JP2018122014A - 吸収性物品 - Google Patents

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Abstract

【課題】吸収パッドからの液漏れが生じた場合であっても、その液を首尾よく吸収することができ、また脚周りのフィット性が高い吸収性物品を提供すること。【解決手段】吸収性物品1は、肌対向面に取り外し可能に配される別体の吸収パッド100とともに着用される。吸収性物品1の吸収性コア40は中央域5と側部域6とを備える。中央域5と側部域6とは側方溝部43によって離間している。側部域6は、長手方向Xと交差する方向に延びる複数の交差溝部61を有する。各交差溝部61は、それらの仮想延長線Lが吸収性コア40の中央部を向くような角度で長手方向Xと交差している。【選択図】図4

Description

本発明は、別体の吸収パッドとともに着用される吸収性物品に関する。
吸収性物品における吸収体を複数の部位に分割する技術が種々知られている。
例えば特許文献1には、中央部吸収体と側部吸収体とを備えた吸収体を有する吸収性物品が記載されている。中央部吸収体と側部吸収体との間には離間部がある。また、中央部吸収体と側部吸収体との間には中間シートが介在している。この吸収性物品によれば、大腿部付け根周りないし股下部のフィット性が改善され、また大腿部付け根周りからの漏れが防止されるという利点がある。
特開2015−066306号公報
ところで特許文献1に記載の構造を有する吸収性物品においては、中央部吸収体に対応する位置に、別体の吸収パッドを取り外し可能に配し、該吸収性物品と該吸収パッドとを組み合わせて着用する場合がある。その場合、吸収パッドが吸収しきれなかった尿や便は、吸収性物品へ流出し該吸収性物品で吸収保持される。そこで吸収性物品における尿や便の吸収性を良好にする目的で、吸収性物品の吸収体に含まれるパルプや吸水性ポリマーの使用量を増やして吸収容量を高める手法や、吸収パッドの厚みを増して、補助パッドと着用者の身体との隙間を減じる手法などが従来採用されている。
しかし、吸収性物品の吸収体に含まれるパルプや吸水性ポリマーの使用量を増やすと、吸収体の厚みも増すので、そのことに起因して吸収体内での液の拡散性が低下しやすい。また、吸収体の剛性も増すので、フィット性が低下しやすい。
したがって本発明の課題は、別体の吸収パッドとともに着用される吸収性物品の改良にあり、更に詳しくは吸収パッドから漏れた液の吸収性に優れ、またフィット性が高い吸収性物品を提供することにある。
本発明は、股下部と、該股下部から長手方向の前後にそれぞれ延びる腹側部及び背側部とを有し、肌対向面に取り外し可能に配される別体の吸収パッドとともに着用される吸収性物品であって、
前記吸収性物品は吸収性コアを有し、
前記吸収性コアは、中央域と、その幅方向の両側部に位置する側部域とを備え、
前記中央域と前記側部域とは、前記吸収性コアの長手方向に延びる側方溝部によって少なくとも前記股下部において離間しており、
前記側部域は、前記吸収性コアの長手方向と交差する方向に延びる複数の交差溝部を有し、
各交差溝部は、それらの仮想延長線が前記吸収性コアの中央部を向くような角度で該吸収性コアの長手方向と交差している、吸収性物品を提供するものである。
また本発明は、股下部と、該股下部から長手方向の前後にそれぞれ延びる腹側部及び背側部とを有する吸収性物品と、該吸収性物品の肌対向面に取り外し可能に配される別体の吸収パッドとを具備する着用物品であって、
前記吸収性物品は吸収性コアを有し、
前記吸収性コアは、中央域と、その幅方向の両側部に位置する側部域とを備え、
前記中央域と前記側部域とは、前記吸収性コアの長手方向に延びる側方溝部によって少なくとも前記股下部において離間しており、
前記側部域は、前記吸収性コアの長手方向と交差する方向に延びる複数の交差溝部を有し、
各交差溝部は、それらの仮想延長線が前記吸収性コアの中央部を向くような角度で該吸収性コアの長手方向と交差しており、
前記中央域は、その幅が、前記吸収パッドの幅よりも狭くなっている、着用物品を提供するものである。
本発明の吸収性物品によれば、肌対向面に配された別体の吸収パッドからの液漏れが生じた場合であっても、その液を首尾よく吸収することができる。また本発明の吸収性物品は脚周りのフィット性が高く、そのことによっても液漏れが効果的に防止される。
