JP2832582B2 - 台所設備 - Google Patents

台所設備

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JP2832582B2
JP2832582B2 JP7046685A JP4668595A JP2832582B2 JP 2832582 B2 JP2832582 B2 JP 2832582B2 JP 7046685 A JP7046685 A JP 7046685A JP 4668595 A JP4668595 A JP 4668595A JP 2832582 B2 JP2832582 B2 JP 2832582B2
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mounting table
cabinet
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kitchen
guard
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真樹 南平
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YAMAHA RIBINGU TETSUKU KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、厨房室内に設置され
るベースキャビネット及び調理用キャビネット等のシス
テムキッチンからなる台所設備に関し、特に、調理用キ
ャビネットのガス器具等の載置台の構造に工夫を施すこ
とにより、隣接するベースキャビネット側のカウンタま
たは流し台との接合を簡便にするとともに、厨房室の調
理用キャビネット廻りの壁面の耐火施工を容易にして美
観性の向上を図るようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の台所設備におけるシステ
ムキッチン、特に、厨房室内の壁面コーナ部にカウンタ
または流し台等を備えたベースキャビネットと共に隣接
設置される調理用キャビネットにおいては、ガス器具等
の載置台を隣接するベースキャビネットのカウンタまた
は流し台に対して一段低くして配列してなる構成を有す
るものがある。
【0003】そして、このような従来の調理用キャビネ
ットは、図9に示すように、載置台1が天板部2と、こ
の天板部2の背面側に立上り形成されるバックガード部
3と、このバックガード部3の両側に立上り形成される
サイドガード部4,5とから形成されているとともに、
図10に示す展開状態にある一枚板の基板10を点線の
ような折曲線aを基に、図11に示すような形態に曲げ
加工を施し、かつ、互いの折曲接合部位を溶接wしてな
る一方、その折曲欠拠部位11にコーナ部材6を重ね合
わせ溶接wすることにより、図9に示すような全体を一
体的に組立形成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の台所設備における調理用キャビネットの載置台
1の構造では、一段低い天板部2のベースキャビネット
側に面するサイドガード部5が、天板部2と一体に折曲
形成されていることから、ベースキャビネット側のカウ
ンタまたは流し台の下面に隙間なく接合するには、サイ
ドガード部5の上端面5aを任意のベースキャビネット
側のカウンタまたは流し台の下面形状に応じた形状に形
成する必要がある。
【0005】これによって、ベースキャビネット側のカ
ウンタまたは流し台へのサイドガード部5の接合が容易
に行なうことができないばかりでなく、載置台1自体の
加工においても、狭い場所での細かな溶接個所が多いこ
とから、溶接加工に熟練と時間を要し、しかも、溶接熱
による変色や反り等が発生し易いために、仕上り精度が
悪い。
【0006】また、載置台1のバックガード部3の上端
面3aと壁面側のサイドガード部4の上端面4aとの高
さに段差tがあるために、バックガード部3及びサイド
ガード部4の上部に対応する厨房室のコーナ部側壁面廻
りに耐火構造によるタイル貼り施工を施す場合、段差t
を補う余分な異種形状のタイル貼りを行なう必要がある
ばかりなく、このようなタイル貼りの段差による不均一
な並びによって厨房室内の美観が損なわれる。
【0007】
【発明の目的】この発明の目的は、隣接するベースキャ
ビネット側のカウンタまたは流し台に対する調理用キャ
ビネットのガス器具等の載置台の接合作業を簡便に行な
えるようにするとともに、厨房室の調理用キャビネット
廻りの壁面のタイル貼りによる耐火施工を容易にして美
観性の向上を図ることができるようにした台所設備を提
供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、この発明は、厨房室内の壁面コーナ部に、カウ
ンタまたは流し台等を備えたベースキャビネットと共に
