JP2830157B2 - 時間管理装置及び時間管理方法 - Google Patents

時間管理装置及び時間管理方法

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JP2830157B2
JP2830157B2 JP1234592A JP23459289A JP2830157B2 JP 2830157 B2 JP2830157 B2 JP 2830157B2 JP 1234592 A JP1234592 A JP 1234592A JP 23459289 A JP23459289 A JP 23459289A JP 2830157 B2 JP2830157 B2 JP 2830157B2
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【発明の詳細な説明】 [発明の技術分野] 本発明は、時間管理装置及び時間管理方法に係り、特
にフレックスタイム制における労働時間管理に好適なも
のに関する。
[発明の背景] 最近、出社時刻、退社時刻を各従業者が自主的に決め
ることができるフレックスタイム制を導入する企業が増
えてきた。
フレックスタイム制としては、例えば、1ヶ月間の総
労働時間が決められ、各人がその範囲内で出社時刻およ
び退社時刻を自由に決めることができる制度である。こ
の様な場合、1ヶ月の総労働時間を不足なく達成する方
法としては、例えば、減算タイマの如き装置に1ヶ月の
総労働時間を設定しておき、この総労働時間から毎日の
労働時間を減算して残りの労働時間を把握する方法、或
いは1ヶ月の総労働時間と、毎日の労働時間の累計とを
表示する装置を利用する方法等が考えられる。
しかし、上述の如き方法では、予め1ヶ月間の総労働
時間を設定する作業を要するか、1ヶ月間の総労働時間
は一般には、一日の基準労働時間とその月の労働日数の
積で表わされ、月により変化する。従って月が替る度
に、新たな月の労働日数を求め、この労働日数に1日の
労働時間を掛ける計算をして、その月の総労働時間を求
めて、それを上記のような装置にプリセットしなければ
ならなず面倒であった。
また、一般には、上述1ヶ月間は、各月に対応せず、
毎月の特定の日すなわち区切り日(例えば20日、25日
等)の翌日より翌月の区切り日までの1ヶ月間(以下、
精算期間という)とすることが多い。このため該一ケ月
間の内の労働日数を求める作業は、更に、面倒なものと
なる。
[発明の目的] 本発明は上述の如き事情に鑑みてなされたものであ
り、所定期間内の総労働時間を簡単に知ることができる
時間管理装置及び時間管理方法の提供を目的とする。
[発明の要点] 本発明は上記目的を達成するために、請求項(1)及
び(4)記載の発明は予め1日の基準労働時間と休日と
を入力しておくと、所定期間内に入ったときに自動的に
所定期間の労働日数を求め、この労働日数に1日の基準
労働時間を掛けて上記所定期間の総労働時間を求めて表
示するようにしたことを要旨とする。
また、請求項(2)及び(5)記載の発明は予め一日
の基準労働時間と数ケ月間の休日と共に日付を1ヶ月間
隔で区切る区切り日を入力しておくと、新たな1ヶ月間
に入ったときに自動的に新たな1ヶ月間の労働日数を求
め、この労働日数に一日の基準労働時間を掛けて新たな
1ヶ月間の総労働時間を求めて表示するようにしたこと
を要旨とする。
また、請求項(3)記載の発明は、請求項(1)又は
(2)記載の発明に1〜31日に対応づけられた31個の表
示体と、この31個の表示体で1ヶ月間の休日を同時に表
示する休日表示制御手段とを更に備えたものである。
[実施例] 以下、図面に示す一実施例に基づいて、本発明を具体
的に説明する。
構 成 第1図は、本実施例の回路構成を示すもので、CPU1を
中心に他の各回路部がこれに接続する構成となってい
る。CPU1は他の回路部からのデータを受取り、これを処
理して送出すると共に、各回路部に制御信号を送ってそ
れらを制御する回路である。
計時部2は現在時刻、日付を得て、これらをCPU1に与
える回路であり、発振回路2a、分周回路2b、時刻計数回
路2c、日付計数回路2dからなる。発振回路2aは、常時、
一定周波数信号を送出する回路であり、分周回路2bは発
振回路2aからの上記一定周波数信号を1分周期信号にま
で分周し、該1分周期信号を時刻計数回路2cおよび後述
のアンドゲート3に送出する回路である。時刻計数回路
2cは分周回路2bからの1分周期信号を計数して現在時刻
を得て、これらを現在時データH、現在分データMIとし
てCPU1に送出すると共に、午後12時になる度に日キャリ
ーCDをCPU1および日付計数回路2dに与える回路である。
日付計数回路2dは上記日キャリーCDを計数して日付を得
て、これを年データY、月データMO、日データDとして
CPU1に送出する回路である。
アンドゲート3はRSフリップフロップ4の出力Qによ
り開成し、分周回路2bからの1分周期信号をCPU1に送出
する回路である。RSフリップフロップ4はCPU1からの信
号によりセット或いはリセットされ、セット状態におい
て出力Qを送出する回路である。RAM5は後述の各メモリ
を有し、CPU1の制御の下に、CPU1との間でデータの授受
を行なう記憶回路部である。キー入力部6は後述の多数
のキースイッチを備え、それらのいずれかが操作された
ときに、対応するキー入力信号をCPU1に送出する回路で
ある。また、表示部7はCPU1からのデータを表示する回
路部である。
第2図は、RAM5内に設けられている各種レジスタおよ
びメモリの構成を示すものである。同図(a)におい
て、基準労働時間レジスタRTは1日当りの基準労働時間
がセットされるレジスタであり、区切り日レジスタSDは
区切り日がセットされるレジスタである。最小時間単位
レジスタTTは、労働時間の計数において計数対象となる
最小時間すなわち最小時間単位(例えば、最小時間単位
が15分のときは、出社が8時9分におこなわれても、出
社時刻は8時15分として労働時間が計数され、退社が6
時13分であっても、退社時刻は6時として労働時間が計
数される)がセットされるレジスタである。
また休憩時間レジスタ部Kには5個の休憩開始時間レ
ジスタK1A〜K5Aおよび5個の休憩終了時間レジスタK1B
〜K5Bが設けられており、休憩開始時間レジスタK1Aおよ
び休憩終了時間レジスタK1Bにはそれぞれ、最初の休憩
時間の開始時刻および終了時刻がセットされ、以下同様
にして、休憩開始時間レジスタK5Aおよび休憩終了時間
レジスタK5Bにはそれぞれ第5回目の休憩時間の開始時
刻および終了時刻がセットされる。休日メモリKDは、第
