JP2830159B2 - 時間管理装置及び時間管理方法 - Google Patents

時間管理装置及び時間管理方法

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JP2830159B2
JP2830159B2 JP1234595A JP23459589A JP2830159B2 JP 2830159 B2 JP2830159 B2 JP 2830159B2 JP 1234595 A JP1234595 A JP 1234595A JP 23459589 A JP23459589 A JP 23459589A JP 2830159 B2 JP2830159 B2 JP 2830159B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の技術分野] 本発明は、時間管理装置及び時間管理方法に係り、特
にフレックスタイム制における労働時間管理に好適なも
のに関する。
[発明の背景] 最近、出社時刻および退社時刻を従業者が自主的に決
めることができるフレックスタイム制を導入する企業が
増えてきている。
フレックスタイム制として、所定期間(すなわち清算
期間)、例えば、1ヶ月間の労働時間が定められ、各従
業員がこの11ヶ月間の総労働時間を満足する範囲で出社
時刻および退社時刻を自由に決めることができる制度で
ある。このような制度の下で、1ヶ月間の総労働時間を
不足なく達成できるようにするために利用する装置とし
て、例えば1ヶ月間の労働時間を設定しておき、この1
ヶ月間の労働時間から、毎日、既に働いた労働時間を減
算していき、残りの労働時間を表示する装置が考えられ
ている。
しかし、この種の装置の如く、残りの労働時間を表示
するだけでは、今後どのようなペースで労働を行なって
いけばよいのかは、容易に分からず、今後の労働時間配
分の計画も容易には立てられない。
[発明の目的] 本願の発明は、いずれも上述の如き事情に鑑みてなさ
れたものであり、所定期間の総労働時間が定められてい
るフレックスタイム制において、今度の労働のペースを
容易に知ることができる時間管理装置及び時間管理方法
の提供を目的とする [発明の要点] 請求項(1)及び(4)記載の発明は、上記目的を達
成するために、所定期間の総労働時間と、現在までの累
計労働時間と、所定期間の終りまでの残りの日数とから
残りの日の平均労働時間を求めて表示するようにしたこ
とを要点とする。
また、請求項(2)及び(5)記載の発明は請求項
(1)記載の発明に、出社時刻と残りの日の平均労働時
間とから退社目安時刻を求めて表示する手段を追加した
ものである。
更に、請求項(3)及び(6)記載の発明は、1日の
基準労働時間と所定の日よりの労働日数とより求めた標
準累計労働時間と、現在までの実累計労働時間との差を
求めて表示するようにしたことを要点とする。
[実施例] 以下、図面に示す一実施例に基づいて、本発明を具体
的に説明する。
構 成 第1図は、本実施例の回路構成を示すもので、CPU1を
中心に他の回路部がこれに接続する構成となっている。
CPU1は他の回路部からのデータを受取り、これを処理し
て送出すると共に、各回路部に制御信号を送ってそれら
を制御する回路である。
計時部2は現在時刻、日付を得て、これらをCPU1に与
える回路であり、発振回路2a、分周回路2b、時刻計数回
路2c、日付計数回路2dからなる。発振回路2aは、常時、
一定周波数信号を送出する回路であり、分周回路2bは発
振回路2aからの上記一定周波数信号を1分周期信号にま
で分周し、該1分周期信号を時刻計数回路2cおよび後述
のアンドゲート3に送出する回路である。時刻計数回路
2cは分周回路2bからの1分周期信号を計数して現在時刻
を得て、これらを現在時データH、現在分データMIとし
てCPU1に送出すると共に、午後12時になる度に日キャリ
ーCDを日付計数回路2dに与える回路である。日付計数回
路2dは上記日キャリーCDを計数して日付を得て、これを
月データMO、日データDとしてCPU1に送出する回路であ
る。
アンドゲート3はRSフリップフロップ4の出力Qによ
り開成し、分周回路2bからの1分周期信号をCPU1に送出
する回路である。RSフリップフロップ4はCPU1からの信
号によりセット或いはリセットされ、セット状態におい
て出力Qを送出する回路である。RAM5は後述の各メモリ
を有し、CPU1の制御の下に、CPU1との間でデータの授受
を行なう記憶回路部である。キー入力部6は後述の多数
のキースイッチを備え、それらのいずれかが操作された
ときに、対応するキー入力信号をCPU1に送出する回路で
ある。また、表示部7はCPU1からのデータを表示する回
路部である。
第2図は、RAM5内に設けられている各種レジスタおよ
びメモリの構成を示すものである。同図(a)におい
て、基準労働時間レジスタRTは1日当りの基準労働時間
がセットされるレジスタである。コアタイム内労働時間
レジスタKRはコアタイム内における労働時間(すなわち
休憩時間を除いたもの)がセットされるレジスタであ
る。なおコアタイムとは全従業員が出勤していなければ
ならない時間帯をいう。最小時間単位レジスタTTは、労
働時間の計数において計数対象となる最小時間すなわち
最小時間単位(例えば、最小時間単位が15分のときは、
出社が8時9分におこなわれても、出社時刻は8時15分
として労働時間が計数され、退社が6時13分であって
も、退社時刻は6時として労働時間が計数される)がセ
ットされるレジスタである。休憩数レジスタKは後述の
休憩時間記憶部KMに設定されている休憩時間数がセット
されるレジスタである。コアタイム開始時刻レジスタCT
Aおよびコアタイム終了時刻レジスタCTBは、それぞれ前
記コアタイムの開始および終了の時刻がセットされるレ
ジスタである。
また休憩時間記憶部KMには4個の休憩開始時間レジス
タK1A〜K4A、4個の休憩終了時間レジスタK1B〜K4Bおよ
び4個の休憩時間レジスタK1C〜K4Cが設けられており、
