JP2830702B2 - ケースの基板への取り付け構造 - Google Patents

ケースの基板への取り付け構造

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JP2830702B2
JP2830702B2 JP19928093A JP19928093A JP2830702B2 JP 2830702 B2 JP2830702 B2 JP 2830702B2 JP 19928093 A JP19928093 A JP 19928093A JP 19928093 A JP19928093 A JP 19928093A JP 2830702 B2 JP2830702 B2 JP 2830702B2
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soldering
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徹郎 平木
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、無線機器における高周
波モジュール等のように、回路基板の表面を電磁遮蔽の
ためにシールドケースで覆う場合におけるケースの基板
への取り付け構造に関する。
【0002】
【従来の技術】無線機器における高周波モジュールで
は、回路基板に実装した高周波回路からの電磁波を遮蔽
するために、回路基板の周囲を金属製のシールドケース
で覆うようにしている。そして、このシールドケースの
回路基板への従来の取り付け構造は、図4に示すよう
に、シールドケース1に設けた馬蹄形の足部11をかし
めることによって行っていた。
【0003】即ち、シールドケース1には、図5に示す
ように、側壁12の取り付け端側の一部に切り欠きが設
けられ、先端部11aが広く側壁12側への接続部11
bが細い馬蹄形の足部11が適所に形成されている。そ
して、回路基板2の周囲を覆うように、このシールドケ
ース1を取り付け端側から嵌め込み、図6に示すよう
に、足部11の先端部11aを内側にかしめることによ
り回路基板2を保持すると共に、この足部11の先端部
11aと回路基板2上の銅箔パターン21との間を半田
3で接続固定していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
な取り付け構造では、嵌め込んだシールドケース1の足
部11をかしめる工程と、この足部11を回路基板2の
銅箔パターン21に半田付けする工程とが必要となり、
これらを手作業で行わなければならないことから、製造
工程の自動化の障害となっていた。また、足部11の半
田付けを回路基板2上の表面実装部品と共にディップ半
田によって同時に行うようにした場合であっても、この
足部11のかしめ工程は、回路基板2を破損しないよう
に慎重に手作業で行う必要があり、この場合にも製造工
程の完全な自動化を図ることはできなかった。
【0005】しかも、上記足部11は、回路基板2上の
高周波回路の動作時や銅箔パターン21との半田付け時
の熱により発生するこれら回路基板2や銅箔パターン2
1との熱膨張率の相違を吸収するために、上記のよう
に、半田付けを行う先端部11aを細い接続部11bを
介してシールドケース1の側壁部に接続するようにして
いた。しかしながら、回路基板2上の高周波回路は、こ
の足部11を介してシールドケース1に接地するように
しているため、このような細い接続部11bは高周波的
にはインダクタンスとして働き接地回路に不要なインピ
ーダンスを生じさせるという不都合もあった。
【0006】さらに、上記のようなかしめによる取り付
け構造では、足部11と回路基板2に機械的なストレス
が発生するので、これらを接続固定する半田3にクラッ
クが生じて接続不良となるおそれがまったくなくなるこ
とはない。
【0007】このため、従来のケースの基板への取り付
け構造には、製造工程の完全な自動化が困難となり、し
かも、シールドケース1への接地も不十分になる場合が
あり、さらに、回路基板2とシールドケース1との接続
不良が発生するおそれを完全になくすこともできないと
いう問題があった。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、回路基板の表面をシールドケースで覆う
ためのケースの基板への取り付け構造において、シール
ドケースの側壁における取り付け端側の一部に電磁遮蔽