2図(c)に示す如き構成となっており、1年間の休日
データが記憶されるメモリである。すなわち、1月から
12月までの各月に対応する月休日メモリKD1からKD12
での12個の月休日メモリに分かれ、各月休日メモリは31
ビットからなり、該各ビットは、その月の各日に対応
し、休日に該当するビットには1が書込まれる。総労働
時間レジスタTRは、当日が属する演算期間(以下、今清
算期間という)の総労働時間がセットされるレジスタで
ある。労働日数レジスタTDは、今清算期間における総労
働日数がセットされるレジスタである。累計労働時間レ
ジスタRRは今清算期間において、既に働いた労働時間の
累計がセットされるレジスタである。残り時間レジスタ
NRは総労働時間レジスタTRの値から累計労働時間レジス
タRRの値を引いた値、すなわち、これから先、今清算期
間中に、働かなければならない残り時間がセットされる
レジスタである。超過時間レジスタCRは、既に働いた総
労働時間すなわち累計労働時間レジスタRRの値が、今清
算期間中に働かなければならない総労働時間すなわち総
労働時間レジスタTRの値を越えた場合に、その超過分の
労働時間がセットされるレジスタである。経過時間レジ
スタKTは、当日において、既に働いた時間がセットされ
るレジスタである。出社時刻レジスタXは出社時レジス
タXHと出社分レジスタXMとからなり、前者には当日の出
社時刻の時データ、後者には当日の出社時刻の分データ
がセットされる。退社時刻レジスタYRは退社時レジスタ
YHと退社分レジスタYMとからなり、前者には当日の退社
時刻の時データ、後者には当日の退社時刻の分データが
セットされる。表示対象指定レジスタLは、表示部7に
表示するデータを指定するレジスタであり、0がセット
されたときには、現在時刻等を指定し、1がセットされ
たときは、今清算期間の各種労働時間データを指定し、
2がセットされたときは、1清算期間だけ古い清算期間
(以下、先清算期間という)における各種労働時間デー
タを指定する。モードフラグNは、各種データを設定す
る際の設定モードおよび今清算期間或いは先清算期間の
日々のデータを、1日分ずつ、表示部7に表示する際の
読出モードで立てられ、その他の通常モード等で降ろさ
れるフラグである。
また、レジスタKU、I、S、P、MSおよびDSは、後述
の各種処理においてもちいられるワーキングレジスタで
ある。
第2図(b)の今清算期間メモリDMは、今清算期間の
毎日の出社時刻、退社時刻および労働時間が記録される
メモリであり、行アドレス1〜31の各行は今清算期間の
最初から最後の日までの各日にそれぞれ対応する。また
上記各行は出社時刻エリアA、退社時刻エリアB、労働
時間エリアCからなり、それぞれ、対応する日の出社時
刻、退社時刻および労働時間が記録される。
第2図(d)に示す先清算期間記憶部LMは、先清算期
間の各種データが記録される記憶部である。総労働時間
レジスタTR′、労働日数レジスタTD′、累計労働時間レ
ジスタRR′、残り時間レジスタNR′および超過時間レジ
スタCR′は、それぞれ第2図(a)に示す総労働時間レ
ジスタTR、労働日数レジスタTD、累計労働時間レジスタ
RR、残り時間レジスタNRおよび超過時間レジスタCRに対
応し、それぞれ先清算期間における総労働時間、労働日
数、累計労働時間、残り時間、超過時間がセットされ
る。また、先清算期間メモリDM′は第2図(b)に示す
今清算期間メモリDMと同一構成となっており、先清算期
間における毎日の出社時刻、退社時刻および労働時間が
記録される。
第3図は、本実施例の外観および表示体配列を示す。
出社キーSKAおよび退社キーSKBは、それぞれ出社時およ
び退社時に操作されるキースイッチである。また液晶表
示パネル9はそれぞれ7セグメント表示体等を備える第
1表示部10、第2表示部11、第3表示部12および第4表
示部13からなり、第1表示部10および第2表示部11には
例えば前記通常モードで、それぞれ、当日の出社時刻お
よび当日の経過時間が表示され、第3表示部12および第
4表示部13には、例えば通常モードで、それぞれ現在時
刻等および当日の日付が表示される。なお第1表示部10
および第3表示部12にはそれぞれ午前および午後を示す
AおよびPの文字表示体が配され、第4表示部13には、
該表示部に超過時間(超過時間レジスタCR又はCR′の内
容)が表示されたとき点灯される超過マーク表示体13a
並びに該表示部には今清算期間或いは先清算間に係るデ
ータが表示されたとき点灯されるTHISおよびLASTの文字
表示体も配されている。
また液晶表示パネル9の下方のアナログ表示部14に
は、31個の表示体14aが配されており、これらの表示体
の上部には1〜31の数字が印刷表示されている。これら
の表示体14aは当日の属する月の1日から31日までの各
日にそれぞれ対応し、対応する日が休日の場合に点灯さ
れる。
更に、液晶表示パネル9の右側にはキースイッチ部15
が設けられ、各種キースイッチが配されている。
動 作 次に、以上の如く構成された本実施例の動作について
説明する。
第4図は、本実施例の動作の概要を示すジェネラルフ
ローチャートであるが、先ず該フローチャートにより本
実施例の動作を概括的に説明する。
先ずステップS1では、時刻計数回路2cからの日キャリ
ーCDであったかを調べる。そして日キャリーCDがなかっ
たときは、直接ステップS7に進むが、日キャリーCDがあ
ったときは区切り日レジスタSDにセットされている値が
29以上すなわち区切り日が29日、30日、31日のときは、
一般に清算期間が、各月の1ヶ月間と一致していること
になるから、当日はその最初の日となる1日かを日付計
数回路2dからの日データDにより判断し(ステップS
3)、1日の場合はステップS5へ進むが、1日でないと
きはステップS7に進む。また、ステップS2で区切り日レ
ジスタSDのセット値が29未満の値であると判断したとき
は、清算期間が月の途中で終ることになるから、当日が
区切り日の翌日になっているかを判断し(ステップS4)
上記翌日になっているときはステップS5に進むが、それ
以外のときは、直接、ステップS7に進む。
ステップS3で当日の日付は1日であると判断されたと
き、およびステップS4で当日は区切り日の翌日であると
判断されたとき、すなわち、新たな清算期間に入った直
後は、先ず、第2図(a)に示す総労働時間レジスタT
R、労働日数レジスタTD、累計労働時間レジスタRR、残
り時間レジスタNR、超過時間レジスタCRおよび同図
(b)に示す今清算期間メモリDMの内容を、同図(d)
に示す先清算期間記憶部LMの対応するレジスタおよびメ