休憩開始時間レジスタK1A、休憩終了時間レジスタK1Bお
よび休憩時間レジスタにはそれぞれ、最初の休憩時間の
開始時刻、終了時刻およびその間の時間がセットされ、
以下同様にして、休憩開始時間レジスタK4A、休憩終了
時間レジスタK4Bおよび休憩時間レジスタK4Cにはそれぞ
れ第4回目の休憩時間の開始時刻、終了時刻およびその
間の時間がセットされる。休日メモリKDMは、当日が属
する清算期間(以下今清算期間という)の休日データが
記憶されるメモリである。総労働時間レジスタTRは、今
清算期間の間(本実施例では毎月の区切り日の翌日から
翌月の区切りまでの1ヶ月間)に働くことが求められて
いる総労働時間がセットされるレジスタである。労働日
数レジスタTDは、今月の総労働日数がセットされるレジ
スタである。累計労働時間レジスタRRは今清算期間にお
いて、既に働いた労働時間の累計がセットされるレジス
タである。残り時間レジスタNRは総労働時間レジスタTR
の値から累計労働時間レジスタRRの値を引いた値、すな
わち、これから先、今清算期間に、働かなければならな
い残り時間がセットされるレジスタである。超過時間レ
ジスタCRは、今清算期間に既に働いた総労働時間すなわ
ち累計労働時間レジスタRRの値が、今清算期間中に働か
なければならない総労働時間すなわち総労働時間レジス
タTRの値を越えた場合に、その超過分の労働時間がセッ
トされるレジスタである。残り日数レジスタNDは今清算
期間の残り日数がセットされていくレジスタであり、経
過日数レジスタKDは、今清算期間の経過日数がセットさ
れていくレジスタであり、経過時間レジスタKTは、当日
において、既に働いた時間すなわち、休憩時間を除いた
その時点までの正味の労働時間がセットされるレジスタ
である。累計時間差レジスタSAは、基準労働時レジスタ
RTの1日の基準労働時間と経過日数レジスタKDの経過日
数との積すなわちそれまでの標準累計労働時間と、累計
労働時間レジスタRRの累計労働時間すなわちそれまでの
実際の累計労働時間との差(以下、累計時間差という)
がセットされるレジスタである。
残り日平均労働時間レジスタAVは、残り時間レジスタ
NRの残り労働時間を残り日数レジスタNDの残り日数で除
した値、すなわちこれから先、今清算期間中、1日当り
何時間、労働する必要があるかを示す残り日平均労働時
間がセットされるレジスタである。また残り日フレクシ
ブル時間レジスタBVは、上記残り日平均労働時間レジス
タAVの残り日平均労働時間から前述コアタイム内労働時
間レジスタKRのコアタイム内労働時間を減じた値、すな
わち残り日平均フレクシブル時間がセットされるレジス
タである。出社時刻レジスタXは出社時レジスタXHと出
社分レジスタXMとからなり、前者には当日の出社時刻の
時データ、後者には当日の出社時刻の分データがセット
される。退社時刻レジスタYRは退社時レジスタYHと退社
分レジスタYMとからなり、前者には当日の退社時刻の時
データ、後者には当日の退社時刻の分データがセットさ
れる。第1退社目安時刻レジスタZAは、第1退社時レジ
スタZAHと第1退社分レジスタZAMとからなり、出社時刻
から1日の基準労働時間(すなわち基準労働時間レジス
タRTの時間)だけ経過した後の時刻がセットされる。す
なわち第1退社時レジスタZAHには該時刻の時データ、
第1退社分レジスタZAMには該時刻の分データがセット
される。第2退社目安時刻レジスタZBは第2退社時レジ
スタZBHと第2退社分レジスタZBMとからなり、出社時刻
から残り日平均労働時間(すなわち残り日平均労働時間
レジスタAVの時間)だけ経過した後の時刻がセットされ
る。すなわち第2退社時レジスタZBHには該時刻の時デ
ータ、第1退社分レジスタZAMには画時刻の分データが
セットされる。表示対象指定フラグLは、後述の通常モ
ードにおいて表示部7に表示するデータを指定するフラ
グであり、降ろされているときは、現在時刻・日付等を
指定し、立てられているときは、当日の第1および第2
退社目安時刻等を指定する。モードレジスタMは、モー
ドを指定するレジスタで設定値が0のときは、表示部7
に現在時刻・日付等を表示する通常モード、1のときは
前記累計労働時間等を表示する累計データ表示モード、
2のときは前記残り平均労働時間等を表示する将来デー
タ表示モード、3のときは後述の過去データ記憶部PMに
記憶されている今清算期間の過去の各日の出社時刻等を
表示する過去データ表示モードを指定する。レジスタN
は上記過去データ表示モードで今清算期間のいずれかの
日を指定するのに用いられるレジスタである。
また、レジスタKU、Iは、後述の各種処理においても
ちいられるワーキングレジスタである。
第2図(b)の過去データ記憶部PMは、今清算期間の
毎日の出社時刻、退社時刻および労働時間が記録される
メモリであり、行アドレス1〜31の各行は今清算期間の
各日にそれぞれ対応し、例えば行アドレス10の行には今
清算期間における10日のデータが記録される。また上記
各行は出社時刻エリアAA、退社時刻エリアBA、労働時間
エリアCAからなり、それぞれ、対応する日の出社時刻、
退社時刻および労働時間が記録される。
第3図は、本実施例の外観および表示体配列を示す。
出社キーSKAおよび退社キーSKBは、それぞれ出社時およ
び退社時に操作できるキースイッチである。また液晶表
示パネル10はそれぞれ7セグメント表示体および午前・
午後を示すA・Pの文字表示体等を備える第1表示部1
1、第2表示部12、第3表示部13および第4表示部14か
らなる。なお、第4表示部14には該表示部に超過時間レ
ジスタCRの超過時間が表示されるとき点灯される超過マ
ーク14aも配されている。
また液晶表示パネル10の右側にはキースイッチ部15が
設けられ、文字A〜Eまでの各文字がそれぞれ印刷表示
されている4個のキー(以下、文字Aが印刷表示されて
いるキーをAキー、文字Bが印刷されているキーをBキ
ーといった具合にいう)および0〜9までの数字がそれ
ぞれ印刷表示されているテンキーが配されている。
