JP2789473B2 - 吸収性物品 - Google Patents
吸収性物品Info
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- JP2789473B2 JP2789473B2 JP63304090A JP30409088A JP2789473B2 JP 2789473 B2 JP2789473 B2 JP 2789473B2 JP 63304090 A JP63304090 A JP 63304090A JP 30409088 A JP30409088 A JP 30409088A JP 2789473 B2 JP2789473 B2 JP 2789473B2
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- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61F—FILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
- A61F13/00—Bandages or dressings; Absorbent pads
- A61F13/15—Absorbent pads, e.g. sanitary towels, swabs or tampons for external or internal application to the body; Supporting or fastening means therefor; Tampon applicators
- A61F13/45—Absorbent pads, e.g. sanitary towels, swabs or tampons for external or internal application to the body; Supporting or fastening means therefor; Tampon applicators characterised by the shape
- A61F13/49—Absorbent articles specially adapted to be worn around the waist, e.g. diapers
- A61F13/494—Absorbent articles specially adapted to be worn around the waist, e.g. diapers characterised by edge leakage prevention means
- A61F13/49406—Absorbent articles specially adapted to be worn around the waist, e.g. diapers characterised by edge leakage prevention means the edge leakage prevention means being at the crotch region
- A61F13/49413—Absorbent articles specially adapted to be worn around the waist, e.g. diapers characterised by edge leakage prevention means the edge leakage prevention means being at the crotch region the edge leakage prevention means being an upstanding barrier
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は漏れを防止し、かつ大腿部を締付ける伸縮ギ
ャザーの皮膚への接触をソフトにした吸収性物品に関す
る。
ャザーの皮膚への接触をソフトにした吸収性物品に関す
る。
[従来の技術] 従来から液体透過性表面シートと液体不透過性裏面シ
ートと前記表面シートと裏面シートの間に配置された吸
収体からなる吸収性物品は知られている。ここで、吸収
性物品とは使い捨ておむつ、失禁者用パッド(失禁プロ
テクター)などを総称する。
ートと前記表面シートと裏面シートの間に配置された吸
収体からなる吸収性物品は知られている。ここで、吸収
性物品とは使い捨ておむつ、失禁者用パッド(失禁プロ
テクター)などを総称する。
吸収性物品の排泄物の漏れ防止について、これまで多
