JP2822699B2 - 断線検出回路 - Google Patents

断線検出回路

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JP2822699B2
JP2822699B2 JP3177764A JP17776491A JP2822699B2 JP 2822699 B2 JP2822699 B2 JP 2822699B2 JP 3177764 A JP3177764 A JP 3177764A JP 17776491 A JP17776491 A JP 17776491A JP 2822699 B2 JP2822699 B2 JP 2822699B2
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光悦 藤田
隆司 藍原
敏朗 桃津
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Fuji Electric Co Ltd
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Fuji Electric Co Ltd
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  • Control Of Electric Motors In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、モータの回転軸に取り
付けられたパルスエンコーダが、該モータの回転速度、
回転位置を表わす、互いに反転した2相のパルス信号を
出力するのを、所要の制御回路へ導く少なくとも2本の
線路における断線の有無を検出する断線検出回路に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】図3は、この種の断線検出回路の従来例
を示す回路図である。同図において、排他的オア回路2
0は、図示せざるパルスエンコーダからの、互いに反転
した2相のパルス信号(A,Aの否定)を入力され、排
他的論理和Xaをとって出力し、該出力に現れるハザー
ドを積分回路21により除去し、端子Yに、断線検出出
力を得ている。なお、Vccは電源である。
【0003】図4は、図3の各部信号の波形を示す波形
図である。図4において、パルス信号(A,Aの否
定)、排他的論理和出力Xa(ハザードを含む)、端子
Yに現れる出力、の波形がそれぞれ示されていることが
認められるであろう。なお横軸は時間tである。
【0004】この種の従来回路を記載した文献として
は、特開昭62−843035号公報を挙げることがで
きる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の断線検
出回路では、入力パルス信号(A,Aの否定)のうち、
断線した側の入力信号がハイレベル(Hレベル)にな
り、2本の線路の両方とも断線した場合には、両入力信
号がHレベルになり、検出できるが、片方の線路だけ
が、断線したときには、断線検出できない場合がある
(図4を参照すれば理解できるであろう)。
【0006】また、かかる従来の断線検出回路では、端
子Yの先につながる制御回路側の信号線と、入力パルス
信号(A,Aの否定)を発生する線路側とが電気的に絶
縁されていないために、線路側に乗ってくるノイズが信
号線に悪影響を及ぼし、制御回路側で誤動作を起こし易
いという問題があった。
【0007】本発明の目的は、上記従来技術の問題点を
解決し、2本の線路の両方とも断線した場合に限らず、
片方が断線した場合にも検出でき、しかも信号線側と電
気的に絶縁された断線検出回路を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、本
発明では、モータの回転軸に取り付けられたパルスエン
コーダが、該モータの回転速度、回転位置を表わす、互
いに反転した2相のパルス信号を出力するのを、所要の
制御回路へ導く少なくとも2本の線路における断線の有
無を検出する断線検出回路において、ダイオードと、発
光素子と、受光素子と、断線の有無を検出する検出手段
と、を具備した。
【0009】
【作用】前記ダイオードは、前記2本の線路から、互い
に反転した2相のパルス信号を取り出し整流する。該ダ
イオードにより整流された整流出力により前記発光素子
は発光せしめられる。そして、該発光素子からの発光を
受光する前記受光素子からの出力の有無により前記検出
手段が断線の有無を検出する。その結果、片方が断線し
た場合にも検出でき、しかも信号線側と電気的に絶縁さ
れた断線検出回路を提供できる。
【0010】
【実施例】図1は本発明の一実施例を示す回路図であ
る。同図において、1はパルスエンコーダ、2は図示せ
ざるサーボアンプやインバータに向けてのインタフェー
ス回路、3は断線検出回路、4〜7はそれぞれダイオー
ド、8は発光素子、9は受光素子、である。
【0011】図2は、図1の回路における各部信号の出
力波形図である。図1、図2を参照する。パルスエンコ
ーダ1から出力された、互いに反転した2相のパルス信
号(A,Aの否定)は、ダイオード4〜7による整流回
路に接続され、整流される。その整流出力は発光素子8
に接続される。この際、発光素子8としては、比較的応
答の遅い素子を用い、整流出力に含まれるハザードに対
する感度を低くしている。
【0012】更に、この発光素子8からの発光を受光素
子9に入力し、その出力端子Xから断線検出信号を得て
いる。パルスエンコーダ1からの2相のパルス信号
(A,Aの否定)が正常に得られるときは、発光素子8
が発光し、受光素子(フォトトランジスタ)9の出力
(X)は、ロウレベル(Lレベル)となる。
【0013】パルスエンコーダ1からの2相のパルス信
号(A,Aの否定)のうち、片方(例えばA)が断線す
ると、発光素子8に電流が流れなくなり、消灯し、受光
素子(フォトトランジスタ)9の出力(X)がHレベル
となり断線を検出できる(2相のパルス信号(A,Aの
否定)の両方が断線しても同様である)。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
パルスエンコーダからの少なくとも2本の出力線のう
ち、何れか片方、及び両方の線が断線した場合でも、そ
の検出ができ、しかもパルスエンコーダからの出力線と
制御回路側の信号線との間を電気的に絶縁でき、ノイズ
による悪影響が信号線側に及ばないという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す回路図である。
【図2】図1における各部信号の波形図である。
【図3】断線検出回路の従来例を示す回路図である。
【図4】図4における各部信号の波形図である。
【符号の説明】
1…パルスエンコーダ、2…インタフェース回路、4〜
7…ダイオード、8…発光素子、9…受光素子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−297018(JP,A) 特開 昭62−84303(JP,A) 実開 昭62−99861(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H02P 5/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータの回転軸に取り付けられたパルス
    エンコーダが、該モータの回転速度、回転位置を表わ
    す、互いに反転した2相のパルス信号を出力するのを、
    所要の制御回路へ導く少なくとも2本の線路における断
    線の有無を検出する断線検出回路において、前記2本の
    線路から、互いに反転した前記2相のパルス信号を取り
    出し整流するダイオードと、該ダイオードにより整流さ
    れた整流出力により発光せしめられる発光素子と、該発
    光素子からの発光を受光する受光素子と、該受光素子か
    らの出力の有無により前記断線の有無を検出する手段
    と、を具備して成ることを特徴とする断線検出回路。
JP3177764A 1991-06-24 1991-06-24 断線検出回路 Expired - Lifetime JP2822699B2 (ja)

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JP2002172464A (ja) * 2000-12-04 2002-06-18 Daihen Corp 消耗性電極式溶接機のモータ駆動方法及び駆動装置
JP4910853B2 (ja) * 2007-04-16 2012-04-04 富士電機株式会社 エンコーダ断線検出装置

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