JP2825759B2 - 半導体記憶装置の製造方法 - Google Patents

半導体記憶装置の製造方法

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JP2825759B2
JP2825759B2 JP6124934A JP12493494A JP2825759B2 JP 2825759 B2 JP2825759 B2 JP 2825759B2 JP 6124934 A JP6124934 A JP 6124934A JP 12493494 A JP12493494 A JP 12493494A JP 2825759 B2 JP2825759 B2 JP 2825759B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体記憶装置のうち、
スタック型のメモリセルを有するDRAM(ダイナミッ
ク・ランダム・アクセス・メモリー)に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】高集積化がますます進む半導体記憶装置
の中にあって最も微細な加工が要求されるDRAMは、
十分な電荷蓄積容量を得るために、電荷蓄積電極を半導
体基板中に掘り下げて形成するトレンチ型メモリセルや
電荷蓄積電極を半導体基板上に三次元的に積み上げて形
成するスタック型メモリセルが採用されている。このう
ちスタック型セルにおいては、十分な電荷蓄積容量を得
るためには微細化が進めば進むほど電荷容量電極を高く
して行かざるを得ない。
【0003】ところが、パターン形成のためのリソグラ
フィー技術においては、解像限界が微細になるほど焦点
深度が浅くなる。一般に解像限界は使用する光源の波長
に比例し且つ露光装置のレンズの開口数に逆比例するの
で、微細なパターンを形成するためには、使用する光源
の波長を短くするか又はレンズの開口数を大きくする必
要がある。
【0004】しかしながら、一方、焦点深度は光源の波
長に比例し且つレンズの開口数の2乗に反比例するた
め、解像限界を小さくすればするほど焦点深度が浅くな
る。従って微細なパターンを形成するためには半導体基
板の段差をできるだけ小さく押さえる必要がある。
【0005】以下、図面を参照しながら、前述した従来
のスタック型のメモリセルを有するDRAMの製造方法
について説明する。
【0006】図16及び図17は従来のスタック型メモ
リセルを用いたDRAMの製造方法の各工程を示す断面
図であり、同図において、5はワード線となるゲート電
極、6はビット線、7は電荷蓄積電極である。
【0007】まず、図16に示すように、p型の半導体
基板1上に、素子分離用絶縁膜2を形成した後、スイッ
チングトランジスタを構成するゲート絶縁膜4及びワー
ド線となるゲート電極5を形成する。次に、ゲート電極
5に隣接する一方のn型拡散層3にビット線6を接続し
た後、半導体基板1の上に全面に亘って絶縁膜20を形
成する。次に、絶縁膜20にn型拡散層3に至るコンタ
クトホール20aを形成した後、ゲート電極5に隣接す
る他方のn型拡散層3にPドープトポリシリコンよりな
る電荷蓄積電極7を接続する。
【0008】次に、図17に示すように、電荷蓄積電極
7及び絶縁膜20の上に、窒化珪素膜と酸化珪素膜との
多層膜よりなる容量絶縁膜8及びプレート電極9を順次
形成した後、プレート電極9の上に層間絶縁膜としての
BPSG膜10を堆積する。その後、BPSG膜10に
対して熱処理を施してリフローさせることにより、BP
SG膜10の平坦化を行なう。
【0009】しかしながら、半導体基板1におけるメモ
リセルアレイ領域40と周辺回路領域30との間の絶対
段差15は、電荷蓄積電極7の高さとプレート電極9の
膜厚との合計寸法だけ存在する。例えば64MDRAM
において十分な電荷蓄積容量を得るためには、約30f
Fの蓄積容量が必要と考えられる。このためには1.5
μm2 のメモリセルアレイ面積の場合、SiO2 膜に換
算して6nm相当の容量絶縁膜を用いたときには、電荷
蓄積電極7の高さとしては約800nmが必要である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の構成において、プレート電極9として200nmの
膜厚のポリシリコン膜を使用した場合、メモリセルアレ
イ領域40と周辺回路領域30との間に電荷蓄積電極7
の高さとプレート電極9の膜厚との合計寸法に相当する
約1μmの段差部35が発生し、後工程の配線パターン
の形成が極めて困難となってしまうという問題点を有し
ている。すなわち、64MDRAMにおいては0.35
μmという微細なパターン形成が要求されているが、フ
ォトリソグラフィー技術においては微細なパターンにな
ればなるほどその焦点深度が浅くなるため、大きな段差
部35の上においては微細パターンの形成が困難になる
という問題がある。
【0011】図18は、絶縁膜20及びBPSG膜10
にコンタクトホール16を形成し、該コンタクトホール
16にタングステン17を充填する工程を示す断面図で
あって、BPSG膜10の上に全面に亘ってタングステ
ン17を堆積した(図中において、一点鎖線で示す)