図1は、本発明の吸収性物品の一実施形態である使い捨ておむつを展開した状態での平面図である。 図2(a)は、図1に示す使い捨ておむつにおける股下部の幅方向に沿う厚み方向断面図であり、図2(b)は図1に示す使い捨ておむつと吸収パッドとの併用形態を示した股下部の幅方向に沿う厚み方向断面図である。 図3は、図1に示す使い捨ておむつと吸収パッドとの併用形態を示す斜視図である。 図4は、吸収性コアの一実施形態を示す平面図である。 図5は、吸収性コアの別の実施形態を示す平面図(図4相当図)である。 図6は、吸収性コアの更に別の実施形態を示す平面図(図4相当図)である。 図7(a)は、図6に示す吸収性コアを備えた使い捨ておむつにおける股下部の幅方向に沿う厚み方向断面図(図2相当図)であり、図7(b)は図7(a)における中央溝部の要部拡大図である。 図8(a)は、使い捨ておむつの着用時における股下部の幅方向に沿う厚み方向断面図であり、図8(b)は、吸収パッドを併用した使い捨ておむつの着用時における股下部の幅方向に沿う厚み方向断面図である。
以下本発明を、その好ましい実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。図1及び図2には本発明の吸収性物品の一実施形態である使い捨ておむつが示されている。同図に示すおむつは大人用の展開型使い捨ておむつである。
おむつ1は、その着用状態において、着用者の前後方向に相当する長手方向Xと、これに直交する幅方向Yとを有する。おむつ1は、長手方向Xの略中央域に、着用時に着用者の股下に配される股下部1Mを有する。またおむつ1は、股下部1Mから長手方向Xの前後にそれぞれ延びる腹側部1F及び背側部1Rを有する。腹側部1F及び背側部1Rはそれぞれ、おむつ1の着用時に着用者の腹側及び背側に配される部位である。腹側部1F、股下部1M及び背側部1Rは、おむつ1を長手方向Xに沿って略三等分した場合の各領域に相当する。股下部1Mは、おむつ1の着用時に着用者の尿排泄部及び便排泄部の双方に対向配置される排泄部対向部を有しており、該排泄部対向部は通常、おむつ1の長手方向Xの中央部又はその近傍に位置している。
おむつ1は、液保持性の吸収体4と、該吸収体4の肌対向面側に配され、着用時に着用者の肌と接触し得る液透過性の表面シート2と、該吸収体4の非肌対向面側に配された液不透過性ないし液難透過性の裏面シート3とを具備する。おむつ1は、図1に示すとおりの平面視において、股下部1Mに位置する長手方向Xの中央域が幅方向Yの内方に向けて括れており、且つ長手方向Xに長い、縦長の略砂時計状をなしている。
本明細書において、「肌対向面」は、吸収性物品又はその構成部材(例えば吸収体4)における、吸収性物品の着用時に着用者の肌側に向けられる面、すなわち相対的に着用者の肌に近い側のことである。「非肌対向面」は、吸収性物品又はその構成部材における、吸収性物品の着用時に肌側とは反対側、すなわち相対的に着用者の肌から遠い側に向けられる面のことである。また本明細書において、「着用時」は、通常の適正な着用位置、すなわち当該吸収性物品の正しい着用位置が維持された状態を意味し、吸収性物品が該着用位置からずれた状態にある場合は含まない。
表面シート2及び裏面シート3はそれぞれ、吸収体4よりも大きな寸法を有し、吸収体4の周縁から外方に延出している。裏面シート3は、図1に示すとおり、展開状態で且つ伸長状態のおむつ1の外形を形成している。表面シート2及び裏面シート3としては、それぞれ、この種の吸収性物品に従来用いられている各種のものを特に制限なく用いることができる。例えば、表面シート2としては各種の不織布や開孔フィルム等を用いることができる。裏面シート3としては液不透過性の樹脂フィルムや、樹脂フィルムと不織布等とのラミネート等を用いることができる。裏面シート3には、例えば、液難透過性のフィルムシート単独の形態と、該フィルムシートの非肌対向面、すなわち外表面側に外装シートを積層配置した形態とがあり、該外装シートは例えば不織布である。図2に示す実施形態では、液難透過性のフィルムシート3aと、その外表面側に積層された不織布からなる外装シート3bとで裏面シート3が構成されている。また裏面シート3として撥水性であり、且つ液難透過性のシート、例えばスパンボンド−メルトブローン−スパンボンド(SMS)不織布などを用いることもできる。
腹側部1F及び背側部1Rそれぞれのウエスト部、すなわち長手方向Xに沿う端部における表面シート2と裏面シート3との間には、糸状の弾性部材31が幅方向Yに沿って伸長状態で固定されている。これによって、おむつ1の着用時における該ウエスト部には、弾性部材31の収縮によりウエストギャザーが形成される。
おむつ1の表面シート2側における長手方向Xに沿う左右両側には、それぞれサイドシート34が配されている。サイドシート34は、長手方向Xに沿う内側縁部と、該内側縁部よりも幅方向Yの外方に位置して長手方向Xに沿う外側縁部とを有する。図1に示す平面視において、該内側縁部は吸収体4の一部と重なっており、該外側縁部は吸収体4の長手方向Xに沿う側縁から幅方向Yの外方に延出し裏面シート3と接合されている。