くの提案がなされてきたが、最近は吸収体の両端外側に
位置する表面シートと裏面シートを貼合して形成されて
いるサイドフラップの表面シート側(上側部)に、バリ
ヤカフス或いは第2のフラップなどと称して、股間部の
横漏れ防止のための提案が見られる。
くの提案がなされてきたが、最近は吸収体の両端外側に
位置する表面シートと裏面シートを貼合して形成されて
いるサイドフラップの表面シート側(上側部)に、バリ
ヤカフス或いは第2のフラップなどと称して、股間部の
横漏れ防止のための提案が見られる。
たとえば、特開昭62−250201号公報には、従来のサイ
ドフラップの吸収体寄り内側にバリヤカフスと称し、上
部ループに弾性体を結合させて弾性体が伸張するとバリ
ヤカフスがトップシート(表面シート)の上面から離間
して、バリヤカフスと外側のガスケットカフス(従来の
サイドフラップ)の二重障壁で排泄物の漏れを防止する
旨の提案がある。また、特開昭63−223303号公報には、
従来サイドフラップに設けていた弾性体を廃止し、サイ
ドフラップの上側部にトップシートとは別に別素材の第
2のフラップ部分とその先端部のループ内に弾性体を設
け、従来のサイドフラップの弾性体の締付けにより吸収
体が移動して起っていた不快感をなくし、横漏れを防止
する旨の提案がある。
ドフラップの吸収体寄り内側にバリヤカフスと称し、上
部ループに弾性体を結合させて弾性体が伸張するとバリ
ヤカフスがトップシート(表面シート)の上面から離間
して、バリヤカフスと外側のガスケットカフス(従来の
サイドフラップ)の二重障壁で排泄物の漏れを防止する
旨の提案がある。また、特開昭63−223303号公報には、
従来サイドフラップに設けていた弾性体を廃止し、サイ
ドフラップの上側部にトップシートとは別に別素材の第
2のフラップ部分とその先端部のループ内に弾性体を設
け、従来のサイドフラップの弾性体の締付けにより吸収
体が移動して起っていた不快感をなくし、横漏れを防止
する旨の提案がある。
更に、特開昭63−21901号公報には、吸収体を覆うト
ップシートとは別に、吸収体の外側へサイドフラップの
上側部として延出する不透水性フラップに、伸縮ギャザ
ーを作る第1の防漏堤とその内側の吸収体を覆うトップ
シートに接して設けられる伸縮ギャザーを作る第2の防
漏堤を設け、それぞれの防漏堤の上部には弾性体を備え
て、弾性体の伸張時に防漏堤が上方に突出するようにし
て、第1、第2の防漏堤で横漏れを防止する旨の提案が
ある。
ップシートとは別に、吸収体の外側へサイドフラップの
上側部として延出する不透水性フラップに、伸縮ギャザ
ーを作る第1の防漏堤とその内側の吸収体を覆うトップ
シートに接して設けられる伸縮ギャザーを作る第2の防
漏堤を設け、それぞれの防漏堤の上部には弾性体を備え
て、弾性体の伸張時に防漏堤が上方に突出するようにし
て、第1、第2の防漏堤で横漏れを防止する旨の提案が
ある。
[発明が解決しようとする課題] 本発明の目的は上述のような従来の股間部領域の横漏
れ防止の提案では不十分であった大腿部の締付けによる
伸縮ギャザーの皮膚への接触不快感を横漏れ防止と同時
に解決した吸収性物品を提供するものである。
れ防止の提案では不十分であった大腿部の締付けによる
伸縮ギャザーの皮膚への接触不快感を横漏れ防止と同時
に解決した吸収性物品を提供するものである。
[課題を解決するための手段] 本発明は液体透過性表面シートと液体不透過性裏面シ
ートと前記表面シートと裏面シートの間に配置された吸
収体からなる吸収性物品において、前記吸収性物品の吸
収体の股間部領域の縦方向両端外側に、前記表面シート
を撥水処理して、縦方向に形成された少なくとも3条以
上のフリルを有し、且つ前記フリルの底部に弾性体が1.
3〜4.0倍に伸長された状態で前記表面シートと裏面シー
トの間に貼着されていることを特徴とする吸収性物品で
ある。
ートと前記表面シートと裏面シートの間に配置された吸
収体からなる吸収性物品において、前記吸収性物品の吸
収体の股間部領域の縦方向両端外側に、前記表面シート
を撥水処理して、縦方向に形成された少なくとも3条以
上のフリルを有し、且つ前記フリルの底部に弾性体が1.
3〜4.0倍に伸長された状態で前記表面シートと裏面シー
トの間に貼着されていることを特徴とする吸収性物品で
ある。
また、液体透過性表面シートと液体不透過性裏面シー
トと前記表面シートと裏面シートの間に配置された吸収
体からなる吸収性物品において、前記吸収性物品の吸収
体の股間部領域の縦方向両端外側に、前記表面シートと
