JP2824911B2 - 炭素繊維強化プラスチック平面板の定着方法 - Google Patents

炭素繊維強化プラスチック平面板の定着方法

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Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は炭素繊維を用いたPC工法に関し、詳細には平
面上に形成した炭素繊維強化プラスチック平面板の定着
方法に関する。
〈従来の技術〉 近時、新素材といわれる炭素繊維強化プラスチック平
面板をPC工法に利用する技術の研究開発が進められてい
る。
炭素繊維強化プラスチックが軽量で腐食せず、引張性
能が高くかつ伸びが少ないといった利点を有することは
知られている。
しかし従来のこの種の技術は、従来のPC鋼線の考え方
の延長であり、単にPC鋼線を炭素繊維強化プラスチック
に置き換えるというアイデアに過ぎない。
そのため、現在までのところ円形断面の炭素繊維強化
プラスチックを使用する方法以外は開発されていない。
〈本発明が解決しようとする問題点〉 従来の炭素繊維強化プラスチックをPC工法に利用する
技術には次のような問題点がある。
〈イ〉炭素繊維強化プラスチックをPC工法に利用する場
合、炭素繊維強化プラスチックの端の定着技術が問題と
なってくる。
特に炭素繊維強化プラスチックはせん断に弱いので、
部分的に食い込む従来の固定具をそのまま使用すること
は不適当である。
このようなことから、炭素繊維強化プラスチックを損
傷せずに定着できる定着技術の提案が望まれている。
〈ロ〉従来の炭素繊維強化プラスチックの断面が円形断
面であることから、コンクリートの被り厚を厚くとらな
ければならないという問題点も残されている。
〈本発明の目的〉 本発明はこのような問題点を改善するためになされた
もので、本発明の目的とするところは炭素繊維を損傷せ
ずに定着できる、炭素繊維強化プラスチック平面板の定
着方法を提供することにある。
また本発明はコンクリートの被り厚さを薄くしてもそ
の実効厚さを確保することのできる炭素繊維強化プラス
チック平面板の定着方法を提供することを目的とする。
〈本発明の構成〉 本発明では、次に示すような平板状の炭素繊維強化プ
ラスチック(炭素繊維強化プラスチック平面板)を使用
すると共に、これを定着するための固定具を使用する。
〈イ〉炭素繊維強化プラスチック平面板〉 本発明では、特に断面が円形ではなく、矩形の炭素繊
維強化プラスチック平面板1を使用する。
本発明のように炭素繊維強化プラスチック平面板1の
断面形状を矩形にすることで曲げが可能となって、形成
長さに制限を受けない。
そのため、事前に工場等で長尺に形成した炭素繊維強
化プラスチック平面板1を、現場で必要とする長さに切
断して使用できる。
この炭素繊維強化プラスチック平面板1の特性及び形
状は、その用途や使用目的によって最適なものを選択し
て使用する。
〈ロ〉固定具 炭素繊維強化プラスチック平面板1をコンクリート構
造物の内部や端面に固定するためには、炭素繊維強化
プラスチック平面板1を損傷せずにしかも強固に固定
できる条件を備えた固定具2が必要である。
そこで本発明では、固定具2も一定の長さの平面部分
を有する構造のものを使用する。
例えば第1、2図に示した固定具2について説明する
と、固定具2は一対のU字板21、21と、これらを締結す
るボルト22とよりなる。
各U字板21は、例えば溝型鋼を短く切断して底板23
と、底板23の両側に形成した壁板24と、壁板24に形成し
た受圧面25を有する。
両U字板21の底板23の背面は炭素繊維強化プラスチッ
ク平面板1を挟持する面となる。
受圧面25は、後述するように炭素繊維強化プラスチッ
ク平面板1を緊張したときやコンクリート構造物に撓み
を生じたときに、これらの力に対抗する抵抗面となる。
ボルト22は各U字板21の底面23の中央の炭素繊維強化
プラスチック平面板1を跨ぐ位置に複数設置し、各U字
板21をバランス良く加圧する。
〈ハ〉固定具の取り付け 炭素繊維強化プラスチック平面板1に固定具2を取り
付ける操作は極めて簡単である。
即ち、これを第2図を参照に説明するとまず一対のU
字板21の間隔を広げておいた間に、壁板24と直交する方
向から炭素繊維強化プラスチック平面板1を挿入する。
そしてU字板21と炭素繊維強化プラスチック平面板1
との間に接着剤3を塗布した後、ボルト22を締めて三者
を一体に拘束する。
このような拘束構造であれば、炭素繊維強化プラスチ
ック平面板1とU字板21との接触面積の設定次第で、十
分に大きな付着力を確保することができる。
〈施工方法〉 次に本発明の施工方法について説明する。
〈イ〉固定具の取り付け 炭素繊維強化プラスチック平面板1の端に前記の固定
具2を取り付ける。
その結果、固定具2の壁板24は炭素繊維強化プラスチ
ック平面板1の長手方向に対し直交方向に位置すること
になる。
〈ロ〉型枠内への配置 コンクリート構造物の型枠内に、固定具2を取り付け
た炭素繊維強化プラスチック平面板1を例えば第3図の
ように設置する。
尚、第3図では固定具2を省略してある。
又、炭素繊維強化プラスチック平面板1の設置に際
