JP2003015181A - カメラ - Google Patents

カメラ

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JP2003015181A
JP2003015181A JP2001199699A JP2001199699A JP2003015181A JP 2003015181 A JP2003015181 A JP 2003015181A JP 2001199699 A JP2001199699 A JP 2001199699A JP 2001199699 A JP2001199699 A JP 2001199699A JP 2003015181 A JP2003015181 A JP 2003015181A
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Application number
JP2001199699A
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Kazukuni Kawakami
千国 川上
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Fujifilm Holdings Corp
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カメラ内部の構成を複雑にすることなく、複
数の受光素子を省スペースに組み込む。 【解決手段】 撮影レンズ2とCCDイメージセンサ2
9の間に、透明な測光部28を配置する。測光部28
は、透明なガラス基板上に、透明な受光素子が薄膜状に
複数設けられている。測光部28は被写体光の光路上に
配置されているが、被写体光の大部分を透過させるの
で、撮影時に測光部28を退避させる必要がない。測光
部28を結像面の直前に配置することで、結像した被写
体光を直接測光でき、撮影範囲を分割した測光が可能と
なる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、透明な受光素子を
内蔵したカメラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、カメラに組み込まれる受光素
子は、ストロボ発光窓や撮影レンズ近傍のカメラ外面に
配置されたり、あるいはカメラ内部に配置されて、調光
ストロボ用のストロボ反射光量を測定したり、露出調整
用の被写体輝度の測定に用いられている。
【0003】受光素子をカメラ内部に設けたものでは、
撮影レンズを通して入射してくる光を測光の対象として
いるため、カメラ外面に受光素子を設けた前者のものよ
りも測光誤差が小さくなる。
【0004】カメラ内部に受光素子を設ける場合、例え
ば、受光素子を撮影レンズの背後に配置して、撮影レン
ズを通過した被写体光を直接測光できるようにしたもの
がある。また、受光素子を被写体光の光路外に配置して
おき、結像面から反射した被写体光を測定するようにし
たものがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、受光素子を
レンズの背後に配置したものでは、受光素子の写り込み
を防ぐために、受光素子を被写体光の光路上から退避さ
せるための駆動機構が必要になり、カメラ内部の構成が
複雑になってしまうという問題がある。また、受光素子
を被写体光の光路外に配置したものでは、被写体光の光
路近傍に受光素子設置用のスペースを別途設けなければ
ならなず、カメラが大型化してしまったり、受光素子の
組み付けや受光角の設定に高精度が要求されるという問
題点もある。
【0006】本発明は、上記問題点を考慮してなされた
ものであり、撮影レンズ背後の構成を簡単にし、かつ受
光素子をカメラ内部に省スペースに配置したカメラを提
供することがその目的である。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、透明基板上に透明な受光素子を薄膜状
に形成した測光部を備え、この測光部を被写体光が入射
する撮影レンズと、前記撮影レンズにより被写体光の像
が結ばれる結像面との間に配置するとともに、前記受光
素子を被写体光の光路上に配置したことを特徴とするも
ので、被写体光が透過できる測光部を受光素子を撮影レ
ンズと結像面の間に設けることによって、受光素子を固
定したままでも被写体光を直接測光でき、受光素子を省
スペースに組み込むことができるようにしたものであ
る。
【0008】また、受光素子を透明基板上に複数設けて
おき、この透明基板を前記結像面の直前に配置する。こ
れにより、結像した状態の被写体光が測光部の受光面に
入射するので、撮影領域を分割した測光が可能となる。