は別体の撥水性不織布を表面シートに接合し、前記撥水
性不織布により縦方向に形成された少なくとも3条以上
のフリルを有し、且つ前記フリルの底部に1.3〜4.0倍に
伸張された弾性体が前記撥水性不織布と裏面シートの間
に貼着されていることを特徴とする吸収性物品である。
トと前記表面シートと裏面シートの間に配置された吸収
体からなる吸収性物品において、前記吸収性物品の吸収
体の股間部領域の縦方向両端外側に、前記表面シートと
は別体の撥水性不織布を表面シートに接合し、前記撥水
性不織布により縦方向に形成された少なくとも3条以上
のフリルを有し、且つ前記フリルの底部に1.3〜4.0倍に
伸張された弾性体が前記撥水性不織布と裏面シートの間
に貼着されていることを特徴とする吸収性物品である。
更にまた、吸収性物品の吸収体の股間部領域の縦方向
両端外側に形成された少なくとも2条以上のフリルの底
部と上部との中間に1.0〜3.0倍に伸張された弾性体を含
むことを特徴とする前記フリルの底部に弾性体が1.3〜
4.0倍に伸張された状態で撥水処理された表面シートと
裏面シートの間又は撥水性不織布と裏面シートの間に貼
着されている吸収性物品である。
両端外側に形成された少なくとも2条以上のフリルの底
部と上部との中間に1.0〜3.0倍に伸張された弾性体を含
むことを特徴とする前記フリルの底部に弾性体が1.3〜
4.0倍に伸張された状態で撥水処理された表面シートと
裏面シートの間又は撥水性不織布と裏面シートの間に貼
着されている吸収性物品である。
本発明でいう吸収性物品とは使い捨ておむつ、失禁者
パッド(失禁プロテクター)などを総称する。
パッド(失禁プロテクター)などを総称する。
本発明でいうフリルとは、表面シートの内面の吸収体
の両端外側に位置する表面シートの延長上にあるサイド
フラップ上側部に立体状に設けた袋状のひだをいい、吸
収性物品のサイドフラップ上側部の縦方向に、撥水処理
した表面シート又は別体の撥水性不織布を袋状に突出さ
せて複数条のひだを形成する。
の両端外側に位置する表面シートの延長上にあるサイド
フラップ上側部に立体状に設けた袋状のひだをいい、吸
収性物品のサイドフラップ上側部の縦方向に、撥水処理
した表面シート又は別体の撥水性不織布を袋状に突出さ
せて複数条のひだを形成する。
本発明のフリルは、吸収性物品の両サイドフラップ部
分の縦方向に複数条以上設けるが、フリルに配設する弾
性体の弾性を分散して大腿部の締付けを緩和する効果及
びフリルが複数互いに支え合って肌にソフトにフィット
し、複数のフリルがダム状に排泄物の漏れを防ぐ効果を
考慮すると3条以上設けることが更に好ましい。
分の縦方向に複数条以上設けるが、フリルに配設する弾
性体の弾性を分散して大腿部の締付けを緩和する効果及
びフリルが複数互いに支え合って肌にソフトにフィット
し、複数のフリルがダム状に排泄物の漏れを防ぐ効果を
考慮すると3条以上設けることが更に好ましい。
フリルの高さは表面シートの平面から3〜20mm、好ま
しくは5〜15mmは必要で、複数条のフリルの高さは同じ
でもよいが、望ましくは外側へ行くほど高い方がよい。
しくは5〜15mmは必要で、複数条のフリルの高さは同じ
でもよいが、望ましくは外側へ行くほど高い方がよい。
また、本発明でいう吸収性物品の吸収体の股間部領域
とは、第1図に示すように、股間部の排泄物を受け入れ
る部分を中心にした吸収体の長手方向中央部分aの面域
である。
とは、第1図に示すように、股間部の排泄物を受け入れ
る部分を中心にした吸収体の長手方向中央部分aの面域
である。
本発明の吸収性物品は、吸収体の股間部領域の縦方向
両端外側のサイドフラップ部分に、表面シートを撥水処
理して縦方向に形成された少なくとも3条以上のフリル
を設け、そのフリルの底部に弾性体を設けた点に特徴が
あり、この特徴は前記例示した先行技術のいずれにも見
られないものである。
両端外側のサイドフラップ部分に、表面シートを撥水処
理して縦方向に形成された少なくとも3条以上のフリル
を設け、そのフリルの底部に弾性体を設けた点に特徴が
あり、この特徴は前記例示した先行技術のいずれにも見
られないものである。
また、本発明は液体透過性表面シートのサイドフラッ
プ部分を撥水処理して複数のフリルを設けるか、表面シ
ートのサイドフラップ部分を別体の撥水性不織布として
複数のフリルを設ける点に特徴がある。
プ部分を撥水処理して複数のフリルを設けるか、表面シ
ートのサイドフラップ部分を別体の撥水性不織布として
複数のフリルを設ける点に特徴がある。
以下図面を参照しながら本発明の吸収性物品を説明す
る。
