JP3522772B2 - ワクチンの免疫効果増強剤 - Google Patents
ワクチンの免疫効果増強剤Info
- Publication number
- JP3522772B2 JP3522772B2 JP11615891A JP11615891A JP3522772B2 JP 3522772 B2 JP3522772 B2 JP 3522772B2 JP 11615891 A JP11615891 A JP 11615891A JP 11615891 A JP11615891 A JP 11615891A JP 3522772 B2 JP3522772 B2 JP 3522772B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vaccine
- spg
- polysaccharide
- ciu
- cells
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Description
シド結合を主鎖とするグルカン」(以下、便宜上「当該
多糖」と略称する)を有効成分として含む、免疫効果増
強ワクチンに関するものである。
症をワクチンや抗生物質の開発により克服してきた。す
なわち、細菌感染症に対しては特効薬的な抗生物質の発
明が、既に細菌性疾患の脅威を大きく軽減している。し
かしながらウイルス感染症に対しては有効な抗生物質や
化学療法剤は比較的少なく、ポリオや種痘に代表される
ようなワクチン接種による予防法が主に行われている。
活化した「不活化ワクチン」と、弱毒化した「生ワクチ
ン」とがある。また、現在、人間用としては、ポリオ、
麻疹、風疹、オタフクカゼ、インフルエンザ、日本脳
炎、水痘、黄疸及びB型肝炎等のワクチンが実用化され
ている。これらのうち「不活化ワクチン」に属するもの
は、インフルエンザ、日本脳炎及びB型肝炎ワクチン
で、それ以外は「生ワクチン」に属する。
チンに比し、免疫の獲得が自然感染に近く、かつ免疫効
果も優れているが、毒力の回復する危険性や品質の不安
定性に難点があると言われている。一方、生ワクチンよ
り毒性の少ない不活化ワクチンも全く毒性がないわけで
はなく、より安全性が高く、かつ有効なコンポーネント
ワクチンの開発が、遺伝子工学的手法により活発に行わ
れている。しかしながら、それについても、実用面でい
くつかの問題点が指摘されている。
されているが、感染予防効果の面で十分とは言い難く、
ワクチンの免疫効果を増強させる為の方法が種々検討さ
れている。例えばアジュバントの利用もワクチンの効果
増強のための一つの手段であり、古くから知られている
フロイントの合成アジュバントも試みられているが、副
作用が強いという欠点を持っている。すなわち、安全性
の面で未だ問題が残されているのである。
生ワクチンでは、弱毒株が生体内で変異を起こし強毒化
するおそれがあるということ、又、不活化ワクチンで
は、不活化操作中に抗原性に歪みが起こり思わぬ副作用
の原因になる等の、ワクチンに本質的な危険性が潜在し
ていた。
を対象として集団的に実施されていることもあり、宿主
側の感受性のバラツキに帰因した副作用を、いかに防ぐ
かといった点で、より一層安全でかつ有効な、ワクチン
の出現が望まれていた。また、種々のウイルスの中で、
インフルエンザウイルスのように気道表面で感染増殖す
るウイルスに対しては、血中抗体が高くとも気道内の局
所分泌抗体(IgA 抗体)が充分に存在しないとウイルス
感染の予防が困難な場合もあった。すなわち現在、イン
フルエンザの予防には不活性化ワクチンを皮下接種する
方法がとられているが、この方法は、血中抗体を高める
には有効であってもIgA 抗体を高めることにはなってい
ない。このためインフルエンザウイルスに限らず気道表
面あるいは消化管粘膜上で感染増殖するウイルスに対し
ては、血中抗体だけでなくIgA 抗体をいかに高めるかが
感染防御効果の上で重要な課題であった。
き課題を解決すべく鋭意研究した結果、特定の多糖、即
ち特定のグルカン(当該多糖)を、ワクチンと併用する
ことにより本発明の目的が達成されることを見出し、本
発明を完成するに至った。本発明者等は、ワクチンの免
疫効果を増強させることにより投与量を減少させ、ひい
ては副作用発生の頻度を減らすことが可能であろうとい
