JP2828274B2 - 自動座席指定券発売装置 - Google Patents

自動座席指定券発売装置

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JP2828274B2
JP2828274B2 JP1185940A JP18594089A JP2828274B2 JP 2828274 B2 JP2828274 B2 JP 2828274B2 JP 1185940 A JP1185940 A JP 1185940A JP 18594089 A JP18594089 A JP 18594089A JP 2828274 B2 JP2828274 B2 JP 2828274B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、列車等の座席指定券の発売を行なう自動座
席指定券発売装置に関する。
(従来の技術) 列車等の交通機関において、利用しようとする便の座
席を予め確保できるように指定席が設けられている。利
用者は、この指定席を確保するために、予め座席指定券
を購入する必要がある。
一方、座席指定券の発売(発行)を行なう鉄道会社側
では、運行されている全ての列車について、指定席の空
席状況、即ち座席指定券の発売状況を把握しておく必要
がある。これは、座席指定券を発売する際に、利用者の
要求する列車の指定席に空席があるか否かを判断し、迅
速に座席指定券の発売を行なうためである。このため、
座席指定券の発売情報は、ホストコンピュータ等により
集中的に管理されている。ここで、列車の座席指定券の
発売に係るシステムの概略を説明する。
第2図に、座席指定券発売システムの概念図を示す。
図に示したように、座席指定券発売システム1は、座
席指定券の発売状況を集中管理するホストコンピュータ
2と、複数の端末装置3とから構成されている。なお、
ホストコンピュータ2と端末装置3の間は、通信回線4
により接続されている。ホストコンピュータ2は、運行
列車毎の座席指定券発売状況の情報を、即ち、空席の有
無を示すファイル等を管理するものである。端末装置3
は、例えば各駅もしくは旅行代理店等に設置されて専任
の係員により操作されるもので、キーボード等から成る
操作盤3a及び各種情報の表示を行なうディスプレイ等か
ら成る表示装置3b、そして座席指定券の印刷発売を行な
うプリンタ等から成る発売装置3cとが設けられている。
以上のシステムにおいて、座席指定券の発売を行なう
場合、先ず、係員は端末装置3の操作盤3aを操作して、
所望の列車に空席があるか否かをホストコンピュータ2
に照会する。ホストコンピュータ2では、この照会を受
付けると、図示しないディスク装置等に格納されたファ
イルを参照し、該当列車の空席情報を端末装置3に送信
する。これにより、端末装置3の表示装置3bには、ホス
トコンピュータ2から送られてきた空席情報が表示され
る。係員は、表示装置3bにより空席を確認すると、操作
盤3aを操作して座席指定券発売の実行を指示する。これ
により、端末装置3からホストコンピュータ2に向け
て、座席指定券を発売する旨を通知する。ホストコンピ
ュータ2では、この通知を受付けると当該列車のファイ
ルの更新、即ち、発売した座席指定券に対応する空席の
抹消を行ない処理を終了する。
(発明が解決しようとする課題) さて近年、端末装置3の他に、座席指定券を自動的に
発売する自動座席指定券発売装置が利用されている。こ
の自動座席指定券発売装置は、自動乗車券発売装置と同
様に、利用者自身の操作により、所望の座席指定券を発
売する装置である。
ところで、この自動座席指定券発売装置は、操作がな
るべく容易であることが望まれている。従って、従来は
時間帯ごとに取扱う便を限定したり、さらには出発地点
及び到着地点を限定して、利用者の選択する選択子をな
るべく減らしていた。このように、ある限られた便の座
席指定券しか発売されないため、必ずしも利用者の望む