着用者の脚周りに配される左右のレッグ部におけるサイドシート34と裏面シート3との間には、糸状の弾性部材32が長手方向Xに沿って伸長状態で固定されている。これによって、おむつ1の着用時におけるレッグ部に、弾性部材32の収縮により一対のレッグギャザーが形成される。また、サイドシート34の内側縁部には、糸状の弾性部材33が長手方向Xに沿って伸長状態で固定されており、これにより、おむつ1の着用時には弾性部材33の収縮により少なくとも股下部1Mに防漏カフ37が形成される。防漏カフ37は、おむつ1の肌対向面における幅方向Yの両側部に、長手方向Xに延びるように配されている。表面シート2、裏面シート3、吸収体4、各弾性部材31,32,33及びサイドシート34は、ホットメルト型接着剤等の公知の接合手段により互いに接合されている。
おむつ1は、いわゆる展開型の使い捨ておむつであり、図1に示すとおり、おむつ1の背側部1Rにおける長手方向Xに沿う両側縁部に、2個のファスニングテープ35,35が一対設けられている。ファスニングテープ35には、機械的面ファスナーのオス部材からなる止着部が取り付けられている。
おむつ1の腹側部1Fの非肌対向面には、機械的面ファスナーのメス部材からなる被止着領域36が形成されている。被止着領域36は、腹側部1Fの非肌対向面を形成する裏面シート3の非肌対向面に、機械的面ファスナーのメス部材を公知の接合手段、例えば接着剤やヒートシール等で接合固定して形成されており、ファスニングテープ35の前記止着部を着脱自在に止着可能になされている。
吸収体4は、液保持性の吸収性コア40と、該吸収性コア40の肌対向面を被覆する肌側コアラップシート41と、該吸収性コア40の非肌対向面を被覆する非肌側コアラップシート42とを含んで構成されている。吸収性コア40とコアラップシート41,42との間は、ホットメルト型接着剤等の公知の接合手段により接合されている。吸収性コア40は単層構造であり、長手方向Xに長い形状をなしている。
本実施形態の吸収性コア40は、繊維材料を主体とするコア形成材料が積繊されてなる繊維集合体である。コア形成材料の積繊は、公知の積繊装置を用いて常法に従って行うことができる。ここでいう「繊維材料を主体とする」とは、コア形成材料、すなわち吸収性コア40における繊維材料の含有量が40質量%以上であることを意味する。繊維材料の含有量は、吸収性コア40の全質量に対して、好ましくは50質量%以上であり、100質量%、すなわち吸収性コア40は繊維材料のみから構成されていてもよい。
肌側コアラップシート41及び非肌側コアラップシート42は、いずれも繊維材料を主体とする。ここでいう「繊維材料を主体とする」の意味は前記のとおりである。肌側コアラップシート41と非肌側コアラップシート42とは、1)1枚の連続したシートであってもよく、2)それぞれ別体のシートであってもよい。本実施形態のおむつ1においては、前記1)が採用されている。すなわち、おむつ1においては、吸収性コア40の幅方向Yの長さの2倍以上3倍以下の幅を有する1枚の連続したコアラップシートが採用されており、この1枚のコアラップシートは、図2に示すとおり、吸収性コア40の肌対向面の全域を被覆し、且つ吸収性コア40の長手方向Xに沿う両側縁から幅方向Yの外方に延出し、その延出部が、吸収性コア40の下方に巻き下げられて、吸収性コア40の非肌対向面の全域を被覆している。そして、この1枚のコアラップシートにおいて、吸収性コア40の肌対向面を被覆する部分が肌側コアラップシート41、吸収性コア40の非肌対向面を被覆する部分が非肌側コアラップシート42である。
前記2)の場合は、肌側コアラップシート41と非肌側コアラップシート42とで、幅方向Yの長さ、すなわち幅は同じでも良く、異なっていてもよい。両シート41,42で幅が異なる場合は、どちらが長くてもよい。例えば、肌側コアラップシート41は、吸収性コア40の肌対向面の最大幅と同じ幅を有する、すなわち吸収性コア40の肌対向面の全域を被覆可能な大きさを有するものとし、非肌側コアラップシート42は、該シート41よりも幅広にすることができる。その幅広の非肌側コアラップシート42は、吸収性コア40の非肌対向面の全域を被覆し、且つ吸収性コア40の長手方向Xに沿う両側縁から幅方向Yの外方に延出し、その延出部が、吸収性コア40の肌対向面に対向配置された肌側コアラップシート41上に巻き上げられ、該シート41の長手方向Xに沿う両側縁部を被覆していてもよい。
