JP2828799B2 - 酵母グルカンの製造方法 - Google Patents
酵母グルカンの製造方法Info
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Description
てのグルカンの利用に関する。
魚類(Osteichthyes)綱および甲殻類(C
rustacea)綱の水性動物を水産養殖環境での疾
病から守るためのただ二つの実証された手段である。し
かしながら、細菌、ウイルス、真菌および原生動物によ
る疾病によって引き起こされる若干の病原性疾患は、ワ
クチン接種によってもまたは抗生物質で処置しても有効
に予防することができない。この分野での若干の研究者
は、硬骨魚類および甲殻類に分類される水性動物のため
の水産養殖環境での別の予防処置を開発すること、特に
免疫刺激化合物の利用を試みている。
んど知られていないが、ある種の化合物は魚類でのマク
ロファージの微生物死滅活性を増大させると考えられ
る。死滅したミコバクテリアおよびムラミルペプチドが
数種の病原体に対するニジマス(サルモ・ゲイルドネリ
・リチャードソン(Salmo gairdneriR
ichardson))の耐性を増大させたことが報告
された。更に、海生被嚢類からの抽出物がアエロモナス
・ヒドラフィラ(Aeromonashydraphi
la)による感染に対するアメリカウナギ(アンギラ・
ロストラタ・レソア(Anguilla rostra
ta LeSeur)の耐性を増大させると考えられ
る。しかしながら、これらの化合物は、魚類または甲殻
類を水産養殖環境での疾病から守るための適当な手段で
あると実証されていない。
ような免疫刺激化合物も同定された。一般的には、グル
カンとは、唯一のグリコシル単位としてグルコースを含
む種々の多糖を意味する。従来の研究で、特定のβ−
1,3−グルカンが、実験用温血動物のマクロファージ
/単球細胞系および補体並びにリンパ球の強力な活性化
物質であることが実証された。ちょうど、グルカンは節
足動物および植物の宿主防御機構を活性化することがで
きるというある種の徴候が示唆された。更に、酵母グル
カンが、水産養殖環境での硬骨魚類(例えば、サケおよ
びマス)および甲殻類(例えば、ロブスターおよび小エ
ビ)に分類される水性動物の免疫刺激物質として実際に
作用することを立証する研究はまだ発表されていない。
される水性動物の疾病に対する耐性を増大させる手段を
提供することは、水産養殖産業にかなり貢献すると思わ
れる。
態様は、硬骨魚類および甲殻類に分類される水性動物の
水産養殖環境での疾病に対する耐性を増大させるグルカ
ンの酵母からの製法を提供することである。
硬骨魚類および甲殻類に分類される水性動物への投与に
適当なグルカン製剤の製造方法を提供することである。
製剤を投与することによって水産養殖環境での硬骨魚類
および甲殻類に分類される水性動物の疾病に対する耐性
を増大させる方法を提供することである。
製剤を1種類または複数種類のワクチン抗原と一緒に投
与することによって水産養殖環境での硬骨魚類および甲
殻類に分類される水性動物用ワクチンの効果を増大させ
る方法を提供することである。
水産養殖環境での硬骨魚類綱および甲殻類亜門から成る
群より選択される水性動物の免疫系を刺激するための方
法であって、主としてβ−1,3−グリコシド結合によ
って結合したグルコピラノース単位から成り、そこから
β−1,6−グリコシド結合によって結合したグルコピ
ラノース単位の少なくとも1個の分枝を有する酵母グル
カンを投与して水性動物の免疫系を刺激することを含む
方法を提供する。
骨魚類綱および甲殻類亜門から成る群より選択される水
性動物に投与されたワクチンの効果を増大させるための
方法であって、酵母グルカンをワクチンの前にまたはワ
クチンと一緒に投与してその水性動物でのそのワクチン
抗原に対する特異的抗体の産生を増大させる方法を提供
する。本発明のもう一つの態様により、主としてβ−
1,3−グリコシド結合によって結合したグルコピラノ
ース単位から成り、そこからβ−1,6−グリコシド結
合によって結合したグルコピラノース単位の少なくとも
1個の分枝を有する酵母グルカンの製造方法であって、 (a)適当なグルカン含有酵母細胞を適当な抽出用アル
カリ水溶液を用いて適当な条件下でアルカリ抽出して第
一の不溶性酵母残留物を与え; (b)前記の第一の不溶性酵母残留物を適当な抽出用ア
ルカリ水溶液を用いて適当な抽出条件下で熱アルカリ抽
出し、その熱アルカリ抽出を少なくとも2回行なって第
二の不溶性酵母残留物を与え且つ各熱アルカリ抽出後の
不溶性酵母残留物を回収し;次に、 (c)前記の第二の不溶性酵母残留物を適当な条件下で
水を用いて約pH4〜約pH7の範囲のpHで洗浄する
ことによって第三の不溶性酵母残留物を与え且つ前記の
洗浄後の第三の不溶性酵母残留物を回収し; (d)前記の第三の不溶性酵母残留物を適当な加水分解
性酸によって適当な加水分解条件下で加水分解し、その
酸加水分解を少なくとも3回行なって第四の不溶性酵母
残留物を与え且つ各酸加水分解後の不溶性酵母残留物を
回収し;次に、 (e)前記の第四の不溶性酵母残留物を適当な条件下水
中で沸騰させ、前記の第四の不溶性酵母残留物の沸騰を
少なくとも2回行なって第五の不溶性酵母残留物を与え
且つ各沸騰後の不溶性酵母残留物を回収し;そして (f)前記の第五の不溶性酵母残留物を適当な条件下エ
タノール中で沸騰させ、前記の第五の不溶性酵母残留物
のエタノール中での沸騰を少なくとも2回行なって第六
の不溶性酵母残留物を与え且つ各沸騰後の不溶性酵母残
留物を回収し;次に、 (g)前記の第六の不溶性酵母残留物を適当な条件下で
水で洗浄し、前記の洗浄した第六の不溶性酵母残留物の
洗浄を少なくとも2回行なって酵母グルカンを与え且つ
各洗浄後の不溶性酵母残留物を回収すること;から成る
製造方法を提供する。
類綱および甲殻類綱の動物に、主としてβ−1,3−グ
リコシド結合によって結合したグルコピラノース単位か
ら成り、そこからβ−1,6−グリコシド結合によって
結合したグルコピラノース単位の少なくとも1個の分枝
を有する酵母グルカン化合物を投与することを含む、得
られる収量を改良するための前記の動物の改良された生
産方法を提供する。
硬骨魚類および甲殻類に分類される水性動物のための予
防薬として極めて有効であるということを発見した。
限されないが、サケ(salmons)、マス(tro
uts)、ホワイトフィッシュ(whitefishe
s)、ナマズ(catfishes)、サバヒー(mi
