JPH11267145A - 尿取りパッド - Google Patents
尿取りパッドInfo
- Publication number
- JPH11267145A JPH11267145A JP10074057A JP7405798A JPH11267145A JP H11267145 A JPH11267145 A JP H11267145A JP 10074057 A JP10074057 A JP 10074057A JP 7405798 A JP7405798 A JP 7405798A JP H11267145 A JPH11267145 A JP H11267145A
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- JP
- Japan
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- urine
- sheet
- liquid
- absorbing pad
- diaper
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- Absorbent Articles And Supports Therefor (AREA)
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Abstract
尿の吸収量に限界があるため、尿取りパッドで吸収しき
れなかった尿が、おむつの幅方向の両側へ洩れ出やすか
った。 【解決手段】 尿取りパッド20の外面に液透過性の外
面シート22が設けられて液透過領域(a)が形成され
ている。通常はこの液透過領域(a)をバックシートで
塞いでおく。バックシートで塞いだ状態でおむつ1に設
置すると、1回または2回程度の尿失禁に対応できる。
夜間などではバックシートを剥がし、液透過領域(a)
を露出させた状態でおむつ1に設置する。このとき、尿
取りパッド20の吸収コア23で吸収しきれなかった尿
は外面シート22を透過しておむつ1の吸収体4へ与え
られて吸収される。したがって尿失禁回数が多い場合で
も、おむつの側方へ尿が洩れるのを防止できる。
Description
用などとしておむつの内側に設置されて使用される尿取
りパッドに係り、特にパッド自らの吸液機能とおむつの
吸液機能とを効果的に使用できるようにした尿取りパッ
ドに関する。
ておむつ1の内側に設置した状態を示す展開平面図であ
る。図5に示す使い捨ておむつ1は、全体が砂時計形状
であり、着用者の腹部に当てられる前面部1Aと、尻部
または背部に当てられる背面部1Bと、股間部に当てら
れる中間部1Cとを有する。
おり、この内側には液透過性のトップシート2が、外側
には液不透過性のバックシートが設けられて、トップシ
ート2とバックシートとの間に吸収体4が介装されてい
る。この吸収体4は展開形状が砂時計型であり、粉砕パ
ルプまたは粉砕パルプと高吸水性ポリマーなどの混合物
で形成されている。使い捨ておむつ1の中間部1Cでの
幅方向両側の縁部では、トップシート2とバックシート
とが接合された領域に縦方向に延びる弾性体5,5が設
けられ、この弾性体5の収縮力によりレッグギャザー
6,6が形成できるようになっている。
7,7,…が設けられている。この使い捨ておむつ1が
身体に装着されるときは、ウエスト部分で、前記掛止部
7,7,…が、前面部1Aの外面に掛止される。尿取り
パッド10は、内面側に液透過性のトップシート11
が、外面側に液不透過性のバックシートが設けられ、ト
ップシート11とバックシートとの間に、粉砕パルプま
たは粉砕パルプと高吸水性ポリマーなどの混合物により
形成された吸収コア13が介装されている。また尿取り
パッド10の幅方向両側の縁部には弾性体が縦方向に取
付けられてギャザー14,14が形成される。
ックシートが、使い捨ておむつ1のトップシート2に向
けられて装着される。通常は、尿取りパッド10のバッ