う発想の下に、まずワクチンの免疫効果の増強方法につ
いて検討を加えた。
投与により、宿主に対する優れた免疫賦活活性を有して
いること、また当該多糖の一つであるシゾフィランが、
インフルエンザウイルスにに対し免疫賦活作用に基づく
抗ウイルス作用を示すこと(近畿大学医学雑誌第6巻3
号381-391 頁1981年)等の事実に鑑み、当該多糖は血中
抗体、細胞性免疫の亢進に基づくワクチンのウイルス感
染防御効果の増強に有効であろうと考え、ワクチンと当
該多糖とを組み合せて用いることを検討した。
が、経口投与により免疫賦活作用を示すこと(Internat
ional Journal of Immunopharmacology, Vol 12, No.6,
675-684、1990) ならびに当該多糖の一種であるレンチ
ナンが経口投与により血液中のリンパ球サブセット(Su
bset) を変動させること(消化器と免疫、No. 20, 78〜
82頁、1988)等から、当該多糖を経口投与した時のワク
チンとの併用効果について鋭意研究を行った。
チンと当該多糖とを併合投与すると、血中及びIgA 抗体
産生は共に増強され、また細胞性免疫の指標の一つであ
るマクロファージの活性も高められることが認められた
のである。更にまた、ワクチン使用量を大幅に減らして
も有効な感染防御効果の得られることが確認され、前述
のすべての課題を解決する事ができたのである。
1,3−グリコシド結合を主鎖とし、β−1,6−グリ
コシド結合を側鎖に有する分岐β−1,3−グルカンを
いう。たゞしβ−1,6結合のない直鎖β−1,3−グ
ルカンであっもよい。この種の分岐及び直鎖β−1,3
−グルカンは広く真菌類全般に分布している。特に普通
キノコと呼ばれる担子菌類の子実体に多く含まれてい
る。また担子菌類の培養液中からも高収量で得られる。
等は、キノコ由来の多糖としてよく知られている。ま
た、スクレロチウム属の生産するスクレログルカン、ア
ルカリゲネス属の産生するカードラン等もよく知られて
いる。さらに、これらβ−1,3−グルカンのあるもの
は、化学的に修飾すると免疫賦活活性が上昇する。従っ
て本発明に於てはβ−1,3−グルカンを化学的に修飾
した誘導体も、当該多糖に含まれるものとする。加うる
に、真菌類がその細胞壁構成多糖として、β−1,3−
グルカンを含むこともよく知られており、(日本醸造協
会雑誌、第82巻、第9号、598 〜685 頁、1987) 、真菌
類に属する酵母の細胞壁β−1,3−グルカンがマウス
の免疫能を増強することも報告されている(Trends in
pharmacological Sciences 4, 344-347, 1983)。それ
故、これら真菌類の細胞壁破砕物も当然、本発明の当該
多糖に包含されるものとする。
産生菌でキノコの一種であるスエヒロタケの菌体破砕物
に、ワクチン増強効果を認めることができ、また真菌類
の菌体自体にもウイルス感染防御効果が存在するという
ことを確認したのである。なお中性多糖の腸内吸収は難
しいというのが通説となっており(食品加工技術Vol. 2
5, No.4, P.271, 1988)(化学と生物 Vol. 25, No.4,
P.273, 1987 )、実際当該多糖を経口投与した場合、体
内リンパ球サブセットの変動、或は多少の腫瘍増殖抑制
効果等の免疫能の賦活を示唆する傾向は見られるもの
の、臨床的に癌治療ができるというような治療効果につ
いては、今のところ報告されていない。
かせる為には注射による体内投与が望ましいと考えられ
る。その場合には呼吸気道や消化管粘膜上で分泌される
IgA抗体の産生亢進はみられず、そのためIgA 抗体が感
染防御に重要な働きを演じるインフルエンザワクチンの
免疫能増強にはやや難点がある。一方当該多糖を経口投
与した場合には、当該多糖が呼吸気道及び消化管粘膜と
適度に接触し、それらの粘膜を刺激することによってIg
A 抗体の分泌を促し、血中抗体、細胞性免疫及びIgA 抗
体の3つの機構によって生体をウイルス感染から防御す
るようになることが認められた。例えばインフルエンザ
ワクチンに対しても有効な免疫増強効果を示すことが予
想され、事実、本発明者等は当該多糖の経口投与によ
り、インフルエンザウイルスと近縁な関係になるセンダ
イウイルスのワクチン投与に伴うIgA 抗体の有意な産生
