JP3284596B2 - 運動距離計測装置 - Google Patents

運動距離計測装置

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JP3284596B2
JP3284596B2 JP21877392A JP21877392A JP3284596B2 JP 3284596 B2 JP3284596 B2 JP 3284596B2 JP 21877392 A JP21877392 A JP 21877392A JP 21877392 A JP21877392 A JP 21877392A JP 3284596 B2 JP3284596 B2 JP 3284596B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は運動距離計測装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】長距離水泳競技或いは長距離トラック走
行競技等の最中に、現在、既にどの程度の距離の運動を
終えているかを知りたい場合がある。このような場合、
従来は、予めプールコース長或いはトラック1周の距離
を憶えておくと共に、運動の最中に、常時、現在何ター
ンしたか、或いは何周したかを数え、このターン数等と
憶えているプールコース長等とを積算して、上記距離を
求めている。また、最近、スイッチ操作によって区間ラ
ップ時間を計測すると共にラップ計測回数をも計測して
いく機能が付加されてストップウォッチが実用に供され
ているが、このようなストップウォッチを利用すれば人
間がラップ数を自分で数える必要はなく、ストップウォ
ッチによって計数したラップ計測回数にプールコース長
等を積算しても前述の距離を求めることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記いずれの
方法を採っても運動が行われている際中に、人間がター
ン数或いはラップ計測回数に憶えているプールコース長
或いはトラック距離を積算しなければならなく、この作
業は極めて面倒でかつ間違い易い。本発明は上述の如き
事情に鑑みてなされたものであり、長距離水泳競技等或
いはその練習の運動中に、現在、どの程度の距離を既に
泳いでいるかといった情報を得るために、ターン回数等
と、憶えているプールコース長の距離等とを積算する作
業を必要としない運動距離計測装置の提供を目的とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1、2、4の発明
では、プールコース長等に相当する基準距離を予め設定
できるようにし、プールコース長等だけの泳行等に要す
る基準時間毎に上記基準距離を累加していき、これを表
示するようにした。また、請求項3では、プールコース
長等に相当する基準距離と、これから泳行等をしようと
している全距離すなわち目標距離とを予め設定できるよ
うにし、プールコース長等だけの泳行等に要する基準時
間毎に上記目標距離と基準距離とから残り距離を算出し
て表示するようにした。
【0005】
【実施例】以下、図面に示す実施例により本願発明を具
体的に説明する。なお、以下の実施例は、本願発明を水
泳競技用計測装置に適用したものである。図1は、本願
発明の第1実施例の回路構成を示すものである。すなわ
ち、本実施例は、CPU1を中心に他の回路部がこれに
接続する構成となっている。CPU1は、送られてくる
データを処理・加工して送出すると共に各回路部に信号
を送って、それらを制御する回路部である。
【0006】発振回路2は、常時、一定周波数の信号を
送出している回路である。分周回路3は、発振回路2か
らの信号を所定の周波数にまで分周して、それを時刻計
数手段4およびアンドゲート7、10に送出する回路部
である。時刻計数手段4は、上記分周回路3からの信号
を計数して、現在時刻を得て、これをCPU1に送出す
ると共に午後12時を計時する毎に日キャリー信号をカ
レンダ計数手段5に送出する回路である。カレンダ計数
手段5は、時刻計数手段4からの日キャリー信号を計数
して当日の日付を得て、これをCPU1に送出する回路
部である。
【0007】RSフリップフロップ6は、CPU1から
のセット信号又はリセット信号を受けて、セット状態又
はリセット状態となり、セット状態において出力Q1
送出する回路である。アンドゲート7は、上記RSフリ
ップフロップ6からの出力Q1により開成されて分周回
路3からの所定周波数の信号を時間計測回路8に与える
回路である。時間計測回路8は、アンドゲート7を介し
て送られてくる上記所定周波数の信号を計数して、時間
経過を計測し、計測した経過時間を計測タイムとしてC
PU1に送出すると共に、CPU1からのリセット信号
を受けて計測した経過時間をクリアする回路部である。
RSフリップフロップ9はCPU1からのセット信号又
はリセット信号を受けてセット状態又はリセット状態と
なり、セット状態において出力Q2を送出する回路であ
る。アンドゲート10は、上記RSフリップフロップ9
からの出力Q2により開成されて分周回路3からの所定
周波数の信号を減算タイマ回路11に与える回路であ
る。減算タイマ回路11は、CPU1から送られてきた
時間がセットされて、アンドゲート10を介して上記所
定周波数の信号が送られてくる度に、セットされている
上記時間を所定周波数に対応する時間だけ短いものにし
ていき、セットされている時間が0になったときにタイ
ムアップ信号を送出する回路である。
【0008】スイッチ部12は、後述のスイッチSw1
〜Sw4、SwA、SwBを備え、これらのいずれかが
操作されたときに、対応するスイッチ入力信号をCPU
1に送出する回路部である。報音装置13は、CPU1
からの信号を得て、減算タイマ回路11を利用しての計
測のタイムアップを報ずる音を発生する回路である。
【0009】RAM14は後述の構成をとり、CPU1
の制御の下に、CPU1からのデータを記憶すると共に
記憶しているデータをCPU1に送出する回路部であ
る。表示装置15は、後述の各表示部を備え、これらに
CPU1からのデータを表示する回路部である。
【0010】図2は上述のRAM14の構成を示すもの
である。同図において、モードレジスタMは、モードを
指定するレジスタであり、0がセットされているとき
は、表示装置15に現在時刻等を表示する際の時計モー
ドを指定し、1がセットされているときは、本実施例を
ストップウォッチとして利用する際のレコードモードを
指定し、2がセットされているときは、水泳競技等の最
中に、既に泳いだ距離等を表示装置15に表示するディ
スタンスモードを指示し、3がセットされているとき
は、後述の計測データ記憶部MRに記憶されている上記
レコードモード或いはディスタンスモードでの計測デー
タを表示装置15に表示して確認する際のリコールモー
ドを指定する。種目レジスタSRは、計測の対象となる
水泳競技の種目コードがセットされるレジスタであり、
種目コードは、それぞれフリースタイルの場合が0、背
泳の場合が1、平泳ぎの場合が2、バタフライの場合が
3、そしてメドレーの場合が4となっている。距離指定
レジスタDは、前述のレコードモードにおいて、計測対
象とせんとする水泳競技の泳行距離を指定する値がセッ
トされるレジスタであり、セット値が1のときは25
m、2のときは50m、3のときは100m、4のとき
は200m、5のときは400m、6のときは500
m、7のときは800m、8のときは1000m、9の
ときは1500m、10のときは1650mをそれぞれ
指定し、またセット値が0のときは、次に説明する距離
記憶レジスタYに設定されている距離を指定する。距離
記憶レジスタYは、距離指定レジスタDによって指定可
能な距離として予め与えられている上記各距離以外の距
離を泳行距離としたいときにスイッチ操作によりその所
望の距離がセットされるレジスタで、この距離は、上記
の如く、距離指定レジスタDのセット値が0のときに泳
行距離として指定される。
【0011】記憶データ数レジスタIは、後述の計測デ
ータ記憶部MRに記憶されているデータ数すなわち既に
データが記憶されている計測データ記憶部MRの行の行
数がセットされるレジスタである。アドレス指定レジス
タHは、上記リコールモードにおいて、上記計測データ
記憶部MRの特定の行を指定するレジスタであり、例え
ばセット値が1のときは行アドレスMR1の行を指定す
る。また、表示データ指定レジスタPは、上記リコール
モードにおいて、上記計測データ記憶部MRのいずれの
行に記憶されているデータを表示対象とするかを指定す
るレジスタであり、例えばセット値が1のときは行アド
レスMR1の行を指定する。データ種指定レジスタQ
