JP2005010366A - ストロボ調光機能付きカメラ - Google Patents
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Abstract
【課題】撮影シーンの明るさにかかわらず、正確な光量でストロボを照射して露出補助ができるストロボ調光機能付きカメラを提供すること。
【解決手段】撮影に先立ってストロボ光を予備発光するストロボ部21と、ストロボ部21による予備発光時における被写体からの反射信号光を受光する撮像素子12と、ストロボ部21による予備発光時の被写体からの反射信号光を撮像素子12と異なる光路で受光するセンサアレイ25a,25bと、撮像素子12又はセンサアレイ25a,25bの出力結果に基づいて、撮影時のストロボ発光量を演算制御する演算制御回路17とを具備する。
【選択図】 図1
【解決手段】撮影に先立ってストロボ光を予備発光するストロボ部21と、ストロボ部21による予備発光時における被写体からの反射信号光を受光する撮像素子12と、ストロボ部21による予備発光時の被写体からの反射信号光を撮像素子12と異なる光路で受光するセンサアレイ25a,25bと、撮像素子12又はセンサアレイ25a,25bの出力結果に基づいて、撮影時のストロボ発光量を演算制御する演算制御回路17とを具備する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、露出不足時において、適切な光量のストロボ光を照射することが可能なストロボ調光機能を有するストロボ調光機能付きカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、写真撮影において露出が不足している場合に、被写体にストロボ光を照射して撮影を行う技術が知られている。こうしたストロボ光を照射して撮影を行う場合には、ストロボを適当な光量で発光させない場合に、被写体部分が白く飛んでしまったり、逆に黒くつぶれてしまったりすることがある。
【0003】
そこで、特許文献1等では撮影前にストロボ光の予備発光を行って、このときの反射信号光を検出し、この検出した反射信号光に基づいて実際の撮影時におけるストロボ発光量を決定する方式が提案されている。
【0004】
【特許文献1】
米国特許第4291979号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、このような方式だけでは、明るいシーンでは、背景の光が強すぎて、ストロボの予備発光による被写体からの反射光がかき消されてしまい、正確なストロボ制御ができなくなることが多い。なお、このような現象は、被写体が遠い場合にも生じる。
【0006】
本発明は、以上の点に鑑みてなされたものであり、撮影シーンの明るさにかかわらず、正確な光量でストロボを照射して露出補助ができるストロボ調光機能付きカメラを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明の第1の態様のストロボ調光機能付きカメラは、撮影に先立ってストロボ光を予備発光する発光手段と、上記発光手段による予備発光時における被写体からの反射信号光を受光する第1の受光手段と、上記発光手段による予備発光時における被写体からの反射信号光を上記第1の受光手段と異なる光路で受光する第2の受光手段と、上記第1及び第2の受光手段の何れか一方の出力結果に基づいて、撮影時のストロボ発光量を演算制御する光量制御手段とを具備する。
また、上記の目的を達成するために、本発明の第2の態様のストロボ調光機能付きカメラは、第1の態様において、上記第1の受光手段は、撮影レンズを介して入射した上記反射信号光を受光する。
また、上記の目的を達成するために、本発明の第3の態様のストロボ調光機能付きカメラは、第1の態様において、上記第2の受光手段は、撮影レンズとは異なる光学系を介して入射した上記反射信号光を受光する。
これら第1〜第3の態様によれば、第1の受光手段の出力結果と第2の受光手段における出力結果のうち、より適切な結果を用いてストロボ発光量を演算制御するので、撮影シーンの明るさにかかわらず、正確な光量でストロボを照射して露出補助ができる。
【0008】
また、上記の目的を達成するために、本発明の第4の態様のストロボ調光機能付きカメラは、第1又は第3の態様において、上記第2の受光手段は、当該第2の受光手段に受光した上記反射信号光と定常的に発生する定常光とを分離する定常光分離手段を含む。
この第4の態様によれば、反射信号光成分と定常光成分とを分離するので、高い信号検出能力が得られる。
【0009】
また、上記の目的を達成するために、本発明の第5の態様のストロボ調光機能付きカメラは、第1又は第2の態様において、上記第1の受光手段は、被写体に関する画像信号を取得する撮像素子である。
この第5の態様においては第1の受光手段が撮像素子である。
【0010】
また、上記の目的を達成するために、本発明の第6の態様のストロボ調光機能付きカメラは、第1、第3又は第4の態様において、上記第2の受光手段は、被写体までの距離に関する情報を検出するセンサアレイである。
この第6の態様においては第2の受光手段がセンサアレイである。
【0011】
また、上記の目的を達成するために、本発明の第7の態様のストロボ調光機能付きカメラは、第1の態様において、被写体の明るさを測定する測光手段を更に具備し、上記光量制御手段は、上記測光手段の測光結果に応じて、上記第1又は第2の受光手段の出力結果、又は上記測光手段の出力結果の何れかに基づいて、撮影時のストロボ発光量を演算制御する。
この7の態様によれば、所謂TTL方式で調光可能であり、使用するレンズにかかわらず正しいストロボ発光量露出制御が可能となる。
【0012】
また、上記の目的を達成するために、本発明の第8の態様のストロボ調光機能付きカメラは、第7の態様において、上記測光手段は、ファインダ内に設けられた第1の測光部及びカメラボディ内に設けられた第2の測光部の少なくとも一方の測光部により構成される。
この第8の態様においては、測光手段が、カメラのファインダ内に設けられた第1の測光部及びカメラボディ内に設けられた第2の測光部の少なくとも一方の測光部により構成される。
【0013】
また、上記の目的を達成するために、本発明の第9の態様のストロボ調光機能付きカメラは、被写体にストロボ光を投光するストロボ部と、トロボ発光時の被写体からの反射信号光を受光する受光回路と、上記反射信号光から定常光成分を検出する定常光成分検出回路と、上記定常光成分検出回路の検出結果に基づいて上記受光回路が受光した反射信号から上記定常光成分を除去する定常光成分除去回路と、上記定常光成分除去回路の出力に基づいてストロボ光が上記反射信号光に寄与する割合を演算する演算制御部と、上記演算手段で演算した割合に基づいて、撮影時における上記ストロボ部のストロボ発光量を演算制御する光量制御部とを具備する。
この第9の態様によれば、ストロボ光と背景の光とのバランスを考慮した露出演算が可能である。
【0014】
また、上記の目的を達成するために、本発明の第10の態様のストロボ調光機能付きカメラは、撮影に先立ってストロボ光を予備発光する発光手段と、上記発光手段による予備発光時における被写体からの反射信号光を受光する第1の受光手段と、上記発光手段による予備発光時における被写体からの反射信号光を上記第1の受光手段と異なる光路で受光する第2の受光手段と、上記第2の受光手段により受光された上記反射信号光と定常的に発生する定常光とを分離する定常光分離手段と、上記第1の受光手段の出力結果に応じて上記定常光分離手段を用いない場合の上記第2の受光手段の出力結果又は上記定常光除去分離手段を用いた場合の上記第2の受光手段の出力結果の何れかの結果を選択し、この選択した結果に基づいて撮影時のストロボ発光量を演算制御する光量制御手段とを具備する。
【0015】
この第10の態様によれば、撮影シーンの明るさにかかわらず、正確な光量でストロボを照射して露出補助ができる。
【0016】
また、上記の目的を達成するために、本発明の第11の態様のストロボ調光機能付きカメラは、光学的なファインダを介して被写体を観察することが可能な観察モードと電子モニタを介して被写体を観察することが可能な観察モードを有するストロボ調光機能付きカメラにおいて、上記観察モードが何れのモードであるかに基づいてストロボ発光用のセンサを切り換える。
【0017】
また、上記の目的を達成するために、本発明の第11の態様のストロボ調光機能付きカメラは、光学的なファインダを介して被写体を観察することが可能な観察モードと電子モニタを介して被写体を観察することが可能な観察モードを有するストロボ調光機能付きカメラにおいて、撮影に先立ってストロボ光を予備発光する発光手段と、上記発光手段による予備発光時における被写体からの反射信号光を受光する第1の受光手段と、上記発光手段による予備発光時における被写体からの反射信号光を上記第1の受光手段と異なる光路で受光する第2の受光手段と、上記第2の受光手段により受光された上記反射信号光と定常的に発生する定常光とを分離する定常光分離手段と、上記観察モードが何れのモードであるかに従って上記第1の受光手段の出力結果と上記定常光除去分離手段の出力結果の何れかを選択し、この選択した結果に基づいて撮影時のストロボ発光量を演算制御する光量制御手段とを具備する。
【0018】
これら第11及び第12の態様によれば、カメラの観察モードに応じて適切なストロボ調光が行える。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態に係るストロボ調光機能付きカメラ(以下、カメラと称する)における電気回路構成を示すブロック構成図である。
【0020】
本第1の実施形態のカメラは、撮影光学系により結像される被写体像を、例えばCCD等の撮像素子を含んで構成される撮像手段を利用して光電変換し、この光電変換によって得られた電気信号(画像信号)を所定の記録媒体に所定の形態で記録する。ここで、本第1の実施形態においては、撮影光学系と撮像素子との間の構成が比較的簡単に構成される所謂コンパクトタイプの電子カメラを例に挙げて説明する。
【0021】
即ち、図1に示すように本第1の実施形態のカメラ1は、撮影光学系11と、撮像素子(撮像手段)12と、AD変換部13(図1ではAD部13と記す)と、画像信号処理部14と、記録媒体部15と、コントラスト検出部16と、演算制御回路17と、レンズ駆動部18と、レンズ位置検出部19と、操作スイッチ20と、ストロボ部21、ストロボ制御部22、測距部23とによって構成されている。
ここで、演算制御回路17は特許請求の範囲に記載の光量演算手段に対応し、ストロボ部21は特許請求の範囲に記載の発光手段に対応する。
【0022】
撮影光学系11は、複数の光学レンズ等からなり、被写体からの反射光束を集光して撮像素子12に被写体像を結像させる。撮像素子12は、撮影光学系11を介して入射する被写体像について光電変換処理等を行って画像信号を生成する。AD変換部13は、撮像素子12により生成され出力されるアナログ信号による画像信号を所定の形式のデジタル画像信号に変換して画像信号処理部14に出力する。
【0023】
画像信号処理部14は、AD変換部13によって変換したデジタル画像信号に対して所定の画像処理、例えば当該画像データによって表されるべき画像の、色調補正、階調補正、γ(ガンマ)補正といった調整等を行った後、更に、記録媒体部15に記録するのに適する形式で圧縮を行って画像データを生成する。記録媒体部15は、画像データを所定の形態で記録する各種の媒体等及びその駆動部等からなり、画像信号処理部14によって生成される画像データを記録する。
【0024】
また、画像信号処理部14は、所定の画像処理を施したデジタル画像信号をコントラスト検出部16にも出力する。コントラスト検出部16は、画像信号処理部14の出力から被写体のコントラスト信号を検出して、演算制御回路17に出力する。
【0025】
演算制御回路17は、コントラスト信号を判定しながら、レンズ駆動部18を介して撮影光学系11を光軸に沿う方向に移動させる。また、演算制御回路17は、レンズ位置検出部19によって撮影光学系11の位置を検出し、撮影光学系11の合焦位置とレンズ位置検出部19によって検出されるレンズ位置との関係より、カメラ1から被写体110までの距離L(以下、被写体距離Lという)を算出する。
【0026】
ここで、演算制御回路17は、例えばCPU(Central Processing Unit)等のワンチップマイクロコントローラ等によって構成されている。そして、当該演算制御回路17は、カメラ1の操作者によって操作される図示しない操作部材に連動して切り換えられる操作スイッチ20からの信号に基づいて、各種の制御処理を実行する。また、上述した被写体距離Lを算出する演算処理やレンズ駆動部18の駆動制御や、撮像素子12により生成される画像信号の信号処理、及び画像データを記録媒体部15に記録する際の記録制御等も行う。
【0027】
また、被写体110を含む所望の撮影環境が暗い場合等に、演算制御回路17は、ストロボ制御部22を制御してストロボ部21から補助照明光を発光させる制御を行う。本第1の実施形態では、露出時においてストロボ部21を発光させる(以後、本発光と称する)前に、微小な光量でストロボ部21を発光させて(以後、予備発光と称する)、そのときに得られた結果に基づいて本発光時のストロボ発光量を決定する。
【0028】
更に、カメラ1は測距部23を有しており、上記した撮影光学系11とは異なる光学系を介して入射した被写体像に基づいて、カメラ1から被写体110までの距離Lを求めることができる。即ち、この測距部23は、1対の受光レンズ24a,24bと、1対のセンサアレイ25a,25bと、積分回路26と、定常光成分除去回路27と、AD変換部28とから構成されている。
【0029】
1対の受光レンズ24a,24bを介して入射した被写体像は、センサアレイ25a,25bに結像する。1対のセンサアレイ25a,25bは、結像した被写体像をその明るさに応じた光電流に変換して積分回路26に出力する。積分回路26は、1対のセンサアレイ25a,25bから出力された光電流をそれぞれ積分する。
【0030】
AD変換部28は、入力された積分値をデジタル化して演算制御回路17に出力する。演算制御回路17は、AD変換部28から入力された信号により被写体110の像信号を検出することができる。
【0031】
その後、演算制御回路17は、それぞれの像信号がセンサアレイ25a,25bのどの位置で検出されたかを比較する。そして、像信号の検出位置の相対位置差x、レンズ視差B、及び焦点距離fから、三角測距の原理、即ち、
L=Bf/x
に基づいて被写体距離Lを算出する。
【0032】