し、コンクリートとの付着力を与えない定着方式(アン
ドボンドタイプ)とする場合は、予め炭素繊維強化プラ
スチック平面板1の周囲にオイルを塗り、そしてシース
管で被覆しておくとよい。
〈ハ〉コンクリートの打設 次に固定具2の設置箇所を除いた、コンクリート構造
物の型枠内にコンクリートを打設する。
〈ニ〉緊張 コンクリートの未充填空間内に露出する固定具2を油
圧ジャキ等で牽引して、炭素繊維強化プラスチック平面
板1を緊張する。
〈ホ〉定着 炭素繊維強化プラスチック平面板1に付与した緊張力
を保持させた状態で以て、固定具2の露出した空間内へ
コンクリートを充填する。
その結果、固定具2はコンクリートで埋め殺しされ
る。
炭素繊維強化プラスチック平面板1の定着後におい
て、コンクリート構造物の変形、或は炭素繊維強化プラ
スチック平面板1への緊張力の導入にいよって固定具2
に大きな力が作用する。
固定具2に作用する力は、壁板24の受圧面25がコンク
リート構造物に接触して対抗することになる。
〈本発明の効果〉 本発明は上記したように円形断面ではなく、矩形断面
の炭素繊維強化プラスチック平面板を使用し、これをコ
ンクリート内部に埋め込んで使用するものである。
従って次のような効果を得ることができる。
〈イ〉一対のU字板の間隔を広げておいた間に、矩形断
面の炭素繊維強化プラスチック平面板を挿入した後、ボ
ルトを締めるだけの簡単な操作で、三者を一体に拘束で
きる。
この際、炭素繊維強化プラスチック平面板とU字板の
接触面間に接着剤を介在してボルト締結すると、拘束力
が一段と増す このように、炭素繊維強化プラスチック平面板とU字
板の各平面を接触させて拘束することから、炭素繊維強
化プラスチック平面板を損傷させないで定着できる。
〈ロ〉特に薄い平板状に形成した炭素繊維強化プラスチ
ックを使用することから、従来の円形断面の材料を使用
する場合と比較して、複雑とされていた固定具の構造が
簡単になる。
例えば図示した実施例では市販の溝型鋼を短く切断し
て使用できるから、安価でしかも簡単に製造できる。
〈ハ〉固定具は剪断し易い性質の炭素繊維強化プラスチ
ック平面板を損傷せずに強固に固定することができる。
〈ニ〉固定具の構造が簡単であると、その製造価格が安
価であるだけでなく、取り扱い、組み立て作業も簡単で
あって特別な熟練を必要とせず、使用上での効果も大き
い。
〈ホ〉炭素繊維の有する軽量で腐食しないという利点を
そのままコンクリート構造物に利用することができる。
〈ヘ〉従来の円形断面のものと比較して、炭素繊維強化
プラスチック平面板の断面が薄いから、コンクリート構
造物の表面近くに配置しても有効な被り厚さを確保でき
る。
従って、橋梁やスラブにおいて曲線状に配置する際に
十分にその上面に近付けた状態から、十分に下面に近付
けた状態までの配置が可能である。
このことは従来の円形断面の材料を設置する場合に比
較して、上下の間隔を大きく取れるということになり、
設計上有利である。
〈ト〉従来の円形断面を有する棒状体では折り曲げるこ
とができない。
これに対して炭素繊維が薄い平面板であるから、折り
曲げ可能であるから、運搬や格納のための容積を小さく
でき、運搬の手間もかからず経済的である。
又、炭素繊維強化プラスチック平面板が薄い板体であ
るから、現場でロールから所望の長さに切断していくら
でも製造できるという利点もある。
【図面の簡単な説明】
第1図:本発明に係る実施例の説明図であって炭素繊維
強化プラスチック平面板と固定具との取り付け状態を示
す斜視図 第2図:コンクリート構造物に埋設した固定具付近の側
面図 第3図:炭素繊維強化プラスチック平面板の配置例の説
明図
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大堀 尚宏 埼玉県入間郡大井町西鶴ヶ岡1―3―1 (72)発明者 小林 朗 埼玉県入間郡大井町西鶴ヶ岡1―3―1 (56)参考文献 特開 平2−266050(JP,A) 特開 平2−266065(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04C 5/00 - 5/12 E04G 21/12 - 21/12 104

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】炭素繊維強化プラスチック平面板を使用
    し、 炭素繊維強化プラスチック平面板と交差する方向に受圧
    面を有する固定具を前記炭素繊維強化プラスチック平面
    板の端部を除く途上に挟持させて取り付け、 前記炭素繊維強化プラスチック平面板をコンクリート構
    造物の型枠内に配置し、 固定具の設置箇所を除いたコンクリート構造物の型枠内
    にコンクリートを打設して炭素繊維強化プラスチック平
    面板をコンクリート内に埋設し、 固定具を牽引して炭素繊維強化プラスチック平面板に引
    張力を導入し、 つぎに固定具をコンクリートで埋設して定着する、 炭素繊維強化プラスチック平面板の定着方法。
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