JP2829325B2 - 抗菌・抗線虫剤、植物細胞活性剤及びそのための微生物 - Google Patents

抗菌・抗線虫剤、植物細胞活性剤及びそのための微生物

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Description

【発明の詳細な説明】 (技術分野) 本発明は、抗菌・抗線虫剤、植物細胞活性剤及びその
ための微生物に係り、特にキチン質(キチン、キトサ
ン)を微生物培養処理することにより得られた培養材料
に、水を加えて、固液分離して得られる、強酸性条件下
の培養液からなる抗菌剤、抗線虫剤乃至は植物細胞活性
剤、並びにそれらを与える微生物に関するものである。
(背景技術) 近年、キチンやキトサンの如きキチン質を微生物によ
って分解処理する手法が、種々検討されてきている。こ
れは、昆虫類や甲殻類の外殻の処理の一つの手段として
は勿論のこと、そのような微生物処理によって得られる
培養物や培養生成物に有用な薬理活性が存することが認
められたことによるものである。
かかる状況下、本発明者らにあっても、キチンやキト
サンの如きキチン質よく分解し、またそれらの分解酵素
類の生産能力の高い微生物を広く自然界から検索してい
るうち、pHに応じて特異な挙動を示す菌株を見い出し、
そしてそのような菌株(微生物)をキチン培地乃至はキ
トサン培地にて培養して得られた培養体から採取される
培養液が、優れた抗菌作用や抗線虫作用、植物細胞活性
作用を有することを見い出したのである。
(解決課題) ここにおいて、本発明は、かかる知見に基づいて完成
されたものであって、その解決課題とするところは、抗
菌作用、抗線虫作用乃至は植物細胞活性作用を有する薬
剤を微生物の培養体から得ることにあり、またそのよう
な薬剤を与える微生物を提供することにある。
(解決手段) そして、本発明は、かかる課題解決のために、コリネ
バクテリウム属のバイネ−A株若しくはアクロモバクタ
属のバイネ−B株またはそれら菌株を含む混合微生物
を、キキン培地またはキトサン培地にて培養して得られ
た培養材料に対して、水を加えて、固液分離して得られ
る。強酸性条件下の培養液からなる抗菌・抗線虫剤、植
物細胞活性剤を、その要旨とするものである。
また、本発明は、そのような薬剤を与える微生物とし
て、キチンやキトサンの如きキチン質を分解する能力を
有し、FERM BP−2879またはFERM BP−2880として寄託
されたコリネバクテリウム・バイネ−Aまたはアクロモ
バクタ・バイネ−Bからなる菌株をも、その特徴とする
ものである。
(具体的構成) ところで、かくの如き本発明における微生物の一つ
は、コリネビクテリウム属に属する菌株であって、コリ
ネバクテリウム・バイネ−Aと称されるものであり、ま
た他の一つは、アクロモバクタ属に属する菌株であっ
て、アクロモバクタ・バイネ−Bと称されるものであ
る。これらの菌株は、滋賀県内のじゃがいもを原料とす
る食品(コロッケ)工場の水処理廃水汚泥から採取さ
れ、そのような汚泥にモミ殻を混ぜて発酵させ、そして
その発酵終了前に更にキトサンを配合して好気的に発酵
培養させたものから単離されたものであって、それぞ
れ、工業技術院微生物工業技術研究所に、平成元年5月
1日に、前者は「FERM BP−2879」として、また後者は
「FERM BP−2880」として受託されており、それぞれの
菌学的性質は、以下の通りである。