ここで、センサアレイ25a,25bと積分回路26との間には、定常光成分除去回路27が設けられている。この定常光成分除去回路27は、センサアレイ25a,25bから入力される光電流のうち、背景光等の定常的に発生する定常光成分の光電流とストロボ部21からストロボ光を照射した時に被写体110から反射される反射信号光成分の光電流とを分離して、定常光成分を除去する。第1の実施形態では、このような定常光成分除去回路27の動作のON/OFFの切り換えを演算制御回路17によって制御する。
【0033】
この切り換え制御及び定常光成分除去回路の動作を、図2を参照して更に詳しく説明する。図2は、積分回路26及び定常光成分除去回路27の内部の詳細な構成を示す電気回路図である。なお、図2ではセンサアレイ25a,25bに含まれる1個のセンサ25について説明する。なお、このセンサ25は、例えばフォトダイオード等の光検出素子で構成されている。
【0034】
また、図2では図示を省略しているが、測距部23は演算制御回路17に接続されており、演算制御回路17によって積分回路26及び定常光成分除去回路27のスイッチ161、162、165、及び166のON/OFFが制御される。
【0035】
即ち、演算制御回路17が、HOLD2をHレベルにしてスイッチ165をON(スイッチ165閉)すると、センサ25から出力される光電流のうち、定常的に出力される成分IPは、増幅器152側に流れずに、トランジスタ150を介してGNDに流れる。そして、時間的に変動する信号成分iPのみが増幅器152を介して増幅用のトランジスタ153のベースに流れる。この結果、トランジスタ154、155、及び156で構成されるカレントミラー回路を介して、増幅された電流がダイオード160及び積分回路26に流れる。
【0036】
ここで、ダイオード160の電位は、ホールドアンプ157によってダイオード159の電位と比較されている。即ち、ホールドアンプ157は、スイッチ166がONされている間は、定電流源158からダイオード159に流れる電流I0よりもカレントミラー回路からダイオード160に流れる電流が大きくならないようにトランジスタ150のベース電圧が制御される。
【0037】
このような作用によって、トランジスタ153によって増幅された結果の電流は、センサ25に入射する光の光量にかかわらず一定のI0となる。したがって、電流源161でトランジスタ156のコレクタ電流のうち、I0を引き抜くと、積分回路26に入力される電流は0となる。
【0038】
ここで、図3に示すように、演算制御回路17によってストロボ制御部22を制御して、ストロボ部21から微小光量のストロボ光を被写体110に投光する。また、この予備発光と同時にHOLD1をLレベルにしてスイッチ166をOFF(スイッチ166開)すると、センサ25から出力される光電流は、ストロボ光の分だけ増加するが、トランジスタ150を介してGNDに流れる電流IPは変化しない。このため、ストロボ光による増加分のみの光電流が、トランジスタ153で増幅された後、カレントミラー回路を介して積分回路26に流れる。
【0039】
ここで、積分回路内のスイッチ162をON(スイッチ162閉)しておくと、積分コンデンサ163において積分動作が行われる。その結果、積分回路26の出力電圧VINTは、センサ25に入射した反射信号光の光量に依存してVINT1の変化を生じる。このVINT1は、ストロボ光発光時にセンサ25に入射した反射信号光の光量が多ければ大きく、反射信号光の光量が少なければ小さくなる。このVINT1をAD変換部28によりデジタル化して読み込むことにより、ストロボ発光時に被写体から反射される反射信号光の光量を演算制御回路17で検出することができる。
【0040】
以上説明した定常光成分除去回路27の作用によって、積分回路26の出力電圧VINT1においては、被写体の明るさ等に基づいて検出される定常光成分が除去されて、ストロボ光発光時の反射信号光成分のみが抽出されることになる。
【0041】
一方、定常光成分除去回路27の動作をOFFして定常光成分も含めて光量を検出する場合には、図4に示すように、HOLD2をLレベルにしてスイッチ165をOFFすればよい。この場合には、センサ25に入射した光の光量に応じて出力された光電流は、全て増幅器152やトランジスタ153からなる増幅回路に流れる。その後、この光電流は、増幅回路で増幅された後、カレントミラー回路を介して積分回路26に入力される。この結果、積分回路26の出力は、図4のようにVINT2のようになる。
【0042】
このように、センサ25と積分回路26との間に定常光成分除去回路27を設けておけば、反射信号光成分と定常光成分とを分離し、反射信号光成分を増幅した後に積分を行うので高い信号検出能力が得られる。例えば、定常光が信号光の1000倍もあるような状況では、単にセンサアレイに入射した光をAD変換しただけでは、AD変換の誤差や、ノイズ成分により信号成分が埋もれてしまったりして、精度が著しく低下する。しかし、定常光成分を分離してから増幅することで、AD変換時の信号量を大きくすることができると共に、積分の効果により、時間的にランダムなノイズは平滑化されるので正しい検出がしやすくなる。
【0043】
ここで、定常光成分除去回路を、センサアレイの各センサに組みこむことで、画素毎に反射信号光量を検出することもできる。また、この機能をオートフォーカスに利用すれば、例えば逆光時などにおいても、ストロボ光による被写体110からの反射信号光の光分布によって正確な距離測定が可能となる。
【0044】
更に、ストロボ調光制御時では、明るいシーンで定常光が多くとも、また、被写体が遠くて反射信号光量が小さくとも、正しい反射信号光検出ができ、正確な露出制御に応用することができる。
【0045】
このような、定常光成分除去機能付きのセンサアレイを有するカメラのストロボ調光時の重要機能のみを図示すると図5のようになる。
【0046】
即ち、ストロボ部21の光を被写体110に投光すると、被写体110からの反射信号光は、撮影光学系11を介して撮像素子12に入射すると共に1対の受光レンズ24a,24bを介してセンサアレイ25a,25bに入射する。撮像素子12の各画素の出力は、画像信号処理部14内の画素出力検出部14aを介して演算制御回路17に入力される。一方、センサアレイ25a,25bの各画素の出力は、定常光成分除去/積分部54aで定常光成分が除去された後、積分されて演算制御回路17に入力される。
【0047】
ここで、撮像素子又はセンサアレイを用いたストロボ制御の特徴について説明する。
撮像素子12には定常光成分除去機能はないが、図6の符号111で示したように画面全域の光の分布を検出できるので、ストロボ発光量の決定時における誤差が小さい。一方、センサアレイ25a,25bは、図6の符号112で示すような限定された領域しか検出できないが定常光成分除去機能があるので、上述したような高い信号検出能力を得ることができる。なお、定常光成分除去機能を撮像素子12につける場合、撮像素子12は画素数が多いので規模が大型化してしまい、コストアップの大きな要因となる。
【0048】
図7(a)に、ストロボ発光時の撮像素子12の出力、即ち像信号の分布図を示す。図7(a)において、横軸は撮像素子の画素位置を示し、縦軸は像信号の大きさを示す。即ち、明るいシーンでは、ストロボ光の光量が定常光の光量に比べて微小なものとなり、ストロボ発光の有無による像信号の変化を検出することが困難である。
【0049】
一方、図7(b)に、ストロボ発光時のセンサアレイの出力の分布図を示す。図7(b)において、横軸はセンサアレイの画素位置を示し、縦軸は像信号の大きさを示す。即ち、定常光成分除去機能付きのセンサアレイを用いれば、図7(b)のように、ストロボ光による被写体110からの反射信号光成分のみを検出することができる。
【0050】
本第1の実施形態では、撮像素子の出力を用いたストロボ制御とセンサアレイの出力を用いたストロボ制御を撮影シーンに応じて使い分けることで、適切なストロボ制御を行う。このような制御のフローチャート例を図8に示す。
まず、演算制御回路17は、ストロボ予備発光前に、撮像素子12の出力IM1を取得する(ステップS1)。撮像素子12の出力を取り込んだ後、演算制御回路17は、ストロボ部21を予備発光させた後(ステップS2)、センサアレイ25a,25bから出力された光電流から定常光成分による光電流を除去して積分を行う(ステップS3)。積分終了後、ストロボ部21の発光を終了し(ステップS4)、このときの撮像素子12の出力IM2を取得する(ステップS5)。同時に積分結果VINT1を取得する(ステップS6)。
【0051】
次にステップS1とステップS5において取り込んだ撮像素子12の出力の差分を取る(ステップS7)。ここで、ステップS1とステップS5において取得した撮像素子12の出力の撮影条件は、ストロボ発光の有無以外は全て同じ条件であるので、ステップS5で取り込んだ撮像素子12の出力IM2とステップS1で取り込んだ撮像素子12の出力IM1との差分であるΔIMは、図7(a)に示すように、ストロボ光によって増加した光量を表すものとなる。演算制御回路17は、以上のようにして得られた数値を利用して、ストロボ部21の本発光時の発光量を決定する。
【0052】
即ち、演算制御回路17は、撮像素子12の出力IM1が所定輝度IM0よりも大きいか否かを判定する(ステップS8)。この判定において、ストロボ発光なしでも撮像素子12の出力IM1が充分に大きいと判定した場合には、被写体が高輝度である。この場合には、定常光成分除去機能を持たない撮像素子12の出力からストロボ光によって増加した光量を検出するのは困難であるとして、ステップS9に分岐する。そして、演算制御回路17は、ステップS7で演算した差分ΔIMが所定量ΔIM1よりも大きいか否かを判定する(ステップS9)。このステップS9の判定において、差分ΔIMが所定量ΔIM1以下であると判定した場合には、定常光成分除去積分の結果VINT1が所定量V0よりも小さいか否かを判定する(ステップS10)。このステップS10の判定において、VINT1が所定量V0よりも小さいと判定した場合には、反射信号光が十分検出できない程、被写体が遠くに存在しているとして、ストロボ部21の発光量を予め決定された所定光量に決定する(ステップS11)。
【0053】
また、ステップS10の判定においてVINT1が所定量V0以上であると判定した場合には、VINT1よりストロボ部21の発光量を決定する(ステップS12)。
【0054】
また、ステップS8においてIM1が所定輝度IM0以下であると判定した場合又はステップS9において差分ΔIMが所定量ΔIM1よりも大きいと判定した場合に、演算制御回路17は、定常的な光(例えば、背景の光)が少なく、定常光除去機能を用いなくともストロボ光による反射信号光が十分検出できるとして、差分ΔIMよりストロボ部21の発光量を決定する(ステップS13)。
【0055】
以上のようにして、ストロボ発光量が決定された後は、この発光量に基づいてストロボ部21を本発光させて露出を行う(ステップS14)。
【0056】
次に図9、図10(a)、及び図10(b)を参照して、このようなストロボ部の使用による露出制御の概念について説明する。ここで、これらの図における横軸は露出時間を示し、縦軸は露出量を示している。
【0057】
即ち、図9に示すように、被写体が暗い状態でストロボなしの露出を行うと、手ブレが起こる時間tEまでの間に適正露出量IM4を得ることができずIM4−IM3だけの露出不足が起こる。
【0058】
このような露出不足を補うのがストロボ部21である。ストロボ部21の発光量を決定するには、まず、t1の微小時間にストロボなしで露出を行い、そのときの露出量(撮像素子12の出力)IM1を検出し、次にストロボ部21を予備発光させてt1の微小時間に露出を行い、そのときの露出量IM2を検出する。その後、これらの露出量の差分を計算することによって、実際の露出時に、どれくらいの光量でストロボ部21を発光させれば、図10(a)のように手ブレ時間内で適正露出量を得ることができるのかを予測できる。
【0059】
このような演算は、演算制御回路17において行われる。演算制御回路17は、ストロボ発光量をストロボ部21の発光時間tSTとして求める。ここで、この発光時間tSTは、
【数1】
に示す(式1)〜(式3)と、図9、図10(a)、又は10(b)で示した各光量検出値によって算出することができる。
【0060】
なお、ここでは、主に撮像素子12の出力からストロボ発光時間を求める方法を説明したが、定常光成分除去積分によって得られた積分値VINT1は、(式2)又は(式3)のIM2−IM1に対応するものである。したがって、VINT1とこのVINT1をIM2−IM1に変換するための変換係数Kを用いた
【数2】
を用いてストロボ発光時間tSTを算出することができる。
【0061】
また、単に露出の不足分を補うだけでなく、図10(b)に示すような、露出時においてストロボ光が被写体からの反射信号光に寄与する割合(以下、寄与率と称する)を考慮して露出を行うようにしてもよい。即ち、この場合には、ストロボの寄与率を変化させることによって、背景と主要被写体である人物との明るさのバランスを調整することができる。
【0062】
一般にストロボ光は風景などの背景には届かないので、ストロボ寄与率を上げて、露出時間を短くすると、背景はアンダーとなっていく。逆にストロボ寄与率を低くすると、背景に対して人物が相対的に暗くなっていく。これらのことから、状況に応じてストロボの寄与率を切り換えて露出制御を行うことが好ましい。例えば、背景が空の場合などは、露出を多少アンダーにした方が空の青みが増し、また背景が雪景色などの場合では、露出をオーバーにしないと雪の白さが正しく撮影されない。
【0063】
以上説明したことを考慮した場合、図11のようなフローチャートに従ってストロボの寄与率を切り換え可能としてもよい。
【0064】
このフローチャートにおいて、演算制御回路17は、背景の色検出を行い(ステップS21)、この検出した背景の色のバランスを判定する。即ち、演算制御回路17は、背景と主要被写体との色バランスの差が大きいか否かを判定して(ステップS22)、色バランスの差が大きいと判定した場合、例えば画面周辺部の背景部分の色を検出したときに、撮像素子12のRGB出力のバランスが偏っている時には、空や雪景色などの特徴的な色が正しく再現されるようにストロボの寄与率を大きくして(ステップS23)、露出時間を短くする。一方、色バランスの差が小さいと判定した場合には、ストロボの寄与率を小さくする(ステップS24)。ここで、ストロボの寄与率の切り換えは、(式1)において、手ブレが起こるまでの時間(即ち、露出を終了させる時間)tEを切り換えるようにすればよい。
