッド144ドッ
トサイズ、1行目、2行目の行ピッチが夫々90ドットで
あれば、ステップS25の更新処理が2回連続して繰り返
される結果、行ポインタ値L.topの値は印字バッファサ
イズを越えて「90ドット×2=180ドット」となり、3
行目の開始位置にセットされる。
これによって条件が不成立となってステップS7に進
み、今度は条件を満足するか否かを調べる。
ここで、条件は第5図に示す様に、 B.top+B.size≧P.bottom つまり、ステップS7は前行の文字列の下端終了位置が印
字バッファ15の下端位置未満であるか否かを調べる。
いま、第10図に示す如く、2行目の文字サイズを48ド
ットとすれば、この場合、印字バッファ位置B.topは
「0」、印字処理幅B.sizeはバッファ最大幅B.max、前
行終了位置P.bottomは「90ドット+48ドット=138ドッ
ト」であるから条件条件が成立する。
結局、条件が不成立で、条件が成立するというこ
とは、第9図(A)に示す状態にある可能性、つまり、
少なくとも前行の文字列が印字バッファ15に入る可能性
が高い為、ステップS15に進み、更に条件を満足する
か否かを調べる。
ここで、条件は第5図に示す様に、 B.top≧P.bottom つまり、ステップS15は前行の文字列の下端終了位置が
印字バッファ位置未満か否かを調べる。
結局、第9図(A)の状態にあれば、条件は不成立
となり、少なくとも前行の文字列は印字バッファ15に入
ることが分るが、条件が成立すると、第9図(B)に
示す如く、前行の文字列は印字バッファ15に入らず、す
でに印字されたデータであることが分る。
いま、第10図の場合、前行、つまり、2行目の前行終
了位置P.bottomは B.top+B.size≧P.bottem≧B.top の範囲内にある為、条件が不成立となり、ステップS1
6に進むが、いま、図形が無いものとすると、次のステ
ップS17に進み、前行終了位置P.bottomをアジャスト位
置ADJとし、また行間処理フラグB.flagをセットして
“1"とする。
そして、ステップS10に進み、条件を満足するか否
かを調べる。
ここで、条件は第7図に示す様に、 ADJ−B.top>B.max なお、ADJ−B.top=B.size 故にB.size>B.max つまり、ステップS10は算出した印字処理幅B.sizeが印
字バッファ15の最大値を越えたか否かを調べる。
いま、アジャスト位置ADJは前行終了位置P.bottom(1
38ドット)、印字バッファ位置B.topは「0」、バッフ
ァ最大幅B.maxは144ドット、したがって条件の不成立
が検出される為、ステップS11に進み、「B.size=ADJ−
B.top」の演算が行われて印字処理幅B.sizeが求められ
る。なお、条件が成立すると、ステップS18に進み、
印字処理幅B.sizeはバッファ最大幅B.maxとなる。
このようにして印字処理幅B.sizeを求めたら、印字バ
ッファ位置B.topから印字処理幅B.size分の印字データ
をその設定書式に応じて作成し、印字バッファ15にセッ
トしたのち1回分の印字動作を行わせる(ステップB1
2)。したがって、最初は、第10図に示す印字処理幅Pw
−1分の印刷が行われる為、1行目から2行目の文字列
までが一度に印刷される。つまり、印字ヘッドPHの空ド
ットは2ドットとなり、その略全体を使用した印刷が行
われることになる。
そして、ステップS13に進み、印字バッファ位置B.top
に印字処理幅B.sizeを加算することにより印字バッファ
位置B.topの更新が行われる。そして、条件を満足す
るか否かを調べる(ステップB14)。
ここで、条件は第7図に示す様に、 B.top<PAGE.size なお、PAGE.sizeは1頁の終了を示す。
つまり、ステップS14は印字バッファ位置B.topが1頁の
終了位置を越えたか否か、換言すれば、1頁分の印刷が
終了したか否かを調べる。
いま、1頁分の印刷が終了していなければステップS2
に戻り、再び前行開始位置P.top、前行終了位置P.botto
m、行ポインタ値L.topを初期化する。したがって、1回
分の印字動作が終ると、再び現在行を1行目にセット
し、以下同様の動作を繰り返すが、この場合、行間処理
フラグB.flagが“1"、したがってステップS5でそのこと
が検出されてステップS19に進む。
ここで、条件は第6図に示す様に、 B.top≧L.top つまり、ステップS19は現在行の位置が印字バッファ15
に入り込むか否かをチェックし、それが入り込むまで上
述と同様にステップS21、S23を介してステップS25に進
み、行ポインタ値L.topの更新を行いながら上述のルー
プを繰り返す。
いま、印字バッファ位置B.topは138ドット、したがっ
て行ポインタ値L.topが180ドットとなったときに条件
が成立し、ステップ20に進み、アジャスト位置ADJを行
ポインタ値L.topとし、また行間理フラグB.flagをリセ
ットする。そして、条件「ADJ−B.top>B.max」を調
べるが、いま不成立が検出される為、印字処理幅B.size
として「180ドット−138ドット=42ドット」が求められ
る(第10図Pw−2参照)。そして、印字動作が行われる
が(ステップB12)、この場合、第10図に示す如く、今
回の印字処理幅B.sizeはPw−2で、その間は印字データ
が存在しない行間スペースとなっている為、キャリッジ
の移動は行われず、決定された印字処理幅B.size分プラ
テンを回転駆動させて改行のみを行う。
そして、印字バッファ位置B.topの更新を行ったの
ち、1頁分の印刷が終了するまでステップS2に戻り、再
び前行開始位置P.top、前行終了位置P.bottom、行ポイ
ンタ値L.topが初期化される為、最初から上述の動作が
繰り返される。この場合、行間処理フラグB.flagはリセ
ットされている為、条件が不成立となるまで行ポイン
タ値L.topの更新が行われる(ステップS25)。
いま、印字バッファ位置B.topは180ドット、したがっ
て、「B.top+B.size=324ドット」であるから、行ポイ
ンタ値L.topが「360ドット」となるまで行ポインタ値L.