【0009】
【発明の実施の形態】図1及び図2に、本発明を実施し
たデジタルカメラ1を示す。デジタルカメラ1の前面に
は、撮影レンズ2が保持された沈胴式のレンズ鏡筒3、
光学ファインダ4、オートフォーカス用の測距部5が設
けられている。カメラ上面には、ポップアップ式のスト
ロボ発光部6、機能ダイヤル7が設けられている。
【0010】ストロボ発光部6は、カメラ側面に設けら
れたポップアップボタン8を押すことで飛び出すように
なっており、ストロボ発光部6が飛び出すと同時にスト
ロボ充電が開始される。なお、ストロボ撮影が終了した
際、ストロボ発光部6は手動で元の位置に収納される。
【0011】機能ダイヤル7は、露出調整やピント合わ
せを行う際、手動設定と、遠距離、近距離、屋内など規
定の撮影パターンに対応した自動設定とを切り替える際
に使用される。この機能ダイヤル7の中心部には、レリ
ーズボタン9が設けられている。グリップ部10は、そ
の内部が電池室となっており、その下方には、電池室蓋
11が設けられている。
【0012】図2に示すカメラ背面には、各種のスイッ
チやボタンが配置された入力操作パネル15が設けられ
ている。また、その下方にはフルカラー表示が可能な液
晶ディスプレイ16が配置されている。電源スイッチ1
7は、モード切替レバー18の中心部に設けられてい
る。モード切替レバー18は、撮影モードと再生モード
とを切替える際に使用される。液晶ディスプレイ16
は、撮影モードにおいて電子ビューファインダとして用
いられ、被写体像を連続的に表示する。また、再生モー
ドにおいては、撮影された被写体画像を再生表示する。
【0013】十字キー20では、手動での露出調整や解
像度の設定などが行える。シフトボタン21を操作する
ことにより、十字キー20のそれぞれに割り当てられた
複数の機能にシフトする。十字キー20の機能や各種の
設定状況は、白黒表示の反射型液晶パネル22で確認す
ることができ、各種の設定の決定や取消には、実行ボタ
ン23やキャンセルボタン24が用いられる。
【0014】レンズ鏡筒3の内部には、図3で示すよう
に、撮影レンズ2と、絞り26、シャッタ27、測光部
28、CCDイメージセンサ29が設けられている。撮
影レンズ2から入射してくる被写体光は、絞り26と測
光部28を通過した後に、CCDイメージセンサ29の
光電面上で結像する。CCDイメージセンサ29は、結
像された被写体光から微弱な撮像信号を生成する。絞り
26は、測光部28で測定される被写体輝度に応じて、
CCDイメージセンサ29に到達する被写体光量を調節
する。シャッタ27は、通常では開放された状態になっ
ているが、レリーズボタン9の押下によって閉じられ
て、撮像信号の転送時に被写体光を遮断する。測光部2
8は、被写体光の結像面であるCCDイメージセンサ2
9の光電面の直前に配置されている。
【0015】測光部28には、図4及び図5で示すよう
に、透明なガラス基板30上に、透明導電膜31が設け
られている。この透明導電膜31上には、複数の薄膜状
の受光素子32〜40が設けられている。受光素子32
〜40の周囲には透過率調整層41が設けられている。
受光素子32〜40は、透明な酸化物半導体からなるフ
ォトダイオードより構成されている。このフォトダイオ
ードは、ガラス基板30上に蒸着形成された半導体膜中
に、スパッタリングにより不純物添加を行って、p型半
導体層を形成した後、さらにp型半導体層に不純物添加
を行って、n型半導体層を形成することでpn接合を設
けている。測光部28は、CCDイメージセンサ29の
直前に配置されている。受光素子32〜40の受光面に
入射する被写体光は結像しているので、測光部28で
は、撮影領域を9分割した測光を行うことが可能であ
る。
【0016】受光素子32〜40は、撮影レンズ2の背
面で被写体光の光路上に設けられている。受光素子32
〜40では、入射した被写体光の一部が光電変換され、
光の強弱に応じた光電流が生じる。また、受光素子32
〜40に入射した被写体光の大部分は、そのままガラス
基板30を透過してCCDイメージセンサ29に到達す
る。受光素子32〜40で発生した光電流は、透明導電
膜31上の導体パターンを通じて、フレキシブル配線板
42へ送られる。
【0017】フレキシブル配線板42は、被写体光の光
路の外側で透明導電膜31に接続されている。フレキシ
ブル配線板42は、詳しくは後述する増幅回路に接続さ
れており、各受光素子で発生した光電流は、露出制御用
の測光データとして用いられたり、ストロボ調光用に積
算される。
【0018】受光素子32〜40を透過した被写体光
は、透明導電膜31とガラス基板30を透過して、CC
Dイメージセンサ29に到達する。この時、CCDイメ
ージセンサ29に到達する被写体光は、測光部28を透