を損なわない程度の狭さで切り欠きを設けることで複数
突設された突起部が、回路基板の周縁部におけるこの突
起部に対応する位置に形成されたスルーホールに挿入さ
れ、前記回路基板の周囲が前記シールドケースの前記一
部に設けられた切り欠き以外の部分で覆われるようにし
て回路基板の周囲の電磁遮蔽をすると共に、各突起部が
挿入されたスルーホールに半田付けされたことを特徴
している
【0009】
【作用】本発明の構成によれば、シールドケースの突起
部を回路基板のスルーホールに挿入し半田付けを行うこ
とにより、このシールドケースを回路基板に取り付けて
いる。
【0010】このため、従来どうしても手作業に頼らざ
るを得なかったかしめ工程をこの取り付け工程からなく
すことができるので、製造工程の完全な自動化を図るこ
とができるようになる。また、突起部をスルーホールに
挿入して半田付けを行うので、このスルーホール内面の
銅箔と突起部全体が半田によって堅固に接続固定され
る。従って、熱膨張率の相違によるストレスを吸収する
ために、この突起部を細く形成する必要がなくなり、回
路基板上の回路をシールドケースに確実に接地すること
が可能となる。しかも、突起部をスルーホールに挿入す
るだけの構造であるため、機械的なストレスの発生する
おそれがなくなり、このストレスによる半田付け不良の
心配もまったくなくなる。
【0011】また、本発明は、スルーホールを長孔状に
形成すると共に、突起部もこれに対応して幅広の形状に
することを特徴としている。そして、このような幅広の
突起部で接続を行えば、スルーホールへの半田付けがよ
り堅固になると共に、回路基板上の回路をシールドケー
スに更に確実に接地することができるようになる。
【0012】
【実施例】以下、図面を参照しながら、本発明の実施例
を詳述する。
【0013】図1乃至図3は本発明の一実施例を示すも
のであって、図1はシールドケースを回路基板に取り付
けた状態を示す斜視図、図2は突起部とスルーホールと
の取り付け構造を示す縦断面図、図3はシールドケース
の側壁に設けられた突起部の正面図である。なお、上記
図4乃至図6に示した従来例と同様の機能を有する構成
部材には同じ番号を付記する。
【0014】本実施例は、無線通信機器における高周波
モジュールの回路基板にシールドケースを取り付ける場
合の取り付け構造について説明する。
【0015】図1に示すように、高周波モジュールの回
路基板2には、送受信回路を構成する表面実装タイプの
ICやその他の素子部品が実装されている。また、図示
の回路基板2の裏面側には、送受信回路に用いる発振回
路モジュール等が挿入部品として実装されている。
【0016】上記回路基板2の周縁部には、適所にさら
に周囲側に突出した突出部22が設けられ、各突出部2
2には、それぞれ長孔状のスルーホール23が形成され
ている。スルーホール23は、図2に示すように、回路
基板2の表面側から裏面側に貫通する貫通孔の内面に銅
箔を成膜したものである。また、この突出部22には、
回路基板2の他所と接続される銅箔パターン21が形成
され、この銅箔パターン21は、スルーホール23の内
面の銅箔にも接続されている。
【0017】シールドケース1は、半田メッキを施した
鋼板を四角い枠状に形成したものであり、内部の高周波
回路を電磁的に遮蔽すると共にこの高周波回路の接地を
とるためにも利用される。シールドケース1の各面の側
壁12には、図3に示すように、回路基板2への取り付
け端側の一部に切り欠きが設けられ、ここに幅広の突起
部13が形成されている。この突起部13の形成箇所
は、上記回路基板2における各突出部22のスルーホー
ル23の形成位置にそれぞれ対応している。
【0018】上記構成のシールドケース1は、取り付け
端側を回路基板2に嵌め込み、図2に示すように、シー
ルドケース1側の各突起部13を回路基板2側のスルー
ホール23にそれぞれ挿入することにより取り付けられ
る。そして、各スルーホール23の内面の銅箔及び周囲
の銅箔パターン21と、スルーホール23内に挿入され
た突起部13とが半田付けによって接続固定される。
【0019】また、実際の製造工程においては、まず回
路基板2上に所定のパターンでクリーム半田をプリント
しておき、表面実装部品を載置してリフロー炉を通し半
田付けを行う。次に、この回路基板2に挿入部品の取り
付けを行うと共に、シールドケース1を嵌め込み各突起
部13をスルーホール23に挿入する。そして、ディス
ペンサによりクリーム半田をスルーホール23付近に塗