便の座席指定券が発売されるとは限らず、利用者の要求
を満足させるものではなかった。また、頻繁に同一の区
間を利用する利用者が存在する。このような利用者は、
座席指定券を購入する都度、その操作を行なわなければ
ならず、操作の簡略化が望まれていた。
本発明は以上の点に着目してなされたもので、駅や旅
行代理店に設置された端末装置と同様に、限定されたあ
る特定の便のみでなく、利用者の望むあらゆる便及び区
間の座席指定券を容易に発売することができ、さらに、
頻繁に同一区間を利用する利用者の操作をより簡略化す
ることのできる自動座席指定券発売装置を提供すること
を目的とするものである。
(課題を解決するための手段) 本発明の自動座席指定券発売装置は、交通機関の利用
者が列車の発着駅を指定して座席指定券の発行を要求す
ると、該発着駅間を運行する列車の空席情報をホストコ
ンピュータに照会し、空席情報がホストコンピュータか
ら送信されて来ると該空席情報を表示部に表示し、これ
により利用者が所望の列車の座席指定券を選択すると共
に、購入代金を入金することにより座席指定券を発行す
る自動座席指定券発売装置である。そして、利用者に発
行する利用者カードを収納する収納部と、利用者カード
に発着駅情報を記録する記録部と、利用者カードに発着
駅情報を印刷する印刷部と、利用者カードから発着駅情
報を読み取る読取部と、利用者カードが挿入されている
か否かを検知する検知部と、利用者が操作して発着駅を
指定する第1の操作部と、利用者が操作して利用者カー
ドの発行を指示する第2の操作部とを備え、座席指定券
を発行する際、利用者により第2の操作部が操作された
場合には所望の座席指定券を発行すると共に、前記収納
部から利用者カードを繰り出して前記記録部及び印刷部
により利用者カードに該座席指定券と同一の発着駅を記
録及び印刷して利用者カードを発行する。また、利用者
が指定する発着駅を認識する際、前記検知部により利用
者カードが挿入されたか否かを検知し、カード挿入を検
知した場合には前記読取部により利用者カードから発着
駅情報を読み取り、該情報に基づいて発着駅を認識し、
カード挿入が検知されない場合には利用者が前記第1の
操作部を操作して指定した発着駅を発着駅として認識す
る。
(作用) 本発明によれば、座席指定券を発行する際、利用者が
第2の操作部を操作して利用者カードの発行を指示した
場合には所望の座席指定券を発行すると共に、収納部か
ら利用者カードを繰り出して記録部及び印刷部により利
用者カードに該座席指定券と同一の発着駅を記録及び印
刷して利用者カードを発行する。これにより、今回利用
した発着駅情報が利用者カードに記録され、次回、同一
発着駅の座席指定券を購入する場合の発着駅の指定手順
が簡略化されることになる。次回、同一発着駅の座席指
定券を購入する場合、利用者は利用者カードを挿入す
る。これを検知部が検知し、読取部が利用者カードから
発着駅情報を読み取り、該情報に基づいて発着駅を認識
する。ここで、利用者が利用者カードを挿入しない場
合、検知部はカード挿入を検知しないので、利用者は第
1の操作部を操作して発着駅を指定する。この場合、利
用者が操作部を操作して指定した発着駅を発着駅として
認識する。
(実施例) 第1図は、本発明の自動座席指定券発売装置の実施例
を示すブロック図である。
ここでは、列車の座席指定券の発売を行なう場合を想
定して話を進める。
図に示した、自動座席指定券発売装置10において、主
制御部11には、通信制御部12、記憶装置13、ディスク装
置14、レシート発売部15、券発売部16、表示制御部17、
紙幣入出金部18、硬貨入出金部19、カードリーダライタ
20、音声案内部21、キー入力制御部22が接続されてい
る。
通信制御部12は、複数の自動座席指定券発売装置10を
集中管理するホストコンピュータ2との通信制御を行な
うモデム等からなるものである。記憶装置13は、ホスト
コンピュータ2へ送信する情報やホストコンピュータ2
