JP2893598B2 - 時間管理装置及び時間管理方法 - Google Patents

時間管理装置及び時間管理方法

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【発明の詳細な説明】 [発明の技術分野] 本発明は、フレックスタイム制ににおける労働時間管
理に有用な時間管理装置及び時間管理方法に係り、特に
コアタイム等の視覚認識が容易なものに関する。
[発明の背景] 最近、出社時刻、退社時刻を各従業者が自主的に決め
ることができるフレックスタイム制を導入する企業が増
えてきた。
スレックスタイム制としては、例えば、一定期間すな
わち清算期間(例えば、一ヶ月間)の総労働時間が定め
られ、各人がその範囲内で出社時刻および退社時刻を自
由に決めることができる制度がある。ところで、このよ
うなスレックスタイム制でも、全員が勤務しなければな
らない時間帯(以下においてコアタイムという)が定め
られている場合が多く、コアタイム内であれば、既に何
時間勤務していようとも、退社が不可能である。従っ
て、このような場合退社するときには、現在、コアタイ
ム内か否かの確認が必要となる。
また、1日の労働時間が自由だとしても、清算期間
(例えば一ヶ月間)の総労働時間が定められているの
で、毎日、ある程度の労働時間を確保していくことが必
要で、そうしない場合は、今清算期間の期末に長時間労
働を要することにもなる。
[発明の目的] 本願の発明はいずれも上述の如き事情に鑑みてなされ
たものであり、清算期間内に働くべき総労働時間および
コアタイムが定められているフレックスタイム制の下
で、適切な退社時刻を容易に認識できる時間管理装置及
び時間管理方法の提供を目的とする。
[発明の要点] 請求項(1)記載の時間管理装置及び請求項(3)記
載の時間管理方法の発明は、多数の表示体からなるアナ
ログ表示部を設け、このアナログ表示部に現在時刻及び
予め設定されているコアタイムを表示することを要旨と
する。また、請求項(2)記載の時間管理装置及び請求
項(4)記載の時間管理方法の発明は、多数の表示体か
らなるアナログ表示部を設け、このアナログ表示部に現
在時刻及び予め設定されているコアタイムを表示すると
共に、退社目安時刻を算出して表示するとする。
[実施例] 以下、図面に示す一実施例に基づいて、本発明を具体
的に説明する。
構成 第1図は、本実施例の回路構成を示すもので、CPU1を
中心に他の各回路部がこれに接続する構成となってい
る。CPU1は他の回路部からのデータを受取り、これを処
理して送出すると共に、各回路部に制御信号を送ってそ
れらを制御する回路である。
計時部2は現在時刻等を得て、これらをCPU1に与える
回路であり、発振回路2a、分周回路2b、時刻計数回路2c
からなる。発振回路2aは、常時、一定周波数信号を送出
する回路であり、分周回路2bは発振回路2aからの上記一
定周波数信号を1分周期信号にまで分周し、該1分周期
信号を時刻計数回路2cおよび後述のアンドゲート3に送
出する回路である。時刻計数回路2cは分周回路2bからの
1分周期信号を計数して現在時刻を得て、これらを現在
時データH、現在分データMIとしてCPU1に送出すると共
に、午後12時になる度に、日キャリーCDをCPU1に与える
回路である。
アンドゲート3はRSフリップフロップ4の出力Qによ
り開成し、分周回路2bからの1分周期信号をCPU1に送出
する回路である。RSフリップフロップ4はCPU1からの信
号によりセット或いはリセットされ、セット状態におい
て出力Qを送出する回路である。RAM5は後述の各メモリ
を有し、CPU1の制御の下に、CPU1との間でデータの授受
を行なう記憶回路部である。キー入力部6は後述の多数
のキースイッチを備え、それらのいずれかが操作された
ときに、対応するキー入力信号をCPU1に送出する回路で
ある。また、表示部7はCPU1からのデータを表示する回
路部である。
第2図は、RAM5の構成を示すものである。基準労働時
間レジスタRTは1日当りの基準労働時間がセットされる
レジスタであり、総労働時間レジスタTRは当日が属する
清算期間すなわち今清算期間に働くことが求められてい
る総労働時間がセットされるレジスタである(なお、本
実施例においては清算期間を各月に対応した1ヶ月間と
している)。コアタイム開始時刻レジスタCTAはコアタ
イムの開始時刻がセットされるレジスタで、コアタイム
終了時刻レジスタCTBはコアタイムの終了時刻がセット
されるレジスタである。最小時間単位レジスタTTは、労
働時間の計数において計数対象となる最小時間すなわち
最小時間単位(例えば、最小時間単位が15分のときは、
出社が8時9分におこなわれても出社時刻は8時15分と
して労働時間が計数され、退社が6時13分であっても、
退社時刻は6時として労働時間が計数される)がセット
されるレジスタである。累計労働時間レジスタRRは今清
算期間すなわち今月において、既に働いた労働時間の累
計がセットされるレジスタである。残り時間レジスタNR
は総労働時間レジスタTRの値から累計労働時間レジスタ
RRの値を引いた値、すなわち、これから先、今清算期間
中(今月中)に、働かなければならない残り時間がセッ
トされるレジスタである。超過時間レジスタCRは、既に
働いた総労働時間すなわち累計労働時間レジスタRRの値
が、今清算期間中(今月中)に働かなければならない総
労働時間すなわち総労働時間レジスタTRの値を超えた場
合に、その超過分の労働時間がセットされるレジスタで
ある。経過時間レジスタKTは、当日において、既に働い