吸収性コア40の構成繊維となる繊維材料としては、この種の吸収性物品における液吸収要素に通常用いられる繊維材料を特に制限なく用いることができ、木材パルプ、非木材パルプ等の天然パルプ;カチオン化パルプ、マーセル化パルプ等の変性パルプ;レーヨン等の再生セルロース繊維;ポリエチレン樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂等の合成樹脂からなる合成繊維;該合成繊維に界面活性剤等の親水化剤による親水化処理したもの等が挙げられ、これらの1種を単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。コアラップシート41,42としては、例えば、紙、不織布等を用いることができ、その構成繊維としては、吸収性コア40の構成繊維と同様のものを用いることができる。
他の実施形態として、吸収性コア40には、上述の繊維材料に加えて、又は繊維材料に代えて、吸水性ポリマーを含有させてもよい。吸水性ポリマーとしては、各種のヒドロゲル材料を用いることができる。例えばアクリル酸若しくはアクリル酸アルカリ金属塩の重合体又は共重合体の架橋物、ポリアクリル酸及びその塩並びにポリアクリル酸塩グラフト重合体の架橋物、デンプン又はカルボキシメチル化セルロースの架橋物、デンプン-アクリル酸塩グラフト共重合体の加水分解生成物の架橋物、ビニルアルコール-アクリル酸塩共重合体の架橋物、無水マレイン酸グラフトポリビニルアルコールの架橋物、架橋イソブチレン−無水マレイン酸共重合体、酢酸ビニル−アクリル酸エステル共重合体のケン化物等を用いることができる。
本実施形態のおむつ1は、図2(b)及び図3に示すとおり、その肌対向面である表面シート2の表面に取り外し可能に配される別体の吸収パッド100とともに用いられる着用物品として使用されるものである。吸収パッド100は、一般に、その肌対向面側に位置する液透過性の表面シート102、非肌対向面側に位置する裏面シート103、及び両シート102,103間に位置する液保持性の吸収体(図示せず)を備えている。裏面シート103は、液不透過性又は液難透過性であっても良く、液透過性であっても良い。吸収パッド100に用いられる表面シート102及び吸収体は、おむつ1に用いられる表面シート2及び吸収体4とそれぞれ同様のものを用いることができる。また、裏面シート103は、液不透過性又は液難透過性の場合にはおむつ1の裏面シート3と同様のものを用いることができ、液透過性である場合は表面シート2と同様のものを用いることができる。吸収パッド100は、その非肌対向面側に位置する裏面シート103が、おむつ1の表面シート2と対向するように、おむつ1の肌対向面に配される。吸収パッド100においては、例えば裏面シート103の外表面に粘着剤層(図示せず)が設けられており、該粘着剤層によって、吸収パッド100がおむつ1から取り外し可能に固定されるようになっている。吸収パッド100は、その長手方向の中央域が、おむつ1の股下部1Mに位置するように、一対の防漏カフ37間に配置される。
図4には、吸収性コア40の平面図が示されている。同図に示す吸収性コア40は、大別して中央域5と、一対の側部域6とから構成されている。中央域5は、吸収性コア40を幅方向Yに二等分する長手方向中心線CLを含み、幅方向Yの中央に位置し、吸収性コア40の最大幅に対して、略1/2の幅を有する。吸収性コア40の最大幅は、吸収性コア40の幅方向Yにおける長さが、最も大きい箇所を指す。例えば、吸収性コアが砂時計形状、すなわち吸収性コア40の幅方向Yにおける股下部1Mの長さが、腹側部1F又は背側部1Rの幅方向Yにおける長さと比較して短い場合には、腹側部1F又は背側部1Rにおける吸収性コアの最大の幅方向Yにおける長さが吸収性コア40の最大幅となる。各側部域6は、中央域5に対して幅方向Yの両側部に位置し、吸収性コア40の最大幅に対して、略1/4の幅をそれぞれ有している。中央域5と側部域6とは、側方溝部43,43によって少なくとも股下部1Mにおいて離間している。各側方溝部43は、中央域5及び側部域6の坪量よりも低坪量であるか若しくは坪量を有さない部位又は中央域5及び側部域6の坪量より低坪量でなくてもエンボス加工により部分的に圧密化される等して厚みが薄くされ溝形状になっている部位であり、吸収性コア40の長手方向Xに沿って延びている。図2に示す実施形態では、各側方溝部43は坪量を有さない貫通孔の部位となっている。吸収性コア40において、側方溝部43は、おむつ1の少なくとも股下部1Mに形成されており、且つ股下部1Mから長手方向Xの前後にそれぞれ延出して腹側部1F及び背側部1Rにまで達していることが好ましい。しかし、側方溝部43は、吸収性コア40の長手方向Xの前後それぞれの端縁40F,40Rまでは達していないことが好ましい。したがって、中央域5と側部域6とは、側方溝部43によって、おむつ1の少なくとも股下部1Mにおいて離間しているとともに、腹側部1F側の端部域及び背側部1R側の端部域においては、中央域5と側部域6とは連結していることが好ましい。