る。
第5図に従来の吸収性物品である使い捨ておむつの一
部切欠き平面図を示す。
部切欠き平面図を示す。
使い捨ておむつは、液体透過性の表面シート1と液体
不透過性の裏面シート2と吸収体3からなる。第6図は
第5図のA−A線の部分拡大断面図を示す。
不透過性の裏面シート2と吸収体3からなる。第6図は
第5図のA−A線の部分拡大断面図を示す。
吸収体3は、第7図に断面で示すように吸収性繊維層
4とこれを上下から被覆する吸収性シート5,5からなる
構造のものもある。
4とこれを上下から被覆する吸収性シート5,5からなる
構造のものもある。
第5図において、おむつの両側部のサイドフラップ6,
6は表面シート1と裏面シート2の延長部分が1個所以
上のエラスチックバンド7,7,7,7を挟んで接着剤(図示
せず)により接合されている。この部分を股ギャザーと
呼び、一方おむつの長手方向両端部には、腹部、背部に
密着させるためエラスチックバンド9,9を表面シート1
と裏面シート2の間に埋め込み、胴ギャザーと呼んでい
る。
6は表面シート1と裏面シート2の延長部分が1個所以
上のエラスチックバンド7,7,7,7を挟んで接着剤(図示
せず)により接合されている。この部分を股ギャザーと
呼び、一方おむつの長手方向両端部には、腹部、背部に
密着させるためエラスチックバンド9,9を表面シート1
と裏面シート2の間に埋め込み、胴ギャザーと呼んでい
る。
本発明に用いる液体透過性の表面シートとしては、乾
式不織布、有孔フイルムなどが用いられ、また、表面シ
ートのサイドフラップ部分は撥水処理するか、又は撥水
性不織布として、スパンボンド不織布を撥水処理したも
のが用いられる。液体不透過性の裏面シートとしては、
ポリエチレンフイルム、撥水性不織布などが用いられ
る。
式不織布、有孔フイルムなどが用いられ、また、表面シ
ートのサイドフラップ部分は撥水処理するか、又は撥水
性不織布として、スパンボンド不織布を撥水処理したも
のが用いられる。液体不透過性の裏面シートとしては、
ポリエチレンフイルム、撥水性不織布などが用いられ
る。
また、前記両シートの間に配置される吸収体は、上下
面にティッシュ・ペーパー、乾式パルプ不織布などの吸
収性シートが用いられるのが普通であり、上下の吸収性
シートの間はフラップパルプ、レーヨンなどの吸収性繊
維層の2層或いはそれ以上の多層からなっている。
面にティッシュ・ペーパー、乾式パルプ不織布などの吸
収性シートが用いられるのが普通であり、上下の吸収性
シートの間はフラップパルプ、レーヨンなどの吸収性繊
維層の2層或いはそれ以上の多層からなっている。
吸収体の股間部領域に当る層間には高吸収性粒状物を
配することができる。本発明でいう高吸収性粒状物は、
通常知られる高吸収性ポリマー粒子単独或いはこれに活
性炭、カルボキシメチルセルロース、ゼオライトなどを
混合した粒状物を用いる。
配することができる。本発明でいう高吸収性粒状物は、
通常知られる高吸収性ポリマー粒子単独或いはこれに活
性炭、カルボキシメチルセルロース、ゼオライトなどを
混合した粒状物を用いる。
また、本発明のフリルに設けられる弾性体であるエラ
スチックバンドの素材としては、ウレタンゴム、ウレタ
ン糸、糸ゴム、帯状ゴムなどの伸縮弾性体が用いられ
る。本発明において、複数のフリルの底部に弾性体を設
けることにより、従来弾性体により強く締め付けられて
いた力を分散し、しかもその弾性体の締め付けが、フリ
ルを介して肌に伝わることになり、着用感が改良され
る。弾性体をフリルの上部に設けると、着用時、弾性体
が伸びてフリルが立上り、肌に密着するので、フリルの
排泄物のダムとしての障壁効果を増し、横漏れ防止に好
ましい効果を与える。
スチックバンドの素材としては、ウレタンゴム、ウレタ
ン糸、糸ゴム、帯状ゴムなどの伸縮弾性体が用いられ
る。本発明において、複数のフリルの底部に弾性体を設
けることにより、従来弾性体により強く締め付けられて
いた力を分散し、しかもその弾性体の締め付けが、フリ
ルを介して肌に伝わることになり、着用感が改良され
る。弾性体をフリルの上部に設けると、着用時、弾性体
が伸びてフリルが立上り、肌に密着するので、フリルの
排泄物のダムとしての障壁効果を増し、横漏れ防止に好
ましい効果を与える。
ただ、10〜18g/m2程度の薄い不織布でフリルを形成す
る場合は、フリルの上部殊に先端に弾性体を設けると、
ホットメルト接着した弾性体が直接大腿部の肌を締め付
けることになり肌への影響上、好ましくないので、この
場合は、弾性体をフリルの底部と上部との中間に設ける