過する前の被写体光に比べ、その輝度がわずかに低下し
ている。
【0019】透過率調整層41は、受光素子32〜40
に入射した被写体光と、その周囲に入射した被写体光と
の間で、測光部28の透過後における被写体輝度の低下
分が等しくなるように透過率を調整するものである。つ
まり、この透過率調整層41により、受光素子32〜4
0の配列パターンが、CCDイメージセンサ29に投影
されることがなくなる。
【0020】次に、デジタルカメラ1の電気的な構成に
ついて、図6を用いて説明する。受光素子32〜40で
生じた光電流は、対数圧縮回路45を経て、可変ゲイン
アンプ46に出力される。可変ゲインアンプ46は、C
PU49からの制御信号に応じて、対数圧縮回路45か
ら出力された光電流の増幅レベルを自在に変更できる。
なお、対数圧縮回路45及び可変ゲインアンプ46は、
受光素子32〜40のそれぞれに対応して設けられてい
るが、図面では受光素子32及び40についてのみ示し
ている。各可変ゲインアンプ46から出力される光電流
は、MIXAMP50に出力される。
【0021】CPU49は、デジタルカメラ1の電気的
な作動を全体的に管理するもので、入力操作パネル15
やレリーズボタン9の操作によって生じた電気的な信号
を演算処理して、これに対応した制御信号をデジタルカ
メラ1の各部に出力する。
【0022】MIXAMP50は、可変ゲインアンプ4
6において増幅された受光素子32〜40からの光電流
を加算処理して積分回路51に入力する。可変ゲインア
ンプ46は、CPU49からの制御信号により増幅度を
自在に変更できる。さらに、MIXAMP50では、受
光素子32〜40からの光電流が測光データに変換さ
れ、これがCPU49に送られる。この測光データは、
測光開始時に、入力された光電流値がMIXAMP50
において記憶され、これがデジタル変換されることで作
成される。CPU49は、プログラムROM52を参照
し、測光データを演算処理し、その演算結果を露出制御
機構53に入力する。露出制御機構53は、CPU49
の演算結果に応じてモータを作動させ、絞り26やシャ
ッタ27の駆動制御を行う。
【0023】積分回路51では、MIXAMP50で加
算処理された各受光素子からの光電流が積算される。積
分回路51で積算された光電流は、比較器54におい
て、予め設定された基準受光量と比較される。比較器5
4は、ストロボ反射光から得られた光電流の積算値が基
準受光量に達したとき、ANDゲート55に積算完了信
号を出力する。
【0024】ANDゲート55は、ストロボ回路56に
発光停止信号を出力する。この発光停止信号が出力され
るためには、ストロボ発光部6がポップアップ状態であ
るときにCPU49から出力されるポップアップ検知信
号と、比較器55からの積算完了信号とが、ANDゲー
ト55に入力される必要がある。
【0025】ストロボ回路56は、ストロボ発光部6を
はじめ、昇圧回路、ストロボ発光用に高圧充電されるメ
インコンデンサ、トリガ回路、前述の発光停止信号によ
りストロボ発光を停止させる調光回路とから構成されて
いる。ストロボ回路56では、前述のポップアップ検知
信号が入力されることにより充電処理が開始される。充
電処理が終了すると、ストロボ回路56は、CPU49
に充電完了検知信号を出力する。
【0026】プログラムROM52には、デジタルカメ
ラ1を作動させるためのシーケンスプログラムが記憶さ
れている。このプログラムには、CPU49によって参
照される全ての制御データが格納されており、CPU4
9での演算により、測光データから、絞り径及びシャッ
タスピードの組み合わせが1組だけ決定される。露出制
御機構53は、決定された絞り径とシャッタスピードを
満足するように絞り26及びシャッタ27を駆動させ
る。
【0027】温度センサ57は、可変ゲインアンプ46
の増幅率が温度変動することを監視する。CPU49
は、温度センサ57の測定結果からプログラムROM5
2内の温度補正データを参照して、可変ゲインアンプ4
6の増幅率を僅かに増減し、増幅率の温度変動を防止す
る。
【0028】画像データ処理回路58は、CCDイメー
ジセンサ29から送られてくる撮像信号を適度なレベル
まで増幅した後に、ホワイトバランス調節、ガンマ補正
などの信号処理を行った後、デジタル変換して画像デー
タを生成する。また、画像データ処理回路58では、測
光部28を透過する際に低下した被写体像の輝度を、画
像データの演算処理により補正する。レリーズボタン9
が操作された瞬間、CCDイメージセンサ29上に結像
していた被写体の画像データは、画像データメモリ59
に格納される。
【0029】次に、本発明の作用について図7及び図8
を用いて説明する。電源スイッチ17を投入して、デジ