増強と感染防御効果の増強を確認するに至ったものであ
る。
て、当該多糖によるワクチン免疫効果の増強作用は、当
該多糖により宿主防御機構が非特異的に活性化される為
と考えられる。ちなみに、当該多糖はどのような種類の
ワクチンでもその免疫効果を亢進させ得、それ故、ウイ
ルスワクチンの種類を問わず、細菌ワクチンにも巾広く
適用可能であることが判明した。更にまた、原虫疾患、
例えばマラリア等にも有効性が期待できる。
のいずれであってもよい。ワクチンの種類、宿主の状態
等に合わせ適宜選択すればよい。しかしながらIgA 抗体
産生の賦与、投与の際の安全性、容易さ等の観点から注
射による投与より経口投与の方が望ましい。また、当該
多糖とワクチンとをあらかじめ混合して経口投与しても
よい。
する必要もなく、例えば当該多糖産生菌の菌体あるい
は、それらの混合物をそのまま利用できる等の利点を有
し、それにより製造コストの軽減も可能となったのであ
る。本発明に於て当該多糖の投与量は、経口投与の場合
1mg/kg〜1000mg/kg、また注射投与の場合は0.1
mg/kg〜100mg/kgで有効であるが、望ましくは経口
投与の場合は10mg/kg〜200mg/kg、注射投与の場
合は1mg/kg〜50mg/kgである。
よる分解を受けにくく、非常に低毒性であって、注射に
よる投与でもほとんど副作用を示さない。従って経口投
与では毒性は皆無であるという大きな特徴を有する。加
えて本発明の当該多糖は天然物であり、低毒性であるの
で、食品あるいは動物の飼料として服用しても、そのワ
クチン増強効果は十分に期待できる。なお、当該多糖を
食品や飼料として利用する場合には、あまり精製する必
要もなく、粗製品或は多糖製造の培養液乾燥物のままで
あっても十分に所定の効果を示す。
る。 実施例1 シゾフィラン(以下SPGという)Schizophyllum comm
une Fries の菌体破砕物(以下菌体という)及びSPG
を30%含有する菌体(以下SPG含有菌体という)
を、リン酸緩衝生理食塩水(PBS)に0.75%又は0.
075%になるように溶解又は懸濁させた後、それらを
ワクチン投与の1、2、3、4、5日前及び1、2日後
マウス(ICR、3週令、雄)に経口又は腹腔内投与し
た。試料の投与量は経口の場合0.75%の溶解又は懸濁
液0.2ml(約100mg/kg)、腹腔内の場合0.075%
の溶解又は懸濁液0.2ml(約10mg/kg)とした。ここ
ではワクチンとしてセンダイウイルスの弱毒株であるT
R−5株を用い、これをエーテル麻酔下のマウスに50
又は500CIU(Cell Infectious Unit :ウイルス感
染価) を経鼻投与した。即ち、TR−5株の保存液(1
06 CIU/ml)をPBSで100倍及び1000倍に
希釈し、50CIUの場合は1000倍希釈液50μl
を、500CIUの場合は100倍希釈液50μlをそ
れぞれ経鼻投与した。ワクチン投与後、経時的(接種当
日、5日後、7日後、14日後、21日後)に血清を採
取し、赤血球凝集(hemagglutination : HA)反応を阻止
する赤血球凝集抑制 (hemagglutination inhibition :
HI) 反応により血清中の抗ウイルス抗体価を測定した。
が赤血球に吸着、赤血球同士を結びつけ凝集させる反応
のことである。HA価の測定に当たっては、ウイルス液
の2倍階段希釈列を作り、それぞれの希釈液に一定量の
赤血球を加えて一定時間後に凝集像を調べ、凝集陽性を
呈する試験管の最高希釈倍数の逆数を以てHA価(HA
U)とする。このHA反応は、ウイルス液にあらかじめ
抗ウイルス抗体を加えることによって阻止される。これ
がHI反応である。
ルス抗原によるHA反応を完全に阻止する血清の最高希
釈倍数の逆数をもって示す。 (試験方法)2倍階段希釈した血清25μlに、16H
AUに調整したウイルス液25μlを加え1時間室温に
静置した後、0.5%ニワトリ赤血球浮遊液50μlを加
え4℃1時間静置後、HI価を判定した。結果を表1に
示した。
PG、SPG含有菌体あるいは菌体を併用することによ
り、血中抗体価は有意に上昇した。 実施例2 SPGをPBSに溶解させ、0.0075%、0.0375
%、0.075%、0.375%、0.75%、1.5%及び3.