ことが好ましい。また、フリルの底部と上部との中間に
弾性体を設けると、上部ほどではないが、着用時のフリ
ルの立上りを楽にする効果がある。
る場合は、フリルの上部殊に先端に弾性体を設けると、
ホットメルト接着した弾性体が直接大腿部の肌を締め付
けることになり肌への影響上、好ましくないので、この
場合は、弾性体をフリルの底部と上部との中間に設ける
ことが好ましい。また、フリルの底部と上部との中間に
弾性体を設けると、上部ほどではないが、着用時のフリ
ルの立上りを楽にする効果がある。
また、本発明で行う表面シートの撥水処理に用いる撥
水性材料としては、通常用いられる油性インキ又はパラ
フィンワックス、シリコーンなどの撥水剤或いは撥水剤
に着色顔料を混合したものが用いられる。
水性材料としては、通常用いられる油性インキ又はパラ
フィンワックス、シリコーンなどの撥水剤或いは撥水剤
に着色顔料を混合したものが用いられる。
[実施例] 以下本発明の実施例を示す。
実施例1 第1図は液体透過性表面シート1の両サイドフラップ
6,6部分をワックスエマルジョンで撥水処理して、撥水
処理部r1,r1とした領域に、3個のフリル8を設け、そ
の底部にポリウレタン弾性体7を伸張状態で設けた本発
明の吸収性物品の一部切欠き平面図である。また、第2
図は第1図のA−A線部分拡大断面図である。着用時
は、弾性体7を伸張しているので、各フリル8はいずれ
もサイドフラップ6の平面から直立或いは少なくとも平
面に平行にならない状態に支えあって、柔かい感触で股
間部の肌にフイットしている。
6,6部分をワックスエマルジョンで撥水処理して、撥水
処理部r1,r1とした領域に、3個のフリル8を設け、そ
の底部にポリウレタン弾性体7を伸張状態で設けた本発
明の吸収性物品の一部切欠き平面図である。また、第2
図は第1図のA−A線部分拡大断面図である。着用時
は、弾性体7を伸張しているので、各フリル8はいずれ
もサイドフラップ6の平面から直立或いは少なくとも平
面に平行にならない状態に支えあって、柔かい感触で股
間部の肌にフイットしている。
また、弾性体7は複数にしているので、一本当りの弾
性を弱めることができ、股間部を強く締付けることがな
いので、従来より快い着用感が得られる。
性を弱めることができ、股間部を強く締付けることがな
いので、従来より快い着用感が得られる。
また、フリル8が吸収体の両端外側から3重に設けら
れているので、表面シート1の上面から流れてくる排泄
物の3段階の障壁となり、股間部の横漏れ防止に著しい
効果がある。
れているので、表面シート1の上面から流れてくる排泄
物の3段階の障壁となり、股間部の横漏れ防止に著しい
効果がある。
実施例2 第3図は液体透過性表面シート1の両サイドフラップ
6,6部分に、別体のポリプロピレン製スパンボンド不織
布を撥水処理した撥水性不織布12,12を用いて、液体透
過性表面シート1に撥水不織布部分r2,r2となるように
接合11し、この撥水性不織布12,12の股間部領域aにフ
リル8を3条設けた本発明の吸収性物品の一部切欠き平
面図である。
6,6部分に、別体のポリプロピレン製スパンボンド不織
布を撥水処理した撥水性不織布12,12を用いて、液体透
過性表面シート1に撥水不織布部分r2,r2となるように
接合11し、この撥水性不織布12,12の股間部領域aにフ
リル8を3条設けた本発明の吸収性物品の一部切欠き平
面図である。
第4図は第3図のA−A線部分拡大断面図である。
このような構成とすることにより、実施例1と同様に
表面シートの上面から横方向へ流れる排泄物は3重の撥
水性のフリルの障壁により横漏れを止めることができる
と共に、弾性体を3箇所に分散して用いているので、弾
性体1本当りの弾性が弱くてすみ、しかも3条のフリル
が互いに支え合って、股間部の肌にソフトにフイットし
て従来の強い締め付けと直接濡れた表面シートが肌に触
れる不快感をなくすことができる。
表面シートの上面から横方向へ流れる排泄物は3重の撥
水性のフリルの障壁により横漏れを止めることができる
と共に、弾性体を3箇所に分散して用いているので、弾
性体1本当りの弾性が弱くてすみ、しかも3条のフリル
が互いに支え合って、股間部の肌にソフトにフイットし
て従来の強い締め付けと直接濡れた表面シートが肌に触
れる不快感をなくすことができる。
[発明の効果] 本発明の吸収性物品は、表面シートの両サイドフラッ
プ部分を撥水処理するか、または別体の撥水性不織布と
し、この部分に縦方向に形成された少なくとも3条以上
のフリルを設け、且つ前記フリルの底部に弾性体が1.3