後、該タングステン17を全面エッチバックすることに
より、コンタクトホール16の内部にのみタングステン
17を残す工程を示している。
【0012】タングステン17はBPSG膜10に対し
て垂直な方向に堆積されるため、図18から明らかなよ
うに、BPSG膜10の平坦部におけるタングステン1
7の膜厚をt1 とし、メモリセルアレイ領域40と周辺
回路領域30との間に形成される段差部35の最大傾斜
角(以下、フロー角と称する。)をθとすると、段差部
35におけるタングステン17の半導体基板1に垂直な
方向の膜厚t2 はt1/cosθで与えられる。段差部
35におけるタングステン17を除去するためには、膜
厚t2 に相当する分だけタングステン17をエッチバッ
クする必要があるので、フロー角θが大きくなればなる
ほど、コンタクトホール16におけるタングステン17
の掘り下がり量が大きくなる。このため、コンタクトの
信頼性が損なわれると言う問題がある。
【0013】図19は、BPSG膜10の上に堆積した
例えばAlSiCuよりなる金属膜18をパターン化す
るためのレジスト膜19を示している。図19に示すよ
うに、メモリセルアレイ領域40の中央部におけるレジ
スト膜19の膜厚T1 、メモリセルアレイ領域40の端
部におけるレジスト膜19の膜厚T2 、及びメモリセル
アレイ領域40と周辺回路領域30との間の段差部35
におけるレジスト膜19の膜厚T3 同士の間の膜厚差
は、フロー角θが大きくなればなるほど大きくなり、レ
ジスト膜19をフォトリソグラフィによりパターン化す
る際の寸法バラツキが大きくなる。
【0014】前記に鑑み、本発明は、電荷蓄積電極を高
く形成してもメモリセルアレイ領域と周辺回路領域との
段差部の絶対高さ及びフロー角を抑制することができ、
これにより、後の配線パターンの形成が容易になり、コ
ンタクトの信頼性が向上し、レジストパターン形成時に
おける寸法バラツキを抑制できるようにすることを目的
とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、請求項1の発明が講じた解決手段は、半導体記憶装
置の製造方法を、半導体基板上のメモリセルアレイ領域
にワード線、ビット線及び電荷蓄積電極をそれぞれ形成
する第1の工程と、前記電荷蓄積電極の上に容量絶縁膜
を介してプレート電極を形成する第2の工程と、半導体
基板上のメモリセルアレイ領域及び周辺回路領域に熱流
動性を有する層間絶縁膜を形成する第3の工程と、前記
層間絶縁膜の上にメモリセルアレイ領域が開口したレジ
ストパターンを形成する第4の工程と、前記レジストパ
ターンをマスクとして前記層間絶縁膜に対してエッチン
グを行なうことにより前記層間絶縁膜におけるメモリセ
ルアレイ領域の上側部分を除去する第5の工程と、前記
レジストパターンを除去した後に前記層間絶縁膜を加熱
してリフローする第6の工程とを備えている構成とする
ものである。
【0016】請求項2の発明は、請求項1の構成に、前
記第4の工程は、前記第5の工程において前記層間絶縁
膜における周辺回路領域の縁部にメモリセルアレイ領域
を囲む凸状部が残存するように前記レジストパターンを
形成する工程を含む構成を付加するものである。
【0017】請求項3の発明は、請求項2の構成に、前
記第4の工程は、前記第5の工程においてメモリセルア
レイ領域との間に間隔をおいて前記凸状部が残存するよ
うに前記レジストパターンを形成する工程を含む構成を
付加するものである。
【0018】請求項4の発明は、請求項1の構成に、前
記第4の工程は、前記第5の工程において前記層間絶縁
膜における周辺回路領域の縁部にメモリセルアレイ領域
を囲む凹状部が形成されるように前記レジストパターン
を形成する工程を含む構成を付加するものである。
【0019】請求項5の発明は、請求項4の構成に、前
記第4の工程は、前記第5の工程においてメモリセルア
レイ領域との間に間隔をおいて前記凹状部が形成される
ように前記レジストパターンを形成する工程を含む構成
を付加するものである。
【0020】請求項6の発明が講じた解決手段は、半導
体記憶装置の製造方法を、半導体基板上のメモリセルア
レイ領域にワード線、ビット線及び電荷蓄積電極をそれ
ぞれ形成する第1の工程と、前記電荷蓄積電極の上に容
量絶縁膜を介してプレート電極を形成する第2の工程
と、半導体基板上のメモリセルアレイ領域及び周辺回路
領域に周辺回路領域が開口したレジストパターンを形成
する第3の工程と、前記レジストパターンをマスクとし
て半導体基板上の周辺回路領域に段差緩和用の絶縁膜を
形成する第4の工程と、前記レジストパターンを除去し
た後に半導体基板上のメモリセルアレイ領域及び周辺回
路領域に熱流動性を有する層間絶縁膜を形成する第5の
工程と、前記層間絶縁膜を加熱してリフローする第6の
工程とを備えている構成とするものである。
【0021】請求項7の発明は、請求項6の構成に、前
記第4の工程における段差緩和用の絶縁膜は半導体基板
上に液相成長法により形成されたSiO2 膜であるとい
う構成を付加するものである。
【0022】請求項8の発明は、請求項6の構成に、前