タルカメラ1を撮影モードで起動させる。レンズ鏡筒3
が繰り出され、CCDイメージセンサ29が駆動を開始
する。また、液晶ディスプレイ16には、CCDイメー
ジセンサ29で捉えられた被写体像が表示される。
【0030】電源投入時においては、測光モードが中央
重点測光に設定される。中央重点測光では、測光部28
の中央に設けられた受光素子36からの光電流が大きく
増幅される。また、他の受光素子からの光電流の増幅率
は小さく抑えられ、撮影領域の中央部に重みが付けられ
た測光が行われる。
【0031】測光モードの変更は、十字キー20の操作
によって行う。液晶ディスプレイ16上には縦3列、横
3列の計9個の矩形枠が表示される。この矩形枠は、受
光素子32〜40のそれぞれに対応しており、撮影領域
を9分割した上で、この中から測光領域を選択すること
ができる。この9個の矩形枠は、液晶ディスプレイ16
上で被写体像と重なるように表示され、測光領域の選択
がフレーミングと同時に行われる。
【0032】十字キー20を操作して測光領域を選択す
ると、受光素子32〜40の中でその測光領域に対応し
た受光素子からの光電流が可変ゲインアンプ46によっ
て大きく増幅される。一方、選択した測光領域以外の受
光素子からの光電流の増幅率は小さく抑えられる。MI
XAMP50では、このようにして増幅された各受光素
子からの光電流に基づいて測光データを作成する。これ
により、選択した測光領域の明るさに重みが付けられた
測光が行われる。
【0033】測光領域の選択後は、その測光領域に重み
がつけられた被写体輝度の測光が行われる。測光によっ
て作成された測光データは、CPU49で演算され、演
算結果が露出制御機構53に送られる。露出制御機構5
3により、絞り26が作動し、その開口径が切り替えら
れる。なお、この時に被写体輝度が所定のレベルを満た
していないときには、ストロボ撮影モードに移行する。
【0034】被写体輝度が所定レベル以上であるとき、
撮影したい主要被写体を撮影領域の中心に据えて、ピン
トを固定する。ピントを固定したまま、液晶ディスプレ
イ16上に表示される主要被写体像と、先ほど選択した
測光領域とを重ね合わせると、主要被写体の輝度に重み
が付けられた測光が行われる。測光により得られた測光
データに基づいて、絞り径とシャッタスピードの組み合
わせが決定される。
【0035】レリーズボタン9を押すと、その瞬間にC
CDイメージセンサ29の光電面に結像していた被写体
像の取り込みが行われる。そして、決定されたシャッタ
スピードでシャッタ27が閉じられる。シャッタ27が
閉じられると、光学的な被写体像から得られた撮像信号
が転送され、画像データ処理回路58に送られる。撮像
信号は、デジタル変換、輝度補正等の処理を経て、画像
データメモリ59に格納される。液晶ディスプレイ16
には、撮影された被写体画像が表示され、これと同時に
シャッタ27が開放される。
【0036】次に、被写体輝度が所定レベル以下である
場合について説明する。被写体輝度が所定レベル以下で
あると、デジタルカメラ1はストロボ撮影モードに移行
する。ストロボ撮影モードでは、まず、絞り26が開放
される。ストロボ発光部6をポップアップさせると、ポ
ップアップ検出信号が出力される。ストロボ発光部6を
ポップアップさせると、自動的に充電処理が開始され
る。充電処理が完了すると、ストロボ回路56から充電
完了検知信号が出力され、ストロボ撮影が行えるように
なる。
【0037】レリーズボタン9を押すと、MIXAMP
50と積分回路51がリセットされ、ストロボ光が照射
される。被写体を反射したストロボ光は、撮影レンズ2
に入射すると、受光素子32〜40で検出される。ま
た、大部分のストロボ反射光は測光部28を透過して、
CCDイメージセンサ29に捉えられる。
【0038】受光素子32〜40で検出された光電流
は、可変ゲインアンプ46により増幅される。この時、
各可変ゲインアンプ46の増幅率は、全て等しく設定さ
れる。増幅された光電流は、MIXAMP50で加算さ
れると、積分回路51に送られて積算される。積分回路
51で積算された光電流値が、一定値に達すると、比較
器54から積算完了信号が出力される。
【0039】ANDゲート55は、積算完了信号とポッ
プアップ検出信号とが入力されることで、ストロボ回路
56に対し発光停止信号を出力する。ここで、ストロボ
光の照射が停止され、シャッタ27が閉じられる。スト
ロボ発光が行われている間、CCDイメージセンサ29
で得られた撮像信号は、画像データ処理回路58におい
て画像データに変換され、液晶ディスプレイ16上に表
示される。表示された画像は、近距離で撮影を行った場
合でも、ストロボ光による白とびが発生しておらず、適
正露出で撮影されている。