動 作 次に、以上の如くに構成された本実施例の動作につい
て説明する。
第4図は、本実施例の動作の概略を示すジェネラルフ
ローチャートであるが、先ず該フローチャートにより本
実施例の動作を概括的に説明する。
先ずステップS1では、分周回路2bからアンドゲート3
を介して1分周期信号が送られてきたかを判断する(後
述の如く、この場合、既に出社が行なわれて経過時間の
計数が開始され、かつその計数用の1分周期信号が送ら
れてきたかを判断している)。そして、1分周期信号が
送られてきていないときは、直接、ステップS11に進む
が、送られてきたときは、現在、休憩時間記憶部KMに記
憶されているいずれかの休憩時間中かを判断し(ステッ
プS2)、休憩時間中であるときはステップS11に進み、
休憩時間外のときはステップS3からステップS10で示さ
れる後述の経過時間計数処理に進む。
ステップS1で1分信号がなかったと判断されたとき、
ステップS2で休憩時間中と判断されたとき、又は上記経
過時間計数処理が終了したときはステップS11に進み、
キー入力があったかを判断する。そしてキー入力があっ
たときは、対応する後述のキー処理を実行し、その後
に、その時点に指定されているデータを液晶表示パネル
10に表示する後述の表示処理を実行するが(ステップS1
3)、キー入力がなかったときは、ステップS11からステ
ップS13に、直接、進んで上記表示処理を実行する。
第5図は、第4図中のキー処理(ステップS12)を詳
細に示すフローチャートである。また第6図は上記第5
図中の出社キー処理(ステップS31)を詳細に示すフロ
ーチャートであり、第7図は上記第6図中のステップS7
4すなわちZA算出処理を詳細に示すフローチャートであ
り、第8図は第6図中のステップS75すなわちZB算出処
理を詳細に示すフローチャートである。第9図は、第5
図中の退社キー処理(ステップS36)を詳細に示すフロ
ーチャートであり、第10図は、第4図中の表示処理(ス
テップS13)を詳細にに示すフローチャートであり、第1
1図は、各種キー処理に伴なう液晶表示パネル10の表示
変遷を示す図である。
以下、上記各図面を参照しながら各種動作を詳細に説
明していく。
(A)各種データの設定 本実施例の使用にあたっては、各種データを設定して
おく必要がある。すなわち基準労働時間レジスタRTへは
1日の基準労働時間、コアタイム内労働時間レジスタKR
へはコアタイム内労働時間、最小時間単位レジスタTTへ
は最小時間単位、休憩数レジスタKへは休憩回数、コア
タイム開始時刻レジスタCTA、コアタイム終了時刻レジ
スタCTBへはそれぞれコアタイム開始および終了時刻、
休憩時間記憶部KMには休憩時間データ、休日メモリKDM
には、休日データを設定しておく必要がある。
この場合、キースイッチ部15のEキー或いはテンキー
(第3図参照)を操作して行なうが、該操作の度に、対
応する処理が第5図のステップS50で行なわれ、上記各
種データが所定のレジスタ設定されていくことになる。
このように、本実施例では、最小時間単位、コアタイ
ム等を任意に設定できるので各企業のフレックスタイム
制に合わせて使用でき便利である。
また、本実施例では、毎月、新たな清算期間の開始日
(前記区切り日の翌日)には、出社までの間に、Dキー
(第3図参照)を操作し、新たな清算期間の処理に備え
る。この場合、上記Dキーの操作を第5図のステップS4
5で検出し、先ず過去データ記憶部PMの各メモリM1〜M31
をクリアし、累計労働時間レジスタRR、経過日数レジス
タKD、累計時間差レジスタSA、残り日平均労働時間レジ
スタAV、残り日フレキシブル時間レジスタBV、第1退社
目安時刻レジスタZA、第2退社目安時刻レジスタZBをク
リアする(ステップS46)。そして、当日からの清算期
間(すなわち1ヶ月間)の総労働日数を、休日メモリKD
Mの休日データを参照して算出し、算出結果を労働日数
レジスタTDおよび残り日数レジスタNDにセットする(ス
テップS47)。更に今清算期間すなわち1ヶ月間の総労
働時間を、基準労働時間レジスタRTの1日の基準労働時
間と労働日数レジスタTDの総労働日数とより算出し、こ
れを総労働時間レジスタTR、残り時間レジスタNRにセッ
トする(ステップS48)。
(B)出社時の動作 例えば、いま、モードレジスタMに0がセットされて
おり通常モードで、表示対象指定フラグLが降ろされて
いるとする。また、出社前だとすると、未だ、前記1分
周期信号は送られてこず、第4図のステップS1からステ
ップS11に、直接、進み、キー入力がなかったときは、
表示処理(ステップS13すなわち第10図のフローチャー
ト)に進む。そして、この表示処理では、液晶表示パネ
ル10の第3表示部13、第4表示部14にそれぞれ当日の日
付・現在時刻が表示される(ステップS180〜S185)。
出社時には、前記出社キーSKAを操作するが(第3図
参照)、この場合、第4図のステップS11からステップS
12のキー処理すなわち第5図のフローチャートに進み、
ステップS30で上記出社キーSKAの操作を検出して出社キ
ー処理(ステップS31)すなわち第6図のフローチャー
トに進む。この出社キー処理では、先ず、時刻計数回路
2cから現在時刻を取込んで、これを出社時レジスタXH、
出社分レジスタXMからなる出社時刻レジスタXにセット
し(ステップS60、S61)、その後、ステップS62〜S66で
示される出社時刻繰下げ処理が行なわれる。該処理にお
いては、レジスタIに1から休憩数レジスタKの値まで
の整数を、順次、セットしていき(ステップS62、S65、
S66)、現在、すなわち出社時刻レジスタXにセットさ
れている出社時刻は、レジスタIによって指定される休
憩時間記憶部KMのいずれかの休憩時間中かを調べていき
(ステップS63)、いずれかの休憩時間中であるとき
は、その休憩時間の終了時刻を出社時刻レジスタXにセ
ットして(ステップS64)、出社時刻を上記休憩時間終
了時刻まで繰下げる。
上記出社時刻繰下げ処理を終了した後には、最小時間
