JP2827849B2 - 媒体挿入機構 - Google Patents

媒体挿入機構

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金融機関において通帳
や伝票等の印字等の処理を行う通帳伝票処理装置等の、
複数の媒体幅を有する媒体を挿入する媒体挿入機構に関
する。通帳伝票処理装置は通帳と伝票を同じ挿入口から
挿入して印字等の処理を行っている。
【0002】しかし近年、自己の金融機関において作成
した伝票だけでなく、それぞれの取引先にて作成された
伝票等を通帳伝票処理装置にて取り扱う機会が増加して
おり、それに伴い複数の媒体幅を有する媒体を確実に装
置内部へと挿入するための媒体挿入機構が求められてい
る。
【0003】
【従来の技術】図14は従来の媒体挿入機構を示すもの
である。1は挿入口であり、媒体を挿入する際の受け口
となる。2は搬送ローラであり、挿入された媒体を装置
内部へと搬送する。通常、媒体は行員等の操作者により
挿入口1に挿入される。
【0004】挿入された媒体は、搬送ローラ2により装
置内部に搬送され、印字等の処理が施される。媒体幅の
小さな媒体を挿入する際は、1つの搬送ローラ2だけで
搬送すると媒体が斜行して印字等の処理が正確に行えな
いことから、最低でも2つの搬送ローラ2によって搬送
する必要がある。
【0005】しかしローラの位置は外からでは分からな
いので、従来例では図2に示すように、媒体を幅の広い
台紙にのり付けして挿入し、媒体の見せかけの幅を大き
くし、2つのローラに掛かるように搬送していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の媒体挿入機構に
おいて媒体を挿入するときには、媒体の幅に適した挿入
位置がわからないことから、確実に2つの搬送ローラ2
で搬送することが困難であり、その結果媒体が斜行して
搬送されて装置内部での印字等の処理が正確に行えない
という問題点があった。
【0007】また台紙をのり付けして挿入する方法で
は、幅の狭い媒体を挿入するたびに台紙をのり付けしな
くてはならないために手間がかかるとともに、のりがは
がれて紙詰まりが起こるという問題点があった。本発明
の目的は上記の問題点を解決し、複数の媒体幅を有する
媒体を高速にかつ確実に装置内部へと搬送する媒体挿入
機構を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の構成を示
す原理図である。1は挿入口であり、媒体を挿入する受
け口となる。2は搬送ローラであり、挿入された媒体を
搬送する。3は目印であり、複数の媒体幅を有するそれ
ぞれの媒体がどこに設置されるべきかをそれぞれの媒体
に対応して明示する。4は媒体幅計測手段であり、挿入
する媒体の幅を計測する。5は接触検知手段であり、媒
体の端部が目印3に合わされたことを検知する。6は制
御部であり、接触検知手段5が検知したことに基づいて
搬送ローラ2を作動させる。7は検知切換手段であり、
制御部6に送られた接触検知手段5の情報の有効、無効
を切り換える。
【0009】
【作用】請求項1の作用としては、複数の媒体幅を有す
る媒体がそれぞれ対応する目印3に合わせて挿入口1よ
り挿入されると、複数の搬送ローラ2によって媒体が搬
送される。請求項2の作用としては、媒体を挿入する際
に媒体幅計測手段4により媒体幅が計測され、どの目印
3に合わせて挿入すべきかの判断基準となる。
【0010】請求項3の作用としては、媒体の端部が目
印3に合わされたことを接触検知手段5が検知したこと
に基づき、制御部6は搬送ローラ2を作動させる。検知
切換手段7は媒体を挿入する際に使用する目印3に対応
した接触検知手段5の情報だけを有効とし、他の目印3
に対応する接触検知手段5の情報は無効とする。
【0011】
【実施例】以下、図を用いて実施例を説明する。なお、
全図を通じて同一対称物には同一符号を付す。図2は通
帳伝票処理装置の外観図である。オペレータは顧客より
受け取った通帳は通帳挿入口10より挿入して、伝票は
伝票挿入口11より挿入して印字等の処理を行う。
【0012】通帳のサイズはどの金融機関のものでも大
差はないが、伝票には入金依頼用の伝票や公共料金振込
用の伝票等、様々な取引用の伝票があり、サイズもそれ
ぞれ大きく異なる。従って本実施例のように複数の媒体
幅を有するそれぞれの媒体に対応した媒体挿入機構が必