lkfishes)、コイ(carps)、シクリッド
(cichlids)(ティラピア(tilapia)
など)、イルカ(dolphins)(マヒ・マヒ(m
ahi−mahi)としても知られている)、チョウザ
メ(sturgeons)、ヘラチョウザメ(padd
lefishes)、スズキ(perches)(ウォ
ーライ(walleye)、ソーガー(sauger)
およびイエローパーチ(yellowperch)な
ど)、アジ(jaks)およびコバンアジ(pompa
nos)(イエローテイル(yellowtails)
など)、ハタ(sea basses)(マハタ(gr
oupers)など)、ストライプトバス(strip
ped basses)、タイ(porgies)(シ
ーブリーム(sea breames)など)、タラ
(codfishes)、カレイ(flatfish)
(ヌマガレイ(flounder)、オヒョウ(hal
ibut)、ホシダルマガレイ(turbot)および
マコガレイ(dab)など)、マンボウ(sunfis
hes)、ニシン(herrings)、アンチョビー
(anchovies)、キュウリウオ(smelt
s)、カワカマス(pikes)、フエダイ(snap
pers)(レッドドラム(red drum)または
メバル(redfish)など)、ニベ(drum
s)、ボラ(mullets)、ラビットフィッシュ
(rabbitfishes)、サバ(mackere
ls)、マグロ(tunas)、フグ(puffer
fishes)およびウナギ(eels)(アメリカウ
ナギ(American)、西洋ウナギ(Europe
an)およびアジアウナギ(Asiatic eel
s))など)から成る群より選択される魚類がある。一
般的には、これらの魚類は、サケ科(Salmonid
ae)(ワカソ科(Coregonidae)の亜科な
ど)、イクタルリデー科(Ictaluridae)、
チャニデー科(Chanidae)、コイ科(Cypr
inidae)、カワスズメ科(Cichlida
e)、コリフェニデー科(Coryphaenida
e)、チョウザメ科(Acipenseridae)、
ポリオドンティデー科(Polyodontida
e)、パーシデー科(Percidae)、ハタ科(S
erranidae)、パーシクスィイデー科(Per
cichthyidae)、アジ科(Carangid
ae)、タイ科(Sparidae)、タラ科(Gad
idae)、ボシデー科(Bothidae)、プリュ
ロネクチデー科(Pleuronectidae)、サ
サウシノシタ科(Soleidae)、ニシン科(Cl
upeidae)、カタクチイワシ科(Engraul
idae)、キュウリウオ科(Osmeridae)、
エソシデー科(Esocidae)、フエダイ科(Lu
tjanidae)、ニベ科(Sciaenida
e)、ボラ科(Mugilidae)、アイゴ科(Si
ganidae)、サバ科(Scombridae)、
セントラーキデー科(Centrarchidae)、
マフグ科(Tetraodontidae)、アンギリ
デー科(Anguillidae)、ウツボ科(Mur
aenidae)およびコングリデー科(Congri
dae)から成る群より選択される科からの魚である。
この予防薬は、サルモ・サラル(Salmo sala
r)、サルモ・クラルキイ(Salmo clarki
i)、サルモ・ガイルデンリ(Salmo gaird
enri)、サルモ・トゥルッタ(Salmo tru
tta)、オンコリンクス・ケータ(Oncorhyn
chus keta)、オンコリンクス・ゴルブシャ
(Oncorhynchus gorbuscha)、
オンコリンクス・ツァヴィッチャ(Oncorhync
hus tshawytscha)、オンコリンクス・
キスチ(Oncorhynchus kisutc
h)、オンコリンクス・ネルカ(Oncorhynch
us nerka)、サルベリヌス・アルピヌス(Sa
lvelinus alpinus)、サルベリヌス・
フォンティナリス(Salvelinus fonti
nalis)、サルベリヌス・マルマ(Salveli
nus malma)およびサルベリヌス・ナメイクシ
ュ(Salvelinus namaycush)から
成る群より選択されるサケ科の保護膜に特に有効である
と考えられる。更に、この予防薬は他にも、愛好家によ
る塩水または淡水の水槽中で飼養するのに適当である水
族館用魚類および/または観賞用魚類を保護するのに適
当であると考えられる。
門であり、制限されないが、小エビ(shrimp)、
エビ(prawns)(マクロブラキウムプローン(m
acrobrachium prawns)など)、ロ
ブスター(lobsters)(イセエビ(spin
y)およびスペインロブスター(spanish)また
はスリッパーロブスター(slipper lobst
er)など)、ザリガニ(crayfish)およびカ
ニ(crabs)(タラバガニ(king cra
b)、ストーンクラブ(stone crab)、ロッ
ククラブ(rockcrab)、イチョウガニ(dun
geness crab)、スノウクラブ(snow
crab)およびブルークラブ(blue crab)
から成る群より選択されるカニなど)から成る群より選
択される甲殻類動物が挙げられる。この予防薬は、ペネ
ウス・モノドン(Penaeus monodon)、
ペネウス・ヒネンシス(Penaeus chinen
sis)、ペネウス・インディクス(Penaeus
indicus)、ペネウス・スティリロストリス(P
enaeus stylirostris)、ペネウス
・マーギエンシス(Penaeus merguien
sis)、ペネウス・ヴァンナメイ(Penaeus
vannamei)、メタペネウス・エンシス(Met
apeneusensis)、ペネウス・セティフェル
ス(Penaeus setiferus)、ペネウス
・ジャポニス(Penaeus japonis)、ペ
ネウス・アツェクス(Penaeus aztecu
s)、ペネウス・デュオラルム(Penaeus du
orarum)、ペネウス・セミスルカツス(Pena
eus semisulcatus)、ペネウス・テラ
オイ(Penaeusteraoi)、ペネウス・オリ
エンタリス(Penaeus orientali
s)、ペネウス・プレベジュス(Penaeus pl
ebejus)およびペネウス・ケラツルス(Pena
eus kerathurus)から成る群より選択さ