単位レジスタTTにセットされている最小時間単位が1分
かを調べ(ステップS70)、1分でないときは、出社分
レジスタXMにセットされている分データが0分かを調べ
て、0分でないときはステップS81〜S85で示される出社
直後時間切捨処理を実行する。すなわち、出社分レジス
タXMの値が負になるまでレジスタIにより回数を数えな
がら、順次、該出社分レジスタXMの値を最小時間単位レ
ジスタTTの最小時間単位だけ小さいものにしていく動作
を繰返す。そして出社分レジスタXMの値が負になったと
きは、それをステップS83で検出し、最小時間単位をレ
ジスタIにより数えた上記回数倍して、出社分データと
して出社分レジスタXMにセットする(ステップS85)。
これにより、例えば、現実の出社時刻が8時17分で最小
時間単位が10分のときは、出社分レジスタXM等からなる
出社時刻レジスタXにセットされる出社時刻は8時20分
となり、8時17分から8時20分までの3分間の勤務時間
は切捨てられることになる。
以上の後、新たに出社分レジスタXMにセットされた出
社分データが60分となっているかを調べ、60分になって
いるときは、出社分レジスタXMの出社分データを0分と
し、出社時レジスタXHの出社時データを1時間だけ大き
いものとする繰上げ処理を実行する(ステップS86〜S8
8)、 ステップS70で最小時間単位は1分となっていると判
断されたとき、ステップS80で出社分レジスタXMの出社
分データが0分となっていると判断されたとき、ステッ
プS80で出社分レジスタXMの分データが60分となってい
ないと判断されたとき、およびステップS88の処理を終
えたときは、経過時間レジスタKT、レジスタKUをクリア
しフリップフロップ4をセットする初期動作を実行する
(ステップS71〜S73)。然る後、上述の如くして、出社
時刻レジスタXに設定されている出社時刻から基準労働
時間レジスタRTに設定されている1日の基準労働時間だ
け経過した時点の時刻すなわち第1退社目安時刻を算出
して、これを第1退社目安時刻レジスタZAにセットする
ZA算出処理を実行し(ステップS74)、更に、上記出社
時刻から残り日平均労働時間レジスタAVに設定される前
記残り日平均労働時間だけ経過した時点の時刻すなわち
第2退社目安時刻を算出し、これを第2退社目安時刻レ
ジスタZBにセットするZB算出処理(ステップS75)を実
行して該出社キー処理を終え、表示処理(ステップS1
3)へと進む。
次に、上記ZA算出処理(ステップS74)およびZB算出
処理(ステップS75)を、それぞれ第7図および第8図
のフローチャートを用いて詳述する。
イZA算出処理(第7図のフローチャート参照) 先ず、出社時刻レジスタXの出社時刻から基準労働時
間レジスタRTの1日の基準労働時間だけ経過した時点の
時刻を第1退社目安時刻として第1退社目安時刻レジス
タZAにセットし(ステップS90)、次いで休憩数レジス
タKの値により休憩時間記憶部KMには休憩時間がセット
されているかを判断し(ステップS91)、セットされて
いるときはステップS92〜S97で示される第1補正処理に
進む。該第一補正処理では、レジスタIに1から休憩数
レジスタKの値までの整数を、順次、セットしながら、
このレジスタIの値によって指定される休憩時間記憶部
KMの各休憩時間を点検、その休憩開始時刻が、その時点
で第1退社目安時刻レジスタZAにセットされている第1
退社目安時刻より遅いものでない限り、その休憩時間だ
け第1退社目安時刻レジスタZAの時刻を遅いものに補正
していく。
ステップS91で休憩数レジスタKの値は0で休憩時間
記憶部KMには全く休憩時間が設定されていないと判断さ
れた場合、および上記第一補正処理が終了した後には、
ステップS100、S101からなる第二補正処理に進む。該第
に補正処理では、第1退社目安時刻は、必ずコアタイム
終了時刻後とするため、ステップS100でその時点に第1
退社目安時刻レジスタZAにセットされている第1退社目
安時刻はコアタイム終了時刻後かを判断し、第1退社目
安時刻がコアタイム終了時刻後でないときは、第1退社
目安時刻レジスタZAの第1退社目安時刻としてコアタイ
ム終了時刻を設定する(ステップS101)。
上記第二補正処理を終了した後には最小時間単位レジ
スタTTの最小時間単位が1分かを判断する(ステップS1
02)。そして1分であるときは、該ZA算出処理を終了す
るが、1分以外のときはステップS103〜S107で示される
第三補正処理に進む。該第三補正処理では、レジスタI
により回数を数えながら、第1退社分レジスタZAMの値
が負になるまで、該第1退社分レジスタZAMの値を最小
時間単位だけ小さいものにする動作を繰返す。そして第
1退社分レジスタZAMの値が負となったときは、それを
ステップS105で検出し、最小時間単位を、レジスタIに
より数えた上記回数倍して、これを第1退社目安時刻の
分データとして第1退社分レジスタZAMにセットする
(ステップS107)。上記第三補正処理が終了した後に
は、該処理により、第1退社分レジスタZAMに新たにセ
ットされた第1退社目安時刻の分データが60分となって
いるかを調べ(ステップS108)、60分となっていないと
きは、該ZA算出処理を終了するが、60分となっていると
きは、第1退社分レジスタZAMの分データを0分とし
(ステップS109)、第1退社時レジスタZAHの第1退社
目安時刻の時データを1時間だけ大きいものとする繰上
げ処理を実行し(ステップS110)、該ZA算出処理を終了
する。
ロZB算出処理(第8図のフローチャート参照) 先ず、出社時刻レジスタXの出社時刻から、前記残り
日平均労働時間レジスタAVの残り日平均労働時間だけ経
過した時点の時刻を第2退社目安時刻として第2退社目
安時刻レジスタZBにセットし(ステップS120)、次い
で、上記残り日平均労働時間がコアタイム内労働時間レ
ジスタKRのコアタイム内労働時間より長くなっているか
を判断し(ステップS121)、長くなっているときは、休