モリに移すデータ格納処理を行ない(ステップS5)、次
いで上記総労働時間レジスタTR、労働日数レジスタTD、
累計労働時間レジスタRR、残り時間レジスタNR、超過時
間レジスタCRに新たな清算期間に係るデータ(例えば労
働日数等)をセットするイニシャライズ処理が実行され
る(ステップS6)。
ステップS1で日キャリーCDがなかったと判断されたと
き、ステップS3で当日は1日でないと判断されたとき、
ステップS4で当日は区切り日の翌日ではないと判断され
たときおよびステップS6のイニシャライズ処理が終了し
たときは、ステップS7に進み分周回路2Bからアンドゲー
ト3を介して1分周期信号が送られてきたかを判断する
(後述の如く、この場合既に出社が行なわれて経過時間
の計数が開始されかつ、その計数用の1分周期信号が送
られてきたかを判断している)。そして1分周期信号が
送られてきていないときは、直接、ステップS17に進む
が、送られてきたときは、現在、休憩時間レジスタ部K
に記憶されているいずれかの休憩時間中かを判断し(ス
テップS8)、休憩時間中であるときはステップS17に進
み、休憩時間外のときはステップS9からステップS16で
示される後述の経過時間計数処理に進む。
ステップS7で1分信号がなかったと判断されたとき、
ステップS8で休憩時間中と判断されたとき、又は上記経
過時間計数処理が終了したときはステップS17に進み、
キー入力があったかを判断する。そしてキー入力があっ
たときは、ステップS18で対応する後述のキー処理を実
行し、その後に、その時点に指定されているデータを液
晶表示パネル9に表示する後述の表示処理を実行するが
(ステップS19)、キー入力がなかったときは、ステッ
プS17からステップS19に、直接、進んで上記表示処理を
実行する。
第5図は、第4図中のデータ格納処理(ステップS5)
およびイニシャライズ処理(ステップS6)を詳細に示す
フローチャートであり、第6図は第4図中のキー処理
(ステップS18)を詳細に示すフローチャートである。
また第7、8、9および11図はそれぞれ、第6図中の出
社キー処理(ステップS66)、退社キー処理(ステップS
68)、出社時刻変更キー処理(ステップS72)、休日設
定処理(ステップS81)、および最小時間単位設定処理
(ステップS82)を詳細に示すフローチャートであり、
第12図は、第4図中の表示処理(ステップS19)を詳細
に示すフローチャートである。第13、14図は、各種キー
操作或いは区切り日の経過に伴なう液晶表示パネル9の
表示の変遷を示す図である。以下、上記各図を参照しな
がら各種動作を詳細に説明していく。
(イ)設定データの確認・変更時の動作 本実施例の使用にあたっては、1日の基準労働時間、
区切り日等を予めキー操作によって設定しておく必要が
あり、既に設定してあるこれらのデータの確認・変更
(新たな設定を含む。以下において同様とする)は、設
定モードにおいて行なうが、該モードは、通常モード
(第13図(b)の状態)においてキーSNを操作すること
により実現される。
上記キーSNの操作があった場合、第4図のステップS1
から始まる一連の処理の後、ステップS17でキー入力が
あったことを検出し、ステップS18すなわち第6図のキ
ー処理へと進む。そして、ステップS55で操作されたの
はキーSNであることを確認し、モードフラグNが立てら
れていないことを確認し(ステップS56)、該モードフ
ラグNを立て、設定モードとする(ステップS57)。
以上の動作の後、第4図の表示処理(ステップS19)
すなわち、第12図のフローチャートへと進む。そして設
定モード(L=0、N=1)になっていることを確認し
(ステップS200、S201)、その時点に設定されている各
種データが液晶表示パネル9の各表示部に表示されてい
く。すなわち、ステップS207では基準労働時間レジスタ
RTにセットされている1日の基準労働時間を第1表示部
10に表示し、ステップS208では区切り日レジスタSDにセ
ットされている区切り日を第2表示部11に表示し、ステ
ップS209では最小時間単位レジスタTTにセットされてい
る最小時間単位を第3表示部12に表示し、ステップS210
ではレジスタMS、レジスタDSにセットされている休日の
月・日を第4表示部13に表示し、ステップS211では、レ
ジスタMSで指定される当月の休日を、休日メモリKDから
読取って、アナログ表示部14の対応する表示体14aを点
灯して表示する。そして、レジスタMS、レジスタDSによ
って指定され第4表示部13に表示されている休日に対応
する休日メモリKDのビットに1が設定されていることを
確認し(ステップS212)、その旨を超過マーク表示体13
aを利用して点灯表示する(ステップS213)。例えば、
1日の基準労働時間が8時間で、区切り日が20日で、最
小時間単位が1分で、レジスタMS、レジスタDSにセット
されている休日が7月23日で、該7月の休日として1、
2、8、9、15、16、22、23、29、30、31日が、それぞ
れ設定されているときは、液晶表示パネル9の表示は第
13図(a)の如くになる。
以上の如くして、既に設定してあるデータを確認でき
るが、設定データを変更するときは、先ずキーSSを操作
して前記レジスタS(第2図(a)参照)により、変更
対象とするデータ種を指定し(第6図のステップS73〜S
76)。然る後、例えば、基準労働時間レジスタRTの1日
の基準労働時間或いは区切り日レジスタSDの区切り日の
変更の場合は、キーSAを操作して行なう(ステップS7
3、S77、S78、S79)。また、最小時間単位レジスタTTの
最小時間単位を変更対象としたときも(すなわちレジス
タSの値を2としたときは)、変更は、キーSAを操作し
ていくことにより行なうが、この場合、キーSAの操作の
度に、最小時間単位レジスタTTの最小時間単位は1分、
5分、10分、15分、20分、30分の順序でサイクリックに
変更されていく(第11図のステップS190〜S197)。更
に、休日メモリKDの休日を変更対象としたときは(すな
わちレジスタSの値を3としたとき)、キーSAの操作に
より、レジスタMSに新たに設定する休日の月を設定し
(第10図のステップS170〜S173)、キーSBの操作により
レジスタDSに新たに設定する休日の日を設定し(ステッ
プS175〜S178)、その上で、キーSCを操作して、その月
日に対応する休日メモリKDのビット(第2図(a)およ
び(c)参照)に1を設定することにより行なう(ステ
ップS179、S180)。
なお、上記の如くして、変更されたデータは、変更後