クシートにずれ止め用の粘着層が設けられ、この粘着層
が使い捨ておむつ1のトップシート2に粘着して使い捨
ておむつ1内での位置ずれが防止される。図5に示すよ
うに、前記尿取りパッド10は、使い捨ておむつ1の内
面に設置された状態で、老人や病人などの尿失禁に対応
できるようになる。すなわち少量の尿失禁は、主に尿取
りパッド10に吸収されることになるため、尿失禁量に
応じて尿取りパッド10を交換することにより、使い捨
ておむつ1の頻繁な交換を不要にできる。
取りパッド10の外面側は液不透過性のバックシートで
あり、このバックシートが使い捨ておむつ1のトップシ
ート2に向けられているため、尿取りパッド10で尿を
吸収しきれなかった場合に、尿が使い捨ておむつ1から
横方向へ洩れ出やすい欠点がある。すなわち、尿取りパ
ッド10は大人の1回の尿失禁や2回程度の尿失禁に対
しては、尿を吸収できる容量を有しているため、尿取り
パッド10を頻繁に交換することにより、使い捨ておむ
つ1へ尿が流れ出ることを防止できる。
用している状態では、失禁回数が多くなると、尿は尿取
りパッド10の吸収コア13の許容量を超えて、尿取り
パッド10から洩れ出る。このとき、尿取りパッド10
の外面は液不透過性のバックシートでありこれが使い捨
ておむつ1のトップシート2のほぼ中央の領域に対面し
ているため、尿取りパッド10のバックシートが対面し
ている領域に、尿取りパッド10から洩れ出た尿が与え
られず、尿取りパッド10から溢れ出た尿は主に使い捨
ておむつ1の中間部1Cの幅方向の両側の領域(i)
(i)に流れ出る。この領域(i)(i)では、吸収体
4で尿を十分に吸収することができないため、尿は使い
捨ておむつ1の側方へ洩れやすくなって、衣類やシーツ
を汚すことになる。
あり、尿が吸収コアの許容量を超えたときに、吸収しき
れなかった尿をおむつの吸収体で吸収できるようにし
て、おむつからの横漏れを防止できるようにした尿取り
パッドを提供することを目的としている。
ドは、内面側に液透過性のトップシートが、内部に前記
トップシートを透過した液を吸収する吸収コアが設けら
れ、外面側には前記吸収コアを通過した液を透過させる
液透過領域が形成され、前記液透過領域を覆う液不透過
性のバックシートが、前記外面側のほぼ全域に剥離可能
に接合されていることを特徴とするものである。
領域を形成する液透過性の外面シートが設けられ、前記
トップシートと前記外面シートとの間に前記吸収コアが
介装され、前記バックシートは、前記外面シートの外側
に接合されているものとなる。
に、前記液透過領域を形成する液透過性の外面シートが
現れて、前記トップシートと前記外面シートとの間に前
記吸収コアが介装され、外面側の幅方向の両側部には液
不透過性の側部シートが配置され、前記バックシート
は、前記外面シートおよび側部シートの外側に接合され
ているものとなる。
むつの内面に向けられて展開した状態でおむつの内側に
設置されて主に女性用として使用される。または、内面
側がペニスに向けられた状態でペニスを収納する状態に
形成され、外面側がおむつの内面に向けられて男性用と
して使用することも可能である。
とにより所定量の尿を吸収できるが、尿が多い場合に
は、吸収コアにより吸収しきれなかった尿が、尿取りパ
ッドの外面側の液透過領域を通過しておむつの吸収体に
吸収される。したがって、尿取りパッドの吸収コアで吸
収しきれなかった尿は、おむつ側の吸収体で吸収できる
ことになり、従来のように尿がおむつの側部に洩れ出に
くくなる。すなわち、実質的にはおむつの吸収体と尿取
りパッドの吸収コアとが重なって機能できるようにな
り、長時間着用して尿失禁回数が多くなったときに、尿
取りパッドの尿吸収容量の不足分をおむつの吸収体で分
担できるようになり、多量の排尿に対応できるようにな
る。しかも、尿は主に尿取りパッドの吸収コアで吸収さ
れるため、おむつの吸収体へ与えられる尿を少なくで
き、おむつの交換回数を減らすことができる。
性のバックシートを設け、このバックシートを必要なと