(I)形態学的性質 a)バイネ−A株 本菌株は、グラム陽性の短桿菌(1.5〜2.0μm×1.0
〜1.5μm)である。
b)バイネ−B株 本菌株は、グラム陰性の桿菌(1.5〜2.0μm×0.5〜
0.7μm)で、胞子は形成しない。
(II)各種培地上の性質 a)バイネ−A株 (1)ブイヨン寒天培地 殆ど生育が観られない。
(2)コロイダルキチン寒天培地 コロニーの色は白色で、周辺は少々波打っており、隆
起はあまりない。30℃で2日培養後、微かにコロニーの
周辺にクリアーゾーンが見られるが、10日以上培養を続
けると、コロニーの周りに大きなクリアーゾーンを形成
する。生育速度はバイネ−B株に比べると遅い。
b)バイネ−B株 (1)ブイヨン寒天培地 コロニーは、半透明で、やや白色を呈し、培地上を無
秩序に広がっていく。30℃で1日培養後には、生育が認
められる。
(2)コロイダルキチン寒天培地 コロニーは、最初透明で、クリアーゾーンが形成され
ていることで、生育が確認出来る。培養を続けると、ど
んどん広がり、菌が良く生育した所は半透明で白色に見
える。コロニーとクリアーゾーンの面積は略同じである
か、多少クリアーゾーンの方が大きい。
(III)生理的性質 a)バイネ−A株 (1) 各温度におけるコロイダルキチン寒天培地(pH
=7.0)でのクリアーゾーンの状態(大きさ)は、下表
の通りである。
(2) 生育PH LB(Luria Bertani)培地(pH7.8,6.9,5.9,5.0,4.0,
3.0,1.9,1.0) 何れも3週間培養したが、生育は観られなかった。
キチン培地(pH7.9,7.2,6.3,5.5,5.2,3.9,2.3,1.3) 各培地でのOD660値(660nmの波長で測定された光学密
度:生存菌体の数を表わす)は下表の通りである。
pH7.9〜6.3で生育。
上記,で生育が観られなかった培養液(LB培
地:pH7.8〜1.0のもの,キチン培地:pH5.5〜1.3のもの)
を、pH7.0のキチン培地に1ml移し、生育を観た。なお、
のLB培地pH7.8〜1.0の培養液は3週間振盪培養後のも
のであり、のキチン培地pH5.5〜1.3の培養液は、同様
に、2週間培養後のものである。
生育結果(OD660値)は下表の通りである。
以上の結果より、本菌株は、中性付近で良く生育し、
酸性条件下では休眠状態にあると考えられる。
(3) 硝酸塩の還元・・・・・陰性 (4) 硫化水素の発生・・・・陰性 (5) インドールの生成・・・陰性 (6) V−Pテスト・・・・・陰性 (7) O−Fテスト・・・・・陰性 (8) メチルレッドテスト・・陰性 (9) カタラーゼ・・・・・・陽性 (10) オキシダーゼ・・・・・陰性 (11) ウレアーゼ・・・・・・陰性 (12) 糖からの酸とガスの生成試験酸も、ガスも生成
しない: グルコース,サッカロース,ラムノース,ソルビトー
ル,キシロース,ラクトース,ガラクトース,マルトー
ス,マンノース,アラビノース,フラクトース,マンニ
トール (13) 嫌気培養・・・・・・生育しない。
b)バイネ−B株 (1) 各温度におけるコロイダルキチン寒天培地(pH
=7.0)でのクリアーゾーンの直径(大きさ)は、下表
の通りである。
(2) 生育pH(30℃) LB培地(pH7.8,6.9,5.9,5.0,4.0,3.0,1.9,1.0) 生育結果(OD660値)は下表の通りである。pH7.8〜5.
9で生育(24時間後には完全に定常期に達する)。
上記の図で生育が観られなかった培養液(pH5.0,4.
