JP2824859B2 - 使い捨ておむつ - Google Patents

使い捨ておむつ

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JP2824859B2 JP1328300A JP32830089A JP2824859B2 JP 2824859 B2 JP2824859 B2 JP 2824859B2 JP 1328300 A JP1328300 A JP 1328300A JP 32830089 A JP32830089 A JP 32830089A JP 2824859 B2 JP2824859 B2 JP 2824859B2
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【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は使い捨ておむつに関し、特に吸収体の表面材
側において長さ方向に平行に複数本の襞が立ち上がり、
襞と襞との間にポケット状溝が形成されるようにして、
排泄物を吸収した吸収体部分が直接肌に接触するのを避
け、かつ身体にフィットさせると共に横漏れの防止と吸
収力の向上を図り、着用時の不快感を改良した使い捨て
おむつに関する。
[従来の技術] 従来の使い捨ておむつの構造は、第7図(a)一部切
欠き展開平面図に示すように液体透過性の表面シート1
と液体不透過性の裏面シート2の間に吸収体3が配置さ
れ、前記吸収体3の幅方向両側端縁の各外側に配設され
た左右2対の伸縮弾性体9,9,9,9が伸張状態で、前記表
面シート1と裏面シート2に一体に接着されている。第
7図(b)に示す第7図(a)のI−I線部分拡大断面
図により上記の配置、配設の関係がわかる。
前記表面シート1と裏面シート2の間には、前記吸収
体3のほかに吸収体3の上下両面に透水性シートを重ね
て配置される場合もある。
前記吸収体3の形状は、図示のように縦方向(長手方
向)に中央部の両側が内側にくたびれた砂時計状又は中
央部のくびれのない長方形になっており、臀部から股間
部を通して腹部にかけて装着するときに中央部が股間部
に当るようになっている。
吸収体の形状が砂時計状、長方形にかかわらず股間部
に当る吸収体の幅は、一般的に乳幼児用で80〜160mm、
成人用では、更に広い幅を備えている。
しかしながら、吸収体3の形状が、中央部のくびれの
ない長方形になっているものは、臀部から股間部を通し
て腹部にかけて装着するときのフィット性(装着性)が
砂時計状に比べるとやや劣る。また、吸収体の形状が砂
時計状、長方形にかかわらず、排泄物が股間部の液透過
性の表面シート1を透過して内部の吸収体3に吸収しき
れない分が表面シート1の上面を流れて両側のサイドフ
ラップ6,6に向うのを伸縮弾性体9,9で両大腿部を緊締し
て横漏れを防止しているが、排泄回数が多かったり、排
泄量が多量になるときなど、横漏れを完全に止めるには
不十分であった。
使い捨ておむつの排泄物の漏れ防止について、これま
でも多くの提案がなされてきたが、最近は吸収体の両端
外側に位置する表面シートと裏面シートを貼合して形成
されているサイドフラップの表面シート側(上側部)
に、パリヤカフス或いは第2のフラップなどと称して、
股間部の横洩れ防止のための提案が見られる。たとえ
ば、特開昭61−296103号公報には、排泄物の横方向流を
堰止めるバリヤー壁を有する疎水性の弾性材料からなる
脚カフス部材を設ける提案が見られ、前記脚カフス部材
はその縦方向の弾性収縮によりサイドフラップが使用者
の皮膚表面と密着し、排泄物の横方向流を堰止めるのに
有効であるとしている。
また、特開昭62−250201号公報には、従来のサイドフ
ラップの吸収体寄り内側にバリヤカフスと称し、上部ル
ープに弾性体を結合させて弾性体が伸張するとバリヤカ
フスがトップシート(表面シート)の上面から離間し
て、バリヤカフスと外側のガスケットカフス(従来のサ
イドフラップ)の二重障壁で排泄物の漏れを防止する旨
の提案がある。また、特開昭63−223303号公報には、従
来サイドフラップに設けていた弾性体を廃止し、サイド