た時間がセットされるレジスタである。レジスタKUは最
小時間単位により前記経過時間を計数する際に用いられ
るワーキングレジスタであり、また追加労働時間レジス
タGは、一旦、退社のキー入力操作を行なった後に、更
に労働を行なったときに、その労働時間を計数するのに
用いられるレジスタである。出社時刻レジスタXは出社
時レジスタXHと出社分レジスタXMとからなり、前者には
当日の出社時刻の時データ、後者には当日の出社時刻の
分データがセットされる。退社目安時刻レジスタYRは退
社時レジスタYHと退社分レジスタYMとからなり、前者に
は当日の退社目安時刻の時データ、後者には当日の退社
目安時刻の分データがセットされる。
また休憩時間記憶部KMには5個の休憩時間が設定可能
で5個の休憩開始時間レジスタK1A〜K5A、5個の休憩終
了時間レジスタK1B〜K5Bおよび5個の休憩時間レジスタ
K1C〜K5Cが設けられている。休憩開始時間レジスタK1A
および休憩終了時間レジスタK1Bにはそれぞれ、最初の
休憩時間の開始時刻および終了時刻がセットされ、休憩
時間レジスタK1Cにはその間の時間がセットされる。以
下同様にして、各回の休憩時間データがセットされてい
き、休憩開始時間レジスタK5Aおよび休憩終了時間レジ
スタK5Bにはそれぞれ第5回目の休憩時間の開始時刻お
よび終了時刻がセットされ、休憩時間レジスタK5Cには
その間の時間がセットされる。出社フラグFSは出社のキ
ー入力操作があったときに立てられ、その日の午後12時
に(すなわち時刻計数回路2cから日キャリーCDが送られ
てきたときに)降ろされるフラグであり、退社フラグFE
は、その日の最初の退社のキー入力操作が行なわれたと
きに立てられ、上記出社フラグFSと同様にその日の午後
12時に降ろされるフラグである。休憩数レジスタKは、
上述の休憩時間記憶部KMに設定されている休憩時間の個
数がセットされるレジスタである。また、モードレジス
タMはモードを指定するレジスタであり、0がセットさ
れているときは、現在時刻、退社目安時刻等を表示部7
に表示する通常モードを指定し、1がセットされている
ときには、例えば前記総労働時間レジスタTRに総労働時
間を設定等する際の一般労働データ設定モードを指定
し、2がセットされているときは、前記コアタイムの開
始および終了時刻をコアタイム開始時刻レジスタCTA、
コアタイム終了時刻レジスタCTBに設定する際のコアタ
イム設定モードを指定し、3がセットされているとき
は、休憩時間に係るデータを休憩時間記憶部KMに設定す
る際の休憩時間データ設定モードを指定する。表示対象
フラグLは、上記通常モードで、後述の第3表示部11C
に表示する表示データを指定するフラグであり、立てら
れているときは、経過時間レジスタKTの経過時間を指定
し、降ろされているときは、退社目安時刻レジスタYR
退社目安時刻を指定する。
第3図は、本実施例の外観を示し、本体ケース正面に
は、現在時刻および各種労働データがデジタル表示され
る液晶表示パネル11が設けられ、その下方には、コアタ
イム、退社目安時刻等がアナログ表示されるアナログ表
示部12が配されている。また、本体ケース上面には出社
時或いは退社時に操作されるキーSSが設けられ、本体ケ
ース右側面には、後述のキーSA、プラスキーS+、マイナ
スキーS-およびモードキーSMが配されている。
第4図は、液晶表示パネル11およびアナログ表示部12
における表示体の配列状態を示すものである。すなわち
液晶表示パネル11は第1表示部11A、第2表示部11B、第
3表示部11Cからなり、第1表示部11Aには、時刻データ
或いは時間データ表示用の7セグメント表示体等が配さ
れ、第2表示部11Bには時刻データ或いは時間データ表
示用の7セグメント表示体等および該第2表示部11B
超過時間レジスタCRの超過時間が表示されているときに
点灯される△マークの表示体が配されている。また第3
表示部11Cには、他の表示部と同様に時間データ等を表
示するための7セグメント表示体等が配され、更に、該
範囲に前記経過時間又は退社目安時間が表示されている
とき、その表示対象に応じて選択的に点灯されるEND、W
ORKなる文字表示体および上記いずれの場合にも点灯さ
れるTIMEなる文字表示体も配されている。
また、アナログ表示部12は、多数の棒状表示体12a
らなり、各棒状表示体12aの上部にはその棒状表示体12a
が表示する時刻を示す数字(午前5時〜午後12時)が印
刷されている。
動作 次に、以上の如くに構成された本実施例の動作につい
て説明する。
第5図は、本実施例の動作の概要を示すジェネラルフ
ローチャートであるが、先ず該フローチャートにより本
実施例の動作を概括的に説明する。
先ず、ステップS1では、時刻計数回路2Cからの日キャ
リーCDがあったかを調べる。そして、日キャリーCDがな
かったときは、直接、後述のステップS7に進むが、日キ
ャリーCDがあったときは(すなわち、午後12時には)、
出社フラグFSを降ろし(ステップS2)、退社フラグFE
降ろし(ステップS3)、経過時間レジスタKTをクリアし
(ステップS4)、追加労働時間レジスタGをクリアする
(ステップS5)。その上でRSフリップフロップ4にリセ
ット信号を送出し、該RSフリップフロップ4をリセット
状態として(ステップS6)、アンドゲート3を介して1
分周期信号が送られてこないようにし(第1図参照)、
後述のステップS19に進む。
他方、ステップS1は日キャリーCDはなかったと判断さ
れたときは、ステップS7に進み、アンドゲート3を介し
て分周回路2bからの1分周期信号が送られてきたかを判
断する(後述の如く、この場合、既に出社が行なわれて