から受信した情報の一時格納を行なうRAM等から構成さ
れたものである。ディスク装置14は、主制御部11の動作
に必要なプログラムやデータ等を格納するハードディス
ク装置等から構成されたものである。レシート発行部15
は、例えば領収書や、クレジット利用の控え伝票の印刷
発売を行なうプリンタ等から構成されたものである。券
発売部16は、座席指定券や乗車券等の印刷発売を行なう
プリンタ等から構成されたものである。表示制御部17
は、ディスプレイ等から構成された表示部25の表示制御
を行なうものである。この実施例において、表示部25
は、第1の表示装置26、第2の表示装置27とから構成さ
れている。紙幣入出金部18は、券の代金の内、紙幣に係
る入金及び出金を行なうものである。硬貨入出金部19
は、券の代金の内、硬貨に係る入金及び出金を行なうも
のである。カードリーダライタ20は、磁気カードに記録
された情報の読出しもしくは書込みを行なう磁気ヘッド
を備えたものである。なお、このカードリーダライタ20
により利用者カードに記録された情報の読出しがなされ
る。音声案内部21は、装置の操作及びその確認の案内を
行なう音声合成回路等からなるものである。キー入力制
御部22は、各種のキーの内、何れのキーが押下されたか
を判別するものである。このキー入力制御部22には、第
1のキー群31から第4のキー群34までの4つが接続され
ている。
主制御部11には、ブロック選択制御手段11a、発着駅
(発着地点)選択制御手段11b、該当便照会制御手段11
c、利用便選択制御手段11d、予約実行制御手段11e、カ
ード情報制御手段11fが設けられている。ブロック選択
制御手段11aは、到着地点もしくは出発地点の含まれる
営業領域、例えば、北海道、東北、関東甲信越等の営業
ブロック、さらには都道府県等を選択決定する制御を行
なうものである。発着駅選択制御手段11bは、ブロック
選択制御手段11aにより選択された営業ブロック中に存
在する発着地点、即ち出発地点(出発駅)及び到着地点
(到着駅)の一覧表示及びその選択を制御するものであ
る。該当便照会制御手段11cは、発着駅選択制御手段11b
の制御により決定した到着地点と出発地点の間を運行し
ている便を、ホストコンピュータ2に照会する制御を行
なうものである。利用便選択制御手段11dは、該当便照
会制御手段11cによる照会結果の表示(該当する列車の
一覧表示)及び列車の選択を制御するものである。予約
実行制御手段11eは、利用便選択制御手段11dにより選択
された列車の指定席の確保、即ち予約の実行を行なうも
のである。カード情報制御手段11fは、発着地点及び到
着地点の情報が記録された利用者カードの読出し及び書
込みの制御を行なうものである。
第3図に、本発明の外観斜視図を示す。
図に示した自動座席指定券発売装置10には、第1の操
作部35と第2の操作部36とが設けられている。
第1の操作部35には、第1の表示装置26の表示画面26
aと、第1のキー群31、第2のキー群32、券発売部16の
券放出口16a、紙幣入出金部18の紙幣挿入口18a、硬貨入
出金部19の硬貨挿入口19a、そしてカードリーダライタ2
0のカード挿入口20aが設けられている。この他に、投入
金額表示部37、紙幣及び硬貨の返却を行なう返却口38、
係員呼出しボタン39、運用状態表示部40が設けられてい
る。
一方、第2の操作部36には、第2の表示装置27の表示
画面27aと、第3のキー群33、第4のキー群34が設けら
れている。
第4図及び第5図に、第1の操作部35及び第2の操作
部36の詳細な正面図を示す。
第4図は、本発明に係る第1の操作部35の正面図であ
る。
図に示すように、表示画面26aの左方には、第1のキ
ー群31が配置されている。この第1のキー群31は、10個
のキーから構成されている。このキーは、表示画面26a
に表示される各項目の選択に利用される。また表示画面
26aの下方には、第2のキー群32が配置されている。こ
