JP2823594B2 - カメラのカラー測光装置 - Google Patents

カメラのカラー測光装置

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JP2823594B2
JP2823594B2 JP1149488A JP14948889A JP2823594B2 JP 2823594 B2 JP2823594 B2 JP 2823594B2 JP 1149488 A JP1149488 A JP 1149488A JP 14948889 A JP14948889 A JP 14948889A JP 2823594 B2 JP2823594 B2 JP 2823594B2
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佐藤  修
勇 平井
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旭光学工業株式会社
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【発明の詳細な説明】 「技術分野」 本発明は、カメラの測光装置にかかり、より具体的に
は、被写体の色に応じて測光できるカラー測光装置に関
する。
「従来技術およびその問題点」 カメラの自動露出装置は、被写体光を受光する受光部
と、該受光部の出力を基に被写体輝度を演算する測光演
算手段とを有している。測光方式としては、平均測光、
中央重点平均測光、スポット測光、部分測光、多分割測
光など、種々開発されている。
しかし、前記従来の測光方式は、いずれも被写体の色
に関係なく、輝度を求めるのみで、その色に応じた光強
度を求めることができなかった。
一方、カラーフィルムには、例えば暖色系に高感度特
性を有するものや、寒色系に高感度特性を有するものが
ある。このように特性の異なるフィルムにおいて、単に
被写体光のすべての成分の平均的輝度を求めただけで
は、フィルムの色感度特製に応じた最適な露光量が得ら
れなかった。
「発明の目的」 本発明は、前記従来のカメラの測光装置の問題に鑑み
てなされたもので、被写体の色成分毎に測光が可能なカ
メラのカラー測光装置を提供することを目的とする。
「発明の概要」 上記目的を達成するために本発明では、被写体光を受
光する受光部と、該受光部の出力に基づいて測光演算を
行なう測光演算手段とを備えたカメラにおいて、 上記受光部を、互いに隣接する、可視光帯域に感度特
性を有する受光素子および少なくとも特定の帯域の色感
度特性を有する1個以上の受光素子で形成し、 上記測光演算手段は、各受光素子の出力にそれぞれ一
定の重みをつけて演算をすることに特徴を有する。
上記構成によれば、被写体輝度を色毎に分光測光可能
なので、被写体の色成分に応じた最適露光量を求めるこ
とが可能になる。
「発明の実施例」 以下図示実施例に基づいて本発明を説明する。であ
る。第1図は、本発明のカラー測光装置の実施例の受光
部を拡大して示した断面図、第2図は、同受光部の等価
回路、第3図は、同受光部を一眼レフカメラカメラに搭
載する一態様を示した断面図である。
受光部11は複数の受光素子を有し、各受光素子は、そ
れぞれ異なる色(波長帯)の光を受光し、それぞれの受
光素子から受光した色別成分毎に測光データを測光・測
色回路13に出力する。測光・測色回路13は、各受光素子
の出力をA/D変換して測光データとしてCPU15に出力す
る。CPU15は、この測光データを被写体輝度BVとしてメ
モリし、この被写体輝度BVとフィルム感度SVとを基に
露光量EVを算出し、さらにこの露光量EVを基に絞り値
Vおよびシャッタ速度TVを算出する。
CPU15の出力ポートには、露出制御回路17およびフィ
ルム給送制御回路19が接続されている。CPU15は、上記
絞り値AVおよびシャッタ速度TVで、露出制御回路17を
介して絞り・シャッタ18を駆動し、フィルムを露光す
る。露光が終了したら、フィルム給送制御回路19を介し
てフィルム給送モータ20を駆動し、フィルムを1コマ巻
き上げ、次の撮影準備を完了する。
またCPU15の入力ポートには、受光素子選択スイッチ2
1が入力されている。CPU15は、この21により選択された
受光部11のからの測光データを基に露出演算を実行し、
露光量EV、絞り値AVおよびシャッタ速度TVを算出す
る。
本実施例の受光部11は、第2図に示したように、ファ
インダの接眼レンズL1の上部に配設されていて、撮影レ
ンズLを通ってミラー27で反射され、ピント板29を透過
し、ペンタプリズム31で反射された被写体光を受光す
る。L2は、被写体光を分割して受光部11の各受光素子に
導くセパレータレンズである。