0,3.0,1.9,1.0)を、7日後に、pH7.0のLB培地に移す。
その結果、元のpHが5.0〜3.0のものは生育した。
これらの結果から、本菌株は、中性付近で良く生育す
るが、酸性条件下では休暇状態であると考えられる。
(3) 硝酸塩の還元・・・・・陰性 (4) 硫化水素の発生・・・・陽性 (5) インドールの生成・・・陰性 (6) V−Pテスト・・・・・陰性 (7) O−Pテスト・・・・・陰性 (8) メチルレッドテスト・・陽性 (9) カタラーゼ・・・・・・陽性 (10) オキシダーゼ・・・・・陽性 (11) ウレアーゼ・・・・・・陰性 (12) 糖からの酸及びガスの生成試験酸もガスも生成
しない: グルコース,サッカロース,ラムノース,ソルビトー
ル,キシロース,ラクトース,ガラクトース,マルトー
ス,マンノース,アラビノース,フラクトース,マンニ
トール (13) 嫌気培養・・・・・・生育する。
(IV)同定 a)バイネ−A株 以上の諸性質から、本菌株は、「微生物の分類と同定
(下)」(長谷川武治編著、学芸出版センター)及び
「バージーズ・マニュアル・オブ・システマチック・バ
イオテクノロジー(Bergey's Manual of Systematic Bi
otechnology)」から検索すると、コリネバクテリウム
属の1菌株と考えられが、既知菌株の何れにも完全に一
致しないので、コリネバクテリウム・バイネ−A(Cory
nebacterium Bine−A)と命名した。
b)バイネ−B株 以上の諸性質から、本菌株は、アクロモバクタ属の1
菌株と考えらえるが、上記書籍に記載の既知菌株の何れ
にも一致しないので、アクロモバクタ・バイネ−B(Ac
hromobacter Bine−B)と命令した。
(V)微生物の培養 それぞれの菌株の培養には、通常の放線菌の培養方法
が用いられる。培養基の炭素源としては、菌に誘導され
たキチン質分解活性を喪失させないためにも、コロイダ
ルキチンやキトサン等のキチン質を主体とし、これに必
要に応じて公知の適当な炭素源を組み合わせて用いられ
ることとなる。また、窒素源としては、アンモニウム
塩、硝酸塩、酵母エキス、ペプトン等が単独でまたは組
み合わせて用いられ、更にP源としては燐酸塩等が用い
られることとなる。更にその他、必要に応じて、無機
塩、例えばアルカリ金属塩、硫酸マグネシウム、硫酸
鉄、硫酸亜鉛、塩化マンガン等が適宜に添加されること
となる。
なお、培養方法としては、固体培地上での培養も可能
であるが、一般の酵素生産の方法と同様に、液体培養を
採用することが好ましく、その際には、例えば次の如き
組成の液体培地が用いられる。コロイダルキチン:4g、K
2HPO4:0.7g、KH2PO4:0.3g、MgSO4・5H2O:0.5g、FeSO4
7H2O:0.01g、ZnSO4:0.001g、MnCl2:0.001g、酵母エキ
ス:0.25g、ペプトン:0.25g、寒天:15g、蒸溜水:1000m
l、pH:7.0。また、かかる培養は、バイネ−B株にあっ
ては、好気的条件下及び嫌気的条件下の何れにおいても
行なわれ得るが、バイネ−A株にあっては、好気的条件
下で行なわれる振盪培養法や攪拌と通気による深部培養
法などにて実施され、更にそれらの培養温度は、一般に
20〜40℃程度である。
そして、本発明は、上記のコリネバクテリウム・バイ
ネ−A若しくはアクロモバクタ・バイネ−Bを用いて、
更に好適にはそれら菌株を含む混合微生物を用いて、キ
チンやキトサンの如きキチン質を含む培地、即ちキチン
培地若しくはキトサン培地にて培養するものである。よ
り具体的には、先ず、それらの微生物を、キチンまたは
キトサンの如きキチン質に微生物用栄養剤を適当量配合
してなる混合培地に接種して、好気的条件下にて発酵を
行なう。この好気発酵は、大気中で所要日数放置するこ
とにより実施することが出来るが、また必要に応じて、
加温したり、攪拌或いは強制通気したりする等の公知の
好気発酵操作が採用される。また、キチン質に配合され
る栄養剤としては、米糠、糖蜜、油粕等があり、このよ
うな栄養剤は、キチン質の1重量部に対して、一般に0.