憩数レジスタKの値により、休憩時間記憶部KMに休憩時
間が記憶されているかを判断し、記憶されているとき
は、ステップS123〜S128で示される第1補正処理に進
む。該第一補正処理では、レジスタIに1から休憩数レ
ジスタKの値までの整数を、順次、セットしながら、こ
のレジスタIの値によって指定される休憩時間記憶部KM
の各休憩時間を点検、その休憩開始時刻が、その時点で
第2退社目安時刻レジスタZBにセットされている第2退
社目安時刻より遅いものでない限り、その休憩時間だけ
第2退社目安時刻レジスタZBの時刻を遅いものに補正し
ていく。
ステップS121で残り日平均労働時間レジスタAVの残り
日平均労働時間がコアタイム内労働時間レジスタKBのコ
アタイム内労働時間より長くはなっていないと判断され
たとき、ステップS122で休憩数レジスタKの値は0で休
憩時間記憶部KMには全く休憩時間が設定されていないと
判断されたとき、および上記第一補正処理が終了した後
には、ステップS130、S131からなる第二補正処理に進
む。該第二補正処理では、第2退社目安時刻は、必ずコ
アタイム終了時刻後とするため、ステップS130でその時
点に第2退社目安時刻レジスタZBにセットされている第
2退社目安時刻はコアタイム終了時刻後かを判断し、第
2退社目安時刻がコアタイム終了時刻後でないときは、
第2退社目安時刻としてコアタイム終了時刻を設定する
(ステップS131)。
上記第二補正処理を終了した後には最小時間単位レジ
スタTTの最小時間単位が1分かを判断する(ステップS1
32)。そして1分であるときは、該ZB算出処理を終了す
るが、1分以外のときはステップS133〜S137で示される
第三補正処理に進む。該第三補正処理では、レジスタI
により回数を数えながら、第2退社分レジスタZBMの値
が負になるまで、該第2退社分レジスタZBMの値を最小
時間単位だけ小さいものにする動作を繰返す。そして第
2退社分レジスタZBMの値が負となったときは、それを
ステップS135で検出し、最小時間単位を、レジスタIに
より数えた上記回数倍して、これを第2退社目安時刻の
分データとして第2退社分レジスタZBMにセットする
(ステップS137)。上記第三補正処理が終了した後に
は、該処理により、第2退社分レジスタZBMに新たにセ
ットされた第2退社目安時刻の分データが60分となって
いるかを調べ(ステップS138)、60分となっていないと
きは、該ZB算出処理を終了するが、60分となっていると
きは、第2退社分レジスタZBMの分データを0分とし
(ステップS139)、第2退社時レジスタZBHの第2退社
目安時刻の時データを1時間だけ大きいものとする繰上
げ処理を実行し(ステップS140)、該ZB算出処理を終了
する。
(C)経過時間計数動作 上述の如きキー出社処理動作が行なわれた後は、該処
理のステップS73(第6図)で、RSフリップフロップ4
がセット状態となるのでアンドゲート3が開成され、分
周回路2bから1分周期信号が送られてきて出社後の経過
時間が計数されていく。すなわち、第4図のステップS1
で上記1分周期信号があったかを調べ、該信号があった
ときは、更に、現在、休憩中かを調べ(ステップS2)、
休憩中でないときは、ステップS3〜S10で示される経過
時間計数処理が行なわれる。該処理においては、先ず、
レジスタKUの値を1分だけ長いものとしていき、先の1
分周期信号があった時より更に1分間が経過したことを
記憶する(ステップS3)。そして、ステップS4ではレジ
スタKUの新たな値が最小時間単位レジスタTTの値に達し
たか、すなわち、更に最小時間単位だけの時間経過があ
ったかを調べる。未だ最小時間単位だけの時間経過がな
いときは、ステップS11に進むが、最小時間単位だけの
時間経過があったときは、次の最小時間単位経過の計数
に備えてレジスタKUをクリアする(ステップS5)。次い
で、経過時間レジスタKTの経過時間を最小時間単位だけ
大きいものにし(ステップS6)、今清算期間に既に働い
た労働時間の累計を、更に最小時間だけ大きいものにし
(ステップS7)、次のステップS8に進む。そして、ステ
ップS8では、残り時間レジスタNRの残り時間が正かを判
断する。そして未だ正のときは残り時間を最小時間単位
だけ小さいものとするが(ステップS9)、既に残り時間
がなくなっているときは、超過時間レジスタCRの値すな
わち超過時間を最小時間単位だけ大きいものとする(ス
テップS10)。
以上の処理の後には、S11、S12を経てステップS13で
は計数した経過時間等を表示する(ステップS180〜S18
5)。
(D)各種データを確認するときの動作 出社後、今清算期間の今後の労働ペース或いは、今日
の退社時刻の決定は、各従業員が、RAM5の各種レジスタ
にセットされている自己の今日までの各種労働データを
液晶表示パネル10に表示し、それらに基づいて自分で決
定する。この場合、上記各種データを液晶表示パネル10
に表示するにはAキー或いはBキーを操作することによ
り行なうが、このときの動作を以下に詳述する。
例えば、いま、6月14日の10時35分で、出社から2時
間15分経過しており、モードレジスタMには0がセット
されており通常モードで、かつ表示対象指定フラグLは
降ろされているものとする。この場合、第4図のステッ
プS1からの一連の処理が終了する度に、ステップS13の
表示処理すなわち第10図のフローチャートに進み、液晶
表示パネル10にはは第11図(a)の如き表示がなされ
る。すなわち、先ず表示対象指定フラグLが降ろされて
いることを確認し(ステップS186)、モードレジスタM
に0がセットされており、通常モードが指定されている
ことを確認する(ステップS181)。然る後、第1表示部
11に出社時刻レジスタXの出社時刻(8時20分)を表示
し(ステップS182)、第2表示部12に経過時間レジスタ
KTの経過時間(2時間15分)を表示し(ステップS18
3)、第3表示部13に日付計数回路2dから送られてくる
今日の日付(6月14日)を表示し(ステップS184)、第
