JP4388404B2 - 吸収性物品 - Google Patents
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すなわち、前者は、物品をショーツに固定することをその主要機能とするものであり、後者は、体液吸収部を有する本体部から漏れた経血や、おりもの、尿などの体液がショーツ等の被服に移るのを防止することをその主要機能とするものである。
〔請求項1記載の発明〕
体液吸収部を有する本体部と、前記本体部の股間部の側方に設けられた折返しフラップ部と、前記本体部のヒップ部の側方に設けられたヒップ用カバーフラップ部とを有し、前記ヒップ用カバーフラップ部が、少なくとも使用状態において肌面と接するようにかつ前記本体部側方への体液の漏れを受けるように延出され、前記本体部の外面に重なる方向に折り返されないものである、吸収性物品であって、
前記ヒップ用カバーフラップ部が、使用状態において肌面と接するように延出するシート素材と、このシート素材に、前記本体部幅方向と交差する方向へ伸長した状態で固定された伸縮素材とを有する、ことを特徴とする吸収性物品。
伸縮素材が、本体部とシート素材の境界から20mm以上離れた位置に取り付けられている、請求項1記載の吸収性物品。
伸縮素材が、シート素材の側端縁から20mm以内の位置に取り付けられている、請求項1又は請求項2記載の吸収性物品。
伸縮素材の伸縮強度は、本体部から近い側の部位に比して前記本体部から遠い側の部位の方が強い、請求項1〜3のいずれか1項に記載の吸収性物品。
伸縮素材の固定時の伸長方向が、少なくとも2方向以上とされている、請求項1〜4のいずれか1項に記載の吸収性物品。
伸縮素材が、太さ350〜420detexの糸ゴムとされている、請求項1〜5のいずれか1項に記載の吸収性物品。
物品本体の幅方向中央部から伸縮素材までの距離が、80mm以上とされている、請求項1〜6のいずれか1項に記載の吸収性物品。
ただし、本発明は、生理用ナプキンに限らず、例えば、尿取りパッドや、失禁パッドなどで、カバーフラップ部を有し、通常、股間部に配設されるパッド型の吸収性物品一般に、適用することができる。
図1に本形態の生理用ナプキン1の展開状態での体液吸収側面を、図2にその反対側面、すなわち外装面を、それぞれ示した。また、図4の(1)に、図1のIII−III線断面図を、模式的に示した。
本生理用ナプキン1は、裏面シート2及び透液性トップシート3を有する。これら両シート2,3の間の幅方向中央には、吸収コア及びこれを包むクレープ紙を有する吸収体ABが介在されており、体液吸収部を構成している。クレープ紙により、吸収コアの形状保持、体液の拡散性向上、体液の逆戻り防止、が図られている。
これらの条溝8,9,10F,10B,11は、該当部の各シートを重ねた状態で、使用面側から加熱しながらエンボス(いわゆる熱融着エンボス)することにより、形成することができる。これらの条溝8,9,10F,10B,11は、エンボス形態に限定はなく、吸収コアが圧縮される形態で圧搾されたものであれば足りるが、条溝の長さ方向に、高圧搾部(高密度部)と低圧搾部(低密度部)とが交互に現れる形態とすると、好ましいものとなる。
ただし、製品周縁部、具体的には、図1及び図2に示すように、サイドシート6,6と裏面シート2延出部の自由端縁b1,b1、及び、トップシート3と裏面シート2の前後端縁b2,b2は、ヒートシールによって強固に接合するのが好ましい。
伸縮素材51は、例えば、図5の(1)に平面模式図を、図3の(1)に断面模式図を示すように、シート素材Sの本体部H側、側端部に、本体部H前後方向へ伸長した状態で固定することや、図5の(2)に平面模式図を、図3の(3)に断面模式図を示すように、シート素材Sの自由端側、側端部に、本体部H前後方向へ伸長した状態で固定することや、平面図は示さないが断面模式図を図3の(2)に示すように、シート素材Sの中央部に、本体部H前後方向へ伸長した状態で固定することや、断面図は示さないが平面模式図を図5の(3)に示すように、シート素材Sに、前端側かつ本体部H側から後端側かつ自由端部側にかけて延在するように配設し、この延在方向へ伸長した状態で固定すること、などができる。もちろん、以上のほかにも、伸縮素材51を、例えば、図3の(4)に示すように、シート素材Sの本体部H側、側端部及び自由端側、側端部に、それぞれ本体部H前後方向へ伸長した状態で固定することや、図3の(5)に、自由端側、側端部に固定する場合を例に示すように、各位置に2つ、3つ、4つ又はそれ以上の複数を固定することもできる。これらの例に示すように、伸縮素材51を、本体部H幅方向と交差する方向へ伸長した状態で固定すると、次のような点で好ましいものとなる。
ただし、この形態のように伸長方向の数に応じた伸縮素材51を用意する必要はなく、例えば、図5の(5)に示すように(なお、図5の(1)〜(7)では、伸長方向を、二点鎖線で示している。)、1枚の帯状ないしシート状の伸縮素材51を、2方向、3方向、4方向又はそれ以上の複数方向、図示例では2方向に伸長させて固定する形態などが考えられる。