topの更新ループが4回連続して繰り返される。
以下、同様の動作が繰り返されることにより、印字処
理幅B.sizeは第10図に示す如く、Pw−3、Pw−4……Pw
−8のように順次変化する。したがって、1頁分の印刷
途中で、第10図に示すように行ピッチが90ドットから66
ドットに変化したとしても文字列の途中で改行されるよ
うなことはない。
なお、上述の動作は行間処理を行った場合の動作を説
明したが、行間に図形(罫線等)が含まれている場合に
は次の如く動作する。
即ち、ステップS4で図形有りが検出されると、ステッ
プS5をジャンプしてステップS6に進む。即ち、図形有り
の場合には行間処理フラグB.flagを無視する。そして、
条件が不成立(ステップS6でNO)、つまり現在行の位
置が印字バッファ15に入らなくなるまで行ポインタ値L.
topを更新し(ステップS25)、これによって第9図
(A)に示す状態、つまり、条件が不成立、条件が
成立、条件が不成立となると、ステップS16で図形有
りが検出される。この場合、ステップS20に進み、アジ
ャスト位置ADJが行ポインタ値L.topとなり、ステップS1
0で条件の成立が検出される為、印字処理幅B.sizeは
バッファ最大幅B.maxとなる。したがって、1回の印字
動作で印字ヘッドPH分(144ドット分)の印刷が行われ
る(ステップS12)。即ち、第10図に示すように1回目
の印字処理幅B.sizeはPw−11となり、2行目の文字列と
共にその行間の一部も同時に印刷される。
そして、印字バッファ位置B.topの更新が行われ、印
字バッファ位置B.topは144ドットとなる。その後、再び
条件が成立、条件が不成立、更にステップS16で図
形有りが検出されると、上述と同様にステップS20に進
み、アジャスト位置ADJが行ポインタ値L.topとなるが、
この場合、行ポインタ値L.topは270ドット、したがっ
て、印字処理B.sizeは「270ドット−144ドット=126ド
ット」となり印字バッファ15の最大値未満であるから、
1回の印字動作で126ドット分の印刷が行われる(第10
図のPw−12参照)。
以下、同様の動作が繰り返されることにより印字処理
幅B.sizeは印字動作が行われる毎に第10図に示す如くPw
−13、Pw−14、Pw−15のように順次変化する。
なお、その他の動作について以下説明する。
先ず、条件、条件が共に不成立となるとステップ
S8に進み、条件が成立するか否かを調べる。
ここで、条件は B.top≧P.top つまり、ステップS8は前行の途中から印字バッファ15に
入るか否かを調べる。
いま、条件が不成立となるのは、第9図(C)の場
合である。即ち、状面、、が共に成立しない為、
前行は印字バッファ15にまたがった状態となる。この場
合、ステップS9に進み、アジャスト位置ADJを前行開始
位置P.topとする。そして、条件が不成立であれば、
印字処理幅B.sizeは「B.size=ADJ−B.top」となり(ス
テップS11)、このサイズで印字動作が行われる(ステ
ップS12)。したがって、前行が印字バッファ15にまた
がっている場合には前行の手前までが印刷されるので、
前行の文字列が途中で改行されることはない。
一方、ステップS8で条件の成立が検出されるのは第
9図(D)の場合である。即ち、前行の行間ピッチが印
字バッファ15のサイズよりも大きく、その全てが印字バ
ッファ15に入らない場合である。この場合には、アジャ
スト位置ADJを前行終了位置P.bottomとする(ステップS
17)。したがって、このような特殊なケースでは前行の
途中で改行し、2回にわたって印刷するようにする。
更に、ステップS15で条件の成立が検出されるの
は、第9図(B)の場合である。即ち、前行の行間が印
字バッファ15のサイズよりも大きい場合で、この場合、
アジャスト位置ADJは行ポインタ値L.top(ステップS2
0)、印字処理幅B.sizeはバッファ最大幅B.maxとなる
(ステップS18)。
次に、現在行と前行とが位置的に重なり合っている場
合の動作を第8図を参照して説明する。なお、図中、
〜は行ポインタ値L.topの更新順序を示している。
この場合、ステップS21で条件の不成立が検出され
ている。
いま、行ポインタ値L.topが図中の位置にあると
き、現在行「C」よりも前行「B」の方が大きく、L.to
p>P.bottomの関係が成立する為、前行開始位置P.topの
更新は行われず、前行開始位置P.topは現在位置(文字
列「B」の開始位置)に固定される。
そして、ステップS23に進むが、この場合、条件の
不成立、つまり通常と同様にP.bottom<L.top+C.size
が検出される為、前行終了位置P.bottomの更新が行われ
る(ステップS24)。そして、次のステップS25で行ポイ
ンタ値L.topの更新を行ったのちステップS3に戻り、条