の表示処理(第12図ステップS200、S201、S207〜S213)
で、対応する表示部に表示されていく。
また、上述のようにして変更した基準労働時間レジス
タRTの1日の基準労働時間等に基づき総労働時間レジス
タTRの1ヶ月間の総労働時間等を更新するときは、上記
状態でキーSIを操作する。このときは、該操作をステッ
プS60で検出し、未だ設定モードであることを確認し
(ステップS61、S62)、ステップS63のイニシャライズ
処理を実行するが、該処理の詳細は第5図のステップS3
6〜S40と同様で、労働日数レジスタTD、総労働時間レジ
スタTR等の更新、累計労働時間レジスタRR、超過時間レ
ジスタCRのクリアが行なわれる。
上記の如くして、設定データの確認、変更を終えた
後、該設定モードから前述の通常モードに戻すには、キ
ーSNを操作する。この場合、該操作をステップS55で検
出し、ステップS56を経てステップS58でモードフラグN
を降ろして通常モードとなる。
(ロ)出社キー処理動作 出社時には、出社キーSKA(第3図参照)を操作する
ことなるが、この場合、第4図のステップS1から始まる
一連の処理の後、ステップS18のキー処理すなわち第6
図のフローチャートに進み、ステップS64で上記出社キ
ーSKAの操作を検出し、ステップS65の出社キー処理すな
わち第7図のフローチャートに進む。そして、先ず、時
刻計数回路2cから現在時データHおよび現在分データMI
を取込みそれらを、それぞれ出社時レジスタXHおよび出
社分レジスタXMにセットする(ステップS100、S101)。
次いで、レジスタIの値を1〜5の値で、順次、変えな
がら、これによって指定される休憩時間レジスタ部Kに
記憶されている5つの休憩時間を点検し、現在、そのい
ずれかの休憩時間中かを調べ、いずれかの休憩時間中で
あるときは出社時レジスタXH、出社分レジスタXMからな
る出社時刻レジスタXの出社時刻を、その休憩時間の終
了時刻に変更する(ステップS102〜S106)。すなわち、
休憩時間中に出社キーが操作されても休憩時間は勤務時
間に含まれないようになっている。
以上の処理の後、ステップS110に進み、最小時間単位
レジスタTTに設定されている最終時間単位が1分かを判
断する。そして1分であるときは直接ステップS111に進
むが、1分以外のときは、出社分レジスタXMの出社分デ
ータが0分かを調べ、0分であるときは、上記ステップ
S111に進み、0分でないときはステップS116〜S120で示
される出社直後時間切捨処理が実行される。すなわち、
出社分レジスタXMの値が負になるまでレジスタIにより
回数を数えながら、順次、該出社分レジスタXMの値を最
小時間単位レジスタTTの最小時間単位だけ小さいものに
していく動作を経過し(ステップS116〜S119)、出社分
レジスタXMの値が負になったときは、それをステップS1
18で検出し最小時間単位をレジスタIにより数えた上記
回数倍して出社分データとして出社分レジスタXMにセッ
トする(ステップS120)。これにより、例えば、現実の
出社時刻が8時17分で最小時間単位が10分のときは、出
社分レジスタXM等からなる出社時刻レジスタXにセット
される出社時刻は8時20分となり、8時17分から8時20
分までの3分間の勤務時間は切捨てられることになる。
以上の後、新たに出社分レジスタXMにセットされた出
社分データが60分となっているかを調べ、60分になって
いないときは、直接、ステップS111に進むが、60分にな
っているときは、出社分レジスタXMの出社分データを0
分とし出社時レジスタXHの出社時データを1時間だけ大
きいものとする繰上げ処理を実行し(ステップS121、S1
22、S123)、その後、上記ステップS111に進む。
ステップS110で最小時間単位が1分であると判断され
たとき、ステップS115で出社分データが0分であると判
断されたとき、上記ステップS121で出社分レジスタXMの
出社分データは60分ではないと判断されたとき、および
上記繰上げ処理が終了したときは、経過時間レジスタKT
およびレジスタKUをクリアし(ステップS111、S112)、
更に、RSフリップフロップ4(第1図参照)をセットし
て(ステップS113)、該出社キー処理を終了する。
(ハ)経過時間計数動作 上述の如き出社キー処理動作が行なわれた後は、該処
理ステップS113でRSフリップフロップ4がセット状態と
なるのでアンドゲート3が開成され、分周回路2bから1
分周期信号が送られてきて、出社後の経過時間が計数さ
れていく。すなわち、第1図のステップS1からの一連の
処理後、ステップS7で上記1分周期信号があったかを調
べ、該信号があったときは、更に、現在、休憩中かを調
べ、休憩中でないときは、レジスタKUの値を1分だけ長
いものとしていき、先の1分周期信号があった時より更
に1分間が経過したことを記憶する(ステップS9)。そ
して、ステップS10ではレジスタKUの新たな値が最小時
間単位レジスタTTの値に達したか、すなわち、更に最小
時間単位だけの時間経過があったかを調べる。
未だ最小時間単位だけの時間経過がないときは、ステ
ップS17に進むが、最小時間単位だけの時間経過があっ
たときは、次の最小時間単位経過の計数に備えてレジス
タKUをクリアし(ステップS11)、経過時間レジスタKT
の経過時間を最小時間単位だけ大きいものにし(ステッ
プS12)、ステップS13に進む。ステップS13では今清算
期間において既に働いた労働時間の累計を更に最小時間
単位だけ大きいものにし、次いで、残り時間レジスタNR
の値が正か、すなわち、未だ、今清算期間に働かなけれ
ばならない労働時間だけ働いていないかを判断する。
(ステップS14)。そして未だ働いていないときは残り
時間レジスタNRの値すなわち残り時間を最小時間単位だ
け小さいものとするが(ステップS15)、既に働いてい
るときは、超過時間レジスタCRの値すなわち超過時間を
最小時間単位だけ大きいものとする(ステップS16)。
以上の処理の後には、前述と同様にステップS17、S18を
経てステップS19では計数した経過時間等を液晶表示パ
ネル9に表示する表示処理が行なわれる。例えば、出社
してから2時間5分経過したときは、その旨が第2表示
部11に表示され液晶表示部9の表示は、第13図(b)の
如くになる(なお、同図において、第1表示部10の8:30
は、出社時刻を示し、第3表示部12の10:25は、現在時
刻を示し、第4表示部13の7.28は当日の日付を示す)。
(ニ)出社時刻を変更するときの動作 一度、前述の出社キー処理により出社時レジスタYH、
出社分レジスタXMにセットした出社時刻を、何らかの理
