JP4776499B2 - 吸収性物品 - Google Patents

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Description

本発明は、吸収性物品、特に生理用ナプキン、失禁パッド等の吸収性物品に関する。
従来の吸収性物品において、夜用の生理用ナプキン等は、吸収性能を向上させるため、吸収体が比較的大きく形成されている。この種の吸収性物品は、吸収体の寸法が大きいために、装着時に着用者の股間部における違和感が大きかった。また、この種の吸収性物品は、股間部により圧縮力を受けて変形し、吸収体のヨレ等の変形による防漏性の低下する場合があった。
また、従来、吸収性物品は、ヨレや漏れ防止性を向上させるために種々改良が施され
ており、例えば、特許文献1には、所定箇所に弾性体を配置し、該弾性体の圧縮に対する弾性復元力を利用してヨレを防止する吸収性物品が提案されている。
昭63−203156号公報
しかし、特許文献1に記載の方法は、圧縮に対する弾性復元力を利用しているため、ヨレを発生する部位すべてに配置しなければ効果が低く、そのため違和感を覚えやすいという問題がある。
従って、本発明の目的は、装着感に優れ且つ吸収体が変形し難く吸収体の吸収性能が低下しない吸収性物品を提供することにある。
本発明は、表面シート、裏面シート及び両シート間に介在された吸収体を具備しており、実質的に縦長の吸収性物品であって、シートが多重に折り返されて蛇腹状に形成されたサイド部材が、前記吸収体の両側部それぞれに沿って配されている吸収性物品を提供することにより、上記目的を達成したものである。
本発明の吸収性物品によれば、装着感に優れ且つ吸収体が変形し難く吸収体の吸収性能が低下しない。
以下、本発明の吸収性物品をその好ましい実施形態に基づいて、図面を参照しながら説明する。
第1実施形態の吸収性物品1は生理用ナプキン(以下、単にナプキンともいう)であり、図1〜図4に示すように、液透過性の表面シート2、液不透過性を有する裏面シート3及び両シート間に介在された液保持性の吸収体4を有しており、実質的に縦長である。
また、第1実施形態のナプキン1は、シート51が多重に折り返されて蛇腹状に形成されたサイド部材5が、吸収体4の両側部それぞれに沿って配されている。
縦長のナプキン1は、その長手方向(ナプキン長手方向L)が前方部A、長手方向中央領域である排泄部対向部B(着用者の液排泄部に対向配置される前記排泄部対向領域を幅方向中央に有する部分)及び後方部Cに区分される。
尚、本明細書において、長手方向は、当該部材の長辺と平行な方向であり、ナプキン1についていえば、図2において矢標Lで示す方向(ナプキン長手方向L)である。また、以下、幅方向という語句を使用することがあるが、これは、当該部材の前記長手方向と直交する方向であり、ナプキン1についていえば、図2において矢標Sで示す方向(ナプキン幅方向S)である。
表面シート2、裏面シート3及び吸収体4それぞれは、縦長であり、その長手方向がナプキン長手方向Lと一致している。吸収体4は、裏面シート3とホットメルト型接着剤等の公知の接合手段により接合され、表面シート2と裏面シート3との間に狭持固定されている。
吸収体4は、図3に示すように、上層吸収体41と下層吸収体42との積層構造を有している。上層吸収体41及び下層吸収体42それぞれは、縦長であり、その長手方向がナプキン長手方向Lと一致している。
下層吸収体42の寸法は、裏面シート3よりも小さく形成されている。上層吸収体41の寸法は、長さ及び幅それぞれが、下層吸収体42よりも小さく形成されている。上層吸収体41は、下層吸収体42の幅方向の中央部に積層されており、ナプキン1の中高部を形成している。詳述すると、上層吸収体41は、ナプキン1の排泄部対向部Bにおけるナプキン幅方向Sの中央部に配されており、該上層吸収体41の前後端部それぞれは、前方部A及び後方部Cそれぞれへ延出している。上層吸収体41は、ナプキン着用時に着用者の液排泄部に対向して、表面シート2を通った体液を受ける部位である。