れるペネイデー科(Penaeidae)の保護膜に特
に有効であると考えられる。
ヌス(Homarus americanus)、ホマ
ルス・ガンマルス(Homarus gammaru
s)、パリナルス・エレファス(Palinarus
elephas)、パリナルス・インタールプツス(P
alinarus interruptus)、パリナ
ルス・アルグス(Palinarus argus)お
よびネフロプス・ノルベジクス(Nephrops n
orvegicus)から成る群より選択されるホマリ
デー科(Homaridae)およびパリヌリデー科
(Palinuridae)由来のロブスターのような
ロブスター類に有効であると考えられる。
カンを意味する。しかしながら、本明細書中に記載のグ
ルカンは、酵母細胞壁から得られるポリグルコースを意
味するものであり、主としてβ−1,3−およびβ−
1,6−グリコシド結合によって互いに結合したグルコ
ピラノース分子(または単位)の分枝状および非分枝状
鎖である。本発明者の酵母グルカンに関する実験から、
β−1,3−結合によって結合したグルコピラノース単
位の鎖と一緒にβ−1,6−結合によって結合したグル
コピラノース単位の少なくとも1個の分枝を有するグル
カンは、硬骨魚類および甲殻類に分類される水性動物の
ための最も有効な予防薬であると考えられる。好ましい
グルカンは、主としてβ−1,3−グリコシド結合を有
する約400〜約1500個のグルコピラノース単位の
鎖と、それに結合した主としてβ−1,6−グリコシド
結合によって結合したグルコピラノース単位の少なくと
も1個の分枝を有するものでなければならない。主とし
てβ−1,6グリコシド結合によって結合したグルコピ
ラノース単位から成る分枝はそれぞれ、1〜約10個の
範囲のグルコピラノース単位を有するのが好ましく、最
も好ましくは、各分枝が1〜6個の範囲のグルコピラノ
ース単位を有する。
願人がM−グルカンと称した酵母グルカン製剤である。
M−グルカンは、β−1,3−グリコシド結合によって
結合したグルコピラノース単位の鎖と、それに結合した
β−1,6グリコシド結合によって結合した約1〜約6
個のグルコピラノース単位の分枝から成る高度に分枝し
たグルカンである。更に、このグルカンは、稀アルカリ
溶液および稀酸溶液に不溶性であり、その上エタノール
にも不溶性であることを特徴とする。
することができる。このような微生物源の一覧表を完全
ではないが表Iに示す。
微生物源は、ビール酵母菌(Saccharomyce
s cerevisiae)、カンジダ・ウティリス
(Candida utilis)およびピチア・パス
トリス(Pichia pastoris)である。
業者に周知の適当な抽出方法を利用して微生物源から調
製することができる。ビール酵母菌の細胞壁からグルカ
ンを抽出するための一つの方法では、熱アルカリおよび
酢酸による連続抽出に続く水洗を利用して細胞壁中の可
溶性成分を除去する。残留する不溶性物質が問題のグル
カン生成物である。
記の抽出法を用いる必要がある。最初に、乾燥酵母約5
0g/リットル(アルカリ水溶液)〜乾燥酵母約300
g/リットル(アルカリ水溶液)で酵母をアルカリ水溶
液中に懸濁させることによって、酵母を少なくとも1回
アルカリ抽出する必要がある。抽出用アルカリ性水溶液
のアルカリ濃度は約2重量%/リットル〜約6重量%/
リットルでなければならない。抽出用アルカリ溶液に用
いられるアルカリ化合物は、NaOH、KOH、Ca
(OH)2およびNa2CO3から成る群より選択する
ことができる。酵母を含むアルカリ水溶液中懸濁液は、
約20℃〜約30℃の範囲の温度で約16時間〜約30
時間貯蔵する必要がある。アルカリ抽出によって得られ
た不溶性酵母残留物は、当業者に周知の任意の適当な分
離方法によって上澄みから回収することができ、例え
ば、制限されないが、濾過、クロスフロー(cross
flow)濾過または遠心分離がある。分離方法によっ
て採取された不溶性酵母残留物は、次に、熱アルカリ水
性混合物で抽出する必要がある。
0g/リットル(抽出用アルカリ水溶液)〜乾燥酵母約
300g/リットル(抽出用アルカリ水溶液)に相当す
る第二の抽出用アルカリ水溶液中に懸濁させることがで
きる。前記に明記したアルカリ化合物の濃度は約1重量
%/リットル〜約4重量%/リットルでなければならな
い。不溶性酵母残留物を抽出用アルカリ水溶液中に懸濁
させる温度は、約60℃〜約100℃の範囲で約1時間
〜約6時間の範囲でなければならない。次に、その懸濁
液を、好ましくは、懸濁を室温で一晩中保持することに
よって室温まで冷却しなければならない。
母残留物を、当業者に周知の任意の適当な分離方法、例
えば、制限されないが、濾過、クロスフロー濾過または
遠心分離によって上澄みから分離する。不溶性酵母残留
物を採取した後、アルカリ水溶液による熱抽出を少なく
とも2回、好ましくは、約2〜約5回の範囲で行なう必
要があり、不溶性残留物は各抽出の最後に採取する。
る抽出に続いて、不溶性酵母残留物のpHを、適当な水
性酸(適当な例として、無機酸、例えば塩酸、リン酸、
硫酸または有機酸、例えばギ酸、酢酸、プロピオン酸、
シュウ酸および他の類似の酸が挙げられる)を用いて約
pH4〜約pH7の範囲に上昇させ且つ水で洗浄しなけ
ればならない。洗浄は、不溶性酵母残留物を水に懸濁さ
せた後、撹拌することによって行ない、次に、任意の適
当な分離方法、例えば濾過、クロスフロー濾過または遠
心分離によって不溶性酵母残留物を水から分離する。
不溶性酵母残留物に穏やかな酸加水分解を施す必要があ
る。不溶性酵母残留物を、酢酸、トリフルオロ酢酸、塩
酸、リン酸および硫酸から成る群より選択される水性酸
と接触させなければならない。加水分解性酸は水中濃度
約0.05モル/リットル〜約1モル/リットルで与え
る必要がある。不溶性酵母残留物を、不溶性酵母残留物
(乾燥重量)約10g/リットル(水性加水分解性酸)
〜不溶性酵母残留物(乾燥重量)約50g/リットル
(水性加水分解性酸)の範囲で混合する必要がある。不
溶性酵母残留物および加水分解性酸水溶液の混合物を約
60℃〜約90℃の温度で約3時間〜約6時間の範囲で
保持しなければならない。次に、不溶性酵母残留物を、
当業者に周知の任意の適当な分離方法、例えば、制限さ
れないが、適当な条件下の濾過、クロスフロー濾過また
は遠心分離によって加水分解性酸水溶液から分離する。
不溶性酵母残留物を混合物から採取した後、酸加水分解
を少なくとも3回、好ましくは、約3〜約10回の範囲