【0065】
このように、ストロボ光と背景の光とのバランスを考慮した露出演算によってストロボ発光時間を制御すれば、色再現性の高いストロボ調光機能付きカメラを提供することが可能である。また、敏感な定常光除去積分回路を利用すれば、予備発光時のストロボ発光量を微弱にでき、眩しさのない省エネ効果にすぐれた予備発光方式にすることができる。
【0066】
以上説明したように、本第1の実施形態によれば、定常光除去積分回路の出力と撮像素子の出力とを適宜利用して、最適なストロボ調光が可能となる。
【0067】
特に逆光シーンなどでは、背景が明るく、正確にストロボの反射信号光を検出できないので、正しい露出制御が困難である。しかし、この第1の実施形態によれば、逆光シーンや被写体が遠い場合に、検出できる反射信号光が小さくなったとしても正確なストロボ発光制御を行うことができ、適正な露出の写真が撮影可能である。
【0068】
[第2の実施形態]
図12は、本発明の第2の実施形態のカメラにおける電気回路のブロック構成図である。なお、本カメラの一部の構成は、上述した第1の実施形態のカメラと同様である。したがって、同様の構成部材については同じ符号を附してその詳細な説明は省略する。この第2の実施形態は、TTL(Trough The Lens)ダイレクト調光方式を用いた例である。
【0069】
即ち、本第2の実施形態のカメラ1は、上記した第1の実施形態の構成に加えて、可動ミラー30と、ファインダ光学系(スクリーン31、ペンタゴナルダハプリズム(以下ペンタプリズムと略記する)32、接眼レンズ33等で構成される)と、ファインダ内測光センサ34と、測光部35と、サブミラー36と、フィールドレンズ37と、光路屈曲鏡38と、再結像レンズ39と、センサアレイ40と、シャッタ幕41と、測光光学系42と、ボディ内測光センサ43と、調光部44とを含む。
ここで、ファインダ内測光センサ34は特許請求の範囲に記載の第1の測光部に対応し、ボディ内測光センサ43は特許請求の範囲に記載の第2の測光部に対応する。
【0070】
可動ミラー30は、シャッタ幕41と撮影光学系11との間の空間において、撮影光学系11を構成するレンズの中心軸上から退避する位置(以下、退避位置30aと称する)とレンズ中心軸上に配置される位置(以下、通常位置30bと称する)との間で回動自在に構成されている。ここで、当該可動ミラー30が通常位置30bに配置されたときには、撮影光学系11のレンズ中心軸に対して角度略45度だけ傾いた状態で固定される。この状態において、可動ミラー30の反射面は、ファインダ光学系の側を向くように設定されている。
【0071】
即ち、可動ミラー30が通常位置30bにある場合、撮影光学系11を介して入射した光束は、可動ミラー30で反射されてファインダ光学系に導かれる。ファインダ光学系では、入射した光束をスクリーン31において光学像として結像させると共に結像された像をペンタプリズム32に導く。ペンタプリズム32は、スクリーン31を透過した像を接眼レンズ33方向(即ち、カメラ1の後方)へと導くと同時に、像の左右を反転させる。接眼レンズ33は入射してきた像を拡大する。これにより、撮影者111は、被写体を観察することができる。
【0072】
更に、ペンタプリズム32の近傍には、ファインダ内測光センサ34が設けられている。このファインダ内測光センサ34は、ペンタプリズム32に入射した光束の一部を受光して所定の電気信号を測光部35に出力する。ここで、ファインダ内測光センサ34は、図13に示すように撮影画面内の所定の受光領域において測光動作を行い得るように形成されている。即ち、ファインダ内測光センサ34は、略中央部近傍の所定の領域を測光する受光部34aと、略周縁部近傍の所定の領域を測光する受光部34bとからなり、例えば逆光状態の検出も可能に構成されている。
【0073】
測光部35は、ファインダ内測光センサ34から入力された電気信号に基づいて測光動作を行い、被写体の明るさを検出する。この測光部35の検出結果に基づいて、演算制御回路17は、ストロボ制御部22を制御する。
【0074】
また、可動ミラー30の一部の領域、例えば略中央部近傍の領域は、撮影光学系11からの光束の一部を透過させ得るように半透過鏡によって構成されている。そして、この半透過鏡で構成される領域に対向する部位には、サブミラー36が配設されている。
【0075】
即ち、サブミラー36は、可動ミラー30の背面側、即ち撮像素子12に対向する側の面に対して、その一端部が所定方向に回動自在となるように軸支されており、これにより、サブミラー36の反射面は、上述した可動ミラー30の半透過鏡の領域に対向するよう配置される。即ち、サブミラー36は、可動ミラー30が通常位置30bに配置されたときに、可動ミラー30に対して図12に示すような所定の角度をなすように配置されている。また、サブミラー36は、可動ミラー30が退避位置30aに配置されたときには、可動ミラー30に対して略平行となる所定の位置に配置される。これにより、可動ミラー30が退避位置30aに移動すると同時にサブミラー36も撮影光学系11の光路上から退避する。
【0076】
即ち、可動ミラー30及びサブミラー36が通常位置にあるときには、撮影光学系11を透過した入射光束の一部は、可動ミラー30の半透過鏡領域を透過した後、サブミラー36によって反射される。この反射された光束は、フィールドレンズ37を透過し、更に光路屈曲鏡38によってその光路が所定の方向へと折り曲げられた後、再結像レンズ39を透過して、センサアレイ40の受光面上に1対の被写体像を結像させる。センサアレイ40は、受光した被写体像を電気信号に変換して演算制御回路17に出力する。これを受けて演算制御回路17は、所定の合焦処理を行う。
【0077】
ここで、この合焦処理は、一般的に適用されているTTL位相差検出方式でよい。このTTL位相差検出方式について簡単に説明する。この方式において、演算制御回路17は、レンズ駆動部18を制御して撮影光学系11をレンズ光軸方向に移動させながら、センサアレイ40の出力を監視し、そして、センサアレイ40から出力される一対の被写体像が所定の位置関係になったときに合焦状態であると判定して、その時点で撮影光学系11の駆動を停止させる。
【0078】
また、撮像素子12の受光面側の近傍には、上述したようにシャッタ幕41が配設されている。即ち、撮像素子12は、当該シャッタ幕41が開状態となっている期間のみ撮影光学系11からの光束を受光し得るように構成されている。ここで、シャッタ幕自体の構成は、従来の一眼レフレックス方式のカメラにおいて一般的に利用されているものが適用されている。このシャッタ幕41の構成について、図14の概略図を用いて簡単に説明する。
【0079】
図14に示すようにシャッタ幕41は、先幕41a及び後幕41bの二つの幕部材によって構成されている。通常状態においては先幕41aが撮像素子12の受光面の前面に配置され、当該撮像素子12の受光面は遮蔽された状態にある。
【0080】
ここで、露出動作が実行されると、まず可動ミラー30及びサブミラー36が所定の退避位置30aに移動する。この状態で先幕41aが矢印Y1方向に動き出す。続いて所定の時間を置いてから後幕41bがY2方向(Y1と同じ方向である)に動き出す。したがって、先幕41aと後幕41bとの間には所定の隙間が生じることになる。この隙間寸法を調節する、即ち先幕41a及び後幕41bの動き出す時間を調節することにより撮像素子12への露出時間(即ちシャッタ速度)を調節することができる。
【0081】
また、先幕41aの表面には、この先幕41aの表面で反射する光束が標準反射率となるように所定のパターンが形成されている。即ち、先幕41aの表面で反射された光束は、測光光学系42を介してボディ内測光センサ43で受光される。ボディ内測光センサ43は、この入射された光束を電気信号に変換して調光部44に出力する。
【0082】
ここで、ボディ内測光センサ43は、図15に示すように、その受光面全域を三つに分割した形態の三つの測光領域43a、43b、及び43cを有して構成されている。例えば、図16に示すような構図枠(撮影画面121)を設定し、予備発光方式の調光制御を用いて撮影を行う場合においては、図15に示すボディ内測光センサ43の測光領域43cのみを用いて測光を行う。これは、例えば、図16に例示する構図のように太陽等の高輝度被写体が撮影画面121内に含まれているときに、その高輝度被写体を含めて測光を行うと測光値に誤差が生じてしまうのを避けるための措置である。
【0083】
調光部44は、ボディ内測光センサ43から出力された電気信号に基づいて、被写体110からの入射光量の測定及び所定の調光制御を行う。
【0084】
ここで、従来の一般的なカメラにおけるTTL調光方式の調光制御では、例えば露出動作中にフイルム表面からの反射光束を受光するようにしているものもある。しかし、撮像素子12の表面は、一般的に光の反射に正反射成分が多くなるので、本第2の実施形態のカメラ1においては、入射した光束を標準反射率で拡散反射させる先幕41aの表面からの反射光束により測光を行う。
【0085】
このような構成を有するカメラ1に本発明を適用する。即ち、(式4)の関係によれば、適正露出量IM4に対してストロボ光以外で露出される量を予測するための光量検出量(撮像素子12の出力)IM1と、ストロボ光が被写体からどれだけ反射してくるのかを示す値(積分結果)VINT1とを別々に検出して計算してよいということがわかる。
【0086】
そこで、本第2の実施形態では、撮像素子12に入射する光の光量を正確に測定するために、標準反射率の先幕41aで反射された光束の光量IM1をボディ内測光センサ43で検出する。これにより、取り付けられた撮影光学系に依存しない高精度の露出制御を行うことができる。
【0087】
また、露出におけるストロボ光の効果は、適宜、定常光成分除去積分機能付きの測光手段の出力を併用して予測する。これにより良好なストロボ撮影を行うことが可能である。ここで、測光手段の機能である定常光成分除去積分機能は、カメラ1のボディ内測光センサ43に持たせるようにしてもよいが、上述したように、積分結果VINT1を検出するのはボディ内測光センサ43でなくともよい。そこで、本第2の実施形態では、定常光除去積分機能をファインダ内測光センサ34に持たせる。即ち、本第2の実施形態では、上記した第1の実施形態における撮像素子12を用いた測光をボディ内測光センサ43により行い、センサアレイ25a,25bを用いた測光をファインダ内測光センサ34により行う。
【0088】
このような場合には、例えば、図13に示す受光部34aに設けられたセンサに定常光除去機能を持たせ、ここに入射する反射光を検出できるようにしておけば、撮影時に、この受光部34aに主要被写体を入れるようにストロボ予備発光及び露出を行うことで、ストロボ光がその受光部34aにおいてどれだけ寄与できるのかを予測することが可能である。なお、定常光成分除去積分機能は、ファインダ内センサ34でなく、第1の実施形態と同様にセンサアレイ40に持たせてもよい。
【0089】
図17に第2の実施形態におけるストロボ撮影時のタイミングチャートを示し、図18にこのストロボ撮影時の制御手順について示すフローチャートを示す。
【0090】
即ち、演算制御回路17は、ストロボ部21を予備発光させた後、ファインダ内測光センサ34で測光を行い、積分結果VINT1を取得する(ステップS31)。このときは、可動ミラー30を通常位置30bに位置させておく。次に、可動ミラー30を退避位置30aに退避させた後(ステップS32)、ストロボを発光せずにボディ内測光センサ43で測光を行い、そのときの露出量IM1を取得する(ステップS33)。次に演算制御回路17は、ストロボ部21を予備発光させて、ボディ内測光センサ43で測光を行い、そのときの露出量IM2を取得する(ステップS34)。ここで、図15で示したような3分割センサの場合には、ストロボ発光前後で最も光量差の大きかったセンサからの出力を露出量IM1及びIM2として採用する。ここで、シャッタ幕41は標準反射率なので、ここから反射する光の量から所定シャッタ速度時(tE)の露出量を予測することができる。
【0091】
即ち、演算制御回路17は、露出量IM1とIM2を比較して両者の差が少ないか否かを判定する(ステップS35)。この判定において両者の差が少ないと判定した場合には、撮影シーンが明るく、ストロボ光による反射信号成分のみを抽出するのは、困難であるとして、ファインダ内測光センサ34で検出した積分結果VINT1と(式4)を用いてストロボ発光量(即ち、発光時間tST)を決定する(ステップS36)。
【0092】
一方、ステップS35の判定において、IM1とIM2との差が大きいと判定した場合には、IM1及びIM2と(式3)を用いて発光時間tSTを決定する(ステップS37)。
【0093】
ストロボ部21の発光時間tSTを決定した後、演算制御回路17は、シャッタ幕41を開いて(ステップS38)、露出を開始する。そして、演算制御回路17は、シャッタ幕41が全開した所でストロボ部21を発光させ(ステップS39)。所定時間tE経過後にシャッタ幕41を閉じて(ステップS40)、撮像素子12に入る被写体からの光を遮断して露出制御を終了する。
【0094】
以上説明したように、本第2の実施形態によれば、レンズ交換式の一眼レフカメラにおいても所謂TTL方式で調光するので、使用するレンズにかかわらず正しい露出制御が可能となる。
【0095】
[第3の実施形態]
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。この第3の実施形態は、撮像素子で表示された画像を電子モニタ(例えば、LCDモニタ)にリアルタイムで表示する機能を持つカメラに本発明を適用した例である。以後、上記の機能を「スルー画像表示機能」と称し、このときに電子モニタ上に表示される画像を「スルー画像」と称する。
【0096】
ここで、本第3の実施形態の構成は、上記した第2の実施形態の構成に電子モニタを搭載したものである。即ち、撮像素子12で撮像された画像信号は、画像信号処理部14において画像処理され、電子モニタ上にリアルタイムで表示される。なお、この電子モニタについては、公知のものを用いればよいので、その詳細な説明を省略する。また、この第3の実施形態においては、定常光除去積分機能をファインダ内測光センサではなくボディ内測光センサに設けることにする。
【0097】
図19及び図20は、シャッタ幕41の制御時における状態変化を示す図である。ここで、図19(a)〜(d)はファインダ光学系を利用して被写体を観察可能な観察モードにおけるシャッタ幕41の状態を示し、図20(a)〜(c)は電子モニタを利用して被写体を観察可能な観察モードにおけるシャッタ幕41の状態を示す。