記第3の工程は、前記第5の工程において形成する層間
絶縁膜における周辺回路領域の縁部にメモリセルアレイ
領域を囲む凹状部が形成されるように前記レジストパタ
ーンを形成する工程を含む構成を付加するものである。
【0023】請求項9の発明が講じた解決手段は、半導
体記憶装置の製造方法を、半導体基板上のメモリセルア
レイ領域にワード線、ビット線及び電荷蓄積電極をそれ
ぞれ形成する第1の工程と、半導体基板上のメモリセル
アレイ領域及び周辺回路領域に容量絶縁膜となる絶縁膜
を形成した後に該絶縁膜の上にプレート電極となる導電
膜を形成する第2の工程と、前記導電膜の上に周辺回路
領域が開口したプレート電極形成用のレジストパターン
を形成する第3の工程と、前記レジストパターンをマス
クとして前記導電膜に対してエッチングを行なうことに
より前記導電膜よりなるプレート電極を形成する第4の
工程と、前記レジストパターンをマスクとして半導体基
板上の周辺回路領域に段差緩和用の絶縁膜を形成する第
5の工程と、前記レジストパターンを除去した後に半導
体基板上のメモリセルアレイ領域及び周辺回路領域に熱
流動性を有する層間絶縁膜を形成する第6の工程と、前
記層間絶縁膜を加熱してリフローする第7の工程とを備
えている構成とするものである。
【0024】請求項10の発明は、請求項9の構成に、
前記第5の工程における段差緩和用の絶縁膜は半導体基
板上に液相成長法により形成されたSiO2 膜であると
いう構成を付加するものである。
【0025】請求項11の発明は、請求項9の構成に、
前記第3の工程は、前記第5の工程において形成する層
間絶縁膜における周辺回路領域の縁部にメモリセルアレ
イ領域を囲む凹状部が形成されるように前記レジストパ
ターンを形成する工程を含む構成を付加するものであ
る。
【0026】
【作用】請求項1の構成により、メモリセルアレイ領域
が開口したレジストパターンをマスクとして層間絶縁膜
に対してエッチングを行なって層間絶縁膜におけるメモ
リセルアレイ領域の上側部分を除去した後に層間絶縁膜
をリフローするため、層間絶縁膜におけるメモリセルア
レイ領域は周辺回路領域に比べてエッチングにより除去
された膜厚分だけ薄くなっているので、層間絶縁膜の段
差部の絶対段差及びフロー角は低減する。
【0027】請求項2の構成により、層間絶縁膜におけ
る周辺回路領域の縁部にメモリセルアレイ領域を囲む凸
状部が残存するようにレジストパターンを形成するた
め、層間絶縁膜をリフローした際に、層間絶縁膜の凸状
部がメモリセルアレイ領域と周辺回路領域との間の段差
部及び周辺回路領域に流入するので、段差部の幅が大き
くなる。
【0028】請求項3の構成により、層間絶縁膜の凸状
部とメモリセルアレイ領域との間に間隔がおかれている
ため、層間絶縁膜の凸状部がエッチングにより除去され
た領域に流入する事態を回避できる。
【0029】請求項4の構成により、層間絶縁膜におけ
る周辺回路領域の縁部にメモリセルアレイ領域を囲む凹
状部が残存するようにレジストパターンを形成するた
め、層間絶縁膜の段差部が凹状部に流入し、これに伴っ
て層間絶縁膜におけるメモリセルアレイ領域の縁部も段
差部側に流入するので、段差部の幅が大きくなる。
【0030】請求項5の構成により、層間絶縁膜の凹状
部とメモリセルアレイ領域との間に間隔がおかれている
ため、層間絶縁膜の段差部が流れる際に、段差部はメモ
リセルアレイ側に流れず周辺回路側に流れるので、段差
部の幅が大きくなる。
【0031】請求項6の構成により、周辺回路領域が開
口したレジストパターンをマスクとして半導体基板上の
周辺回路領域に段差緩和用の絶縁膜を形成した後に半導
体基板上のメモリセルアレイ領域及び周辺回路領域に熱
流動性を有する層間絶縁膜を形成するため、半導体基板
の周辺回路領域は予め嵩上げされているので、層間絶縁
膜の段差部の絶対段差及びフロー角は低減する。
【0032】請求項7の構成により、段差緩和用の絶縁
膜は半導体基板上に液相成長法により形成されたSiO
2 膜であるため、段差緩和用絶縁膜の形成が容易であ
る。
【0033】請求項8の構成により、層間絶縁膜におけ
る周辺回路領域の縁部にメモリセルアレイ領域を囲む凹
状部が残存するようにレジストパターンを形成するた
め、請求項4の構成と同様、層間絶縁膜におけるメモリ
セルアレイ領域の縁部が段差部側に流入するので、段差
部の幅が大きくなる。
【0034】請求項9の構成により、周辺回路領域が開
口したレジストパターンをマスクとして半導体基板上の
周辺回路領域に段差緩和用の絶縁膜を形成した後に半導
体基板上のメモリセルアレイ領域及び周辺回路領域に熱
流動性を有する層間絶縁膜を形成するため、請求項6の
構成と同様、半導体基板の周辺回路領域は予め嵩上げさ
れているので、層間絶縁膜の段差部の絶対段差及びフロ
ー角は低減する。この場合、段差緩和用絶縁膜を形成す
るためのレジストパターンとしてはプレート電極形成用
のレジストパターンを用いるため、段差緩和用絶縁膜の
ためのレジストパターンを形成する工程を省略できる。
【0035】請求項10の構成により、段差緩和用絶縁
膜は半導体基板上に液相成長法により形成されたSiO
2 膜であるため、段差緩和用絶縁膜の形成が容易であ