由で、変更するときは、上記通常モードにおいて、プラ
スキーS+又はマイナスキーS-を操作する。
この場合、該操作の度に、第4図のステップS17から
ステップS18すなわち第6図のキー処理に進み、通常モ
ードであることを確認し(ステップS70、S71)、出社時
刻変更キー処理(ステップS72)すなわち、第9図のフ
ローチャートに進む。そしてプラスキーS+を操作してい
ったときは、その都度その旨をステップS150で確認し、
出社時レジスタXH、出社分レジスタXMからなる出社時刻
レジスタXの出社時刻を最小時間単位レジスタTTの最小
時間単位だけ遅いものとし(ステップS151)、累計労働
時間レジスタRRの累計時間を最小時間単位だけ少ないも
のとし(ステップS152)、経過時間レジスタKTの前記経
過時間を最小時間単位だけ少ないものとしていく(ステ
ップS153)。そして、ステップS154では、超過時間レジ
スタCRの超過時間が正になっているかを判断し、正にな
っているときは、超過時間レジスタCRの時間を最小時間
単位だけ短い時間とし(ステップS155)、逆に、超過時
間が正にはなっていないときは、残り時間レジスタNRの
時間を最小時間単位だけ長い時間とする(ステップS15
6)。
また、マイナスキーS-を操作していったときは、その
都度、その旨をステップS160で確認し、出社時刻レジス
タXの出社時刻を最小時間単位だけ早いものとし(ステ
ップS161)、累計労働時間レジスタRRの累計時間を最小
時間単位だけ長いものとし(ステップS162)、経過時間
レジスタKTの経過時間も最小時間単位だけ長いものとし
ていく(ステップS163)。そして、ステップS164では残
り時間レジスタNRの残り時間が正になっているかを調
べ、正になっているときは、残り時間レジスタNRの時間
を最小時間単位だけ短い時間とし(ステップS165)、逆
に残り時間が正になっていないときは、超過時間レジス
タCRの時間を最小時間単位だけ長いものとする(ステッ
プS166)。
なお、上記プラスキーS+又はマイナスキーS-の操作の
度に、その後の表示処理(ステップS19)では、変更後
の出社時刻およびそれに基づいた経過時間が液晶表示パ
ネル9表示されていくことになる。
(ホ)今清算期間の労働データ確認時の動作 今清算期間における各種労働データを液晶表示パネル
9に表示せしめて確認せんとするときは、通常モードに
おいて、キーSLを操作する。この場合、該操作をステッ
プS50(第6図)で検出し、表示対象指定レジスタLの
値を0から1に変更して、表示対象データを今清算期間
における労働データとする(ステップS51)。これによ
り続く表示処理ではステップS220(第12図)において、
既に表示対象指定レジスタLが1になっていることを確
認し、次いでモードフラグNが降ろされていることを確
認し(ステップS221)、第1表示部10に総労働時間レジ
スタTRの総労働時間、第2表示部11に労働日数レジスタ
TDの労働日数、第3表示部12に累計労働時間レジスタRR
の累計時間をそれぞれ表示する(ステップS222〜S22
4)。そしてステップS225では、超過時間レジスタCRの
超過時間が正になっているかを判断し、超過時間が正に
なっているときは、第4表示部13に超過時間を表示し
(ステップS226)、その上で、該表示が超過時間の表示
である旨を示すべく超過マーク表示体13aを点灯し(ス
テップS227)、上記各種表示データが今清算期間のもの
であることを示すべく、第4表示部13の左端部のTHISな
る文字表示体を点灯する(ステップS228)。また、ステ
ップS225で超過時間は正にはなっていないと判断された
ときは、第4表示部13には残り時間レジスタNRの残り時
間が表示され(ステップS229)、その上で上記THISなる
文字表示体が点灯される(ステップS228)。例えば、今
清算期間の総労働時間が176時間で、労働日数が22日
で、現在までの労働時間の累計が48時間25分で、残り時
間が127時間35分であるときは、液晶表示パネル9の表
示は第13図(c)の如くになる(この場合、第4表示部
13には超過時間でなく、残り時間が表示されているので
超過マーク表示体13aは点灯されない)。
また、今清算期間の1日毎の労働データを確認するに
は、上記状態において、キーSNを操作する。このとき、
該操作を、ステップS55(第6図)で検出し、モードフ
ラグNを立て(ステップS56、S57)、今清算期間のデー
タ読出モードとし、続く、表示処理では、第12図のステ
ップS220、S221と進み、今清算期間メモリDMのデータの
うちその時点のレジスタPの値により指定される行(前
述の如く日に対応している)に記憶されている出社時
刻、退社時刻、労働時間が、それぞれ、第1表示部10、
第2表示部11、第3表示部12に表示され(ステップS230
〜S232)、第4表示部13にはレジスタPの値が表示され
る(ステップS233)。
なお、表示する労働データを今清算期間の他の日のも
のを変えるにはプラスキーS+又はマイナスキーS-の操作
によりレジスタPの値を変えて行なう。この場合、該操
作の度に第6図ステップS70、S85を経て、プラスキーS+
又はマイナスキーS-の操作を検出し、レジスタPの値を
1だけ大きいもの又は小さいものとしていき、今清算期
間メモリDMの各行を指定していく(ステップS87〜S89、
S91〜S93)。そして指定された行のデータが、順次、上
述と同様にして液晶表示パネル9に表示されていく。
また、上記状態から第13図(c)の状態に戻すにはキ
ーSNを操作する(第6図のステップS55、S56、S58)。
(ヘ)先清算期間の労働データ確認時の動作 先清算期間における各種労働データを液晶表示パネル
9に表示せしめて確認せんとするときは、上述の今清算
期間の労働データを表示している第13図(c)の状態に
おいて、キーSLを操作する。この場合、該操作を、キー
処理(第6図)中のステップS50で検出し表示対象指定
レジスタLの値を2として(ステップS51)表示対象デ
ータを先清算期間における労働データとする。これによ
り、続く表示処理ではステップS220、S240を経てステッ
プS241で第1表示部10に総労働時間レジスタTR′の総労
働時間を表示し、ステップS242では、第2表示部11に労
働日数レジスタTD′の労働日数を表示し、ステップS243
では第3表示部12に累計労働時間レジスタRR′の累計時
間を表示する。そして、ステップS244では超過時間レジ
スタCR′の超過時間が正になっているかを調べ、正にな
っているときは、第4表示部13に超過時間を表示し(ス