の第2のキー群32は、座席の等級を示す3つのキーと、
券の発売枚数を、大人もしくは子供毎に指定する12個の
キーから構成されている。券放出口16aは、発売された
券もしくはレシートを受取る開口部である。なお、この
開口部の上部には、利用者の注意を促すためのフリッカ
ランプ16b(点滅灯)が設けられている。
一方、第1の操作部35の右方の上部には、運用状態表
示部40が設けられている。この運用状態表示部40は、こ
の装置が運用状態(券の発売中)であるのか、もしくは
休止状態であるのかを利用者に通知するための表示手段
である。運用状態表示部40の下方には、係員呼出しボタ
ン39が配置されている。この係員呼出しボタン39は、こ
の装置に障害などが発生した場合、係員を呼出すために
利用されるボタンである。係員呼出しボタン39の下方に
は、投入金額表示部37が配置されている。この投入金額
表示部37は、紙幣挿入口もしくは貨幣挿入口から投入さ
れた金額の表示を行なうディスプレイ等から構成された
ものである。
投入金額表示部37の下方には、紙幣挿入口18a及び硬
貨挿入口19aが設けられている。紙幣挿入口18a及び硬貨
挿入口19aの上部には、利用者の注意を促すためのフリ
ッカランプ18b及び19bがそれぞれ設けられている。紙幣
挿入口18a及び硬貨挿入口19aの下方には、紙幣及び硬貨
の返却を行なう返却口38が設けられている。返却口38の
下方には、カード挿入口20aが設けられている。カード
挿入口20aの上部には、利用者の注意を促すためのフリ
ッカランプ20bが設けられている。
次に第5図は、本発明に係る第2の操作部36の正面図
である。
図に示すように、表示画面27aの左方及び下部には、
第3のキー群33が配置されている。この第3のキー群33
は、15個のキー(本実施例では、営業ブロックを選択す
る北海道,東北キーや各種処理の実行及び中止を指示す
る確認キーや、取消しキー等から成るキー)から構成さ
れている。また表示画面27aの右方には、第4のキー群3
4が配置されている。この第4のキー群34は、一般的な
テンキーから構成されている。なお、通常、表示画面27
aには、営業領域(実施例では日本地図)の表示がなさ
れている。
ここで、第6図(a),(b)を参照しながら本発明
の自動座席指定券発売装置の動作を説明する。
第6図(a),(b)は、本発明に係る動作フローチ
ャートである。
先ず初めに、主制御部11(第1図)のカード情報制御
手段11fは、、カードリーダライタ20のカード挿入口20a
に、利用者カードが挿入されたか否かを判断する(ステ
ップS1)。ステップS1の結果がYES、即ち利用者カード
が挿入された場合、カード情報制御手段11fは、利用者
カードの内容(発車地点及び到着地点の情報)を読出
し、その内容を発着駅選択制御手段11bに通知する(ス
テップS2)。発着駅選択制御手段11bは、通知された内
容を第2の表示画面27aに表示する(ステップS3)。発
着駅選択制御手段11bは音声案内部21を駆動し、第1の
表示画面に表示された出発地点及び到着地点に基づいて
処理を進めてよいか否かの判断を促す案内を行なう(ス
テップS4)。ステップS4の案内に基づいて、利用者は、
処理を進めてよいならば第3のキー群33に設けられた確
認キーを押下する。また、処理を中止するならば第3の
キー群33に設けられた取消しキーを押下することにな
る。ステップS4において、確認キーが押下されたなら
ば、ステップS5に移る。ステップS5において、該当便照
会制御手段11cは、通信制御部12を駆動し、ホストコン
ピュータ2に向けて発車駅及び到着駅の情報を伝送し、
ホストコンピュータ2から該当する列車情報(列車名、
発車時刻等)と空席情報(空席の有無)を受信する。該
当便照会制御手段11cは、ホストコンピュータからの情
報を受信すると、表示制御部17を駆動して第1の表示装
置26の表示画面26aに列車情報及び空席情報の表示を行