表面シート2及び裏面シート3それぞれは、吸収体4の長手方向前後端それぞれから延出し、その延出部分において互いにヒートシール等の公知の接合方法により接合されて、エンドシール部を形成している。また、表面シート2及び裏面シート3それぞれは、吸収体4の幅方向両端それぞれから延出し、同様に接合されている。
表面シート2及び裏面シート3の吸収体4の幅方向両端それぞれからの前記延出部分は、排泄部対向部Bにおいてナプキン幅方向Sの外方に向かって大きく張り出しており、この張り出し部分における両シート2及び3が互いに接合されて、一対のウイング部6,6を形成している。ナプキン1は、ウイング部6の非肌当接面側の面に、従来のウイング部付きのナプキンと同様にずれ止め材(図示省略)を有しており、該ずれ止め材を介してショーツ等の下着の股間部分に固定して用いられる。
尚、本明細書において、非肌当接面は、平面状に拡げた吸収性物品(ナプキン)の両面のうち、着用時にショーツ等の下着側(着用者の肌側とは反対側)に向けられる面である。また、以下、肌当接面という語句を使用することがあるが、これは、平面状に拡げた吸収性物品の両面のうち、着用時に着用者の肌側に向けられる面である。
また、表面シート2及び裏面シート3の吸収体4の幅方向両端それぞれからの前記延出部分は、後方部Cにおいてもナプキン幅方向Sの外方に向かって大きく張り出しており、この張り出し部分における両シート2及び3が互いに接合されて、一対のサイドフラップ部7,7を形成している。
ナプキン1の肌当接面側には、図1に示すように、溝8が設けられている。溝8は、ナプキン長手方向Lに延びる一対のエンボス溝(長手方向エンボス溝)、及び該長手方向エンボス溝の長手方向の両端部において、ナプキン幅方向Sに延びる円弧状の2重のエンボス溝(幅方向エンボス溝)とから形成されている。溝8によって、表面シート2及び下層吸収体42が接合されている。また、上層吸収体41は、一対の前記長手方向エンボス溝と2重の前記幅方向エンボス溝のうちの内側のエンボス溝とにより囲まれている。
以下に、一対のサイド部材5,5について更に説明する。
一対のサイド部材5,5それぞれは、不織布からなるシート51が多重に折り返されて蛇腹状に形成されたものである。このように蛇腹状に形成された一対のサイド部材5,5それぞれは、図1及び図2に示すように、縦長であり、その長手方向をナプキン長手方向Lと一致させて、吸収体4の側部に沿って配されている。具体的には、第1実施形態においては、サイド部材5は吸収体4の側縁に沿って配されており、サイド部材5と吸収体4とは実質的に重なっていない。但し、サイド部材5と吸収体4とは多少重なっていてもよく、またサイド部材5と吸収体4とは連結又は接合されていてもよい。
第1実施形態において、一対のサイド部材5,5それぞれは、その長手方向に亘って、略一定の幅を有している。
一対のサイド部材5,5それぞれは、図1〜3に示すように、吸収体4の長手方向の全体に亘って、表面シート2と裏面シート3との間に配されている。また、一対のサイド部材5,5それぞれの高さは、下層吸収体42の厚みと略同じである。
一対のサイド部材5,5それぞれは、その両側部のうち、ナプキン幅方向S内方寄りの側部が吸収体4の一方の側縁部と当接しており、ナプキン幅方向S外方寄りの側部が表面シート2により覆われている。
第1実施形態においては、図3に示すように、多重に折り返されたシート51の複数の折り返しの山51a、51a・・・が、ナプキン幅方向Sに多列に並んでいる。即ち、シート51は、吸収体4の厚み方向を往復するように(厚み方向にジグザグに振動するように)多重に折り返されている。サイド部材5は、多重に折り返されている各シート51の部分同士が、少なくとも部分的に離間していることが、サイド部材5に良好なクッション性を与える上で好ましい。サイド部材5がこのようなクッション性を有する上で、シート51を形成する不織布の坪量は、好ましくは5〜100g/m2、更に好ましくは10〜50g/m2である。