05〜20重量部程度配合される。更に、このキチン質と栄
養剤からなる混合培地には、適当量の水分が加えられ、
発酵可能な水分量(40〜60%)程度に調整されることと
なる。
次いで、このようにして得られた好気発酵材料(生成
物)には、更にキチン質(キチン乃至はキトサン)、過
リン酸石灰、塩化カリ、微生物用栄養剤(米糠や糖蜜
等)が適宜に配合され、熟成が行なわれる。なお、この
熟成のための培地は、一般に、上記好気発酵材料の1重
量当たり、キチン乃至はキトサンを0.1〜1重量部、過
リン酸石灰を15〜25重量部、塩化カリを8〜12重量部、
米糠を0.5〜1.5重量部、糖蜜を0.5〜1.5重量部程度、配
合せしめることにより調整され、また水分率が40〜60%
程度の湿潤状態において、10〜40日程度、熟成される。
更に、この熟成のための培地内には、必要に応じて、空
気が通気せしめられたり、加温が施される。
そして、このように熟成して得られた培養材料に対し
て、所定量(一般に等量乃至は2倍量程度)の水が加え
られ、かかる材料中の可溶成分が溶出せしめられた後、
通常の固液分離操作が施されて、その液相が目的とする
培養液として取得されるのである。この培養液中には、
上記の微生物培養によって生成する有効成分の他、微生
物そのものも存在し、例えばキトサン培地を用いた場合
にあっては、未分解のキトサンを始め、低分子キトサ
ン、キトサナーゼ、オリゴ糖、キトサン分解微生物(バ
イネ−A菌、バイネ−B菌)等の有効成分が含まれ、以
て優れた抗菌作用、抗線虫作用、植物細胞活性作用が奏
され得るのである。また、キチン培地を用いた場合にあ
っても、キチンの分解によってキトサンが生成されるも
のであるところから、上記と同様な有効成分を含む培養
液が得られることとなる。
なお、かかる固液分離により、液相より取り出された
培養液は、pH1〜3程度の強酸性条件下の溶液であり、
このため該培養液中に存在する各微生物は休眠状態にあ
り、従ってかかる培養液の貯蔵中においては、その成分
組成が生産時の状態で比較的良く維持されていると考え
られる。即ち、強酸性条件下にある培養液中では、有効
成分の分解、変性、消化、腐敗が惹起され難いものと考
えらえるのである。
また、この培養液中に存在する微生物(バイネ−A
菌、バイネ−B菌)は、種培養菌として有利に利用する
ことが出来、例えばこの培養液の一部を、前述の如く、
キチン質培地に配合して好気発酵を行ない、更に熟成さ
せることによって、目的とする培養液を得るサイクルを
確立することが出来る。
そして、本発明にあっては、このような培養液からな
る抗菌剤、抗線虫剤或いは植物細胞活性剤を、そのまま
で、或いは稀釈して、植物若しくは土壌に適用しようと
するものであるが、その際、かかる培養液が稀釈される
と、pHは中性付近にまで上昇することとなるところか
ら、各微生物は活発に活動し始め、生理的に活性な成分
がどんどんと蓄積されるようになるものと考えられる。
なお、この生理的に活性な成分は、微生物共存下では不
安定なもので、長期保存は難しく、且つ生成直後に植物
細胞や病害微生物に作用させるのが好ましいのである。
また、かかる培養液をそのまま種子或いは病患部に塗布
する場合において、該培養液の酸性の状態は、他の病害
微生物、昆虫等にとって生育し難い環境であるために、
その一次的排除に寄与し、そして酸性状態に強いバイネ
−A菌やバイネ−B菌のみが生存している状態で、次第
にpHが中性に近づき、活発な活動が惹起されて、前記の
ような現象が現出されるようになるのである。
ところで、かくの如き培養液が病原微生物の増殖を阻
害し、同時に植物細胞を活性化する機構については、未