【0098】
図19(a)の状態では、ファインダ光学系を介して接眼レンズ33から被写体の状態を観察することができる。撮影者が接眼レンズ33を覗きつつ撮影構図を決定し、図示しないレリーズボタンを操作すると、図19(b)に示すように可動ミラー30が撮影光学系11の撮影光路上から退避すると共に先幕41aが移動して、露出が開始され、撮像素子12に光が入射する。露出終了後は、図19(c)に示すように後幕41bが移動して撮像素子12が遮光される。このとき、撮像素子12から画像信号の読み出しが行われる。最後に、図19(d)に示すように先幕41a及び後幕41bが元の位置に戻る。
【0099】
一方、電子モニタ上にスルー画像表示を行う場合には、常にシャッタ幕41を開いて撮像素子12を動作させる。即ち、図20(a)のようにして可動ミラー30がレンズ中心軸上から退避すると共に先幕41aが移動して撮像素子12に被写体の像が導かれ、その結果が電子モニタ45上に表示される。露出終了時には、後幕41bが移動して図19(b)の状態になる。
【0100】
なお、露出時には、シャッタ速度による露出のムラを防止するために、撮影光学系11内部の図示しない絞りを絞って閃光ストロボのみで露出を行うようにしてもよい。また、このような露出制御が行えない場合には、図20(b)や図20(c)に示すように、一旦シャッタ幕41を閉じた後、図19(b)〜図19(d)を参照して説明した露出制御を行えばよい。このような手法によれば、ムラがない正確な露出制御を行うことが可能であるが、開いた状態のシャッタ幕41を一旦閉じる必要があるので、レリーズタイムラグに影響してしまうという副作用もある。
【0101】
そこで、本第3の実施形態では、これらの露出制御を適切に切り換えて使用する。このような制御の例を図21のフローチャートに示す。
まず、演算制御回路17は、スルー画像表示を行うために、可動ミラー30を退避させた後(ステップS51)、先幕41aを移動させて(ステップS52)、撮像素子12に被写体の像を入射させ、撮像素子12から出力される結果を電子モニタ45上に表示させる(ステップS53)。
【0102】
この状態で、演算制御回路17は、撮影者による撮影開始の指示がなされたか否かを判定する(ステップS54)。この判定において撮影者による撮影開始の指示がなされていないと判定した場合には、ステップS53に戻る。一方、ステップS54の判定において、撮影者による撮影開始の指示がなされたと判定した場合には、ストロボ部21の光のみで露出が可能であるか否かを判定する(ステップS55)。この判定は、撮像素子12で取得された画像から被写体の明るさ等を判定することにより行う。
【0103】
ステップS55の判定において、ストロボ光のみで露出が可能であると判定した場合、例えば背景が暗く被写体が遠くに存在しないような場合には、後幕41bが閉じ始めてから閉じ終わるまでの時間差による画面内の露出のムラを無視することができる。
【0104】
次に、演算制御回路17は、ストロボ光量を決定する。ここで、スルー画表示時には、可動ミラーが退避しているので、上記した第1の実施形態で説明したように撮像素子12の出力からストロボ発光量を決定する。即ち、演算制御回路17は、ストロボ部21を予備発光させて、撮像素子12の出力からストロボ光の有無による撮像素子出力の差分ΔIMを求め、このΔIMに基づいてストロボ発光量を決定する(ステップS56)。
【0105】
ストロボ発光量を決定した後、演算制御回路17は、求めたストロボ発光量に応じてストロボ部21を本発光させる(ステップS57)。次に、後幕41bを移動させて露出を終了させる(ステップS58)。次に、電子モニタ45上に撮影結果を表示させる(ステップS59)。その後、先幕41a及び後幕41bを元の位置に戻して(ステップS60)、このフローチャートの制御を終了する。
【0106】
また、ステップS55の判定において、ストロボ光のみで露出が可能でないと判定した場合、演算制御回路17は、撮像素子12で取得された画像における被写体の明るさから、露出時にストロボ光が必要であるか否かを判定する(ステップS61)。この判定において、ストロボ光が必要であると判定した場合に、演算制御回路17は、先幕41a及び後幕41bを元の位置に戻した後(ステップS62)、可動ミラー30を通常位置に戻し(ステップS63)、定常光除去機能を有するボディ内測光センサ43の出力VINTからストロボ発光量を決定する(ステップS64)。一方、ステップS61の判定において、ストロボ光を用いた露出が必要でないと判定した場合に、演算制御回路17は、先幕41a及び後幕41bを通常位置に戻す(ステップS65)。
【0107】
次に、先幕41aを移動させて(ステップS66)、露出を開始する。このとき、演算制御回路17は、露出時にストロボ光が必要であるか否かを判定(ステップS67)、必要であれば、ストロボ部21を発光させる(ステップS68)。以後は、ステップS58に移行する。
【0108】
ここで、本第3の実施形態では、分割数の少ないボディ内測光センサ43からの出力を利用してストロボ調光を行う場合と、これよりも分割数の多い撮像素子12の出力を利用してストロボ調光を行う場合とがある。例えば、図22(a)で示すようなシーンにおいて、ボディ内測光センサ43を用いると図22(b)の斜線部で示す領域からの反射信号光に基づいてストロボ発光量が算出される。一方、同じシーンについて、撮像素子12を用いた場合には、図22(c)の斜線部で示す領域からの反射信号光に基づいてストロボ発光量が算出される。
【0109】
一般的には、分割数の多い撮像素子12を用いたほうが、より細かなストロボ調光制御を行うことが可能であるが、ストロボ予備発光による反射信号光は微弱であるので、被写体が遠くに存在する場合や明るいシーンなどの場合では反射信号光成分がノイズ成分に埋もれてしまい、ストロボ発光量の決定が行えなくなることがある。
【0110】
一方、分割数の少ないボディ内測光センサ43では、大きな領域で光を受光することができるので、出力される光電流も大きなものとなり、被写体が遠くに存在する場合や明るいシーンなどの場合でも反射信号光成分がノイズ成分に埋もれてしまう可能性が少ない。
【0111】
このような考え方に基づいて使用するセンサを使い分けて、ストロボ発光量を決定するようにしても良い。図23は、このような使い分け制御のフローチャートである。ここで、この図23は、図21のステップS54の前に行われるものである。
【0112】
即ち、この制御においては、演算制御回路17は、ストロボ部21の予備発光を行い(ステップS71)、この予備発光の結果、被写体からの反射信号光が撮像素子12で検出可能であるか否かを判定する(ステップS72)。このステップS72の判定において、被写体からの反射信号光が撮像素子12で検出可能でないと判定した場合には、再度ストロボ部21の予備発光を行い、定常光除去機能のあるボディ内測光センサ43の出力からストロボ発光量を決定する(ステップS73)。なお、このステップS73の動作を行う前にシャッタ幕41の制御及び可動ミラー30の制御を行うが、図では省略している。
【0113】
一方、ステップS72の判定において、被写体からの反射信号光が撮像素子12で検出可能であると判定した場合には、撮像素子12の出力からストロボ発光量を決定する(ステップS74)。
【0114】
以上説明したように、本第3の実施形態によれば、スルー画像表示を行うことが可能な一眼レフカメラのシャッタ制御を利用してストロボ光量制御を行うことで、レリーズタイムラグの問題も対策できる高精度のストロボ撮影が可能である。
【0115】
以上実施形態に基づいて本発明を説明したが、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形や応用が可能なことは勿論である。
【0116】
さらに、上記した実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件の適当な組合せにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施の形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成も発明として抽出され得る。
【0117】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、撮影シーンの明るさにかかわらず、正確な光量でストロボを照射して露出補助ができるストロボ調光機能付きカメラを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るストロボ調光機能付きカメラにおける電気回路構成を示すブロック構成図である。
【図2】定常光成分除去回路の電気回路図である。
【図3】定常光成分除去回路の動作時のタイミングチャートである。
【図4】定常光成分除去回路の非動作時のタイミングチャートである。
【図5】ストロボ調光に関る重要機能を抜き出して記したブロック図である。
【図6】撮像素子及びセンサアレイの検出範囲について説明するための図である。
【図7】図7(a)は撮像素子の画素位置に応じた像信号の分布図であり、図7(b)はセンサアレイの画素位置に応じた像信号の分布図である。
【図8】本発明の第1の実施形態におけるストロボ撮影時の制御手順を示すフローチャートである。
【図9】ストロボ発光を行わない場合の露出時間に対する露出量を示したグラフである。
【図10】図10(a)はストロボ発光を行った場合の露出時間に対する露出量を示したグラフであり、図10(b)はストロボ寄与率について説明するためのグラフである。
【図11】ストロボ寄与率の決定時の制御手順を示したフローチャートである。
【図12】本発明の第2の実施形態に係るストロボ調光機能付きカメラにおける電気回路構成を示すブロック構成図である。
【図13】ファインダ内測光センサの構成について説明するための図である。
【図14】シャッタ幕について説明するための図である。
【図15】ボディ内測光センサの測光領域について説明するための図である。
【図16】高輝度物体が存在するシーンの例を示す図である。
【図17】本発明の第2の実施形態におけるストロボ撮影時のタイミングチャートである。
【図18】本発明の第2の実施形態におけるストロボ撮影時の制御手順を示すフローチャートである。
【図19】本発明の第3の実施形態においてスルー画表示モードを利用しない場合のシャッタ制御の概念を示す図である。
【図20】本発明の第3の実施形態においてスルー画表示モードを利用した場合のシャッタ制御の概念を示す図である。
【図21】本発明の第3の実施形態における撮影時の制御手順を示すフローチャートである。
【図22】センサから得られる反射信号光について説明するための図である。
【図23】センサを切り換えてストロボ光量を決定する制御を示すフローチャートである。
【符号の説明】1…カメラ、11…撮影光学系、12…撮像素子、13,28…AD変換部、14…画像信号処理部、15…記録媒体部、16…コントラスト検出部、17…演算制御回路、18…レンズ駆動部、19…レンズ位置検出部、20…操作スイッチ、21…ストロボ部、22…ストロボ制御部、23…測距部、24a,24b…受光レンズ、25a,25b,40…センサアレイ、26…積分回路、27…定常光成分除去回路、30…可動ミラー、31…スクリーン、32…ペンタプリズム、33…接眼レンズ、34…ファインダ内測光センサ、35…測光部、36…サブミラー、37…フィールドレンズ、38…光路屈曲鏡、39…再結像レンズ、41…シャッタ幕、42…測光光学系、43…ボディ内測光センサ、44…調光部、45…電子モニタ
【発明の属する技術分野】
本発明は、露出不足時において、適切な光量のストロボ光を照射することが可能なストロボ調光機能を有するストロボ調光機能付きカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、写真撮影において露出が不足している場合に、被写体にストロボ光を照射して撮影を行う技術が知られている。こうしたストロボ光を照射して撮影を行う場合には、ストロボを適当な光量で発光させない場合に、被写体部分が白く飛んでしまったり、逆に黒くつぶれてしまったりすることがある。
【0003】
そこで、特許文献1等では撮影前にストロボ光の予備発光を行って、このときの反射信号光を検出し、この検出した反射信号光に基づいて実際の撮影時におけるストロボ発光量を決定する方式が提案されている。
【0004】
【特許文献1】
米国特許第4291979号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、このような方式だけでは、明るいシーンでは、背景の光が強すぎて、ストロボの予備発光による被写体からの反射光がかき消されてしまい、正確なストロボ制御ができなくなることが多い。なお、このような現象は、被写体が遠い場合にも生じる。
【0006】
本発明は、以上の点に鑑みてなされたものであり、撮影シーンの明るさにかかわらず、正確な光量でストロボを照射して露出補助ができるストロボ調光機能付きカメラを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明の第1の態様のストロボ調光機能付きカメラは、撮影に先立ってストロボ光を予備発光する発光手段と、上記発光手段による予備発光時における被写体からの反射信号光を受光する第1の受光手段と、上記発光手段による予備発光時における被写体からの反射信号光を上記第1の受光手段と異なる光路で受光する第2の受光手段と、上記第1及び第2の受光手段の何れか一方の出力結果に基づいて、撮影時のストロボ発光量を演算制御する光量制御手段とを具備する。
また、上記の目的を達成するために、本発明の第2の態様のストロボ調光機能付きカメラは、第1の態様において、上記第1の受光手段は、撮影レンズを介して入射した上記反射信号光を受光する。
また、上記の目的を達成するために、本発明の第3の態様のストロボ調光機能付きカメラは、第1の態様において、上記第2の受光手段は、撮影レンズとは異なる光学系を介して入射した上記反射信号光を受光する。
これら第1〜第3の態様によれば、第1の受光手段の出力結果と第2の受光手段における出力結果のうち、より適切な結果を用いてストロボ発光量を演算制御するので、撮影シーンの明るさにかかわらず、正確な光量でストロボを照射して露出補助ができる。
【0008】
また、上記の目的を達成するために、本発明の第4の態様のストロボ調光機能付きカメラは、第1又は第3の態様において、上記第2の受光手段は、当該第2の受光手段に受光した上記反射信号光と定常的に発生する定常光とを分離する定常光分離手段を含む。
