JP2822989B2 - リードフレーム及びその製造方法並びに樹脂封止型半導体装置 - Google Patents

リードフレーム及びその製造方法並びに樹脂封止型半導体装置

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JP2822989B2 JP8212374A JP21237496A JP2822989B2 JP 2822989 B2 JP2822989 B2 JP 2822989B2 JP 8212374 A JP8212374 A JP 8212374A JP 21237496 A JP21237496 A JP 21237496A JP 2822989 B2 JP2822989 B2 JP 2822989B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体素子を搭載
する放熱板と、その放熱板の外周に、略放射状に配置さ
れたリードとから構成されるリードフレーム及びその製
造方法並びに樹脂封止型半導体装置に関し、特に半導体
装置の低熱抵抗化を図り、かつ製造工程を簡略化するこ
とにより、製造コストの低廉化を図ったリードフレーム
及びその製造方法並びに樹脂封止型半導体装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、樹脂封止型の半導体装置(以
下、「半導体装置」という)は、ダイパッド上に半導体
素子を搭載し、その半導体素子の外周に、略放射状に配
置されたリードと半導体素子の電極とを金属細線によっ
て接続し、ダイパッド、半導体素子、リードの内側であ
るインナーリード及び金属細線を封止樹脂によって封止
した構造をしている。ダイパッドとリードとは、帯状の
リードフレームが打ち抜き加工されることにより、同一
平面内に成形され、大量生産化が図られている。
【0003】近年の半導体装置は、高密度実装の要請に
応えるため、半導体素子の高速・高密度化が進み、20
0ピンクラスが開発されており、その消費電力は急速に
増加する傾向にある。このため、上記のような構造の半
導体装置で、高速・高密度化が図られると、半導体素子
が過加熱化され、動作しなくなるという問題が生じる。
【0004】このような不具合を解消するため、セラミ
ックなどを使用した低熱抵抗タイプの低抵抗の半導体装
置を使用することも可能であるが、部材費が大幅に増大
してしまう。例えば200ピンクラスの半導体装置で比
較すると、セラミックタイプは従来のものよりも約10
倍以上の資材費が必要となり、近年のユーザからの安価
供給の要請に応えることができない。
【0005】そこで、図6から図8に示すような低熱抵
抗化を図った半導体装置が開発されている。この半導体
装置は半導体素子1が大きな面積の放熱板2上に搭載さ
れることにより、低熱抵抗化が図られている。放熱板2
の外周部がリード3の内側であるインナーリード3aの
内端部と重なり、その重なる部分に「□」字形の接着テ
ープ4が接着される。接着テープ4は図7(b)に示す
ように、ポリイミドなどの絶縁フィルム4aの表裏面に
絶縁性の接着剤(熱硬化性樹脂)4b,4bが塗布され
た3層構造とされ、放熱板2とリード3との絶縁性が確
保されている。
【0006】ここで、その放熱板2とインナーリード3
aとを一体化する一例について、図8を参照しながら説
明する。リードフレームは図8(a)に示すように、多
数本のリード3が形成されたリードフレームの中間構体
10と放熱板2とが別体に成形される。このリード3の
インナーリード3aの先端部に「□」字形の接着テープ
4が仮接着される。その後、その接着テープ4の裏面に
放熱板2が加熱圧着される。さらに、インナーリード3
aの先端部と接着テープ4と放熱板2とが加熱処理さ
れ、プラズマ洗浄されると、図8(b)に示すように、
インナーリード3aの先端部と放熱板2とが一体化され
たリードフレームが完成する。
【0007】このようなリードフレームの放熱板2上に
半導体素子1が搭載され、その半導体素子1の電極とイ
ンナーリード3aとが金属細線5によって接続される。
その後、これらの部分はリードフレームごと、キャビテ
ィを形成した上下金型(図示せず)間にセッティングさ