だ充分に解明されていないが、現時点では、そのメカニ
ズムは、次のように考えられている。先ず、培養液中に
存在するキトサン、低分子キトサン、そのオリゴ糖成分
は、植物に吸収され、細胞を刺激、活性化して、DNAか
らRNAへの転写を促進して、キトサン分解酵素(キトサ
ナーゼ)やキチン分解酵素(キチナーゼ)を誘導生合成
する。また、β−グルカナーゼ、抗菌性物質:ファイト
アレキシンやリグニン形成に関与するフェニルアンモニ
アリアーゼの生産を促す。そして、活性化された細胞
は、植物生産(蛋白質,炭水化物,脂質)を増加させる
と共に、耐病性を獲得する。培養液中に存在し、また植
物細胞により誘導生合成されたキチナーゼ、キトサナー
ゼは、病原性微生物の細胞壁のキチン、キトサンを分解
して崩壊させ、障害を与え、そこへ抗菌性物質:ファイ
トアレキシン等が侵入して、病原性微生物の生育を阻害
する。また、キトサンオリゴ糖は、病原性微生物の細胞
内に侵入して、その増殖を抑制する。なお、病原微生物
の細胞壁の分解物のうち、キトサン、キトサンオリゴ糖
は、植物細胞に上記と同様に作用し、その細胞の活性化
に役立つ。更に、キトサン分解微生物(バイネ−A菌、
バイネ−B菌)は植物の根圏に付着し、接近する病害微
生物の細胞壁をキチナーゼ、キトサナーゼで溶解して、
植物の根を病原微生物から守る。要するに、本発明に従
う培養液中に存在する有効成分によって、溶菌作用が直
接的に或いは間接的に惹起され、それにより病原菌の生
育を阻害して、優れた抗菌作用や抗線虫作用が発揮され
るようになるのであり、また植物の養分の吸収を向上
し、更に植物細胞を刺激、活性化して、植物生産の向上
を図り得るのである。
そして、その結果、本発明に従う培養液からなる薬剤
は、極めて優れた抗菌作用、抗線虫作用、植物細胞活性
作用を奏し得るのであり、特にキチン質で構成された病
原菌に起因する病害の予防及び防除効果に優れており、
例えばバラやキク等の根頭ガン腫病、カーネーションの
立ち枯れ病や黒点病、胡蝶蘭やキャベツの軟腐病、メロ
ンの蔓枯れ病や蔓割れ病及び萎凋病(細菌性)、イネ、
花、野菜の育苗期間における病害等に対して、優れた抗
菌作用を示し、またマツノザイセン虫、トマトの根こぶ
線虫等の線虫に対して殺虫乃至は抗線虫効果を示すもの
である。
また、植物の生育に関して、本発明に係る培養液から
なる薬剤の植物細胞活性作用によって、例えば定植、移
植に際しての植え傷み防止効果が大きい、カーネーショ
ンの親株と育苗期に施用して健苗が得られる。エンドウ
豆を移植して多収穫を達成する等の効果に加えて、サン
ド豆の多収穫化や、大豆の機械刈り取りを可能にして多
収穫化を達成する、春菊の高品質、多収穫化、メロンの
糖度アップ、きゅうりの高品質、多収穫化を図り、また
イネを倒伏し難くして、多収穫化を達成する等の優れた
特徴を発揮するのである。
なお、このような本発明に係る培養液からなる薬剤を
植物に施用するに際しては、従来の薬剤の施用方法と同
様な手法が採用され、例えばそのような薬剤(培養液)
を植物の羅患した患部に直接に振りかけたり、塗り付け
たりする方法、またそのような薬液を植物の種子に付着
させて播種する方法、更にはそのような薬液の稀釈液を
散布したり、そのような稀釈液中に植物を浸漬した後、
植え付けたりする方法等が、適宜に採用されることとな
る。
(実施例) 以下に、本発明の実施例を示し、本発明を更に具体的
に明らかにすることとするが、本発明が、そのような実
施例の記載によって何等の制約をも受けるものでないこ
とは、言うまでもないところである。
また、本発明には、以下の実施例の他にも、更には上
記の具体的記述以外にも、本発明の趣旨を逸脱しない限