〜4.0倍に伸長された状態で前記表面シートと裏面シー
トの間に貼着されているから、このようにした本願発明
は、弾性体1本あたりの大腿部の締め付けを弱めること
ができ、3条以上のフリルが支え合って(せめぎ合っ
て)肌への接触をソフトにして密着させることができ
る。すなわち弾性体による締め付けがフリルを介して肌
に伝わることになり、不快な着用感が改善される。
プ部分を撥水処理するか、または別体の撥水性不織布と
し、この部分に縦方向に形成された少なくとも3条以上
のフリルを設け、且つ前記フリルの底部に弾性体が1.3
〜4.0倍に伸長された状態で前記表面シートと裏面シー
トの間に貼着されているから、このようにした本願発明
は、弾性体1本あたりの大腿部の締め付けを弱めること
ができ、3条以上のフリルが支え合って(せめぎ合っ
て)肌への接触をソフトにして密着させることができ
る。すなわち弾性体による締め付けがフリルを介して肌
に伝わることになり、不快な着用感が改善される。
また3条以上のフリルがダムを構成し、瞬間的に多量
に出た尿、軟便等の排泄物が吸収体へ吸収しきれず、表
面シートに流れ横漏れするのを阻止する効果がある。
に出た尿、軟便等の排泄物が吸収体へ吸収しきれず、表
面シートに流れ横漏れするのを阻止する効果がある。
第1図は本発明の吸収性物品の実施例を示す一部切欠き
平面図、第2図は第1図のA−A線部分拡大断面図、第
3図は本発明の他の実施例を示す一部切欠き平面図、第
4図は第3図のA−A線部分拡大断面図、第5図は従来
の吸収性物品を示す一部切欠き平面図、第6図は第7図
のA−A線断面図、第7図は吸収体の一例を示す部分拡
大断面図である。 1……液体透過性表面シート、2……液体不透過性裏面
シート、3……吸収体、4……吸収性繊維層、5……吸
収性シート、6……サイドフラップ、7……弾性体(エ
ラスチックバンド)、8……フリル、9……弾性体(エ
ラスチックバンド)、10……撥水処理部、11……接合
部、12……撥水性不織布、a……股間部領域、r1……撥
水処理部、r2……撥水不織布部。
平面図、第2図は第1図のA−A線部分拡大断面図、第
3図は本発明の他の実施例を示す一部切欠き平面図、第
4図は第3図のA−A線部分拡大断面図、第5図は従来
の吸収性物品を示す一部切欠き平面図、第6図は第7図
のA−A線断面図、第7図は吸収体の一例を示す部分拡
大断面図である。 1……液体透過性表面シート、2……液体不透過性裏面
シート、3……吸収体、4……吸収性繊維層、5……吸
収性シート、6……サイドフラップ、7……弾性体(エ
ラスチックバンド)、8……フリル、9……弾性体(エ
ラスチックバンド)、10……撥水処理部、11……接合
部、12……撥水性不織布、a……股間部領域、r1……撥
水処理部、r2……撥水不織布部。
Claims (3)
- 【請求項1】液体透過性表面シートと液体不透過性裏面
シートと前記表面シートと裏面シートの間に配置された
吸収体からなる吸収性物品において、前記吸収性物品の
吸収体の股間部領域の縦方向両端外側に、前記表面シー
トを撥水処理して、縦方向に形成された少なくとも3条
以上のフリルを有し、且つ前記フリルの底部に弾性体が
1.3〜4.0倍に伸長された状態で前記表面シートと裏面シ
ートの間に貼着されていることを特徴とする吸収性物
品。 - 【請求項2】液体透過性表面シートと液体不透過性裏面
シートと前記表面シートと裏面シートの間に配置された
吸収体からなる吸収性物品において、前記吸収性物品の
吸収体の股間部領域の縦方向両端外側に、前記表面シー
トとは別体の撥水性不織布を表面シートに接合し、前記
撥水性不織布により縦方向に形成された少なくとも3条
以上のフリルを有し、且つ前記フリルの底部に1.3〜4.0
倍に伸張された弾性体が前記撥水性不織布と裏面シート
の間に貼着されていることを特徴とする吸収性物品。 - 【請求項3】前記吸収性物品の吸収体の股間部領域の縦
方向両端外側に形成された少なくとも3条以上のフリル
の底部と上部との中間部に1.0から3.0倍に伸張された弾
性体を設けたことを特徴とする請求項1又は2記載の吸
収性物品。
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JP63304090A Expired - Fee Related JP2789473B2 (ja) | 1988-12-02 | 1988-12-02 | 吸収性物品 |
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