は、前記ディスタンスモードにおいて、各種データをプ
リセットしておく場合に、セット対象のデータ種を指定
する値がセットされるレジスタであり、例えば、セット
値が0のときは、計測対象となる水泳競技が行なわれる
プールのプールコース長すなわち前述の基準距離データ
を指定し、また1のときは、上記プールコース長を泳行
等するための時間として予め想定したサイクルタイムを
指定する。コース距離レジスタKは、上記プールコース
長がセットされるレジスタである。サイクルタイムレジ
スタRは、上記サイクルタイムがセットされるレジスタ
である。合計距離レジスタLは、水泳競技中において、
ターンに合わせて行なわれるスイッチ操作或いは上記サ
イクルタイムの経過がある度に、上記コース距離レジス
タKのプールコース長を加算するインクレメント処理が
行なわれ、既に泳いだ合計距離とみなせる距離がセット
されていくレジスタである。
【0012】計測中フラグレジスタFSは、上記レコー
ドモードおよび上記ディスタンスモードにおいて、時間
計測回路8を用いて時間の経過を計測している間、1が
セットされるフラグレジスタである。セット状態レジス
タFCは、レコードモードおよびディスタンスモードに
おいて、各種データをプリセットしておく際のセット状
態において1がセットされるフラグレジスタである。サ
イクルタイムフラグレジスタFAは、前記サイクルタイ
ム内にプールコース長を泳行できたか(すなわちターン
からターンの間にサイクルタイムが経過したか)を調べ
るサイクルタイムオン状態のときに1がセットされるフ
ラグレジスタである。タイマ計時中フラグレジスタFT
は、上記サイクルタイムを減算タイマ回路11にセット
して、この減算タイマ回路11により時間経過を計測し
ている際に1がセットされるフラグレジスタである。表
示データ指定レジスタFDは、上記リコールモードにお
いて、計測が行なわれた日付と計測タイムとのいずれを
表示するかを指定するフラグレジスタで、1がセットさ
れているときは前者、0がセットされているときは後者
を指定する。表示データ種フラグFEは前記リコールモ
ードにおいて、計測データ記憶部MRから読出して表示
する計測データを、レコードモード、ディスタンスモー
ドのいずれのモードで計測したものにするかを指定する
フラグレジスタであり、0がセットされているときは前
者、1がセットされているときは後者を指定する。計測
月日記憶レジスタKDは、レコードモード或いはディス
タンスモードにおいての計測を行なった場合に、カレン
ダ計数手段5からの当日の日付が計測日付として記憶さ
れるレジスタである。
【0013】計測データ記憶部MRは、行アドレスMR
1〜MR20がそれぞれ与えられている20行からなり、
各行には1回の計測に係る計測データが記憶され、各行
は、エリアA1〜A5の5個のエリアよりなる。エリア
A1には、その行に記憶されている計測データが、レコ
ードモードでの計測によるものであるときに0、ディス
タンスモードでの計測によるものであるときに1が記憶
される。エリアA2には、その行の計測データの計測月
日が記憶される。またエリアA3には、計測タイム、エ
リアA4には計測対象となった水泳競技の泳行距離、エ
リアA5には、計測対象となった水泳競技の種目がそれ
ぞれ記憶される。
【0014】図3は、表示装置15の表示パネル20と
各スイッチとの配列関係を示すものである。すなわち表
示パネル20の下方にはスイッチSwAおよびSwBが
設けられ、また側面にはスイッチSw1〜Sw4が配さ
れている。表示パネル20には、表示部20A、20B
および種目表示部21が設けられている。表示部20A
には、時刻、計測タイム等を表示するための6桁分の7
セグメント表示体等が配され、また、この7セグメント
表示体の下方には、逆三角形状の3個のマーク表示体2
0a〜20cが配されている。上記マーク表示体20a
〜20cの下方には、それぞれレコードモードを意味す
るRECORD、ディスタンスモードを意味するDIS
T、リコールモードを意味するRECALLの文字が印
刷表示されており、例えば、ディスタンスモードのとき
は、その旨を示すべく、該モードを示すDISTの文字
の上のマーク表示体20bが点灯される。
【0015】表示部20Bには、当日の日付、計測距
離、計測月日等を表示するための7セグメント表示体等
が配されており、また、表示部20Bの下方には、計測
距離を示すDISTの文字、計測タイムを示すTIME
の文字が印刷表示されている。種目表示部21には、水
泳競技の種目であるフリースタイル、背泳、平泳ぎ、バ
タフライ、メドレーを示すFr、Bc、Br、Fly、
IMの文字がそれぞれ印刷表示されている5個の円形部
が設けられ、これらの円形部は、通常、下方からの光が
遮断され、上記各文字は見えないが、特定の種目が指定
されているときはその種目を表わす文字が印刷されてい
る円形部に下方から光が当り、その文字が見えるように
なっている。例えばフリースタイルが指定されていると
きは、Frの文字が印刷表示されている円形部のみが下
方からの光で明るくなり、このFrの文字のみが見える
ようになる。次に、以上の如く構成された本実施例の動
作について説明する。図4は、本実施例の動作の概要を
示すジェネラルフローチャートである。すなわち、本実
施例では、先ずステップS1でスイッチ部12のいずれ
かのスイッチが操作されてスイッチ入力が送られてきて
いるかを判断する。そして、スイッチ入力が送られてき
ているときは、ステップS2で、現在、モードレジスタ
Mのセット値は何になっているか、すなわちいずれのモ
ードになっているかを判断して、セット値が0で時計モ
ードになっているときは、ステップS3の時計モードス
イッチ処理に進み現在時刻、当日の日付の補正等を実行
し、セット値が1でレコードモードになっているとき
は、ステップS4のレコードモードスイッチ処理を実行
し、セット値が2でディスタンスモードになっていると
きはステップS5のディスタンスモードスイッチ処理を
実行し、また、セット値が3でリコールモードになって
いるときは、前記計測データ記憶部MRに記憶されてい
る計測データの検索等を行なうステップS6のリコール
モードスイッチ処理を実行する。
【0016】上記ステップS3〜S6のいずれかの処理
を終えた場合、或いは、ステップS1でスイッチ入力は
なかったと判断した場合は、ステップS7に進み、モー
ドレジスタMの値は2でディスタンスモードになってい
るかを判断し、このモードになっているときは、ステッ
プS8〜S13で示される一連の処理(後に詳述する)
に進み、然る後、表示装置15に各種データを表示する
ステップS14の表示処理へと進むが、ステップS7で
上記ディスタンスモードになっていないと判断したとき
は、直接、上記ステップS14の表示処理へと進む。そ
して、このステップS14の表示処理を実行した後には
ステップS1に戻り、以下、同様の動作を繰返すことに
なる。
【0017】図5、6、7は、それぞれ上記レコードモ
ードスイッチ処理(ステップS4)、ディスタンスモー
ドスイッチ処理(ステップS5)、リコールモードスイ
ッチ処理(ステップS6)を詳細に示すフローチャート
であり、図8は表示処理(ステップS14)を詳細に示
すフローチャートであり、更に図9〜14は、上記各モ
ードにおける表示パネル20での表示の変遷を示すもの
である。以下これらの図面を参照しながら、各モードで
の動作を詳述する。
【0018】(イ)時計モードでの動作 スイッチ入力があったときは、それをステップS1で検
出し、ステップS2に進み、モードレジスタMの値が0
で時計モードになっていることを判断してステップS3
に進み、スイッチ入力に対応する処理を実行しステップ
S7に進むが、ステップS1でスイッチ入力がなかった
と判断したときは、直接、ステップS7に進む。そし
て、ステップS7では、モードレジスタMの値が2では
ないことすなわちディスタンスモードになっていないこ
とを判断してステップS14すなわち図8の表示処理に
進む。
【0019】上記表示処理では先ず図8のステップS1
90でモードレジスタMの値が0で時計モードになって
いることを判断してステップS191に進み表示パネル
20の表示部20Aに時刻計数手段4からの現在時刻を
表示し、次いでステップS192に進み表示部20Bに
カレンダ計数手段5からの当日の日付を表示する。これ
により、例えば、現在、10月30日の10時8分35
秒であるときは、表示パネル20の表示は、図9のaに
示す如くになる。
【0020】なお、この時計モードからレコードモード
に切換えるには図9に示すようにスイッチSw3を操作
する。この場合、該操作を受けて図4のステップS3す
なわち時計モードスイッチ処理でモードレジスタMの値