次に、受光部11の構造を、第1図を参照してより詳細
に説明する。受光部11の表面には、可視光透過フィルタ
33Nと、赤、緑および青色のカラーフィルタ33R、33G、3
3Bが配設されている。可視光透過フィルタ33Nはすべて
の可視光を通し、カラーフィルタ33R、33G、33Bは、そ
れぞれ赤、緑、青の一定の帯域の光のみを通す。
各フィルタ33R、33G、33Bおよび33Nの裏面には、透明
なガラス基板34を挟んで透明電極35が配設されている。
透明電極35は、P層36、I層37およびN層38からなる半
導体基板のP層35上に形成されている。そして最背面の
I層35には、単体からなる背面電極39が接続されてい
る。
上記透明電極35、P層36、I層37、N層38および背面
電極39は、それぞれ透明電極35をアノード、背面電極39
をカソードとするフォトダイオードPDとしての機能を有
する。つまり、領域33Nの裏に形成された部分で基準フ
ォトダイオードPDNを形成し、フィルタ33Rの後部分で赤
色を感知するフォトダイオードPDRを、フィルタ33Gの後
部分で緑色を感知するフォトダイオードPDGを、フィル
タ33Bの後部分で青色を感知するフォトダイオードPDB
構成し、それぞれがカラー受光素子として機能してい
る。
上記受光部11の電気的等価構造を第2図に示した。こ
の各フォトダイオードPDは、フィルタ33を透過した被写
体光を受光すると、被写体光の強さに応じて透明電極35
(アノード)と背面電極39(カソード)との間に一定の
電流を発生、つまり、被写体光の波長およびその強さ
(輝度)に応じた電流を出力する。
次に、上記受光部11および測光・測色回路13の具体的
回路構成について、第5図を参照して説明する。測光・
測色回路13は、オペアンプ41、42、43、44、45と、A/D
変換器46を有している。フォトダイオードPDの透明電極
35は、それぞれオペアンプ41、42、43、44の反転入力端
子に接続されている。背面電極39は、各オペアンプ41〜
44の非反転入力端子に接続されている。フォトダイオー
ドPDの背面電極39およびオペアンプ41〜44の非反転入力
端子には、オペアンプ45の出力が接続されている。
オペアンプ41〜44の各出力は、対応するA/D変換器46
のポートA0、A1、A2、A3に接続され、オペアンプ41
〜44の反転入力端子と出力端子との間にはそれぞれ、対
数圧縮用のダイオードD1、D2、D3、D4が接続されて
いる。
オペアンプ45はバッファを構成していて、その出力端
子は反転入力端子と接続され、さらにA/D変換器46の基
準電圧入力端子Vrefに接続されていて、非反転端子には
バッテリ47の正電圧Vsが印加されている。
上記フォトダイオードPDに被写体光が入射すると、そ
の強さに応じて透明電極35と背面電極39との間に電流が
発生し、その電流はそれぞれ対数圧縮用のダイオードD
1、D2、D3、D4のアノードからカソードへ、そして各
オペアンプ41、42、43、44の出力へと流れ込む。したが
って、各オペアンプ41、42、43、44の出力VB、VG、V
R、Voutは、オペアンプ45による基準電圧のバッファ出
力後の電圧Vsから、各フォトダイオードPDB,PDG、PDR
PDNに応じた電流による対数圧縮による電圧だけ低い電
圧として出力される。A/D変換器46は、A/D変換用の基準
電圧VrefをVSとして、入力ポートA0、A1、A2、A3
ら入力される上記オペアンプ41〜44の出力信号をA/D変
換し、CPU15に出力する。
以上の動作により、各フォトダイオードPDが受光した
被写体光が、デジタルの測光データに変換され、CPU15
に出力される。なお、上記A/D変換器は一例であり、他
の公知のA/D変換回路を使用できる。
A/D変換器46から測光データを受け取ったCPU15は、こ
れを被写体輝度BVに変換してメモリし、露出演算時に
露出演算の主要パラメータとして使用する。
上記カラーフィルタが装着されたフォトダイオードPD
R、PDG、PDBと、カラーフィルタが装着されていないフ
ォトダイオードPDNとを有する本カラー測光装置は、下
記のように使用される。
単独のフォトダイオードPDを使用して測光する場合に
は、撮影者が受光素子選択スイッチ23を操作して選択す
る。例えば、通常の環境下ではフォトダイオードPDN
選択し、日の出前後、日没の前後など赤味の強い環境下
ではフォトダイオードPDRを、草原、山など緑の多い被
写体を撮影するときにはフォトダイオードPDGを、青
空、海など青味の強い被写体を撮影するときにはフォト
ダイオードPDBを選択する。以上の選択により、被写体
の光成分に応じた最適な露光量EVが求まる。
また、寒色系に高感度特性を有するフィルムを使用す
る場合にはフォトダイオードPDBを選択し、暖色系に高