吸収性コア40が中央域5と側部域6とを有し、中央域5と側部域6とが側方溝部43によって離間していることで、吸収パッド100で吸収しきれずにおむつ1に漏れた尿や便が、側方溝部43によって長手方向Xに沿って誘導されて拡散する。また、おむつ1の着用時に側方溝部43が吸収性コア40の屈曲誘導部として作用するので、側部域6が柔軟に変形して着用者の身体とのフィット性が向上する。更に、側部域6が柔軟に変形して着用者の身体とのフィット性が向上することによって、中央域5の股下部1Mは、着用時に幅方向Yの中央へ向かって狭められ、着用者の体とおむつ1との間に隙間ができる。これに起因して、吸収パッド100からおむつ1に漏れた尿や便を着用者の体とおむつ1との間の隙間に幅方向Yに沿って誘導し、保持し拡散させることができる。これによって、おむつ1からの尿や便の漏れが効果的に防止される。これらの観点から、側方溝部43の形成位置は、吸収性コア40の最大幅に対して、側縁40Sから10%以上内方であることが好ましく、更に好ましくは20%以上、一層好ましくは30%以上内方である。また、側方溝部43の形成位置は、吸収性コア40の最大幅に対して、側縁40Sから20%以内であることが好ましく、更に好ましくは28%以内、一層好ましくは35%以内である。
また、前記と同様の観点から、吸収性コア40の最大幅に占める中央域の幅の割合は、35%以上であることが好ましく、40%以上であることが更に好ましく、45%以上であることが一層好ましい。また、65%以下であることが好ましく、60%以下であることが更に好ましく、55%以下であることが一層好ましい。
おむつ1の着用時における各側部域6の柔軟な変形性及び着用者の身体とのフィット性を一層高める観点から、図2に示すとおり、側部域6の非肌対向面側に、長手方向Xに延びる弾性部材38を伸長状態で配することが有利である。具体的には、弾性部材38は、非肌側コアラップシート42と裏面シート3との間に伸長状態で固定されていることが好ましい。これによって、おむつ1の着用時に、弾性部材38が収縮することで側部域6が着用者の身体に向けて首尾よく起立する。
おむつ1からの尿や便の漏れを更に効果的に防止する観点から、図2に示すとおり、先に述べた防漏カフ37は、その立ち上がりの固定端37aに位置に着目した場合、該固定端37aの位置よりも、吸収性コア40の側縁40Sの方が、幅方向Yの外方に位置していることが有利である。この構成を採用することで、吸収パッド100で吸収しきれずに、尿や便がおむつ1に漏れ出たとしても、それらを吸収性コア40の側部域6で首尾よく吸収することが可能になる。この有利な効果を一層顕著なものとする観点から、防漏カフ37の固定端37aの位置は、吸収性コア40の最大幅に対して、側縁40Sから0%以上内方であることが好ましく、更に好ましくは0.5%以上、一層好ましくは1%以上内方である。また、固定端37aの位置は、吸収性コア40の最大幅に対して、側縁40Sから10%以内であることが好ましく、更に好ましくは9%以内、一層好ましくは8%以内である。
図4に示すとおり、各側部域6には、複数の溝部61が形成されている。これらの溝部61は吸収性コア40の長手方向Xと交差する方向に延びている。したがって、これらの溝部61のことを、以下の説明においては「交差溝部61」と呼ぶこととする。交差溝部61は、側部域6の坪量よりも低坪量であるか若しくは坪量を有さない部位又は側部域6の坪量より低坪量でなくてもエンボス加工により部分的に圧密化される等して厚みが薄くされ溝形状になっている部位である。本実施形態においては、交差溝部61は坪量を有さない貫通孔の部位となっている。交差溝部61は、おむつ1の少なくとも股下部1Mに形成されており、更に好ましくは腹側部1F及び/又は背側部1Rにも形成されている。各交差溝部61は、それらの仮想延長線Lが吸収性コア40の中央部を向くような角度で、吸収性コア40の長手方向Xと交差している。「吸収性コア40の中央部」とは、吸収性コア40を平面視して画定される二次元図形の重心位置を含み、且つ該重心位置から長手方向Xに±280mmの範囲、及び幅方向Y±60mmの範囲の矩形の領域のことである。図4に示す実施形態では、すべての交差溝部61の仮想延長線Lが、吸収性コア40を平面視して画定される二次元図形の重心位置を通っているが、本発明はこの実施形態に限られず、仮想延長線Lが、上述した吸収性コア40の中央部を通っていればよい。尤も、交差溝部61のうちのすべてが、上述した吸収性コア40の中央部を通ることは要しない。交差溝部61を設けたことによって奏される有利な効果が顕著に奏される観点からは、すべての交差溝部61が、上述した吸収性コア40の中央部を通ることが好ましい。