る。
【0036】請求項11の構成により、層間絶縁膜にお
ける周辺回路領域の縁部にメモリセルアレイ領域を囲む
凹状部が残存するようにレジストパターンを形成するた
め、請求項4の構成と同様、層間絶縁膜におけるメモリ
セルアレイ領域の縁部が段差部側に流入するので、段差
部の幅が大きくなる。
【0037】
【実施例】以下、本発明の第1実施例について図面を参
照しながら説明する。
【0038】図1〜図4は第1実施例に係る半導体記憶
装置の製造方法の各工程の断面図である。
【0039】まず、図1に示すように、p型の半導体基
板1上に公知の技術であるLOCOS法によって酸化珪
素膜よりなる素子分離用絶縁膜2を形成した後、半導体
基板上1のメモリセルアレイ領域40に、ゲート酸化膜
4、ワード線となるゲート電極5及びn型拡散層3より
なるスイッチングトランジスタを形成する。次に、半導
体基板1上に前記スイッチングトランジスタの一方のn
型拡散層3に接続するビット線6を形成した後、前記ス
イッチングトランジスタ及びビット線6の上に絶縁膜2
0を形成する。次に、絶縁膜20に前記スイッチングト
ランジスタを構成する他方のn型拡散層3に至るコンタ
クト孔20aを形成した後、CVD法によってIn−S
itu Pドープトポリシリコン(以下、DPSと称す
る。)よりなる電荷蓄積電極7を800nmの高さに形
成する。次に、Si3 4 とSiO2 とよりなる容量絶
縁膜8、膜厚200nmのDPSよりなるプレート電極
9を順次形成した後、熱流動性を有する絶縁膜としての
BPSG膜10を膜厚1800nmに堆積する。尚、B
PSG膜10の膜厚としては電荷蓄積電極7の高さとプ
レート電極9の膜厚との合計寸法以上が要求される。
【0040】次に、850℃の窒素雰囲気において15
分間の熱処理を施してBPSG膜10から水分を蒸発さ
せた後、BPSG膜10の上にメモリセルアレイ領域4
0のみが開口したレジストパターン11を形成する。こ
の場合、レジストパターン11の形状としては、BPS
G膜10における周辺回路領域30の縁部にメモリセル
アレイ領域40を囲むような凸状部50(図2を参照)
が残存するような形状に形成しておくことが好ましい。
【0041】次に、図2に示すように、レジストパター
ン11をマスクにしてメモリセルアレイ領域40のBP
SG膜10を500nmの厚さ分だけエッチングすると
共に、BPSG膜10に前述の凸状部50を残存させ
る。その後、レジストパターン11を除去する。
【0042】次に、BPSG膜10に対して900℃の
窒素雰囲気において40分間の熱処理を施してBPSG
膜10をリフローさせることにより、図3に示すように
BPSG膜10を平坦化する。
【0043】次に、図4に示すように、BPSG膜10
に対して500nmの厚さ分だけ全面エッチバックを行
なって、プレート電極9の上に層間絶縁膜を形成する。
【0044】前記の各工程により、メモリセルアレイ領
域40と周辺回路領域30との間の段差部35の絶対段
差15は約500nmとなり、後工程における配線パタ
ーンの形成を極めて容易に行える。この場合、電荷蓄積
電極7の高さとBPSG膜10におけるメモリセルアレ
イ領域40のエッチング量とを変化させることにより、
所望寸法の絶対段差15を実現することができる。
【0045】また、凸状部50を残存させた状態でBP
SG膜をリフローするため、メモリセルアレイ領域40
と周辺回路領域30との段差部35のフロー角を小さく
することができる。
【0046】その後、公知の技術によりメタル配線を形
成してダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ(D
RAM)を完成させる。
【0047】尚、第1実施例においては、BPSG膜1
0の熱処理後に500nmの厚さ分だけエッチバックを
行なっているが、後のメタルコンタクト形成に支障のな
い範囲においてエッチバック量を設定することができ
る。また、BPSG膜10の膜厚の設定によってはエッ
チバックは不要である。
【0048】図5は前記第1実施例の変形例に係る半導
体記憶装置の製造方法の工程を示しており、図5に示す
ように、レジストパターン11を、BPSG膜10にお
ける周辺回路領域30の縁部にメモリセルアレイ領域4
0を囲むような凹状部51が残存するような形状に形成
しておく。このような形状のレジストパターン11を用
いてBPSG膜10におけるメモリセルアレイ領域40
をエッチングすると、BPSG膜10の段差部35が凹
状部51に流入し、BPSG膜10におけるメモリセル
アレイ領域40の縁部が段差部35側に流れるため、図
3に示すように、BPSG膜10の段差部35のフロー
角は小さくなる。
【0049】図6は前記第1実施例において、メモリセ
ルアレイ領域40の端部からレジストパターン11まで
の距離x(μm)とフロー角θ(度)との関係を示して
いる。図6から明らかなように、メモリセルアレイ領域
40の端部からレジストパターンまでの距離が0.45
μm〜1.35μmの範囲内にあれば、フロー角θが1
5度以下になる。尚、BPSG膜10におけるメモリセ
ルアレイ領域40に対してエッチングを行なうことな