フラップの上側部にトップシートとは別に別素材の第2
のフラップ部分とその先端部のループ内に弾性体を設
け、従来のサイドフラップの弾性体の締付けにより吸収
体が移動して起っていた不快感をなくし、横漏れを防止
する旨の提案がある。
更に、特開昭63−21901号公報には、吸収体を覆うト
ップシートとは別に、吸収体の外側へサイドフラップの
上側部として延出する不透水性フラップに、伸縮ギャザ
ーを作る第1の防漏堤とその内側の吸収体を覆うトップ
シートに接して設けられる伸縮ギャザーを作る第2の防
漏堤を設け、それぞれの防漏堤の上部には弾性体を備え
て、弾性体の伸張時に防漏堤が上方に突出するようにし
て、第1、第2の防漏堤で横漏れを防止する旨の提案が
ある。
しかしながら、これらの提案ではいずれもサイドラッ
プに設けた弾性部材を備えたバリアカフス或いは防漏堤
を立上げて排泄物の横流れを阻止し得たとしても、バリ
アカフス或いは防漏堤の内側に表面シートから流れた排
泄物を十分吸収されないまま、ためておくことになる点
で問題がある。
すなわち、表面シート上に排泄された液体以外の排泄
物は表面シート上に残り、液体も一旦表面シートを透過
して吸収体内に吸収されても、吸収能力を超える量にな
ると体圧などにより表面シートへの逆戻り現象、いわゆ
るウエットバックを起こし、着用者の肌に直接接触して
不快感を与えることになる。
[発明が解決しようとする課題] 本発明者等は上述の問題点について検討した結果、従
来の表面シートに排泄されて表面シート上に残った排泄
物及び一旦吸収体に吸収されてから表面シート上に逆戻
りするいわゆるウエットバックと称する液体排泄物と着
用者の肌が直接接触するのを避けるため、表面シート上
に表面シート自身で形成した襞を設けることにより、横
漏れ防止も同時に解決できるとの知見を得て、本発明を
完成するに至った。
本発明の目的は、上述のような従来の股間部領域の横
漏れ防止の提案でも解決できなかった問題点を解決し、
身体によく密着してフィット性がよく、また、排泄物が
直接肌に接触しないので着用時の不快感を改良した、吸
収性が良好で、横漏れのない使い捨ておむつを提供する
ものである。
[課題を解決するための手段] すなわち本発明は、液体透過性の表面シートと液体不
透過性の裏面シートの間に吸収体が配置され、且つ前記
吸収体の横方向両側の表面シートと裏面シートの間に、
伸縮弾性体を伸張状態で配設された使い捨ておむつであ
って、 幅広の表面シートを幅方向にたるませて、該表面シー
トにより、吸収体上に断面が袋状に形成された襞をおむ
つ長さ方向に平行に複数本設け、かつ袋状態の内部に伸
縮弾性体が襞の長さ方向に伸張状態に配置接着され、該
伸縮弾性体の収縮状態において前記襞が表面シートから
立上がると共に、隣接する前記襞と襞との間にポケット
部が形成されるようにしたことを特徴とする使い捨てお
むつである。
上記の構成とすることにより本来の表面シートを含め
て液透過性の表面シートが複数層に折り重ねられた襞の
部分が複数形成され、排泄物のウエットバックがあって
も、表面シートの折り重なりからなる襞が複数本形成さ
れているのでこれによりウエットバックを防止し襞の外
側は常に乾いた状態にあり、肌が直接排泄物と接するの
を避け、おむつの着用者に不快感を与えないという特色
がある。また複数の襞の間に形成されるポケット部分に
排泄物が落とし込まれ、襞が弁の役目をして、逆戻りし
にくくするので、直接肌に接触させない作用効果を生ず
る。また、このため当然横漏れ防止にも著しい効果があ
る。
以上が本発明の基本的な特徴であるが、以下に本発明
の実施例を図面を参照しながら説明する。
なお、ここで本発明の使い捨ておむつを構成する基礎
となる材料について説明する。
本発明に用いる液体透過性の表面シートとしては、乾
式不織布、有孔フィルムなどが用いられる。また、表面
シートにサイドフラップ部分で連設する疎水性シート
は、乾式不織布を撥水処理するか、或いは親水化処理し
ない合成繊維製の疎水性不織布を用いるか、又は撥水性
不織布として、スパンボンド不織布を撥水処理したもの
が用いられる。液体不透過性の裏面シートとしては、ポ