この第4の態様によれば、反射信号光成分と定常光成分とを分離するので、高い信号検出能力が得られる。
【0009】
また、上記の目的を達成するために、本発明の第5の態様のストロボ調光機能付きカメラは、第1又は第2の態様において、上記第1の受光手段は、被写体に関する画像信号を取得する撮像素子である。
この第5の態様においては第1の受光手段が撮像素子である。
【0010】
また、上記の目的を達成するために、本発明の第6の態様のストロボ調光機能付きカメラは、第1、第3又は第4の態様において、上記第2の受光手段は、被写体までの距離に関する情報を検出するセンサアレイである。
この第6の態様においては第2の受光手段がセンサアレイである。
【0011】
また、上記の目的を達成するために、本発明の第7の態様のストロボ調光機能付きカメラは、第1の態様において、被写体の明るさを測定する測光手段を更に具備し、上記光量制御手段は、上記測光手段の測光結果に応じて、上記第1又は第2の受光手段の出力結果、又は上記測光手段の出力結果の何れかに基づいて、撮影時のストロボ発光量を演算制御する。
この7の態様によれば、所謂TTL方式で調光可能であり、使用するレンズにかかわらず正しいストロボ発光量露出制御が可能となる。
【0012】
また、上記の目的を達成するために、本発明の第8の態様のストロボ調光機能付きカメラは、第7の態様において、上記測光手段は、ファインダ内に設けられた第1の測光部及びカメラボディ内に設けられた第2の測光部の少なくとも一方の測光部により構成される。
この第8の態様においては、測光手段が、カメラのファインダ内に設けられた第1の測光部及びカメラボディ内に設けられた第2の測光部の少なくとも一方の測光部により構成される。
【0013】
また、上記の目的を達成するために、本発明の第9の態様のストロボ調光機能付きカメラは、被写体にストロボ光を投光するストロボ部と、トロボ発光時の被写体からの反射信号光を受光する受光回路と、上記反射信号光から定常光成分を検出する定常光成分検出回路と、上記定常光成分検出回路の検出結果に基づいて上記受光回路が受光した反射信号から上記定常光成分を除去する定常光成分除去回路と、上記定常光成分除去回路の出力に基づいてストロボ光が上記反射信号光に寄与する割合を演算する演算制御部と、上記演算手段で演算した割合に基づいて、撮影時における上記ストロボ部のストロボ発光量を演算制御する光量制御部とを具備する。
この第9の態様によれば、ストロボ光と背景の光とのバランスを考慮した露出演算が可能である。
【0014】
また、上記の目的を達成するために、本発明の第10の態様のストロボ調光機能付きカメラは、撮影に先立ってストロボ光を予備発光する発光手段と、上記発光手段による予備発光時における被写体からの反射信号光を受光する第1の受光手段と、上記発光手段による予備発光時における被写体からの反射信号光を上記第1の受光手段と異なる光路で受光する第2の受光手段と、上記第2の受光手段により受光された上記反射信号光と定常的に発生する定常光とを分離する定常光分離手段と、上記第1の受光手段の出力結果に応じて上記定常光分離手段を用いない場合の上記第2の受光手段の出力結果又は上記定常光除去分離手段を用いた場合の上記第2の受光手段の出力結果の何れかの結果を選択し、この選択した結果に基づいて撮影時のストロボ発光量を演算制御する光量制御手段とを具備する。
【0015】
この第10の態様によれば、撮影シーンの明るさにかかわらず、正確な光量でストロボを照射して露出補助ができる。
【0016】
また、上記の目的を達成するために、本発明の第11の態様のストロボ調光機能付きカメラは、光学的なファインダを介して被写体を観察することが可能な観察モードと電子モニタを介して被写体を観察することが可能な観察モードを有するストロボ調光機能付きカメラにおいて、上記観察モードが何れのモードであるかに基づいてストロボ発光用のセンサを切り換える。
【0017】
また、上記の目的を達成するために、本発明の第11の態様のストロボ調光機能付きカメラは、光学的なファインダを介して被写体を観察することが可能な観察モードと電子モニタを介して被写体を観察することが可能な観察モードを有するストロボ調光機能付きカメラにおいて、撮影に先立ってストロボ光を予備発光する発光手段と、上記発光手段による予備発光時における被写体からの反射信号光を受光する第1の受光手段と、上記発光手段による予備発光時における被写体からの反射信号光を上記第1の受光手段と異なる光路で受光する第2の受光手段と、上記第2の受光手段により受光された上記反射信号光と定常的に発生する定常光とを分離する定常光分離手段と、上記観察モードが何れのモードであるかに従って上記第1の受光手段の出力結果と上記定常光除去分離手段の出力結果の何れかを選択し、この選択した結果に基づいて撮影時のストロボ発光量を演算制御する光量制御手段とを具備する。
【0018】
これら第11及び第12の態様によれば、カメラの観察モードに応じて適切なストロボ調光が行える。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態に係るストロボ調光機能付きカメラ(以下、カメラと称する)における電気回路構成を示すブロック構成図である。
【0020】
本第1の実施形態のカメラは、撮影光学系により結像される被写体像を、例えばCCD等の撮像素子を含んで構成される撮像手段を利用して光電変換し、この光電変換によって得られた電気信号(画像信号)を所定の記録媒体に所定の形態で記録する。ここで、本第1の実施形態においては、撮影光学系と撮像素子との間の構成が比較的簡単に構成される所謂コンパクトタイプの電子カメラを例に挙げて説明する。
【0021】
即ち、図1に示すように本第1の実施形態のカメラ1は、撮影光学系11と、撮像素子(撮像手段)12と、AD変換部13(図1ではAD部13と記す)と、画像信号処理部14と、記録媒体部15と、コントラスト検出部16と、演算制御回路17と、レンズ駆動部18と、レンズ位置検出部19と、操作スイッチ20と、ストロボ部21、ストロボ制御部22、測距部23とによって構成されている。
ここで、演算制御回路17は特許請求の範囲に記載の光量演算手段に対応し、ストロボ部21は特許請求の範囲に記載の発光手段に対応する。
【0022】
撮影光学系11は、複数の光学レンズ等からなり、被写体からの反射光束を集光して撮像素子12に被写体像を結像させる。撮像素子12は、撮影光学系11を介して入射する被写体像について光電変換処理等を行って画像信号を生成する。AD変換部13は、撮像素子12により生成され出力されるアナログ信号による画像信号を所定の形式のデジタル画像信号に変換して画像信号処理部14に出力する。
【0023】
画像信号処理部14は、AD変換部13によって変換したデジタル画像信号に対して所定の画像処理、例えば当該画像データによって表されるべき画像の、色調補正、階調補正、γ(ガンマ)補正といった調整等を行った後、更に、記録媒体部15に記録するのに適する形式で圧縮を行って画像データを生成する。記録媒体部15は、画像データを所定の形態で記録する各種の媒体等及びその駆動部等からなり、画像信号処理部14によって生成される画像データを記録する。
【0024】
また、画像信号処理部14は、所定の画像処理を施したデジタル画像信号をコントラスト検出部16にも出力する。コントラスト検出部16は、画像信号処理部14の出力から被写体のコントラスト信号を検出して、演算制御回路17に出力する。
【0025】
演算制御回路17は、コントラスト信号を判定しながら、レンズ駆動部18を介して撮影光学系11を光軸に沿う方向に移動させる。また、演算制御回路17は、レンズ位置検出部19によって撮影光学系11の位置を検出し、撮影光学系11の合焦位置とレンズ位置検出部19によって検出されるレンズ位置との関係より、カメラ1から被写体110までの距離L(以下、被写体距離Lという)を算出する。
【0026】
ここで、演算制御回路17は、例えばCPU(Central Processing Unit)等のワンチップマイクロコントローラ等によって構成されている。そして、当該演算制御回路17は、カメラ1の操作者によって操作される図示しない操作部材に連動して切り換えられる操作スイッチ20からの信号に基づいて、各種の制御処理を実行する。また、上述した被写体距離Lを算出する演算処理やレンズ駆動部18の駆動制御や、撮像素子12により生成される画像信号の信号処理、及び画像データを記録媒体部15に記録する際の記録制御等も行う。
【0027】
また、被写体110を含む所望の撮影環境が暗い場合等に、演算制御回路17は、ストロボ制御部22を制御してストロボ部21から補助照明光を発光させる制御を行う。本第1の実施形態では、露出時においてストロボ部21を発光させる(以後、本発光と称する)前に、微小な光量でストロボ部21を発光させて(以後、予備発光と称する)、そのときに得られた結果に基づいて本発光時のストロボ発光量を決定する。
【0028】
更に、カメラ1は測距部23を有しており、上記した撮影光学系11とは異なる光学系を介して入射した被写体像に基づいて、カメラ1から被写体110までの距離Lを求めることができる。即ち、この測距部23は、1対の受光レンズ24a,24bと、1対のセンサアレイ25a,25bと、積分回路26と、定常光成分除去回路27と、AD変換部28とから構成されている。
【0029】
1対の受光レンズ24a,24bを介して入射した被写体像は、センサアレイ25a,25bに結像する。1対のセンサアレイ25a,25bは、結像した被写体像をその明るさに応じた光電流に変換して積分回路26に出力する。積分回路26は、1対のセンサアレイ25a,25bから出力された光電流をそれぞれ積分する。
【0030】
AD変換部28は、入力された積分値をデジタル化して演算制御回路17に出力する。演算制御回路17は、AD変換部28から入力された信号により被写体110の像信号を検出することができる。
【0031】
その後、演算制御回路17は、それぞれの像信号がセンサアレイ25a,25bのどの位置で検出されたかを比較する。そして、像信号の検出位置の相対位置差x、レンズ視差B、及び焦点距離fから、三角測距の原理、即ち、
L=Bf/x
に基づいて被写体距離Lを算出する。
【0032】
ここで、センサアレイ25a,25bと積分回路26との間には、定常光成分除去回路27が設けられている。この定常光成分除去回路27は、センサアレイ25a,25bから入力される光電流のうち、背景光等の定常的に発生する定常光成分の光電流とストロボ部21からストロボ光を照射した時に被写体110から反射される反射信号光成分の光電流とを分離して、定常光成分を除去する。第1の実施形態では、このような定常光成分除去回路27の動作のON/OFFの切り換えを演算制御回路17によって制御する。
【0033】
この切り換え制御及び定常光成分除去回路の動作を、図2を参照して更に詳しく説明する。図2は、積分回路26及び定常光成分除去回路27の内部の詳細な構成を示す電気回路図である。なお、図2ではセンサアレイ25a,25bに含まれる1個のセンサ25について説明する。なお、このセンサ25は、例えばフォトダイオード等の光検出素子で構成されている。
【0034】
また、図2では図示を省略しているが、測距部23は演算制御回路17に接続されており、演算制御回路17によって積分回路26及び定常光成分除去回路27のスイッチ161、162、165、及び166のON/OFFが制御される。
【0035】
即ち、演算制御回路17が、HOLD2をHレベルにしてスイッチ165をON(スイッチ165閉)すると、センサ25から出力される光電流のうち、定常的に出力される成分IPは、増幅器152側に流れずに、トランジスタ150を介してGNDに流れる。そして、時間的に変動する信号成分iPのみが増幅器152を介して増幅用のトランジスタ153のベースに流れる。この結果、トランジスタ154、155、及び156で構成されるカレントミラー回路を介して、増幅された電流がダイオード160及び積分回路26に流れる。
【0036】
ここで、ダイオード160の電位は、ホールドアンプ157によってダイオード159の電位と比較されている。即ち、ホールドアンプ157は、スイッチ166がONされている間は、定電流源158からダイオード159に流れる電流I0よりもカレントミラー回路からダイオード160に流れる電流が大きくならないようにトランジスタ150のベース電圧が制御される。
【0037】
このような作用によって、トランジスタ153によって増幅された結果の電流は、センサ25に入射する光の光量にかかわらず一定のI0となる。したがって、電流源161でトランジスタ156のコレクタ電流のうち、I0を引き抜くと、積分回路26に入力される電流は0となる。
【0038】
ここで、図3に示すように、演算制御回路17によってストロボ制御部22を制御して、ストロボ部21から微小光量のストロボ光を被写体110に投光する。また、この予備発光と同時にHOLD1をLレベルにしてスイッチ166をOFF(スイッチ166開)すると、センサ25から出力される光電流は、ストロボ光の分だけ増加するが、トランジスタ150を介してGNDに流れる電流IPは変化しない。このため、ストロボ光による増加分のみの光電流が、トランジスタ153で増幅された後、カレントミラー回路を介して積分回路26に流れる。
【0039】
ここで、積分回路内のスイッチ162をON(スイッチ162閉)しておくと、積分コンデンサ163において積分動作が行われる。その結果、積分回路26の出力電圧VINTは、センサ25に入射した反射信号光の光量に依存してVINT1の変化を生じる。このVINT1は、ストロボ光発光時にセンサ25に入射した反射信号光の光量が多ければ大きく、反射信号光の光量が少なければ小さくなる。このVINT1をAD変換部28によりデジタル化して読み込むことにより、ストロボ発光時に被写体から反射される反射信号光の光量を演算制御回路17で検出することができる。
【0040】
以上説明した定常光成分除去回路27の作用によって、積分回路26の出力電圧VINT1においては、被写体の明るさ等に基づいて検出される定常光成分が除去されて、ストロボ光発光時の反射信号光成分のみが抽出されることになる。
【0041】
一方、定常光成分除去回路27の動作をOFFして定常光成分も含めて光量を検出する場合には、図4に示すように、HOLD2をLレベルにしてスイッチ165をOFFすればよい。この場合には、センサ25に入射した光の光量に応じて出力された光電流は、全て増幅器152やトランジスタ153からなる増幅回路に流れる。その後、この光電流は、増幅回路で増幅された後、カレントミラー回路を介して積分回路26に入力される。この結果、積分回路26の出力は、図4のようにVINT2のようになる。