調理用キャビネットを隣接させて設置し、この調理用キ
ャビネットのガス器具等が載置される載置台を前記ベー
スキャビネットのカウンタまたは流し台に対して低くて
配置した台所設備において、前記載置台は、天板部と、
この天板部の背面側に立上り形成されるバックガード部
と、このバックガード部の両側に立上り形成されるサイ
ドガード部とを備えてなるとともに、このベースキャビ
ネット側に面するサイドガード部を別体に形成してなる
構成としたものである。
【0009】この場合、前記載置台のバックガード部と
両サイドガード部との互いの接合部位をL字型金具にて
接着するとともに、バックガード部と壁面側に面するサ
イドガード部との高さを同一にする一方、壁面側に面す
るサイドガード部側の天板部の空間に、鍋蓋等の保持用
具を設けるようにすることが好ましい。
【0010】
【作用】すなわち、この発明は、上記の構成を採用する
ことにより、載置台のベースキャビネット側に面するサ
イドガード部を別体に形成してなるために、ベースキャ
ビネット側に面するサイドガード部を、任意のベースキ
ャビネットのカウンタまたは流し台の下面形状に対応さ
せて容易に形成することが可能になり、これによって、
隣接するベースキャビネット側のカウンタまたは流し台
との接合作業が簡便に行なえる。
【0011】また、載置台のバックガード部と両サイド
ガード部との互いの接合部位をL字型金具にて接着する
ことにより、狭い場所での細かな溶接個所が少なくなる
ために、組立接合加工が容易に行なえるとともに、従来
のような溶接熱による変色や反り等の発生が防止され
る。
【0012】さらに、載置台のバックガード部と壁面側
に面するサイドガード部との高さを同一にすることによ
り、厨房室のコーナ部側壁面廻りに耐火構造によるタイ
ル貼り施工を施す場合、同一形状のタイルを均一に並べ
てタイル貼りを行なうだけで良いために、従前のよう
に、厨房室内の美観が損なわれずに施工も容易である。
【0013】さらにまた、壁面側に面するサイドガード
部側の天板部の空間に、鍋蓋等の保持用具を設けること
により、載置台の空間を有効に利用することが可能にな
る。
【0014】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図1から図8に
示す図面を参照しながら詳細に説明する。なお、この発
明に係る図示の実施例において、図9から図11に示す
従来の調理用キャビネットに設置される載置台の構造と
構成が重複する部分は同一符を用いて説明する。
【0015】図1に示すように、20はこの発明に係る
厨房室100のコーナ部101における壁面102,1
03に他のベースキャビネット30と共に隣接させて設
置された調理用キャビネットで、その壁面102,10
3の廻りには、タイルTが貼り付けられて耐火構造に施
工されている。
【0016】この調理用キャビネット20上には、ガス
器具等の調理器具Gが載置させる載置台1が設置されて
いて、この載置台1は、図2に示すように、天板部2
と、この天板部2の背面側に立上り形成されるバックガ
ード部3と、このバックガード部3の両側に立上り形成
されるサイドガード部4,5とから形成されているとと
もに、このベースキャビネット30側に面するサイドガ
ード部5を別体に形成してなる構成を有する。
【0017】そして、前記載置台1は、バックガード部
3の上端面3aと厨房室100の壁面102側に面する
サイドガード部4の上端面4aとの高さが同一寸法に形
成されているとともに、図3及び図4に示すように、前
記バックガード部3と両サイドガード部4,5との裏面
側の互いの接合部位は、シール性を有する接着剤7を介
してL字型金具8にてそれぞれ接着されている。
【0018】すなわち、上記した載置台1は、図5に示
す展開状態にある一枚板の基板10を点線のような折曲
線aを基に、図6に示すような形態に曲げ加工を施し、
かつ、互いの折曲接合部位を溶接wしてなるとともに、
その折曲欠拠部位11にコーナ部材6を重ね合わせ溶接
wする一方、前記バックガード部3と両サイドガード部
4,5との裏面側の互いの接合部位をシール性を有する
接着剤7を介してL字型金具8にてそれぞれ接着するこ
とにより、図2に示すような全体を一体的に組立形成し
てなるものである。
【0019】これによって、前記別体に接合されるサイ
ドガード部5の上端面5aは、前記ベースキャビネット
30のカウンタ(または流し台)31の任意の下面形状
に応じて容易に形成することが可能になる。
【0020】この場合、前記別体に接合される載置台1
の天板部2と前記ベースキャビネット30側に面するサ
イドガード部5との接合は、スポット溶接にて行なわれ
るとともに、その境界部位には、シールテープ等を介在
して上部からコーキング処理が施されるようになってい
る。
【0021】また、図7及び図8に示すように、図中4