要となる。図3は本発明の第一実施例である通帳伝票処
理装置の媒体挿入機構である。
【0013】図4は第一実施例の媒体挿入機構の上面図
である。10は通帳挿入口であり、通帳を挿入する。1
1は伝票挿入口であり、伝票を挿入する。12A、12
Bは搬送ローラであり、挿入口より挿入された媒体を装
置内部へと搬送する。
【0014】搬送ローラ12A、12BはA4〜A5、
B5〜B6サイズの媒体をバランス良く搬送出来る位置
に設けられている。13Aは幅の広い媒体用の突き当て
面であり、幅の広い媒体に適した挿入位置を明示してい
る。13Bは幅の狭い媒体用の目印であり、幅の狭い媒
体に適した挿入位置を明示している。
【0015】幅の広い媒体は突き当て面13Aに、幅の
狭い媒体は目印13Bに合わせて挿入すれば、2つの搬
送ローラ12A、12Bによって搬送することができ
る。14は幅計測用インジケータであり、媒体の幅を計
測する。幅計測用インジケータ14の幅は、幅の広い媒
体用の突き当て面13Aと、突き当て面13Aから見て
遠い方の搬送ローラ12Bとの間の距離Xと等しくなる
ように設定されている。従って、幅計測用インジケータ
14の幅以下の媒体を幅の広い媒体用の突き当て面13
Aに合わせて挿入しても、2つの搬送ローラ12A、1
2Bで搬送することが出来ない。
【0016】19は挿入限界媒体判断目印であり、幅の
小さ過ぎる媒体を排除するための判断基準となる。挿入
限界媒体判断目印19は搬送ローラ12Bの中心線を延
長した位置に設置されており、幅の狭い媒体用の目印1
3Bに媒体を合わせた時に、媒体が挿入限界媒体判断目
印19を超えなければ、その媒体の幅は搬送ローラ間隔
よりも小さいということなので、2つの搬送ローラ12
A、12Bで搬送することは不可能なので、このような
媒体は挿入せずに排除する。
【0017】15は媒体先端挿入センサであり、媒体の
先端が搬送ローラ12A、12Bによって搬送可能とな
る位置まで挿入されたことを検出する。16は目印接触
センサであり、媒体の端部が幅の広い媒体用の突き当て
面13Aに合わされたことを検出する。17は搬送制御
部であり、媒体先端挿入センサ15、目印接触センサ1
6の情報に基づいて、駆動モータ(図示せず)を作動さ
せて搬送ローラ12A、12Bを作動させる。18は検
知切換部であり、目印接触センサ16から搬送制御部1
7に送られてくる情報を無効にする。
【0018】図5は第一実施例における操作者の操作手
順を表すフローチャートである。図6は第一実施例にお
ける搬送制御部17の制御手順を表すフローチャートで
ある。図3乃至図6を用いて第一実施例を説明する。操
作者は挿入すべき媒体を幅計測用インジケータ14に合
わせて(ステップ21)、媒体の幅が幅計測用インジケ
ータ14より大きいか確認する。(ステップ22) 媒体の幅が幅計測用インジケータ14より大きいとき
は、操作者は幅の広い媒体用の突き当て面13Aに媒体
を合わせて(ステップ23)、伝票挿入口11より媒体
を挿入する。(ステップ24) 媒体の幅が幅計測用インジケータ14より小さいとき
は、幅の広い媒体用の突き当て面13Aは使用しないこ
とから、突き当て面13Aに設置されている目印接触セ
ンサ16は不要となるので、操作者は検知切換部18に
よって目印接触センサ16を無効として(ステップ2
5)、幅の狭い媒体用の目印13Bに媒体を合わせる。
(ステップ26) 幅の狭い媒体用の目印13Bに合わせた媒体が挿入限界
媒体判断目印19を超えていない時は(ステップ2
7)、2つの搬送ローラ12A、12Bで搬送すること
は不可能なので、操作者は媒体を排除する。(ステップ
28) ステップ27にて媒体が挿入限界媒体判断目印19を超
えていれば、操作者は幅の狭い媒体用の目印13Bに媒
体を合わせたまま、伝票挿入口11より媒体を挿入す
る。(ステップ24) 媒体が挿入されると、搬送制御部17は検知切換部18
によって目印接触センサ16の情報が有効とされている
かどうかを確認する。(ステップ29) 目印接触センサ16の情報が有効となっているときは、
搬送制御部17は媒体の端部が目印接触センサ16を遮
蔽したこと(ステップ30)、及び媒体の先端が媒体先
端挿入センサ15を遮蔽したこと(ステップ31)に基
づき、駆動モータ(図示せず)を駆動させ、搬送ローラ
12A、12Bを作動させて、媒体を装置内部へと搬送
する。(ステップ32) ステップ29において目印接触センサ16の情報が無効
となっているときは、搬送制御部17は媒体の先端が媒