【0042】
このように、センサ25と積分回路26との間に定常光成分除去回路27を設けておけば、反射信号光成分と定常光成分とを分離し、反射信号光成分を増幅した後に積分を行うので高い信号検出能力が得られる。例えば、定常光が信号光の1000倍もあるような状況では、単にセンサアレイに入射した光をAD変換しただけでは、AD変換の誤差や、ノイズ成分により信号成分が埋もれてしまったりして、精度が著しく低下する。しかし、定常光成分を分離してから増幅することで、AD変換時の信号量を大きくすることができると共に、積分の効果により、時間的にランダムなノイズは平滑化されるので正しい検出がしやすくなる。
【0043】
ここで、定常光成分除去回路を、センサアレイの各センサに組みこむことで、画素毎に反射信号光量を検出することもできる。また、この機能をオートフォーカスに利用すれば、例えば逆光時などにおいても、ストロボ光による被写体110からの反射信号光の光分布によって正確な距離測定が可能となる。
【0044】
更に、ストロボ調光制御時では、明るいシーンで定常光が多くとも、また、被写体が遠くて反射信号光量が小さくとも、正しい反射信号光検出ができ、正確な露出制御に応用することができる。
【0045】
このような、定常光成分除去機能付きのセンサアレイを有するカメラのストロボ調光時の重要機能のみを図示すると図5のようになる。
【0046】
即ち、ストロボ部21の光を被写体110に投光すると、被写体110からの反射信号光は、撮影光学系11を介して撮像素子12に入射すると共に1対の受光レンズ24a,24bを介してセンサアレイ25a,25bに入射する。撮像素子12の各画素の出力は、画像信号処理部14内の画素出力検出部14aを介して演算制御回路17に入力される。一方、センサアレイ25a,25bの各画素の出力は、定常光成分除去/積分部54aで定常光成分が除去された後、積分されて演算制御回路17に入力される。
【0047】
ここで、撮像素子又はセンサアレイを用いたストロボ制御の特徴について説明する。
撮像素子12には定常光成分除去機能はないが、図6の符号111で示したように画面全域の光の分布を検出できるので、ストロボ発光量の決定時における誤差が小さい。一方、センサアレイ25a,25bは、図6の符号112で示すような限定された領域しか検出できないが定常光成分除去機能があるので、上述したような高い信号検出能力を得ることができる。なお、定常光成分除去機能を撮像素子12につける場合、撮像素子12は画素数が多いので規模が大型化してしまい、コストアップの大きな要因となる。
【0048】
図7(a)に、ストロボ発光時の撮像素子12の出力、即ち像信号の分布図を示す。図7(a)において、横軸は撮像素子の画素位置を示し、縦軸は像信号の大きさを示す。即ち、明るいシーンでは、ストロボ光の光量が定常光の光量に比べて微小なものとなり、ストロボ発光の有無による像信号の変化を検出することが困難である。
【0049】
一方、図7(b)に、ストロボ発光時のセンサアレイの出力の分布図を示す。図7(b)において、横軸はセンサアレイの画素位置を示し、縦軸は像信号の大きさを示す。即ち、定常光成分除去機能付きのセンサアレイを用いれば、図7(b)のように、ストロボ光による被写体110からの反射信号光成分のみを検出することができる。
【0050】
本第1の実施形態では、撮像素子の出力を用いたストロボ制御とセンサアレイの出力を用いたストロボ制御を撮影シーンに応じて使い分けることで、適切なストロボ制御を行う。このような制御のフローチャート例を図8に示す。
まず、演算制御回路17は、ストロボ予備発光前に、撮像素子12の出力IM1を取得する(ステップS1)。撮像素子12の出力を取り込んだ後、演算制御回路17は、ストロボ部21を予備発光させた後(ステップS2)、センサアレイ25a,25bから出力された光電流から定常光成分による光電流を除去して積分を行う(ステップS3)。積分終了後、ストロボ部21の発光を終了し(ステップS4)、このときの撮像素子12の出力IM2を取得する(ステップS5)。同時に積分結果VINT1を取得する(ステップS6)。
【0051】
次にステップS1とステップS5において取り込んだ撮像素子12の出力の差分を取る(ステップS7)。ここで、ステップS1とステップS5において取得した撮像素子12の出力の撮影条件は、ストロボ発光の有無以外は全て同じ条件であるので、ステップS5で取り込んだ撮像素子12の出力IM2とステップS1で取り込んだ撮像素子12の出力IM1との差分であるΔIMは、図7(a)に示すように、ストロボ光によって増加した光量を表すものとなる。演算制御回路17は、以上のようにして得られた数値を利用して、ストロボ部21の本発光時の発光量を決定する。
【0052】
即ち、演算制御回路17は、撮像素子12の出力IM1が所定輝度IM0よりも大きいか否かを判定する(ステップS8)。この判定において、ストロボ発光なしでも撮像素子12の出力IM1が充分に大きいと判定した場合には、被写体が高輝度である。この場合には、定常光成分除去機能を持たない撮像素子12の出力からストロボ光によって増加した光量を検出するのは困難であるとして、ステップS9に分岐する。そして、演算制御回路17は、ステップS7で演算した差分ΔIMが所定量ΔIM1よりも大きいか否かを判定する(ステップS9)。このステップS9の判定において、差分ΔIMが所定量ΔIM1以下であると判定した場合には、定常光成分除去積分の結果VINT1が所定量V0よりも小さいか否かを判定する(ステップS10)。このステップS10の判定において、VINT1が所定量V0よりも小さいと判定した場合には、反射信号光が十分検出できない程、被写体が遠くに存在しているとして、ストロボ部21の発光量を予め決定された所定光量に決定する(ステップS11)。
【0053】
また、ステップS10の判定においてVINT1が所定量V0以上であると判定した場合には、VINT1よりストロボ部21の発光量を決定する(ステップS12)。
【0054】
また、ステップS8においてIM1が所定輝度IM0以下であると判定した場合又はステップS9において差分ΔIMが所定量ΔIM1よりも大きいと判定した場合に、演算制御回路17は、定常的な光(例えば、背景の光)が少なく、定常光除去機能を用いなくともストロボ光による反射信号光が十分検出できるとして、差分ΔIMよりストロボ部21の発光量を決定する(ステップS13)。
【0055】
以上のようにして、ストロボ発光量が決定された後は、この発光量に基づいてストロボ部21を本発光させて露出を行う(ステップS14)。
【0056】
次に図9、図10(a)、及び図10(b)を参照して、このようなストロボ部の使用による露出制御の概念について説明する。ここで、これらの図における横軸は露出時間を示し、縦軸は露出量を示している。
【0057】
即ち、図9に示すように、被写体が暗い状態でストロボなしの露出を行うと、手ブレが起こる時間tEまでの間に適正露出量IM4を得ることができずIM4−IM3だけの露出不足が起こる。
【0058】
このような露出不足を補うのがストロボ部21である。ストロボ部21の発光量を決定するには、まず、t1の微小時間にストロボなしで露出を行い、そのときの露出量(撮像素子12の出力)IM1を検出し、次にストロボ部21を予備発光させてt1の微小時間に露出を行い、そのときの露出量IM2を検出する。その後、これらの露出量の差分を計算することによって、実際の露出時に、どれくらいの光量でストロボ部21を発光させれば、図10(a)のように手ブレ時間内で適正露出量を得ることができるのかを予測できる。
【0059】
このような演算は、演算制御回路17において行われる。演算制御回路17は、ストロボ発光量をストロボ部21の発光時間tSTとして求める。ここで、この発光時間tSTは、
【数1】
に示す(式1)〜(式3)と、図9、図10(a)、又は10(b)で示した各光量検出値によって算出することができる。
【0060】
なお、ここでは、主に撮像素子12の出力からストロボ発光時間を求める方法を説明したが、定常光成分除去積分によって得られた積分値VINT1は、(式2)又は(式3)のIM2−IM1に対応するものである。したがって、VINT1とこのVINT1をIM2−IM1に変換するための変換係数Kを用いた
【数2】
を用いてストロボ発光時間tSTを算出することができる。
【0061】
また、単に露出の不足分を補うだけでなく、図10(b)に示すような、露出時においてストロボ光が被写体からの反射信号光に寄与する割合(以下、寄与率と称する)を考慮して露出を行うようにしてもよい。即ち、この場合には、ストロボの寄与率を変化させることによって、背景と主要被写体である人物との明るさのバランスを調整することができる。
【0062】
一般にストロボ光は風景などの背景には届かないので、ストロボ寄与率を上げて、露出時間を短くすると、背景はアンダーとなっていく。逆にストロボ寄与率を低くすると、背景に対して人物が相対的に暗くなっていく。これらのことから、状況に応じてストロボの寄与率を切り換えて露出制御を行うことが好ましい。例えば、背景が空の場合などは、露出を多少アンダーにした方が空の青みが増し、また背景が雪景色などの場合では、露出をオーバーにしないと雪の白さが正しく撮影されない。
【0063】
以上説明したことを考慮した場合、図11のようなフローチャートに従ってストロボの寄与率を切り換え可能としてもよい。
【0064】
このフローチャートにおいて、演算制御回路17は、背景の色検出を行い(ステップS21)、この検出した背景の色のバランスを判定する。即ち、演算制御回路17は、背景と主要被写体との色バランスの差が大きいか否かを判定して(ステップS22)、色バランスの差が大きいと判定した場合、例えば画面周辺部の背景部分の色を検出したときに、撮像素子12のRGB出力のバランスが偏っている時には、空や雪景色などの特徴的な色が正しく再現されるようにストロボの寄与率を大きくして(ステップS23)、露出時間を短くする。一方、色バランスの差が小さいと判定した場合には、ストロボの寄与率を小さくする(ステップS24)。ここで、ストロボの寄与率の切り換えは、(式1)において、手ブレが起こるまでの時間(即ち、露出を終了させる時間)tEを切り換えるようにすればよい。
【0065】
このように、ストロボ光と背景の光とのバランスを考慮した露出演算によってストロボ発光時間を制御すれば、色再現性の高いストロボ調光機能付きカメラを提供することが可能である。また、敏感な定常光除去積分回路を利用すれば、予備発光時のストロボ発光量を微弱にでき、眩しさのない省エネ効果にすぐれた予備発光方式にすることができる。
【0066】
以上説明したように、本第1の実施形態によれば、定常光除去積分回路の出力と撮像素子の出力とを適宜利用して、最適なストロボ調光が可能となる。
【0067】
特に逆光シーンなどでは、背景が明るく、正確にストロボの反射信号光を検出できないので、正しい露出制御が困難である。しかし、この第1の実施形態によれば、逆光シーンや被写体が遠い場合に、検出できる反射信号光が小さくなったとしても正確なストロボ発光制御を行うことができ、適正な露出の写真が撮影可能である。
【0068】
[第2の実施形態]
図12は、本発明の第2の実施形態のカメラにおける電気回路のブロック構成図である。なお、本カメラの一部の構成は、上述した第1の実施形態のカメラと同様である。したがって、同様の構成部材については同じ符号を附してその詳細な説明は省略する。この第2の実施形態は、TTL(Trough The Lens)ダイレクト調光方式を用いた例である。
【0069】
即ち、本第2の実施形態のカメラ1は、上記した第1の実施形態の構成に加えて、可動ミラー30と、ファインダ光学系(スクリーン31、ペンタゴナルダハプリズム(以下ペンタプリズムと略記する)32、接眼レンズ33等で構成される)と、ファインダ内測光センサ34と、測光部35と、サブミラー36と、フィールドレンズ37と、光路屈曲鏡38と、再結像レンズ39と、センサアレイ40と、シャッタ幕41と、測光光学系42と、ボディ内測光センサ43と、調光部44とを含む。
ここで、ファインダ内測光センサ34は特許請求の範囲に記載の第1の測光部に対応し、ボディ内測光センサ43は特許請求の範囲に記載の第2の測光部に対応する。
【0070】
可動ミラー30は、シャッタ幕41と撮影光学系11との間の空間において、撮影光学系11を構成するレンズの中心軸上から退避する位置(以下、退避位置30aと称する)とレンズ中心軸上に配置される位置(以下、通常位置30bと称する)との間で回動自在に構成されている。ここで、当該可動ミラー30が通常位置30bに配置されたときには、撮影光学系11のレンズ中心軸に対して角度略45度だけ傾いた状態で固定される。この状態において、可動ミラー30の反射面は、ファインダ光学系の側を向くように設定されている。
【0071】
即ち、可動ミラー30が通常位置30bにある場合、撮影光学系11を介して入射した光束は、可動ミラー30で反射されてファインダ光学系に導かれる。ファインダ光学系では、入射した光束をスクリーン31において光学像として結像させると共に結像された像をペンタプリズム32に導く。ペンタプリズム32は、スクリーン31を透過した像を接眼レンズ33方向(即ち、カメラ1の後方)へと導くと同時に、像の左右を反転させる。接眼レンズ33は入射してきた像を拡大する。これにより、撮影者111は、被写体を観察することができる。
【0072】
更に、ペンタプリズム32の近傍には、ファインダ内測光センサ34が設けられている。このファインダ内測光センサ34は、ペンタプリズム32に入射した光束の一部を受光して所定の電気信号を測光部35に出力する。ここで、ファインダ内測光センサ34は、図13に示すように撮影画面内の所定の受光領域において測光動作を行い得るように形成されている。即ち、ファインダ内測光センサ34は、略中央部近傍の所定の領域を測光する受光部34aと、略周縁部近傍の所定の領域を測光する受光部34bとからなり、例えば逆光状態の検出も可能に構成されている。
【0073】
測光部35は、ファインダ内測光センサ34から入力された電気信号に基づいて測光動作を行い、被写体の明るさを検出する。この測光部35の検出結果に基づいて、演算制御回路17は、ストロボ制御部22を制御する。
【0074】
また、可動ミラー30の一部の領域、例えば略中央部近傍の領域は、撮影光学系11からの光束の一部を透過させ得るように半透過鏡によって構成されている。そして、この半透過鏡で構成される領域に対向する部位には、サブミラー36が配設されている。
【0075】