く、BPSG膜10に900℃の窒素雰囲気において4
0分間の熱処理を施してBPSG膜10をリフローさせ
た場合には、フロー角θは29.5度であった。
【0050】以下、本発明の第2実施例について図面を
参照しながら説明する。
【0051】図7〜図11は、第2実施例に係る半導体
記憶装置の製造方法の各工程を示す断面図である。
【0052】まず、図7に示すように、第1の実施例と
同様に、半導体基板1上のメモリセルアレイ領域40
に、ワード線5、ビット線6、電荷蓄積電極7、容量絶
縁膜8及びプレート電極9を順次形成した後、プレート
電極9の上に周辺回路領域30が開口したレジストパタ
ーン11を形成する。
【0053】次に、図8に示すように、絶縁膜20の上
におけるレジストパターン11が開口している領域つま
り周辺回路領域30に、液相成長法により段差緩和用の
絶縁膜としてのSiO2 膜(以下、LPD.SiO2
称する。)12を膜厚500nmに選択的に成長させ
る。尚、K.Kanba等が1991年のIEDM(I
EDM Tech Dig.,p.637,1991)
において示したように、LPD.SiO2 12はレジス
トパターン11をマスクにしてSiO2 よりなる絶縁膜
20を選択的に成長させることにより形成できる。
【0054】次に、図9に示すように、熱流動性を有す
る絶縁膜としてのBPSG膜10を膜厚1300nmに
堆積する。この場合、図8に示すように、レジストパタ
ーン11を、プレート電極9の端部よりも少しだけ周辺
回路領域30側に延びた形状にしておくことにより、図
9に示すように、BPSG膜10における周辺回路領域
30の縁部にメモリセルアレイ領域40を囲む凹状部5
1が形成される。これにより、BPSG膜10の段差部
35が凹状部51に充填されるため、第1実施例の変形
例と同様に、後工程において、BPSG膜10をリフロ
ーしたときの段差部35のフロー角が緩和される。
【0055】次に、BPSG膜10に対して900℃の
温度の窒素雰囲気において40分間の熱処理を施してリ
フローすることにより、図10に示すように、BPSG
膜10を平坦化する。
【0056】次に、図11に示すように、BPSG膜1
0に対して500nmの厚さ分だけ全面エッチバックを
行なって、プレート電極9の上に層間絶縁膜を形成す
る。
【0057】前記の各工程により、メモリセルアレイ領
域40と周辺回路領域30との絶対段差15は約500
nmとなり、後工程における配線パターンの形成を極め
て容易に行える。この場合、絶対段差15はSiO2
12の膜厚によって調整可能であり、また、SiO2
12の膜厚については、電荷蓄積電極7の高さとプレー
ト電極9の膜厚との合計寸法以内であれば適宜選択可能
であり、SiO2 膜12の表面がプレート電極9の表面
と面一になるようにしてもよい。その後、BPSG膜1
0に対して膜厚500nm分だけ全面エッチバックを行
なうことにより、プレート電極9の上に層間絶縁膜を形
成する。
【0058】以後、公知の技術によりメタル配線を形成
しダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ(DRA
M)を完成させる。
【0059】尚、第2実施例においては、BPSG膜1
2に対する熱処理後に500nm分のエッチバックを行
なっているが、後工程におけるメタルコンタクト形成に
支障のない範囲でエッチバック量を設定することができ
る。
【0060】以下、本発明の第3実施例について図面を
参照しながら説明する。
【0061】図12〜図15は本発明の第3実施例に係
る半導体記憶装置の製造方法の各工程を示す断面図であ
る。
【0062】まず、図12に示すように、第1実施例と
同様、半導体基板1上のメモリセルアレイ領域40に、
ワード線5、ビット線6、電荷蓄積電極7及び容量絶縁
膜8を順次形成した後、プレート電極9(図13を参
照)となるDPS13を200nmの膜厚に成長させ
る。その後、DPS13の上に、プレート電極領域を規
定するレジストパターン11を形成する。
【0063】次に、図13に示すように、レジストパタ
ーン11をマスクにしてDPS13に対してエッチング
を行なうことによりプレート電極9を形成した後、引き
続いてレジストパターン11をマスクにして、絶縁膜2
0における周辺回路領域30に、段差緩和用の絶縁膜と
してのLPD.SiO2 膜12を500nmの膜厚に選
択的に成長させる。
【0064】次に、図14に示すように、熱流動性を有
する絶縁膜としてのBPSG膜10を1300nmの膜
厚に堆積する。
【0065】次に、図15に示すように、BPSG膜1
0に対して900℃の温度の窒素雰囲気において40分
間の熱処理を施してリフローさせることにより、BPS
G膜10の平坦化を行なう。その後、BPSG膜10に
対して500nmの厚さ分だけ全面エッチバックを行な
ってプレート電極9の上に層間絶縁膜を形成する。
【0066】前記の各工程により、メモリセルアレイ領
域40と周辺回路領域30との間の段差部35の絶対段
差15は約500nmとなり、後工程における配線パタ
ーンの形成を極めて容易に行える。この場合、絶対段差