きにのみ剥離できるようにしておくと、例えば昼間のよ
うに短時間に尿取りパッドを交換できるときは、前記バ
ックシートを付けたまま使用し、液透過領域を塞いでお
くことにより、おむつ側に尿が浸透するのを防止でき
る。よって1回または2回程度の尿失禁の度に尿取りパ
ッドを交換することにより、使用しているおむつが汚れ
るのを防止でき、おむつの交換回数を減らすことができ
る。また、夜間などのように長時間介護できないときに
のみ、バックシートを剥がして使用することにより、尿
取りパッドの吸収コアで吸収しきれなかった尿をおむつ
の吸収体で吸収できる状態に設定できる。
側の全面に接合されているため、従来の尿取りパッドの
バックシートと同じ工程で形成できることになり、従来
の尿取りパッドに比べて製造コストが著しく高くなるこ
とがない。
箇所部分的に設けられ、前記バックシートは、前記粘着
層に対して剥離可能に接合されており、バックシートが
剥離されたときに前記粘着層がおむつの内面に粘着して
ずれ止め層として機能することが好ましい。
た後に、外面側に残された前記粘着層が、おむつの内面
に粘着してずれ止め層として機能する。すなわち、バッ
クシートが、前記液透過領域を塞ぐ役割と、ずれ止め用
の粘着層に対する剥型シートとしての役割を果たせるよ
うになる。
記バックシートが接着層を介して剥離可能に接合されて
おり、バックシートを剥離したときの前記接着層の粘着
力が、液透過領域に設けられた前記粘着層の粘着力も弱
いことが好ましい。
て幅方向の両側部分で接着剤で接合されていることによ
り、不用意にバックシートが剥がされるのを防止でき
る。ただしこの接着層の接合力は適度に設定され、バッ
クシートをこの接着層の部分から強制的に引き剥がすこ
とが可能である。バックシートを剥がした後にパッドの
外面に残る前記接着層が、幅方向の中間に形成された前
記粘着層よりも粘着力が低く、好ましくは粘着力をほと
んど呈しないものにしておくと、尿取りパッドの両側部
において、前記接着剤の部分が装着者の肌や体毛に粘着
されるのを防止できる。
ドの斜視図、図1(B)はその展開状態を外面側から示
した平面図、図2(A)は尿取りパッドを外面側を上向
きにして示した斜視図、図2(B)は他の構成例の尿取
りパッドを同じく外面側を上向きにして示した斜視図、
図3は尿取りパッドを使い捨ておむつに装着する状態を
示す斜視図、図4(A)は図2(A)に示した尿取りパ
ッドが使い捨ておむつの内側に重ねられた状態を示す断
面図、図4(B)は図2(B)に示した尿取りパッドが
使い捨ておむつの内側に重ねられた状態を示す断面図で
ある。
(A)に示す尿取りパッド20は、例えば図2に示すよ
うにほぼ展開状態(やや湾曲した展開状態)で使用され
る。またはペニスを包む状態で男性専用として使用する
こともできる。この尿取りパッド20は、内面側が液透
過性のトップシート21で、外面側にも液透過性の外面
シート22が設けられ、液透過性のトップシート21と
同じく液透過性の外面シート22との間に吸収コア23
が介装されている。
理したものまたは親水性繊維などで形成されたものであ
り、例えばポイントボンド、エアースルー、スパンボン
ド、スパンレース不織布などである。また外面シート2
2は、トップシート21と同様の疎水性繊維および/ま
たは親水性繊維、またはこれらにレーヨンなどの吸水性
繊維を含んだ繊維交絡不織布などである。吸収コア23
は、粉砕パルプあるいは粉砕パルプと高吸水性ポリマー
などの混合物により形成され、粉砕パルプあるいは粉砕
パルプと高吸水性ポリマーとの混合物がティッシュなど
の吸収性シートで包まれている。
たは砂時計形状であり、この吸収コア23がトップシー
ト21と外面シート22とで挟まれた状態で、トップシ
ート21と外面シート22は、吸収コア23の外周部分
でホットメルト型接着剤などにより互いに接合されてい
る。吸収コア23が設けられていない幅方向の縁部領域
において、縦方向(長手方向)に延びる弾性部材24