また、サイド部材5が、ナプキン幅方向Sに良好なクッション性を有する観点から、シート51の折り返し回数は、好ましくは2〜40回、更に好ましくは4〜20回である。
前述した構成を有する一対のサイド部材5,5それぞれは、複数の折り返しの山51a、51a・・・の配列方向、即ちナプキン幅方向Sにクッション性を有しており、ナプキン1がナプキン幅方向Sの外方から圧縮力を受けた場合には、該サイド部材5はナプキン幅方向Sの内方に向って収縮して、クッション性を示す。その結果、第1実施形態のナプキン1は、吸収体4へ該圧縮力が直接かからないようになっている。
一対のサイド部材5,5それぞれについて、更に詳述すると、サイド部材5は、圧縮した後に外力をとり除いた際に、戻る性質がある。
サイド部材5は、ナプキン幅方向S(複数の折り返しの山51a、51a・・・の配列方向)において、以下の方法に規定される回復率が70%以上、特に80%以上であることが好ましい。回復率は、テンシロンRTC−1210(株式会社オリエンテック製)の圧縮試験設定において、直径100mmの円形圧縮具によってサイド部材5を吸収性物品の厚み方向にサイド部材の厚みT0の50%厚みにまで圧縮し、圧縮力解放1分後の回復厚みT1を次の(式1)にて算出した値である。(式1)回復率(%)=T1/T0×100
測定は、圧縮速度10mm/分、解放速度10mm/分で行い、異なるサンプルによる3回の測定結果を平均する。また、測定にはサンプルである吸収性物品をそのまま使用することが好ましいが、円形圧縮具の中心が左右どちらかのサイド部材5の幅方向中心線と略一致させて行なう必要があるため、中高部吸収体等の他の構成部材の影響がおよぶ場合には、影響する部材を除去して測定する。
一対のサイド部材5,5それぞれは、その低反発性、低復元性から耐圧分散性に優れている。このようなサイド部材5を、吸収体4の両側縁部に配することにより、ナプキン着用時に、図4に示すように、着用者の両太股の付け根内側により左右から幅方向内方へ圧縮力を受けた時に、ナプキン1の幅方向の変形を専らサイド部材5の変形により吸収して、吸収体4が変形することを防止する。第1実施形態のナプキン1においては、一対のサイド部材5,5それぞれを、ナプキン1の少なくとも排泄部対向部Bに配しており、最も体液を吸収保持する吸収体4の部分変形を防止している。
また、一対のサイド部材5,5それぞれは、疎水性を有していることが、吸収体4から本体幅方向の外方への体液の移動を防いで、横漏れを防止する上で好ましい。
サイド部材5を形成する材料(シート51)としては、不織布、フィルムや発泡シートが使用できるが、反発性や復元性の点から不織布と発泡シートが好ましい。不織布としては、サーマルボンド不織布、ケミカルボンド不織布、スパンレース不織布、エアレイド不織布、湿式不織布、エアスルー不織布、メルトブロー、ニードルパンチ不織布、スパンボンド不織布等を用いることができ、発泡シートとしては、ポリエチレンやポリプロピレンによるオレフィン系発泡シートやウレタン系発泡シートの樹脂膜破砕タイプを用いることができる。特にカード法やエアレイド法によりウエブ化され繊維交点で融着されているエアスルー不織布が、クッション性及び反発弾性率の観点からが好ましい。
この不織布を構成する繊維としては、ポリエチレンや変性ポリエチレンを融着成分とし、ポリプロピレンやポリエステルと組み合わせた各種複合繊維、ポリプロピレンやポリエステルの単繊維、レーヨン繊維、架橋セルロース繊維等を用いることができ、特に繊維ウエブにポリプロピレンやポリエステル等の合成繊維を含んでいることが、クッション性、反発弾性率及び疎水性の観点から好ましい。
第1実施形態のナプキン1の寸法等は、その具体的な用途に応じて、適宜設計されることが好ましい。また、下層吸収体42、サイド部材5の寸法等も、ナプキン1の寸法及びその具体的な用途に応じて、適宜設計されることが好ましい。