4表示部14に時刻計数回路2cから送られてくる現在時刻
(10時35分)が表示する。
また、前述の出社キー処理に際して算出した、今日の
第1退社目安時刻、第2時刻目安時刻を確認するには、
上記通常モードにおいてAキーを操作する。この場合、
該操作をキー処理(第5図)のステップS20で検出し、
次いで、通常モードにあることを確認し(ステップS2
1)、表示対象指定フラグLを立てる(ステップS22)。
然る後、表示処理ではステップS180で表示対象指定フラ
グLが立てられていることを確認し、第1表示部11は出
社時刻(8時20分)、第3表示部13へは第1退社目安時
刻レジスタZAにセットされている第1退社目安時刻(5
時20分)、第4表示部14へは第2退社目安時刻レジスタ
ZBにセットされている第2退社目安時刻(4時35分)
が、それぞれ表示される(ステップS210〜S211)。而し
て液晶表示パネル10には第11図(e)の如き表示がなさ
れる。
また、上記状態から、経過時間等を表示する第11図
(a)の状態に戻すには、同図に示すようにAキーを、
再度、操作する。これにより表示対象指定フラグLが降
ろされ(ステップS20〜S22)、続く表示処理では出社時
刻、経過時間、日付、現在時刻等が表示され液晶表示パ
ネル10の表示は同図(a)の状態に戻る(ステップS180
〜S185)。
また、総労働時間レジスタTRにセットされている今清
算期間の1ヶ月間の総労働時間、累計労働時間レジスタ
RRにセットされている累計労働時間等を確認するとき
は、通常モードの上記第11図(a)の状態で、Bキーを
操作する。この場合、該操作を第5図のステップS25で
検出し、表示対象指定フラグLが降ろされていることを
確認し(ステップS26)、モードレジスタMの値を0か
ら1として前記累計データ表示モードする(ステップS2
7)。然る後、表示処理では、表示対象指定フラグLが
降ろされていることを確認し(ステップS180)累計デー
タ表示モードになっていることを確認し(ステップS18
1)、第1表示部11に総労働時間レジスタTRの1ヶ月間
の総労働時間(176時間)を表示し(ステップS188)、
第2表示部12に労働日数レジスタTDの1ヶ月の労働日数
(22日)を表示し(ステップS189)、第3表示部13に累
計労働時間レジスタRRの累計労働時間(184時間)を表
示し(ステップS190)、ステップS191に進む。該ステッ
プS191では超過時間レジスタCRの超過労働時間が正にな
っているかを判断し、正になっているときはこの超過時
間レジスタCRの超過労働時間を第4表示部14に表示して
超過マーク14aを点灯するが(ステップS192、S193)、
正にはなっていないときは、第4表示部14に残り時間レ
ジスタNRの残り時間を表示する(ステップS194)。而し
て、例えば超過労働時間が未だ正となっておらず、残り
時間が92時間となっているときは、液晶表示パネル10に
は第11図(b)の如き表示がなされる。
上記状態で、更にBキーを操作したときは、モードレ
ジスタMに2がセットされて将来データ表示モードとな
り(ステップS25〜S27)、第1表示部11には累計時間差
レジスタSAにセットされている前記累計時間差(1日の
基準労働時間を経過日数倍したものと実際の累計労働時
間との差)を表示し(ステップS198)、第2表示部12に
は残り日数レジスタNDの残り日数を表示し(ステップS1
99)、第3表示部13には残り日平均労働時間レジスタAV
の残り日平均労働時間を表示し(ステップS200)、第4
表示部14には残り日フレクシブル時間レジスタBVの残り
日平均フレクシブル時間を表示する(ステップS201)。
例えば、累計時間差が1時間45分で、残り日数が13日
で、残り日平均労働時間が7時間15分で、残り日平均フ
レクシブル時間が3時間15分のときは、液晶表示パネル
10には第11図(c)の如き表示がなされる。
また、上記状態で、更に、Bキーを操作したときは、
モードレジスタMに3がセットされて過去データ記憶部
PMに記憶されている過去の労働データを確認できる過去
データ表示モードとなり(ステップS25〜S27)、その時
点のレジスタNの値により指定された日の出社時刻が第
1表示部11に、退社時刻が第2表示部12に、日付が第3
表示部13に、労働時間が第4表示部14に、それぞれ表示
される(ステップS180、S181、S205〜S208)。例えばレ
ジスタNに1がセットされており、1日が指定され、そ
の日の出社時刻が9時15分で退社時刻が5時20分で、労
働時間が8時間5分のときには液晶表示パネル10には第
11図(d)の如き表示がなされる。
また、今清算期間の他の日(1日以外の日)の労働デ
ータを確認するには、Cキーを操作して、レジスタNの
値を所望の日に対応するものとする。このときCキーの
操作の度にそれをステップS40で検出し、1から31まで
の値でサイクリックにレジスタNの値を1だけ大きいも
のとしていく(ステップS41〜S44)。そして続く表示処
理では、レジスタNの新たな値により指定された日の労
働データが、前記同様にして、液晶表示パネル10に表示
される(ステップS180、S181、S205、S208)。
上記過去データ表示モードで、更に、Bキーを操作し
たときは、モードレジスタMの値は0に戻り、通常モー
ドに戻る(ステップS25〜S29)。そして、液晶表示パネ
ル10には当日の出社時刻等が表示され、第11図(a)の
状態に戻る。
以上の如く、本実施例では各種労働データが容易に確
認でき、これからの労働ペース決定に極めて便利であ
る。特に、コアタイムを除いたフレクシブルタイムのみ
の1日当りの平均労働時間を表示できるので一層便利で
ある(コアタイムは勤務義務があるので調節はフレクシ
ブルタイム内でのみ可能だからである)。
(D)退社時の動作 退社時には、その入力のために、退社キーSKB(第3
図参照)を操作するが、この場合、該操作を第5図のス
テップS35で検出し、退社キー処理(ステップS36)すな
わち第9図のフローチャートへと進む。