感度特性を有するフィルムの場合にはフォトダイオード
PDRを選択する。以上の選択により、フィルムの感度が
高い帯域の光成分に応じた最適な露光量EVが求まる。
また、上記場合において、単独のフォトダイオードの
みを使用するのではなく、例えば素通しのフォトダイオ
ードPDNと、選択された1個のカラーフォトダイオード
とを使用し、これらの測光値に一定の重みをつけて平均
測光値を求めることもできる。
さらに、カラーフォトダイオードPDR、PDG、PDBのす
べてを利用して測光することもできる。この場合は、例
えば、CIE色度評価方法(JIS・Z8701−1982)によりカ
ラーフォトダイオードPDR、PDG、PDBの出力から被写体
光成分の偏りを求め、その偏りに応じて色度補正、色差
補正を行なうことができる。また、被写体光成分の偏り
から、使用フィルタの警告をすることもできる。
以上本実施例では、3色を分光測光できる受光部11に
ついて説明したが、本発明は、1色、2色あるいは4色
以上を分光測光可能に形成することもできる。また、受
光素子の構成として本実施例ではアモルファスセンサを
用いたが、SPDなどの公知の測光センサを利用すること
もできる。
以上の通り本実施例では、被写体光の内、特定の色成
分について測光できるので、被写体の色に応じた適切な
測光が可能となる。また、色感度特性が異なるフィルム
毎に、この色感度特性に応じた一定の補正をすれば、フ
ィルム毎にその最良描写特性を生かすことが可能にな
る。
「発明の効果」 以上の通り本発明によれば、被写体輝度を特定の色成
分毎に測光できるので、被写体の色に応じたより適切な
測光が可能になり、フィルムの色感度特性に応じてより
適切な露光が可能になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明のカラー測光装置の実施例の受光部を
拡大して示した断面図、第2図は、同受光部の等価回
路、第3図は、同受光部を一眼レフカメラカメラに搭載
する一態様を示した断面図、第4図は、本実施例の制御
回路の概要をブロックで示した回路図、第5図は、同制
御回路の受光部と測光・測色回路の具体的回路図であ
る。 11……受光部、13……測光・測色回路、15……CPU、33
R、33G、33B……カラーフィルタ、35……透明電極、39
……背面電極、PDN……フォトダイオード(受光素
子)、PDR、PDG、PDB……カラーフォトダイオード(カ
ラー受光素子)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01J 1/02 G01J 1/42 - 1/44

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被写体光を受光する受光部と、該受光部の
    出力に基づいて測光演算を行なう測光演算手段とを備え
    たカメラにおいて、 上記受光部を、同一基板上に形成された、互いに隣接す
    る、可視光帯域に感度特性を有する受光素子および少な
    くとも特定の帯域の色感度特性を有する1個以上の受光
    素子で形成し、 上記測光演算手段は、各受光素子の出力にそれぞれ一定
    の重みをつけて演算をすることを特徴とするカメラのカ
    ラー測光装置。
  2. 【請求項2】使用する上記受光素子を選択する選択手段
    を備え、測光演算手段は、該選択手段によって選択され
    た受光素子の出力を基に測光演算する請求項1記載のカ
    メラのカラー測光装置。
  3. 【請求項3】上記選択手段は、外部操作により受光素子
    を選択する受光素子選択スイッチからなる請求項2記載
    のカメラのカラー測光装置。
  4. 【請求項4】上記各受光素子の前面に、可視光を透過す
    る可視光透過フィルタと、異なる帯域を透過する複数の
    フィルタがそれぞれ配置され、各フィルタを透過して上
    記各受光素子に独立して入射する異なる帯域の光毎に光
    量検出可能に形成されている請求項1から3のいずれか
    一項記載のカメラのカラー測光装置。
  5. 【請求項5】上記異なる帯域の光を透過する複数のフィ
    ルタは、それぞれ赤、緑および青の一定の帯域の光のみ
    を通す赤、緑および青色のカラーフィルタである請求項
    4記載のカメラのカラー測光装置。
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JP4495331B2 (ja) * 2000-10-31 2010-07-07 Hoya株式会社 測光装置
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