例えば、ナプキン1を、経血の量が多い場合又は夜間等の長時間の使用に用いる場合には、ナプキン1は以下のような寸法に設計されることが好ましい。
ナプキン1の吸収性本体10の寸法は、長さが5〜60cm、特に15〜40cm、幅が2〜15cm、特に3〜8cmであることが好ましい。
そして、下層吸収体42の幅と、一対のサイド部材5,5それぞれの幅との比は、10:1〜3:2、特に8:1〜5:2であることが好ましい。
第1実施形態のナプキン1を構成する表面シート2、裏面シート3、上層吸収体41及び下層吸収体42の形成材料としては、従来の吸収性物品に用いられている材料を用いることができる。裏面シート3は更に通気性を有していてもよい。
前述した第1実施形態のナプキン1によれば、シート51が多重に折り返されて蛇腹状に形成された一対のサイド部材5,5が、それぞれ、吸収体4の両側部に沿って配されているため、ナプキン着用時の違和感が少なく、装着感に優れており、且つ吸収体が変形し難く吸収体の吸収性能が低下し難い。特に、第1実施形態のナプキン1は、低反発性の一対のサイド部材5,5それぞれが、排泄部対向部Bを含めて、吸収体4の長手方向の全体に亘って配されているので、ナプキン着用時の違和感が極めて少なく、また吸収体4の変形が、排泄部対向部Bと共に前方部A及び後方部Cにおいても防止されており、吸収体4のヨレ等の変形による防漏性の低下が特に少なく、横漏れ防止効果が高い。
また、一対のサイド部材5,5それぞれは、上述したように疎水性を有している場合は、横漏れ防止性が更に高められている。
次に、本発明の第2及び第3実施形態を、図5〜図9を参照しながら説明する。第2実及び第3施形態ついて、特に説明しない点については、第1実施形態に関して詳述した説明が適宜適用される。また、図5〜図9において、図1〜図4と同じ部材に同じ符号を付してある。
第2実施形態のナプキン1は、図5〜図8に示すように、一対のサイド部材5,5が、吸収体4の長手方向の全体に亘って、表面シート2の肌当接面側に配されている。一対のサイド部材5,5それぞれは、縦長であり、その長手方向をナプキン長手方向Lと一致させて、吸収体4の側部に沿って配されており、その非肌当接面側が、接着剤、ヒートシール等の公知の接合手段により表面シート2と接合されている。一対のサイド部材5,5それぞれの高さは、図6に示すように、上層吸収体41と下層吸収体42とを重ねた高さ(吸収体4の最大厚み)と略同じである。
また、第2実施形態のナプキン1における一対のサイド部材5,5それぞれは、多重に折り返されたシート51の複数の折り返しの山51a、51a・・・が部分的に接合されて一体化された接合部52を有している。第2実施形態に係るサイド部材5は、接合部52を有しているが、全体として蛇腹状の形状を保持している。
更に説明すると、接合部52は、図5に示すように、各サイド部材5につき二つ形成されている。即ち、その一つは、サイド部材5の長手方向一端部5a(ナプキン1の後方部C側寄りの長手方向一端部5a)よりナプキン1の内方に位置する接合部52Aであり、他の一つは、サイド部材5の長手方向他端部5b(ナプキン1の前方部A側寄りの長手方向他端部5b)の近傍に位置する接合部52Bである。接合部52Aの形成位置は、詳しくは、サイド部材5の長手方向の中央部である。
接合部52(52A、52B)は、図7及び図8に示すように、シート51の複数の折り返しの山51a、51a・・・それぞれにおけるサイド部材5の高さ方向の中央部に、接合手段53を所定の大きさで設けて、これらの山を接合一体化させることにより形成されている。接合手段53としては、接着剤、ヒートシール等の公知の接合手段を用いることができる。
一対のサイド部材5,5それぞれは、図5に示すように、接合部52Aを基点としてサイド部材5の長手方向一端部5aに向けて末広がりに拡がった形状を有している。即ち、サイド部材5は、その長手方向の中央部を基点として、ナプキン1の後方部C寄りの部分が扇形状に拡がっている。