れ、その上下金型間のキャビティ内に溶融樹脂が充填さ
れる。溶融樹脂が硬化すると、放熱板2上の半導体素子
1やインナーリード3a、金属細線5が封止樹脂6によ
って封止される。最後に、リード3の外側であるアウタ
ーリード3bの基端部分がリードフレーム10から切断
され、所定の形状に折り曲げられると、半導体装置が完
成する。この半導体装置の熱抵抗は、放熱板2によって
従来の通常の半導体装置と比べて、約25%程度、低減
される。
【0008】また、アウターリード3bとインナーリー
ド3aとの境界近傍は、上下金型間のキャビティ内に充
填された溶融樹脂が、漏れ出ないようにするためのダム
バー3cが形成されている。近年、放熱板付きリードフ
レームを必要とする製品は200ピンクラス以上の製品
が主流であるが、例えば、特開平2ー122660号公
報、特開平4ー91464号公報及び特開平4ー139
868号には、樹脂封止後のダムバー切断を不要とし、
半導体装置の多ピン・狭ピッチ化に対応すると共に、組
立工程簡略化を実現するために、ダムバーを絶縁性樹脂
で形成したリードフレームが開示されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】高速・高密度化された
半導体装置は、低熱抵抗化を図るため、大きな面積の放
熱板2上に半導体素子1が搭載されている。この放熱板
2はインナーリード3aの先端部と接合するため、接着
テープ4によって両者2,3aの絶縁性を確保しつつ一
体化されている。
【0010】しかし、放熱板2を接着テープ4によって
貼り付けると、接着セープ代及び貼り付け工賃等が加算
されるため、放熱板付きリードフレームの資材費及び製
造コストが高価になる。
【0011】また、放熱板2とインナーリード3aと一
体化するには、インナーリード3aの先端部を接着テー
プ4によって仮接着した後、加熱圧着し、加熱処理し、
プラズマ洗浄するといった技術的に高度でかつ複雑な製
造工程が必要となる。
【0012】例えば、200ピンクラスの半導体装置を
製造するためのリードフレーム10の製造コストは、従
来のリードフレームよりも約2倍以上となっていた。従
って、資材費及び製造コストの低減を図るために、放熱
板付きリードフレームの製造工程を含めた構造の見直し
が必要である。
【0013】そこで本発明は、ダムバーを絶縁性樹脂で
形成したリードフレームを利用し、半導体装置の低熱抵
抗化を図り、かつ製造工程を簡略化することにより、製
造コストの低廉化を図ったリードフレーム及びその製造
方法並びに樹脂封止型半導体装置を提供することを目的
とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明のリードフレーム
は、半導体素子を搭載する放熱板と、前記放熱板の周囲
に略放射状に配置され、内側のインナーリードと外側の
アウターリードとからなるリードと、放熱板とインナー
リードとを接着する絶縁性樹脂と、インナーリードとア
ウターリードとの境界近傍に形成され絶縁性樹脂からな
るダムバーとを有するものである。
【0015】本発明によれば、放熱板とインナーリード
とが絶縁性樹脂によって接着され、そしてインナーリー
ドとアウターリードとの境界近傍が絶縁性樹脂によって
連結されることにより、絶縁性樹脂からなるダムバーが
形成される。これらの絶縁性樹脂は、加熱圧着工程で成
形されるため、本発明に係るリードフレームは高度でか
つ複雑な製造工程を必要とすることなく製造される。
【0016】上記の絶縁性樹脂はポリイミド系の液状樹
脂又はフィルム材とするのが好ましい。
【0017】上記の放熱板の少なくともインナーリード
と接合する部分は、絶縁性被膜を備えた複合材料を積層
したものとするのが好ましい。
【0018】本発明のリードフレームの製造方法は、半
導体素子を搭載する放熱板と、放熱板の周囲に略放射状
に配置されるインナーリードの先端部とを絶縁性樹脂に
よって接着する工程と、多数本のインナーリードと多数
本のアウターリードとの境界近傍に絶縁性樹脂によって
ダムバーを連結する工程とを同時に行うことを特徴とす
るものである。
【0019】本発明によれば、放熱板とインナーリード
の先端部とを絶縁性樹脂によって接着する工程と、多数