テップS245)、その上で該表示が超過時間の表示である
旨を示すべく、超過マーク表示体13aを点灯し(ステッ
プS246)、上記各種表示データが先清算期間のものであ
ることを示すべく、第4表示部13の左端部のLASTなる文
字表示体を点灯する(ステップS247)。またステップS2
44で超過時間は正にはなっていないと判断されたとき
は、第4表示部13には残り時間レジスタNR′の残り時間
が表示され(ステップS248)、その上で上記LASTなる文
字表示体が点灯される(ステップS247)。例えば、先清
算期間の総労働時間が176時間で、労働日数が22日で、
実際の総労働時間の累計が218時間30分で、超過時間が4
2時間30分であるときは、液晶表示パネル9の表示は第1
3図(d)の如くになる。
また、先清算期間の1日毎の労働データを確認するに
は、上記状態においてキーSNを操作する。このとき、該
操作をステップS55(第6図)で検出し、モードフラグ
Nを立て(ステップS56、S57)、先清算期間のデータ読
出モードとし、続く表示処理では、第12図のステップS2
20、S240と進み、先清算期間メモリDM′のデータのう
ち、その時点のレジスタPの値により指定される行(前
述の如く、Hに対応している)に記憶されている出社時
刻、退社時刻、労働時間が、それぞれ第1表示部10、第
2表示部11、第3表示部12に表示され(ステップS249〜
S251)、第4表示部13にはレジスタPの値が表示される
(ステップS252)。
なお、表示する労働データを他の日のものに変えるに
は前述と同様にプラスキーS+又はマイナスキーS-の操作
によりレジスタPの値を変えて行なう(ステップS85〜S
93)。この場合、レジスタPにより新たに指定されたデ
ータが、順次、上記同様にして液晶表示パネル9に表示
されていく。
また上記状態から、第13図(d)の状態に戻すにはキ
ーSNを操作する(第6図のステップS55、S56、S58)。
そして、該第13図(d)の状態から、当日の出社時刻等
を液晶表示パネル9に表示する通常モード(第13図
(b)の状態)に戻すには第13図に示すようにキーSL
操作する。この場合、該操作をキー処理(第6図)のス
テップS50で検出し、表示対象指定レジスタLの値を0
とし(ステップS51、S52、S53)、通常モードし、続く
表示処理では、当日の労働データを液晶表示パネル9に
表示する(ステップS200〜S206)。これにより液晶表示
パネル9の表示は例えば第13図(b)の如くなる。
(ト)退社キー処理動作 前述の如くして、経過時間等を計数して、退社時に至
ったときには、退社キーSKBを操作することになるが、
この場合、第4図のステップS1から始まる一連の処理の
後、ステップS18のキー処理すなわち、第6図のフロー
チャートに進み、ステップS66で、上記退社キーSKBの操
作を検出し、ステップS67の退社キー処理すなわち第8
図のフローチャートに進む。そして、先ずRSフリップフ
ロップ4にリセット信号を送り、これをリセット状態に
して(ステップS130)、出力Qの送出を停止せしめ、ア
ンドゲート3を閉成する。これにより分周回路2bからの
1分周期信号はCPU1に送られてこなくなる。次いで、出
社時レジスタXH、出社分レジスタXMに記憶されている当
日の出社時刻を今清算期間メモリDM中の当日用の行の出
社時刻エリアAに記憶し(ステップS131)、時刻計数回
路2cからの現在時データHおよび現在分データMIをそれ
ぞれ退社時レジスタYHおよび退社分レジスタYMにセット
する(ステップS132、S133)。そして次のステップS134
では、最小時間単位レジスタTTにセットされている最小
時間単位が1分であるかを調べ、1分であるときは、退
社時レジスタYH、退社分レジスタYMにセットした上記時
刻を今清算期間メモリDMの当日用の行の退社時刻エリア
Bに退社時刻として記憶し(ステップS135)、経過時間
レジスタKTの経過時間を今清算期間メモリDMの上記行の
労働時間エリアCに当日の労働時間として記憶する(ス
テップS136)。
一方、上記ステップS134で最小時間単位レジスタTTに
セットされている最小時間単位は1分ではないと判断さ
れたときは、ステップS137〜S141で示される退社直前時
間切捨処理が実行される。すなわち退社分レジスタYMの
値が負になるまで、レジスタIにより回数を数えなが
ら、順次、該退社分レジスタYMの値を最小時間単位レジ
スタTTの最小時間単位だけ小さいものにしていく動作を
繰返し(ステップS137〜S140)、退社分レジスタYMの値
が負になったときは、ステップS139からステップS141に
進み、最小時間単位をレジスタIにより数えた上記回数
倍して退社分データとして退社分レジスタYMにセットす
る。これにより、例えば、現実の退社時刻が17時48分で
最小時間単位が10分のときは、退社分レジスタYM等から
なる退社時刻レジスタYRにセットされる退社時刻は17時
40分となり、17時40分から17時48分までの8分間の勤務
時間は切捨てられることになる。
以上の後、上述の如くして、新たに退社時刻レジスタ
YRにセットされた退社時刻に基づき、上述と同様にし
て、今清算期間メモリDMの当日の行への退社時刻および
労働時間の設定処理が行なわれる(ステップS135、S13
6)。
なお、上記退社キー処理が実行された後は、アンドゲ
ート3(第1図参照)が閉成されて1分周期信号が送ら
れてこず、このため、第4図ステップS9〜S16の経過時
間計数処理は行なわれてない。従って、経過時間レジス
タKT、累計労働時間レジスタRR、残り時間レジスタNRの
内容更新は行なわれず、表示処理(ステップS19すなわ
た第12図)でも現在時刻および日付の表示だけが更新さ
れていく。
(チ)区切り日経過時の動作 前述の如く、日キャリーCDである度に、区切り日が経
過したか、すなわち新たな清算期間に入ったかが判断さ
れるが(ステップS1〜S4)、新たな清算期間に入った場
合には、データ格納処理(ステップS5)および前述のイ
ニシャライズ処理(ステップS6)が実行される。第5図
のフローチャートは上記両処理を詳細に示すものであ
る。すなわち、データ格納処理では、先ず、総労働時間
レジスタTR、労働日数レジスタTD、累計労働時間レジス
タRR、残り時間レジスタNRおよび超過時間レジスタCRの
内容をそれぞれ先清算期間記憶部LMの総労働時間レジス
タTR′、労働日数レジスタTD′、累計労働時間レジスタ
RR′、残り時間レジスタNR′および超過時間レジスタC
R′に移して記憶し(ステップS30〜S34)、次いで、今