が1となり、レコードモードとなる。
【0021】(ロ)レコードモードでの動作 例えば、今、モードレジスタの値が1で、かつセット状
態レジスタFCに0がセットされており、レコードモー
ドの通常状態(セット状態以外の状態)になっているも
のとする。この状態からセット状態にして、予め選択可
能になっている泳行距離以外の距離を距離記憶レジスタ
Yにセットしておくには、図10に示すように、先ずス
イッチSw2を操作してセット状態にする。この場合、
該操作を受けて図4のステップS4すなわち図5のレコ
ードモードスイッチ処理に進む。そして、ステップS2
0でセット状態レジスタFCの値が0で通常状態にある
ことを判断し、ステップS21、S25、S30を経て
ステップS35でスイッチSw2が操作されたことを判
断し、ステップS36では計測中フラグレジスタFSの
セット値が0で未だ計測動作が開始していないことを判
断し、ステップS37に進みセット状態レジスタFCの
値を1としセット状態とする。そして、表示処理におい
ては、図8のステップS195で既にモードレジスタの
値は1でレコードモードになっていることを判断し、ス
テップS196でマーク表示体20aを点灯してレコー
ドモードにあることを示し、ステップS197でセット
状態レジスタFCの値は既に0ではなくセット状態にな
っていることを判断してステップS203に進み、表示
部20Bに既に距離記憶レジスタYにセットされている
上記距離を表示するが、未だ距離記憶レジスタYには上
記距離がセットされていないときは、図10のbに示す
ように、0mが表示され、1の桁が点滅する(図10に
おいて1の桁の0を楕円で囲っているのは点滅表示状態
にあることを示している)。そしてこの距離記憶レジス
タYに具体的な距離を設定するときは、図10に示すよ
うに、スイッチSwBで桁を選び、スイッチSwAで選
んでいる桁に所望の値を設定していくことになるが、こ
の場合、上記スイッチSwBの操作がある度に、図5の
ステップS67でその操作を検出し、ステップS68で
選択する桁を1桁だけ高いものとしていき、また上記ス
イッチSwAの操作がある度に、その操作を同図のステ
ップS65で検出し、ステップS66で選ばれている桁
の値を1だけ大きいものとしていく。なお、以上の如く
して、距離記憶レジスタYに設定された距離は、図8の
表示処理のステップS203で表示部20Bに表示され
ていく。
【0022】以上の如くして、距離記憶レジスタYに所
望の距離を設定した後、このセット状態から通常状態に
戻すには、図10に示すように、再度、スイッチSw2
を操作する。このとき、該操作を図5のステップS69
で検出し、ステップS70でセット状態レジスタFCの
値を0に戻して通常状態とする。
【0023】以上の如くして、距離記憶レジスタYに、
予め設定されている以外の任意の泳行距離を設定した後
に、特定の水泳競技における計測を行なうには、その計
測に先立って、先ずその水泳競技での泳行距離を予め設
定されている距離(すなわち前述の25、50、10
0、200、……1650m)および上記距離記憶レジ
スタYに設定されている任意距離の中から選び指定して
おく。この場合、図11に示すようにスイッチSw1を
操作して行なうが、該操作の度にそれを図5のステップ
S25で検出し、ステップS26で距離指定レジスタD
の値を1だけ大きいものにしながらステップS27で距
離指定レジスタDの値が10を超えるものになったかを
判断し、超えているときはステップS28で距離指定レ
ジスタDの値を0に戻す。そして、このとき、図8の表
示処理では、ステップS200で上記の如くして設定さ
れた距離指定レジスタDの値が0かを判断し、0のとき
はステップS201で距離記憶レジスタYに設定されて
いる任意距離を表示部20Bに表示し、0以外の値のと
きは、ステップS202に進みその値で指定される前述
の距離(例えば距離指定レジスタDの値が1のときは2
5m、2のときは50m)が表示部20Bに表示され
る。
【0024】以上の如くして、泳行距離を指定した後に
は、図11に示すようにスイッチSw4を操作してその
水泳競技の種目を設定することになる。この場合、上記
スイッチSw4の度に、それを図5のステップS30で
検出し、ステップS31で種目レジスタSRの種目コー
ド値を1だけ大きいものとしながらステップS32で種
目レジスタSRの種目コード値が4を超えるものになっ
たかを調べ、4を超えるものになったきは、ステップS
33で種目レジスタSRの種目コード値を0に戻す。そ
して、この場合、図8の表示処理では、ステップS19
9で上記種目レジスタSRの値に応じた種目が種目表示
部21に表示される。以上の如くして、距離指定レジス
タDに1を設定して泳行距離として25m、種目レジス
タSRに種目コード1を設定して、種目としてフリース
タイルを指定したときは、表示パネル20の表示は、図
11のbの如くになる。
【0025】以上のプリセット動作を終えた後には、図
11に示すように上記水泳競技のスタートに合わせて、
スイッチSwAを操作する。この時該操作を図5のステ
ップS40で検出し、ステップS41で計測中フラグレ
ジスタFSの値が0になっていることを判断し、その上
でステップS42で該計測中フラグレジスタFSの値を
1とし、更に、次のステップS43ではRSフリップフ
ロップ6をセット状態にして時間計測回路8に分周回路
3からの信号を送り、時間計測回路8による時間計測を
開始する。次いでステップS44では計測月日記憶レジ
スタKDに計測月日が記憶されているか(すなわち今回
と前回の計測の間に後述のリセット操作がなされていな
いか)を判断し、記憶されていないときは、ステップS
45でこの計測月日記憶レジスタKDにカレンダ計数手
段5からの当日の日付を記憶する。
【0026】上記のようにして計測を開始した後は、上
記時間計測回路8により計測された計測タイムは、表示
処理(図8)のステップS198で表示部20Aに表示
されていくことになる。
【0027】また、上記水泳競技が終了したときは、そ
れに合わせて再度、スイッチSwAを操作するが(図1
1参照)、この場合、該操作を図5のステップS40で
検出し、ステップS41で計測中フラグレジスタFSの
値が0ではなく1になっていることを判断し、その上で
ステップS46では該計測中フラグレジスタFSの値を
0とし、更にステップS47では、RSフリップフロッ
プ6をリセット状態として時間計測回路8の計測動作を
停止せしめる。このようにして計測した時間計測回路8
の計測タイムは前記と同様に表示処理(図8)のステッ
プS198で表示部20Aに継続的に表示される。例え
ば前述の例の25mフリースタイル競技での計測タイム
が15秒27であったときは、表示パネル20の表示
は、図11のcの如きものになる。
【0028】上記の如くして計測した今回の計測データ
を時間計測回路8からリセットし計測データ記憶部MR
に記憶しておくリセット操作に際しては、図11に示す
ように、スイッチSwBを操作するが、このとき該操作
を受けて図5のステップS40からステップS50に進
み、計測中フラグレジスタFSの値が0で既に計測は終
了していることを判断し、次いでステップS51で計測
月日記憶レジスタKDに計測月日が記憶されていること
を確認し、ステップS52で記憶データ数レジスタIの
値が20未満の値かを調べ、20未満の値であるとき
は、ステップS53で記憶データ数レジスタIの値を1
だけ大きいものにし、ステップS54に進み、計測デー
タ記憶部MR中の記憶データ数レジスタIで指定される
行すなわち行アドレスMR1の行の対応する各エリアに
計測月日記憶レジスタKDの計測日付、時間計測回路8
の計測タイム、種目レジスタSRの種目、および距離指
定レジスタDの距離を記憶し、更にステップS55では
計測データ記憶部MRの上記行の1ビット目すなわちエ
リアA1に、上記計測データがレコードモードにおける
計測データである旨を記憶すべく0を記憶する。他方、
上記ステップS52で、記憶データ数レジスタIの値は
20未満ではなく20に達していると判断したときは、
ステップS60に進み、計測データ記憶部MRの各行の
記憶データを、それぞれ行アドレスが1だけ小さい方に
シフトにて記憶し(すなわち行アドレスMR1のデータ
は消されることになる)、ステップS61では、行アド
レスMR20の行に今回の計測データすなわち計測月日記
憶レジスタKDの日付、時間計測回路8の計測タイム、
種目レジスタSRの種目、距離指定レジスタDの距離が
記憶され、更にステップS62では上記の行のエリアA
1に0を記憶する。
【0029】上記の如くして、ステップS55又はS6
2の処理を終えた後には、ステップS56に進み時間計