経過時間の計数が開始され、かつその計数用の1分周期
信号が送られてきたかを判断している)。そして、該1
分周期信号が送られてきていないときは、直接、ステッ
プS19に進むが、送られてきたときは、現在、休憩時間
記憶部KMに記憶されているいずれかの休憩時間中かを判
断し(ステップステップS8)、休憩時間中のときは、直
接、ステップS19に進み、休憩時間外のときはステップS
9からステップS18で示される後述の経過時間計数処理に
進む。
ステップS6でRSフリップフロップ4をリセットした
後、ステップS7で1分周期信号がなかったと判断された
場合、ステップS8で休憩中と判断された場合、および上
記経過時間計数処理が終了した場合には、ステップS19
でキー入力があったかを判断し、キー入力があったとき
は、対応するキー処理を実行し(ステップS20)、その
後ステップS21の表示処理へ進み、その時点に指定され
ているデータを液晶表示パネル11に表示するが、キー入
力がなかったときは、ステップS19から、直接、上記ス
テップS21の表示処理へと進む。
第6図は、第5図中のキー処理(ステップS20)を詳
細に示すフローチャートであり、第7図は、上記第6図
中の出社処理(ステップS38)を詳細に示すフローチャ
ートであり、第8図は上記第7図中の退社目安時刻算出
処理(ステップS67)を詳細に示すフローチャートであ
り、第9図は第6図中の退社処理(ステップS39)を詳
細に示すフローチャートであり、第10図は第5図中の表
示処理(ステップS21)を詳細に示すフローチャートで
あり、第11図は上記第10図中のアナログ表示部表示処理
(ステップS142)を詳細に示すフローチャートであり、
第12図は、各種キー操作等に伴なう液晶表示パネル11の
表示変還を示すものであり、また第13図はアナログ表示
部12による表示例を示す図である。以下、上記各図を参
照しながら各種動作を詳細に説明していく。
(イ)各種データの設定時の動作 本実施例の使用にあたっては、1日の基準労働時間、
コアタイム、休憩時間等を予めキー操作によって設定し
ておく必要がある。
先ず、第2図に示す基準労働時間レジスタRT、総労働
時間レジスタTRおよび最小時間単位レジスタTTそれぞれ
にセットされる1日の基準労働時間、1ヶ月の総労働時
間および最小時間単位の設定動作について説明する。こ
の場合、先ず、モードキーSMを操作して、モードレジス
タMに1をセットして前記一般労働データ設定モードと
する(第6図ステップS30〜S33)。然る後、キーSAによ
り上記データのいずれかを設定対象として指定し、プラ
スキーS+又はマイナスキーS-によりデータを設定してい
くが、この場合、上記各キーの操作がある度に、第6図
のステップS45からステップS46に進み、指定されたデー
タが対応する上記レジスタに設定されていく。そして上
記キー操作の度に、続く表示処理では、第10図のステッ
プS130でモード確認し、第1表示部11Aに1ヶ月の総労
働時間、第2表示部11Bに1日の基準労働時間、第3表
示部11Cに最小時間単位を表示していく(ステップS145
〜S147)。
以上の動作により、設定したデータを確認しながらキ
ー操作を繰返して上記各データを所望の値のものとして
設定する。
また、コアタイム開始時刻レジスタCTAおよびコアタ
イム終了時刻レジスタCTBへのコアタイムの設定、並び
に休憩時間記憶部KMへの休憩時間の設定も、概ね上記同
様にして行なわれる。すなわち、モードキーSMを操作し
てモードレジスタMによりコアタイム設定モード又は休
憩時間データ設定モードとし(ステップS30〜S33)、然
る後、キーSAでセットデータ(例えばコアタイムの設定
に際してはコアタイム開始時刻かコアタイム終了時刻)
を選択し、プラスキーS+又はマイナスキーS-でセットデ
ータの値の増又は減を行ないセットデータを所望の値の
ものとしてく(ステップS50〜S52)。そして、上記キー
操作の度に、その時点に設定されているデータが液晶表
示パネル11の各表示部に表示されていく(ステップS148
〜S152)。
以上の如くして、予め設定しておくべき各種データを
設定した後に通常モードに戻すにはモードキーSMを操作
してモードレジスタMに0をセットすることにより行な
う(ステップS30〜S33)。これにより、液晶表示パネル
11には後述の通常モードの表示がなされる。
(ロ)出社前の動作 日キャリーCDがあった後で、出社前には、日キャリー
CDおよび1分周期信号は送られてこないからキー操作が
なければ第5図ステップS1、S7、ステップS19を経てス
テップS21すなわち第10図の表示処理に進み、通常モー
ドになっていることを確認し(ステップS130)、ステッ
プS131に進む。該ステップS131では、時刻計数回路2C
ら現在時データHおよび現在分データMIに基づき第1表
示部11Aに現在時刻を表示し、次いでステップS132に進
む。そして該ステップでは出社フラグFSが立てられてお
り、かつ退社フラグFEが降ろされているかを判断する
が、この場合は、日キャリーCDがあった後であるから、
前述の如く、両フラグ共に降ろされており(ステップS1
〜S3参照)、ステップS133に進む。そしてステップS133
では超過時間レジスタCRの値が正か、すなわち、今月は
既に総労働時間レジスタTRの総労働時間以上に労働を行
っているかを判断し、総労働時間レジスタTRの総労働時
間以上に働いているときは、第2表示部11Bに超過時間
レジスタCRへセットされているその超過分の時間を表示
し、更に、その旨を示すべく該第2表示部11Bの左下に