本のインナーリードと多数本のアウターリードとの境界
近傍を絶縁性樹脂によって接着する工程とを同時に行う
ことにより、製造工程の簡略化が図られる。
【0020】上記の絶縁性樹脂と同一の絶縁性樹脂を、
半導体素子を搭載する放熱板上に積層することが望まし
い。
【0021】本発明の樹脂封止型半導体装置は、前記リ
ードフレームの放熱板上に半導体素子を搭載し、その半
導体素子の電極とインナーリードの端部とを金属細線で
接続し、封止樹脂で封止したことを特徴とするものであ
る。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図1から図
5を参照しながら説明する。ただし、従来と同一に相当
する部分は同一の符号を附して、その説明を省略する。
【0023】本発明は高速・高密度化された半導体装置
を製造するのに最適なリードフレーム及びその製造方法
に関するものである。したがって特に200ピンクラス
以上の半導体装置を製造する際に有効であり、インナー
リード3aとアウターリード3bの境界近傍には、図1
に示すように、絶縁性樹脂によってダムバー3cが形成
される。このダムバー3cによって、上下金型間のキャ
ビティ(図示せず)内に充填される溶融樹脂が、上下金
型間から漏れ出ることが防止される。
【0024】他方、半導体素子1は低熱抵抗化を図るた
め、放熱板9上に搭載される。放熱板9は、図2に示す
ように、上記のダムバー3cを形成する絶縁性樹脂と同
じ材質の絶縁性樹脂7によってインナーリード3aの内
端部と接着される。その絶縁性樹脂7は多数本のインナ
ーリード3aの先端部の間及び下面に形成される。
【0025】放熱板9は図2(b)に示すように、導電
性の基板9a上に絶縁被膜9bが被覆され、その絶縁被
膜9bがインナーリード3aと接着することにより、イ
ンナーリード3a間が短絡しないようにされている。た
だし、絶縁被膜9bが放熱板9上に搭載する半導体素子
1の熱抵抗の性能を低下させないようにするため、その
絶縁被膜9bの厚さは最大、30μmとする。30μm
の絶縁被膜9bが介在した半導体装置の熱抵抗は、0.
05%以下程度しか低下しないという実験結果が得られ
ており、実用上、問題となることはない。
【0026】半導体素子1の電極とインナーリード3a
とは金属細線5によって接続される。そして、半導体素
子1、インナーリード3a及び金属細線5が封止樹脂6
によって被覆され、アウターリード3bが折曲される
と、半導体装置が完成する。
【0027】このような半導体装置は図3及び図4に示
すような工程によって製造される。すなわち図3(a)
に示すように、インナーリード3aとアウターリード3
bとの境界近傍にダムバー3cを形成していないリード
フレームの中間構体11を形成する。次に図3(b)に
示すように、前記リードフレームの中間構体11のイン
ナーリード3aとアウターリード3bとの境界近傍に直
線状の絶縁性樹脂によってダムバー3cが形成される。
この絶縁性樹脂としては熱硬化性ポリイミド又は熱可塑
性ポリイミドを使用することができる。
【0028】熱硬化性ポリイミドを使用する場合には、
ディスペンス方式あるいはスクリーン印刷方式によっ
て、所定の位置にその絶縁性樹脂を塗布し、その後、加
圧熱処理することによってダムバー3cが形成される。
熱可塑性ポリイミドを使用する場合には、テープ状のも
のを金型などで所定の形状に打ち抜き加工し、それを所
定の位置に仮貼付し、その後加熱処理することにより、
ダムバー3cが形成される。
【0029】このようなダムバー3cの形成と同時に、
図3(b)に示すようにインナーリード3aの先端部に
「□」字形の絶縁性樹脂7が形成される。この絶縁性樹
脂7は上記のダムバー3cを形成する絶縁性樹脂と同じ
材質とする。この絶縁性樹脂7には図3(c)(d)に
示すように、放熱板9の外周部が貼着される。
【0030】上記のダムバー3cを形成し、放熱板9を
貼着するには、図4に示すような上下のプレス金型2
1,22が使用される。上側のプレス金型21には、放
熱板9の厚み分の凹部21aが形成される。
【0031】まず、リードフレームの中間構体11の所
定の位置にダムバー3c用の絶縁性樹脂と放熱板接着固