測回路8にリセット信号を送ってセットされたままにな
っている今回の計測タイムを消去し、更に、ステップS
57では、計測月日記憶レジスタKDに記憶されている
日付を消去する。以上の処理の後には、時間計測回路8
の計測タイムが0となっているので表示処理(図8)の
ステップS198では表示部20Aに0を表示する。こ
のため表示パネル20の表示は図11のdに示す如くに
なる。
【0030】なお、ある水泳競技についての計測を終了
した後に上記の如くスイッチSwBを操作して時間計測
回路8をリセットすることなしに、すなわちその回の計
測データを計測データ記憶部MRに記憶せずに、スイッ
チSwAを操作して更に計測を行なったときは、前述同
様に図5のステップS40〜S43の処理を実行し(す
なわち、計測タイムは時間計測回路8に計測タイムに加
算されて計測されて)、ステップS44で計測月日記憶
レジスタKDに、既に月日(前回の計測時にセットした
月日)がセットされていることを判断し、スイッチSw
Aの操作に伴なう処理を終える。以上のようにして計測
を行なっていって、その後、前述同様にして計測を終え
て、更に、スイッチSwBを操作して時間計測回路8を
リセットしたときは、ステップS50〜S57、S60
〜S62により、計測タイムについては合算されたもの
が、計測データ記憶部MRの1つの行のエリアA3に記
憶されることになる。
【0031】(ハ)ディスタンスモードでの動作 上記レコードモードからディスタンスモードに切換える
ときは、図9に示すようにスイッチSw3を操作する。
このとき該操作を図5のステップS21で検出し、ステ
ップS22で計測中フラグレジスタFSの値が0で、計
測中ではないことを判断し、ステップS23でモードレ
ジスタMの値を2とし、上記ディスタンスモードとす
る。このようにして、ディスタンスモードになった後に
は、図4のステップS7でモードレジスタMに2がセッ
トされており、既にディスタンスモードになっているこ
とを判断し、ステップS8でサイクルタイムフラグレジ
スタFAの値が1でサイクルタイム計測状態になってい
るかを調べるが、当該状態になっていないときは、直
接、ステップS14すなわち図8の表示処理に進み、ス
テップS205で、上記の如く、モードレジスタMの値
が既に2になっていることを確認し、その上でステップ
S206でマーク表示体20bを点灯して、上記ディス
タンスモードになっていることを示し、ステップS20
8ではセット状態レジスタFCの値が0で、未だセット
状態にはなっておらず通常状態であることを判断し、そ
の上でステップS208では表示部20Aに合計距離レ
ジスタLの合計距離を表示し、ステップS209では表
示部20Bに時間計測回路8の計測タイムを表示する
が、この場合、未だ計測を開始していないので、表示パ
ネル20の表示部20A、20Bの表示は、図9のcに
示すように、いずれも0となる。
【0032】このディスタンスモードでの計測には、サ
イクルタイムオン状態での計測と、このサイクルタイム
オン状態以外の通常計測状態があるが、いずれの計測を
行なうにしても、計測に先立って、水泳競争を行なうプ
ールの長さ、すなわちプールコース長をセットしておく
必要があり、また、サイクルタイムオン状態で計測する
ときは、更にサイクルタイムをセットしておく必要があ
る。上記データのセットは、セット状態において行なう
が、このセット状態にするには、図12に示すようにス
イッチSw2を操作する。この場合、該操作を図4のス
テップS5のディスタンスモードスイッチ処理すなわち
図6のステップS90で検出し、ステップS91で計測
中フラグレジスタFSの値が0で計測開始前であること
を判断し、ステップS92でセット状態レジスタFCの
値を1とし、上記セット状態とし、ステップS93でデ
ータ種指定レジスタQに0をセットして設定データ種を
上記プールコース長とする。このようにして設定データ
種をプールコース長としたときは図12に示すようにス
イッチSwA又はSwBを操作していき、プールコース
長をセットするが、このときこれらの操作の度に、それ
を図6のステップS145又はS150で検出し、ステ
ップS147又はS152に進み、コース距離レジスタ
Kのプールコース長を1mだけ長いもの又は短いものに
していく。そして、このようにしてコース距離レジスタ
Kにセットされたプールコース長は、図8の表示処理の
ステップS211で表示部20Aに表示されていく(図
12のb参照)。
【0033】また、サイクルタイムオン状態での計測に
備えて、サイクルタイムレジスタRにサイクルタイムを
セットしておくには、図12に示すように上記状態でス
イッチSw4を操作してデータ種指定レジスタQの値を
1としてセット対象データをサイクルタイムとするが、
この場合、上記スイッチSw4の操作を図6のステップ
S140で検出し、ステップS141でデータ種指定レ
ジスタQの値を1だけ大きい1とし、ステップS142
で未だデータ種指定レジスタQの値は、2を超えるもの
にはなっていないことを判断して該処理を終える。この
ようにしてセット対象データをサイクルタイムとした後
には、スイッチSwA又はSwBを操作していき所望の
サイクルタイムをセットするが、この場合、これらの操
作の度にそれを図6のステップS145又はS150で
検出し、ステップS148又はS153でサイクルタイ
ムレジスタRのサイクルタイムを5秒だけ長いもの又は
短いものとしていく。このようにして設定されたサイク
ルタイムは表示処理(図8)のステップS216で表示
部20Aに表示されていくことになる(図12のc参
照)。
【0034】以上の如くして、コース長等の設定を終え
た後には、これから行なう計測がサイクルタイムオン状
態での計測なら、先ずスイッチSw4を操作し、その後
スイッチSwAを操作する(図12参照)。このときス
イッチSw4の操作を図6のステップS140で検出し
データ種指定レジスタQの値を1だけ大きい2とし、そ
の後、スイッチSwAの操作をステップS145で検出
しステップS149でサイクルタイムフラグレジスタF
Aの値を1とし、上記サイクルタイムオン状態としてお
く。なお、これから行なう計測がサイクルタイムオン状
態での計測でないときは、上記スイッチSw4およびS
wAの操作を行なわない。
【0035】以上の如くして、セット状態での各処理を
終えた後は、上記セット状態から通常状態に戻しておく
ことになるが、このときは、図12に示すようにスイッ
チSw2を操作する。この場合、該操作を図6のステッ
プS154で検出し、ステップS155でセット状態レ
ジスタFCの値を0とし、上記通常状態とする。
【0036】以上の如くして、通常状態とした後には、
計測に入るが、先ずサイクルタイムオン状態ではなく、
通常状態での計測について説明する。この場合、図13
に示すように、計測開始(すなわち水泳競技のスター
ト)と同時にスイッチSwAを操作する。該操作は、図
6のステップS95で検出され、次いでステップS96
に進み計測中フラグレジスタFSの値は0で未だ計測処
理が開始されていないことを判断し、その上でステップ
S97で計測中フラグレジスタFSの値を1とし、ステ
ップS98ではRSフリップフロップ6をセット状態と
し、時間計測回路8によるタイムの計測を開始し、ステ
ップS99では合計距離レジスタLをクリアする初期設
定を行ない、ステップS100ではサイクルタイムフラ
グレジスタFAの値が1ではなく、通常計測中であるこ
とを判断し、次のステップS104では計測月日記憶レ
ジスタKDに月日が既に記憶されているかを判断し、記
憶されていないときは、ステップS105でカレンダ計
数手段5からの当日の月日を計測月日記憶レジスタKD
に計測月日として記憶する。
【0037】以上の如くして、時間計測回路8によるタ
イムの計測を開始した後には、図4のステップS7でモ
ードレジスタMの値が2でディスタンスモードになって
いることを判断し、ステップS8でサイクルタイムフラ
グレジスタFAの値が1になっていないことを判断して
ステップS14すなわち図8の表示処理に進み、ステッ
プS205〜S207を経てステップS208で表示部
20Aに合計距離レジスタLの合計距離を表示し(ただ
し、この場合、合計距離レジスタLの合計距離は0であ
るから0が表示される)、ステップS209では表示部
20Bに時間計測回路8の刻々の計測タイムを表示して
いく。而して、計測開始から1分が経過したときは、表
示パネル20の表示は図13のbに示す如きものにな
る。
【0038】また、上記の如くして、計測を進めてい
き、ターンがあったときは(すなわち、プールコース長
だけの泳行があったときは)、その都度、スイッチSw
1を操作することになるが、この場合、該操作がある度