リエチレンフィルム、撥水性不織布などが用いられる。
また、前記表裏両面シートの間に配置される吸収体
は、上下面にティッシュ・ペーパー、乾式パルプ不織布
などの吸収性シートが用いられるのが普通であり、上下
の吸収性シートの間はフラッフパルプ、レーヨンなどの
吸収性繊維層の2層或いはそれ以上の多層からなってい
る。
吸収体の股間部領域に当る層間には高吸収性粒状物を
配することができる。本発明でいう高吸収性粒状物は、
通常知られる高吸収性ポリマー粒子単独或いはこれに活
性炭、カルボキシメチルセルロース、ゼオライトなどを
混合した粒状物を用いる。
伸縮弾性体は、天然、合成のゴム、ウレタンなどの糸
状、ひも状、平型形状のものを設置位置に応じて用いら
れる。伸縮弾性体の配設はシートの間に接着剤により固
着される。
[実施例] 次に本発明の実施例1を第1図(a)のおむつの展開
平面図に示す。前記襞4の内部に伸縮弾性体5を伸張状
態で配設し、接着剤で接着したものである。
伸縮弾性体5を配設する位置は第1図(a)のB−B
線部分拡大断面図である第1図(b)に示すように断面
がほぼT型をした袋状の襞の中心部でも、また、第2図
の襞の部分拡大断面図に示すようにTの上辺の両端に配
設してもよい。両端に配設した場合は襞の基部と上部中
央下面とを接着剤13で接着する。こうすることにより、
前記の襞を形成する表面シートの2層と元の表面シート
と合せた3層の表面シートによるウエットバックの肌へ
の接触を防ぐ効果と共に、襞4が着用時の伸縮弾性体5
の収縮により立上り、表面シート1の上面から離れ、表
面シート1の上面と立上った襞4と襞4との間にポケッ
ト7を形成し、排泄物をこの間に落しこんで、複数の襞
により被覆して肌と排泄物が直接触れることを避けるこ
とができる。襞4の内部の伸縮弾性体5は第1図(a)
に示すように縦方向股間部の前後にわたって配設すれば
よい。
次に本発明の使い捨ておむつの実施例2を第3図
(a)の一部切欠き展開平面図に示す。
第3図(a)のおむつは両サイドフラップ部6,6に疎
水性シート8,8が配設され、表面シート1上に表面シー
ト1で形成された内部に伸縮弾性体5,5を接着により備
えたT字型の襞4,4が設けられている。第3図(b)は
第5図(a)のC−C線部分拡大断面図で、疎水性シー
ト8,8が両サイドフラップ部6,6で表面シート1の両端部
と接着、連設されている。第3図(c)は第3図(a)
のD−D線部分拡大断面図で、D−D線の位置、つま
り、おむつの腹部と臀部に当る部分で、疎水性シート8,
8は吸収体3の上で表面シート1と接着、連設されてい
ることを示している。この実施例では表面シート1の両
サイドフラップ部6,6で疎水性シート8,8を接着、連設し
ているため、排泄物が親水性の表面シート1上から両サ
イドフラップに流れるようなことがあっても、表面シー
ト1と疎水性シート8,8との接点で、これを阻止するの
で、横漏れ防止に顕著な効果がある。本実施例の場合
は、表面シート1上に形成した2本の襞により排泄物を
縦方向に広く拡散吸収し、肌と直接接触させないという
効果を同時に発揮するので、疎水性シート8,8による横
漏れ防止効果は一層大きくなる。
次に第4図(a)に本発明の使い捨ておむつの実施例
3の一部切欠き展開平面図を示す。この実施例の構成の
特色は、表面シート1の両サイドフラップ部6,6に接
着、連設された疎水性シート8,8上に疎水性シート8,8を
横方向にたるませて、襞41,41を設けた点にある。第4
図(b)は第4図(a)のE−E線部分拡大断面図、第
6図(c)は第4図(a)のF−F線部分拡大断面図で
ある。第4図(b)より表面シート1上には伸縮弾性体
5を接着により内蔵した襞4が2本設けられ、両サイド
フラップ部にも疎水性シート8,8で形成した襞41,41が設
けられていることがわかる。
本実施例の場合、疎水性シート8,8の襞41,41には伸縮
弾性体を内蔵させてないが、伸縮弾性体を内蔵させても
よい。この場合は、両サイドフラップ部の伸縮弾性体9,
9の配設本数を減らすことも考えられる。
なお、本実施例では第4図(c)で示したように、F
