JP7178288B2 - 吸収性物品 - Google Patents
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Description
前記ウイング状フラップが形成された長手方向の区間において、前記サイドシートの外面側に起立壁形成用シートが配設されるとともに、前記サイドシートの幅方向中央側の端縁より幅方向外側に離隔した位置に、前記サイドシートと表面シートとを接合する基端側接合部が設けられ、かつ前記基端側接合部より幅方向中央側位置に、前記起立壁形成用シートとサイドシートとを接合する作動側接合部が設けられる一方で、前記作動側接合部より幅方向外側に延在する前記起立壁形成用シートとサイドシートとが接合されない非接合領域が設けられており、
前記起立壁形成用シートの幅方向外側であって前記非接合領域と重なる位置に、吸収性物品の装着時に前記ウイング状フラップを下着のクロッチ部分を巻き込むようにして外側に折り返して下着の外面に固定する際、前記起立壁形成用シートを前記サイドシートに対して相対的に幅方向外側に移動させた状態で下着の外面に固定できるようにした起立壁保持用粘着剤層が設けられていることを特徴とする吸収性物品が提供される。
本発明の第1形態例に係る生理用ナプキン1は、図1~図3に示されるように、非肌側に配置された裏面シート2と、肌側に配置されるとともに、経血やおりものなど(以下、まとめて体液ともいう。)を速やかに透過させる透液性の表面シート3と、これら両シート2,3間に介装された綿状パルプまたは合成パルプなどからなる吸収体4と、肌当接面側の両側部に長手方向のほぼ全長に亘って設けられたサイドシート7、7とを備え、かつ前記吸収体4の周囲においては、その上下端縁部では前記裏面シート2と表面シート3との外縁部がホットメルトなどの接着剤やヒートシール、超音波シール等の接合手段によって接合され、またその両側縁部では吸収体4よりも側方に延出している前記裏面シート2と前記サイドシート7とがホットメルトなどの接着剤やヒートシール、超音波シール等の接合手段によって接合され、ほぼ着用者の体液排出部に対応する領域(以下、「体液排出部対応領域H」ともいう。)の吸収体側部位置に左右一対のウイング状フラップW、Wが形成されたものである。なお、図示例では、前記吸収体4の形状保持および拡散性向上のために、前記吸収体4をクレープ紙又は不織布などからなる被包シート5で囲繞しているが、この被包シート5は設けなくてもよい。また、図示例では、前記表面シート3の非肌側に隣接して、前記表面シート3とほぼ同形状の親水性の不織布などからなるセカンドシート6を配設しているが、このセカンドシート6は設けなくてもよい。また、本形態例では、前記吸収体4と裏面シート2との間の前記吸収体4を覆う範囲に、ポリエチレンシートなどからなる不透液性の防水シート8が配設されている。
本第1形態例では、前記裏面シート2は、防水シート8を覆って生理用ナプキン1の外面を布のような外観、肌触りとするものによって構成されている。前記裏面シート2としては、不織布で形成するのが好ましい。素材繊維は、ポリエチレンまたはポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、ポリアミド系等の合成繊維の他、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維を用いることができ、加工法は、スパンレース法、スパンボンド法、サーマルボンド法、エアスルー法、ニードルパンチ法等を用いて製作することができる。但し、肌触り及び強度を両立できる点でスパンボンド不織布やSMS不織布、SMMS不織布等の長繊維不織布が好ましい。前記裏面シート2は、体液の浸み出しを防止するため、撥水処理を施してもよい。前記裏面シート2の非肌側面(外面)にはナプキン長手方向に沿って1または複数条の粘着剤層(図示せず)が形成され、身体への装着時に生理用ナプキン1を下着に固定するようになっている。
次に、前記サイドシート7の幅方向中央側部分によって形成される起立壁について説明する。本生理用ナプキン1では、前記ウイング状フラップWが形成された長手方向の区間において、前記サイドシート7の外面側に起立壁形成用シート10が配設されている。ウイング状フラップWが形成された長手方向の区間とは、前記ウイング状フラップW、Wが幅方向外側に突出する長手区間のことであり、ウイング状フラップWの前端及び後端はそれぞれ、ウイング状フラップWの基端部の前側及び後側において、両側のウイング状フラップW、Wの離隔幅が最も狭くなる部分のことである。