布してから再びリフロー炉を通して半田付けを行う。す
ると、スルーホール23付近に塗布された半田がリフロ
ー炉の熱によってスルーホール23内に入り込み、この
スルーホール23内の銅箔や周囲の銅箔パターン21と
突起部13とを堅固に接続固定する。
【0020】なお、リフロー炉は、表面実装部品を回路
基板2上に載置したまま比較的低温で半田付けを行うの
で、最初のリフロー炉で半田付けされた表面実装部品が
2度目のリフロー炉で回路基板2上から脱落するという
ような心配はない。また、シールドケース1を回路基板
2に嵌め込んだまま固定せずにリフロー炉に通すと、熱
による回路基板2のソリ等によってスルーホール23と
突起部13とが確実に半田付けされない部分が生じるの
ではないかという懸念もあったが、実際に上記工程で取
り付けを行ってみた結果、そのような半田付け不良のお
それはまったくなかった。
【0021】この結果、本実施例によれば、シールドケ
ース1の回路基板2への取り付けの際に、手作業による
かしめ工程を経る必要がなくなり、リフロー半田による
完全な自動化が可能になる。また、突起部13をスルー
ホール23に挿入して半田付けを行うので、このスルー
ホール23の内面の銅箔や周囲の銅箔パターン21と突
起部13全体が半田によって堅固に接続固定され、半田
付け不良が発生するようなおそれがまったくなくなる。
しかも、この突起部13は、幅広に形成されてそのまま
シールドケース1の側壁12に繋がるので、回路基板2
上の高周波回路の接地を確実に行うこともできるように
なる。
【0022】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のケースの基板への取り付け構造によれば、製造工程の
完全な自動化を可能とし、また、シールドケースへの接
地も確実に行うことができ、しかも、半田付けの接続不
良が発生するおそれを完全になくすことができるという
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すものであって、シール
ドケースを回路基板に取り付けた状態を示す斜視図であ
る。
【図2】本発明の一実施例を示すものであって、突起部
とスルーホールとの取り付け構造を示す縦断面図であ
る。
【図3】本発明の一実施例を示すものであって、シール
ドケースの側壁に設けられた突起部の正面図である。
【図4】従来例を示すものであって、シールドケースを
回路基板に取り付けた状態を示す斜視図である。
【図5】従来例を示すものであって、シールドケースの
側壁に設けられた足部の正面図である。
【図6】従来例を示すものであって、シールドケースの
足部による回路基板の取り付け構造を示す縦断面図であ
る。
【符号の説明】
1 シールドケース 12 側壁 13 突起部 2 回路基板 23 スルーホール

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回路基板の表面をシールドケースで覆う
    ためのケースの基板への取り付け構造において、 シールドケースの側壁における取り付け端側の一部に電
    磁遮蔽を損なわない程度の狭さで切り欠きを設けること
    複数突設された突起部が、回路基板の周縁部における
    この突起部に対応する位置に形成されたスルーホールに
    挿入され、前記回路基板の周囲が前記シールドケースの
    前記一部に設けられた切り欠き以外の部分で覆われるよ
    うにして回路基板の周囲の電磁遮蔽をすると共に、各突
    起部が挿入されたスルーホールに半田付けされたことを
    特徴とするケースの基板への取付け構造。
JP19928093A 1993-07-16 1993-07-16 ケースの基板への取り付け構造 Expired - Lifetime JP2830702B2 (ja)

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JP4783960B2 (ja) * 1999-08-06 2011-09-28 ミツミ電機株式会社 基板の保護装置
JP4688129B2 (ja) * 2004-08-30 2011-05-25 アルプス電気株式会社 高周波機器
JP2006245497A (ja) 2005-03-07 2006-09-14 Sharp Corp 高周波モジュール

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