で行なう必要があり、得られる不溶性酵母残留物を各抽
出の最後に採取する。
母残留物を、不溶性酵母残留物(乾燥重量)約10g/
リットル(水)〜不溶性酵母残留物(乾燥重量)約50
g/リットル(水)の濃度で分散させ、約0.5時間〜
約2時間沸騰させなければならない。この方法を少なく
とも2回、好ましくは、約2〜約6回の範囲で行なう必
要がある。それぞれの沸騰水中での処理の間に、不溶性
酵母残留物を任意の適当な分離方法、例えば濾過、クロ
スフロー濾過または遠心分離によって液相から回収する
ことができる。
留物(乾燥重量)約20g/リットル(エタノール)〜
不溶性酵母残留物(乾燥重量)約100g/リットル
(エタノール)で分散させ、約0.1時間〜約2時間沸
騰させる必要がある。不溶性酵母残留物は、冷却後、任
意の適当な分離方法、例えば濾過、クロスフロー濾過ま
たは遠心分離によって回収することができる。エタノー
ル中での沸騰は少なくとも2回、好ましくは、約2〜約
6回の範囲で行なう必要がある。
回、好ましくは、約2〜約6回の範囲で水を用いて室温
で洗浄しなければならない。水による各洗浄後に、不溶
性酵母残留物を任意の適当な分離方法、例えば濾過、ク
ロスフロー濾過または遠心分離によって回収することが
できる。
載したように、酵母抽出後の不溶性残留物に更にアルカ
リ抽出および酸処理を施すことによって製造された酵母
抽出物の副生成物から調製することができる。
でき、例えば、制限されないが、腸内(経口)、水性暴
露経由および非経口(制限されないが、皮内、腹腔内、
皮下および筋内などへの注射)が挙げられる。硬骨魚類
綱および甲殻類亜門の水性動物に投与する場合、グルカ
ンは通常の賦形剤、すなわち、グルカンと有害に反応し
ない薬学的に容認可能な適当な有機および無機担体物質
と混合した状態で用いることができる。薬学的に容認可
能な適当な担体として、制限されないが、水、塩溶液、
アルコール、アラビアゴム、植物油、ベンジルアルコー
ル、ポリエチレングリコール、ゼラチン、炭水化物、例
えばラクトース、アミロースまたはデンプン、等が挙げ
られる。薬剤は滅菌することができ、所望ならば、グル
カンと有害に反応しない助剤、例えば潤滑剤、防腐剤、
安定剤、湿潤剤、乳化剤、浸透圧に作用するための塩
類、緩衝剤等と混合することができる。それらは、所望
ならば、他の活性剤、例えばビタミンと混合することも
できる。非経口用途に特に適当であるのは注射可能な滅
菌溶液であり、好ましくは、油状または水性の溶液並び
に懸濁液またはエマルジョンである。更に、腸内(経
口)用には、本発明のグルカンを乾燥若しくは湿潤形態
で経口によって投与することができるしまたは所望によ
り水中用飼料と混合して与えることもできる。更に、グ
ルカンを、少なくとも1種類の適当な抗微生物剤および
/または少なくとも1種類の適当なワクチンと同時に投
与してもよい。グルカンおよび抗微生物剤および/また
はワクチンを投与する場合、各薬剤を順次に投与しても
よいし、またはグルカンを1種類以上の抗微生物剤若し
くはワクチンと混合し且つ単一組成物として投与しても
よい。典型的には、等張溶液を用いる。
当りの量は、それを与えられる水性動物に免疫刺激作用
を与えるのに十分な量でなければならない。注射される
グルカンの水性動物体重のkg当りの有効量は、グルカ
ン約5mg/kg(生物量)〜グルカン約100mg/
kg(生物量)の範囲でなければならない。グルカンを
乾燥形態で経口によって与える場合、体重kg当りのグ
ルカンの量は、一日の基準で与える場合、グルカン約5
mg/kg(生物量)〜グルカン約100mg/kg
(生物量)の範囲でなければならない。水性動物用の乾
燥飼料などの乾燥形態では、飼料中のグルカンの量はグ
ルカン1g/kg(飼料)〜グルカン約10g/kg
(飼料)であることができる。硬骨魚類綱および甲殻類
亜門の水性動物に適当な飼料は当該技術分野で周知であ
る。
量は、処方される特定の組成物、用途の方式および治療
される特定の部位および生物によって変化するものであ
ると理解される。所定の宿主のための投与量は、通常の
考察を用いて、例えばグルカンおよび既知の薬剤につい
ての、例えば適当な通常の薬理学的プロトコルによる示
差活性の慣例的比較によって決定することができる。グ
ルカンの投与後、免疫刺激作用が最初に観察される前に
猶予が生じることがある。したがって、疾病耐性はただ
ちに増大しなくてもよいが、しかしながら、投与して1
4日以内に免疫刺激作用が観察されると考えられる。グ
ルカンを経口飼養によって投与した場合、更に、若干の
猶予が観察されるが、しかしながら、グルカンで飼養し
て約21日後に、増大した疾病耐性が証明される必要が
ある。グルカンを一日または半日基準の飼料で与える限
り、増大した耐性は持続しなければならない。グルカン
の供給を中止した後にも、疾病に対する増大した耐性が
持続する必要があるとしても、その期間はグルカンの投
与量/kg(生物量)および供給期間に関係する。
が、本発明の範囲を制限するためのものではない。
に適当な免疫刺激性グルカンを得るのに用いたプロトコ
ルを提供する。
OH水溶液3リットル中に懸濁させた。次に、この懸濁
液を室温で一晩中撹拌した。撹拌後、懸濁液を2000
×gで25分間遠心分離した。上澄みを捨てた後、不溶
性残留物を3%NaOH3リッル中に再懸濁させ、75
℃で3時間インキュベートし、続いて、懸濁液を一晩中
冷却した。次に、懸濁液を2000×gで25分間遠心
分離し且つ上澄みを傾瀉した。次に、残留物を3%Na
OH中に再懸濁させ、加熱し、そして前記に記載したよ
うに遠心分離した。
4.5に調整した。次に、不溶性残留物を逐次的に水2
リットルで3回洗浄し、各洗浄後に2000×gで25
分間遠心分離することによって回収した(上澄みを注ぎ
出した)。次に、残留物を0.5モル酢酸水3リットル
中に懸濁させた。懸濁液を90℃で3時間加熱した。次
に、懸濁液を室温まで冷却した。冷却後、不溶性残留物
を2000×gで25分間遠心分離することによって採
取した。この(pH4.5に調整することから冷却した
残留物を採取することまでの)処理を7回繰り返した。
に懸濁させ、100℃で30分間撹拌した後、冷却し、
そして2000×gで25分間遠心分離した。上澄みを
捨てた。不溶性残留物をこの方法で4回洗浄した。次
に、残留物をエタノール2リットル中に懸濁させ、78
℃で2時間加熱した。このエタノールでの洗浄を4回繰
り返した。次に、残留物を蒸留水3リットルを用いて室
温で4回洗浄してエタノールの痕跡を全て除去した。