なう(ステップS6)。次に利用便選択制御手段11dは、
音声案内部21を駆動し、希望の列車を第1のキー群31に
より、座席の等級及び発売枚数を第2のキー群31により
指定するように案内を行なう(ステップS7)。そして、
第1のキー群31及び第2のキー群32が押下されたか否か
の判断がなされる(ステップS8)。ステップS8の結果が
NOの場合、キーが押下されるのを待つことになる。また
希望の時間のものが満席の場合、第3のキー部33に設け
られた取消しキーを押下することで元に戻る(ステップ
S1へ戻る)。ステップS8の結果がYESの場合には、予約
実行制御手段11eは、通信制御部12を駆動して、ホスト
コンピュータ2に向けて座席の確保(予約)の指示を出
す(ステップS9)。具体的には、予約実行制御手段11e
は、座席確保を示すコマンドと共に、ステップS7の案内
に従って選択された列車及び座席の等級等の情報をホス
トコンピュータ2に伝送する。ホストコンピュータ2で
は、自動座席指定券発売装置10から受信した条件に合致
した座席を確保できるならば、該当列車の座席の特定を
行ない、自動座席指定発売装置10に座席番号等の情報を
伝送する。また、座席が確保できない場合、ホストコン
ピュータ2は、その旨を自動座席指定券発売装置10に通
知する。予約実行制御手段11eは、ホストコンピュータ
2からの通知を受けると、座席が確保できたか否かの判
断を行なう(ステップS10)。この結果がNOの場合に
は、予約実行制御手段11e、音声案内部21を駆動して、
条件に合致した座席が確保できなかった旨を通知し(ス
テップS11)、ステップS6以降を再び実行する。
さて、ステップS10において、YESの判断がなされた場
合には、予約実行制御手段11eは、表示制御部17を駆動
して、第2の表示装置27の表示画面27aに所要金額の表
示を表示し、さらに、現金もしくはカード(クレジット
カードもしくはプリペイトカード)の投入を指示する
(ステップS12)。予約実行制御手段11eは、現金による
入金がなされたか否かを判断する(ステップS13)。こ
の結果がYESの場合には、投入金額表示部37に投入金額
を表示し(ステップS14)、さらに、音声案内部21を駆
動して投入金額の確認を求める(ステップS15)。ステ
ップS15における確認は、投入金額が正しければ第1の
キー群31の確認キーを、投入金額が正しくない場合は、
取消しキーを押下することになる。ステップS15の結果
がYES、即ち確認キーが押下された場合、予約実行制御
手段11eは、釣り銭の必要があるか否かを判断する(ス
テップS16)。この結果がYESの場合には、釣り銭を返却
口38に放出し(ステップS17)、ホストコンピュータ2
から確保した指定席に関する予約情報を受信する(ステ
ップS18)。そして、予約実行制御手段11eは、券発売部
16及びレシート発行部15を駆動して、座席指定券や乗車
券、さらにはレシートの発行を行なう(ステップS1
9)。
さて、ステップS19の次に、カード情報制御手段11f
は、音声案内部21を駆動して利用券を希望するか否かの
案内を行ない、利用者が利用者カードを希望するか否か
を判断する(ステップS20)。利用者は、利用者カード
を希望する場合、第3のキー群33に設けられた確認キー
を押下することになる。ステップS20の結果がYESなら
ば、カード情報制御手段11fは、券発売部16を駆動し
て、利用者カードの発行を行ない(ステップS21)、処
理を終了する。
ところで、ステップS13においてNOの判断がなされた
場合、即ち、現金の入金がなされなかった場合、予約実
行制御手段11eは、カード挿入口20aのフリッカランプ20
bを点滅させ、さらに音声案内部21を駆動してカードの
挿入を指示する(ステップS22)。そして予約実行制御
手段11eは、カードが挿入されたか否かの判断を行なう
(ステップS23)。この結果がNOの場合には、カードが
挿入されるのを待つことになる。また、結果がYESの場