△マークの表示体を点灯するが(ステップS135)、他
方、未だ今月は総労働時間レジスタTRの総労働時間だけ
働いていないときは、第2表示部11Bに残り時間レジス
タNRの残り時間を表示する(ステップS134)。
上記ステップS134又はS135の表示動作を終えた後に
は、第3表示部11Cに経過時間レジスタKTの経過時間を
表示するが、この場合、経過時間レジスタKTは日キャリ
ーCDがあった時にクリアされ(ステップS4)、かつ、未
だ出社前で経過時間の計数は行なわれていないので経過
時間レジスタKTの経過時間は0となり、該0時間0分が
第3表示部11Cに表示されることになる。例えば、現在
午前9時30分で、残り時間レジスタNRの残り時間が123
時間となっているときは、液晶表示パネル11には第12図
(a)に示す如き表示がなされる。
(ハ)出社時の動作 出社時には、キーSS(第3図参照)を操作することに
なるが、これを第5図のステップS19で検出し、ステッ
プS20のキー処理すなわち第6図のフローチャートに進
み、ステップS30を経て、ステップS35で通常モードであ
ることを確認し、次いで操作されたキーはキーSSである
ことを確認し(ステップS36)、未だ出社フラグF5が降
ろされていることを確認し(ステップS37)、出社処理
(ステップS38)すなわち第7図のフローチャートへと
進む。
該出社処理においては、先ず、出社フラグFSを立て
(ステップS55)、次いで、時刻計数回路2Cから現在時
データHおよび現在分データMIを取込み、、それらを、
それぞれ出社時レジスタXHおよび出社分レジスタXMにセ
ットする(ステップS56、S57)。次に、レジスタIに、
1から休憩数レジスタKにセットされている数(休憩時
間記憶部KMにセットされている休憩時間データ数に等し
い)までの各整数値を順次、セットしながら、このレジ
スタIの値によって指定される休憩時間記憶部KMの各休
憩時間を点検していき、現在、そのいずれかの休憩時間
中かを調べ、いずれかの休憩時間中であるときは、出社
時レジスタXHおよび出社分レジスタXMからなる出社時刻
レジスタXの出社時刻を、その休憩時間の終了時刻に変
更する(ステップS59〜S62)。すなわち、休憩時間中に
出社が行なわれても休憩時間内の時間は勤務時間に含ま
れないようになっている。
以上の処理の後、ステップS63に進み、最小時間単位
レジスタTTに設定されている最小時間単位が1分かを判
断する。そして1分であるときは、直接、ステップS64
に進むが、1分以外のときは、出社分レジスタXMの出社
分データが0分かを調べ、0分であるときは、上記ステ
ップS64に進み、0分でないときはステップS71〜S75で
示される出社直後時間切捨処理が実行される。すなわ
ち、出社分レジスタXMの値が負になるまでレジスタIに
より回数を数えながら、順次、該出社分レジスタXMの値
を最小時間単位だけ小さいものにしていく動作を繰返し
(ステップS71〜S74)、出社分レジスタXMの値が負にな
ったときは、それをステップS73で検出し、最小時間単
位を、レジスタIにより数えた上記回数倍して出社分デ
ータとして出社分レジスタXMにセットする(ステップS7
5)。これにより、例えば、現実の出社時刻が8時17分
で最小時間単位が10分のときは、出社分レジスタXM等か
らなる出社時刻レジスタXにセットされる出社時刻は8
時20分となり、8時17分から8時20分までの3分間の勤
務時間は切捨てられることになる。
以上の後、上記の如くして新たに出社分レジスタXMに
セットされた出社分データが60分となっているかを調
べ、60分になっていないときは、直接、ステップS64に
進むが、60分になっているときは、出社分レジスタXMの
出社分データを0分とし出社時レジスタXHの出社時デー
タを1時間だけ大きいものとする繰上げ処理を実行し
(ステップS76、S78)、その後、上記ステップS64に進
む。
ステップS63で最小時間単位が1分であると判断され
たとき、ステップS70で出社分データが0分であると判
断されたとき、上記ステップS76で出社分レジスタXMの
出社分データは60分ではないと判断されたとき、および
上記繰上げ処理が終了したときは、経過時間レジスタKT
およびレジスタKUをクリアし(ステップS64、S65)、更
に、RSフリップフロップ4(第1図参照)をセットして
(ステップS66)、次の退社目安時刻算出処理(ステッ
プS67)すなわち第8図のフローチャートに進む。
該退社目安時刻算出処理では、先ず、出社時刻レジス
タXの出社時刻に基準労働時間レジスタRTの1日の基準
労働時間を加算し、その結果を退社目安時刻レジスタYR
にセットする(ステップS80)。次いで、休憩数レジス
タKの値が0になっているか否かにより休憩時間記憶部
KMに休憩時間が設定されているか否かを判断し(ステッ
プS81)、休憩時間記憶部KMに全く休憩時間が設定され
ていないときは、直接、ステップS90に進むが、休憩時
間記憶部KMに休憩時間が設定されているときは、ステッ
プS82〜S87で示される第1補正処理に進む。該第一補正
処理では、レジスタIに1から休憩数レジスタKの値ま
での整数を、順次、セットしながら、このレジスタIの
値によって指定される休憩時間記憶部KMの休憩時間の休
憩開始時刻が、その時点で退社目安時刻レジスタYRにセ
ットされている退社目安時刻より遅いものでない限り、
その休憩時間だけ上記退社時刻を遅いものに補正してい
く。すなわち退社目安時刻を、その時刻前の休憩時間だ
け遅いものとする。
ステップS81で休憩数レジスタKの値は0で休憩時間
