JP4776499B2 - 吸収性物品 - Google Patents
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Description
ており、例えば、特許文献1には、所定箇所に弾性体を配置し、該弾性体の圧縮に対する弾性復元力を利用してヨレを防止する吸収性物品が提案されている。
また、第1実施形態のナプキン1は、シート51が多重に折り返されて蛇腹状に形成されたサイド部材5が、吸収体4の両側部それぞれに沿って配されている。
一対のサイド部材5,5それぞれは、不織布からなるシート51が多重に折り返されて蛇腹状に形成されたものである。このように蛇腹状に形成された一対のサイド部材5,5それぞれは、図1及び図2に示すように、縦長であり、その長手方向をナプキン長手方向Lと一致させて、吸収体4の側部に沿って配されている。具体的には、第1実施形態においては、サイド部材5は吸収体4の側縁に沿って配されており、サイド部材5と吸収体4とは実質的に重なっていない。但し、サイド部材5と吸収体4とは多少重なっていてもよく、またサイド部材5と吸収体4とは連結又は接合されていてもよい。
一対のサイド部材5,5それぞれは、図1〜3に示すように、吸収体4の長手方向の全体に亘って、表面シート2と裏面シート3との間に配されている。また、一対のサイド部材5,5それぞれの高さは、下層吸収体42の厚みと略同じである。
一対のサイド部材5,5それぞれは、その両側部のうち、ナプキン幅方向S内方寄りの側部が吸収体4の一方の側縁部と当接しており、ナプキン幅方向S外方寄りの側部が表面シート2により覆われている。
サイド部材5は、ナプキン幅方向S(複数の折り返しの山51a、51a・・・の配列方向)において、以下の方法に規定される回復率が70%以上、特に80%以上であることが好ましい。回復率は、テンシロンRTC−1210(株式会社オリエンテック製)の圧縮試験設定において、直径100mmの円形圧縮具によってサイド部材5を吸収性物品の厚み方向にサイド部材の厚みT0の50%厚みにまで圧縮し、圧縮力解放1分後の回復厚みT1を次の(式1)にて算出した値である。(式1)回復率(%)=T1/T0×100
測定は、圧縮速度10mm/分、解放速度10mm/分で行い、異なるサンプルによる3回の測定結果を平均する。また、測定にはサンプルである吸収性物品をそのまま使用することが好ましいが、円形圧縮具の中心が左右どちらかのサイド部材5の幅方向中心線と略一致させて行なう必要があるため、中高部吸収体等の他の構成部材の影響がおよぶ場合には、影響する部材を除去して測定する。
この不織布を構成する繊維としては、ポリエチレンや変性ポリエチレンを融着成分とし、ポリプロピレンやポリエステルと組み合わせた各種複合繊維、ポリプロピレンやポリエステルの単繊維、レーヨン繊維、架橋セルロース繊維等を用いることができ、特に繊維ウエブにポリプロピレンやポリエステル等の合成繊維を含んでいることが、クッション性、反発弾性率及び疎水性の観点から好ましい。
ナプキン1の吸収性本体10の寸法は、長さが5〜60cm、特に15〜40cm、幅が2〜15cm、特に3〜8cmであることが好ましい。
そして、下層吸収体42の幅と、一対のサイド部材5,5それぞれの幅との比は、10:1〜3:2、特に8:1〜5:2であることが好ましい。
また、一対のサイド部材5,5それぞれは、上述したように疎水性を有している場合は、横漏れ防止性が更に高められている。
また、第2実施形態のナプキン1における一対のサイド部材5,5それぞれは、多重に折り返されたシート51の複数の折り返しの山51a、51a・・・が部分的に接合されて一体化された接合部52を有している。第2実施形態に係るサイド部材5は、接合部52を有しているが、全体として蛇腹状の形状を保持している。