15はSiO2 膜12の膜厚によって調整可能であり、
また、SiO2 膜12の膜厚については、電荷蓄積電極
7の高さとプレート電極9の膜厚との合計寸法以内であ
れば適宜選択可能であり、SiO2 膜12の表面がプレ
ート電極9の表面と面一になるようにしてもよい。
【0067】さらに、プレート電極9を形成するための
レジストパターン11をLPD.SiO2 を選択的に成
長させるマスクにも兼用するため、フォトリソ工程を増
加させることなくBPSG膜10の平坦化を実現でき
る。
【0068】以後公知の技術でメタル配線を形成しダイ
ナミック・ランダム・アクセス・メモリ(DRAM)を
完成させる。
【0069】
【発明の効果】請求項1の発明に係る半導体記憶装置の
製造方法によると、メモリセルアレイ領域が開口したレ
ジストパターンをマスクとして層間絶縁膜に対してエッ
チングを行なって層間絶縁膜におけるメモリセルアレイ
領域の上側部分を除去した後に層間絶縁膜をリフローす
るため、層間絶縁膜におけるメモリセルアレイ領域は周
辺回路領域に比べてエッチングにより除去された膜厚分
だけ薄くなり、層間絶縁膜の段差部の絶対段差及びフロ
ー角が低減するので、スタック型のメモリセルを有する
DRAMにおいて、後の配線パターンの形成が容易にな
り、コンタクトの信頼性が向上し、レジストパターン形
成時における寸法バラツキを抑制することができる。
【0070】このため、従来は電荷蓄積電極が高くなる
のを防止するために複雑な構造のメモリセルアレイを採
用していたが、請求項1の発明によると、単純な構造で
且つ高い電荷蓄積電極を形成しても電荷蓄積容量を確保
できるため、複雑な構造のメモリセルアレイの形成に伴
う工程数の増加を招くことなく、微細な配線パターニン
グを有するスタック型のメモリセルを有するDRAMを
余裕度をもって製造することが可能になり、歩留りを大
きく向上させることができる。
【0071】請求項2の発明に係る半導体記憶装置の製
造方法によると、層間絶縁膜における周辺回路領域の縁
部にメモリセルアレイ領域を囲む凸状部が残存するよう
にレジストパターンを形成するため、層間絶縁膜をリフ
ローした際に層間絶縁膜の凸状部がメモリセルアレイ領
域と周辺回路領域との間の段差部及び周辺回路領域に流
入し、段差部の幅が大きくなるので、フロー角がより小
さくなってコンタクトの信頼性が一層向上する。
【0072】請求項3の発明に係る半導体記憶装置の製
造方法によると、層間絶縁膜の凸状部とメモリセルアレ
イ領域との間に間隔がおかれているため、凸状部がエッ
チングにより除去された領域に流入する事態を回避でき
るので、フロー角がより一層小さくなってコンタクトの
信頼性がより一層向上する。
【0073】請求項4の発明に係る半導体記憶装置の製
造方法によると、層間絶縁膜における周辺回路領域の縁
部にメモリセルアレイ領域を囲む凹状部が残存するよう
にレジストパターンを形成するため、層間絶縁膜の段差
部が凹状部に流入し、これに伴って層間絶縁膜における
メモリセルアレイ領域の縁部も段差部側に流入し、段差
部の幅が大きくなるので、フロー角がより小さくなって
コンタクトの信頼性が一層向上する。
【0074】請求項5の発明に係る半導体記憶装置の製
造方法によると、層間絶縁膜の凹状部とメモリセルアレ
イ領域との間に間隔がおかれているため、層間絶縁膜の
段差部が凹状部に流入する際に該段差部が周辺回路側に
流れ、段差部の幅が大きくなるので、フロー角がより一
層小さくなってコンタクトの信頼性がより一層向上す
る。
【0075】請求項6の発明に係る半導体記憶装置の製
造方法によると、周辺回路領域が開口したレジストパタ
ーンをマスクとして半導体基板上の周辺回路領域に段差
緩和用の絶縁膜を形成した後に半導体基板上のメモリセ
ルアレイ領域及び周辺回路領域に熱流動性を有する層間
絶縁膜を形成するため、半導体基板の周辺回路領域は予
め嵩上げされており、層間絶縁膜の段差部の絶対段差及
びフロー角が低減するのでスタック型のメモリセルを有
するDRAMにおいて、後の配線パターンの形成が容易
になり、コンタクトの信頼性が向上し、レジストパター
ン形成時における寸法バラツキを抑制することができ
る。
【0076】請求項7の発明に係る半導体記憶装置の製
造方法によると、段差緩和用の絶縁膜は半導体基板上に
液相成長法により形成されたSiO2 膜であるため、段
差緩和用絶縁膜の形成が容易である。
【0077】請求項8の発明に係る半導体記憶装置の製
造方法によると、層間絶縁膜における周辺回路領域の縁
部にメモリセルアレイ領域を囲む凹状部が残存するよう
にレジストパターンを形成するため、請求項4の発明と
同様、層間絶縁膜におけるメモリセルアレイ領域の縁部
が段差部側に流入し、段差部の幅が大きくなるので、フ
ロー角がより小さくなってコンタクトの信頼性が一層向
上する。
【0078】請求項9の発明に係る半導体記憶装置の製
造方法によると、周辺回路領域が開口したレジストパタ
ーンをマスクとして半導体基板上の周辺回路領域に段差
緩和用の絶縁膜を形成した後に半導体基板上のメモリセ
ルアレイ領域及び周辺回路領域に熱流動性を有する層間
絶縁膜を形成するため、請求項6の発明と同様、層間絶