りにおいて、当業者の知識に基づいて種々なる変更、修
正、改良等を加え得るものであることが、理解されるべ
きである。
培養液(薬液)の調製 先ず、キトサン粉末1kgと米糠0.2kgと糖蜜0.2kgと油
粕0.6kgからなる混合培地を用い、これに、コリネバク
テリウム・バイネ−A株及びアクロモバクタ・バイネ−
B株の種培養菌を含む培養液を接種し、培地の水分量を
約50%に調整して、大気中で10日間放置することによ
り、好気発酵せしめた。
次いで、この得られた好気発酵材料の1重量部に対し
て、過リン酸石灰20重量部、塩化カリ10重量部、米糠1
重量部、糖蜜1重量部及びキトサン0.5重量部を配合し
て、室温下において、1ヶ月間熟成せしめた。
かくして得られた培養材料に対して、等量の水を添加
して、かかる培養材料中の可溶成分を溶出せしめた後、
固液分離することにより、その液相である培養液を得
た。この培養液は、強酸性であり、またかかる培養液中
には、キサン培地で生育する微生物が、1ml当たり約2.2
×105個存在していることが認められた。
バラの根頭ガン腫病防除試験 (1) バラの根頭ガン腫病に対する上記培養液の効果
について調べるために、先ず、羅病しているバラ(品
種:ソニア及びいずも)の根元部分に存在するガン腫に
傷を付けて、前記培養液の5ml/個をガン腫の上にかけ
た。この培養液施用後5日目にして、何れの品種のバラ
のガン腫にあっても、その縮小が認められ、更にその施
用後15日目にして、品種:いずものバラにおいてガン腫
は完全に崩壊した。また他方の品種:ソニアのバラにあ
っても、施用後20日目において、そのガン腫は完全に崩
壊し、根頭ガン腫病の防除効果が優れていることが認め
られた。
(2) 数種のバラ台木に対する前記培養液の効果を調
べるため、次の試験を行なった。供試品種としては、ム
ルチフローラ,ムルチフローラK−1,ムルチフローラK
−2,ツクシノイバラを用い、試験区は、5号ビニールポ
ット植え、1区10〜13株とした。先ず、それぞれの品種
の苗木をパーライトに挿し木する一方、根頭ガン腫の擦
り潰し液を挿し木用土に灌注した。1ヵ月後、蒸気消毒
済土壌に定植を行なった。そして、上記培養液の100倍
稀釈液を、定植時と定植7日後に1ポット当たり300ml
灌注した。そして、かかる定植後、6ヵ月後において、
供試株を堀り上げ、根頭ガン腫の発病調査を行ない、そ
の結果を下表に示す。
かかる表から明らかなように、本発明に従う前記培養
液は、植物体の生育には特に影響を及ぼすことなく、根
頭ガン腫に対して、優れた防除効果を示すのである。
エンドウ豆の移植試験 エンドウ豆(品種:スナック)を11月下旬に播種する
一方、平箱に川砂を入れて播種し、発芽させた。12月中
旬に、この箱播きのエンドウ豆を移植した。そして、こ
の移植に際して、その移植5日前に、前記培養液の100
倍稀釈液を2/m2の割合で施用した。
その結果、直播き区が12月上旬より徐々に生育したの
に対し、移植区は、植え傷みせず、生育を始め、11月上
旬播きのオオサヤエンドウの生育に追いつき、生育は早
く、分枝数も多くなった。開花は3月上旬で、直播き区
より10日早くなり、段数も多くなった。そして、6月中
旬に立毛調査の結果、直播き区においては、枝数:8本
(分枝数4本)、着さや段数:10〜12段であり、最も多
い分枝は3本であった。これに対して、移植区において
は、枝数:22本(分枝数13本)、着さや段数:13〜14段で
あり、最も多い分枝は10本であった。
この結果より、本発明に係る前記培養液を施用するこ
とによって、移植を嫌うエンドウ豆が、移植しても優れ
た成長を示し、また収量の増加をもたらすことは明らか