に、それを図6のステップS135で検出し、ステップ
S136で計測中フラグレジスタFSの値が1になって
おり、計測中であることを判断し、合計距離レジスタL
の合計距離をコース距離レジスタKにセットされている
プールコース長だけ長いものにしていき、次のステップ
S138でサイクルタイムフラグレジスタFAの値が1
でなくサイクルタイムオン状態でないことを判断し上記
スイッチ操作に伴なう処理を終えるという動作を繰返
す。そして、上記の如くして、合計距離レジスタLにセ
ットされた合計距離は、表示処理(図8)のステップS
208で表示部20Aに表示されていく。而して、例え
ば、第1回目のターンがありスイッチSw1を操作し、
合計距離レジスタLの合計距離が25m(プールコース
長)となったときは、表示パネル20の表示状態は図1
3のcの如きものになる。
【0039】以上のようにして計測を進め、計測を停止
するときは、図13に示すようにスイッチSwAを操作
する。このとき該操作を図6のステップS95で検出
し、ステップS96で計測中フラグレジスタFSの値は
0でなく1となっていることを判断し、その上でステッ
プS110で計測中フラグレジスタFSの値を0とし、
ステップS111でRSフリップフロップ6をリセット
状態として時間計測回路8による計測を停止し、ステッ
プS112で合計距離レジスタLの合計距離をコース距
離レジスタKのプールコース長だけ長くし、ステップS
112を経て、この場合の処理を終える。然る後、表示
処理(図8)ではステップS208で表示部20Aに合
計距離レジスタLの合計距離が表示され、ステップS2
09では時間計測回路8にセットされている今回の計測
タイムを表示部20Bへ表示する。例えば合計距離レジ
スタLの合計距離が1350mで、時間計測回路8の計
測タイムが1時間15分のときは、表示パネル20の表
示は図13のdに示すようになる。
【0040】以上は、ディスタンスモードの通常状態で
の計測の場合の計測動作であるが、次に前述のサイクル
タイムオン状態での計測動作について説明する。この場
合も、図14に示すように、計測開始と同時にスイッチ
SwAを操作するが、これに伴ない前述の通常状態にお
ける計測の場合と同様に、図6のステップS95〜S9
9の処理を実行し、ステップS100でサイクルタイム
フラグレジスタFAの値が1でサイクルタイムオン状態
になっていることを判断し、ステップS101に進みサ
イクルタイムレジスタRにセットしておいたサイクルタ
イムを減算タイマ回路11にセットし、ステップS10
2でタイマ計時中フラグレジスタFTに1をセットして
減算タイマ回路11を利用して残時間の計測を開始した
ことを記憶し、ステップS103では、RSフリップフ
ロップ9をセット状態とし、減算タイマ回路11による
計測を開始し、然る後、前述同様にステップS104で
は、計測月日記憶レジスタKDに計測月日が記憶されて
いるかを判断し、記憶されていないときは、ステップS
105に進みカレンダ計数手段5の当日の月日を計測月
日記憶レジスタKDに記憶する。
【0041】上記の如くして、計測を開始した後には、
前述の場合と同様にターンがある毎に、スイッチSw1
を操作することになるが、ターンがなされる前、すなわ
ちスイッチSw1の操作前に、サイクルタイムだけの時
間が経過し、減算タイマ回路11からタイムアップ信号
が送られてきたときは、これを、図4のステップS10
で検出し、ステップS11で合計距離レジスタLの合計
距離をコース距離レジスタKのプールコース長だけ長い
ものとし、ステップS12では減算タイマ回路11に新
たにサイクルタイムをセットして再計測を開始し、ステ
ップS13ではタイムアップがあった旨を知らせるため
に報音装置13に信号を送ってタイムアップ音を一定時
間だけ発生せしめ、ステップS14すなわち図8の表示
処理へと進む。そして表示処理では前述と同様にステッ
プS208で表示部20Aに合計距離レジスタLの合計
距離を表示し、ステップS209で表示部20Bに時間
計測回路8の計測タイムを表示する。例えばコース距離
レジスタKのプールコース長を25mとし、サイクルタ
イムレジスタRのサイクルタイムを2分とした上で計測
を開始後、スイッチSw1の操作前にサイクルタイム2
分が経過してしまったときは、図14のbに示すように
表示部20Aには25m、表示部20Bには2分が表示
され、タイムアップ音が発生する。
【0042】他方、このサイクルタイムオン状態におけ
る計測において、泳行が速く、上記タイムアップに至る
前にターンがあったときは、その都度スイッチSw1を
操作するが、この場合は、その都度、前述の通常計測と
同様にステップS135〜S137の処理が実行され、
その後ステップS138でサイクルタイムフラグレジス
タFAの値が1になっていることを判断し、ステップS
139では減算タイマ回路11にサイクルタイムレジス
タRのサイクルタイムをセットし、新たにサイクルタイ
ムの計測を開始する。そして表示処理のステップS20
8、S209では表示部20A、20Bに合計距離レジ
スタLの合計距離、時間計測回路8の計測タイムが表示
される。而して、タイムアップに至る前、すなわち計測
タイムが3分になった時点に50mのターンがあり、ス
イッチSw1を操作したときには、表示パネル20の表
示は図14のcの如きものになる。
【0043】なお、このような、サイクルタイムオン状
態における計測は、トレーニング方法として広く採用さ
れているいわゆるインターバルトレーニングに際しての
計測に極めて有効である。すなわち、前記サイクルタイ
ムとして、一定距離の泳行に必要とする時間と、その後
の休息時間との和をサイクルタイムレジスタRにセット
しておけば、上記一定距離の泳行後、タイムアップ音が
発生するまで休息し、タイムアップ音の発生と共に泳行
練習を再開するという動作を繰返すことにより、極めて
容易にインターバルトレーニングを続けることができる
ことになる。
【0044】以上の如くして、このディスタンスモード
におけるサイクルタイムオン状態での計測を終え計測動
作を停止するときは、図14のdに示すようにスイッチ
SwAを操作する。このとき、該操作を図6のステップ
S95で検出し、ステップS96で計測中フラグレジス
タFSの値が1であり計測中であることを判断し、その
上でステップS110では計測中フラグレジスタFSの
値を0とし、ステップS111でRSフリップフロップ
6をリセット状態として時間計測回路8による計測動作
を停止し、ステップS112で合計距離レジスタLの合
計距離をコース距離レジスタKのプールコース長だけ長
いものにしておき、ステップS113でサイクルタイム
フラグレジスタFAの値は1となっており、サイクルタ
イムオン状態での計測を行なっていたことを判断する。
次いでステップS114ではタイマ計時中フラグレジス
タFTを0にして減算タイマ回路11による計測の停止
を記憶した上でステップS115に進みRSフリップフ
ロップ9をリセット状態にして、減算タイマ回路11に
よる計測を停止する。そして、続く表示処理(図8)で
は、ステップS208、S209で今回の計測データが
表示部20A、20Bに表示される。例えば、合計距離
レジスタLの合計距離が1350mで時間計測回路8の
計測タイムが1時間15分のときは、表示部20A、2
0Bの表示は図14のdに示す如きものになる。
【0045】以上の如くして、このディスタンスモード
で計測した計測データを計測データ記憶部MRに記憶し
ておくには、前述のレコードモードにおけると同様に、
リセット操作としてスイッチSwBを操作する。この場
合、該操作を図6のステップS120で検出し、ステッ
プS121〜S132の処理を実行し、計測データ記憶
部MRのいずれかの行に上記計測データを記憶するが、
上記処理は、概ね、前述のレコードモードにおける処理
(図5のステップS50〜S57、S60〜S62)と
同様である。ただし、前述のレコードモードのときは、
ステップS55、S62で計測データを記憶した行の1
ビット目すなわちエリアA1にレコードモードでの計測
データである旨を示すべく0を記憶したが、今回のディ
スタンスモードでは、上記各ステップに対応するステッ
プS126、S132で、計測データを記憶した行のエ
リアA1にこのディスタンスモードでの計測データであ
る旨を示すべく1を記憶している。更に、このディスタ
ンスモードでの計測では、レコードモードでの計測と違
い合計距離レジスタLを利用したので、ステップS12
8にこの合計距離レジスタLをクリアしておく処理が追
加されている。
【0046】なお、前述のレコードモードの場合と同様
に、このディスタンスモードでも、例えば1回目の計測