記憶部KMには全く休憩時間が設定されていないと判断さ
れた場合および上記第一補正処理が終了した後には、ス
テップS90、S91からなる第二補正処理に進む。該第に補
正処理では、退社目安時刻は、必ずコアタイム終了時刻
後とするため、ステップS90で、その時点に退社目安時
刻レジスタYRにセットされている退社目安時刻はコアタ
イム終了時刻後を判断し、退社目安時刻がコアタイム終
了時刻後でないときは、退社目安時刻としてコアタイム
終了時刻を設定する(ステップS91)。
上記第二補正処理を終了した後には最小時間単位レジ
スタTTの最小時間単位が1分かを判断する(ステップS9
2)。そして1分であるときは、該退社目安時刻算出処
理を終了するが、1分以外のときはステップS93〜S97で
示される第三補正処理に進む。該第三補正処理では、レ
ジスタIにより回数を数えながら、退社分レジスタYMの
値が負になるまで、退社分レジスタYMの値を最小時間単
位だけ小さいものにする動作を繰返す(ステップS93〜S
96)。そして退社分レジスタYMの値が負となったとき
は、それをステップS95で検出し、最小時間単位を、レ
ジスタIにより数えた上記回数倍して、これを退社目安
時刻の分データとして退社分レジスタYMにセットする
(ステップS97)。上記第三補正処理が終了した後に
は、該処理により、退社分レジスタYMに新たにセットさ
れた退社目安時刻の分データが60分となっているかを調
べる(ステップS98)。60分となっていないときは、該
退社目安時刻算出処理を終了するが、60分となっている
ときは、退社分レジスタYMの分データを0分とし(ステ
ップS99)、退社時レジスタYHの退社目安時刻の時デー
タを1時間だけ大きいものとする繰上げ処理を実行し
(ステップS100)、該退社目安時刻算出処理を終了す
る。
以上の如くして、退社目安時刻算出処理(第8図のフ
ローチャートすなわち第7図のステップS67)を終えた
ときは、第7図のフローチャートで示される出社処理
(すなわち第6図のステップS38)も終了する。そし
て、続く表示処理では、第1表示部11Aに現在時刻、第
2表示部11Bに超過時間等又は残り時間が表示され、第
3表示部11Cには、上述の如くして算出された退社目安
時刻が表示されると共に、その旨を示すべくENDおよびT
IMEの文字表示体が点灯されアナログ表示部12には後に
詳述するアナログ表示部表示処理によりコアタイム等が
アナログ表示される(ステップS130〜S132、S137〜S14
2)。このため例えば、液晶表示パネル11の表示が先に
説明した第12図(a)の如き状態において、出社があ
り、キーSSを操作したときは、第3表示部11Cに退社目
安時刻が追加表示され、同図(b)の如くなる(なお同
図は退社目安時刻が6時30分と算出された場合を示
す)。
(ニ)出社後の経過時間計数動作 上述の如き出社処理動作が行なわれた後は、該処理の
ステップS66(第7図)でRSフリップフロップ4がセッ
ト状態となるのでアンドゲート3が開成され分周回路2b
から1分周期信号が送られてきて、出社後の経過時間が
計数されていく。すなわち、第5図のステップS1で日キ
ャリーCDがなかったことを確認し、ステップS7に進み、
上記1分周期信号があったかを調べ、該信号があったと
きは、更に、現在、休憩中かを調べ(ステップS8)、休
憩中でないときは、ステップS9〜S18で示される経過時
間計数処理が行なわれる。該処理においては、先ずレジ
スタKUの値を1分だけ長いものとしていき、先の1分周
期信号があった時より更に1分間が経過したことを記憶
する(ステップS9)。そして、ステップS10ではレジス
タKUの新たな値が最小時間単位レジスタTTの値に達した
か、すなわち、更に最小時間単位だけの時間経過があっ
たかを調べる。未だ最小時間単位だけの時間経過がない
ときは、ステップS17に進むが、最小時間単位だけの時
間経過があったときは、次の最小時間単位経過の計数動
作に備えてレジスタKUをクリアする(ステップS11)、
次いで、未だ退社フラグFEが立てられていないことを確
認し(ステップS12)、今月、既に働いた労働時間の累
計を更に最小時間単位だけ大きいものにし(ステップS1
3)、経過時間レジスタKTの経過時間を最小時間単位だ
け大きいものにし(ステップS14)、次のステップS15に
進む。そして、ステップS15では、残り時間レジスタNR
の値が正か、すなわち、未だ、今月において働かなけれ
ばならない労働時間すなわち残り時間が正かを判断す
る。そして未だ正のときは、残り時間を最小時間単位だ
け小さいものとするが(ステップS16)、既に残り時間
がなくなっているときは、超過時間レジスタCRの値すな
わち超過時間を最小時間単位だけ大きいものとする(ス
テップS17)。
以上の処理の後には、前述の場合と同様に、ステップ
S19、S20を経てステップS21では計数した残り時間等を
表示する前述の表示処理(ステップS130〜S132、S137〜
S142)が行なわれる。例えば、出社してから6時間20分
経過した午後3時50分には、液晶表示パネルル11の表示
は第12図(c)に示す如くになり、第1表示部11Aには
現在時刻3時50分、第2表示部11Bには残り時間117時間
40分、そして第3表示部11Cには退社目安時刻午後6時3
0分が表示され、更にアナログ表示部12にはコアタイム
等がアナログ表示される。
(ホ)アナログ表示部表示処理動作 前述の如く、通常モードにおいては出社のキー操作が
あった後で、かつ第3表示部11Cに退社目安時刻が表示
されているときは、必ずアナログ表示部12にコアタイム