75%の濃度になるように調製した。これらのSPG溶
液を実施例1と同様にワクチン投与の1、2、3、4、
5日前及び1日、2日後、マウスに経口投与又は腹腔内
投与し、血中抗体価の測定を行なった。
5%、0.375%、0.75%、1.5%及び3.75%濃度
の溶解液を0.2ml(それぞれ10mg/kg、50mg/kg、
100mg/kg、200mg/kg、及び500mg/kg)、腹
腔内投与の場合は0.0075%、0.0375%、0.07
5%、0.375%、及び0.75%濃度の溶解液を0.2ml
(それぞれ1mg/kg、5mg/kg、10mg/kg、50mg/
kg、及び100mg/kg)とした。又、ワクチン接種は5
00CIUとした。表2に結果を示した。
クチン単独の場合よりも血中抗体価の上昇が認められ
た。SPGを腹腔内投与した場合にはSPG投与量が1
0mg/Kg、SPGを経口投与した場合にはSPG投与量
が100mg/Kgで、それぞれ最大の血中抗体価が得られ
た。 実施例3 実施例1と同様の方法でSPG、菌体及びSPG含有菌
体並びにワクチンの接種(500CIU)を行った。ワ
クチン接種後14日目にマウス腹腔からマクロファージ
を採取し、マクロファージの個数を顕微鏡で計数した。
また、マクロファージの活性を以下の通りに行った。線
維肉腫SMT−5(標的細胞)と採取したマクロファー
ジ(エフェクター細胞)を1:7の割合で混合し、CO2
培養器にて24時間培養した。培養終了8時間前に 3H
−チミジンを添加し、残存する標的細胞中に取り込まれ
た 3H−チミンジン量を液体シンチレーションカウンタ
ーにて測定した。
た。 なお、対照群の 3H−チミジン量とは、マクロファージ
を加えない場合の標的細胞中に取り込まれた 3H−チミ
ジン量をさす。
併用することによりマクロファージの産生増強及び活性
化が認められた。 実施例4 実施例1と同様の方法でSPG、菌体及びSPG含有菌
体の投与、並びにワクチン接種を行った。ワクチン接種
14日後にマウスを殺し、気管及び気管支をPBS(リ
ン酸緩衝生理食塩水 Phosphate Bufferd Saline)1mlで
2回洗浄し、PBS中に回収されたIgA を Enzyme Link
ed Immunosorbent Assay(ELISA法)により測定し
た。結果を表4にまとめて示した。 ELISA法:プレートにセンダイウイルスを固定し、
これに被検液を反応させた。次に、パーオキシダーゼ標
識抗マウスIgA 免疫グロブリンを反応させた後、フェニ
レンジアミン2HCl を加え発色させた。OD492 を測
定、標準IgA より得た検量線より、被検液中のIgA 量を
求めた。
含有菌体あるいは菌体を併用することにより分泌型IgA
の誘導が増強された。 実施例5 実施例1と同様の方法でSPG、菌体及びSPG含有菌
体の投与、並びにワクチンの接種を行った。弱毒ワクチ
ン接種14日目に、センダイウイルスの強毒株(1.7×
107 CIU/ml)をPBSで15倍希釈し、その希釈
液70μl(約8×104 CIU:15LD50)をエー
テル麻酔下のマウスに経鼻感染させ、強毒株感染20日
後のマウス生存率を調べた。結果を表5に示した。LD50の測定 被検液を段階希釈し、その各希釈液を一群の動物に使
用、生死を調べて50%に死亡が認められる希釈度の点
を1LD50とした。
することにより、ワクチン単独に比べ生存率の向上が確
認された。
Claims (3)
- 【請求項1】 シゾフィランの有効量からなる、動物
(魚類及び甲殻類に分類される水性動物を除く)用ウイ
ルスワクチン及び細菌ワクチンの免疫効果増強剤。 - 【請求項2】 有効量が1mg/kg〜1000mg/kg(経口投与)
である請求項1記載のワクチンの免疫効果増強剤。 - 【請求項3】 有効量が0.1mg/kg〜1000mg/kg(注射投
与)である請求項1記載のワクチンの免疫効果増強剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11615891A JP3522772B2 (ja) | 1991-05-21 | 1991-05-21 | ワクチンの免疫効果増強剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11615891A JP3522772B2 (ja) | 1991-05-21 | 1991-05-21 | ワクチンの免疫効果増強剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06172217A JPH06172217A (ja) | 1994-06-21 |
JP3522772B2 true JP3522772B2 (ja) | 2004-04-26 |
Family
ID=14680214
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11615891A Expired - Fee Related JP3522772B2 (ja) | 1991-05-21 | 1991-05-21 | ワクチンの免疫効果増強剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3522772B2 (ja) |