(1)本形態では、カバーフラップ部F2,F2のシート素材Sが、裏面シート2及びサイドシート6,6で構成される形態を示したが、これに限定する趣旨ではない。例えば、図3の(6)に示すように、サイドシート6を配設せず、透液性トップシート3を本体部Hの側方にまで延出させ、この延出部分と裏面シート2とで、シート素材Sが構成される形態とすることもできる。また、この他にも、例えば、サイドシート6を省略せず、サイドシート6の上に、又はサイドシート6と裏面シート2との間にトップシート3を延出させることや、シート素材Sを、2層、3層、4層又はそれ以上の複数層とすることもできる。
次に、本物品1を各素材について、説明する。
(透液性トップシート3)
トップシート3の素材は、体液を透過する性質を有するものであればよく、その種類は特に限定されない。例えば、有孔又は無孔の不織布や、多孔性プラスチックシートなどを例示することができる。ただし、本ナプキン1においては、多孔性プラスチックシートであると、特に好ましいものとなる。
裏面シート2の素材は、体液を透過しない性質を有するものであるのが好ましく、その種類は特に限定されない。例えば、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系樹脂シートや、ポリエチレンシート等に不織布を積層したラミネート不織布、防水フィルムを介在させて実質的に不透液性を確保した不織布(この場合は、防水フィルムと不織布とで不透液性裏面シートが構成される。)などを例示することができる。もちろん、このほかにも、近年、ムレ防止の観点から好まれて使用されている不透液性かつ透湿性を有する素材も例示することができる。この不透液性かつ透湿性を有する素材のシートとしては、例えば、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系樹脂中に無機充填剤を混練して、シートを成形した後、一軸又は二軸方向に延伸して得られた微多孔性シートを例示することができる。
吸収コアの素材は、体液を吸収する性質を有するものであればよく、その種類は特に限定されない。例えば、綿状パルプや合成パルプなどのパルプ単体からなるものや、フラッフ状パルプ中に、粒状粉などとされた吸水性ポリマーが混入されたものを例示することができる。これらのパルプの原料繊維としては、機械パルプ、化学パルプ、溶解パルプ等の木材から得られるセルロース繊維や、レーヨン、アセテート等の人工セルロース繊維などを例示することができる。ただし、セルロース繊維の原材料となる木材は、広葉樹より針葉樹の方が、繊維長が長いため、機能及び価格の面で好ましいものとなる。
サイドシート6の素材は、体液を透過する性質を有するものであっても、体液を透過しない性質を有するものであってもよく、その種類は特に限定されない。例えば、透液性トップシート3や不透液性裏面シート2と同様の素材を例示することができる。
ただし、肌触りや擦れによるカブレ防止等の観点からは、不織布であるのが好ましく、エアスルー不織布等のような嵩高な不織布であるのがより好ましい。
伸縮素材51の素材は、伸縮性を有するものであればよく、その種類は特に限定されない。ただし、シート素材Sの形状変化に追従する弾性を有するものであるのが好ましく、例えば、伸縮ホットメルト、伸縮フィルム、糸ゴム、平ゴム等を例示することができる。また、素材としては、例えば、スチレン系、オレフィン系、ウレタン系、エステル系のゴムや、ポリウレタン、ポリエチレン、ポリスチレン、スチレンブタジエン、シリコン、ポリエステル等の発泡体などを例示することができる。
Claims (7)
- 体液吸収部を有する本体部と、前記本体部の股間部の側方に設けられた折返しフラップ部と、前記本体部のヒップ部の側方に設けられたヒップ用カバーフラップ部とを有し、前記ヒップ用カバーフラップ部が、少なくとも使用状態において肌面と接するようにかつ前記本体部側方への体液の漏れを受けるように延出され、前記本体部の外面に重なる方向に折り返されないものである、吸収性物品であって、
前記ヒップ用カバーフラップ部が、使用状態において肌面と接するように延出するシート素材と、このシート素材に、前記本体部幅方向と交差する方向へ伸長した状態で固定された伸縮素材とを有する、ことを特徴とする吸収性物品。 - 伸縮素材が、本体部とシート素材の境界から20mm以上離れた位置に取り付けられている、請求項1記載の吸収性物品。
- 伸縮素材が、シート素材の側端縁から20mm以内の位置に取り付けられている、請求項1又は請求項2記載の吸収性物品。
- 伸縮素材の伸縮強度は、本体部から近い側の部位に比して前記本体部から遠い側の部位の方が強い、請求項1〜3のいずれか1項に記載の吸収性物品。
- 伸縮素材の固定時の伸長方向が、少なくとも2方向以上とされている、請求項1〜4のいずれか1項に記載の吸収性物品。
- 伸縮素材が、太さ350〜420detexの糸ゴムとされている、請求項1〜5のいずれか1項に記載の吸収性物品。
- 物品本体の幅方向中央部から伸縮素材までの距離が、80mm以上とされている、請求項1〜6のいずれか1項に記載の吸収性物品。
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