が、トップシート21と外面シート22の間に接着固定
されている。この弾性部材24は、トップシート21と
外面シート22を平面状に展開した状態で所定の伸び率
を有して接合されている。その結果、自由状態では、弾
性部材24,24が弾性収縮することにより、尿取りパ
ッド20の幅方向(X方向)の両側部で且つ縦方向(Y
方向)の中央領域において、トップシート21および外
面シート22が波状に収縮させられてギャザー25,2
5が形成される。
ら示し、図2(A)は尿取りパッド20を外面側を上向
きにして示しているが、液透過性の前記外面シート22
の外側には、パッド全域にわたって1枚のバックシート
27が接合されている。このバックシート27は、液不
透過性で且つ通気性の例えばオレフィン系の樹脂シート
などで形成されている。図1(B)および図2(A)に
示すように、液透過性の前記外面シート22の表面に
は、幅方向(X方向)に間隔を開けて縦方向(Y方向)
へストライプ状に平行に延びる複数の粘着層31が設け
られている。この粘着層31は、幅方向(X方向)の中
間の領域で主に吸収コア23が設けられた領域に形成さ
れている。また外面シート22の表面では、幅方向(X
方向)の左右両側部で且つ吸収コア23から外れた領域
に縦方向へストライプ状に延びる接着層32が形成され
ている。
および接着層32とで、外面シート22の外面に接着接
合されている。なお、前記粘着層31は、液透過性の外
面シート22の表面に部分的に複数箇所設けられ、その
合計面積は、外面シート22の液透過機能を損なわない
ように設定されている。したがって、粘着層31の塗布
パターンは、ストライプ状に限られず、ドット状、スパ
イラル状などであってもよい。バックシート27の幅方
向(X方向)の両側部は、接着層32を介して外面シー
ト22に接合されているため、バックシート27は、外
面シート22およびトップシート21とともに弾性部材
24の収縮力を受けてギャザー25を形成している。
がしたときに所定の粘着力(タック力)を発揮するもの
であり、ゴム系エラストマーやアクリル樹脂系などがコ
ーティングされて形成されている。接着層32は、バッ
クシート27と外面シート22との間で所定の接着力を
発揮でき、またバックシート27を手の力で剥がすこと
ができる程度の接着力を有するものであり、しかもバッ
クシート27を剥がしたときにほとんど粘着力を呈しな
いものであることが好ましい。例えば接着層32として
は、EVA系やポリオレフィン系のホットメルト型接着
剤が使用される。すなわち、接着層32の条件は、前記
粘着層31よりも接着力が強く、且つバックシート27
を剥がしたときの粘着力(タック力)が粘着層31の粘
着力よりも弱いことである。
層31により外面シート22に接合されていることによ
り、不用意にバックシート27が剥がれるのを防止でき
る。またバックシート27を外面シート22から強制的
に剥がすと、外面シート22の幅方向の中間部分に粘着
層31が現れるが、この粘着層31はおむつの内面に粘
着してずれ止め層として機能する。
つ1は、全体が砂時計形状であり、着用者の腹部に当て
られる前面部1Aと、尻部または背部に当てられる背面
部1Bと、股間部に当てられる中間部1Cとを有する。
使い捨ておむつ1の内面側には液透過性のトップシート
2が、外側には液不透過性のバックシート3が設けられ
て、トップシート2とバックシートとの間に吸収体4が
介装されている。この吸収体4は展開形状が砂時計形状
であり、粉砕パルプまたは粉砕パルプと高吸水性ポリマ
ーなどの混合物がティッシュなどの吸収性シートで囲ま
れて形成されている。
両側の縁部では、トップシート2とバックシートとが接
合された領域に縦方向に延びる弾性体5,5が設けら
れ、この弾性体5の収縮力によりレッグギャザー6,6
が形成できるようになっている。前記背面部1Bの両側
部内面には掛止部7,7が設けられ、前面部1Aの外側
の面には掛止シート8,8が取付けられている。この使
い捨ておむつ1が身体に装着されるときは、ウエスト部