接合部52Aとサイド部材5の長手方向一端部5aとの間の距離は、該サイド部材5の長手方向の全長に対して、好ましくは20〜70%、更に好ましくは50〜60%である。接合部52Aと長手方向一端部5aとの間の距離が、サイド部材5の長手方向の全長に対して斯かる割合であることにより、ヒップ部に当たる長さが適切となり、ヒップ部における横漏れ防止という効果が奏される。
前述した第2実施形態のナプキン1によれば、第1実施形態と同様に、ナプキン着用時の違和感が少なく、装着感に優れており、且つ吸収体が変形し難く吸収体の吸収性能が低下し難いという効果が奏される。
また、後方部Cにおいて、ナプキン1の幅方向に扇形状に拡がっているサイド部材5の部分が、ナプキン着用時に、着用者のヒップ部と広く直接当接して、横漏れを効果的に防止する。即ち、着用者のヒップ部と当接する部分が扇形状に拡がっていることにより、該部分が扇形状に拡がっていない場合に比して、経血等が外に流れ出すまでの距離が長くなるため、経血等がナプキンの外方に流れ出しにくくなり、この結果、横漏れが効果的に防止される。このような漏れ防止性をより効果的にする観点から、各サイド部材5における扇形状に拡がった部分(各サイド部5における接合部52Aと長手方向一端部5aとの間に挟まれた部分)は、親水性や吸水性を有していてもよい。
また、第2実施形態のナプキン1に係る一対のサイド部材5,5それぞれは、接合部52により、シート51が多重に折り返された状態が保持されるので、ナプキン1の加工性に優れている。
尚、第2実施形態のナプキン1を個装する際には、ナプキン1をその長手方向に折り畳む必要があるが、この場合、折り畳むときに形成される折り線が、接合部52Aと一致するように、ナプキン1を長手方向に折り畳むことが好ましい。
本発明の好ましい第3実施形態のナプキン1は、図9に示すように、一対のサイド部材5,5それぞれが、排泄部対向部Bに配されている。一対のサイド部材5,5それぞれの後端部は、後方部Cに延出しており、該後方部Cの排泄部対向部B寄りの位置に配されている。
また、一対のサイド部材5,5それぞれは、その前後端部に接合部52が設けられていて、サイド部材5全体としてシート51が蛇腹状に折り返された状態が保持されている。本実施形態では、一対のサイド部材5,5それぞれは、表面シート2と裏面シート3との間に配されている。
また、第3実施形態のナプキン1は、下層吸収体42の両側部が、排泄部対向部Bにおいて、ナプキン幅方向Sの内方に括れており、この括れた部分に、サイド部材5が配されている。その他の構成は、前述した第1実施形態と同様である。
第3実施形態のナプキン1によれば、第1実施形態と同様に、ナプキン着用時の違和感が少なく、装着感に優れており、且つ吸収体が変形し難く吸収体の吸収性能が低下し難いという効果が奏される。
また、第3実施形態のナプキン1は、下層吸収体42の寸法が大きく、液の吸収保持性能が高められている。また、ナプキン着用時に、着用者の太ももに挟まれる下層吸収体42の部分を括れた形状とし且つ該括れた部分に一対のサイド部材5,5を配することにより、装着性を更に向上している。
本発明の吸収性物品は、前述した実施形態に制限されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない限り適宜変更が可能である。
例えば、本発明の吸収性物品は、前述した各実施形態のナプキン1において、一対のサイド部材5,5それぞれにおける多重に折り返された前記シート51の複数の折り返しの山51a、51a・・・の配列方向が、ナプキン1の幅方向と一致していた(複数の折り返しの山51a、51a・・・が、ナプキン1の幅方向Sに多列に並んでいた)が、サイド部材5の折り返し線がナプキン長手方向Lに沿っていれば良く、一対のサイド部材5,5それぞれにおける多重に折り返された前記シート51の複数の折り返しの山51a、51a・・・の配列方向は、ナプキン1(吸収体4)の厚み方向と一致していてもよい。即ち、複数の折り返しの山51a、51a・・・が、ナプキン1の厚み方向に多列に並んでいてもよい。