−F線部分で疎水性シートの襞41,41は表面シート1に
接着させていないが、股間部での襞の立上りを考慮する
と接着させておくことが好ましい。本実施例のように両
サイドフラップ部の疎水性シート上に疎水性シートで形
成した襞を設けることにより、仮に排泄物が急に大量に
流れて表面シート上の複数本の襞を越えることがあった
としても疎水性シートの襞がこれを阻止し、横漏れを完
全に防止するという効果が奏する。
また、第4図(b)で見られる襞41,41の位置は、両
サイドフラップ部上にあるが、吸収体3に接して設けて
も前記と同様な効果が得られる。
次に本発明の使い捨ておむつに設けられる表面シート
上の襞の内部に吸収性材料を内蔵させる実施例4を説明
する。
第5図は実施例4の使い捨ておむつの股間部の横方向
部分拡大断面図を示し、表面シート1上の襞4,4の内部
には、接着により内蔵させた伸縮弾性体5,5のほかに吸
収性材料10,10が内蔵されている。
本実施例では吸収性材料として、ティシュペーパーに
高吸収性粒状物を散布したものを用いたが、本発明では
このほかティッシュペーパーを集束したもの、粉砕パル
プに高吸収性粒状物を混入させて、ティッシュペーパー
で包み込んだものを用いても、すぐれた吸収効果があ
る。
このほか、吸収性材料として、下記のようなものがあ
げられる。
(イ)粉砕パルプをティッシュペーパーで包み込んだも
の。
(ロ)パルプ又はパルプと合成繊維を用いた乾式パルプ
不織布を集束した状態で配設する。
(ハ)ポリプロピレン、ポリエステル、レーヨン等の疎
水性繊維不織布を親水化して集束した状態で配設する。
(ニ)(ロ)、(ハ)の不織布中に吸収性の繊維(例え
ば日本エクスラン製ランシールF)を混抄したものを用
いる。
(ホ)実施例に示した吸収性材料を含めて、上記の各種
吸水性材料を組合せたものを用いる。
本実施例のように、襞の内部に吸収性材料を内蔵させ
ることにより、排泄物は親水性の表面シートで形成され
た襞の縦方向に広く拡散されて透過した液状排泄物は、
更に内部の吸収性材料に余裕をもって吸収されるので、
襞の外側は乾いた状態を保持し、排泄物のウェットバッ
クによる不快感がない。
次に実施例5として、本発明の使い捨ておむつの両サ
イドフラップ部に、立体堰を設け、前記立体堰の内部に
吸収性材料を内蔵させた例を説明する。第6図(a)は
本実施例5の使い捨ておむつの一部切欠き展開平面図
で、第6図(b)は第8図(a)のG−G線部分拡大断
面図、第6図(c)は同じくH−H線部分拡大断面図で
ある。
第6図(a)に示す立体堰11,11は股間部の吸収体3
の外側サイドフラップ部6,6に設けられ、第6図(b)
に示すように、疎水性シート8と表面シート1を貼合し
て空洞部を有する上向きの袋帯状のものを形成する。そ
してこの空洞部に前述の吸収性材料10を内蔵させる。立
体堰11,11の縦方向のおむつの腹部と臀部に当る部分の
一部は、第6図(c)と第6図(a)に見られるよう
に、表面シート1の上面に接着されている。
このようにすることにより、第6図(b)に示す立体
堰11,11に内蔵する伸縮弾性体9,9が着用時に伸長され、
接着されてない部分の立体相堰11,11が立上る方向に働
き、股間部に密着する。立体堰11,11の立上りにより表
面シート1の上に谷部12を形成する。この実施例では立
体堰の内部に伸縮弾性体を内蔵させたが、なくても若干
立上り効果はうすれるものの、立体堰としての漏れ防止
効果と吸収性能の向上効果は得られる。
この実施例の構成とすることにより、立体堰に内蔵す
る伸縮弾性体又はその下部の裏面シート上に設けられた
両サイドフラップの伸縮弾性体により、体型によくフィ
ットされると共に、股間部の吸収体による一次吸収と吸
収体の吸収過飽和による排泄物の溢れ出しを、まず、表
面シート上の襞で二次吸収し、更にこの立体堰と谷部に
より効果的に縦方向に拡散し、立体堰内の吸収性材料に
より縦方向に大きな接触面積で三次吸収を行うというす
ぐれた作用効果を有する。
[発明の効果] 本発明の使い捨ておむつは下記のような効果を有す
る。
(イ)幅広の表面シートを幅方向にたるませて、該表面
シートにより、吸収体上に断面が袋状に形成された襞を