Families Citing this family (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20020009463A1 (en) * | 2000-02-23 | 2002-01-24 | Jan Raa | Novel, non-antigenic, mucosal adjuvant formulation which enhances the effects of substances, including vaccine antigens, in contact with mucosal body surfaces |
US7011845B2 (en) * | 2000-05-09 | 2006-03-14 | Mcp Hahnemann University | β-glucans encapsulated in liposomes |
KR20020094269A (ko) * | 2001-06-08 | 2002-12-18 | 주식회사 더멋진 바이오텍 | 어류의 생장을 촉진시키는 베타글루칸을 포함한 사료 |
NO20014256D0 (no) | 2001-09-03 | 2001-09-03 | Bjoern Kristiansen | Fremstilling av immunstimulerende forbindelse |
KR20070057803A (ko) * | 2004-07-16 | 2007-06-07 | 메디머쉬 에이/에스 | 진균류로부터의 면역 조절 화합물 |
US7514085B2 (en) | 2004-07-16 | 2009-04-07 | Medimush A/S | Immune modulating compounds from fungi |
US9072776B2 (en) | 2005-06-15 | 2015-07-07 | Glycanova As | Anti-cancer combination treatment and kit-of-parts |
JP5272129B2 (ja) * | 2007-04-25 | 2013-08-28 | 幸仁 秋山 | インフルエンザウイルスの不活化抗原に対するアジュバント、及び分泌型IgA抗体誘導剤 |
WO2009068996A2 (en) * | 2007-11-26 | 2009-06-04 | Novartis Ag | Conjugated beta-1,3-linked glucans |
JP2023531611A (ja) * | 2020-06-16 | 2023-07-25 | 株式会社ソフィ | 免疫増強および/または免疫均衡維持のためのならびにアジュバント使用のためのベータグルカン |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57136528A (en) * | 1981-02-09 | 1982-08-23 | Hayashibara Biochem Lab Inc | Preparation of viral vaccine |
JPH01193227A (ja) * | 1988-01-29 | 1989-08-03 | Res Dev Corp Of Japan | 癌免疫療法補助剤 |
WO1990005536A1 (de) * | 1988-11-18 | 1990-05-31 | Reinhard Teichmann | Erzeugnisse und verfahren zur steigerung von wachstumsgeschwindigkeit und/oder nutzung von futter- oder nahrungsmitteln und/oder resistenz bei tieren und menschen |
CA1330303C (en) * | 1989-02-20 | 1994-06-21 | Libor Henry Nikl | Composition and process to enhance the efficacy of a fish vaccine |
US5032401A (en) * | 1989-06-15 | 1991-07-16 | Alpha Beta Technology | Glucan drug delivery system and adjuvant |
DE3929295A1 (de) * | 1989-09-04 | 1991-03-07 | Merck Patent Gmbh | Tetrasaccharide und verfahren zu ihrer herstellung |
CA2040374C (en) * | 1990-07-06 | 1998-06-16 | Gunnar Rorstad | Process for enhancing the resistance of aquatic animals to disease |
-
1991
- 1991-05-21 JP JP11615891A patent/JP3522772B2/ja not_active Expired - Fee Related
Non-Patent Citations (1)
Title |
---|
応用薬理/Pharmacometrics,Vol.39,No.1(1990)P.39−48 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06172217A (ja) | 1994-06-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
