JP2822400B2 - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JP2822400B2 JP63272299A JP27229988A JP2822400B2 JP 2822400 B2 JP2822400 B2 JP 2822400B2 JP 63272299 A JP63272299 A JP 63272299A JP 27229988 A JP27229988 A JP 27229988A JP 2822400 B2 JP2822400 B2 JP 2822400B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ゲート電極の近傍に形成される空乏層によ
りキャリアを制御する半導体装置に関する。
〔発明の概要〕
本発明の第1の発明は、ゲート電極の近傍に形成され
る空乏層によりキャリアを制御する半導体装置におい
て、チャネル深さをD、ゲート長をLgとするときLg<0.
1μmかつ2≦Lg/D<5である。これによって、ゲート
長が100Åのオーダーになっても、与えられたチャネル
深さに対してほぼ最大のトランスコンダクタンスを得る
ことができる。
本発明の第2の発明は、チャネル層中にゲート幅方向
に互いに隣接して埋め込まれた複数のゲート電極とゲー
ト長方向におけるこれらのゲート電極の両側にそれぞれ
配置されたソース電極及びドレイン電極とを有し、上記
ゲート電極の近傍に形成される空乏層によりキャリアを
制御する半導体装置において、上記ゲート電極間の距離
をD′、ゲート長をLgとするときLg<0.1μmかつ1≦L
g/D′<5/2である。これによって、ゲート長が100Åの
オーダーになっても、与えられたゲート電極間距離に対
してほぼ最大のトランスコンダクタンスを得ることがで
きる。
〔従来の技術〕
近年、2次元電子ガス(2DEG)の高移動度を利用した
高電子移動度トランジスタ(以下、HIFETと呼ぶ)が商
品化されている。このHIFETは、GaAs/Alx Ga1-x Asヘテ
ロ接合界面に形成される2DEGをチャネルとして用いるも
ので、チャネル深さ(=Alx Ga1-x As層の厚さ+2DEGの
平均厚さ)は約500Å程度である。
ところで、現在開発途上にある最先端の超LSIでも配
線の設計ルールは0.25μm程度であるので、そのゲート
長も0.25μm程度である。従って、従来のHIFETにおい
ては、ゲート長をLg、チャネル深さをDとすると Lg/D5 であると言ってよい。
〔発明が解決しようとする課題〕
将来、配線ルールがより小さくなって100Åのオーダ
ーになると、ゲート長Lgも100Åのオーダーになる。こ
の場合には、チャネル深さDが約500Å程度とすると、L
g/D1となる。ところで、ゲート長Lgが小さいほど大
きなトランスコンダクタンスgmが得られ、特性が向上す
るというのが従来の理論から予想されるところである。
しかし、本発明者の検討によれば、ゲート長Lgが小さく
なってLg/D1となると、ゲート電極に印加する電圧に
よってチャネルを有効に閉じることが困難となり、かえ
ってトランスコンダクタンスgmが低下して特性の劣化を
招いてしまう。
本発明の目的は、ゲート長が100Åのオーダーになっ
ても、与えられたチャネル深さに対してほぼ最大のトラ
ンスコンダクタンスを得ることができる半導体装置を提
供することにある。
本発明の他の目的は、チャネル層中にゲート幅方向に
互いに隣接して埋め込まれた複数のゲート電極を有する
場合に、ゲート長が100Åのオーダーになっても、与え
られた電極間距離に対してほぼ最大のトランスコンダク
タンスを得ることができる半導体装置を提供することに
ある。
〔課題を解決するための手段〕
第1図は、GaAs/Alx Ga1-x As HIFETのトランスコン
ダクタンスgmとゲート長Lgとの間の関係を示し、本発明
者による測定結果である。第1図において、実線の曲線
は、Drummond,Morkoc,Lee及びShur(IEEE Electron Dev
ice Letters,Vol.EDL−3,No.11,p.338,1982)並びにSch
ubert,Fischer及びPloog(IEEE Transactions on Elect
ron Devices,Vol.ED−33,No.5,p.625,1986)による理論
曲線を示し、破線の曲線は、Das及びRoszak(Solid Sta
te Electronics,Vol.28,No.10,p.997)による理論曲線
を示す。ただし、電子の移動度μ=5000cm2/V・s、電
子の飽和速度Vs=1.5×107cm/s、2DEGの濃度Ns=1×10
12cm-2、D=600Å、ゲート電圧Vg=1である。
第1図からわかるように、Lg〜3D(約200nm)付近でg
mは最大となる。Lg>3Dでは、Lgが小さいほどgmは大き
くなる。ところが、Lg<3Dでは、Lgが小さくなるとgm
かえって小さくなってしまう。これは、ゲート長Lgが小
さくなると、ゲート電極の近傍に形成される空乏層はこ
のゲート電極を中心とする円弧状となり、ゲート電極と
チャネルとの間に平行平板近似が成り立たなくなる結
果、ゲート電圧によりチャネルを有効に閉じることが困
難になることによると考えられる。
Lg3Dで、Lgが小さくなるとgmが小さくなるのは上述
の通りであるが、第1図より、Lgが約120nmから300nmの
範囲、すなわち2≦Lg/D<5の範囲では、200mS/mm以上
の大きなトランスコンダクタンスgmが得られる。第1図
はD=600Åの場合のデータであるが、このことはDの
値が600Åと異なる場合でも言えることである。
本発明は、以上の検討に基づいてなされたものであ
る。
すなわち、本発明の第1の発明は、ゲート電極(6)
の近傍に形成される空乏層によりキャリアを制御する半
導体装置において、チャネル深さをD、ゲート長をLg
するときLg<0.1μmかつ2≦Lg/D<5である。 ここ
で、Lg/D〜3であるのが最も好ましい。
本発明の第2の発明は、チャネル層中にゲート幅方向
に互いに隣接して埋め込まれた複数のゲート電極(6)
とゲート長方向におけるこれらのゲート電極(6)の両
側にそれぞれ配置されたソース電極(7)及びドレイン
電極(8)とを有し、ゲート電極(6)の近傍に形成さ
れる空乏層によりキャリアを制御する半導体装置におい
て、ゲート電極(6)間の距離をD′、ゲート長をLg
するときLg<0.1μmかつ1≦Lg/D′<5/2である。
ここでLg/D′〜3/2であるのが最も好ましい。
〔作用〕
第1図の発明によれば、2≦Lg/D<5の場合には、ゲ
ート電極(6)とチャネルとの間に平行平板近似が成り
立ち、ゲート電圧によりチャネルを有効に閉じることが
できる。このため、ゲート長Lgが100Åのオーダーにな
っても、与えられたチャネル深さDに対してほぼ最大の
トランスコンダクタンスを得ることができる。
第2の発明によれば、チャネル層中にゲート幅方向に
複数のゲート電極(6)が互いに隣接して埋め込まれて
いる場合には、隣接するゲート電極(6)間の領域には
両側から空乏層が伸びるので、この場合には第1の発明
における2≦Lg/D<5の式のDの代わりにD′/2を入れ
た式、すなわち1≦Lg/D′<5/2成立するときに、ゲー
ト長Lgが100Åのオーダーになっても、与えらえた電極
間距離D′に対してほぼ最大のトランスコンダクタンス
を得ることができる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説
明する。なお、実施例の全図において同一機能を有する
部分には同一の符号を付す。
実施例I 第2図は本発明の実施例IによるGaAs/Alx Ga1-x As
HIFETを示す。
第2図に示すように、この実施例IによるHIFETにお
いては、半絶縁性GaAs基板1の上に例えば数千Å程度の
厚さの半絶縁性GaAs層2が形成され、この半絶縁性GaAs
層2の上に例えば100Å程度の厚さのAlx Ga1-x As層3
が形成されている。このAlx Ga1-x As層3中には2層の
ディラック−デルタドープ層(2次元的な広がりを持っ
た単原子層の不純物ドープ層であり、以下、δドープ層
と呼ぶ)4、5が形成されている。これらのδドープ層
4、5の不純物としては例えばシリコン(Si)のような
ドナー不純物が用いられる。この場合、上層のδドープ
層4の深さd1はデバイ(Debye)長と同程度もしくはそ
れ以下の深さに選ばれる。デバイ長をdで表わすと である。ここで、εは半導体(ここではAlx Ga1-x As
層)の誘電率、kはボルツマン定数、Tは絶対温度、q
は単位電荷(電子電荷の絶対値)、Nはδドープ層の不
純物濃度である。このデバイ長dは、例えばδドープ層
中の不純物がドナー不純物であるとすると、このδドー
プ層の位置を中心として形成される2DEGの厚さを示すも
のであり、その典型的な値は数十Åである。d1は具体的
には例えば10Å程度に選ばれ、従って上層のδドープ層
4はAlx Ga1-x As層3の表面近傍に形成されている。ま
た、下層のδドープ層5の深さd2は例えば30Å程度に選
ばれる。
この実施例においては、上層のδドープ層4から供給
される電子によりAlx Ga1-x As層3の表面準位がほぼ完
全に満たされるため、下層のδドープ層5から半絶縁性
GaAs層2に供給される電子により、このAlx Ga1-x As層
3と半絶縁性GaAs層2とのヘテロ接合界面における半絶
縁性GaAs層2側に2DEGを有効に形成することができる。
上述のAlx Ga1-x As層3の上には、ショットキーゲー
ト電極6が形成されている。このショットキーゲート電
極6は、例えばタングステン(W)のような金属から成
る。また、符号7、8はそれぞれソース及びドレインを
示す。これらのソース7及びドレイン8は、例えばAuGe
/Niのようなオーミック金属の膜をAlx Ga1-x As層3の
上に形成した後、熱処理を行うことによりこのAuGe/Ni
をAlx Ga1-x As層3及び半絶縁性GaAs層2と合金化する
ことにより形成されたものである。
第3図はこの実施例IによるHIFETのエネルギーバン
ド構造を示す。第3図に示すように、このHIFETにおい
ては、半絶縁性CaAs層2とAlx Ga1-x As層3とのヘテロ
接合界面における半絶縁性GaAs層2側に2DEGが形成さ
れ、この2DEGがチャネルとなる。
この実施例Iにおいては、ショットキーゲート電極20
の幅、すなわちゲート長LgはLg/D〜3になるように選ば
れている。例えば、Alx Ga1-x As層3の厚さが約100Å
程度とすると、チャネル深さDは約200Å程度となるの
で、Lgは約600Åに選ばれる。
次に、上述のように構成されたHIFETの製造方法の一
例について説明する。
第2図に示すように、まず半絶縁性GaAs基板1の上に
例えば分子線エピタキシー(MBE)法により半絶縁性GaA
s層2をエピタキシャル成長させる。次に、この半絶縁
性GaAs層2上に例えば同じくMBE法によりAlx Ga1-x As
層3をエピタキシャル成長させる。この場合、途中で成
長を一旦中断し、例えばSiのよなドナー不純物を単原子
層エピタキシャル成長させ、これによって下層のδドー
プ層5を形成する。次に、このδドープ層5の上に再び
Alx Ga1-x As層を例えば20Å程度成長させた後、その上
に上層のδドープ層4を形成する。この後、このδドー
プ層4の上に再びAlx Ga1-x As層を例えば10Å程度の厚
さだけ成長させて目的とする厚さのAlx Ga1-x As層3を
得る。
次に、例えばAuGe/Ni膜を例えば蒸着法により全面に
形成し、これをエッチングにより所定形状にパターンニ
ングした後、熱処理を行うことによりこのAuGe/Ni膜とA
lx Ga1-x As層3及び半絶縁性AuGe層2とを合金化して
ソース7及びドレイン8を形成する。次に、Alx Ga1-x
As層3の上に例えばスパッタ法や蒸着法により例えばW
のような金属膜を形成する。この後、図示省略した電子
ビーム照射装置の高真空に排気された試料室内に例えば
アルキルナフタレンのような原料ガスを導入し、この試
料室内においてこの原料ガス雰囲気中で上記金属膜にビ
ーム径を細く絞った電子ビームを所定パターンで照射す
る。この電子ビームの加速電圧は例えば6kV程度であ
り、ビーム電流は例えば20μA程度である。また、上記
原料ガス雰囲気の圧力は例えば10-5〜10-8Torrであり、
標準的には10-7Torrである。この電子ビームの照射によ
り上記原料ガスが分解して非晶質炭化水素系の物質が上
記金属膜膜上に生成し、これによってこの生成物質から
成る極微細幅のレジストが形成される。このレジストは
優れた耐ドライエッチング性を有する。
次に、このレジストをマスクとして上記金属膜を例え
ば反応性イオンエッチング(RIE)法により基板表面と
垂直方向に異方性エッチングして、第2図に示すような
極微細幅のショットキーゲート電極6を形成する。この
後、レジストをエッチング除去する。これによって、第
2図に示すように、目的とするHIFETが完成される。
この実施例Iによれば、与えられたチャネル深さDに
対して最大のトランスコンダクタンスgmを得ることがで
きる。
実施例II 第4図は本発明の実施例IIを示す。この実施例IIは、
半絶縁性GaAs層2とAlx Ga1-x As層3との積層順序が実
施例Iと逆であるいわゆる逆HIFETに本発明を適用した
実施例である。
第4図に示すように、この実施例IIによるGaAs/Alx G
a1-x As HIFETにおいては、半絶縁性GaAs基板1の上にA
lx Ga1-x As層3が形成され、このAlx Ga1-x As層3の
上に半絶縁性GaAs層2が形成されている。この半絶縁性
GaAs層2中には、表面からデバイ長dと同程度もしくは
それ以下の深さ、例えば表面から10Å程度の深さの所に
δドープ層4が形成されている。また、Alx Ga1-x As層
3中には、このAlx Ga1-x As層3と半絶縁性GaAs層2と
のヘテロ接合界面に比較的近い所にδドープ層5が形成
されている。このδドープ層5は具体的には例えば半絶
縁性GaAs層2の表面から測って100Å程度の深さの所に
形成される。
第5図はこの実施例IIによるHIFETのエネルギーバン
ド構造を示す。第5図に示すように、この実施例IIにお
いては、Alx Ga1-x As層3中のδドープ層5から半絶縁
性GaAs層2に供給される電子によりこのAlx Ga1-x As層
3と半絶縁性GaAs層2とのヘテロ接合界面における半絶
縁性GaAs層2側に2DEGが形成され、これがチャネルとな
る。
この実施例IIにおいては、ゲート長Lgは、実施例Iと
同様にLg/D〜3になるように選ばれている。例えば、δ
ドープ層5の深さが半絶縁性GaAs層2の表面から測って
100Å程度とすると、チャネル深さDも約100Å程度とな
るので、Lgは約300Åに選ばれる。
この実施例IIによるHIFETの製造方法は、Alx Ga1-x A
s層3の成長の途中でδドープ層5を形成し、半絶縁性G
aAs層2の成長の途中でδドープ層4を形成することを
除いて実施例IによるHIFETの製造方法と同様であるの
で、説明を省略する。
この実施例IIによっても、実施例Iと同様に、与えら
れたチャネル深さDに対して最大のトランスコンダクタ
ンスgmを得ることができる。さらに、この実施例IIによ
れば、半絶縁性GaAs基板1側への電子のしみだしがAlx
Ga1-x As層3により防止されるので、チャネル深さDを
小さくすることができるという利点もある。
実施例III 第6図は本発明の実施例IIIを示す。
上述の実施例IIにおいては2DEGの電子供給源としてδ
ドープ層5が用いられたのに対し、この実施例IIIにお
いては、第6図に示すように、Alx Ga1-x As層3中に例
えばSiのようなドナー不純物をドープすることにより形
成された不純物ドープ層3aが2DEGの電子供給源となって
いる。
この実施例IIIにおいても、ゲート長Lgは、実施例
I、IIと同様にLg/D〜3になるように選ばれている。Lg
は具体的には例えば約300Åに選ばれる。
第7図はこの実施例IIIによるHIFETのエネルギーバン
ド構造を示す。第7図に示すように、この実施例IIIに
おいては、Alx Ga1-x As層3中の不純物ドープ層3aから
半絶縁性GaAs層2に供給される電子によりこのAlx Ga
1-x As層3と半絶縁性GaAs層2とのヘテロ接合界面にお
ける半絶縁性GaAs層2側に2DEGが形成され、これがチャ
ネルとなる。
この実施例IIIによっても、実施例I、IIと同様に、
与えられたチャネル深さDに対して最大のトランスコン
ダクタンスgmを得ることができる。
実施例IV 第8図は本発明の実施例IVを示す。この実施例IVは複
数のゲート電極を有するFETに本発明を適用した実施例
である。
第8図に示すように、この実施例IVにおいては、例え
ばn型のGaAs基板9中にその表面に対して垂直に複数の
ショットキーゲート電極6が埋め込まれている。この場
合、ゲート長Lgは隣接するショットキーゲート電極6間
の距離D′に対し、Lg/D′〜3/2となるように選ばれて
いる。
この実施例IVによれば、与えらえた電極間距離D′に
対して最大のトランスコンダクタンスgmを得るとができ
る。さらに、ショートチャネル効果をほぼ完全に防止す
ることができるという利点もある。
以上、本発明の実施例につき具体的に説明したが、本
発明は、上述の実施例に限定されるものではなく、本発
明の技術的思想に基づく各種の変形が可能である。
例えば、ショットキーゲート電極6の材料としては、
W以外の材料、例えばタングステンシリサイド(WSi2
や白金(Pt)を用いることも可能である。また、上述の
実施例においては、GaAs/Alx Ga1-x As HIFETに本発明
を適用した場合について説明したが、本発明は、GaAs/A
lx Ga1-x As以外の半導体ヘテロ接合を用いたHIFETに適
用することも可能である。さらに、本発明は、例えばGa
As MESFETやJFETに適用することも可能である。
〔発明の効果〕
以上述べたように、本発明の第1の発明による半導体
装置によれば、Lg<0.1μmかつ2≦Lg/D<5であるの
で、ゲート長が100Åのオーダーになっても、与えられ
たチャネル深さに対してほぼ最大のトランスコンダクタ
ンスを得ることができる。
また、本発明の第2の発明によれば、Lg<0.1μmか
つ1≦Lg/D′<5/2であるので、ゲート長が100Åのオー
ダ−になっても、与えられた電極間距離に対してほぼ最
大のトランスコンダクタンスを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はGaAs/Alx Ga1-x As HIFETのトランスコンダク
タンスgmとゲート長Lgとの関係を示すグラフ、第2図は
本発明の実施例IによるGaAs/Alx Ga1-x As HIFETを示
す断面図、第3図は第2図に示すGaAs/Alx Ga1-x As HI
FETのエネルギーバンド構造を示すエネルギーバンド
図、第4図は本発明の実施例IIによりGaAs/Alx Ga1-x A
s HIFETを示す断面図、第5図は第4図に示すGaAs/Alx
Ga1-x As HIFETのエネルギーバンド構造を示すエネルギ
ーバンド図、第6図は本発明の実施例IIIによるGaAs/Al
x Ga1-x As HIFETを示す断面図、第7図は第6図に示す
GaAs/Alx Ga1-x As HIFETのエネルギーバンド構造を示
すエネルギーバンド図、第8図は本発明の実施例IVによ
るFETを示す斜視図である。 図面における主要な符号の説明 1:半絶縁性CaAs基板、2:半絶縁性CaAs層、3:Alx Ga1-x
As層、4、5:δドープ層、6:ショットキーゲート電極、
7:ソース、8:ドレイン。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−82653(JP,A) 特開 昭63−164475(JP,A) 特開 昭63−133767(JP,A) 特開 平2−3249(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01L 21/337 - 21/338 H01L 27/095 H01L 27/098 H01L 29/775 - 29/778 H01L 29/80 - 29/812

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ゲート電極の近傍に形成される空乏層によ
    りキャリアを制御する半導体装置において、 チャネル深さをD、ゲート長をLgとするとき Lg<0.1μmかつ2≦Lg/D<5 であることを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】チャネル層中にゲート幅方向に互いに隣接
    して埋め込まれた複数のゲート電極とゲート長方向にお
    けるこれらのゲート電極の両側にそれぞれ配置されたソ
    ース電極及びドレイン電極とを有し、上記ゲート電極の
    近傍に形成される空乏層によりキャリアを制御する半導
    体装置において、 上記ゲート電極間の距離をD′、ゲート長をLgとすると
    き Lg<0.1μmかつ1≦Lg/D′<5/2 であることを特徴とする半導体装置。
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