清算期間メモリDMに記憶されている1清算期間分のデー
タをそれぞれ先清算期間メモリDM′の対応する行の対応
するエリアに移して記憶する(ステップS35)。また、
イニシャライズ処理では、日付計数回路2Dからの月デー
タMOおよび日データDにより特定される当日から1ヶ月
間の間すなわち新たな清算期間の休日以外の日の日数
(すなわち労働日数)を、休日メモリKDより計数して、
労働日数レジスタTDにセットし(ステップS36)、この
ようにして求めた労働日数レジスタTDの労働日数と基準
労働時間レジスタRTにセットされている1日の基準労働
時間との積を得て、これを総労働時間レジスタTRに新た
な清算期間における総労働時間としてセットする(ステ
ップS37)。次いでステップS38では累計労働時間レジス
タRRをクリアし、上記の如くして求めて総労働時間レジ
スタTRにセットした総労働時間(この時点では残り時間
である)を残り時間レジスタNRにセットし(ステップS3
9)、更に超過時間レジスタCRをクリアする(ステップS
40)。
上述の如き、データ格納処理(ステップS5)およびイ
ニシャライズ処理(ステップS6)を終了した後には、一
連の処理(ステップS7、S8、S17)の後、表示処理(ス
テップS19)に進んで、前日の出社時刻、退社時の経過
時間(すなわち、その日の労働時間)、現在時刻および
日付等が液晶表示パネル9に表示される(ステップS200
〜S206)。例えば、区切り日に当る7月20日の出社時刻
が、9時30分で、退社時の経過時間が8時間5分で、現
在、その日の午後7時20分であるとすると、液晶表示パ
ネル9の表示は、第14図(a)の如くになるが、28分後
の7月21日(区切り日の翌日)の午前0時3分には同図
(d)の如くになる。
ところで、前述の如く、上記(a)の状態で(すなわ
ち通常モードの状態で)、キーSLを操作したときは第14
図(b)に示す如く今清算期間のそれまでの各種労働デ
ータが表示され、更にキーSLを操作したときは、同図
(c)に示す如く、先清算期間における各種労働データ
が表示される。これは、区切り日を経過した後の同図
(d)の状態でキーSLを操作していった場合も同様で、
今清算期間の各種労働データ、先清算期間の各種労働デ
ータの順で表示されていく。しかし区切り日経過時に既
に前記データ格納処理(第1図のステップS5)、イニシ
ャライズ処理(同図のステップS6)が実行されているの
で、先清算期間の労働データとしては、区切り日経過前
の今清算期間の労働データが表示される(同図(f)、
(b)参照)。
なお、今清算期間の労働データとしては、同図(e)
に示すように7月21日から開始する清算期間の総労働時
間152時間、労働日数19日、既に働いた労働時間の累計
0時間0分(未だ該清算期間に入ってから3分が経過し
ただけであり、出社していないので0時間0分とな
る)、残り時間152時間(未だ労働を行なっていないの
で上記総労働時間と一致している)等が表示される。
以上、詳述したように本実施例によれば、今清算期間
内の総労働時間を簡単に知ることができ、予め設定した
休日データに基づき1ヶ月のカレンダーを表示できるの
で極めて便利であり、更に、区切り日および最小時間単
位を任意に設定できるので、各企業におけるフレックス
タイム制に適用せしめて利用することができる。また、
一旦設定した出社時刻をプラスキーS+、マイナスキーS-
の操作で容易に修正できるので、出社時に出社キーSKA
を操作するのを忘れ、遅れて該操作をした場合にも正し
い出社時刻の設定が可能であり、更に清算期間が替わる
と、自動的に、各種の累計データの累計計数手段のその
時点の累計データを他の記憶部に移してた上で、該累計
計数手段をリセットするので、累計データ保持のための
面倒なプリセット操作を必要としない。
なお、この発明は上記実施例に限定されず、この発明
を逸脱しない範囲内において種々変形応用可能である。
例えば以下の如きものであってもよい。
(1)清算期間を20日間或いは1週間等とするようにし
たもの。
(2)時間の表示を時分を単位とせず時を単位とするよ
うにしたもの(例えば、10時間30分と表示せず10.5時間
と表示するもの)。
(3)区切り日として清算期の最後の日を設定するので
はなく、清算期間の最初の日を設定するようにしたも
の。
(4)出社キー、退社キーを1つにし、操作に際し、交
互に出社キー、退社キーとして機能するキーを備えたも
の。
(5)タイムカードを挿入したときに出社或いは退社時
刻を該タイムカードに印字するタイプのタイムレコーダ
ーに連動させ、タイムカードの挿入により出社、退社時
刻が設定されるもの。
(6)1台の装置で多数の人の時間管理が行なえるよう
に、各人用に専用の出社キー、退社キーを備えるもの或
いは人を指定する専用のキーを設け、これと出社キー、
退社キーを操作するようにしたもの。
(7)半導体メモリを有するカード(所謂ICカード)を
カード読取り機に挿入することにより、出社、退社を入
力すると共に、上記カード側に各個人のデータを記憶す
るようにしたもの。或いはカードのメモリに各個人のカ
ードを記憶させておき、それをカード読取り機で読取
り、各人を判別して読取り機のメモリに個人別にデータ
を記憶するもの。
[発明の効果] 以上詳述したように請求項(1)記載の時間管理装置
及び請求項(4)記載の時間管理方法においては、予め
一日の基準労働時間と少なくとも所定期間における休日
データとを設定しておけば、所定期間に入った際に所定
期間の労働日数を求め、この労働日数に1日の基準労働
時間を掛けて上記所定期間の総労働時間を求めて表示す
るようにしたので、所定の期間内の総労働時間を簡単に
知ることができる。
また請求項(2)記載の時間管理装置及び請求項
(5)記載の時間管理方法においては、1日の基準労働
時間と数ケ月間の休日と共に日付を1ヶ月間で区切る区
切り日を入力しておけば、新たな1ヶ月間に入ったとき
に新たな1ヶ月間の労働日数を求め、この間の労働日数
に1日の基準労働時間を掛けて新たな1ヶ月の総労働時
間を求めて表示するようにしたので、新たな1ヶ月間内
の総労働時間を簡単に知ることができるばかりか、清算
期間が簡単に変えらえる。
また、請求項(3)記載の時間管理装置においては設
定した休日のうち1ヶ月分の休日を31個の表示体で同時
に表示して1ヶ月のカレンダーを表示できるので、労働
時間計画に際しても極めて便利である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の回路構成を示す図、第2図
は第1図中のRAMの中の各レジスタおよびメモリの構成
を示す図、第3図は上記実施例の外観および表示部の表
