JP2821792B2 - 型枠装置 - Google Patents
型枠装置Info
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- JP2821792B2 JP2821792B2 JP2088302A JP8830290A JP2821792B2 JP 2821792 B2 JP2821792 B2 JP 2821792B2 JP 2088302 A JP2088302 A JP 2088302A JP 8830290 A JP8830290 A JP 8830290A JP 2821792 B2 JP2821792 B2 JP 2821792B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、鉄筋コンクリート構造の建物の梁、床を施
工する型枠装置に関する。
工する型枠装置に関する。
従来、ラーメン構造の鉄筋コンクリート構造の梁の施
工としては、梁鉄筋を先に組み、その外周を囲うように
梁型枠を組むことが多い。
工としては、梁鉄筋を先に組み、その外周を囲うように
梁型枠を組むことが多い。
これは梁型枠としては、梁底型枠を支保工により支持
し、かつ梁側型枠をセパレータにより緊結するものが一
般に使用されていて、これによれば梁型枠成形後におい
ては、セパレータが突出しているため、鉄筋かごを型枠
内に落し込むことができず、しかもセパレータの緊結作
業には手間がかかり、鉄筋かごを配置後セパレータを緊
結する際にはさらに作業が困難であるとともに、型枠解
体作業も容易でない等の問題があることによる。
し、かつ梁側型枠をセパレータにより緊結するものが一
般に使用されていて、これによれば梁型枠成形後におい
ては、セパレータが突出しているため、鉄筋かごを型枠
内に落し込むことができず、しかもセパレータの緊結作
業には手間がかかり、鉄筋かごを配置後セパレータを緊
結する際にはさらに作業が困難であるとともに、型枠解
体作業も容易でない等の問題があることによる。
そこで出願人は先に、実願昭50−178452号（実公昭54
−19069号）として、第５図に示すような梁型枠装置を
提案し、権利を取得した。
−19069号）として、第５図に示すような梁型枠装置を
提案し、権利を取得した。
これは、１対の伸縮自在である支柱１の頂部に架渡さ
れるもので、横コ字状の受部５を形成した仮設梁２と、
受部５の底部３に梁底型枠６を設置し、梁底型枠６の両
側に梁側型枠７を蝶番等により枢着したものである。
れるもので、横コ字状の受部５を形成した仮設梁２と、
受部５の底部３に梁底型枠６を設置し、梁底型枠６の両
側に梁側型枠７を蝶番等により枢着したものである。
この梁側型枠７の上部と受部５の側部間にはターンバ
ックル８等の伸縮自在の止金具が設けられ、仮設梁２の
両側上部には端太材を介して床型枠９が設置される。
ックル８等の伸縮自在の止金具が設けられ、仮設梁２の
両側上部には端太材を介して床型枠９が設置される。
そして、梁側型枠７と床型枠９上には補助鉄板10が架
渡される。
渡される。
先ず、支柱１を縮めた状態で梁施工位置下方にセット
し、かつターンバックル８を操作して梁側型枠７を所定
の位置にセットする。
し、かつターンバックル８を操作して梁側型枠７を所定
の位置にセットする。
次いで、支柱１を伸ばして型枠装置を所定高さにセッ
トする。
トする。
さらに、補助鉄板10を取付けて梁側型枠７と床型枠９
との間隙を塞ぎ、また、鉄筋の配筋をなし、床および梁
にコンクリートを打設する。
との間隙を塞ぎ、また、鉄筋の配筋をなし、床および梁
にコンクリートを打設する。
コンクリート硬化後は、ターンバックル８を操作して
梁側型枠７を開いて剥離脱型し、支柱１を下げて型枠装
置を梁下まで下げて移動盛替えする。
梁側型枠７を開いて剥離脱型し、支柱１を下げて型枠装
置を梁下まで下げて移動盛替えする。
このようにして、この第５図に示す梁型枠装置によれ
ば、梁底型枠６や梁側型枠７は外側から受部５の底部と
ターンバックル８とで拘束されるので、セパレータでの
緊結が不要となり、型枠設置後でも梁配筋用の鉄筋かご
を容易に型枠内に挿入でき、また型枠の組立、脱型も容
易なものとなる。
ば、梁底型枠６や梁側型枠７は外側から受部５の底部と
ターンバックル８とで拘束されるので、セパレータでの