Käufer et al. | Significance of bursa of Fabricius as target organ in infectious bursal disease of chickens | |
CN100540010C (zh) | β-葡聚糖在制备抵抗生物战争武器和包括炭疽在内的病原体的药物中的应用 | |
JP2911554B2 (ja) | 抗ウィルス剤 | |
JP3522772B2 (ja) | ワクチンの免疫効果増強剤 | |
US20090169557A1 (en) | Whole glucan particles in combination with antibiotics, vaccines and viral monoclonal antibodies | |
US4705780A (en) | Medicaments containing pichia or extracts thereof | |
CN111110703A (zh) | 动物双歧杆菌及其制备的复合菌制剂在制备治疗或预防禽流感病毒感染的药物中的应用 | |
US20010041182A1 (en) | Composition for enhancing immunological effects | |
ES2243985T3 (es) | Composicion y metodo para tratar enfermedades fungicas en animales. | |
US4315914A (en) | Pharmaceutical compositions useful as cellular immunopotentiator and antitumor agent and process for production thereof | |
US5641761A (en) | Preventive agent against infectious disease of crustacea | |
JPH062676B2 (ja) | 水溶性グルカンからなる魚病の予防剤 | |
US6444210B1 (en) | Bacterial and synthetic polysaccharide immunomodulators that enhance general immunity | |
JP5520389B2 (ja) | ロドコッカス・エクイに対する動物保護用組成物のための投与経路 | |
RU2033157C1 (ru) | Средство, обладающее интерферониндуцирующей и иммуномодулирующей (иммуностимулирующей) активностью | |
EP0037441B1 (en) | Pharmaceutical compositions useful as cellular immunopotentiator and anti-tumor agent, process for production thereof and microorganism used therein | |
JP2008074797A (ja) | 魚類滑走細菌症ワクチン | |
KR20010098698A (ko) | 어류용의 이리도바이러스 감염증, 연쇄구균 감염증, 및이들의 합병증에 대한 혼합 불활성화 백신 | |
WO2001064245A1 (fr) | Composition de renforcement immunitaire et utilisation de ces compositions | |
EP0225329B1 (en) | Non-adjuvenated vaccine | |
KR100753674B1 (ko) | 겔 또는 면역증강물질을 흡착시킨 겔첨가 희석액을 사용하는 생균백신의 제조방법 | |
RU2111012C1 (ru) | Вакцинный препарат для профилактики брюшного тифа | |
JPS625132B2 (ja) | ||
Hagmann et al. | Steroidal glycolipid, L-644,257, is a potent enhancer of nonspecific host resistance | |
JPS646165B2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20040205 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
R360 | Written notification for declining of transfer of rights |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360 |
|
R371 | Transfer withdrawn |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090220 Year of fee payment: 5 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |