JPH07141583A - 断線検出装置 - Google Patents

断線検出装置

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JPH07141583A
JPH07141583A JP5283292A JP28329293A JPH07141583A JP H07141583 A JPH07141583 A JP H07141583A JP 5283292 A JP5283292 A JP 5283292A JP 28329293 A JP28329293 A JP 28329293A JP H07141583 A JPH07141583 A JP H07141583A
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JP
Japan
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voltage
comparator
signal line
disconnection
sensor
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JP5283292A
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Kunihiro Ohata
国博 大畑
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Yazaki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 センサ部と制御部を結ぶ信号ラインにノイズ
等の異常電圧が発生しても装置が破壊されず、また、コ
ストの低減を図れる断線検出装置を提供する。 【構成】 車両の運転状態を検出するセンサ部10からコ
ントロール回路20への信号ラインLの断線検出装置を、
センサ部10の出力端子とグランド間に抵抗R1を挿入し、
コントロール回路20の入力端子と内部電源Vcc との間に
抵抗R2, R3を直列に接続し、信号ラインLの正常時にコ
ントロール回路20内の所定部位に抵抗R1〜R3の抵抗値に
応じた H" と L" の電圧を生じさせると共に、この部位
をコンパレータ21, 22を介して内部処理回路23に接続
し、コンパレータ21には H" と L" の間の電圧値を閾値
に設定し、コンパレータ22には H" とVcc の間の電圧を
閾値に設定して、コンパレータ22から内部処理回路23に
信号が入力された時に信号ラインLの異常と判定するよ
うに構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は断線検出装置に関し、特
に、パルス信号発生源、例えば、車両の速度に応じたパ
ルス信号を発生する速度センサからこのパルス信号を処
理するコントロール部への信号ラインが断線した時に、
パルス信号が0を表す状態と信号ラインの断線との判別
を行うことができる断線検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車のエンジンが電子制御され
るものでは、エンジンの運転状態を検出するセンサから
の電気信号をエンジンの制御装置に入力する必要があ
る。このようなエンジンにおいては、センサから制御装
置までの間にワイヤハーネスが用いられており、電気信
号の入出力が行われている。
【0003】ところで、このようなワイヤハーネスを利
用して電気信号の送受信を行う制御装置においては、入
力される電気信号が0の場合、それがセンサの出力によ
るものか信号ラインの断線によるものかを正しく判断し
ないと、エンジンが誤った方向に制御されることにな
る。従って、電子制御エンジンでは、その制御装置への
信号ラインに断線が発生した場合を判断することは非常
に重要なことであり、従来からこの信号ラインの断線検
出装置が提案されている。
【0004】図4は信号ラインが断線した時に断線検出
を行う従来の断線検出装置の構成を示すものであり、実
開平5−25944号公報に開示されたものである。
【0005】図4に示す断線検出装置はセンサ部1とコ
ントロール部2とから構成されており、センサ部1とコ
ントロール部2とは信号ラインLで結ばれている。セン
サ部1にはセンサSとトランジスタTr1、およびツェ
ナーダイオードZD1とがあり、コントロール部2には
信号増幅回路3と、断線検出回路4とが並列に設けられ
ている。信号増幅回路3は、基準電圧Vcc、抵抗R1〜
R3、ツェナーダイオードZD2、および増幅素子OP
1を備えており、断線検出回路4は、抵抗R4、ツェナ
ーダイオードZD3、および増幅素子OP2を備えてい
る。
【0006】以上のように構成された断線検出装置で
は、センサSからトランジスタTr1にベース電圧が印
加された時にトランジスタTr1がオンしてセンサ部1
の出力端子から低レベルの信号電圧が出力され、ベース
電圧が印加されない時にはセンサ部1の出力端子から高
レベルの信号電圧が出力される。従って、信号ラインL
が正常時には、コントロール部2の入力端子 1の電圧が
ハイレベル“H”(ツェナーダイオードZD1によるツ
ェナー電圧、例えば5V)、または、ローレベル“L”
となる。一方、信号ラインLが断線した場合には、ツェ
ナーダイオードZD1が切り離されるので入力端子 1の
電圧が内部基準電圧Vccになり、断線検出回路4にある
増幅素子OP2の入力ポート電圧がハイレベル“H”
(=Vcc−ZD3)となる。従来の断線検出装置では、
この断線検出回路4にある増幅素子OP2の入力ポート
電圧がハイレベル“H”になることを利用して断線を判
定している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、実開平
5−25944号公報に開示された断線検出装置では、
センサ部1とコントロール部2との間にある接続ワイヤ
ハーネスにツェナーダイオードZD1のツェナー電圧以
上のノイズ等の異常電圧が発生すると、ツェナーダイオ
ードZD1に大電流が流れるため、小さな異常電圧でツ
ェナーダイオードZD1が破壊されてしまう恐れがあ
る。また、この断線検出回路は、増幅回路と並列に設け
られているため、断線検出回路の信号入力端子に接続さ
れる構成となって構成部品の点数が増加して装置が複雑
化すると共にコストが上昇する恐れがあった。
【0008】そこで、本発明は、センサ部のようなパル
ス信号発生源とコントロール部とを結ぶ信号ラインのワ
イヤハーネスにノイズ等の異常電圧が発生しても装置が
破壊されることがなく、また、部品点数の少ない簡素な
構成で装置コストを低減することができる断線検出装置
を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成する本発
明の断線検出装置は、パルス信号発生源から、パルス信
号を処理するコントロール回路への信号ラインの断線を
検出する装置であって、前記パルス信号発生源の出力端
子とグランド間に第1の抵抗器を挿入し、前記コントロ
ール回路の入力端子と内部電源との間に第2、第3の抵
抗器を直列に接続して、前記信号ラインの正常時に前記
パルス信号発生源からのパルス信号によってこの第2、
第3の抵抗器の接続点に前記第1から第3の抵抗器の抵
抗値に応じたハイレベルとローレベルの電圧が現れるよ
うにすると共に、この接続点を第1、第2のコンパレー
タを介して内部処理回路に接続し、前記第1のコンパレ
ータの基準電圧端子には前記ハイレベルと前記ローレベ
ルの間にある電圧値を設定し、前記第2のコンパレータ
の基準電圧端子には前記ハイレベルと前記内部電源電圧
の間にある電圧値を設定して、前記第2のコンパレータ
から前記内部処理回路に信号が入力された時に前記信号
ラインの異常と判定することを特徴としている。
【0010】前記パルス信号発生源がセンサとその駆動
回路とから構成される場合は、このセンサの駆動回路
は、内部電源を備えた電流供給型であっても良い。
【0011】
【作用】本発明の断線検出装置によれば、信号ラインが
正常時には、コントロール回路の内部電源の電圧がパル
ス信号発生源側の抵抗とコントロール回路側の抵抗によ
って分圧されるので、コントロール回路内の断線判定部
位には、抵抗器の抵抗値に応じたハイレベルとローレベ
ルの電圧が現れる。一方、信号ラインの断線時には、コ
ントロール回路内の断線判定部位には内部電源の電圧が
現れる。本発明ではコントロール回路内の断線判定部位
に、前述のハイレベルとローレベルの電圧の間のしきい
値を持つ第1のコンパレータと、前述のハイレベルと内
部電源電圧との間のしきい値を持つ第2のコンパレータ
とが接続されており、信号ラインの正常時には第1のコ
ンパレータからハイレベルとローレベルの信号が出力さ
れ、第2のコンパレータからは信号が出力されない。と
ころが、信号ラインの断線時には、第1のコンパレータ
と第2のコンパレータの2つから同時に信号が出力され
るので、この両出力で信号ラインの断線が判定される。
【0012】
【実施例】以下添付図面を用いて本発明の実施例を詳細
に説明する。
【0013】図1(a) は本発明の一実施例の断線検出装
置の構成を示す回路図である。この実施例に示す断線検
出装置100は、パルス信号発生源であるセンサ部10
とコントロール部20とから構成されており、センサ部
10とコントロール部20とは信号ラインLで結ばれて
いる。
【0014】センサ部10にあるセンサSは、例えば、
車両の速度を検出する速度センサであり、車両の速度を
検出して速度信号パルスを発生するものである。このセ
ンサSは、例えばNPNトランジスタQ1によるエミッ
タ出力方式の駆動回路によって駆動されており、トラン
ジスタQ1のベースにセンサSが接続され、コレクタに
内部電源電圧Vcc1が接続され、エミッタが出力端子1
1に接続されている。また、この実施例では、トランジ
スタQ1のエミッタ(出力端子)とグランド間に所定の
抵抗値を備えた抵抗R1が設けられている。
【0015】一方、コントロール部20には、その内部
電源電圧Vcc2(センサ部10の内部電源電圧Vcc1よ
りも大きな電圧に設定する)との間に、所定の抵抗値を
備えた2つの抵抗R2,R3が直列に接続されている。
そして、抵抗R1と抵抗R2の接続点Aが2つのコンパ
レータ21,22の比較入力端子に接続されており、コ
ンパレータ21,22の出力端子が内部回路23に接続
されている。
【0016】コンパレータ21は、センサ部10から入
力される速度信号パルスの波形整形を行うものであり、
その基準電圧入力端子には、基準電圧Rer1が入力され
ている。また、コンパレータ22は、信号ラインLの断
線を検出するものであり、その基準電圧入力端子には、
基準電圧Ref2が入力されている。
【0017】以上のように構成された断線検出装置10
0においては、信号ラインLが正常の時に、センサSの
出力によってトランジスタQ1がオン、オフすると、ト
ランジスタQ1のオフ時にはコントロール部20内の接
続点Aに現れる電圧値Voffは、コントロール部20内
の内部電源電圧がVcc2であるので、以下のようにな
る。
【0018】
【数1】 Voff =(R1+R2)×Vcc2/(R1+R2+R3) また、トランジスタQ1のオン時にはコントロール部2
0内の接続点Aに現れる電圧値Vonは、センサ部10内
の内部電源電圧がVcc1(<Vcc2)であるので、以下
のようになる。
【0019】
【数2】 Von =Vcc1+R2(Vcc2−Vcc1) /(R2+R3) =(R2Vcc2+R3Vcc1)/(R2+R3) 図1(b) にセンサSの出力が周期的である場合のコント
ロール部20内の接続点Aに現れる電圧値の波形を示
す。接続点Aに現れる波形はハイレベル“H”とローレ
ベル“L”が繰り返されるパルス状の波形となる。
【0020】そこで、本発明では、センサ部10から入
力される速度信号パルスの波形整形を行うコンパレータ
21の基準電圧入力端子に設定する基準電圧Rer1は、
図1(b) に示すように、トランジスタQ1のオフ時にコ
ントロール部20内の接続点Aに現れる電圧値Voff よ
り大きく、オン時にコントロール部20内の接続点Aに
現れる電圧値Vonよりは小さい、Voff <Ref1<Von
となっている。また、信号ラインLの断線を検出するコ
ンパレータ22の基準電圧入力端子に設定する基準電圧
Ref2は、図1(b) に示すように、トランジスタQ1の
オン時にコントロール部20内の接続点Aに現れる電圧
値Vonよりは大きく、コントロール部20の内部電源電
圧Vcc2よりは小さい、Von<Ref2<Vcc2になって
いる。
【0021】以上のように構成された実施例の断線検出
装置100によれば、信号ラインLが正常の時には、コ
ントロール回路20の接続点Aには、センサSの検出に
応じたトランジスタQ1のオン、オフによって、図1
(b) に示すようなパルス波形が現れる。このときは、速
度信号パルスの波形整形を行うコンパレータ21の基準
電圧入力端子に設定された基準電圧Rer1により、コン
パレータ21からはこのパルス波形が基準電圧Rer1よ
り高い時に出力が出て内部回路23に入力され、パルス
波形が基準電圧Rer1より低い時には信号が内部回路2
3に入力されない。一方、信号ラインLの断線を検出す
るコンパレータ22の基準電圧入力端子に設定された基
準電圧Ref2は、パルス波形の最大電圧値よりも高いの
で、コンパレータ22から内部回路23には信号が出力
されない。
【0022】ところが、信号ラインLに断線が発生した
時には、コントロール部20の入力端子19が浮いた状
態となるので、コントロール部20内の接続端子Aには
内部電源電圧Vcc2が直接印加される。この内部電源電
圧Vcc2はコンパレータ21の基準電圧Rer1より高い
コンパレータ22の基準電圧Ref2よりも高いので、こ
のときはコンパレータ21,22から同時に継続的に信
号が内部回路23に入力される。従って、内部回路23
はコンパレータ22から信号が入力されたことを以て信
号ラインLに断線が発生したことを検出することができ
る。
【0023】なお、以上のように構成された実施例の断
線検出装置100では、センサ部10の出力端子11と
グランド間に抵抗R1が設けられていることにより、ワ
イヤハーネス等からなる信号ラインLにノイズ等の異常
電圧が発生しても、抵抗R1に流れる電流を小さく抑え
ることが可能であり、従って、比較的大きな異常電圧が
信号ラインLに重畳されても、断線検出装置100を構
成する素子の破壊が発生しない。また、コントロール部
20では抵抗R2,R3の接続点Aの信号が断線検出用
のコンパレータ22に入力されるようになっているた
め、少ない部品点数で断線検出装置100を構成するこ
とができ、簡易な装置がコストを抑えて実現できる。
【0024】図2は、図1(a) に示した実施例の断線検
出装置100の変形実施例を示す断線検出装置101の
回路図である。図1(a) の実施例の断線検出装置100
では、センサ部10にNPN型のトランジスタQ1が使
用されたエミッタ出力方式が採用されていたが、この実
施例ではPNP型のトランジスタQ2が使用されたオー
プンコレクタ出力方式のセンサ部10′となっている点
のみが異なる。そして、センサSによるトランジスタQ
2のオン、オフに基づくコントロール部20の動作は図
1(a) ,(b) において説明したものと全く同じであるの
で、図1(a) の構成と同じ部材には同じ符号を付してそ
の説明を省略する。
【0025】図3(a) は本発明の別の実施例の断線検出
装置200の回路構成を示す回路図である。この実施例
が図1(a) に示された実施例と異なる点は、センサ部1
0″の構成のみであり、コントロール部20の構成は全
く同じである。従って、コントロール部20の構成はこ
こでは説明を省略する。
【0026】この実施例のセンサ部10″では、センサ
Sは、例えばNPNトランジスタQ3によるオープンコ
レクタ出力方式の駆動回路によって駆動されており、内
部には電源が設けられていない。そして、トランジスタ
Q3のベースにはセンサSが接続され、コレクタが出力
端子12に接続され、エミッタがグランドに接続されて
いる。また、この実施例では、トランジスタQ3のコレ
クタ(出力端子)とグランド間に所定の抵抗値を備えた
抵抗R1が設けられている。
【0027】コントロール部20の構成は前述のように
図1(a) と同じであるが、コントロール部20の入力端
子19に接続するセンサ部10″の構成が図1(a) の構
成と異なるために、信号ラインLが正常の時に、センサ
Sの出力によってトランジスタQ3がオン、オフした時
のコントロール部20内の接続点Aに現れる電圧値が図
1(a) で説明した実施例とは異なることになる。
【0028】すなわち、図1(a) の実施例では、トラン
ジスタQ1のオフ時に接続点Aに現れる電圧値Voff よ
りも、トランジスタQ1のオン時に接続点Aに現れる電
圧値Vonの方が大きかったが、この実施例では、トラン
ジスタQ3のオフ時に接続点Aに現れる電圧値Voff の
方が、トランジスタQ3のオン時に接続点Aに現れる電
圧値Vonよりも大きくなる。電圧値Voff,Vonは、この
実施例では以下のようになる。
【0029】
【数3】 Voff =(R1+R2)×Vcc2/(R1+R2+R3) Von =R2×Vcc2/(R2+R3) 図3(b) にセンサSの出力が周期的である場合のコント
ロール部20内の接続点Aに現れる電圧値の波形を電圧
値Voff,Vonと共に示す。
【0030】以上より、この実施例では、センサ部1
0″から入力される速度信号パルスの波形整形を行うコ
ンパレータ21の基準電圧入力端子に設定する基準電圧
Rer1は、図3(b) に示すように、トランジスタQ3の
オン時にコントロール部20内の接続点Aに現れる電圧
値Vonより大きく、オフ時にコントロール部20内の接
続点Aに現れる電圧値Voff よりは小さいVon<Ref1
<Voff となっている。また、信号ラインLの断線を検
出するコンパレータ22の基準電圧入力端子に設定する
基準電圧Ref2は、図1(b) に示すように、トランジス
タQ3のオフ時にコントロール部20内の接続点Aに現
れる電圧値Voff よりは大きく、コントロール部20の
内部電源電圧Vcc2よりは小さいVoff <Ref2<Vcc
2になっている。
【0031】以上のように構成された実施例の断線検出
装置200においても、信号ラインLが正常の時には、
コントロール回路20の接続点Aには、センサSの検出
に応じたトランジスタQ3のオン、オフによって、図3
(b) に示すようなパルス波形が現れる。このときは、速
度信号パルスの波形整形を行うコンパレータ21の基準
電圧入力端子に設定された基準電圧Rer1により、コン
パレータ21からはこのパルス波形が基準電圧Rer1よ
り高い時に出力が出て内部回路23に入力され、パルス
波形が基準電圧Rer1より低い時には信号が内部回路2
3に入力されない。一方、信号ラインLの断線を検出す
るコンパレータ22の基準電圧入力端子に設定された基
準電圧Ref2は、パルス波形の最大電圧値よりも高いの
で、コンパレータ22から内部回路23には信号が出力
されない。
【0032】ところが、信号ラインLに断線が発生した
時には、コントロール部20の入力端子19が浮いた状
態となるので、コントロール部20内の接続端子Aには
内部電源電圧Vcc2が直接印加される。この内部電源電
圧Vcc2はコンパレータ21の基準電圧Rer1より高い
コンパレータ22の基準電圧Ref2よりも高いので、こ
のときはコンパレータ21,22から同時に継続的に信
号が内部回路23に入力される。従って、内部回路23
はコンパレータ22から信号が入力されたことを以て信
号ラインLに断線が発生したことを検出することができ
る。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の断線検出
装置によれば、センサ部のようなパルス信号発生源とコ
ントロール部とを結ぶ信号ラインのワイヤハーネスにノ
イズ等の異常電圧が発生しても装置が破壊されることが
なく、また、部品点数の少ない簡素な構成で装置コスト
を低減することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a) は本発明の断線検出装置の一実施例の回路
構成を示す回路図であり、(b)は(a) の回路中のA点の
電圧波形と各コンパレータのしきい値を説明する波形図
である。
【図2】図1(a) の断線検出装置の変形実施例を示す回
路図である。
【図3】(a) は本発明の断線検出装置の別の実施例の回
路構成を示す回路図であり、(b) は(a) の回路中のA点
の電圧波形と各コンパレータのしきい値を説明する波形
図である。
【図4】従来の断線検出装置の構成を示す回路図であ
る。
【符号の説明】
10,10′,10″ センサ部(パルス信号発生源) 11,12 出力端子 19 入力端子 20 コントロール部 21 波形整形用のコンパレータ 22 断線検出用ののコンパレータ 23 内部回路 100 本発明の一実施例の断線検出装置 101 本発明の一実施例の断線検出装置の変形例の断
線検出装置 200 本発明の他の実施例の断線検出装置 L 信号ライン R1〜R3 抵抗 Q1〜Q3 トランジスタ Vcc1 第1の内部電源 Vcc2 第2の内部電源

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パルス信号発生源から、パルス信号を処
    理するコントロール回路への信号ラインの断線を検出す
    る装置であって、 前記パルス信号発生源の出力端子とグランド間に第1の
    抵抗器を挿入し、 前記コントロール回路の入力端子と内部電源との間に第
    2、第3の抵抗器を直列に接続して、前記信号ラインの
    正常時に前記パルス信号発生源からのパルス信号によっ
    てこの第2、第3の抵抗器の接続点に前記第1から第3
    の抵抗器の抵抗値に応じたハイレベルとローレベルの電
    圧が現れるようにすると共に、この接続点を第1、第2
    のコンパレータを介して内部処理回路に接続し、 前記第1のコンパレータの基準電圧端子には前記ハイレ
    ベルと前記ローレベルの間にある電圧値を設定し、 前記第2のコンパレータの基準電圧端子には前記ハイレ
    ベルと前記内部電源電圧の間にある電圧値を設定して、 前記第2のコンパレータから前記内部処理回路に信号が
    入力された時に前記信号ラインの異常と判定することを
    特徴とする断線検出装置。
  2. 【請求項2】 前記パルス信号発生源がセンサとその駆
    動回路とから構成され、このセンサの駆動回路が、内部
    電源を備えた電流供給型であることを特徴とする請求項
    1に記載の断線検出装置。
JP5283292A 1993-11-12 1993-11-12 断線検出装置 Pending JPH07141583A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009284470A (ja) * 2008-04-25 2009-12-03 Hitachi Ltd 車載カメラ装置
JP2019012943A (ja) * 2017-06-30 2019-01-24 株式会社Subaru 通信システム、受信装置、および送信装置
CN109655661A (zh) * 2019-02-21 2019-04-19 广东电网有限责任公司 变电站的电压检测装置和方法

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