緊結が不要となり、型枠設置後でも梁配筋用の鉄筋かご
を容易に型枠内に挿入でき、また型枠の組立、脱型も容
易なものとなる。
ところで、第５図に示す型枠装置では横コ字状の受部
５を形成した仮設梁２がかなりの巾をとるものであり、
支柱１と仮設梁２はこれを分離して盛替える場合はよい
が、一体として移動するのは全体が大きくなるので困難
である。
５を形成した仮設梁２がかなりの巾をとるものであり、
支柱１と仮設梁２はこれを分離して盛替える場合はよい
が、一体として移動するのは全体が大きくなるので困難
である。
このように仮設梁２を巾広くとらない場合には、補助
鉄板10が載る梁側型枠７の上端には床配筋やコンクリー
ト打設の荷重が大きくかかり、梁底型枠６の両側に枢着
する梁側型枠７が傾斜したりするおそれがある。
鉄板10が載る梁側型枠７の上端には床配筋やコンクリー
ト打設の荷重が大きくかかり、梁底型枠６の両側に枢着
する梁側型枠７が傾斜したりするおそれがある。
かかる梁側型枠７の傾斜は、梁自体の施工精度が悪く
なるだけでなく、補助鉄板10と梁側型枠７の上端に隙間
を生じここからコンクリートが洩れ出したりすることに
もなる。
なるだけでなく、補助鉄板10と梁側型枠７の上端に隙間
を生じここからコンクリートが洩れ出したりすることに
もなる。
本発明の目的は前記従来例の不都合を解消し、梁側型
枠と梁底型枠とが回動可能に結合されたＵ状断面の梁型
枠を使用し、梁側型枠の上端にPC板もしくは型枠板端を
載せる場合でも、なるべく梁側型枠に荷重をかけないよ
うにし、また梁型枠支保工の側方には広い作業空間が取
れるようにして作業性を向上させることができる型枠装
置を提供することにある。
枠と梁底型枠とが回動可能に結合されたＵ状断面の梁型
枠を使用し、梁側型枠の上端にPC板もしくは型枠板端を
載せる場合でも、なるべく梁側型枠に荷重をかけないよ
うにし、また梁型枠支保工の側方には広い作業空間が取
れるようにして作業性を向上させることができる型枠装
置を提供することにある。
本発明は前記目的を達成するため、施工しようとする
梁に対し、梁の長さ方向に延びる仮受け梁材を梁の巾よ
りも多少大きい巾で平行して並べ、該仮受け梁材に直交
するように横ビームを適宜間隔で仮受け梁材の下方に組
合わせ、この横ビームは仮受け梁材との交差位置より外
側に左右端部が多少張出し、該張出端を直角に立上げて
立上げ部とした横コ字形のものとし、外管である上柱と
この中に挿入されるスライドパイプである下柱とその下
端に挿入するジャッキベースとからなり、このうち上柱
は前記仮受け梁材や横ビームとその上端部が結合すると
ともに下端部は仮受け梁材に平行する下梁材と横ビーム
に平行する下横材と結合するサポートを後述の梁型枠に
並んで設け、かつ適宜に筋違いを仮受け梁材と下梁材間
や、横ビームと下横材間に配設して上部を簡易かつ軽量
なトラスとし、梁側型枠と梁底型枠のそれぞれ内側に張
設する金属製せき板であるメタルフォームを使用した面
板がコーナーで折れ曲がるたわみを利用して前記梁側型
枠と梁底型枠とを回動可能に結合したＵ状断面の梁型枠
の梁底型枠を横ビームに固定することで、該横ビームの
内方にこの梁型枠を設置し、前記横ビームの立上げ部の
上部と前記梁側型枠とにターンバックル等の伸縮自在の
止金具を掛渡し、また仮受け梁材上にスクリュージャッ
キによる支柱を横ビームの立上げ部と梁側型枠との間に
これらと平行するように立上げ、その先端に大引受けを
取付け、床となるPC板もしくは型枠板をその端部をシー
ル材や必要に応じて桟木を介在させて前記梁側型枠の上
端に載せ、またその近傍を前記大引受けにセットした大
引を介して前記スクリュージャッキによる支柱で支承す
ることを要旨とするものである。
梁に対し、梁の長さ方向に延びる仮受け梁材を梁の巾よ
りも多少大きい巾で平行して並べ、該仮受け梁材に直交
するように横ビームを適宜間隔で仮受け梁材の下方に組
合わせ、この横ビームは仮受け梁材との交差位置より外
側に左右端部が多少張出し、該張出端を直角に立上げて
立上げ部とした横コ字形のものとし、外管である上柱と
この中に挿入されるスライドパイプである下柱とその下
端に挿入するジャッキベースとからなり、このうち上柱
は前記仮受け梁材や横ビームとその上端部が結合すると
ともに下端部は仮受け梁材に平行する下梁材と横ビーム