等がアナログ表示される(ステップS142すなわち第11図
のフローチャート)。以下にこの場合のアナログ表示部
表示処理を詳述する。
先ずステップS160では出社時刻レジスタXにセットさ
れている出社時刻に対応する棒状表示体12aを1Hzで点滅
し(ステップS160)次にコアタイム開始時刻レジスタCT
Aにセットされているコアタイム開始時刻に対応する棒
状表示体12aを2Hzで点滅し(ステップS161)、コアタイ
ム終了時刻レジスタCTBにセットされているコアタイム
終了時刻に対応する棒状表示体12aを2Hzで点滅する(ス
テップS162)。然る後、退社目安時刻レジスタYRにセッ
トされている退社目安時刻に対応する棒状表示体12aを1
Hzで点滅し(ステップS163)、更に出社時刻レジスタX
にセットされている出社時刻から現在時刻に対応する棒
状表示体12aのうちで、上記、点滅が行なわれていない
ものを点灯表示し(ステップS164)、該アナログ表示部
表示処理を終了する。
例えば、上述の第12図(c)の状態においては(すな
わち現在時刻が午後3時50分で、出社時刻レジスタXに
出社時刻として午前9時30分がセットされ退社目安時刻
レジスタYRに退社目安時刻として午後6時30分がセット
されている状態においては)、アナログ表示部12の表示
は第13図に示す如くになる。
(ヘ)経過時間等の確認時の動作 前述の如くして、計数される出社後の経過時間等を液
晶表示パネル11に表示して確認せんとするときは、上述
の通常モードにおいて、キーSAを操作する。この場合、
該操作キー処理中のステップS40で検出し、出社フラグF
Sが立てられていること、すなわち既に出社のキー操作
があったことを確認し(ステップS41)、退社フラグFE
が降ろされていること、すなわち未だ、一度も、退社の
キー操作が行なわれていないことを確認し(ステップS4
2)、表示対象フラグLを立てる(ステップS43)。
そして、表示処理においては、ステップS130で通常モ
ードであることを確認し、第11表示部11Aに現在時刻を
表示し(ステップS131)、出社フラグFSが立てられ、か
つ退社フラグFEが降ろされていることを確認し(ステッ
プS132)、ステップS137では既に表示対象フラグLが立
てられていることを確認し、第2表示部11Bに累計労働
時間レジスタRRの累計労働時間を表示し(ステップS14
3)、第3表示部11Cに経過時間レジスタKTの経過時間を
表示すると共に該データが経過時間であることを示すべ
く、WORKおよびTIKMEの文字表示体を点灯する(ステッ
プS144)。例えば第12図(c)の状態でキーSAを操作し
たときは同図(d)に示す如く、第2表示部11Bには残
り時間に代って累計労働時間(58時間20分)第3表示部
11Cには退社目安時刻に代って経過時間(5時間20分)
がそれぞれ表示される(同図において、経過時間が、6
時間20分となっていないのは、前述の如く、経過時間は
休憩時間が除かれたものとなっているからである)。
以上の如くして、経過時間を確認した後に、第3表示
部11Cに退社目安時刻を表示する状態(例えば第12図
(c)の状態)に戻すには、再度、キーSAを操作する。
このとき該操作をステップS40で検出し、出社フラグFS
が立てられ退社フラグFEが降ろされていることを確認し
(ステップS41、S42)、表示対象フラグLを降ろす(ス
テップS43)。そして、続く表示処理では現在時刻、残
り時間、退社目安時刻のデジタル表示およびコアタイム
等のアナログ表示が行なわれ、元の表示状態に戻る(ス
テップS130〜S132、S137〜S142)。
(ト)退社時の動作 上述の如くして経過時間を計数していき、退社目安時
刻を10分すぎた午後6時40分には、液晶表示パネル11の
表示は第12図(e)の如くになる。ところで退社する場
合は、出社の際と同様に、キーSSを操作するが、例えば
液晶表示パネル11の表示が上記第12図(e)の状態、す
なわち午後6時40分に退社するものとして、該キーSS
操作したときは、該操作をステップS36で検出し、出社
フラグFSが既に立てられていることを確認し(ステップ
S37)、退社処理(ステップS39)すなわち、第9図のフ
ローチャートに進む。
退社処理においては、先ず、未だ退社フラグFEが立て
られていないことを確認し(ステップS110)、その上で
退社フラグFEを立てる(ステップS111)。そして、続く
表示処理では第1表示部11Aに現存時刻を表し、然る
後、既に出社フラグFS、退社フラグFEのいずれもが立て
られていることを確認し、第2表示部に残り時間又は超
過時間を表示し、第3表示部11Cに経過時間レジスタKT
の経過時間が表示される(ステップS130〜S136)。而し
て、液晶表示パネル11の表示は、第12図(f)の如きも
のになる(すなわち第3表示部11Cには経過時間が表示
されるようになり、アナログ表示部12による表示は行な
われなくなる)。
以上の動作の後には、分周回路2bからの1分周期信号
がある度に、第5図のステップS7で、これを検出し、休
憩時間中でないときは(ステップS8)、前記経過時間計
数処理に進む。そして、前述と同様に、レジスタKUの値
を1分だけ大きいものとし(ステップS9)、レジスタKU
が最小時間単位に達したかを判断し(ステップS10)、
達しているときはレジスタKUをクリアし(ステップS1
1)、ステップS12に進む。そしてステップS12では、前
述の場合と異なり、既に退社フラグFEが立っていること
を確認し、ステップS18で追加労働時間レジスタGの値
を上記最小時間単位だけ大きいものとしていく(すなわ