【0040】通常撮影、あるいはストロボ撮影が終了し
たら、液晶ディスプレイ16上に表示された画像を保存
する。一方、撮影をやり直したい場合には、再びフレー
ミングから上述の手順を追って撮影を行えばよい。
【0041】なお、上記実施形態では、分割測光を行う
ために、結像面の直前に測光部を配置しているが、撮影
範囲の全体的な明るさのみを測光の対象とする時には、
測光部を撮影レンズの背後に設けてもよい。あるいは、
撮影レンズを構成するレンズの一枚を透明基板として使
用し、このレンズ上に薄膜状の受光素子を設けてもよ
い。撮影レンズ上には、撮影画質を向上させるために赤
外線遮断フィルタ等の光学フィルタが設けられるので、
この光学フィルタ上に薄膜受光素子を設けるようにして
もよい。また、絞りを撮影レンズ中に設けたものでは、
その背後に測光部を設けるようにしてもよい。
【0042】また、本発明は、デジタルカメラのみなら
ず、銀塩フイルムを使用する写真カメラに適用してもよ
い。この場合、測光部を透過する際に生じる被写体像の
輝度低下分は、高感度フイルムを用いることで補うよう
にしてもよい。また、測光の対象とする可視光を狭い波
長域の光に限定し、他の波長の可視光をほぼ全て透過さ
せるようにすれば、被写体像の輝度低下を小さくするこ
とができるので、特に写真カメラに対して好適なものと
なる。
【0043】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、透明な
受光素子が設けられた測光部を、撮影レンズと被写体の
結像面との間に配置したので、測光部を配置するために
専用のスペースを設ける必要がなく、撮影レンズ背面の
構造を簡単にすることができるとともに、正確な測光が
行える。また、測光部に設ける受光素子を複数にして、
これを結像面の直前に配置するようにすることで、撮影
領域を複数に分割した測光が正確に行える。また、受光
素子をカメラ外面に配置した場合と比べ、外観をシンプ
ルにできるので、デザイン性を高めることも可能にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】デジタルカメラの前面斜視図である。
【図2】デジタルカメラ背面斜視図である。
【図3】レンズ鏡筒内の構成を表す断面図である。
【図4】測光部を表す図である。
【図5】測光部の構造を表す断面図である。
【図6】デジタルカメラの電気的構成を表すブロック図
である。
【図7】デジタルカメラの動作の流れを表すフローチャ
ートである。
【図8】デジタルカメラの動作の流れを表すタイムチャ
ートである。
【符号の説明】
2 撮影レンズ 15 入力操作パネル 26 絞り 27 シャッタ 28 測光部 29 CCDイメージセンサ 30 ガラス基板 31 透明導電膜 32〜40 受光素子 41 透過率調整層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/225 H04N 5/235 5F049 5/235 5/335 V 5/335 101:00 // H04N 101:00 H01L 31/10 A Fターム(参考) 2H002 DB01 DB06 DB11 DB15 2H054 AA01 CD01 2H100 BB11 5C022 AA13 AB06 AC42 AC51 5C024 BX01 CY17 EX13 EX21 GX03 5F049 MA02 MB01 NA19 NB07 RA02 SE02 SS01 UA20

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明基板上に透明な受光素子を薄膜状に
    形成した測光部を備え、この測光部を、被写体光が入射
    する撮影レンズと、前記撮影レンズにより被写体光の像
    が結ばれる結像面との間に配置するとともに、前記受光
    素子を被写体光の光路上に配置したことを特徴とするカ
    メラ。
  2. 【請求項2】 前記透明基板上には、前記受光素子が複
    数設けられており、この透明基板を前記結像面の直前に
    配置したことを特徴とする請求項1記載のカメラ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016045461A (ja) * 2014-08-26 2016-04-04 リコーイメージング株式会社 撮影装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016045461A (ja) * 2014-08-26 2016-04-04 リコーイメージング株式会社 撮影装置

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