即ち、サブミラー36は、可動ミラー30の背面側、即ち撮像素子12に対向する側の面に対して、その一端部が所定方向に回動自在となるように軸支されており、これにより、サブミラー36の反射面は、上述した可動ミラー30の半透過鏡の領域に対向するよう配置される。即ち、サブミラー36は、可動ミラー30が通常位置30bに配置されたときに、可動ミラー30に対して図12に示すような所定の角度をなすように配置されている。また、サブミラー36は、可動ミラー30が退避位置30aに配置されたときには、可動ミラー30に対して略平行となる所定の位置に配置される。これにより、可動ミラー30が退避位置30aに移動すると同時にサブミラー36も撮影光学系11の光路上から退避する。
【0076】
即ち、可動ミラー30及びサブミラー36が通常位置にあるときには、撮影光学系11を透過した入射光束の一部は、可動ミラー30の半透過鏡領域を透過した後、サブミラー36によって反射される。この反射された光束は、フィールドレンズ37を透過し、更に光路屈曲鏡38によってその光路が所定の方向へと折り曲げられた後、再結像レンズ39を透過して、センサアレイ40の受光面上に1対の被写体像を結像させる。センサアレイ40は、受光した被写体像を電気信号に変換して演算制御回路17に出力する。これを受けて演算制御回路17は、所定の合焦処理を行う。
【0077】
ここで、この合焦処理は、一般的に適用されているTTL位相差検出方式でよい。このTTL位相差検出方式について簡単に説明する。この方式において、演算制御回路17は、レンズ駆動部18を制御して撮影光学系11をレンズ光軸方向に移動させながら、センサアレイ40の出力を監視し、そして、センサアレイ40から出力される一対の被写体像が所定の位置関係になったときに合焦状態であると判定して、その時点で撮影光学系11の駆動を停止させる。
【0078】
また、撮像素子12の受光面側の近傍には、上述したようにシャッタ幕41が配設されている。即ち、撮像素子12は、当該シャッタ幕41が開状態となっている期間のみ撮影光学系11からの光束を受光し得るように構成されている。ここで、シャッタ幕自体の構成は、従来の一眼レフレックス方式のカメラにおいて一般的に利用されているものが適用されている。このシャッタ幕41の構成について、図14の概略図を用いて簡単に説明する。
【0079】
図14に示すようにシャッタ幕41は、先幕41a及び後幕41bの二つの幕部材によって構成されている。通常状態においては先幕41aが撮像素子12の受光面の前面に配置され、当該撮像素子12の受光面は遮蔽された状態にある。
【0080】
ここで、露出動作が実行されると、まず可動ミラー30及びサブミラー36が所定の退避位置30aに移動する。この状態で先幕41aが矢印Y1方向に動き出す。続いて所定の時間を置いてから後幕41bがY2方向(Y1と同じ方向である)に動き出す。したがって、先幕41aと後幕41bとの間には所定の隙間が生じることになる。この隙間寸法を調節する、即ち先幕41a及び後幕41bの動き出す時間を調節することにより撮像素子12への露出時間(即ちシャッタ速度)を調節することができる。
【0081】
また、先幕41aの表面には、この先幕41aの表面で反射する光束が標準反射率となるように所定のパターンが形成されている。即ち、先幕41aの表面で反射された光束は、測光光学系42を介してボディ内測光センサ43で受光される。ボディ内測光センサ43は、この入射された光束を電気信号に変換して調光部44に出力する。
【0082】
ここで、ボディ内測光センサ43は、図15に示すように、その受光面全域を三つに分割した形態の三つの測光領域43a、43b、及び43cを有して構成されている。例えば、図16に示すような構図枠(撮影画面121)を設定し、予備発光方式の調光制御を用いて撮影を行う場合においては、図15に示すボディ内測光センサ43の測光領域43cのみを用いて測光を行う。これは、例えば、図16に例示する構図のように太陽等の高輝度被写体が撮影画面121内に含まれているときに、その高輝度被写体を含めて測光を行うと測光値に誤差が生じてしまうのを避けるための措置である。
【0083】
調光部44は、ボディ内測光センサ43から出力された電気信号に基づいて、被写体110からの入射光量の測定及び所定の調光制御を行う。
【0084】
ここで、従来の一般的なカメラにおけるTTL調光方式の調光制御では、例えば露出動作中にフイルム表面からの反射光束を受光するようにしているものもある。しかし、撮像素子12の表面は、一般的に光の反射に正反射成分が多くなるので、本第2の実施形態のカメラ1においては、入射した光束を標準反射率で拡散反射させる先幕41aの表面からの反射光束により測光を行う。
【0085】
このような構成を有するカメラ1に本発明を適用する。即ち、(式4)の関係によれば、適正露出量IM4に対してストロボ光以外で露出される量を予測するための光量検出量(撮像素子12の出力)IM1と、ストロボ光が被写体からどれだけ反射してくるのかを示す値(積分結果)VINT1とを別々に検出して計算してよいということがわかる。
【0086】
そこで、本第2の実施形態では、撮像素子12に入射する光の光量を正確に測定するために、標準反射率の先幕41aで反射された光束の光量IM1をボディ内測光センサ43で検出する。これにより、取り付けられた撮影光学系に依存しない高精度の露出制御を行うことができる。
【0087】
また、露出におけるストロボ光の効果は、適宜、定常光成分除去積分機能付きの測光手段の出力を併用して予測する。これにより良好なストロボ撮影を行うことが可能である。ここで、測光手段の機能である定常光成分除去積分機能は、カメラ1のボディ内測光センサ43に持たせるようにしてもよいが、上述したように、積分結果VINT1を検出するのはボディ内測光センサ43でなくともよい。そこで、本第2の実施形態では、定常光除去積分機能をファインダ内測光センサ34に持たせる。即ち、本第2の実施形態では、上記した第1の実施形態における撮像素子12を用いた測光をボディ内測光センサ43により行い、センサアレイ25a,25bを用いた測光をファインダ内測光センサ34により行う。
【0088】
このような場合には、例えば、図13に示す受光部34aに設けられたセンサに定常光除去機能を持たせ、ここに入射する反射光を検出できるようにしておけば、撮影時に、この受光部34aに主要被写体を入れるようにストロボ予備発光及び露出を行うことで、ストロボ光がその受光部34aにおいてどれだけ寄与できるのかを予測することが可能である。なお、定常光成分除去積分機能は、ファインダ内センサ34でなく、第1の実施形態と同様にセンサアレイ40に持たせてもよい。
【0089】
図17に第2の実施形態におけるストロボ撮影時のタイミングチャートを示し、図18にこのストロボ撮影時の制御手順について示すフローチャートを示す。
【0090】
即ち、演算制御回路17は、ストロボ部21を予備発光させた後、ファインダ内測光センサ34で測光を行い、積分結果VINT1を取得する(ステップS31)。このときは、可動ミラー30を通常位置30bに位置させておく。次に、可動ミラー30を退避位置30aに退避させた後(ステップS32)、ストロボを発光せずにボディ内測光センサ43で測光を行い、そのときの露出量IM1を取得する(ステップS33)。次に演算制御回路17は、ストロボ部21を予備発光させて、ボディ内測光センサ43で測光を行い、そのときの露出量IM2を取得する(ステップS34)。ここで、図15で示したような3分割センサの場合には、ストロボ発光前後で最も光量差の大きかったセンサからの出力を露出量IM1及びIM2として採用する。ここで、シャッタ幕41は標準反射率なので、ここから反射する光の量から所定シャッタ速度時(tE)の露出量を予測することができる。
【0091】
即ち、演算制御回路17は、露出量IM1とIM2を比較して両者の差が少ないか否かを判定する(ステップS35)。この判定において両者の差が少ないと判定した場合には、撮影シーンが明るく、ストロボ光による反射信号成分のみを抽出するのは、困難であるとして、ファインダ内測光センサ34で検出した積分結果VINT1と(式4)を用いてストロボ発光量(即ち、発光時間tST)を決定する(ステップS36)。
【0092】
一方、ステップS35の判定において、IM1とIM2との差が大きいと判定した場合には、IM1及びIM2と(式3)を用いて発光時間tSTを決定する(ステップS37)。
【0093】
ストロボ部21の発光時間tSTを決定した後、演算制御回路17は、シャッタ幕41を開いて(ステップS38)、露出を開始する。そして、演算制御回路17は、シャッタ幕41が全開した所でストロボ部21を発光させ(ステップS39)。所定時間tE経過後にシャッタ幕41を閉じて(ステップS40)、撮像素子12に入る被写体からの光を遮断して露出制御を終了する。
【0094】
以上説明したように、本第2の実施形態によれば、レンズ交換式の一眼レフカメラにおいても所謂TTL方式で調光するので、使用するレンズにかかわらず正しい露出制御が可能となる。
【0095】
[第3の実施形態]
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。この第3の実施形態は、撮像素子で表示された画像を電子モニタ(例えば、LCDモニタ)にリアルタイムで表示する機能を持つカメラに本発明を適用した例である。以後、上記の機能を「スルー画像表示機能」と称し、このときに電子モニタ上に表示される画像を「スルー画像」と称する。
【0096】
ここで、本第3の実施形態の構成は、上記した第2の実施形態の構成に電子モニタを搭載したものである。即ち、撮像素子12で撮像された画像信号は、画像信号処理部14において画像処理され、電子モニタ上にリアルタイムで表示される。なお、この電子モニタについては、公知のものを用いればよいので、その詳細な説明を省略する。また、この第3の実施形態においては、定常光除去積分機能をファインダ内測光センサではなくボディ内測光センサに設けることにする。
【0097】
図19及び図20は、シャッタ幕41の制御時における状態変化を示す図である。ここで、図19(a)〜(d)はファインダ光学系を利用して被写体を観察可能な観察モードにおけるシャッタ幕41の状態を示し、図20(a)〜(c)は電子モニタを利用して被写体を観察可能な観察モードにおけるシャッタ幕41の状態を示す。
【0098】
図19(a)の状態では、ファインダ光学系を介して接眼レンズ33から被写体の状態を観察することができる。撮影者が接眼レンズ33を覗きつつ撮影構図を決定し、図示しないレリーズボタンを操作すると、図19(b)に示すように可動ミラー30が撮影光学系11の撮影光路上から退避すると共に先幕41aが移動して、露出が開始され、撮像素子12に光が入射する。露出終了後は、図19(c)に示すように後幕41bが移動して撮像素子12が遮光される。このとき、撮像素子12から画像信号の読み出しが行われる。最後に、図19(d)に示すように先幕41a及び後幕41bが元の位置に戻る。
【0099】
一方、電子モニタ上にスルー画像表示を行う場合には、常にシャッタ幕41を開いて撮像素子12を動作させる。即ち、図20(a)のようにして可動ミラー30がレンズ中心軸上から退避すると共に先幕41aが移動して撮像素子12に被写体の像が導かれ、その結果が電子モニタ45上に表示される。露出終了時には、後幕41bが移動して図19(b)の状態になる。
【0100】
なお、露出時には、シャッタ速度による露出のムラを防止するために、撮影光学系11内部の図示しない絞りを絞って閃光ストロボのみで露出を行うようにしてもよい。また、このような露出制御が行えない場合には、図20(b)や図20(c)に示すように、一旦シャッタ幕41を閉じた後、図19(b)〜図19(d)を参照して説明した露出制御を行えばよい。このような手法によれば、ムラがない正確な露出制御を行うことが可能であるが、開いた状態のシャッタ幕41を一旦閉じる必要があるので、レリーズタイムラグに影響してしまうという副作用もある。
【0101】
そこで、本第3の実施形態では、これらの露出制御を適切に切り換えて使用する。このような制御の例を図21のフローチャートに示す。
まず、演算制御回路17は、スルー画像表示を行うために、可動ミラー30を退避させた後(ステップS51)、先幕41aを移動させて(ステップS52)、撮像素子12に被写体の像を入射させ、撮像素子12から出力される結果を電子モニタ45上に表示させる(ステップS53)。
【0102】
この状態で、演算制御回路17は、撮影者による撮影開始の指示がなされたか否かを判定する(ステップS54)。この判定において撮影者による撮影開始の指示がなされていないと判定した場合には、ステップS53に戻る。一方、ステップS54の判定において、撮影者による撮影開始の指示がなされたと判定した場合には、ストロボ部21の光のみで露出が可能であるか否かを判定する(ステップS55)。この判定は、撮像素子12で取得された画像から被写体の明るさ等を判定することにより行う。
【0103】
ステップS55の判定において、ストロボ光のみで露出が可能であると判定した場合、例えば背景が暗く被写体が遠くに存在しないような場合には、後幕41bが閉じ始めてから閉じ終わるまでの時間差による画面内の露出のムラを無視することができる。
【0104】
次に、演算制御回路17は、ストロボ光量を決定する。ここで、スルー画表示時には、可動ミラーが退避しているので、上記した第1の実施形態で説明したように撮像素子12の出力からストロボ発光量を決定する。即ち、演算制御回路17は、ストロボ部21を予備発光させて、撮像素子12の出力からストロボ光の有無による撮像素子出力の差分ΔIMを求め、このΔIMに基づいてストロボ発光量を決定する(ステップS56)。
【0105】
ストロボ発光量を決定した後、演算制御回路17は、求めたストロボ発光量に応じてストロボ部21を本発光させる(ステップS57)。次に、後幕41bを移動させて露出を終了させる(ステップS58)。次に、電子モニタ45上に撮影結果を表示させる(ステップS59)。その後、先幕41a及び後幕41bを元の位置に戻して(ステップS60)、このフローチャートの制御を終了する。
【0106】
また、ステップS55の判定において、ストロボ光のみで露出が可能でないと判定した場合、演算制御回路17は、撮像素子12で取得された画像における被写体の明るさから、露出時にストロボ光が必要であるか否かを判定する(ステップS61)。この判定において、ストロボ光が必要であると判定した場合に、演算制御回路17は、先幕41a及び後幕41bを元の位置に戻した後(ステップS62)、可動ミラー30を通常位置に戻し(ステップS63)、定常光除去機能を有するボディ内測光センサ43の出力VINTからストロボ発光量を決定する(ステップS64)。一方、ステップS61の判定において、ストロボ光を用いた露出が必要でないと判定した場合に、演算制御回路17は、先幕41a及び後幕41bを通常位置に戻す(ステップS65)。