体先端挿入センサ15を遮蔽したことに基づき、駆動モ
ータ(図示せず)を駆動させ、搬送ローラ12A、12
Bを作動させて媒体を装置内部へと搬送する。(ステッ
プ32) 本実施例によれば、操作者は媒体を挿入する前に幅計測
インジケータ14により媒体の幅を確認して、媒体の幅
に適合した目印13A、13Bに合わせて挿入すれば、
媒体は複数の搬送ローラ12A、12Bによって斜行す
ることなく搬送される。
【0019】また、挿入限界媒体判断目印19によって
搬送ローラ12A、12Bの間隔に満たない媒体幅を有
する媒体を検知でき、安定した搬送が不可能な媒体を挿
入前に察知することができる。また、媒体の先端が挿入
されたことを検出する媒体先端挿入センサ15と、媒体
の側端が目印13Aに接触したことを検出する目印接触
センサ16とを設けることにより、媒体を正確に挿入す
ることが可能となる。
【0020】しかも、目印接触センサ16が設置されて
いない目印13Bに合わせて媒体を挿入する際には、検
知切換部18によって目印接触センサ16の情報が無効
となることから、目印接触センサ16の誤検出を防止す
ることができる。以上より、高速かつ確実な媒体挿入機
構の実現が可能となる。なお、第一実施例では幅の狭い
媒体用の目印13Bにはラインが引かれていたが、幅の
広い媒体用の突き当て面13Aと同様な突き当て面を設
置して媒体を挿入しやすくすることも可能である。
【0021】図7は第一実施例における幅の狭い媒体用
の目印を突き当て面にした媒体挿入機構の挿入口を表す
図である。また、装置の内部に先端突き当て部材(図示
せず)を設けて、媒体先端挿入センサ15は媒体がこの
先端突き当て部材に突き当たったことを検出するように
すれば、更に媒体の斜行を防止することができる。
【0022】また、第一実施例では幅の広い媒体用の突
き当て面13Aにのみ目印接触センサ16が設置されて
いたが、幅の狭い媒体用の目印13Bにも目印接触セン
サを設置して、検知切換部18によってどちらの目印接
触センサを使用するかを切り換えることも可能である。
図8は本発明の第二実施例である通帳伝票処理装置の媒
体挿入機構である。
【0023】図9は第二実施例の媒体挿入機構の上面図
である。幅の狭い媒体用の目印13Bの幅は搬送ローラ
12A、12Bの間隔と等しく、搬送ローラ12A、1
2Bのそれぞれの中心線を延長した位置に目印13Bの
端部が位置するように設定されている。従って、幅の広
い媒体用の突き当て面13Aに合わせて媒体を挿入する
場合、媒体が幅の狭い媒体用の目印13Bをはみ出てい
ないと、2つの搬送ローラ12A、12Bによって搬送
されることは不可能である。
【0024】また幅の狭い媒体を挿入する際には、媒体
を幅の狭い媒体用の目印13Bに対して左右対称となる
ような位置に合わせて設置すれば、媒体は複数の搬送ロ
ーラによって搬送される。なお、媒体幅が幅の狭い媒体
用の目印13Bの幅よりも小さい時は、2つの搬送ロー
ラ12A、12Bによって搬送することは不可能である
から、このような媒体は挿入せずに排除する。
【0025】図10は第二実施例における操作者の操作
手順を表すフローチャートである。図8乃至図10を用
いて第二実施例を説明する。操作者はまず、媒体を幅の
広い媒体用の突き当て面13Aに合わせてセットして
(ステップ33)、媒体が幅の狭い媒体用の目印13B
からはみ出ているか確認する。(ステップ34) 媒体が幅の狭い媒体用の目印13Bからはみ出ていると
きは、2つの搬送ローラ12A、12Bによる搬送が可
能となるので、そのまま媒体を挿入する。(ステップ3
5) 媒体が幅の狭い媒体用の目印13Bからはみ出ていない
ときは、このままの位置では2つの搬送ローラ12A、
12Bによる搬送は不可能なので、操作者は媒体を幅の
狭い媒体用の目印13Bに対して左右対称となる位置に
合わせ直す。(ステップ36) この時、媒体幅が目印13Bの幅よりも小さい時は(ス
テップ37)、2つの搬送ローラ12A、12Bで媒体
を搬送することは不可能であるから、操作者は媒体を挿
入せずに排除する。(ステップ38) ステップ37にて媒体幅が目印13Bの幅よりも大きい
時には、操作者はこの位置より媒体を挿入する。(ステ
ップ35) なお、媒体を幅の狭い媒体用の目印13Bに対して左右
対称な位置に合わせやすいように、目印13Bの中心に
垂直線等を引いても差し支えない。
【0026】本実施例によれば、幅の広い媒体用の突き
