JP2833880B2 - 溜め桝 - Google Patents

溜め桝

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JP2833880B2
JP2833880B2 JP16292491A JP16292491A JP2833880B2 JP 2833880 B2 JP2833880 B2 JP 2833880B2 JP 16292491 A JP16292491 A JP 16292491A JP 16292491 A JP16292491 A JP 16292491A JP 2833880 B2 JP2833880 B2 JP 2833880B2
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暁夫 馬場
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Maezawa Kasei Kogyo KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、排水桝、雨水桝などの
溜め桝に関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種の溜め桝としては、主にコン
クリート製の30cm角の角桝が使用されている。しかし
ながらコンクリート製の溜め桝は、重量が大きく施工性
が悪いうえ、衝撃に弱く落下の際などに破損しやすく取
扱いが困難であるとの問題点を有している。
【0003】そこで今日、発泡ポリプロピレン樹脂製の
直径30cm程度の円筒形状の丸桝が、溜め桝として多く
用いられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のような発泡ポリプロピレン樹脂製の丸桝は、発泡ポ
リプロピレン樹脂の性質上、接合部分に一般的な接着剤
を使用できず、密着性の弱い接合剤しか使用できないた
め、このような接合部分からの不明水などの流入、ある
いは漏水などの恐れがある。また、円筒形状の丸桝は、
角桝に比べて圧力に対する強度があるものの、周面が曲
面状であるため、配管口の穿設が困難であるとともに、
流入管あるいは流出管などの配管を周面に接続する際に
密着性を確保するのが困難で、パッキングを介したとし
ても侵入水、漏水などを防止することは困難であるとい
う問題を有している。
【0005】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、軽量で取扱いが容易であるとともに、接合部分を
容易に密着して侵入水や漏水を防止し得る溜め桝を提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の溜め桝は、上面
を開口し下面を底板にて閉塞した塩化ビニル樹脂製の円
筒形状の桝本体と、この桝本体の外周面の高さ方向の中
間位置に形成され、配管口が穿設される平面部とを具備
したものである。
【0007】
【作用】本発明の溜め桝は、桝本体の外周面の高さ方向
の中間位置に平面部を形成し、この平面部に配管口を穿
設するため、この配管口に接続される配管と、桝本体と
の密着が容易になる。また、桝本体は塩化ビニル樹脂か
らなるため、軽量で取扱いも容易であるとともに、接着
剤によって容易に接続、密封される。さらに、桝本体は
円筒形状であるため、圧力に対する強度が高い。
【0008】
【実施例】以下、本発明の溜め桝の一実施例の構成を図
面を参照して説明する。
【0009】図1および図2において、10は略円筒形状
の桝本体であり、この桝本体10は、硬質塩化ビニル樹脂
製のパイプをブロー成型により成型してなり、高さ方向
の中間位置に、四方に向かってそれぞれ平面部11が突設
形成されている。
【0010】そして、この桝本体10の上面の開口部15に
は、塩化ビニル樹脂製の蓋受け体16が上部の拡径部17を
開口部15の上端に係止して接着嵌合して接続されてお
り、さらに、この蓋受け体16の内部に蓋体21が着脱自在
に嵌合されている。
【0011】また、この桝本体10の下面の開口部23は、
塩化ビニル樹脂製の底板24が接着嵌合されて閉塞されて
いる。この底板24は、図3に示すように、周縁から上方
に向って嵌合縁25が形成されており、さらに、この嵌合
縁25の上端部から二方向に向ってそれぞれ三カ月形状の
鍔部26が突設されている。この鍔部26は、二方向にのみ
形成されているため設置時にも障害となりにくく、ま
た、この鍔部26により、地下水などの影響による溜め桝
の浮上が防止される。そして、桝本体10内の平面部11の
下端位置から底面までが高さ寸法約150mm の泥溜め部29
となっている。
【0012】そして、四方に突設された各平面部11は、
それぞれ上下方向に長い略楕円形状で、任意の平面部11
の任意の高さ位置に、配管するための流入管31、流出管
32をそれぞれ接続する配管口としての流入口33、流出口
34が開口形成される。
【0013】また、図1および図4において、36は塩化
ビニル樹脂製の一対の配管固定具で、各配管固定具36
は、両端を開口した略円筒形状に成型され、外周面に形
成された接合部38を流入口33、流出口34に挿入して接続
固定するとともに、内周面に流入管31、流出管32を接着
嵌合して接続し、桝本体10に流入管31、流出管32を接続
している。そして、この配管固定具36の接合部38は、一
端部36aの外周面に螺刻されたねじ溝部41と、このねじ