分で、前記掛止部7,7…が掛止シート8,8に掛止さ
れる。
開型(オープン型)を示しているが、本発明の尿取りパ
ッド20は、前面部1Aの両側の縁部と背面部1Bの両
側の縁部とが接合されたいわゆるパンツ型おむつの内側
に重ねて使用することもできる。
明する。例えば、昼間のように頻繁に介護できる状態の
ときには、尿取りパッド20は、バックシート27を剥
がすことなくそのまま使用することができる。このと
き、尿取りパッド20の外面の全域において、前記外面
シート22により形成されている液透過領域(a)がバ
ックシート27により完全に覆われている。
ト27が取付けられた状態で、バックシート27が使い
捨ておむつ1側に向けられた状態で、尿取りパッド20
が使い捨ておむつ1のトップシート2に設置される。こ
のときに尿取りパッド20の位置ずれを防止するため
に、前記バックシート27の表面に粘着層を設け、この
粘着層を使い捨ておむつ1のトップシート2の内面に粘
着させてもよい。このときにバックシート27の表面に
設けられる粘着層によるトップシート2に対する粘着力
は、前記接着層32による外面シート22とバックシー
ト27との接着力よりも弱いことが必要である。このよ
うにすると、尿取りパッド20をおむつ1の内面から外
すときに、誤ってバックシート27が尿取りパッド20
から剥がれることがない。
パッド20は、従来の尿取りパッドと同様に機能し、尿
の吸収量は吸収コア23の吸収容量により決められる。
例えば吸収コア23の尿吸収能力が300ccの場合、
1回の尿失禁量が150cc程度であれば、1回の尿失
禁または2回の尿失禁に対しては、尿取りパッド20か
ら外部への尿の洩れはあまり生じない。よって、尿失禁
の度に尿取りパッド20を交換すると、使い捨ておむつ
1の吸収体4にはほとんど尿が与えられず、使い捨てお
むつ1の汚れがほとんどなく、そのまま継続して使用す
ることができる。
ように、頻繁な介護が不可能なときには、図4(A)に
示すように、尿取りパッド20の外面側のバックシート
27を剥がして使用する。外面シート22には粘着層3
1が残るが、この粘着層31は使い捨ておむつ1のトッ
プシート2の内面に粘着してずれ止め層として機能す
る。バックシート27を除去すると、尿取りパッド20
の外面は、外面シート22で構成される液透過領域
(a)になり、これが使い捨ておむつ1のトップシート
2に対面する。
ccとすると、この尿は尿取りパッド20の吸収コア2
3で吸収されるが、吸収コア23を通過した尿は、さら
に外面シート22を透過して使い捨ておむつ1の吸収体
4に吸収される。このとき、例えば尿取りパッド20の
吸収コア23に100ccが吸収され、残りの50cc
はおむつ1の吸収体4で吸収される。このとき、尿は吸
収体4に中央部分を含む領域で吸収されるため、尿は吸
収体4の内部に吸収されて分散し、おむつ1の両側部の
ギャザー6,6方向へ洩れ出ることがない。例えば3回
の失禁があった場合、尿の全体量は450cc程度にな
るが、このとき、尿取りパッド20の吸収コア23では
尿を300cc吸収し、その吸収能力を超えた残りの1
50ccはおむつ1の吸収体4に吸収される。さらに失
禁があった場合にも尿をおむつ1の吸収体4に導くこと
が可能である。
パッド20の吸収コア23の吸収能力よりも十分に高い
ため、実質的には、吸収コア23と吸収体4との双方で
の吸収能力を効果的に発揮することが可能になり、全体
での尿の吸収容量を高くでき、おむつ1の両側部への尿
の洩れを完全に防止できるようになる。また、2回また
は3回程度の失禁があると、尿取りパッド20の吸収コ
ア23は尿でほぼ飽和状態になるが、この状態で尿取り
パッド20を交換すると、おむつ1の吸収体4で吸収さ
れた尿の量はさほど多くないため、使い捨ておむつ1は
未だ継続して使用することが可能である。
クシート27を剥がした状態で、おむつ1の内側に2枚
以上重ねて設置することができる。この場合、尿は2枚