また、後方部Cにおいて、ナプキン1の幅方向に扇形状に拡がっているサイド部材5の部分が、ナプキン着用時に、着用者のヒップ部と広く直接当接して、横漏れを効果的に防止する。即ち、着用者のヒップ部と当接する部分が扇形状に拡がっていることにより、該部分が扇形状に拡がっていない場合に比して、経血等が外に流れ出すまでの距離が長くなるため、経血等がナプキンの外方に流れ出しにくくなり、この結果、横漏れが効果的に防止される。このような漏れ防止性をより効果的にする観点から、各サイド部材5における扇形状に拡がった部分(各サイド部5における接合部52Aと長手方向一端部5aとの間に挟まれた部分)は、親水性や吸水性を有していてもよい。
また、第2実施形態のナプキン1に係る一対のサイド部材5,5それぞれは、接合部52により、シート51が多重に折り返された状態が保持されるので、ナプキン1の加工性に優れている。
また、一対のサイド部材5,5それぞれは、その前後端部に接合部52が設けられていて、サイド部材5全体としてシート51が蛇腹状に折り返された状態が保持されている。本実施形態では、一対のサイド部材5,5それぞれは、表面シート2と裏面シート3との間に配されている。
また、第3実施形態のナプキン1は、下層吸収体42の両側部が、排泄部対向部Bにおいて、ナプキン幅方向Sの内方に括れており、この括れた部分に、サイド部材5が配されている。その他の構成は、前述した第1実施形態と同様である。
また、第3実施形態のナプキン1は、下層吸収体42の寸法が大きく、液の吸収保持性能が高められている。また、ナプキン着用時に、着用者の太ももに挟まれる下層吸収体42の部分を括れた形状とし且つ該括れた部分に一対のサイド部材5,5を配することにより、装着性を更に向上している。
例えば、本発明の吸収性物品は、前述した各実施形態のナプキン1において、一対のサイド部材5,5それぞれにおける多重に折り返された前記シート51の複数の折り返しの山51a、51a・・・の配列方向が、ナプキン1の幅方向と一致していた(複数の折り返しの山51a、51a・・・が、ナプキン1の幅方向Sに多列に並んでいた)が、サイド部材5の折り返し線がナプキン長手方向Lに沿っていれば良く、一対のサイド部材5,5それぞれにおける多重に折り返された前記シート51の複数の折り返しの山51a、51a・・・の配列方向は、ナプキン1(吸収体4)の厚み方向と一致していてもよい。即ち、複数の折り返しの山51a、51a・・・が、ナプキン1の厚み方向に多列に並んでいてもよい。
10 吸収性本体
2 表面シート
3 裏面シート
4 吸収体
41 上層吸収体
42 下層吸収体
5 サイド部材
51 シート
52 接合部
6 ウイング部
7 サイドフラップ部
8 エンボス溝
A 前方部
B 排泄部対向部
C 後方部
Claims (6)
- 表面シート、裏面シート及び両シート間に介在された吸収体を具備しており、実質的に縦長の吸収性物品であって、
シートが多重に折り返されて蛇腹状に形成されたサイド部材が、前記吸収体の両側部それぞれに沿って前記表面シートと前記裏面シートとの間に配されており、
多重に折り返された前記シートの複数の折り返しの山が、前記吸収性物品の幅方向に多列に並んでいる吸収性物品。 - 前記サイド部材と前記吸収体とは連結又は接合されていない請求項1記載の吸収性物品。
- 前記吸収体は、上層吸収体と下層吸収体との積層構造を有し、前記サイド部材の高さは、該下層吸収体の厚みと略同じである請求項1又は2記載の吸収性物品。
- 前記サイド部材が、前記吸収体の長手方向の全体に亘って配されている請求項1〜3の何れか一項に記載の吸収性物品。
- 前記サイド部材は、多重に折り返された前記シートの複数の折り返しの山が部分的に接合されて一体化された接合部を有している請求項1〜4の何れか一項に記載の吸収性物品。
- 前記接合部が、前記サイド部材の長手方向一端部より吸収性物品内方に位置しており、該サイド部材は、該接合部を基点として該長手方向一端部に向けて末広がりに拡がった形状を有している請求項5記載の吸収性物品。
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