図4に示すとおり、吸収性コア40の平面視において、交差溝部61は、該平面視で画定される二次元図形の重心位置から見て、略放射状に延びている。詳細には、吸収性コア40の長手方向Xと交差溝部61とのなす角度θは、長手方向Xの中心位置において略90度となっており、該中心位置から長手方向Xの端部に向かうに連れて角度θは漸減している。したがって、長手方向Xに沿って隣り合う2つの交差溝部61間の距離(すなわち長手方向Xに沿う長さ)は、幅方向Yに沿って吸収性コア40の側縁40Sに向かうほど大きくなっている。
吸収性コア40の側部域6に、上述した交差溝部61を形成することで、吸収パッド100で吸収しきれずにおむつ1に漏れた尿や便が、交差溝部61によって吸収性コア40の中央部に向かって誘導されて拡散する。この拡散と、漏れた尿や便が、上述した側方溝部43による長手方向Xへの拡散との相乗作用によって、おむつ1からの尿や便の漏れが一層効果的に防止される。しかも、おむつ1の着用時に交差溝部61が側部域6の屈曲誘導部として作用するので、側部域6が柔軟に変形して着用者の身体とのフィット性が向上する。更に、側部域6が柔軟に変形して着用者の身体とのフィット性が向上することによって、中央域5の股下部1Mは、着用時に幅方向Yの中央へ向かって狭められ、着用者の体とおむつ1との間に隙間ができる。これに起因して、おむつ1に漏れた尿や便を着用者の体とおむつ1との間の隙間に幅方向Yに沿って誘導し、保持し拡散させることができる。
おむつ1からの尿や便の漏れが効果的に防止される限りにおいて、図5に示すとおり、交差溝部61は、その幅方向Yの内方側の端部61aが、側方溝部43と連結していることを要しない。それに対して、図4では、各交差溝部61は、その幅方向Yの内方側の端部61aが、上述した側方溝部43と連結している。この連結によって、側方溝部43による長手方向Xへの拡散と、交差溝部61によって吸収性コア40の中央部への拡散とが一層効果的に起こり、おむつ1からの尿や便の漏れが更に一層効果的に防止される。
吸収性コア40における側部域6に交差溝部61を形成して、該側部域6による尿や便の漏れを防止することを一層効果的に行う観点から、吸収性コア40の中央域5は、その幅が、吸収パッド100(図2(b)及び図3参照)の幅よりも狭くなっていることが好ましい。幅の大小関係をこのように設定することで、おむつ1の着用時に、側方溝部43が屈曲誘導部として効果的に作用して、側部域6が柔軟に変形し、吸収パッド100とともに着用者の脚周りへのフィット性が一層向上する。この効果を一層顕著なものとする観点から、中央域5の幅は、吸収パッド100の幅に対して85%以下であることが好ましく、80%以下であることが更に好ましく、75%以下であることが一層好ましい。また、25%以上であることが好ましく、30%以上であることが更に好ましく、35%以上であることが一層好ましい。「吸収パッド100の幅」とは、吸収パッド100の全幅、すなわち表面シートや裏面シートを含めた吸収パッド100の全体の幅のことであり、吸収パッド100における吸収性コアの幅のことではない。
次に、本発明の別の実施形態を、図6ないし図8を参照しながら説明する。これらの実施形態に関し特に説明しない点については、先に述べた図1ないし図5に示す実施形態に関して詳述した説明が適宜適用される。また、図6ないし図8において、図1ないし図5と同じ部材には同じ符号を付してある。
図6に示す実施形態においては、側部域6が、おむつ1の股下部1Mから長手方向Xの前後に延びる第2側方溝部44を有している。第2側方溝部44の前後端は、おむつ1の腹側部1F及び背側部1Rにまで達している。図6においては、第2側方溝部44の前後端の位置は、側方溝部43の前後端の位置と概ね一致している。尤も、両溝部43,44の前後端の位置は一致している必要はなく、例えば第2側方溝部44の前後端の位置の方が、側方溝部43の前後端よりも、吸収性コアの端縁40F,40R近くに達していてもよく、反対に側方溝部43の前後端の位置の方が、第2側方溝部44の前後端よりも、吸収性コアの端縁40F,40R近くに達していてもよい。いずれの場合であっても、第2側方溝部44は、その前後端が、吸収性コア40の端縁40F,40Rにまで達していないことが好ましい。