当て面13Aに媒体を合わせれば媒体幅が確認できて、
媒体幅に適した位置より媒体を挿入することができる。
また、幅の広い媒体を挿入する場合には、最初にセット
した位置からそのまま挿入すれば良いので、操作も容易
である。以上より、高速で確実な媒体挿入が可能にな
る。
【0027】図11は本発明の第三実施例である通帳伝
票処理装置の媒体挿入機構である。図12は第三実施例
の媒体挿入機構の上面図である。20は媒体幅検知用セ
ンサであり、媒体先端挿入センサ15と同様に媒体の先
端が搬送ローラ12A、12Bによって搬送可能な位置
まで挿入されたことを検知するが、幅の広い媒体用の突
き当て面13Aから見て遠い方の搬送ローラ12Bの後
部に設置されている。
【0028】従って、幅の広い媒体用の突き当て面13
Aに合わせて媒体を挿入する場合、媒体の幅が突き当て
面13Aから搬送ローラ12Bまでの距離に満たない時
は、媒体幅検知用センサ20は媒体先端の挿入を検知し
ない。40はディスプレイであり、媒体をどの位置に合
わせて挿入すべきかを表示する。
【0029】図13は第三実施例における搬送制御部1
7の制御手順を表すフローチャートである。図11乃至
図13を用いて第三実施例を説明する。まず、操作者に
よって幅の広い媒体用の突き当て面13Aに合わせて媒
体が挿入されて、幅の広い媒体用の突き当て面13Aに
設置された目印接触センサ16が遮蔽されたことに基づ
き(ステップ41)、搬送制御部17は幅の広い媒体用
の突き当て面13Aから見て近い位置にある方の搬送ロ
ーラ12Aの後部に設置された媒体先端挿入センサ1
5、及び幅の広い媒体用の目印13Aから見て遠い位置
にある方の搬送ローラ12Bの後部に設置された媒体幅
検知用センサ20を遮蔽しているか確認する。(ステッ
プ42、ステップ43) 媒体幅検知用センサ20が遮蔽されている場合には、媒
体の幅が幅の広い媒体用の突き当て面13Aから搬送ロ
ーラ12Bまでの距離より大きいということなので、こ
のままの位置で2つの搬送ローラ12A、12Bによる
搬送が可能であるから、搬送制御部17は駆動モータ
(図示せず)を駆動させ、搬送ローラ12A、12Bを
作動させて媒体を装置内部へと搬送する。(ステップ4
4) ステップ43にて媒体幅検知用センサ20が遮蔽されて
いない場合には、媒体の幅が、突き当て面13Aから搬
送ローラ12Bまでの距離より小さいということなの
で、このままの位置では2つのローラ12A、12Bに
よる搬送が不可能であるから、搬送制御部17は幅の狭
い媒体用の目印13Bに合わせて媒体を挿入する命令を
ディスプレイ40に表示させる。(ステップ45) ここで、幅の狭い媒体用の目印13Bに合わせて媒体を
挿入する時は、幅の広い媒体用の突き当て面13Aに設
置された目印接触センサ16は不要であることから、搬
送制御部17は検知切換部18によって目印接触センサ
16の情報を無効にする。(ステップ46) ディスプレイ40上の表示を見た操作者によって、幅の
狭い媒体用の目印13Bに合わせて媒体が挿入されて、
搬送ローラ12Aの後部に設置された媒体先端挿入セン
サ15と、搬送ローラ12Bの後部に設置された媒体幅
検知用センサ20がともに遮蔽されたことに基づき(ス
テップ47)、搬送制御部17は駆動モータ(図示せ
ず)を作動させ、搬送ローラ12A、12Bを作動させ
て媒体を装置内部へと搬送する。(ステップ44) ステップ47において、搬送ローラ12Bの後部に設置
された媒体幅検知用センサ20が遮蔽されなかった場合
は、媒体の幅が2つの搬送ローラ12A、12B間の距
離よりも小さく、2つの搬送ローラ12A、12Bで搬
送することは不可能であるから、搬送制御部17は媒体
を排除する命令をディスプレイ40にて表示する。(ス
テップ48) 本実施例によれば、媒体幅検知用センサ20によって媒
体の幅が検知されて、媒体に適した挿入位置をディスプ
レイ40にて表示することから、操作者は媒体の幅につ
いて検討する必要がなく、高速で確実な媒体挿入機構が
実現できる。
【0030】なお、本実施例では媒体の幅を検知するた
めに媒体幅検知用センサ20を用いているが、通帳伝票
処理装置の内部に設置され、通帳や伝票のイメージを読
み取るイメージセンサ(図示せず)にて媒体の幅を検知
することも可能である。この場合既存の装置にて媒体幅
の検出が可能なので、新たにセンサを付け加える必要が
ない。
【0031】なお、第一実施例乃至第三実施例の媒体挿