に平行する下横材と結合するサポートを後述の梁型枠に
並んで設け、かつ適宜に筋違いを仮受け梁材と下梁材間
や、横ビームと下横材間に配設して上部を簡易かつ軽量
なトラスとし、梁側型枠と梁底型枠のそれぞれ内側に張
設する金属製せき板であるメタルフォームを使用した面
板がコーナーで折れ曲がるたわみを利用して前記梁側型
枠と梁底型枠とを回動可能に結合したＵ状断面の梁型枠
の梁底型枠を横ビームに固定することで、該横ビームの
内方にこの梁型枠を設置し、前記横ビームの立上げ部の
上部と前記梁側型枠とにターンバックル等の伸縮自在の
止金具を掛渡し、また仮受け梁材上にスクリュージャッ
キによる支柱を横ビームの立上げ部と梁側型枠との間に
これらと平行するように立上げ、その先端に大引受けを
取付け、床となるPC板もしくは型枠板をその端部をシー
ル材や必要に応じて桟木を介在させて前記梁側型枠の上
端に載せ、またその近傍を前記大引受けにセットした大
引を介して前記スクリュージャッキによる支柱で支承す
ることを要旨とするものである。
本発明によれば、床となるPC板もしくは型枠板はその
端部付近を大引受けを設けたスクリュージャッキによる
支柱で支承され、この支柱が荷重の大部分を引受けるの
で、梁側型枠の上端には大きな荷重がかからない。
端部付近を大引受けを設けたスクリュージャッキによる
支柱で支承され、この支柱が荷重の大部分を引受けるの
で、梁側型枠の上端には大きな荷重がかからない。
さらに、該スクリュージャッキによる支柱は梁型枠と
並んで梁型枠支保工の上部の簡易かつ軽量なトラス上に
設けられているので、両者のセットが同時にでき、作業
の省力化を図ることができる。
並んで梁型枠支保工の上部の簡易かつ軽量なトラス上に
設けられているので、両者のセットが同時にでき、作業
の省力化を図ることができる。
また、前記スクリュージャッキによる支柱があるため
梁型枠支保工の側方ではすぐ近くにPC板もしくは型枠板
を支えるサポートを別途に立てる必要がなく、大きな作
業空間を確保できる。なお、型枠装置のセットと同時に
合成床用薄肉PC板もしくは型枠板の敷込みを行うことで
このPC板を足場として以後の作業ができ、梁と床の一体
施工をより簡単に行える。
梁型枠支保工の側方ではすぐ近くにPC板もしくは型枠板
を支えるサポートを別途に立てる必要がなく、大きな作
業空間を確保できる。なお、型枠装置のセットと同時に
合成床用薄肉PC板もしくは型枠板の敷込みを行うことで
このPC板を足場として以後の作業ができ、梁と床の一体
施工をより簡単に行える。
さらに、本発明によれば、Ｕ状断面の梁型枠は、面板
がコーナーで折れ曲がるたわみを利用して梁側型枠と梁
底型枠とを回動可能に結合したものなので、これをセッ
トする際に、梁側型枠と梁底型枠とを組み合わせたり、
これら梁側型枠と梁底型枠が直角となるように両側の梁
側型枠を回動させるなどの手間がなく、簡単かつ迅速に
セットを完了させることができる。
がコーナーで折れ曲がるたわみを利用して梁側型枠と梁
底型枠とを回動可能に結合したものなので、これをセッ
トする際に、梁側型枠と梁底型枠とを組み合わせたり、
これら梁側型枠と梁底型枠が直角となるように両側の梁
側型枠を回動させるなどの手間がなく、簡単かつ迅速に
セットを完了させることができる。
これに加えて、横コ字形の横ビームの立上げ部と床型
枠との間には間隔が空いているので、この横ビームに近
接して設けたスクリュージャッキによる支柱の長さ調整
をしたり、ターンバックル等の止金具を操作することが
でき、しかも、このターンバックル等の止金具は、横ビ
ームの立上げ部の上部に取付けているので最少限度の長
さのものですみ、取扱いし易いものである。
枠との間には間隔が空いているので、この横ビームに近
接して設けたスクリュージャッキによる支柱の長さ調整
をしたり、ターンバックル等の止金具を操作することが
でき、しかも、このターンバックル等の止金具は、横ビ
ームの立上げ部の上部に取付けているので最少限度の長
さのものですみ、取扱いし易いものである。
また、先端に大引受けを取付けるスクリュージャッキ
による支柱はこれで床型枠を梁型枠の長さ方向に沿って
支承することができ、安全性が高い。
による支柱はこれで床型枠を梁型枠の長さ方向に沿って
支承することができ、安全性が高い。
以下、図面について本発明の実施例を詳細に説明す
る。