合には、カードリーダライタ20を駆動し、カードから所
定のデータを読取る(ステップS24)。予約実行制御手
段11eは、読取ったカードに基づいて、カードがプリペ
イドカードか否かの判断を行なう(ステップS25)。こ
の結果がYESの場合には、プリペイドカードの示す金額
で精算可能か否かを判断する(ステップS26)。結果がY
ESの場合には、プリペイドカードの内容を精算後の金額
に変更し(ステップS27)、カードの返却を行ない(ス
テップS28)、ステップS18以降の処理を実行する。ステ
ップS26の結果がNOの場合、予約実行制御手段11eは、表
示制御部17を駆動して第2の表示装置27に不足金額の表
示を行ない(ステップS29)、ステップS14以降を実行す
る。
さて、ステップS25の結果がNOの場合には、主制御部1
1は、カードがクレジットカードであると判断し、通信
制御部12を駆動して、ホストコンピュータ2に与信情報
の照会を行なう(ステップS30)。具体的には、ホスト
コンピュータ2では、クレジット会社のコンピュータを
アクセスしてクレジットカードの有効もしくは無効の通
知を受けることになる。ステップS30の結果がYESの場合
には、予約実行制御手段11eは、記憶装置13に取引内容
のデータを書込み(ステップS31)、ステップS18以降を
実行する。またステップS30の結果がNOの場合には、予
約実行制御手段11eは、表示制御部17を駆動して第2の
表示装置27の表示画面27aに取引ができない旨を表示し
(ステップS32)、カードを返却して(ステップS33)、
処理を終了する。
ところでステップS1においてNOの判断がなされた場
合、主制御部11のブロック選択制御手段11aは、表示制
御部17を駆動して、第2の表示装置27の表示制御を行な
う(ステップS34)。具体的に表示制御部17は、ディス
ク装置14に格納された営業領域(複数のブロックに分割
された日本地図等)のデータを読出し、第2の表示制御
装置27の表示画面27aに表示する。さらに、ブロック選
択制御手段11aは、音声案内部21を駆動して、利用者に
目的地が含まれる営業ブロックを選択する旨の案内を行
なう(ステップS35)。ステップS35の結果、利用者は、
第3のキー群の内の何れかのキーを押下することにな
る。次に、ブロック選択制御手段11aは、第3のキー群
のキーが押下されたか否かの判断を行なう(ステップS3
6)。ステップS36の結果がNOの場合には、キーが押下さ
れるのを待つことになる。また、ステップS36の結果がY
ESの場合、発着駅選択制御手段11bは、選択された営業
ブロックに存在する駅の一覧を表示画面27aに表示(第
5図、破線で図示)する(ステップS37)。そして、発
着駅選択制御手段11bは、音声案内部21を駆動して、所
望の駅(到着地点)の選択を実行するように案内を行な
う(ステップS38)。この場合、第4のキー群34を用い
て、各駅に割当てられた数値の入力を行なうことにな
る。次に、第4のキー群34のキーが押下されたか否かの
判断を行なう(ステップS39)。ステップS39の結果がNO
の場合には、キーが押下されるのを待つことになる。ま
た、ステップS39の結果がYESの場合、発着駅選択制御手
段11bは、音声案内部21を駆動して、発車駅は利用者が
操作している自動座席指定券発売装置が設置された駅で
良いか否かの確認を行なう(ステップS40)。利用者
は、第3のキー群33に設けられた、発車駅自動設定キー
もしくは発車駅選択キーを押下することになる。ステッ
プS40の結果がYES、即ち発車駅自動キーが押下された場
合は、発着駅選択制御手段11bは、発着地点を自動座席
指定券発売装置の設置された駅に設定し(ステップS4
1)、ステップS5に移る。
さて、ステップS41の結果がNO、即ち発車駅選択キー
が押下された場合、先にステップS34からステップS39に
おいて説明した要領で、発車駅の選択が行なわれ(ステ