ち、一度、退社のキー操作を行なった後は、その後の時
間経過を追加労働時間レジスタGにより計数し、退社の
キー操作後に何らかの理由で働く必要ができて労働を行
なう場合に、その労働時間の計数を行なえるようにする
のである)。
以上の処理の後、ステップS19を経てステップS21の表
示処理に進み、第1表示部11Aに現在時刻、第2表示部1
1Bに残り時間等、第3表示部11Cに経過時間レジスタKT
の経過時間が表示される(なお上述の如く退社キー操作
後は残り時間レジスタNRの更新、経過時間レジスタKTに
よる経過時間の計数は行なわれないので、上記第1回目
の退社キー操作時までの残り時間、経過時間が表示され
る)。
上記退社キー操作の後、実際に、退社が行なわれたと
きは、上記追加労働時間レジスタGによる経過時間の計
数が継続され、午後12時に、前述同様に、日キャリーCD
を検出し、出社フラグFS、退社フラグFEが降ろされ、経
過時間レジスタKT、追加労働時間レジスタGがクリアさ
れ、更にRSフリップフロップ4がリセットされ追加労働
時間レジスタGによる計数も停止される(ステップS1〜
S6)。そして、表示処理では前記第12図(a)と、概
ね、同様の表示がなされる(ステップS130〜S136)。
他方、前記第1回目の退社キー操作の後に、例えば今
日中に行なっておくべき仕事ができ、更に午後7時20分
まで労働を継続したときは、上記同様に、追加労働時間
レジスタGにより上記第1回目の退社キー操作後の経過
時間が計数され、液晶表示パネル11の表示は第12図
(g)の如くになる。この段階で、上記仕事が終り、退
社するときは、再度、キーSSを操作して第2回目の退社
キー操作を行なう。この場合、該操作を、キー処理中の
ステップS36で検出し、未だ出社フラグFSが降ろされて
いないことを確認し(ステップS37)、ステップS39の退
社処理すなわち第9図のフローチャートに進む。そし
て、未だ退社フラグFEが降ろされていないことを確認し
(ステップS110)、追加労働時間レジスタGにより計数
しておいた第1回目の退社キー操作後からの経過時間を
累計労働時間レジスタRRの累計労働時間および経過時間
レジスタKTの経過時間に加算しておき(ステップS112、
S113)、ステップS114に進む。そしてステップS114で
は、残り時間レジスタNRが未だ正かを判断し、既に正で
なくなっているときは、超過時間レジスタCRの超過時間
を追加労働時間レジスタGの経過時間だけ大きいものと
するが(ステップS118)、未だ正であるときは、残り時
間レジスタNRの残り時間を追加労働時間レジスタGの経
過時間だけ小さいものとし(ステップS115)、該処理に
より残り時間レジスタNRの残り時間が負になったかを調
べ(ステップS116)、負になったときは、その残り時間
レジスタNRの残り時間の絶対値を超過時間レジスタCRの
超過時間に加算しておく(ステップS117)。上記ステッ
プS116で残り時間レジスタNRの残り時間が未だ負になっ
ていないと判断されたとき、ステップS117およびステッ
プS118の処理が終了したときは、追加労働時間レジスタ
Gをクリアし(ステップS119)、該退社処理を終了す
る。そして、続く表示処理では、前述と同様にして、第
1表示部11Aには現在時刻が表示され、第2表示部11B
よび第3表示部11Cにはそれぞれ第1回目の退社キー操
作から第2回目の退社キー操作までの経過時間を考慮し
て修正された残り時間および経過時間が表示される(第
12図(h)参照)。
なお、上記第2回目の退社キー操作後においても、該
操作後の時間経過を、上述同様にして追加労働時間レジ
スタGにより計数していくので(ステップS1、S7〜S1
2、S18)、上記第2回目の退社キー操作後に労働を行な
いその後の退社時の第3回目の退社キー操作がなされた
場合も、第2回目と第3回目の退社キー操作の間の経過
時間を考慮した残り時間レジスタNRの残り時間、および
経過時間レジスタKTの経過時間の修正が行なわれ(ステ
ップS110、S112〜S119)、以下、何回、退社キー操作が
なされても、上記同様の処理が行なわれていく。そし
て、いずれの場合も、午後12時に至ると、日キャリーCD
を検出して、各フラグを降ろし、各レジスタをクリア
し、RSフリップフロップ4をリセットし(ステップS1〜
S6)、液晶表示パネル11には第12図(a)に相当する表
示がなされる(ステップS130〜S136)。
このように、本実施例によれば、退社するつもりで、
一度、退社のキー操作した後に、更に仕事ができて、そ
の仕事を行なった場合にも、その仕事が終了し、退社す
るときに再度、退社のキー操作をすれば、先の退社のキ
ー操作から今回の退社のキー操作までの経過時間に応じ
て経過時間、残り時間或いは超過時間を修正することも
できる。
なお、この発明は上記実施例に限定されず、この発明
を逸脱しない範囲内において種々変形応用可能である。
例えば以下の如きであってもよいとは勿論である。
(1)清算期間は1ヶ月とせず20日間、1週間とするも
の。
(2)また清算期間は各月に対応せしめず、各月の所定
の日から翌月のその所定の日の前日までとするもの。
(3)時間の表示を時分単位とせず、時を単位とするよ
うにしたもの(例えば1時間30分と表示せず10.5時間と
するもの)。
(4)1台の装置で多数の人の時間管理が行なえるよう
に、各人用のキーを備えるもの或いは人を指定する専用
のキーを設け、これと出社および退社を入力するキーを
操作するようにしたもの。
(5)半導体メモリーを有するカード(所謂ICカード)
をカード読取り機に挿入することにより、出社、退社を