以上の尿取りパッド20の吸収コア23のそれぞれで吸
収されることになり、尿の吸収量をさらに高くし、多数
回の尿失禁があっても、使い捨ておむつ1の汚れを最小
限にできる。
尿取りパッド20Aでは、図2(B)に示す外面側にお
いて、幅方向の中央部には液透過性の外面シート22が
現れ、外面シート22とトップシート21とで吸収コア
23が挟持されている。そして、この外面シート22が
現れている部分が液透過領域(a)となる。そして外面
側では、幅方向の両側部に、液不透過性の樹脂シートま
たは疎水性で耐水度の高い不織布などで形成された側部
シート28が設けられ、この側部シート28は、外面シ
ート22にホットメルト型接着剤などで接着接合されて
いる。図2(B)に示すように、前記接着層32は、側
部シート28の外面に形成され、バックシート27は側
部シート28に接着接合されている。そして、バックシ
ート27を剥がしたときには、ギャザー25が形成され
ている部分に前記側部シート28が現れる。
ド20Aをバックシート27を剥がした状態で、使い捨
ておむつ1に重ねて使用すると、尿取りパッド20Aの
左右両側部では液不透過性の側部シート28がおむつ1
の内面に対向しているため、尿取りパッド20Aの吸収
コア23を通過した尿は、おむつ1の吸収体4の中央部
分に与えられることになるため、尿がおむつ1の左右両
側部に洩れ出にくくなる。
の吸収コアで吸収しきれなかった量を、おむつの吸収体
に効果的に吸収させることができ、おむつの両側部への
尿の洩れが生じるのを防止できる。
トを剥離自在に設けると、このバックシートが取付けら
れた状態で通常の尿取りパッドと同等に使用することも
可能であり、介護などの状態に合わせてその使用状態を
自由に選択できる。
(B)は外面側から見た展開平面図、
示す部分斜視図、(B)は他の構成例の尿取りパッドを
外面側を上向きにして示す部分斜視図、
した状態を示す斜視図、
おむつに重ねた状態を示す断面図、(B)は図2(B)
の尿取りパッドを使い捨ておむつに重ねた状態を示す断
面図、
れた状態を示す展開平面図、
Claims (5)
- 【請求項1】 内面側に液透過性のトップシートが、内
部に前記トップシートを透過した液を吸収する吸収コア
が設けられ、外面側には前記吸収コアを通過した液を透
過させる液透過領域が形成され、前記液透過領域を覆う
液不透過性のバックシートが、前記外面側のほぼ全域に
剥離可能に接合されていることを特徴とする尿取りパッ
ド。 - 【請求項2】 外面側の全面に、前記液透過領域を形成
する液透過性の外面シートが設けられ、前記トップシー
トと前記外面シートとの間に前記吸収コアが介装され、
前記バックシートは、前記外面シートの外側に接合され
ている請求項1記載の尿取りパッド。 - 【請求項3】 外面側の幅方向の中間部分に、前記液透
過領域を形成する液透過性の外面シートが現れて、前記
トップシートと前記外面シートとの間に前記吸収コアが
介装され、外面側の幅方向の両側部には液不透過性の側
部シートが配置され、前記バックシートは、前記外面シ
ートおよび側部シートの外側に接合されている請求項1
記載の尿取りパッド。 - 【請求項4】 前記液透過領域には、粘着層が複数箇所
部分的に設けられ、前記バックシートは、前記粘着層に
対して剥離可能に接合されており、バックシートが剥離
されたときに前記粘着層がおむつの内面に粘着してずれ
止め層として機能する請求項1ないし3のいずれかに記
載の尿取りパッド。 - 【請求項5】 外面側の幅方向の両側部では、前記バッ
クシートが接着層を介して剥離可能に接合されており、
バックシートを剥離したときの前記接着層の粘着力が、
液透過領域に設けられた前記粘着層の粘着力も弱い請求
項4記載の尿取りパッド。
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---|---|---|---|
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