溝部41の端部から外周方向へ向かって環状に突設形成さ
れたフランジ部43とからなっている。また、このフラン
ジ部43には、接合部38に望んで環状凹溝44が形成され、
この環状凹溝44にOリング、パッキングなどの弾性リン
グ45が嵌着されている。
【0014】そして、各配管固定具36は、流入口33、流
出口34の内側から接合部38を挿入し弾性リング45を平面
部11の内面に圧着した状態で、外側に突出したねじ溝部
41にナット47を螺合することにより、このナット47とフ
ランジ部43とにて流入口33、流出口34の周辺部を挾持
し、さらに必要に応じて接着剤によって接続固定されて
いる。
【0015】また、各配管固定具36の他端部36b 近傍の
内周面には、内周方向へ向かってストッパ部48が環状に
突設されており、外側から挿入された流入管31、流出管
32を係止している。
【0016】次に、この実施例の設置動作を説明する。
【0017】まず、垂直状に埋設される桝本体10の任意
の平面部11に、図示しないホールソーなどを用いて、流
入口33を穿設し、他の平面部11に流入口33よりやや低い
高さ位置に流出口34を穿設する。
【0018】そして、各流入口33、流出口34に、それぞ
れ内側から配管固定具36を挿入し、ナット47および接着
剤にて接続固定する。この状態で、弾性リング45が各流
入口33、流出口34の周囲に圧接し、水密性が保たれる。
【0019】そして、各配管固定具36の内周面に、流入
管31、流出管32を挿入し、接着嵌合して接続する。
【0020】また、必要に応じて、桝本体10の上部を任
意の高さ位置で切断し、蓋受け体16を介して蓋体21を取
付けた際に、蓋体21と地表面51とが略同一面となるよう
にする。
【0021】そうして、本実施例の溜め桝によれば、桝
本体10、底板24、配管固定具36、流入管31、流出管32な
どが、いずれも塩化ビニル樹脂からなるため、軽量で扱
いも容易であるとともに、相互に一般的な接着剤にて強
固に接着でき、施工性および水密性を高めることができ
る。
【0022】また、桝本体10に平面部11を成型したた
め、この平面部11に容易に流入口33、流出口34を穿設し
得るとともに、これらの流入口33、流出口34に配管固定
具36を介して流入管31、流出管32を接続したため、接続
部分の密着性を高め、侵入水、漏水などを防止すること
ができる。
【0023】また、桝本体10は、一般的で安価なビニル
パイプを使用して、生産効率を向上させることができる
とともに、各平面部11はブロー成型によって容易に成型
することができる。
【0024】そして、平面部11は桝本体10の四面に設け
られ、それぞれ上下方向に長い楕円形状であるため、任
意の方向および任意の高さ位置に流入口33、流出口34を
形成することができ、汎用性、適応性を高めることがで
きる。
【0025】また、桝本体10は、平面部11をのぞいて円
筒形状であるため、内部および外部からの圧力に対して
も高い強度を有している。
【0026】なお、平面部11の形状は本実施例のものに
限られず、図5および図6に示すように、各平面部11a
を連続して成型し、横断面四角形状とすることもでき
る。また、下面に底板24を接着嵌合せず、底部を桝本体
11と一体成形することもできる。
【0027】また、配管固定具36のストッパ部48内側に
図示しない短管を嵌合することにより、トラップなどの
部材を容易に接続することもできる。
【0028】
【発明の効果】本発明の溜め桝によれば、桝本体の外周
面の高さ位置の中間部に平面部を形成し、この平面部に
配管口を穿設するため、この配管口に接続される配管
と、桝本体との密着性を高めることができる。また、桝
本体は塩化ビニル樹脂からなり、軽量で取扱いも容易で
あるとともに、接着剤によって容易に接続されるため、
接続部分の密着性を高め、不明水の流入、内部からの漏
水などを防止することができる。さらに、桝本体は円筒
形状であるため、圧力に対する強度を高めることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の溜め桝の一実施例を示す一部を切り欠
いた側面図である。
【図2】同上桝本体の横断面図である。
【図3】同上底板の下面図である。
【図4】同上配管固定具の断面図である。
【図5】本発明の他の実施例を示す桝本体の斜視図であ
る。
【図6】同上桝本体の横断面図である。
【符号の説明】
10 桝本体 11 平面部 24 底板 33 配管口としての流入口 34 配管口としての流出口

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面を開口し下面を底板にて閉塞した塩
    化ビニル樹脂製の円筒形状の桝本体と、 この桝本体の外周面の高さ方向の中間位置に形成され、
    配管口が穿設される平面部と を具備したことを特徴とした溜め桝。
JP16292491A 1991-07-03 1991-07-03 溜め桝 Expired - Lifetime JP2833880B2 (ja)

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JP2019007339A (ja) * 2017-06-20 2019-01-17 積水化学工業株式会社 雨水マス、及び雨水マスの施工方法
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