件の不成立が検出されるまで上述のループが繰り返さ
れる。
したがって、条件が不成立となるのは行ポインタ値
L.topが図中の位置に来たときで、この際、前行終了
位置P.bottomは文字列「D」の下端終了位置となってい
る。なお、前行終了位置P.bottomは文字列「B」の上端
開始位置のままとなっている。
この結果、前行終了位置P.bottomが印字バッファサイ
ズよりも大きくなり、次のステップS7で条件の成立が
検出され、ステップS15に進む。この場合、印字バッフ
ァ位置B.topは図中の位置にあり、条件の不成立が
検出される為、図形無しを条件にステップS17に進み、
アジャスト位置ADJが前行終了位置P.bottomとなり、以
下、このアジャスト位置ADJに基づいて印字動作が行わ
れる為、文字列「B」、「C」、「D」が一度に印刷さ
れる。
このように、本実施例においては、印字処理幅を決定
する際に、行ピッチの他に文字サイズという書式情報も
考慮して決定するようにしたから、次のような効果を生
ずる。
、印字ヘッドのサイズを最大限利用して一度に複数行
分の印刷を行うことができる。つまり、一度に複数行分
の印刷を行う場合、最後の行の全体が含まれていなくて
もその文字列だけが含まれていれば、それを含めた印刷
が可能となり、印字ヘッドサイズを最大限有効に利用す
ることができ、それだけ印字回数を減らすことが可能と
なる。
例えば、第10図に示すように、行間処理を行った場
合、実際に印字を行う回数は4回、また行間処理を行わ
ない場合でも5回となる。これに対し、第13図の処理で
は8回となり、印字回数を大幅に削減でき、その結果、
印字速度を向上できる他、インクリボンの使用量も減ら
すことができる。
、一方、一度に複数行分の印刷を行う場合でも、印字
ヘッドサイズ毎に印字するのではなく、最後の行におい
てその文字列の一部だけが含まれるような場合にはその
文字列の手前で改行するようにしたので、1行分の文字
列が複数回に分けられて印刷されるような事態を回避で
き、印字品質を損わず、良質な印刷が可能である。
[発明の効果] この発明によれば、次回の印字動作に係る文書データ
の第1の行に対応する行ピッチおよび少なくともその第
1の行に続く第2の行に対応する文字サイズと、印字ヘ
ッドのサイズとに基づいて、次回の印字動作に係る印字
処理幅を決定するようにしたので、印字ヘッドのサイズ
を最大限に有効に利用して一度に複数行分の印刷を行う
ことができると共に、1行分の文字列が複数回に分割さ
れて印刷される事態を回避でき、印字速度と印字品質の
双方を同時に満足することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の機能ブロック図、第2図〜第10図は
実施例を示し、第2図は印刷制御装置のブロック図、第
3図は動作を説明する為のフローチャート、第4図は第
3図の印刷処理で使用される各種パラメータを説明する
為の図、第5図〜第7図は第3図で示した条件〜を
説明する為の図、第8図は現在行と前行とが位置的に重
なり合ったときの特殊な印刷処理を説明する為の図、第
9図は各種条件の成立、不成立に応じた状態を説明する
為の図、第10図は通常の印刷処理を説明する為の図、第
11図〜第13図は従来例を説明する為の図である。 11……テキストメモリ、12……書式メモリ、13……印字
データ作成装置、14……改行制御装置、15……印字バッ
ファ、16……印字装置、PH……印字ヘッド、B.max……
バッファ最大幅、L.size……行ピッチ、C.size……文字
サイズ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B41J 29/50 B41J 21/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】文書データの行に対応して予め設定された
    行ピッチおよび文字サイズを記憶する書式記憶手段と、 印字用紙と印字ヘッドとを相対的に移動させて印字動作
    を行う印刷手段と、 を備えた印刷制御装置において、 次回の印字動作に係る文書データの第1の行に対応する
    行ピッチと、少なくともその第1の行に続く第2の行に
    対応する文字サイズとを前記書式記憶手段から夫々読み
    出す読出手段と、 この読出手段により読み出された前記第1の行に対応す
    る行ピッチおよび前記第2の行に対応する文字サイズ
    と、前記印字ヘッドのサイズとに基づいて次回の印字動
    作に係る印字処理幅を決定する決定手段と、 この決定手段により決定された印字処理幅分の印字デー
    タを作成して前記印刷手段に印字動作を行わせる印字制
    御手段と、 を具備したことを特徴とする印刷制御装置。
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