【0107】
次に、先幕41aを移動させて(ステップS66)、露出を開始する。このとき、演算制御回路17は、露出時にストロボ光が必要であるか否かを判定(ステップS67)、必要であれば、ストロボ部21を発光させる(ステップS68)。以後は、ステップS58に移行する。
【0108】
ここで、本第3の実施形態では、分割数の少ないボディ内測光センサ43からの出力を利用してストロボ調光を行う場合と、これよりも分割数の多い撮像素子12の出力を利用してストロボ調光を行う場合とがある。例えば、図22(a)で示すようなシーンにおいて、ボディ内測光センサ43を用いると図22(b)の斜線部で示す領域からの反射信号光に基づいてストロボ発光量が算出される。一方、同じシーンについて、撮像素子12を用いた場合には、図22(c)の斜線部で示す領域からの反射信号光に基づいてストロボ発光量が算出される。
【0109】
一般的には、分割数の多い撮像素子12を用いたほうが、より細かなストロボ調光制御を行うことが可能であるが、ストロボ予備発光による反射信号光は微弱であるので、被写体が遠くに存在する場合や明るいシーンなどの場合では反射信号光成分がノイズ成分に埋もれてしまい、ストロボ発光量の決定が行えなくなることがある。
【0110】
一方、分割数の少ないボディ内測光センサ43では、大きな領域で光を受光することができるので、出力される光電流も大きなものとなり、被写体が遠くに存在する場合や明るいシーンなどの場合でも反射信号光成分がノイズ成分に埋もれてしまう可能性が少ない。
【0111】
このような考え方に基づいて使用するセンサを使い分けて、ストロボ発光量を決定するようにしても良い。図23は、このような使い分け制御のフローチャートである。ここで、この図23は、図21のステップS54の前に行われるものである。
【0112】
即ち、この制御においては、演算制御回路17は、ストロボ部21の予備発光を行い(ステップS71)、この予備発光の結果、被写体からの反射信号光が撮像素子12で検出可能であるか否かを判定する(ステップS72)。このステップS72の判定において、被写体からの反射信号光が撮像素子12で検出可能でないと判定した場合には、再度ストロボ部21の予備発光を行い、定常光除去機能のあるボディ内測光センサ43の出力からストロボ発光量を決定する(ステップS73)。なお、このステップS73の動作を行う前にシャッタ幕41の制御及び可動ミラー30の制御を行うが、図では省略している。
【0113】
一方、ステップS72の判定において、被写体からの反射信号光が撮像素子12で検出可能であると判定した場合には、撮像素子12の出力からストロボ発光量を決定する(ステップS74)。
【0114】
以上説明したように、本第3の実施形態によれば、スルー画像表示を行うことが可能な一眼レフカメラのシャッタ制御を利用してストロボ光量制御を行うことで、レリーズタイムラグの問題も対策できる高精度のストロボ撮影が可能である。
【0115】
以上実施形態に基づいて本発明を説明したが、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形や応用が可能なことは勿論である。
【0116】
さらに、上記した実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件の適当な組合せにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施の形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成も発明として抽出され得る。
【0117】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、撮影シーンの明るさにかかわらず、正確な光量でストロボを照射して露出補助ができるストロボ調光機能付きカメラを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るストロボ調光機能付きカメラにおける電気回路構成を示すブロック構成図である。
【図2】定常光成分除去回路の電気回路図である。
【図3】定常光成分除去回路の動作時のタイミングチャートである。
【図4】定常光成分除去回路の非動作時のタイミングチャートである。
【図5】ストロボ調光に関る重要機能を抜き出して記したブロック図である。
【図6】撮像素子及びセンサアレイの検出範囲について説明するための図である。
【図7】図7(a)は撮像素子の画素位置に応じた像信号の分布図であり、図7(b)はセンサアレイの画素位置に応じた像信号の分布図である。
【図8】本発明の第1の実施形態におけるストロボ撮影時の制御手順を示すフローチャートである。
【図9】ストロボ発光を行わない場合の露出時間に対する露出量を示したグラフである。
【図10】図10(a)はストロボ発光を行った場合の露出時間に対する露出量を示したグラフであり、図10(b)はストロボ寄与率について説明するためのグラフである。
【図11】ストロボ寄与率の決定時の制御手順を示したフローチャートである。
【図12】本発明の第2の実施形態に係るストロボ調光機能付きカメラにおける電気回路構成を示すブロック構成図である。
【図13】ファインダ内測光センサの構成について説明するための図である。
【図14】シャッタ幕について説明するための図である。
【図15】ボディ内測光センサの測光領域について説明するための図である。
【図16】高輝度物体が存在するシーンの例を示す図である。
【図17】本発明の第2の実施形態におけるストロボ撮影時のタイミングチャートである。
【図18】本発明の第2の実施形態におけるストロボ撮影時の制御手順を示すフローチャートである。
【図19】本発明の第3の実施形態においてスルー画表示モードを利用しない場合のシャッタ制御の概念を示す図である。
【図20】本発明の第3の実施形態においてスルー画表示モードを利用した場合のシャッタ制御の概念を示す図である。
【図21】本発明の第3の実施形態における撮影時の制御手順を示すフローチャートである。
【図22】センサから得られる反射信号光について説明するための図である。
【図23】センサを切り換えてストロボ光量を決定する制御を示すフローチャートである。
【符号の説明】1…カメラ、11…撮影光学系、12…撮像素子、13,28…AD変換部、14…画像信号処理部、15…記録媒体部、16…コントラスト検出部、17…演算制御回路、18…レンズ駆動部、19…レンズ位置検出部、20…操作スイッチ、21…ストロボ部、22…ストロボ制御部、23…測距部、24a,24b…受光レンズ、25a,25b,40…センサアレイ、26…積分回路、27…定常光成分除去回路、30…可動ミラー、31…スクリーン、32…ペンタプリズム、33…接眼レンズ、34…ファインダ内測光センサ、35…測光部、36…サブミラー、37…フィールドレンズ、38…光路屈曲鏡、39…再結像レンズ、41…シャッタ幕、42…測光光学系、43…ボディ内測光センサ、44…調光部、45…電子モニタ
Claims (12)
- 撮影に先立ってストロボ光を予備発光する発光手段と、
上記発光手段による予備発光時における被写体からの反射信号光を受光する第1の受光手段と、
上記発光手段による予備発光時における被写体からの反射信号光を上記第1の受光手段と異なる光路で受光する第2の受光手段と、
上記第1及び第2の受光手段の何れか一方の出力結果に基づいて、撮影時のストロボ発光量を演算制御する光量制御手段と、
を具備することを特徴とするストロボ調光機能付きカメラ。 - 上記第1の受光手段は、撮影レンズを介して入射した上記反射信号光を受光することを特徴とする請求項1に記載のストロボ調光機能付きカメラ。
- 上記第2の受光手段は、撮影レンズとは異なる光学系を介して入射した上記反射信号光を受光することを特徴とする請求項1に記載のストロボ調光機能付きカメラ。
- 上記第2の受光手段は、当該第2の受光手段に受光した上記反射信号光と定常的に発生する定常光とを分離する定常光分離手段を含むことを特徴とする請求項1又は3に記載のストロボ調光機能付きカメラ。
- 上記第1の受光手段は、被写体に関する画像信号を取得する撮像素子であることを特徴とする請求項1又は2に記載のストロボ調光機能付きカメラ。
- 上記第2の受光手段は、被写体までの距離に関する情報を検出するセンサアレイであることを特徴とする請求項1、請求項3、又は請求項4の何れか1つに記載のストロボ調光機能付きカメラ。
- 被写体の明るさを測定する測光手段を更に具備し、
上記光量制御手段は、上記測光手段の測光結果に応じて、上記第1又は第2の受光手段の出力結果、又は上記測光手段の出力結果の何れかに基づいて、撮影時のストロボ発光量を演算制御することを特徴とする請求項6記載のカメラ。 - 上記測光手段は、ファインダ内に設けられた第1の測光部及びカメラボディ内に設けられた第2の測光部の少なくとも一方の測光部により構成されることを特徴とする請求項7に記載のストロボ調光機能付きカメラ。
- 被写体にストロボ光を投光するストロボ部と、
ストロボ発光時の被写体からの反射信号光を受光する受光回路と、
上記反射信号光から定常光成分を検出する定常光成分検出回路と、
上記定常光成分検出回路の検出結果に基づいて上記受光回路が受光した反射信号から上記定常光成分を除去する定常光成分除去回路と、
上記定常光成分除去回路の出力に基づいてストロボ光が上記反射信号光に寄与する割合を演算する演算制御部と、
上記演算手段で演算した割合に基づいて、撮影時における上記ストロボ部のストロボ発光量を演算制御する光量制御部と、
を具備することを特徴とするストロボ調光機能付きカメラ。 - 撮影に先立ってストロボ光を予備発光する発光手段と、
上記発光手段による予備発光時における被写体からの反射信号光を受光する第1の受光手段と、
上記発光手段による予備発光時における被写体からの反射信号光を上記第1の受光手段と異なる光路で受光する第2の受光手段と、
上記第2の受光手段により受光された上記反射信号光と定常的に発生する定常光とを分離する定常光分離手段と、
上記第1の受光手段の出力結果に応じて上記定常光分離手段を用いない場合の上記第2の受光手段の出力結果又は上記定常光除去分離手段を用いた場合の上記第2の受光手段の出力結果の何れかの結果を選択し、この選択した結果に基づいて撮影時のストロボ発光量を演算制御する光量制御手段と、
を具備することを特徴とするストロボ調光機能付きカメラ。 - 光学的なファインダを介して被写体を観察することが可能な観察モードと電子モニタを介して被写体を観察することが可能な観察モードを有するストロボ調光機能付きカメラにおいて、
上記観察モードが何れのモードであるかに基づいてストロボ発光用のセンサを切り換えることを特徴とするストロボ調光機能付きカメラ。 - 光学的なファインダを介して被写体を観察することが可能な観察モードと電子モニタを介して被写体を観察することが可能な観察モードを有するストロボ調光機能付きカメラにおいて、
撮影に先立ってストロボ光を予備発光する発光手段と、
上記発光手段による予備発光時における被写体からの反射信号光を受光する第1の受光手段と、
上記発光手段による予備発光時における被写体からの反射信号光を上記第1の受光手段と異なる光路で受光する第2の受光手段と、
上記第2の受光手段により受光された上記反射信号光と定常的に発生する定常光とを分離する定常光分離手段と、
上記観察モードが何れのモードであるかに基づいて上記第1の受光手段の出力結果と上記定常光除去分離手段の出力結果の何れかを選択し、この選択した結果に基づいて撮影時のストロボ発光量を演算制御する光量制御手段とを具備することを特徴とするストロボ調光機能付きカメラ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2003173363A JP2005010366A (ja) | 2003-06-18 | 2003-06-18 | ストロボ調光機能付きカメラ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2003173363A JP2005010366A (ja) | 2003-06-18 | 2003-06-18 | ストロボ調光機能付きカメラ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2005010366A true JP2005010366A (ja) | 2005-01-13 |
Family
ID=34097204
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2003173363A Withdrawn JP2005010366A (ja) | 2003-06-18 | 2003-06-18 | ストロボ調光機能付きカメラ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2005010366A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009150993A (ja) * | 2007-12-19 | 2009-07-09 | Canon Inc | カメラシステム及びその制御方法 |
| US8134106B2 (en) | 2005-10-11 | 2012-03-13 | Rohm Co., Ltd. | Current detection circuit |
| JP2012078741A (ja) * | 2010-10-06 | 2012-04-19 | Ricoh Co Ltd | 撮像装置及び撮像方法 |
-
2003
- 2003-06-18 JP JP2003173363A patent/JP2005010366A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8134106B2 (en) | 2005-10-11 | 2012-03-13 | Rohm Co., Ltd. | Current detection circuit |
| JP2009150993A (ja) * | 2007-12-19 | 2009-07-09 | Canon Inc | カメラシステム及びその制御方法 |
| JP2012078741A (ja) * | 2010-10-06 | 2012-04-19 | Ricoh Co Ltd | 撮像装置及び撮像方法 |
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