的には、アトランティックサーモン(Atlantic
salmon)(サルモ・サラル;Salmosal
ar)の、せつ症(furunculosis)(アエ
ロモナス・サルモニシダ(Aeromonas sal
monicida)亜種サルモニシダ)に対する耐性を
増大させる場合の予防薬としてのM−グルカンの有効性
を実証する。
アトランティックサーモンを地元の二年子のサケの生産
者から入手し、空気を通した淡水が供給される200リ
ットルのフロースルータンクで飼養した(約12℃で保
持された)。第一群のサケ60匹に乾燥飼料を一日当り
魚重量の1%の比率で与えた。そのサケ用飼料にはM−
グルカンが1g/kg(乾燥物質)含まれていた。サケ
は、せつ症に暴露される前の12週間の間この飼料で飼
養された。同様に、対照群である他の60匹のサケに、
M−グルカンを含まないサケ用飼料を12週間与えた。
12週間の期間の最後に、2群のサケを同一のタンクに
一緒にプールし、魚1匹当りにアエロモナス・サルモニ
シダ亜種サルモニシダを1×103個含む食塩水0.1
mlを腹腔内注射することによって感染した多数のサケ
を導入することによってせつ症に暴露した。導入されて
同居している感染した魚の数はタンク中の全魚数の10
%(魚12匹)に相当した。サケの群を混合した後の飼
料は、対照飼料から成るものであった。
率を示す。M−グルカンを与えられたサケの最終致死率
百分率は、対照のサケよりも少ない約33%であった。
M−グルカンを与えられたサケでの減少した致死率百分
率は、M−グルカンが、せつ症(アエロモナス・サルモ
ニシダ亜種サルモニシダ)に対する硬骨魚類綱の魚用予
防薬として有効であることを実証している。更に、この
実施例により、M−グルカンが疾病に対する予防薬とし
て水中用飼料で有効に利用することができるということ
が実証される。
体的には、アトランティックサーモン(サルモ・サラ
ル)の、冷水ビブリオ症(ビブリオ・サルモニシダ(V
ibriosalmonicida))に対する耐性を
増大させる場合の予防薬としてのM−グルカンの有効性
を実証する。
ィックサーモンを地元の二年子のサケの生産者から入手
した。そのサケを、空気を通した淡水が供給される20
0リットルのフロースルータンクで飼養した(約9〜1
0℃で保持された)。70日目に水を交換して、周囲温
度(約9〜10℃)の空気を通した海水にした。その海
水は、当時冷水ビブリオ症が発生していた近くの商業用
サケ養殖場からポンプで給水することによって集められ
た。最初の3分の1の無作為に抽出された群のサケ50
匹に、市販の乾燥ペレットを一日当り体重の1%の比率
で与えた。その乾燥飼料にはM−グルカンが1g/kg
(飼料)含まれていた。同様に、次の3分の1の無作為
に抽出された対照群のサケ50匹に、M−グルカンを含
まない同じサケ用飼料を与えた。
って導入された冷水ビブリオ症の自然感染によって引き
起こされた双方の飼養方法についてのプールされた致死
率百分率を示す。それらの飼料中にM−グルカンが与え
られたサケの致死率百分率は、M−グルカンなしの対照
のサケと比べて有意に減少した。この実施例は、M−グ
ルカンが冷水ビブリオ症(ビブリオ・サルモニシダ)に
対する硬骨魚類綱の魚の耐性を増大させることを実証し
ている。更に、この実施例で、M−グルカンが疾病に対
する予防薬として水中用飼料で有効に利用することがで
きるということが実証される。
的には、アトランティックサーモン(サルモ・サラル)
の、古典的ビブリオ症(ビブリオ・アンギラルム(Vi
brio anguillarum)血細型01)に対
する耐性を増大させる場合の予防薬としてのM−グルカ
ンの有効性を実証する。
ィックサーモンを地元の二年子のサケの生産者から入手
した。そのサケを、空気を通した淡水200リットルが
入るフロースルータンクで飼養した(約12℃で保持さ
れた)。第一群のサケ40匹に、M−グルカン1g/k
g(飼料)を含む乾燥飼料を一日当り体重の1%の比率
で5週間与えた。対照群のサケ40匹に、M−グルカン
を含まない対照飼料を同じ比率で5週間与えた。5週間
の最後に、二つの群を一つのタンクおよび槽に一緒にプ
ールし、ビブリオ・アンギラルム01を1×106個/
ml含む海水中で45分間感染させた。
率を示す。M−グルカンを与えられたサケの最終致死率
百分率は約15%であったが、対照群での致死率は約8
5%であった。M−グルカンを与えられたサケの減少し
た致死率百分率は、M−グルカンが、ビブリオ症(ビブ
リオ・アンギラルム血細型01)に対する硬骨魚類綱の
魚用予防薬として有効であることを実証している。更
に、この実施例により、M−グルカンが疾病に対する予
防薬として水中用飼料で有効に利用することができると
いうことが実証される。
には、アトランティックサーモン(サルモ・サラル)
の、ビブリオ症(ビブリオ・アンギラルム血細型01)
に対する耐性を増大させる場合の予防薬としてのM−グ
ルカンの有効性を実証する。
ィックサーモンを地元の二年子のサケの生産者から入手
した。そのサケを、空気を通した淡水200リットルが
入るフロースルータンクで飼養した(約12℃で保持さ
れた)。第一群のサケ40匹に、M−グルカン2mgを
含む等張食塩水中懸濁液0.2mlを腹腔内に注射し
た。対照群のサケ40匹に、等張食塩水0.2mlを腹
腔内に注射した。双方の群のサケを、実験期間中を通し
て市販の乾燥ペレットで飼養した。
サケ1匹当りビブリオ・アンギラルム血細型01生菌細
胞5×104個を腹腔内に注射することによって感染さ
せた。図4に、対照群および(M−グルカンを与えられ
た)第一群の致死率百分率の比較を示す。4図から分か
るように、M−グルカンを腹腔内注射によって与えられ
た第一群の致死率百分率が有意に減少(約45%)して
いる。M−グルカンで処置されたサケでの減少した致死
率百分率は、M−グルカンが、古典的ビブリオ症に対す
る有効な予防薬であることを実証している。更に、この
データにより、M−グルカンを注射によって有効に投与
することができるということが実証される。
的には、アトランティックサーモン(サルモ・サラル)
の、エンテリックレッドマウス病(enteric r
edmouth disease)(エルジニア・ルッ
ケリ(Yersinia ruckeri))に対する
耐性を増大させる場合の予防薬としてのM−グルカンの
有効性を実証する。
アトランティックサーモンを地元の二年子のサケの生産
者から入手し、空気を通した淡水を200リットルのフ