縁膜の段差部の絶対段差及びフロー角が低減し、スタッ
ク型のメモリセルを有するDRAMにおいて、後の配線
パターンの形成が容易になり、コンタクトの信頼性が向
上し、レジストパターン形成時における寸法バラツキを
抑制することができる。さらに、段差緩和用絶縁膜を形
成するためのレジストパターンとしてプレート電極形成
用のレジストパターンを用いるため、段差緩和用絶縁膜
のためのレジストパターンを形成する工程を省略するこ
とができる。
【0079】請求項10の発明に係る半導体記憶装置の
製造方法によると、段差緩和用絶縁膜は半導体基板上に
液相成長法により形成されたSiO2 膜であるため、段
差緩和用絶縁膜の形成が容易である。
【0080】請求項11の発明に係る半導体記憶装置の
製造方法によると、層間絶縁膜における周辺回路領域の
縁部にメモリセルアレイ領域を囲む凹状部が残存するよ
うにレジストパターンを形成するため、請求項4の発明
と同様、層間絶縁膜におけるメモリセルアレイ領域の縁
部が段差部側に流入し、段差部の幅が大きくなるので、
フロー角がより小さくなってコンタクトの信頼性が一層
向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る半導体記憶装置の製
造方法の一工程を示す断面図である。
【図2】本発明の第1実施例に係る半導体記憶装置の製
造方法の一工程を示す断面図である。
【図3】本発明の第1実施例に係る半導体記憶装置の製
造方法の一工程を示す断面図である。
【図4】本発明の第1実施例に係る半導体記憶装置の製
造方法の一工程を示す断面図である。
【図5】本発明の第1実施例の変形例に係る半導体記憶
装置の製造方法の一工程を示す断面図である。
【図6】本発明の第1実施例に係る半導体記憶装置の製
造方法においてメモリセルアレイ領域の端部からレジス
トパターンまでの距離とフロー角との関係を示す図であ
る。
【図7】本発明の第2実施例に係る半導体記憶装置の製
造方法の一工程を示す断面図である。
【図8】本発明の第2実施例に係る半導体記憶装置の製
造方法の一工程を示す断面図である。
【図9】本発明の第2実施例に係る半導体記憶装置の製
造方法の一工程を示す断面図である。
【図10】本発明の第2実施例に係る半導体記憶装置の
製造方法の一工程を示す断面図である。
【図11】本発明の第2実施例に係る半導体記憶装置の
製造方法の一工程を示す断面図である。
【図12】本発明の第3実施例に係る半導体記憶装置の
製造方法の一工程を示す断面図である。
【図13】本発明の第3実施例に係る半導体記憶装置の
製造方法の一工程を示す断面図である。
【図14】本発明の第3実施例に係る半導体記憶装置の
製造方法の一工程を示す断面図である。
【図15】本発明の第3実施例に係る半導体記憶装置の
製造方法の一工程を示す断面図である。
【図16】従来の半導体記憶装置の製造方法の一工程を
示す断面図である。
【図17】従来の半導体記憶装置の製造方法の一工程を
示す断面図である。
【図18】従来の半導体記憶装置の製造方法の問題点を
説明する断面図である。
【図19】従来の半導体記憶装置の製造方法の問題点を
説明する断面図である。
【符号の説明】
1 半導体基板 5 ゲート電極(ワード線) 6 ビット線 7 電荷蓄積電極 8 容量絶縁膜 9 プレート電極 10 BPSG膜(層間絶縁膜) 11 レジストパターン 12 LPD.SiO2 15 絶対段差 30 周辺回路領域 35 段差部 40 メモリセルアレイ領域 50 凸状部 51 凹状部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 海本 博之 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−338673(JP,A) 特開 平5−299599(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01L 27/108 H01L 21/8242 H01L 21/3205 H01L 21/3213 H01L 21/768

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上のメモリセルアレイ領域に
    ワード線、ビット線及び電荷蓄積電極をそれぞれ形成す
    る第1の工程と、 前記電荷蓄積電極の上に容量絶縁膜を介してプレート電
    極を形成する第2の工程と、 半導体基板上のメモリセルアレイ領域及び周辺回路領域
    に熱流動性を有する層間絶縁膜を形成する第3の工程
    と、前記 層間絶縁膜の上にメモリセルアレイ領域が開口した
    レジストパターンを形成する第4の工程と、 前記レジストパターンをマスクとして前記層間絶縁膜に
    対して、前記層間絶縁膜におけるメモリセルアレイ領域
    が前記層間絶縁膜における周辺回路領域よりも高くなる
    段差部が形成されるようにエッチングを行なうことによ
    り、前記層間絶縁膜におけるメモリセルアレイ領域の上
    側部分を除去する第5の工程と、 前記レジストパターンを除去した後、メモリセルアレイ
    領域の上側部分が除去された前記層間絶縁膜を加熱して