示体配列を示す図、第4図は、本実施例の動作の概要を
示すジェネラルフローチャート、第5図は、第4図中の
データ格納処理およびイニシャライズ処理を詳細に示す
フローチャート、第6図は、第4図中のキー処理を詳細
に示すフローチャート、第7図は第6図中の出社キー処
理を詳細に示すフローチャート、第8図は第6図中の退
社キー処理を詳細に示すフローチャート、第9図は第6
図の出社時刻変更キー処理を詳細に示すフローチャー
ト、第10図は、第6図中の休日設定処理を詳細に示すフ
ローチャート、第11図は第6図中の最小時間単位設定処
理を詳細に示すフローチャート、第12図は第4図中の表
示処理を詳細に示すフローチャート、第13図および第14
図は、各種キー操作或いは区切り日の経過に伴なう表示
部の表示変遷を示す図である。 1……CPU、2……計時部、2d……発振回路、2b……分
周回路、2c……時刻計数回路、2d……日付計数回路、4
……RSフリップフロップ、5……RAM、6……キー入力
部、7……表示部、9……液晶表示パネル、10……第1
表示部、11……第2表示部、12……第3表示部、13……
第4表示部、13a……超過マーク表示体、14……アナロ
グ表示部、14a……表示体、DM……今清算期間メモリ、D
M′……先清算期間メモリ、LM……先清算期間記憶部、T
R、TR′……総労働時間レジスタ、TD、TD′……労働日
数レジスタ、RR、RR′……累計労働時間レジスタ、、N
R、NR′……残り時間レジスタ、CR、CR′……超過時間
レジスタ、RT……基準労働時間レジスタ、SD……区切り
日レジスタ、TT……最小時間単位レジスタ、K……休憩
時間レジスタ部、KD……休日メモリ、KT……経過時間レ
ジスタ、X……出社時刻レジスタ、XH……出社時レジス
タ、XM……出社分レジスタ、YH……退社時レジスタ、YM
……退社分レジスタ、L……表示対象指定レジスタ、N
……モードフラグ、SKA……出社キー、SKB……退社キ
ー、S+……プラスキー、S-……マイナスキー。

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一日の基準労働時間を設定する基準労働時
    間設定手段と、 この基準労働時間設定手段により設定された一日の基準
    労働時間を記憶する基準労働時間記憶手段と、 少なくとも所定の期間における休日データを設定する休
    日データ設定手段と、 この休日データ設定手段で設定された少なくとも所定期
    間における休日データを記憶する休日データ記憶手段
    と、 現在時刻および日付を計数し、前記所定の期間に入った
    ときに、その旨を検出する検出手段と、 この検出手段で前記所定の期間に入ったことが検出され
    た際に前記所定の期間と休日データ記憶手段に記憶され
    た休日データとより、前記所定の期間中の労働日数を算
    出する労働日数算出手段と、 この労働日数算出手段によって算出された労働日数と前
    記基準労働時間記憶手段に記憶された一日の基準労働時
    間とから前記所定期間における総労働時間を算出する総
    労働時間算出手段と、 この総労働時間算出手段が算出した総労働時間を表示さ
    せる表示制御手段とを備えることを特徴とする時間管理
    装置。
  2. 【請求項2】一日の基準労働時間を設定する基準労働時
    間設定手段と、 この基準労働時間設定手段により設定された一日の基準
    労働時間を記憶する基準労働時間記憶手段と、 日付を1ヶ月間隔に区切る区切り日を設定する区切り設
    定手段と、 この区切り設定手段で設定された区切り日を記憶する区
    切り日記憶手段と、 複数の月に亙る休日データを設定する休日データ設定手
    段と、 この休日データ設定手段で設定された休日データを記憶
    する休日データ記憶手段と、 現在時刻および日付を計数し、前記区切り日記憶手段に
    記憶された区切り日に基づいて、新たな1ヶ月間に入っ
    たことを検出する検出手段と、 この検出手段で前記新たな1ヶ月間に入ったことが検出
    された際に前記休日データ記憶手段に記憶された休日デ
    ータから、前記新たな1ヶ月の労働日数を算出する労働
    日数算出手段と、 この労働日数算出手段によって算出された労働日数と前
    記基準労働時間記憶手段に記憶された一日の基準労働時
    間とから前記新たな1ヶ月間における総労働時間を算出
    する総労働時間算出手段と、 この総労働時間算出手段が算出した総労働時間を表示さ
    せる表示制御手段とを備えることを特徴とする時間管理
    装置。
  3. 【請求項3】31個の表示体と、 これらの表示体のそれぞれを当日の属する月の1日から
    月末の日までの各日に対応づけ、前記休日データ記憶手
    段に記憶された休日データのうち当該月の休日データを
    上記表示体により同時に表示させる休日表示制御とを備
    える請求項(1)又は(2)記載の時間管理装置。
  4. 【請求項4】一日の基準労働時間を設定するステップ
    と、 少なくとも所定の期間における休日データを設定するス
    テップと、 現在時刻および日付を計数し、前記所定の期間に入った
    ときに、その旨を検出するステップと、 前記所定の期間に入ったことが検出された際に前記所定
    の期間と前記設定された休日データとより、前記所定の
    期間中の労働日数を算出するステップと、 前記労働日数と前記一日の基準労働時間とから前記所定
    期間における総労働時間を算出するステップと、 前記総労働時間を表示させるステップと、 を含むことを特徴とする時間管理方法。
  5. 【請求項5】一日の基準労働時間を設定するステップ
    と、 日付を1ヶ月間隔に区切る区切り日を設定するステップ
    と、 複数の月に亙る休日データを設定するステップと、 現在時刻および日付を計数し、前記区切り日記憶手段に
    記憶された区切り日に基づいて、新たな1ヶ月間に入っ
    たことを検出するステップと、 この検出手段で前記新たな1ヶ月間に入ったことが検出
    された際に前記設定された休日データから、前記新たな
    1ヶ月の労働日数を算出するステップと、 前記算出された労働日数と前記一日の基準労働時間とか
    ら前記新たな1ヶ月間における総労働時間を算出するス
    テップと、 前記総労働時間を表示させるステップと を含むことを特徴とする時間管理方法。
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