を停止した後に、上記スイッチSwBを操作してのリセ
ット操作を行なわず、2回目の計測を開始したときは、
ステップS127およびS128の処理すなわち時間計
測回路8に残っている1回目の計測タイムおよび合計距
離レジスタLの合計距離をクリアする処理を行なわずに
計測を再開することになるので、時間計測回路8の計測
タイム等は、1回目のものに2回目のものが積算された
ものとなり、2回目の計測終了後のリセット操作では、
1回目と2回目の計測時の合計の計測タイム等が計測デ
ータ記憶部MRの1つの行の対応するエリアに記憶され
ることになる。
【0047】(ニ)リコールモードでの動作 以上の如くして、計測データ記憶部MRに記憶したレコ
ードモードおよびディスタンイモードでの計測データを
表示パネル20に表示して確認せんとする場合は、先ず
リコールモードとする。リコールモードにするには、図
9に示すように上述のディスタンイモードにおいてスイ
ッチSw3を操作する。このとき、該操作を図6のステ
ップS76で検出し、ステップS77で計測中フラグレ
ジスタFSの値が0となっており、計測中でないことを
判断し、次のステップS78でモードレジスタMの値を
3として、上記リコールモードとする。然る後、ステッ
プS79では、記憶データ数レジスタIの値が0以外に
なっているか、すなわち、計測データ記憶部MRのいず
れかの行には計測データが記憶されているかを判断し、
記憶されているときは、ステップS80に進みアドレス
指定レジスタHに1をセットし、ステップS81では、
計測データ記憶部MRの行のうちアドレス指定レジスタ
Hによって指定される行すなわち行アドレスMR1の行
のエリアA1の値(すなわち0又は1)は、レコードモ
ード又はディスタンイモードいずれの計測データを表示
せしめるかを指示する表示データ種フラグFEの値(す
なわち0又は1)に等しいかを調べる。等しいときは、
ステップS82で表示データ指定レジスタPに上記アド
レス指定レジスタHの値1をセットするが、ステップS
81で上記エリアA1の値と表示データ種フラグFEの
値は等しくないと判断したときはステップS83でアド
レス指定レジスタHの値を1だけ大きいものにしなが
ら、その都度、ステップS84でアドレス指定レジスタ
Hの値が記憶データ数レジスタIの値を超えていないこ
とを確認し、ステップS81でアドレス指定レジスタH
の値によって指定される行のエリアA1の値が表示デー
タ種フラグFEの値と等しいかを判断していく。そして
エリアA1の値が表示データ種フラグFEの値に等しい
行が見つかったときは、ステップS82でその時点のア
ドレス指定レジスタHの値を表示データ指定レジスタP
にセットし、また、記憶済の全ての行について調べても
それらのエリアA1には表示データ種フラグFEの値と
同じ値がセットされていなかったときは、それをステッ
プS184で検出しステップS85に進み表示データ指
定レジスタPに0をセットする。
【0048】続く表示処理(図8)においては、ステッ
プS220で表示データ指定レジスタPの値が0以外か
を判断し、0になっているときはステップS235に進
み表示部20Aに計測データが記憶されていない旨を表
示し、0以外のときは、ステップS221で表示データ
種フラグFEの値が0か、すなわちレコードモードでの
計測データが表示対象として指定されているのかを判断
する。表示データ種フラグFEの値が0でレコードモー
ドでの計測データが指定されているときは、その旨を示
すべくステップS222でマーク表示体20a、20c
を点灯し、ステップS223では、計測データ記憶部M
Rの表示データ指定レジスタPによって指定される行の
エリアA3に記憶されている計測タイムを表示部20A
に表示し、ステップS224では、上記行のエリアA5
に記憶されている種目を種目表示部21に表示し、次の
ステップS225では表示データ指定レジスタFDの値
は0になっているかを判断し、0になっているときはス
テップS233に進み表示部20Bに上記行のエリアA
2の計測月日を表示するが、0ではなく1になっている
ときは、ステップS225からステップS226に進
み、表示部20Bに上記行のエリアA4に記憶されてい
る距離を表示する。
【0049】他方、上記ステップS221で表示データ
種フラグFEの値は0でなく1で、ディスタンスモード
での計測データが表示対象として指定されていると判断
したときは、その旨を示すべくステップS230でマー
ク表示体20b、20cを点灯し、ステップS231で
は計測データ記憶部MRの表示データ指定レジスタPで
指定されている行のエリアA4の距離を表示部20Aに
表示する。次いでステップS232では、表示データ指
定レジスタFDの値が0になっているかを判断し、0と
なっているときは、ステップS233に進み上記行のエ
リアA2の計測月日を表示部20Bに表示するが、0で
はなく1になっているときはステップS234に進み上
記行のエリアA3の計測タイムを表示部20Bに表示す
る。
【0050】例えばいま図9のdに示す如く、マーク表
示体20a、20cが点灯し、リコールモードで、レコ
ードモードでの計測データの表示中であることが示さ
れ、各表示部に計測データ記憶部MRの特定の行の計測
データが表示されている状態すなわち表示部20Aに計
測タイム15秒27、表示部20Bに計測月日10月1
2日、種目表示部21に種目フリースタイルが表示され
ている状態から、その特定の行のエリアA4に記憶され
ている距離を表示して確認するには、同図に示すよう
に、スイッチSw4を操作する。この場合、この操作を
図7のステップS185で検出し、ステップS186で
表示データ指定レジスタFDを0から1とし、続く表示
処理(図8)のステップS225では表示データ指定レ
ジスタFDが1になったことを検出し、ステップS22
6に進み、上記距離25mを表示部20Bに表示する
(図9のe参照)。
【0051】また、上記の如く、計測データ記憶部MR
の特定の行に記憶されているレコードモードでの計測デ
ータを表示パネル20に表示している状態から、表示を
変えて他の行に記憶されているレコードモードでの計測
データを確認せんとするときはスイッチSwAを操作す
る。このとき、この操作を図7のステップS170で検
出し、ステップS171で表示データ指定レジスタPの
値は0以外で計測データ記憶部MRのいずれの行にも計
測データが記憶されていない状態ではないことを判断
し、ステップS172に進み、表示データ指定レジスタ
Pの値に1を加算した値をアドレス指定レジスタHにセ
ットし、ステップS173に進む。このステップS17
3では、アドレス指定レジスタHの値が記憶データ数レ
ジスタIの値を超えるものになったか、すなわち、計測
データ記憶部MRの各計測データについての確認が一巡
し終ったかを判断し、一巡し終ったときは、ステップS
173に進みアドレス指定レジスタHの値を1に戻した
後にステップS175に進み、一巡し終っていないとき
は上記ステップS173から、直接、ステップS175
に進む。そして、ステップS175では、計測データ記
憶部MRのアドレス指定レジスタHによって指定されて
いる行のエリアA1の値は、表示データ種フラグFEの
値すなわち0かすなわち、その行の計測データはレコー
ドモードの計測データかを判断し、0であるときは、ス
テップS176でアドレス指定レジスタHの値を表示デ
ータ指定レジスタPにセットするが、上記ステップS1
75で上記エリアA1の値は0でなく1であると判断し
たとき、すなわち上記行に記憶されている計測データが
ディスタンスモードでの計測データであると判断したと
きは、ステップS177でアドレス指定レジスタHの値
を1だけ大きいものにしながらステップS178〜S1
80、S175の処理を繰返して、計測データ記憶部M
R中の各行を点検しレコードモードでの計測データが記
憶されている行を検索していく。そして、レコードモー
ドでの計測データが記憶されている行を見つけたときは
ステップS176に進みアドレス指定レジスタHの値を
表示データ指定レジスタPにセットする。なお、上記検
索において、アドレス指定レジスタHの値が記憶データ
数レジスタIの値を超えるものになったとき、すなわち
計測データを記憶している最後の行まで点検し終ったと
きには、それをステップS178で検出し、アドレス指
定レジスタHの値を1に戻しておき、また、アドレス指
定レジスタHの値がを表示データ指定レジスタPの値と
等しくなり、計測データ記憶部MRには、先に表示して
いたレコードモードでの計測データ以外にレコードモー
ドでの計測データは記憶されていない場合は、それをス
テップS180で検出し、当該検索を終える。
【0052】以上の如き、スイッチSwAの操作に伴な