0は前記載置台1の壁面側に面するサイドガード部4側
の天板部2の空間2Aに設けた鍋蓋等の調理具50の保
持用具で、この保持用具40が配置される空間2Aは、
前記ガス器具Gの端からサイドガード部4の側面まで1
50mm以上の間隔幅を有するように消防法によって規
制されているため、この空間2Aを有効利用してなるも
のである。
【0022】
【発明の効果】以上の説明したように、この発明は、載
置台のベースキャビネット側に面するサイドガード部を
別体に形成してなることから、ベースキャビネット側に
面するサイドガード部を、任意のベースキャビネットの
カウンタまたは流し台の下面形状に対応させて容易に形
成することができ、これによって、隣接するベースキャ
ビネット側のカウンタまたは流し台との接合作業を簡便
に行なうことができる。
【0023】また、請求項2において、載置台のバック
ガード部と両サイドガード部との互いの接合部位をL字
型金具にて接着することにより、狭い場所での細かな溶
接個所が少なくなるために、組立接合加工を容易に行な
うことができるとともに、従前のような溶接熱による変
色や反り等の発生を防止することができる。
【0024】さらに、請求項3において、載置台のバッ
クガード部と壁面側に面するサイドガード部との高さを
同一にすることにより、厨房室のコーナ部側壁面廻りに
耐火構造によるタイル貼り施工を施す場合、同一形状の
タイルを均一に並べてタイル貼りを行なうだけで良いた
めに、従前のように、厨房室内の美観を損なうことがな
い。
【0025】さらにまた、請求項4において、壁面側に
面するサイドガード部側の天板部の空間に、鍋蓋等の保
持用具を設けることにより、載置台の空間を有効に利用
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る台所設備の一実施例を示す概略
的説明図。
【図2】同じく載置台の斜視図。
【図3】図2のA部における接合部位の要部拡大横断面
図。
【図4】図2のB部における接合部位の要部拡大横断面
図。
【図5】同じく載置台を折曲げ形成する基板の展開図。
【図6】同じく載置台を折曲げ形成する基板の折曲げ接
合状態を示す説明図。
【図7】同じく載置台の空間への鍋蓋等の保持用具の配
置状態の一例を示す斜視図。
【図8】同じく載置台の空間への鍋蓋等の保持用具の配
置状態の他の例を示す斜視図。
【図9】従来の載置台の斜視図。
【図10】同じく従来の載置台を折曲げ形成する基板の
展開図。
【図11】同じく従来の載置台を折曲げ形成する基板の
折曲げ及び接合状態を示す説明図。
【符号の説明】 1・・・載置台、 2・・・天板部、 3・・・バックガード部、 3a・・・上端面、 4・・・サイドガード部、 4a・・・上端面、 5・・・サイドガード部、 5a・・・上端面、 6・・・コーナ部材、 7・・・接着剤、 8・・・L字型金具、 20・・・調理用キャビネット、 30・・・ベースキャビネット、 31・・・カウンタ(または流し台)、 40・・・保持器具、 50・・・調理具(鍋蓋)、 100・・・厨房室、 101・・・コーナ部、 102,103・・・壁面、 G・・・ガス器具、 T・・・タイル、 G・・・ガス器具。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A47J 47/20 A47B 77/00 A47K 1/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 厨房室内の壁面コーナ部に、カウンタま
    たは流し台等を備えたベースキャビネットと共に調理用
    キャビネットを隣接させて設置し、この調理用キャビネ
    ットのガス器具等が載置される載置台を前記ベースキャ
    ビネットのカウンタまたは流し台に対して一段低くして
    配列した台所設備において、 前記載置台は、天板部と、この天板部の背面側に立上り
    形成されるバックガード部と、このバックガード部の両
    側に立上り形成されるサイドガード部とを備えてなると
    ともに、 このベースキャビネット側に面するサイドガード部を別
    体に形成したことを特徴とする台所設備。
  2. 【請求項2】 載置台のバックガード部と両サイドガー
    ド部との互いの接合部位をL字型金具にて接着したこと
    を特徴とする請求項1に記載の台所設備。
  3. 【請求項3】 載置台のバックガード部と壁面側に面す
    るサイドガード部との高さを同一にしたことを特徴とす
    る請求項1または2に記載の台所設備。
  4. 【請求項4】 載置台の壁面側に面するサイドガード部
    側の天板部の空間に、鍋蓋等の保持用具を設けたことを
    特徴とする請求項1,2または3に記載の台所設備。
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