である。
トマトの根こぶ線虫防除試験 トマト(品種:モモタロウ)の播種に際して、前記培
養液の50倍稀釈液を灌注する一方、苗の定植に際して、
苗をかかる培養液の100倍稀釈液に浸漬した後、定植し
て栽培を行なった。また、比較のために、そのような培
養液の施用を全く行なうことなく、トマトの栽培を行な
った。
そして、栽培後、それぞれのトマトの木を堀り上げ、
根を調査したところ、培養液処理を行なったものにあっ
ては、全く根こぶの発生が認められなかったのに対し
て、無処理のトマトにあっては、1本当たり数個の根こ
ぶが発生していることが認められた。
マツノザイセンチュウに対する防除効果 マツクイ虫による松の枯死の主要な原因と考えられて
いるマツノザイセンチュウに対する前記培養液の殺虫効
果を調べた。その結果を、第1図に示すが、4℃及び25
℃の何れの試験条件下においても、本発明に従う前記培
養液は、マツノザイセンチュウに対して優れた殺虫効果
を示し、特に25℃の試験条件下においては、24時間後に
90%以上の線虫を殺すことが認められた。なお、コント
ロールは100%の生存率であった。
(発明の効果) 以上の説明から明らかなように、本発明に従うコリネ
バクテリウム・バイネ−A株若しくはアクロモバクタ・
バイネ−B株、またはそれら菌株を含む混合微生物は、
キチンやキトサンの如きキチン質を分解して、優れた抗
菌作用、抗線虫作用、更には植物細胞活性作用を有する
培養液を与えるものであり、そしてそのような培養液を
施用することによって、各種の病原菌、例えばバラやキ
ク等の根頭ガン腫病、メロンの蔓枯れ病や蔓割れ病、萎
凋病(細菌性)、キャベツや胡蝶蘭の軟腐病、カーネー
ションの立ち枯れ病や黒点病等に対して、優れた抗菌作
用を示し、またマツノザイセンチュウやトマトの根こぶ
線虫等の線虫に対する殺虫乃至は抗線虫効果を示し、更
にはイネ、花、野菜の育苗期間における病害を抑制し、
その他活着促進や植え傷み防止を図り、またエンドウ豆
の移植を可能ならしめ、イネの倒伏防止を図り、そして
また、高品質や多収穫化を達成する等、数々の優れた効
果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、実施例において得られた、マツノザイセンチ
ュウに対する、本発明に従う微生物培養液の殺虫性を示
すグラフである。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コリネバクテリウム属のバイネ−A株若し
    くはアクロモバクタ属のバイネ−B株またはそれら菌株
    を含む混合微生物を、キチン培地またはキトサン培地に
    て培養して得られた培養材料に対して、水を加えて、固
    液分離して得られる、強酸性条件下の培養液からなる抗
    菌・抗線虫剤。
  2. 【請求項2】コリネバクテリウム属のバイネ−A株若し
    くはアクロモバクタ属のバイネ−B株またはそれら菌株
    を含む混合微生物を、キチン培地またはキトサン培地に
    て培養して得られた培養材料に対して、水を加えて、固
    液分離して得られる、強酸性条件下の培養液からなる植
    物細胞活性剤。
  3. 【請求項3】キチン及びキトサンを分解する能力を有
    し、FERM BP−2879として寄託されたコリネバクテリウ
    ム・バイネ−A。
  4. 【請求項4】キチン及びキトサンを分解する能力を有
    し、FERM BP−2880として寄託されたアクロモバクタ・
    バイネ−B。
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