第2側方溝部44は、側部域6を幅方向Yに概ね二等分する位置に形成されている。具体的には、第2側方溝部44の形成位置は、側部域6の幅方向Yにおける全幅に対して、側縁40Sから10%以上内方であることが好ましく、更に好ましくは11.3%以上、一層好ましくは12.5%以上内方である。また、第2側方溝部44の形成位置は、側部域6の幅方向Yにおける全幅に対して、側縁40Sから100%未満であることが好ましく、更に好ましくは99.5%以内、一層好ましくは99%以内である。第2側方溝部44は、側部域6の坪量よりも低坪量であるか若しくは坪量を有さない領域部位又は側部域6の坪量より低坪量でなくてもエンボス加工により部分的に圧密化される等して厚みが薄くされ溝形状になっている領域である。図6に示す第2側方溝部44は、坪量を有さない領域になっている。
図6に示すとおり、側部域6において、第2側方溝部44は、交差溝部61と交差している。同図には、第2側方溝部44がすべての交差溝部61と交差している状態が示されている。側部域6に第2側方溝部44が形成されており、該第2側方溝部44が交差溝部61と交差していることによって、おむつ1の着用時に、吸収パッド100で吸収しきれずにおむつ1に漏れた尿や便が、側部域6に形成された第2側方溝部44によって長手方向Xに沿って誘導されて拡散するとともに、交差溝部61によって吸収性コア40の中央部に向かって誘導されて拡散する。更に、図6に示すとおり交差溝部61が、側方溝部43と連結している場合には、交差溝部61によって吸収性コア40の中央部に向かって拡散した尿や便が、側方溝部43によって長手方向Xに沿って誘導されて拡散する。その結果、本実施形態のおむつ1によれば、おむつ1からの尿や便の漏れが更に一層効果的に防止される。
第2側方溝部44の形成位置との関係で、先に述べた防漏カフ37の立ち上がりの固定端37aは、該固定端37aが吸収性コア40上に位置する場合には、第2側方溝部44の形成位置よりも側縁40S寄りの位置であることが好ましい。
以上の有利な効果が奏されるためには、第2側方溝部44が、すべての交差溝部61と交差していることが有利であるが、かかる効果が奏される限りにおいて、第2側方溝部44がすべての交差溝部61と交差していることは要しない。
おむつ1からの尿や便の漏れを更に一層効果的に防止する観点から、図6及び図7に示すとおり、更に吸収性コア40の中央域5に中央溝部45が形成されていてもよい。中央溝部45は、おむつ1の股下部1Mから長手方向Xの前後に延びている。中央溝部45の前後端は、おむつ1の腹側部1F及び背側部1Rにまで達している。図6においては、中央溝部45の前後端の位置は、側方溝部43及び第2側方溝部44の前後端の位置と概ね一致している。尤も、これらの溝部43,44,45の前後端の位置は一致している必要はなく、例えば中央溝部45の前後端の位置の方が、側方溝部43及び第2側方溝部44の前後端よりも、吸収性コアの端縁40F,40R近くに達していてもよく、反対に側方溝部43及び第2側方溝部44の前後端の位置の方が、中央溝部45の前後端よりも、吸収性コアの端縁40F,40R近くに達していてもよい。いずれの場合であっても、中央溝部45は、その前後端が、吸収性コア40の端縁40F,40Rにまで達していないことが好ましい。
中央溝部45は、中央域5を幅方向Yに概ね二等分する位置、すなわち幅方向中央部を通る長手方向中心線CL上に概ね形成されている。図6及び図7に示す中央溝部45は、坪量を有さない領域になっているが、中央域5の坪量より低坪量であるか又は中央域5の坪量より低坪量でなくてもエンボス加工により部分的に圧密化される等して厚みが薄くされ溝形状になっている領域になっていてもよい。吸収性コア40の中央域5に中央溝部45が形成されていることによって、おむつ1の装着時に、中央溝部45が屈曲誘導部として作用して、図8(a)及び(b)に示すように中央溝部45を挟む中央域5の左右の領域が非肌対向面側に向けて変形し、中央域5におけるおむつ1の肌対向面が、非肌対向面に向けて凹陥して凹部46が形成される。また、凹部46の形成により、着用者の身体とおむつ1との間に隙間ができることによって、吸収パッド100からおむつ1に漏れた尿や便は、幅方向Yに沿っておむつ1との間の隙間に誘導され、保持され、拡散される。これに起因して、この凹部46は、尿や便の一時的な貯留部として作用する。このことによって、おむつ1からの尿や便の漏れが更に一層効果的に防止される。なお、凹部46は、吸収性コア40が中央溝部45を備えない実施形態のおむつであっても、吸収性コア40が側方溝部43を備えている限りにおいて形成される。側方溝部43に加えて中央溝部45が形成されていることで、凹部46の形成は一層促進される。