ップS42〜ステップS47)、ステップS5に移る。
前記手順においてキー入力待ちは、ある時間制限を設
け、その該当時間内においてキー入力が成されなければ
ステップS1に戻るようにしてもよい。また第6図に示す
フローチャートでは利用者カード使用時にも利用者カー
ドの発行希望を問うようになっているが利用者カードで
取引した場合は、そのカードを返却するようにしてもよ
い。
ここで、第7図を用いて、利用者カードの説明を行な
う。
第7図は、券発売部16の構成図である。
利用者カード50は、券発売部16により発行される。
券発売部16は、券の搬送を行なう複数のローラが配置
された搬送路51と、ロール紙52を支持するロール紙支持
部53と、利用者カード50を格納する利用者カード格納部
54と、各種券の印刷を行なう印刷部55とから構成されて
いる。搬送路51は、ロール紙支持部53に指示されたロー
ル紙52及び利用者カード格納部54に格納された利用者カ
ード50を券放出口16aに導くものである。
搬送路51には、その始点51a側から順にロール紙52の
切断を行なうカッタ60、各種券に磁気的に情報を書込む
書込みヘッド61及び情報を読出す読出しヘッド62とが配
置されている。印刷部55は、印刷する券を支持するプラ
テン63、印字ヘッド64、そしてインクリボンカセット65
とから構成されている。プラテン63と印字ヘッド64と
は、搬送路51を介して対向配置されている。印字ヘッド
64と搬送路51との間には、インクリボンカセット65のイ
ンクリボン65aが配置されている。
さて、利用者カード50は、その表面に磁気ストライプ
テープ50aが設けられ、さらに、その裏面(磁気ストラ
イプ50aの設けられた面の裏側)に、出発駅及び到着駅
の印刷がなされた磁気カードである。この磁気ストライ
プテープには、出発駅及び到着駅を特定する情報が書込
まれている。
以上の構成の券発売部16が利用者カード50の発行を行
なう場合、カード情報制御手段11fの制御により、先ず
初めに利用者カード格納部54から搬送路51に向けて利用
者カード50の搬送を開始する。搬送路51上を搬送された
利用者カード50の磁気ストライプ50aは、先ず初めに書
込みヘッド61と接触する。この際、カード情報制御手段
11fは、書込みヘッド61を駆動し、出発駅及び到着駅の
情報を磁気ストライプ50aに書込む。次に、利用者カー
ド50がさらに搬送されると、磁気ストライプ50aは読出
しヘッド62に接触する。この際、カード情報制御手段11
fは、読出しヘッド62の出力により、磁気ストライプ50a
に出発駅及び到着駅が書込まれたか否かの読取り検査を
行なう。そして、利用者カード50がさらに搬送される
と、今度は、印字ヘッド64及びプラテン63の間にさしか
かる。ここで、カード情報制御手段11fは、先に行なっ
た読取り検査の結果が正常であると判断した場合には、
利用者カード50の裏面に出発駅及び到着駅の印刷を行な
い、券放出口16aに放出する。また、読取り検査の結
果、異常であると判断した場合には、利用者カード50に
は無効である旨を印刷し、券放出口16aに放出するか、
もしくは再度情報書込みを行なう。この前者の場合、利
用者カード50の発行を再度行なう。
次に、座席指定券の発行を行なう場合には、先ずロー
ル紙52を搬送路51で搬送し、所定の長さにカッタ60を用
いて切断し1枚の券片52aにする。その後、印刷部55を
駆動して、券片52aに所定の印刷を行ない、券放出口16a
に放出する。
本発明の自動座席指定券発売装置は、以上の実施例に
限定されない。
実施例においては、座席指定券の発売を例に説明を行
なったが、座席指定券の発売手順と同様の操作により、
乗車券の発売を行なうこともできる。また、発売する券
は、鉄道の座席指定券等に限定されずに、座席指定を伴
うもの、例えば、航空機の搭乗券等の発売にも適用する
ことができる。また、利用者カードは、必ずしも券発売
部16により発行されるのでなく、カードリーダライタ20