入力すると共に上記カード側に各個人のデータを記憶す
るようにしたもの。或いはカードのメモリに各個人のコ
ードを記憶しておき、それをカード読取り機で読み取り
各人を判別して読取り機のメモリに個人別にデータを記
憶するもの。
[発明の効果] 請求項(1)及び請求項(3)項記載の発明は、多数
の表示体からなるアナログ表示部を設け、これにより現
在時刻及び予め設定されているコアタイムを表示すると
共に今日の現時点までの労働時間を計数して表示するよ
うにした時間管理装置及び時間管理方法に係るものであ
り、請求項(2)及び請求項(4)記載の発明は、更
に、退社目安時刻を算出してこれをも表示するようにし
た時間管理装置に係るものであるから、両発明は、いず
れも、清算期間内に働くべき総労働時間およびコアタイ
ムが定められているフレックスタイム制の下で、適切な
退社時刻を容易に認識できる時間管理装置及び時間管理
方法の提供を可能とする。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の回路構成を示す図、第2図
は第1図中のRAMの構成を示す図、第3図は本実施例の
外観を示す図、第4図は本実施例の液晶表示パネルおよ
びアナログ表示部の表示体配列を示す図、第5図は本実
施例の動作の概要を示すジェネラルフローチャート、第
6図は第5図中のキー処理を詳細に示すフローチャー
ト、第7図は第6図中の出社処理を詳細に示すフローチ
ャート、第8図は第7図中の退社目安時刻算出処理を詳
細に示すフローチャート、第9図は第6図中の退社処理
を詳細に示すフローチャート、第10図は第5図中の表示
処理を詳細に示すフローチャート、第11図は第10図中の
アナログ表示部表示処理を詳細に示すフローチャート、
第12図は各種キー操作等に伴なう液晶表示パネルにおけ
る表示変遷を示す図、第13図はアナログ表示部による表
示例を示す図である。 1……CPU、2……計時部、2a……発振回路、2b……分
周回路、2c……時刻計数回路、4……RSフリップフロッ
プ、5……RAM、6……キー入力部、7……表示部、11
……液晶表示パネル、11A……第1表示部、11B……第2
表示部、11C……第3表示部、12……アナログ表示部、1
2a……棒状表示体、RT……基準労働時間レジスタ、TR…
…総労働時間レジスタ、CTA……コアタイム開始時刻レ
ジスタ、CTB……コアタイム終了時刻レジスタ、TT……
最小時間単位レジスタ、RR……累計労働時間レジスタ、
NR……残り時間レジスタ、CR……超過時間レジスタ、KT
……経過時間レジスタ、KU……レジスタ、G……追加労
働時間レジスタ、X……出社時刻レジスタ、XH……出社
時レジスタ、XM……出社分レジスタ、YR……退社目安時
刻レジスタ、YH……退社時レジスタ、YM……退社分レジ
スタ、KM……休憩時間記憶部、K1A〜K5A……休憩開始時
間レジスタ、H……現在時データ、MI……現在分デー
タ、K1B〜K5B……休憩終了時間レジスタ、K1C〜K5C……
休憩時間レジスタ、FS……出社フラグ、FE……退社フラ
グ、K……休憩数レジスタ、M……モードレジスタ、L
……表示対象フラグ、SS、SA……キー、SM……モードキ
ー、CD……日キャリー。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】現在時刻を計数する時刻計数手段と、 複数の表示体を並べて設けられたアナログ表示部と、 出社時刻を記憶する出社時刻記憶手段と、 コアタイムを記憶するコアタイム記憶手段と、 前記アナログ表示部の複数の表示体で前記出社時刻記憶
    手段の出社時刻、前記コアタイム記憶手段のコアタイム
    および前記時刻計数手段の現在時刻を同時に表示する表
    示制御手段とを備えることを特徴とする時間管理装置。
  2. 【請求項2】現在時刻を計数する時刻計数手段と、 複数の表示体を並べて設けられたアナログ表示部と、 出社時刻を記憶する出社時刻記憶手段と、 コアタイムを記憶するコアタイム記憶手段と、 1日の基準労働時間を記憶する基準労働時間記憶手段
    と、 前記出社時刻記憶手段に記憶されている出社時刻と前記
    基準労働時間記憶手段に記憶されている1日の基準労働
    時間とにより退社目安時刻を算出して、これを記憶する
    退社目安時刻記憶手段と、 前記アナログ表示部の複数の表示体で前記出社時刻記憶
    手段の前記出社時刻、前記コアタイム記憶手段のコアタ
    イム、前記時刻計数手段による現在時刻および前記退社
    目安時刻記憶手段の退社目安時刻を同時に表示する表示
    制御手段とを備えることを特徴とする時間管理装置。
  3. 【請求項3】現在時刻を計数するステップと、 出社時刻を記憶するステップと、 コアタイムを記憶するステップと、 複数の表示体を並べて設けられたアナログ表示部で、前
    記出社時刻、前記コアタイムおよび前記現在時刻を同時
    に表示するステップと、 を含むことを特徴とする時間管理方法。
  4. 【請求項4】現在時刻を計数するステップと、 出社時刻を記憶するステップと、 コアタイムを記憶するステップと、 1日の基準労働時間を記憶するステップと、 前記出社時刻と前記1日の基準労働時間とにより退社目
    安時刻を算出するステップと、 複数の表示体を並べて設けられたアナログ表示部で、前
    記出社時刻、前記コアタイム、前記現在時刻および前記
    退社目安時刻を同時に表示するステップと、 を含むことを特徴とする時間管理方法。
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