上述した凹部46をおむつ1の着用時に首尾よく形成する観点から、図7(a)及び図7(b)に示すとおり、中央溝部45は、幅方向Yに沿う厚み方向での断面視において、肌対向面から非肌対向面に向けて幅が漸減していることが好ましい。これによって、中央溝部45が屈曲誘導部として一層効果的に作用し、中央溝部45を挟む中央域5の左右の領域が非肌対向面側に向けて首尾よく変形する。この変形を一層容易に生じさせる観点から、図7(b)に示すとおり、中央溝部45における肌対向面側の幅W1と非肌対向面側の幅W2との比であるW1/W2の値は、1.1以上であることが好ましく、1.5以上であることが更に好ましく、2以上であることが一層好ましい。またW1/W2の値は、10以下であることが好ましく、9以下であることが更に好ましく、8以下であることが一層好ましい。
以上、本発明をその好ましい実施形態に基づき説明したが、本発明は前記実施形態に制限されない。例えば図6に示す実施形態において、交差溝部61を、図5に示すように、側方溝部43と連結しないように形成してもよい。
また、図6及び図7に示す実施形態において、吸収性コア40の側部域6に第2側方溝部44を形成しなくてもよい。
更に図7に示す実施形態において、吸収性コア40の幅方向Yに沿う厚み方向での断面視において、中央溝部45の幅を、肌対向面から非肌対向面にわたって同じにしてもよい。つまり、中央溝部45における肌対向面側の幅W1と非肌対向面側の幅W2とは同じであってもよい。
また前記各実施形態のおむつ1は、吸収体4を構成する吸収性コア40が単層構造のものであったが、これに代えて吸収性コアの一部又は全部を多層構造にしてもよい。
1 使い捨ておむつ(吸収性物品)
1F 使い捨ておむつの腹側部
1M 使い捨ておむつの股下部
1R 使い捨ておむつの背側部
2 表面シート
3 裏面シート
4 吸収体
40 吸収性コア
41 肌側コアラップシート
42 非肌側コアラップシート
43 側方溝部
44 第2側方溝部
45 中央溝部
46 凹部
5 中央域
6 側部域
61 交差溝部
X 長手方向
Y 幅方向

Claims (8)

  1. 股下部と、該股下部から長手方向の前後にそれぞれ延びる腹側部及び背側部とを有し、肌対向面に取り外し可能に配される別体の吸収パッドとともに着用される吸収性物品であって、
    前記吸収性物品は吸収性コアを有し、
    前記吸収性コアは、中央域と、その幅方向の両側部に位置する側部域とを備え、
    前記中央域と前記側部域とは、前記吸収性コアの長手方向に延びる側方溝部によって少なくとも前記股下部において離間しており、
    前記側部域は、前記吸収性コアの長手方向と交差する方向に延びる複数の交差溝部を有し、
    各交差溝部は、それらの仮想延長線が前記吸収性コアの中央部を向くような角度で該吸収性コアの長手方向と交差している、吸収性物品。
  2. 前記交差溝部が前記側方溝部と連結している、請求項1に記載の吸収性物品。
  3. 前記側部域が、前記股下部から長手方向の前後に延びる第2側方溝部を有し、
    前記第2側方溝部が前記交差溝部と交差している、請求項1又は2に記載の吸収性物品。
  4. 前記肌対向面における幅方向の両側部に、長手方向に延びる防漏カフが配されており、
    前記吸収性コアの側縁が、前記防漏カフの固定端よりも、幅方向の外方に位置している、請求項1ないし3のいずれか一項に記載の吸収性物品。
  5. 前記側部域の非肌対向面側に、長手方向に延びる弾性部材が伸長状態で配されている、請求項1ないし4のいずれか一項に記載の吸収性物品。
  6. 前記中央域は、その幅方向中央部に、前記股下部から長手方向の前後に延びる中央溝部を有し、
    前記中央溝部は、幅方向に沿う厚み方向での断面視において、肌対向面から非肌対向面に向けて幅が漸減している、請求項1ないし5のいずれか一項に記載の吸収性物品。
  7. 前記中央域は、その幅が、前記吸収パッドの幅よりも狭くなっている、請求項1ないし6のいずれか一項に記載の吸収性物品。
  8. 股下部と、該股下部から長手方向の前後にそれぞれ延びる腹側部及び背側部とを有する吸収性物品と、該吸収性物品の肌対向面に取り外し可能に配される別体の吸収パッドとを具備する着用物品であって、
    前記吸収性物品は吸収性コアを有し、
    前記吸収性コアは、中央域と、その幅方向の両側部に位置する側部域とを備え、
    前記中央域と前記側部域とは、前記吸収性コアの長手方向に延びる側方溝部によって少なくとも前記股下部において離間しており、
    前記側部域は、前記吸収性コアの長手方向と交差する方向に延びる複数の交差溝部を有し、
    各交差溝部は、それらの仮想延長線が前記吸収性コアの中央部を向くような角度で該吸収性コアの長手方向と交差しており、
    前記中央域は、その幅が、前記吸収パッドの幅よりも狭くなっている、着用物品。
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