該退社キー処理では、先ずRSフリップフロップ4をリ
セットし1分周期信号が送られてこないようにし、経過
時間の計数を停止する(ステップS150)。そして、出社
時刻レジスタXすなわち出社時レジスタXH、出社分レジ
スタXMにセットされてる当日の出社時刻を過去データ記
憶部PMの当日用の行の対応するメモリにセットし(ステ
ップS151)現在時刻を退社時刻レジスタYRすなわち退社
時レジスタYH、退社分レジスタYMにセットする(ステッ
プS152、S153)。
然る後、最初時間単位レジスタTTの最小時間単位が1
分かを判断し(ステップS154)、1分でないときは、退
社時刻補正処理(ステップS155〜159)に進む。すなわ
ち、退社分レジスタYMの値が負になるまでレジスタIに
より回数を数えながら、順次、該退社分レジスタYMの値
を最小時間単位だけ小さいものにしていく動作を繰返
し、退社分レジスタYMの値が負になったときは、それを
ステップS157で検出し、最小時間単位を、レジスタIに
より数えた上記回数倍して、退社分データとして退社分
レジスタYMにセットする(ステップS159)。
上記退社時刻補正処理を終えたとき、およびステップ
S154で最小時間単位は1分であると判断したときはステ
ップS160に進み、退社時刻レジスタYRすなわち退社時レ
ジスタYH、退社分レジスタYMにセットされている退社時
刻を当日の退社時刻として過去データ記憶部PMの今日の
退社時刻用のメモリにセットし(ステップS160)、経過
時間レジスタKTの経過時間を今日の労働時間として過去
データ記憶部PMの今日の労働時間用のメモリにセットす
る(ステップS161)。然る後、経過日数レジスタKDの経
過日数を1日だけ多い日数で更新し(ステップS162)、
残り日数レジスタNDの残り日数を1日だけ少ない日数で
更新し(ステップS163)、ステップS164に進む。そして
該ステップでは、残り時間レジスタNRの残り労働時間
が、残り日数レジスタNDの残り日数とコアタイム内労働
時間レジスタKRのコアタイム内時間の積より、大である
かを調べ、大であるときは、残り時間レジスタNRの残り
時間を残り日数レジスタNDの残り日数で除したもので、
残り日平均労働時間レジスタAVの残り日平均労働時間を
更新し(ステップS165)、残り日平均労働時間レジスタ
AVの更新された残り日平均労働時間からコアタイム内労
働時間レジスタKRのコアタイム内労働時間を減じた時間
で残り日フレクシブル時間レジスタBVの残り日平均フレ
クシブル時間を更新する(ステップS166)。他方、ステ
ップS164で残り時間レジスタNRの残り労働時間の方が大
きくはないと判断されたときは、残り日平均労働時間レ
ジスタAVの残り日平均労働時間としてコアタイム内労働
時間レジスタKBのコアタイム内労働時間をセットし(ス
テップS167)、残り日フレクシブル時間レジスタBVをク
リアする(ステップS168)。そして上記ステップS166又
はS168の処理が終了した後には、ステップS169に進み、
基準労働時間レジスタRの1日の基準労働時間と経過日
数レジスタKDの経過日数との積から累計労働時間レジス
タRRの累計労働時間を減じたもので、累計時間差レジス
タSAの前記累計時間差を更新し、該退社キー処理を終了
する。
なお、この発明は上記実施例に限定されず、この発明
を逸脱しない範囲内において種々変形応用可能である。
例えば以下の如きものであってもよい。
(1)清算期間の設定は、日付を入力すると、その日付
を区切りとして1ヶ月間隔に設定されるもの、或いは各
月の1日から末日までの1ヶ月間に固定的に設定されて
いるもの (2)時間の表示を時分を単位とせず時を単位とするよ
うにしたもの(例えば、10時間30分と表示せず10.5時間
と表示するもの)。
(3)出社キー、退社キーを1つにし、操作に際し、交
互に出社キー、退社キーとして機能するキーを備えたも
の。
(4)タイムカードを挿入したときに出社或いは退社時
刻を該タイムカードに印字するタイプのタイムレコーダ
ーに連動させ、タイムカードの挿入により出社、退社時
刻が設定されるもの。
(5)1台の装置で多数の人の時間管理が行なえるよう
に、各人用に専用の出社キー、退社キーを備けるもの或
いは人を指定する専用のキーを設け、これと出社キー、
退社キーを操作するようにしたもの。
(6)半導体メモリを有するカード(所謂ICカード)を
カード読取り機に挿入することにより、出社、退社を入
力すると共に、上記カード側に各個人のデータを記憶す
るようにしたもの。
(7)残り日数を得る方法として、計時部からの日キャ
リーを利用するもの。
[発明の効果] 以上詳述したように請求項(1)及び(4)記載の発
明は所定期間の総労働時間と、現在までの累計労働時間
と、所定期間の終りまでの残り日数とから残りの日の平
均労働時間を求めて表示するようにした時間管理装置及
び時間管理方法に係るもので、また、請求項(2)及び
(5)記載の発明は請求項(1)及び(4)記載の発明
に、出社時刻と残りの日の平均労働時間とから退社目安
時刻を求めて表示する手段を追加した時間管理装置及び
時間管理方法に係るもので、更に請求項(3)及び
(6)記載の発明は、1日の基準労働時間と所定の日よ
りの労働日数とより求めた標準累計労働時間と、現在ま
での実累計労働時間との差を求めて表示するようにした
時間管理装置及び時間管理方法に係るものであるから、
いずれも所定期間の総労働時間が定められているフレッ
クスタイム制において、今後の労働のペースを容易に知
ることができる時間管理装置及び時間管理方法の提供を
可能とする。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の回路構成を示す図、第2図
は第1図中のRAMの構成を示す図、第3図は本実施例の
外観および表示部の表示体配列を示す図、第4図は本実
施例の動作の概要を示すジェネラルフローチャート、第
5図は第4図中のキー処理を詳細に示すフローチャー
ト、第6図は第5図中の出社キー処理を詳細に示すフロ