う処理の後には、表示処理に進み、前述同様にして、ス
テップS220〜S226、S233の処理が行なわれ
計測データ記憶部MRの計測データのうち表示データ指
定レジスタPによって指定されている行の計測データを
表示パネル20に表示することになる。なお、この場合
も表示部20Bに表示するデータを切換えるにはスイッ
チSw4を操作して行なう(図7のステップS85、S
186、図8のステップS225、S226、S23
3)。
【0053】上記の如くして、計測データ記憶部MRに
記憶されているレコードモードにおける各計測データを
確認し終り、ディスタンスモードにおける各計測データ
を表示パネル20に表示して確認せんとするときは、図
9に示すように、スイッチSw1を操作する。この場
合、該操作を図7のステップS160で検出し、ステッ
プS161で表示データ種フラグFEの値を0から1に
反転し、ステップS162で記憶データ数レジスタIの
値が0でないか、すなわち、計測データ記憶部MRには
全く計測データが記憶されていないかを判断し、全く計
測データが記憶されていない状態ではないと判断したと
きは、ステップS163に進み、アドレス指定レジスタ
Hに1をセットし、ステップS164以下の処理へと進
む。ステップS164〜S168の処理は、前述の図6
のステップS81〜S85の処理と同じであり、アドレ
ス指定レジスタHの値を1ずつ大きいものにしながら
(ステップS166)、このアドレス指定レジスタHの
値で指定される計測データ記憶部MRの行にディスタン
スモードでの計測データが記憶されているかを調べてい
く(ステップS164)検索処理である。この検索処理
において、ディスタンスモードでの計測データが記憶さ
れている行を見つけたときは、ステップS165でその
時点のアドレス指定レジスタHの値を表示データ指定レ
ジスタPにセットし、また、いずれの行にもレコードモ
ードでの計測データが記憶されており、ディスタンスモ
ードでの計測データを記憶している行が見つからなかっ
たときはステップS168で表示データ指定レジスタP
に0をセットする。
【0054】以上の如き、スイッチ処理を終えた後に
は、表示処理(図8)に進み、ステップS220で表示
データ指定レジスタPの値は0でないかを判断し、0の
ときは、ステップS235で表示部20Aにディスタン
スモードでの計測データは計測データ記憶部MRに記憶
されていない旨の表示を行なうが、表示データ指定レジ
スタPの値が0でないときは、ステップS221で表示
データ種フラグFEの値は0でなく1になっていること
を判断し、ステップS230に進む。ステップS230
では図9のf、gに示すようにマーク表示体20bおよ
び20cを点灯し、リコールモードであり、ディスタン
スモードでの計測データの表示中である旨を示す。然る
後、ステップS231では、表示部20Aに上記表示デ
ータ指定レジスタPで指定されている行のエリアA4に
記憶されている距離を表示し、ステップS232に進み
表示データ指定レジスタFDの値が0になっているかを
判断し、0になっているときはステップS233で表示
部20Bに上記行のエリアA2に記憶されている計測の
日付を表示し、また0ではなく1になっているときは、
ステップS232からステップS234に進み表示部2
0Bに上記行のエリアA3に記憶されている計測タイム
を表示する。例えば表示データ指定レジスタFDの値が
0で、表示データ指定レジスタPによって指定されてい
る行に記憶されている距離が1350mで、計測月日が
10月12日のときは、表示パネル20の表示は図9の
fの如きものになる。
【0055】なお、表示部20Bの表示を計測タイムに
切換える場合は、前述の場合と同様にスイッチSw4を
操作する(参照図9)。この場合も、当該操作を図7の
ステップS185で検出し、ステップS186で表示デ
ータ指定レジスタFDの値を反転し、その後の表示処理
(図8)のステップS232〜S234で表示が切換え
られる。
【0056】次に本願発明の第2実施例について説明す
る。本実施例は、前記第1実施例に、新たな機能が追加
されているものであり、ディスタンスモードにおいて、
予め目標距離を設定しておくと、サイクルタイムオン状
態での計測であるか通常状態での計測であるかに拘ら
ず、水泳競技練習中にその目標距離だけの泳行が行なわ
れたときには、その旨を示す報知音を発生する機能が追
加されている。従って、その他の点については、第1実
施例と同様となっている。
【0057】本実施例の回路構成は、第1実施例の回路
構成と同様であり、第1実施例についての図1により示
される。また、RAMの構成は、第1実施例におけるR
AMの構成と概ね同様で、第1実施例についての図2に
目標距離レジスタTLを追加した構成となっている。な
お、目標距離レジスタTLは、上述の目標距離を予め設
定しておくレジスタである。
【0058】図15は、本実施例の動作の概要を示すジ
ェネラルフローチャートであり、第1実施例におけるジ
ェネラルフローチャートである図4にステップS13a
〜13dの4個の処理が新たに追加されたものになって
いる(なお、第1実施例における処理ステップと同一内
容のステップには、同一のステップ符号を付している。
以下においても同様)。また、ディスタンスモードスイ
ッチ処理(ステップS5)の内容も、概ね、第1実施例
についての図6のフローチャートに沿ったものになる
が、若干のステップが追加或いは変更がある。すなわち
ターン毎のスイッチSw1の操作に伴なう処理およびセ
ット状態でのプリセット処理に係る部分(図6のステッ
プS135〜S139、S140〜S143、S145
〜S155の部分)は図16に示すフローチャートで置
換される。
【0059】また、表示処理(ステップS14)の内容
も概ね第1実施例についての図8のフローチャートに沿
ったものとなるが、ディスタンスモードでの表示処理に
当る同図のステップS205〜S217の部分は、図1
7のフローチャートで示される処理で置換される。
【0060】上記の如き変更に伴ない、ディスタンスモ
ードにおいて、プールコース長、サイクルタイム等のデ
ータをプリセットしておくセット状態ではセット対象デ
ータをデータ種指定レジスタQで指定すべくスイッチS
w4を操作していったときは、その操作を図16のステ
ップS140で検出し、ステップS141〜S143の
処理により、データ種指定レジスタQの値を0〜3の値
でサイクリックに1だけ大きいものにしていくことにな
る(なお第1実施例では0〜2の値でサイクリックに1
だけ大きいものにしている)。そして、上記データ種指
定レジスタQの値が3の場合は、セット対象データとし
て新たに追加された目標距離が指定されるが、この目標
距離の値をセットはスイッチSwA又はSwBを操作し
て行なう。このとき、これらの操作がある度にそれを図
16のステップS145又はS150で検出し、ステッ
プS146又はS151でデータ種指定レジスタQの値
は3になっていることを判断し、ステップS149a又
はS153aに進み、目標距離レジスタTLの値すなわ
ち目標距離を1mだけ長いもの又は短いものとしてい
く。このようにして目標距離レジスタTLにセットされ
た目標距離は、表示処理(図17)のステップS217
aにおいて表示部20Aに表示される。
【0061】また、上記の如くして、目標距離等の各種
データをプリセットした後には、第1実施例の場合と同
様に、水泳競技練習等の開始に合わせてスイッチSwA
を操作して計測を開始することになる。そして、その後
は、ターンが行なわれる毎に、スイッチSw1を操作す
るが、この場合、該操作をその都度、図16のステップ
S135で検出し、第1実施例と同様に、ステップS1
36で計測中フラグレジスタFSの値が1であることを
確認し、ステップS137で合計距離レジスタLの合計
距離をコース距離レジスタKのプールコース長だけ長い
ものとし、その後、ステップS137a〜S137dの
処理すなわち第2実施例特有の処理へと進む。すなわ
ち、先ずステップS137aでは、目標距離レジスタT
Lのセット値は0超えるものか、すなわち目標距離レジ
スタTLには目標距離がセットされているかを判断し、
セットされているときは、ステップS137bで目標距
離レジスタTLの目標距離をコース距離レジスタKのプ
ールコース長だけ短いものすなわち残り距離にしてい
く。次いでステップS137cでは、目標距離レジスタ
TLの目標距離すなわち残り距離が0以下になったか、
すなわち、当初の目標距離だけの泳行を終えたかを判断
し、終えているときは、ステップS137dに進み、報
音装置13を駆動しその旨を示すアラーム音を、一定時
間、発生せしめる。ステップS137cで残り距離が0
になっていないと判断したとき、および上記アラーム音