定用の絶縁性樹脂7とを塗布する。
【0032】次いで、放熱板9は図4(a)に示すよう
に、リードフレームの中間構体11に仮貼着された状態
で、プレス金型21,22間にセッティングされる。そ
して、プレス金型21,22間で、放熱板9を仮貼着し
たリードフレームの中間構体11が、図4(b)に示す
ように押圧・加熱され、リードフレームの中間構体11
のインナーリード3aとアウターリード3bとの境界近
傍で、絶縁性樹脂が硬化してダムバー3cが形成され、
同時に、インナーリード3aの先端部と放熱板9の外周
部とが絶縁性樹脂7によって接着される。したがって、
ダムバー3cの形成と、インナーリード3aと放熱板9
との接着が同じ工程で行われる。
【0033】その後、ダムバー3cを形成し、かつ放熱
板9を接着したリードフレームを、上下のプレス金型2
1,22から取り出し、その放熱板9上に半導体素子1
を搭載する。そして、半導体素子1の電極とインナーリ
ード3aとが金属細線5によって接続され、別の上下金
型(図示せず)によって封止樹脂で封止される。このと
き、ダムバー3cによって、溶融樹脂が上下金型間から
洩れ出ることがない。しかも、ダムバー3cは絶縁性樹
脂7によって形成されているため、別途、切断する必要
がなく、製造工程も簡略化される。最後に、アウターリ
ード3bが折り曲げられると、半導体装置が完成する。
【0034】本発明は基本的に上記のようなリードフレ
ームによって半導体装置を製造するものであるが、これ
をさらに発展させることができる。
【0035】すなわち、半導体装置を製造する際に、放
熱板9にダイアタッチ用樹脂8(接着剤)が形成され
る。このダイアタッチ用樹脂8を、上記のダムバー3c
を形成するための絶縁性樹脂や、インナーリード3aと
放熱板9とを接着させるための絶縁性樹脂7と同じ絶縁
性樹脂とすることができる。
【0036】この場合は次のようにしてリードフレーム
が製造される。すなわち、図5(a)に示すように、ま
ず、予め放熱板9の絶縁被膜9b面にダムバー3c用の
絶縁性樹脂と同一の絶縁性樹脂8を仮貼付又は塗布して
おく。次いで、ダムバー3c用の絶縁性樹脂、放熱板接
着固定用の絶縁性樹脂7をリードフレームの中間構体1
2の所定位置に貼り付け、あるいは塗布しておく。次い
で、放熱板9をインナーリード3aの先端部に仮貼付す
る。
【0037】この放熱板9を仮貼付したリードフレーム
の中間構体12は、図5(a)に示すように上下のプレ
ス金型23,24内にセッティングされる。このとき、
放熱板9はインナーリード3a上に載せられた状態とな
り、放熱板9に仮貼付又は塗布したダイアタッチ用樹脂
8が下側のプレス金型24と対向するようにされる。放
熱板9上に所定の厚さのダイアタッチ用樹脂8が形成さ
れるようにするため、図5(a)に示すように下側のプ
レス金型24に凸部24aが形成されている。従って、
上下のプレス金型23,24が図5(b)に示すように
接合すると、下側のプレス金型24の凸部24aと上側
のプレス金型23とのに間隔が生じ、この間隔によって
放熱板9上にダイアタッチ用樹脂8が形成される。
【0038】放熱板9上にダイアタッチ用樹脂8を形成
する工程は、インナーリード3aと放熱板9とを絶縁性
樹脂7によって接着する工程及びダムバー3cを形成す
る工程と同時に行うことができる。したがって、本発明
によれば、半導体装置の組立時におけるダイアタッチ材
の塗布又は貼付の工程を節減することができる。
【0039】また、放熱板9上のダイアタッチ用樹脂8
として、熱可塑性のポリイミドを主成分とするフィルム
材を使用した場合は、半導体装置の温度サイクル試験に
おいて、従来のAgペーストによるダイアタッチに比
べ、少なくとも10倍以上の耐久性が向上するという結
果が得られた。
【0040】なお、本発明は、上記実施の形態に限定さ
れることなく、特許請求の範囲に記載された技術的事項
の範囲内において、種々の変更が可能である。
【0041】
【実施例】絶縁性樹脂によって、ダムバーを形成し、そ
してインナーリードと放熱板とを接着するために、上下
のプレス金型がリードフレームと放熱板とを加熱圧着す
る温度及び時間は、熱硬化性樹脂で約200℃、60