を用いて、既に利用者が所持するプリペイドカードに出
発駅及び到着駅を特定する情報を書込むようにしてもよ
い。この場合、プリペイドカードが利用者カードの機能
を兼ね備えることになる。
(発明の効果) 以上の構成の本発明の自動座席指定券発売装置は、頻
繁に同一路線を利用する利用者は、座席指定券購入の都
度、出発地点及び到着地点を特定する操作を行なう必要
が無い。このため、迅速に座席指定券の購入を行なうこ
とができる。さらに、専任の係員等の広範囲の座席指定
券を発売することができるので、利用者は窓口等に出向
くことなく所望の座席指定券を購入することができる。
さらに、人手を介さずに、券の発売を行なうことができ
るので、その処理効率を上げることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の自動座席指定券発売装置の実施例を示
すブロック図、第2図は座席指定券発売システムの概念
図、第3図は本発明の外観斜視図、第4図は本発明に係
る第1の操作部の正面図、第5図は本発明に係る第2の
操作部の正面図、第6図(a),(b)は本発明に係る
動作フローチャート、第7図は本発明に係る券発売部の
構成図である。 2……ホストコンピュータ、11……主制御部、 11a……ブロック選択制御手段、 11b……発着駅選択制御手段、 11c……該当便照会制御手段、 11d……利用便選択制御手段、 11e……予約実行制御手段、 11f……カード情報制御手段、 12……通信制御部、13……記憶装置、 14……ディスク装置、15……レシート発行部、 16……券発売部、17……表示制御部、 18……紙幣入出金部、19……硬貨入出金部、 20……カードリーダライタ、21……音声案内部、 22……キー入力制御部、25……表示部、 26……第1の表示装置、27……第2の表示装置、 31……第1のキー群、32……第2のキー群、 33……第3のキー群、34……第4のキー群。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】交通機関の利用者が列車の発着駅を指定し
    て座席指定券の発行を要求すると、該発着駅間を運行す
    る列車の空席情報をホストコンピュータに照会し、空席
    情報がホストコンピュータから送信されて来ると該空席
    情報を表示部に表示し、これにより利用者が所望の列車
    の座席指定券を選択すると共に、購入代金を入金するこ
    とにより座席指定券を発行する自動座席指定券発売装置
    において、 利用者に発行する利用者カードを収納する収納部と、 前記利用者カードに発着駅情報を記録する記録部と、 前記利用者カードに発着駅情報を印刷する印刷部と、 前記利用者カードから発着駅情報を読み取る読取部と、 前記利用者カードが挿入されているか否かを検知する検
    知部と、 利用者が操作して発着駅を指定する第1の操作部と 利用者が操作して前記利用者カードの発行を指示する第
    2の操作部と を備え、座席指定券を発行する際、利用者により前記第
    2の操作部が操作された場合には所望の座席指定券を発
    行すると共に、前記収納部から利用者カードを繰り出し
    て前記記録部及び印刷部により利用者カードに該座席指
    定券と同一の発着駅を記録及び印刷して利用者カードを
    発行し、 利用者が指定する発着駅を認識する際、前記検知部によ
    り利用者カードが挿入されたか否かを検知し、カード挿
    入を検知した場合には前記読取部により利用者カードか
    ら発着駅情報を読み取り、該情報に基づいて発着駅を認
    識し、カード挿入が検知されない場合には利用者が前記
    第1の操作部を操作して指定した発着駅を発着駅として
    認識する ことを特徴とする自動座席指定券発売装置。
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