入機構によって通帳伝票処理装置内部に媒体が搬送され
ると、通帳の端部に設けられたバーコード等の印(図示
せず)を、装置内部に設置されたイメージセンサなどの
イメージ読み取り部(図示せず)が読み取ることにより
印字等の処理開始位置が決定し、挿入位置が異なってい
ても安定した処理が可能である。
【0032】
【発明の効果】本発明によれば、複数の媒体幅を有する
媒体それぞれに適した位置に目印を設けて、挿入される
媒体は全て複数の搬送ローラによって搬送されることに
より、搬送中の媒体の斜行を防止することができる。ま
た、媒体幅計測手段によって媒体幅を計測することによ
り、確実に媒体の幅に適した目印に合わせて媒体を挿入
することが可能となる。
【0033】また媒体が正確に目印と接触しているか検
知する接触検知手段によって、媒体を挿入口に対して真
直に挿入することができる。しかも、接触検知手段が設
置されていない目印に合わせて媒体を挿入する際には、
他の目印に設置されている接触検知手段を検知切換手段
によって無効とすることにより、接触検知手段の誤検知
を未然に防止することもできる。
【0034】以上より、高速でかつ確実な媒体挿入機構
を実現させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における媒体挿入機構の原理原理構成を
表す図である。
【図2】本発明における媒体挿入機構を搭載する通帳伝
票処理装置の外観図を表している。
【図3】本発明の第一実施例における通帳伝票処理装置
の媒体挿入機構を表した図である。
【図4】第一実施例の媒体挿入機構の上面図を示してい
る。
【図5】第一実施例における操作者の操作手順を示すフ
ローチャートである。
【図6】第一実施例における制御部の制御を示すフロー
チャートである。
【図7】第一実施例における幅の狭い媒体用の目印を突
き当て面にした媒体挿入機構の挿入口を表す図である。
【図8】本発明の第二実施例における通帳伝票処理装置
の媒体挿入機構を表した図である。
【図9】第二実施例の媒体挿入機構の上面図を示してい
る。
【図10】第二実施例における操作者の操作手順を示す
フローチャートである。
【図11】本発明の第三実施例における通帳伝票処理装
置の媒体挿入機構を表した図である。
【図12】第三実施例の媒体挿入機構の上面図を示して
いる。
【図13】第三実施例における制御部の制御を示すフロ
ーチャートである。
【図14】従来の媒体挿入機構を表す図であり、幅の小
さな媒体を挿入する際に台紙を貼り付けて挿入する様を
示している。
【符号の説明】
1 挿入口 2 搬送ローラ 3 目印 4 媒体幅計測手段 5 接触検知手段 6 制御部 7 検知切換手段 10 通帳用挿入口 11 伝票用挿入口 12A、12B 搬送ローラ 13A 幅の広い媒体用の突き当て面 13B 幅の狭い媒体用の目印 14 幅計測用インジケータ 15 媒体先端挿入センサ 16 目印接触センサ 17 搬送制御部 18 検知切換手段 19 挿入限界媒体判断目印 20 媒体幅検知用センサ 40 ディスプレイ

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 媒体幅の異なる複数種の媒体を挿入する
    挿入口(1)と、 前記挿入口(1)に挿入された媒体を搬送する搬送ロー
    ラ(2)とを有する媒体挿入機構において、 前記挿入口(1)に、複数の媒体幅を有するそれぞれの
    媒体を挿入すべき位置を示す目印(3)を、複数箇所に
    設けることを特徴とした媒体挿入機構。
  2. 【請求項2】 挿入する媒体の幅を計測するための媒体
    幅計測手段(4)を有することを特徴とした請求項1に
    記載の媒体挿入機構。
  3. 【請求項3】 媒体の端部が前記目印(3)に合わされ
    たことを検知する接触検知手段(5)と、 媒体の端部が前記目印(3)に合わされたことを前記接
    触検知手段(5)が検知したことに基づいて、前記搬送
    ローラ(2)を作動させる制御部(6)と、 使用する前記目印(3)に対応する前記接触検知手段
    (5)を有効とし、使用しない前記目印(3)に対応す
    る前記接触検知手段(5)は無効とする検知切換手段
    (7)とを有することを特徴とした請求項1に記載の媒
    体挿入機構。
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