ーチャート、第7図は第6図中のZA算出処理を詳細に示
すフローチャート、第8図は第6図中のZB算出処理を詳
細に示すフローチャート、第9図は第5図中の退社キー
操作を詳細に示すフローチャート、第10図は第4図中の
表示処理を詳細に示すフローチャート、第11図は各種キ
ー操作に伴なう表示変遷を示す図である。 1……CPU、2……計時部、2a……発振回路、2b……分
周回路、2c……時刻計数回路、4……RSフリップフロッ
プ、5……RAM、6……キー入力部、7……表示部、10
……液晶表示パネル、11……第1表示部、12……第2表
示部、13……第3表示部、14……第4表示部、14a……
超過マーク、15……キースイッチ部、H……現在時デー
タ、MI……現在分データ、D……日データ、MO……月デ
ータ、RT……基準労働時間レジスタ、TT……最小時間単
位レジスタ、KR……コアタイム内労働時間レジスタ、CT
A……コアタイム開始時刻レジスタ、CTB……コアタイム
終了時刻レジスタ、KM……休憩時間記憶部、KDM……休
日メモリ、K……休憩数レジスタ、TD……労働日数レジ
スタ、TR……総労働時間レジスタ、RR……累計労働時間
レジスタ、NR……残り時間レジスタ、CR……超過時間レ
ジスタ、ND……残り日数レジスタ、KT……経過時間レジ
スタ、SA……累計時間差レジスタ、AV……残り日平均労
働時間レジスタ、BV……残り日フレクシブル時間レジス
タ、X……出社時刻レジスタ、XH……出社時レジスタ、
XM……出社分レジスタ、YR……退社時刻レジスタ、YH…
…退社時レジスタ、YM……退社分レジスタ、ZAH……第
1退社時レジスタ、ZAM……第1退社分レジスタ、ZBH…
…第2退社時レジスタ、ZBM……第2退社分レジスタ、Z
A……第1退社目安時刻レジスタ、ZB……第2退社目安
時刻レジスタ、L……表示対象指定フラグ、M……モー
ドレジスタ、PM……過去データ記憶部、SKA……出社キ
ー、SKB……退社キー、KD……経過日数レジスタ。

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも所定期間中の休日データを記憶
    する休日データ記憶手段と、 前記休日データを参照し、前記所定期間中の当日から該
    所定期間の末日までの残り労働日数を求める残り労働日
    数算出手段と、 前記所定期間内に働くことが求められている総労働時間
    を記憶する総労働時間記憶手段と、 出社および退社を入力する入力手段と、 この入力手段により入力された出社および退社に基づい
    て出社から退社までの間に働いた労働時間を、前記所定
    期間中、累計する労働時間累計手段と、 前記総労働時間、前記累計労働時間および前記残り労働
    日数から、前記所定期間の残りの労働日の平均労働時間
    を求める平均労働時間算出手段と、 この平均労働時間算出手段によって求められた平均労働
    時間を表示させる平均労働時間表示制御手段とを備える
    ことを特徴とする時間管理装置。
  2. 【請求項2】出社が入力された時刻と、所定期間の残り
    の労働日の平均労働時間とから出社から平均労働時間後
    の退社目安時刻を算出する退社目安時刻算出手段と、 この退社目安時刻算出手段が算出した退社目安時刻を表
    示させる退社目安時刻表示制御手段とを備える請求項
    (1)の時間管理装置。
  3. 【請求項3】1日の基準労働時間を記憶する基準労働時
    間記憶手段と、 出社および退社を入力する入力手段と、 この入力手段により入力された出社および退社に基づい
    て所定期間の最初の日よりの実際に働いた労働時間を累
    計する実累計労働時間計数手段と、 前記所定期間の最初の日からの労働日数を求める労働日
    数算出手段と、 前記1日の基準労働時間と前記労働日数とを掛け現在ま
    での標準累計労働時間を求める標準労働時間算出手段
    と、 前記標準累計労働時間と前記実累計労働時間との時間差
    を求める時間差算出手段と、 この時間差算出手段による時間差を表示させる時間差表
    示制御手段とを備えることを特徴とする時間管理装置。
  4. 【請求項4】少なくとも所定期間中の休日データを記憶
    するステップと、 前記休日データを参照し、前記所定期間中の当日から該
    所定期間の末日までの残り労働日数を求めるステップ
    と、 前記所定期間内に働くことが求められている総労働時間
    を記憶するステップと、 出社および退社を入力するステップと、 前記入力された出社および退社に基づいて出社から退社
    までの間に働いた労働時間を、前記所定期間中、累計す
    るステップと、 前記総労働時間、前記累計労働時間および前記残り労働
    日数から、前記所定期間の残りの労働日の平均労働時間
    を求めるステップと、 前記平均労働時間を表示させるステップと、 を含むことを特徴とする時間管理方法。
  5. 【請求項5】更に、出社が入力された時刻と、所定期間
    の残りの労働日の平均労働時間とから出社する平均労働
    時間後の出社目安時刻を算出するステップと、 前記退社目安時刻を表示させるステップと、 を含む請求項(4)の時間管理方法。
  6. 【請求項6】1日の基準労働時間を記憶するステップ
    と、 出社および退社を入力するステップと、 この入力手段により入力された出社および退社に基づい
    て所定期間の最初の日よりも実際に働いた労働時間を累
    計するステップと、 前記所定期間の最初の日からの労働日数を求めるステッ
    プと、 前記1日の基準労働時間と前記労働日数とを掛け現在ま
    での標準累計労働時間を求めるステップと、 前記標準労働時間と前記実累計労働時間との時間差を求
    めるステップと、 前記時間差を表示させるステップと、 を含むことを特徴とする時間管理方法。
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