ロースルータンクで飼養した(約12℃で保持され
た)。第一群のサケ50匹に、M−グルカン2mgを含
む等張食塩水中懸濁液0.2mlを腹腔内に注射した。
対照群のサケに、等張食塩水のみを含む溶液0.2ml
を注射した。双方の群のサケを、実験期間中を通して市
販の乾燥ペレットで飼養した。3週間後に、双方の群の
サケに、サケ1匹当りエルジニア・ルッケリ生菌細胞1
04個を腹腔内に注射することによって感染させた。
示す。累積した致死率百分率から分かるように、M−グ
ルカンを与えられた群の致死率は、等張食塩水のみを与
えられた対照群に比べて低い約20%であった。これら
の結果は、M−グルカンがエンテリックレッドマウス病
に対する有効な予防薬であることを実証している。更
に、このデータにより、M−グルカンを注射によって有
効に投与することができるということが実証される。
体的には、アトランティックサーモン(サルモ・サラ
ル)の、冷水ビブリオ症(ビブリオ・サルモニシダ)に
対する耐性を増大させる場合のM−グルカンおよびD,
L−グルカンの予防薬としての有効性を比較する。
アトランティックサーモンを地元の二年子のサケの生産
者から入手し、空気を通した淡水が供給される200リ
ットルのフロースルータンクで飼養した(約9〜10℃
で保持された)。第一群のサケ50匹に、M−グルカン
2mgを含む等張食塩水中懸濁液0.2mlを腹腔内に
注射した。
2mgを含む等張食塩水中懸濁液0.2mlを腹腔内に
注射した。D,L−グルカンはディルツィオ(Diuz
io)によってInt.J.Cancer、24:77
3〜779(1979)に記載された方法にしたがって
ビール酵母菌細胞から調製された。対照群のサケに、等
張食塩水0.2mlを注射した。三つの群をいずれも、
実験期間中を通して市販の乾燥ペレットで飼養した。3
週間後に、3群のサケ全部に、魚1匹当りビブリオ・サ
ルモニシダ生菌細胞5×105個を腹腔内に注射するこ
とによって感染させた。
群の最終致死率百分率は約96%であった。D,L−グ
ルカンで処置した群のサケの最終致死率は約75%であ
った。M−グルカンで処置した群のサケの最終致死率は
約30%であった。図6から分かるように、グルカンは
アトランティックサーモンの疾病に対する耐性を未処置
群と比べて増加させる。更に、M−グルカンが疾病に対
する耐性をD,L−グルカンに比べて有意に増加させて
いるということも明らかである。
具体的には、アトランティックサーモン(サルモ・サラ
ル)の、せつ症(アエロモナス・サルモニシダ亜種サル
モニシダ)に対する耐性を増大させるワクチンとの補助
薬としてのM−グルカンの有効性を実証する。
アトランティックサーモンを地元の二年子のサケの生産
者から入手し、空気を通した淡水が供給される200リ
ットルのフロースルータンクで飼養した(約9〜10℃
で保持された)。第一群のサケ50匹に、M−グルカン
0.5mgを含む等張食塩水中懸濁液0.2mlを腹腔
内に注射した。第二群のサケ50匹に、ノルウェイ、ト
ロムソにあるアポテカーネス・ラボラトリウム・エイ・
エス(Apothekernes Laborator
ium A.S.)から商業的に入手したせつ症ワクチ
ンを腹腔内に注射した。第三群のサケ50匹に、M−グ
ルカン0.5mgを含む懸濁液0.2mlおよびせつ症
ワクチンを腹腔内に注射した。対照群のサケ50匹に等
張食塩水0.2mlを腹腔内に注射した。注射して3か
月後に、生育しているサケの総数の10%に相当するせ
つ症に感染したサケの群を導入することによって、4群
全部をせつ症に感染させた。魚は実験の間中、市販の乾
燥ペレットで飼養した。サケの群はいずれも、せつ症に
感染した同居している魚に暴露された後、同じタンクで
飼養された。
食塩水で処置された魚の最終致死率百分率は約42%で
あった。ワクチンで処置された魚の最終致死率百分率は
約38%であった。M−グルカンで処置された魚の最終
致死率百分率は28%であった。M−グルカンおよびワ
クチンの組合わせで処置された魚の最終致死率は20%
であった。データから分かるように、M−グルカンとせ
つ症ワクチンとの組合わせはせつ症に対するサケの耐性
を増大させる最も有効な手段である。これらの結果によ
り、M−グルカンは、それ以後の感染に対する耐性を増
大させるための市販のワクチンとの補助薬として有効に
用いることができると実証される。
的には、アトランティックサーモン(サルモ・サラル)
の、冷水ビブリオ症(ビブリオ・サルモニシダ)に対す
る耐性を増大させるワクチンとの補助薬としてのM−グ
ルカンの有効性を実証する。魚1匹当りの平均重量30
gの二年子前のアトランティックサーモンを地元の二年
子のサケの生産者から入手し、空気を通した淡水が供給
される200リットルのフロースルータンクて飼養した
(約8〜10℃で保持された)。一群のサケ150匹
に、グルカンを強化した(1g/kg(飼料))市販の
乾燥ペレットを4週間与えた。他の2群のサケ150匹
ずつに、グルカンを含まない市販の乾燥ペレットを与え
た。飼養して4週間後に、グルカンを与えた群およびグ
ルカンを与えなかった群の一方に、冷水ビブリオ症(ビ
ブリオ・サルモニシダ)に対するワクチンでディップワ
クチン接種した。ワクチンはノルウェイ、ベルゲンのノ
ルビオ・エイ・エス(Norbio A/S)社から商
業的に提供された。第三群のサケはワクチン接種せずに
残した。更に6週間後に、3群全部の魚に、ビブリオ・
サルモニシダ細菌細胞1×106個を腹腔内注射するこ
とによって感染させた。
魚150匹の群の感染後の最終致死率は10%であっ
た。グルカンを与えられずにワクチン接種された群の最
終致死率は44%であった。グルカンを与えられずワク
チン接種されなかった群の最終致死率は83%であっ
た。このデータは、水性動物、特にサケにおいて、グル
カンが飼料で投与された場合にも市販のワクチンとの補
助薬として有効であることを示している。
には、アトランティックサーモン(サルモ・サラル)
の、古典的ビブリオ症のビブリオ・アンギラルム血細型
01に対する耐性を増大させるワクチンとの補助薬とし
てのM−グルカンの有効性を実証する。
アトランティックサーモンを地元の二年子のサケの生産
者から入手し、空気を通した淡水が供給される200リ
ットルのフロースルータンクで飼養した(約12℃で保
持された)。第一群のサケ8匹に、M−グルカン1.0
mgを含む等張食塩水中懸濁液0.2mlを腹腔内に注
射した。第二群のサケ8匹に、ノルウェイ、ベルゲンに
あるノルビオ・エイ・エス(Norbio A.S.)