発生処理と終えたときには、ステップS138、S13
9へと進み、第1実施例と同様に、サイクルタイムオン
状態かを判断し、サイクルタイムオン状態のときは、減
算タイマ回路11にサイクルタイムレジスタRのサイク
ルタイムをセットしなおし、上記スイッチSw1の操作
に伴なう処理を終える。そして続く表示処理(図17)
では、ステップS207aで目標距離レジスタTLの残
り距離が0以上かを判断し、0以上のときは、ステップ
S207bに進み、表示部20Aに目標距離レジスタT
Lの残り距離を表示し、ステップS207cでは表示パ
ネル20内に設けられている残り時間マークを点灯し、
ステップS209では表示部20Bに時間計測回路8の
計測タイムを表示する。他方、目標距離だけの泳行を終
えており、ステップS207aで目標距離レジスタTL
の値は0以上ではないと判断したときは、ステップS2
08に進み表示部20Aに目標距離レジスタTLの合計
距離を表示し、その後、ステップS209で表示部20
Bに時間計測回路8の計測タイムを表示することにな
る。
【0062】また、本実施例においても、第1実施例の
場合と同様に、ディスタンスモードでの計測中において
は、ターンがあり、それに合わせて、スイッチSw1を
操作した場合以外にも減算タイマ回路11の残り時間が
0になったときは、目標距離レジスタTLの合計距離を
コース距離レジスタKのコース長だけ長いものとし、減
算タイマ回路11にサイクルタイムをセットしなおし、
タイムアップ音を発生するという一連の処理すなわち図
15のステップS10〜S13処理が行なわれるが、本
実施例では、更に目標距離レジスタTLの残り距離を更
新等する処理が行なわれる。すなわち、ステップS13
aにおいて、目標距離レジスタTLの残り距離は0を超
えるものになっているかを判断し、超えるものになって
いるときは、ステップS13bに進み目標距離レジスタ
TLの残り距離をコース距離レジスタKのプールコース
長だけ短いものとし、次のステップS13cでは、上記
ステップS13bの処理により、目標距離レジスタTL
の残り距離は0以下になったかを調べ0以下になってい
るときは、ステップS13dで報音装置13にその旨を
示すアラーム音を、一定時間、発生せしめる。そして、
上記アラーム音を発生せしめた後、ステップS13aで
目標距離レジスタTLの残り距離は0を超すものにはな
っていないと判断したとき、又はステップS13cで目
標距離レジスタTLの残り距離は未だ0以下になってい
ないと判断したときはステップS14すなわち図17の
表示処理に進む。そして、この表示処理では、前述同様
にステップS207aで目標距離レジスタTLの残り距
離が0以上かを判断し、0以上のときは、ステップS2
07b〜S207c、S209の処理で、目標距離レジ
スタTLの残り距離、時間計測回路8の計測タイムの表
示を行ない、他方、目標距離レジスタTLの残り距離が
0以上でないときすなわち当初目標とした距離を泳行し
終っているときは、ステップS208、S209で目標
距離レジスタTLの合計距離、時間計測回路8の計測タ
イムの表示を行なう。
【0063】なお、この発明は上記実施例に限定され
ず、この発明を逸脱しない範囲内において種々変形応用
可能である。
【0064】
【発明の効果】請求項1、2、4の発明は、プールコー
ス長等に相当する基準距離を予め設定できるようにし、
プールコース長等だけの泳行等に要する基準時間毎に上
記基準距離を累加していき、これを表示するようにした
運動距離計測装置に係るものであり、また、請求項3の
発明はプールコース長等に相当する基準距離と、これか
ら泳行等をしようとしている全距離すなわち目標距離と
を予め設定できるようにし、プールコース長等だけの泳
行等に要する基準時間毎に上記目標距離と基準距離とか
ら残り距離を算出して表示するようにした運動距離計測
装置に係るものだから、いずれも水泳競技等或いはその
インターバルトレーニング中に、現在、どの程度の距離
を既に泳いでいるかといった情報を得るために、ターン
回数等と憶えているプールコース長等とを積算する作業
を必要としない運動距離計測装置の提供を可能とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の第1実施例の回路構成を示す図。
【図2】図1中のRAMの構成を示す図。
【図3】図1中の表示装置の表示パネルと各種スイッチ
の配設関係を示す図。
【図4】上記第1実施例の動作の概要を示すジェネラル
フローチャート。
【図5】図4中のレコードモードスイッチ処理を詳細に
示すフローチャート。
【図6】図4中のディスタンスモードスイッチ処理を詳
細に示すフローチャート。
【図7】図4中のリコールモードスイッチ処理を詳細に
示すフローチャート。
【図8】図4中の表示処理を詳細に示すフローチャー
ト。
【図9】モード変化に伴なう表示の変遷を示す図。
【図10】レコードモードにおけるセット状態での表示
変遷を示す図。
【図11】レコードモードにおける通常状態での表示変
遷を示す図。
【図12】ディスタンスモードにおけるセット状態での
表示変遷を示す図。
【図13】ディスタンスモードにおける通常計測時の表
示変遷を示す図。
【図14】ディスタンスモードにおけるサイクルタイム
オン状態での計測時の表示変遷を示す図。
【図15】本願発明の第2実施例の動作の概要を示すジ
ェネラルフローチャート。
【図16】上記第2実施例のディスタンスモードスイッ
チ処理の一部を示すフローチャート。
【図17】上記第2実施例のディスタンスモードにおけ
る表示処理を示すフローチャート。
【符号の説明】
8 時間計測回路 11 減算タイマ回路 20 表示パネル 20A、20B 表示部 21 種目表示部 M モードレジスタ SR 種目レジスタ D 距離指定レジスタ Y 距離記憶レジスタ I 記憶データ数レジスタ H アドレス指定レジスタ P 表示データ指定レジスタ Q データ種指定レジスタ K コース距離レジスタ R サイクルタイムレジスタ L 合計距離レジスタ FS 計測フラグレジスタ FC セット状態レジスタ FA サイクルタイムフラグレジスタ FT タイマ計時中フラグレジスタ FD 表示データ指定レジスタ FE 表示データ種フラグ KD 計測月日記憶レジスタ MR 計測データ記憶レジスタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01C 22/00 G06F 10/00 G06M 7/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基準距離データを設定する基準距離設定
    手段と、 基準時間データを設定する基準時間設定手段と、 合計距離データを記憶する合計距離記憶手段と、 前記基準時間設定手段で設定された基準時間間隔毎に前
    記合計距離記憶手段の合計距離データに前記基準距離デ
    ータを加算する手段と、 前記合計距離データ記憶手段に記憶されている合計距離
    データを表示する表示手段とを備えることを特徴とする
    運動距離計測装置。
  2. 【請求項2】 外部操作スイッチと、 この外部操作スイッチが操作された際に、基準距離設定
    手段で設定されている基準距離データを合計距離データ
    記憶手段の合計距離データに加算する手段とを有するこ
    とを特徴とする請求項1記載の 運動距離計測装置。
  3. 【請求項3】 基準時間データを設定する基準時間設定
    手段と、 基準距離データを設定する基準距離設定手段と、 目標距離データを記憶する基準距離記憶手段と、 前記時間設定手段で設定された基準時間間隔毎に前記目
    標距離記憶手段の距離データから前記基準距離設定手段
    で設定されている基準距離データを減算して残り距離デ
    ータを求める手段と、 この手段により求められた残り距離データを表示する表
    示手段とを備えることを特徴とする 運動距離計測装置。
  4. 【請求項4】 基準距離データを設定する基準距離設定
    手段と、 合計距離データを記憶する合計距離記憶手段と、 外部操作スイッチと、計測開始から前記外部操作スイッ
    チが操作される迄の基準時間データを求める基準時間計
    測手段と、 前記外部操作スイッチの操作以後前記基準時間間隔毎に
    前記合計距離記憶手段に前記基準距離設定手段で設定さ
    れた基準距離データを加算する手段と、 前記合計距離記憶手段に記憶されている合計距離データ
    表示する表示手段とを備えることを特徴とする運動距
    離計測装置。
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