おむつ長さ方向に平行に複数本設け、かつ袋状襞の内部
に伸縮弾性体が襞の長さ方向に伸長状態に配置接着さ
れ、該伸縮弾性体の収縮状態において前記襞が表面シー
トから立上がると共に、隣接する前記襞と襞との間にポ
ケット部が形成されるようにしたから、襞の部分は表面
シートが折り重なり、しかも襞と襞の間に形成されるポ
ケットに排泄物が落し込まれるため、親水性の表面シー
トでできた襞自身の吸収性と相まって、表面シートを介
してのウェットバックを吸収し、肌と排泄物とが直接接
触することが避けられ、着用者の不快感がなくなり、ま
た、横漏れの心配もない。
(ロ)請求項2の発明によれば、吸収体の両側の両サイ
ドフラップ部に建設した疎水性シートにも襞を設けるこ
とにより、仮に排泄物が急に大量に流れて表面シート上
の襞を越えることがあつても、疎水性シートの襞がこれ
を阻止し、横漏れを完全に防止する。
(ハ)請求項4の発明は、各襞の内部に吸収性材料を内
蔵させたので、襞の吸収能力を大幅に増加し、急激な排
泄量の増加に対処できる。
以上必要な効果を列記したが、本発明の使い捨ておむ
つは、排泄物が直接肌に接触するのを避けることがで
き、また身体にフィットさせることができると共に横漏
れの防止と吸収力の向上を同時に達成した着用時の不快
感のないすぐれた性能を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)は本発明の実施例を示す一部切欠き展開平
面図、第1図(b)は第1図(a)のB−B線部分拡大
断面図、第2図は襞内部の伸縮弾性体の位置の例を示す
部分拡大断面図、第3図(a)は本発明の他の実施例を
示す一部切欠き展開平面図、第3図(b)は第3図
(a)のC−C線部分拡大断面図、第3図(c)は同じ
くD−D線部分拡大断面図、第4図(a)は本発明の他
の実施例を示す一部切欠き展開平面図、第4図(b)は
第4図(a)のE−E線部分拡大断面図、第4図(c)
は同じくF−F線部分拡大断面図、第5図は第3図
(b)の他の実施例を示す部分拡大断面図、第6図
(a)は本発明の他の実施例を示す一部切欠き展開平面
図、第6図(b)は第6図(a)のG−G線部分拡大断
面図、第6図(c)は同じくH−H線部分拡大断面図、
第7図(a)は従来の使い捨ておむつの一部切欠き展開
平面図、第7図(b)は第7図(a)のI−I線部分拡
大断面図である。 1……表面シート、2……裏面シート、3……吸収体、
4……襞、5……伸縮弾性体、6……サイドフラップ、
7……ポケット、8……疎水性シート、9……伸縮弾性
体、10……吸収性材料、11……立体堰、12……谷部、13
……接着剤。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】液体透過性の表面シートと液体不透過性の
    裏面シートの間に吸収体が配置され、且つ前記吸収体の
    横方向両側の表面シートと裏面シートの間に、伸縮弾性
    体を伸張状態で配設された使い捨ておむつであって、 幅広の表面シートを幅方向にたるませて、該表面シート
    により、吸収体上に断面が袋状に形成された襞をおむつ
    長さ方向に平行に複数本設け、かつ袋状態襞の内部に伸
    縮弾性体が襞の長さ方向に伸張状態に配置接着され、該
    伸縮弾性体の収縮状態において前記襞が表面シートから
    立上がると共に、隣接する前記襞と襞との間にポケット
    部が形成されるようにしたことを特徴とする使い捨てお
    むつ。
  2. 【請求項2】吸収体の両側の横方向両サイドフラップ部
    に疎水性シートを設け、この疎水性シート上にも該疎水
    性シートにより断面が袋状に形成された襞を形成する請
    求項1記載の使い捨ておむつ。
  3. 【請求項3】前記襞の内部に、伸縮弾性体を伸張状態で
    配設した請求項2記載の使い捨ておむつ。
  4. 【請求項4】各襞の内部に吸収性材料を配置した請求項
    1,2又は3記載の使い捨ておむつ。
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