から商業的に入手した古典的ビブリオ症ワクチン(ビブ
リオ・アンギラルム血細型01)を腹腔内に注射した。
第三群のサケ8匹に、M−グルカン1.0mgを含む懸
濁液0.2mlおよびビブリオ症ワクチンを腹腔内に注
射した。対照群のサケ8匹に等張食塩水0.2mlを腹
腔内に注射した。魚は実験の間中、市販の乾燥ペレット
で飼養された。サケの群はいずれも同一のタンク中で飼
養された。注射して6週間後に、全部の魚を頭部で撲殺
し、尾部の血管から脱血させた。ビブリオ・アンギラル
ム血細型01に対する特異的血清抗体濃度をエライザ法
によって測定した。
(ビブリオ・アンギラルム血細型01)に対するワクチ
ン、M−グルカンおよびビブリオ症に対するワクチン、
または対照の食塩水で処置したアトランティックサーモ
ン血清での特異的抗体濃度を示す。そのデータは、グル
カンがワクチンに対する特異的抗体濃度を極めて有意に
(P=0.0015)増加させることを示している。
れ以後の感染に対する魚の耐性を増大させるための市販
のワクチンとの補助薬として有効に用いることができる
ということが実証される。
的には、アトランティックサーモン(サルモ・サラル)
の、冷水ビブリオ症のビブリオ・サルモニシダに対する
耐性を増大させるワクチンとの補助薬としてのM−グル
カンの有効性を実証する。
アトランティックサーモンを地元の二年子のサケの生産
者から入手し、空気を通した淡水が供給される200リ
ットルのフロースルータンクで飼養した(約8〜10℃
で保持された)。第一群のサケ8匹に、M−グルカン
1.0mgを含む等張食塩水中懸濁液0.2mlを腹腔
内に注射した。第二群のサケ10匹に、ノルウェイ、ベ
ルゲンにあるノルビオ・エイ・エスから商業的に入手し
た冷水ビブリオ症ワクチン(ビブリオ・サルモニシダ)
を腹腔内に注射した。第三群のサケ8匹に、M−グルカ
ン1.0mgを含む懸濁液0.2mlおよびビブリオ症
ワクチンを腹腔内に注射した。対照群のサケ10匹に等
張食塩水0.2mlを腹腔内に注射した。魚は実験の間
中、市販の乾燥ペレットで飼養された。
された。注射して10週間後に、全部の魚を頭部で撲殺
し、尾部の血管から脱血させた。ビブリオ・サルモニシ
ダに対する特異的血清抗体濃度をエライザ法によって測
定した。
(ビブリオ・サルモニシダ)に対するワクチン、M−グ
ルカンおよび冷水ビブリオ症に対するワクチン、または
対照の食塩水で処置したアトランティックサーモン血清
での特異的抗体濃度を示す。そのデータは、グルカンが
ワクチンに対する特異的抗体濃度を有意に(P=0.0
4)増加させることを示している。
れ以後の感染に対する魚の耐性を増大させるための市販
のワクチンとの補助薬として有効に用いることができる
ということが実証される。
体的には、アトランティックサーモンでのM−グルカン
によって得られた相対百分率防御を実証する。表2のデ
ータは、表2に示した変更と一緒に実施例II〜VII
Iでの方法と同様の方法を用いて集められた。
硬骨魚類綱の魚類、具体的には、サケに、種々の疾病対
する有意の防御を提供する。
カンを魚にそれぞれ腹腔内(i.p.)注射した。対照
の魚には、食塩水0.2mlを腹腔内注射した。1〜8
週間後に、細菌性病原体の腹腔内注射によって魚を感染
させた。魚1匹当りの投与量を括弧で示す。各実験にお
いて、致死率が横ばいになった場合、すなわち、実験1
での接種後40日;実験2、3、4、5、6および12
での接種後20日;実験7および8での接種後25日;
および実験9、10、11および12での接種後13日
で各群の全致死率を合計した。相対百分率防御(RP
P)を下記の式によって定義する。
注射後4週間目に、魚にそれぞれ、ビブリオ・アンギラ
ルム血細型01を8×103個および7×104個で感
染させた。致死が生じなかった場合、グルカン注射後8
週間目に魚を再度感染させた。
動物、具体的にはジャイアントタイガーシュリンプ(G
iant tiger shrimp)(ペネウス・モ
ノドン)の疾病対する耐性を増大させる場合の予防薬と
してのM−グルカンの有効性を実証する。
トタイガーシュリンプ(ペネウス・モノドン)を、フロ
ースルーシステムでの滅菌した海水が供給される6個の
ガラス繊維製タンクそれぞれに、200PL50の密度
まで貯蔵した。小エビには、日昼の時間は自動飼養装置
によって連続的に、市販の子エビ用飼料(3個のタン
ク)かまたはビール酵母菌からのグルカン5g/kg
(飼料)で強化した市販の飼料を与えた。小エビを5週
間飼養した後、商業用小エビ養殖場からの瀕死の小エビ
の海水中ホモゲネートを各タンクに加えることによっ
て、それらを感染させた。この種の小エビはウイルスの
キャリアであり且つ二次感染の混合フローラであった
(例えば、ビブリオ・ハレンジイ(Vibrio ha
rengii)およびビブリオ・パラヘモリティエンス
(Vibrio parahemolytien
s))。各タンク中の小エビの数を7週間後に記録し
た。そのデータにより、対照群での7週間の間の全致死
率は80%であり、グルカンを強化した飼料を与えた群
では50%であることが示された。
小エビの生存数を増大させる場合の予防薬として経口に
よって投与されたM−グルカンの有効性が実証される。
ランティックサーモンでのせつ症(アエロモナス・サル
モニシダ亜種サルモニシダ)に感染後の累積致死率を示
すグラフである。
ランティックサーモンでの冷水ビブリオ症(ビブリオ・
サルモニシダ)に感染後の累積致死率を示すグラフであ
る。
ランティックサーモンでの古典的ビブリオ症(ビブリオ