分、熱可塑性樹脂で約270℃、5秒であり、圧力は3
0kgf/cm2という条件化で実施することができる。
【0042】
【発明の効果】本発明によれば、半導体素子を放熱板に
搭載することにより、本リードフレームから製造される
半導体装置の低熱抵抗化を図ることができる。また放熱
板とインナーリードとを絶縁性樹脂によって接着し、ダ
ムバーを同じく絶縁性樹脂によって形成することによ
り、製造工程を簡略化することができる。したがって、
本発明に係るリードフレームから製造される半導体装置
のコストダウンを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るリードフレームを含む半導体装置
の断面図である。
【図2】(a)は本発明に係るリードフレームの平面図
であり、(b)は(a)のA−A線断面図である。
【図3】本発明に係るリードフレームの製造工程を示す
斜視図であり、(a)は本発明に係るリードフレームの
中間構体の斜視図、(b)は本発明に係るリードフレー
ムの中間構体に放熱板を接着する前の裏面側からの斜視
図、(c)は本発明に係るリードフレームの裏面側から
の斜視図、(d)は本発明に係るリードフレームの表面
側からの斜視図である。
【図4】本発明に係るリードフレームの製造工程を示す
断面図である。
【図5】本発明に係る変形例のリードフレームの製造工
程を示す断面図である。
【図6】従来のリードフレームを含む半導体装置の断面
図である。
【図7】(a)は従来のリードフレームの平面図、
(b)は(a)のA−A線断面図である。
【図8】従来のリードフレームの製造工程を示す斜視図
であり、(a)は従来のリードフレームの中間構体に放
熱板を接着する前の表面側からの斜視図、(b)は従来
のリードフレームの表面側からの斜視図である。
【符号の説明】
1:半導体装置 3:リード 3a:インナーリード 3b:アウターリード 3c:ダムバー 7:絶縁性樹脂 9:放熱板

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】開口部と、その開口部内で外側に向かって
    略放射状に設けられ、内側のインナーリード及び外側の
    アウターリードからなるリードとを備えた中間構体と、 半導体素子を搭載する放熱板と、 前記放熱板とインナーリードとを接着する絶縁性樹脂
    と、 前記インナーリードとアウターリードとの境界近傍に形
    成され絶縁性樹脂からなるダムバーと、を有し、 前記放熱板は、前記中間構体の開口部に配置され、少な
    くとも前記インナーリードと接着する部分に絶縁性被膜
    が積層される、ことを特徴とするリードフレーム。
  2. 【請求項2】前記絶縁性樹脂はポリイミド系の液状樹脂
    又はフィルム材であることを特徴とする請求項1に記載
    のリードフレーム。
  3. 【請求項3】半導体素子を搭載する放熱板と、その放熱
    板の周囲に略放射状に配置されるインナーリードの先端
    部とを絶縁性樹脂によって接着する工程と、 前記インナーリードとアウターリードとの境界近傍に絶
    縁性樹脂でダムバーを形成する工程とを、同時に行うこ
    とを特徴とするリードフレームの製造方法。
  4. 【請求項4】前記絶縁性樹脂と同一の絶縁性樹脂を、半
    導体素子を搭載する放熱板上に積層することを特徴とす
    る請求項3に記載のリードフレームの製造方法。
  5. 【請求項5】前記絶縁性樹脂はポリイミド系の液状樹脂
    又はフィルム材であることを特徴とする請求項3又は4
    に記載のリードフレームの製造方法。
  6. 【請求項6】請求項1又は2に記載のリードフレームの
    放熱板上に半導体素子を搭載し、その半導体素子の電極
    とインナーリードとを金属細線で接続し、封止樹脂で封
    止したことを特徴とする樹脂封止型半導体装置。
JP8212374A 1996-08-12 1996-08-12 リードフレーム及びその製造方法並びに樹脂封止型半導体装置 Expired - Lifetime JP2822989B2 (ja)

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