    リフローする第6の工程とを備えていることを特徴とす
    る半導体記憶装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記第4の工程は、前記第5の工程にお
    いて前記層間絶縁膜における周辺回路領域の縁部にメモ
    リセルアレイ領域を囲む凸状部が残存するように前記レ
    ジストパターンを形成する工程を含むことを特徴とする
    請求項1に記載の半導体記憶装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記第4の工程は、前記第5の工程にお
    いてメモリセルアレイ領域との間に間隔をおいて前記凸
    状部が残存するように前記レジストパターンを形成する
    工程を含むことを特徴とする請求項2に記載の半導体記
    憶装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記第4の工程は、前記第5の工程にお
    いて前記層間絶縁膜における周辺回路領域の縁部にメモ
    リセルアレイ領域を囲む凹状部が形成されるように前記
    レジストパターンを形成する工程を含むことを特徴とす
    る請求項1に記載の半導体記憶装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記第4の工程は、前記第5の工程にお
    いてメモリセルアレイ領域との間に間隔をおいて前記凹
    状部が形成されるように前記レジストパターンを形成す
    る工程を含むことを特徴とする請求項4に記載の半導体
    記憶装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 半導体基板上のメモリセルアレイ領域に
    ワード線、ビット線及び電荷蓄積電極をそれぞれ形成す
    る第1の工程と、 前記電荷蓄積電極の上に容量絶縁膜を介してプレート電
    極を形成する第2の工程と、 半導体基板上のメモリセルアレイ領域及び周辺回路領域
    に周辺回路領域が開口したレジストパターンを形成する
    第3の工程と、 前記レジストパターンをマスクとして半導体基板上の周
    辺回路領域に段差緩和用の絶縁膜を形成する第4の工程
    と、 前記レジストパターンを除去した後、半導体基板上のメ
    モリセルアレイ領域及び周辺回路領域に熱流動性を有す
    る層間絶縁膜を形成する第5の工程と、 前記層間絶縁膜を加熱してリフローする第6の工程とを
    備えていることを特徴とする半導体記憶装置の製造方
    法。
  7. 【請求項7】 前記第4の工程における段差緩和用の絶
    縁膜は半導体基板上に液相成長法により形成されたSi
    2 膜であることを特徴とする請求項6に記載の半導体
    記憶装置の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記第3の工程は、前記第5の工程にお
    いて形成する層間絶縁膜における周辺回路領域の縁部に
    メモリセルアレイ領域を囲む凹状部が形成されるように
    前記レジストパターンを形成する工程を含むことを特徴
    とする請求項6に記載の半導体記憶装置の製造方法。
  9. 【請求項9】 半導体基板上のメモリセルアレイ領域に
    ワード線、ビット線及び電荷蓄積電極をそれぞれ形成す
    る第1の工程と、 半導体基板上のメモリセルアレイ領域及び周辺回路領域
    に容量絶縁膜となる絶縁膜を形成した後、該絶縁膜の上
    にプレート電極となる導電膜を形成する第2の工程と、 前記導電膜の上に周辺回路領域が開口したプレート電極
    形成用のレジストパターンを形成する第3の工程と、 前記レジストパターンをマスクとして前記導電膜に対し
    てエッチングを行なうことにより前記導電膜よりなるプ
    レート電極を形成する第4の工程と、 前記レジストパターンをマスクとして半導体基板上の周
    辺回路領域に段差緩和用の絶縁膜を形成する第5の工程
    と、 前記レジストパターンを除去した後、半導体基板上のメ
    モリセルアレイ領域及び周辺回路領域に熱流動性を有す
    る層間絶縁膜を形成する第6の工程と、 前記層間絶縁膜を加熱してリフローする第7の工程とを
    備えていることを特徴とする半導体記憶装置の製造方
    法。
  10. 【請求項10】 前記第5の工程における段差緩和用の
    絶縁膜は半導体基板上に液相成長法により形成されたS
    iO2 膜であることを特徴とする請求項9に記載の半導
    体記憶装置の製造方法。
  11. 【請求項11】 前記第3の工程は、前記第5の工程に
    おいて形成する層間絶縁膜における周辺回路領域の縁部
    にメモリセルアレイ領域を囲む凹状部が形成されるよう
    に前記レジストパターンを形成する工程を含むことを特
    徴とする請求項9に記載の半導体記憶装置の製造方法。
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