・アンギラルム血細型01)に感染後の累積致死率を示
すグラフである。
アトランティックサーモンでの古典的ビブリオ症(ビブ
リオ・アンギラルム血細型01)に感染後の累積致死率
を示すグラフである。
アトランティックサーモンでのレッドマウス病(エルジ
ニア・ルッケリ)に感染後の累積致死率を示すグラフで
ある。
食塩水で処置されたアトランティックサーモンでの冷水
ビブリオ症(ビブリオ・サルモニシダ)に感染後の累積
致死率を示すグラフである。
ンおよびせつ症用ワクチン、または対照の食塩水で処置
されたアトランティックサーモンでのせつ症(アエロモ
ナス・サルモニシダ亜種サルモニシダ)に感染後の累積
致死率を示すグラフである。
アンギラルム血細型01)に対するワクチン、M−グル
カンおよびビブリオ症に対するワクチン、または対照の
食塩水で処置されたアトランティックサーモンでの特異
的抗体濃度を示すグラフである。
ルモニシダ)に対するワクチン、M−グルカンおよび冷
水ビブリオ症に対するワクチン、または対照の食塩水で
処置されたアトランティックサーモンでの特異的抗体濃
度を示すグラフである。
Claims (2)
- 【請求項1】 主としてβ−1,3−グリコシド結合に
よって結合したグルコピラノース単位から成り、そこか
らβ−1,6−グリコシド結合によって結合したグルコ
ピラノース単位の少なくとも1個の分枝を有する酵母グ
ルカンの製造方法であって、 (a)適当なグルカン含有酵母細胞を適当な抽出用アル
カリ水溶液を用いて適当な条件下でアルカリ抽出して第
一の不溶性酵母残留物を与え; (b)前記の第一の不溶性酵母残留物を適当な抽出用ア
ルカリ水溶液を用いて適当な抽出条件下で熱アルカリ抽
出し、その熱アルカリ抽出を少なくとも2回行なって第
二の不溶性酵母残留物を与え且つ各熱アルカリ抽出後の
不溶性酵母残留物を回収し;次に、 (c)前記の第二の不溶性酵母残留物を適当な条件下で
水を用いて約pH4〜約pH7の範囲のpHで洗浄する
ことによって第三の不溶性酵母残留物を与え且つ前記の
洗浄後の第三の不溶性酵母残留物を回収し; (d)前記の第三の不溶性酵母残留物を適当な加水分解
性酸によって適当な加水分解条件下で加水分解し、その
酸加水分解を少なくとも3回行なって第四の不溶性酵母
残留物を与え且つ各酸加水分解後の不溶性酵母残留物を
回収し;次に、 (e)前記の第四の不溶性酵母残留物を適当な条件下水
中で沸騰させ、前記の第四の不溶性酵母残留物の沸騰を
少なくとも2回行なって第五の不溶性酵母残留物を与え
且つ各沸騰後の不溶性酵母残留物を回収し;そして (f)前記の第五の不溶性酵母残留物を適当な条件下エ
タノール中で沸騰させ、前記の第五の不溶性酵母残留物
のエタノール中での沸騰を少なくとも2回行なって第六
の不溶性酵母残留物を与え且つ各沸騰後の不溶性酵母残
留物を回収し;次に、 (g)前記の第六の不溶性酵母残留物を適当な条件下で
水で洗浄し、前記の洗浄した第六の不溶性酵母残留物の
洗浄を少なくとも2回行なって酵母グルカンを与え且つ
各洗浄後の不溶性酵母残留物を回収すること; から成る製造方法。 - 【請求項2】 主としてβ−1,3−グリコシド結合に
よって結合したグルコピラノース単位から成り、そこか
らβ−1,6−グリコシド結合によって結合したグルコ
ピラノース単位の少なくとも1個の分枝を有する酵母グ
ルカンの製造方法であって、 (a)ビール酵母菌(Saccharomyces c
erevisiae)、カンジタ・ウティリス(Can
dida utilis)およびピキア・パストリス
(Pichia pastoris)から成る群より選
択される適当なグルカン含有酵母を適当な抽出用アルカ
リ水溶液を用いて適当な条件下でアルカリ抽出して第一
の不溶性酵母残留物を与え; (b)前記の第一の不溶性酵母残留物を、NaOH、K
OH、Ca(OH)2およびNa2CO3から成る群よ
り選択される適当な抽出用アルカリ水溶液を用いて適当
な抽出条件下で熱アルカリ抽出し、その熱アルカリ抽出
を約2回〜約5回の範囲で行なって第二の不溶性酵母残
留物を与え且つ各熱アルカリ抽出後の不溶性酵母残留物
を回収し; (c)前記の第二の不溶性酵母残留物を適当な条件下で
水を用いて約pH4〜約pH7の範囲のpHで洗浄する
ことによって第三の不溶性酵母残留物を与え且つ各洗浄
後の不溶性酵母残留物を回収し; (d)前記の第三の不溶性酵母残留物を、酢酸、トリフ
ルオロ酢酸、塩酸、リン酸および硫酸から成る群より選
択される適当な加水分解性酸によって適当な加水分解条
件下で加水分解し、その加水分解を約3回〜約10回の
範囲で行なって第四の不溶性酵母残留物を与え且つ各酸
加水分解後の不溶性酵母残留物を回収し;次に、 (e)前記の第四の不溶性酵母残留物を適当な条件下水
中で沸騰させ、前記の第四の不溶性酵母残留物の沸騰を
約2回〜約6回の範囲で行なって第五の不溶性酵母残留
物を与え且つ各沸騰後の不溶性酵母残留物を回収し;そ
して (f)前記の第五の不溶性酵母残留物を適当な条件下エ
タノール中で沸騰させ、前記の沸騰させた第五の酵母残
留物のエタノール中での沸騰を約2回〜約6回の範囲で
行なって第六の不溶性酵母残留物を与え且つ各沸騰後の
不溶性酵母残留物を回収し;次に、 (g)前記の第六の酵母残留物を適当な条件下で水で洗
浄し、前記の第六の酵母残留物の洗浄を約2回〜約6回
の範囲で行なって酵母グルカンを与え且つ各洗浄後の不
溶性酵母残留物を回収すること; から成る製造方法。
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