次に、第2形態例に係る生理用ナプキン1Aについて、図9に基づいて説明する。本第2形態例では、上記第1形態例と比較して、起立壁形成用シートの形態が異なっている。第2形態例では、起立壁形成用シート10Aが、サイドシート7の外面側に配設され、幅方向中央側が前記作動側接合部12でサイドシート7に接合されるとともに、幅方向外方側が前記ウイング状フラップWの側縁部に長手方向に沿って設けられた接合部19で前記裏面シート2に接合されたシート部材20によって構成されている。このように、起立壁形成用シート10Aとして裏面シート2とは別体のシート部材を用いることにより、裏面シート2として、防水性の部材(上記第1形態例に係る防水シート8と同様の素材からなるもの)を用いることができ、第1形態例で裏面シート2とは別に設けていた防水シート8を省略することができる。このため、資材の削減が可能となりコストが低減できるようになる。
第3形態例に係る生理用ナプキン1Bでは、図10~図12に示されるように、上記第1形態例に係る生理用ナプキン1と比較して、起立壁形成用シートの形態が異なっている。本第3形態例では、起立壁形成用シート10Bが、前記裏面シート2の外面側に配設されるとともに、前記ウイング状フラップWの側縁で表面シート3側に折り返されてサイドシート7の外面側に延在するシート部材21によって構成されている。前記シート部材21は、ウイング状フラップWが形成された長手方向の区間にのみ設けられ、それより前側及び後側には配置されていない。前記シート部材21は、裏面シート2の外面側に接合されるとともに、両側部がウイング状フラップWの側縁で表面シート3側に折り返されて、サイドシート7の外面に対し、前記作動側接合部12で接合されている。このように、起立壁形成用シート10Bとして裏面シート2とは別体のシート部材を用いることにより、裏面シート2として、防水性の部材(上記第1形態例に係る防水シート8と同様の素材からなるもの)を用いることができ、第1形態例で裏面シート2とは別に設けていた防水シート8を省略することができる。このため、資材の削減が可能となりコストが低減できるようになる。
Claims (7)
- 肌側の表面シートと非肌側の裏面シートとの間に吸収体が介在されるとともに、肌側の両側部にそれぞれ長手方向の全長に亘ってサイドシートが配設され、かつ両側部にそれぞれ前記サイドシート及び裏面シートを含んで成るウイング状フラップが形成された吸収性物品において、
前記ウイング状フラップが形成された長手方向の区間において、前記サイドシートの外面側に起立壁形成用シートが配設されるとともに、前記サイドシートの幅方向中央側の端縁より幅方向外側に離隔した位置に、前記サイドシートと表面シートとを接合する基端側接合部が設けられ、かつ前記基端側接合部より幅方向中央側位置に、前記起立壁形成用シートとサイドシートとを接合する作動側接合部が設けられる一方で、前記作動側接合部より幅方向外側に延在する前記起立壁形成用シートとサイドシートとが接合されない非接合領域が設けられており、
前記起立壁形成用シートの幅方向外側であって前記非接合領域と重なる位置に、吸収性物品の装着時に前記ウイング状フラップを下着のクロッチ部分を巻き込むようにして外側に折り返して下着の外面に固定する際、前記起立壁形成用シートを前記サイドシートに対して相対的に幅方向外側に移動させた状態で下着の外面に固定できるようにした起立壁保持用粘着剤層が設けられていることを特徴とする吸収性物品。 - 前記起立壁形成用シートは、前記ウイング状フラップの側縁で前記表面シート側に折り返された前記裏面シートによって構成されている請求項1記載の吸収性物品。
- 前記起立壁形成用シートは、幅方向中央側が前記作動側接合部で前記サイドシートに接合されるとともに、幅方向外方側が接合部で前記裏面シートに接合されたシート部材によって構成されている請求項1記載の吸収性物品。
- 前記起立壁形成用シートは、前記裏面シートの外面側に配設されるとともに、前記ウイング状フラップの側縁で前記表面シート側に折り返されたシート部材によって構成されている請求項1記載の吸収性物品。
- 前記ウイング状フラップが形成された長手方向の区間より前側及び後側において、前記サイドシートは、前記基端側接合部より幅方向中央側に位置する接合部で前記表面シートに接合されている請求項1~4いずれかに記載の吸収性物品。
- 前記サイドシートの幅方向中央側の側縁は、前記ウイング状フラップが形成された区間を含む長手方向の中間部において、幅方向中央側に膨出している請求項1~5いずれかに記載の吸収性物品。
- 前記起立壁保持用粘着剤層は、前記ウイング状フラップの長手方向中央部において長手方向に離隔して形成されるか、前記ウイング状フラップの略全長に亘って連続して延びている請求項1~6いずれかに記載の吸収性物品。
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