また、一対のサイド部材5,5それぞれを形成するシートは、不織布であったが、樹脂製のフィルム又は低反発ウレタンフォーム等の発泡高分子体からなるシートであっても良い。また、前記実施形態では吸収体は2層構成であったが吸収体は単層でもよい。また、吸収体とサイド部材は表面材によって巻き上げられた構成でもよい。さらに、ギャザーが表面材に固定されていてもよい。
また、一対のサイド部材5,5それぞれは、図10に示すように、その長手方向の前後端部及び中央部に接合部52を設けて、サイド部材5全体としてシート51の蛇腹状の形状が保持されていてもよい。
更に、サイド部材5は、図11(a)に示すように、表面シート2をナプキン幅方向Sの外方に延出させて形成し、ウイング部5を形成するウイング部形成シート61により覆われていてもよい。また、サイド部材5は、図11(b)に示すように、ウイング部5を形成するウイング部形成シート61を、ナプキン幅方向Sの内方に延出させて形成し、表面シート2により覆われていてもよい。
本発明の吸収性物品は、生理用ナプキンであっても良いが、パンティライナー又は失禁パッド等であってもよい。
前述した一の実施形態における要件は、適宜、実施形態間で相互に置換可能である。
図1は、本発明の吸収性物品としての生理用ナプキンの第1実施形態を示す部分破断斜視図である。 図2は、図1の生理用ナプキンの表面シートを取り除いた状態の平面図である。 図3は、図1の生理用ナプキンのX−X線拡大断面図である。 図4は、図1の生理用ナプキンの装着状態を模式的に示す図である。 図5は、本発明の吸収性物品としての生理用ナプキンの第2実施形態を示す平面図である。 図6は、図5の生理用ナプキンのY−Y線拡大断面図である。 図7は、図5の生理用ナプキンのサイド部材の側面図である。 図8は、図5のZ−Z線拡大断面図である。 図9は、本発明の吸収性物品としての生理用ナプキンの第3実施形態を示す図2に相当する平面図である。 図10は、本発明の吸収性物品としての生理用ナプキンの他の実施形態を示す図2に相当する平面図である。 図11(a)及び(b)は、それぞれ本発明の吸収性物品としての生理用ナプキンの更に他の実施形態を示す断面図である。
符号の説明
1 生理用ナプキン(吸収性物品)
10 吸収性本体
2 表面シート
3 裏面シート
4 吸収体
41 上層吸収体
42 下層吸収体
5 サイド部材
51 シート
52 接合部
6 ウイング部
7 サイドフラップ部
8 エンボス溝
A 前方部
B 排泄部対向部
C 後方部

Claims (6)

  1. 表面シート、裏面シート及び両シート間に介在された吸収体を具備しており、実質的に縦長の吸収性物品であって、
    シートが多重に折り返されて蛇腹状に形成されたサイド部材が、前記吸収体の両側部それぞれに沿って前記表面シートと前記裏面シートとの間に配されており、
    多重に折り返された前記シートの複数の折り返しの山が、前記吸収性物品の幅方向に多列に並んでいる吸収性物品。
  2. 前記サイド部材と前記吸収体とは連結又は接合されていない請求項1記載の吸収性物品。
  3. 前記吸収体は、上層吸収体と下層吸収体との積層構造を有し、前記サイド部材の高さは、該下層吸収体の厚みと略同じである請求項1又は2記載の吸収性物品。
  4. 前記サイド部材が、前記吸収体の長手方向の全体に亘って配されている請求項1〜3の何れか一項に記載の吸収性物品。
  5. 前記サイド部材は、多重に折り返された前記シートの複数の折り返しの山が部分的に接合されて一体化された接合部を有している請求項1〜4の何れか一項に記載の吸収性物品。
  6. 前記接合部が、前記サイド部材の長手方向一端部より吸収性物品内方に位置しており、該サイド部材は、該接合部を基点として該長手方向一端部に向けて末広がりに拡がった形状を有している請求項5記載の吸収性物品。
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