る。
第１図は本発明の型枠装置の１例を示す全体の側面
図、第２図は同上要部の側面図で、図中11は伸縮自在な
サポート12を組込んだ梁型枠支保工である。
図、第２図は同上要部の側面図で、図中11は伸縮自在な
サポート12を組込んだ梁型枠支保工である。
この梁型枠支保工11は、施工しようとする梁Ａに対
し、梁の長さ方向に延びる仮受け梁材13,13を梁Ａの巾
よりも多少大きい巾で平行して並べ、該仮受け梁材13,1
3に直交するように横ビーム14を適宜間隔で仮受け梁材1
3,13の下方に組合わせる。
し、梁の長さ方向に延びる仮受け梁材13,13を梁Ａの巾
よりも多少大きい巾で平行して並べ、該仮受け梁材13,1
3に直交するように横ビーム14を適宜間隔で仮受け梁材1
3,13の下方に組合わせる。
この横ビーム14は、仮受け梁材13,13との交差位置よ
り外側に左右端部が多少張出し、該張出端を直角に立上
げて立上げ部14aとした横コ字形のものである。
り外側に左右端部が多少張出し、該張出端を直角に立上
げて立上げ部14aとした横コ字形のものである。
前記サポート12は、外管である上柱12aとこの中に挿
入されるスライドパイプである下柱12bとその下端に挿
入するジャッキベース12cとからなり、このサポート12
のうち上柱12aは仮受け梁材13や横ビーム14とその上端
部が結合するとともに下端部は仮受け梁材13に平行する
下梁材15と横ビーム14に平行する下横材16と結合し、か
つ適宜に筋違い17,17′を仮受け梁材13と下梁材15間
や、横ビーム14と下横材16間に配設して梁型枠支保工11
の上部を簡易かつ軽量なトラス18とした。
入されるスライドパイプである下柱12bとその下端に挿
入するジャッキベース12cとからなり、このサポート12
のうち上柱12aは仮受け梁材13や横ビーム14とその上端
部が結合するとともに下端部は仮受け梁材13に平行する
下梁材15と横ビーム14に平行する下横材16と結合し、か
つ適宜に筋違い17,17′を仮受け梁材13と下梁材15間
や、横ビーム14と下横材16間に配設して梁型枠支保工11
の上部を簡易かつ軽量なトラス18とした。
図中19は、型枠として常用される金属製せき板である
メタルフォームを使用した梁側型枠19aと梁底型枠19bと
を回動可能に結合したＵ状断面の梁型枠であり、梁底型
枠19bを横ビーム14に固定することで、該横ビーム14の
内方に設置される。
メタルフォームを使用した梁側型枠19aと梁底型枠19bと
を回動可能に結合したＵ状断面の梁型枠であり、梁底型
枠19bを横ビーム14に固定することで、該横ビーム14の
内方に設置される。
この梁型枠19は、第３図に示すように梁側型枠19aと
梁底型枠19bのそれぞれの内側に張設する面板20がコー
ナー19cで折れ曲がり可能に連続しており、この面板20
がコーナー19cで折れ曲がるたわみを利用して回動可能
な結合としたが、梁側型枠19aと梁底型枠19bとの内側に
偏平な面板20をそれぞれ張設したコーナー19cに通常の
蝶番を使用してヒンジ結合とすることも考えられる。
梁底型枠19bのそれぞれの内側に張設する面板20がコー
ナー19cで折れ曲がり可能に連続しており、この面板20
がコーナー19cで折れ曲がるたわみを利用して回動可能
な結合としたが、梁側型枠19aと梁底型枠19bとの内側に
偏平な面板20をそれぞれ張設したコーナー19cに通常の
蝶番を使用してヒンジ結合とすることも考えられる。
前記横ビーム14の立上げ部14aと梁側型枠19aとにター
ンバックル21等の伸縮自在の止金具を掛渡し、また梁型
枠支保工11の上面で仮受け梁材13上に適宜間隔でスクリ
ュージャッキによる支柱22を横ビーム14の立上げ部14a
と梁側型枠19aとの間にこれらと平行するように立上
げ、その先端に大引受け23を取付ける。
ンバックル21等の伸縮自在の止金具を掛渡し、また梁型
枠支保工11の上面で仮受け梁材13上に適宜間隔でスクリ
ュージャッキによる支柱22を横ビーム14の立上げ部14a
と梁側型枠19aとの間にこれらと平行するように立上
げ、その先端に大引受け23を取付ける。
次に、本発明の型枠装置を用いた施工法について説明
する。
する。
先行して柱鉄筋をジョイントしその外周に柱型枠をセ
ットして該柱型枠の梁下端まで柱コンクリートをポンプ
打ちやバケット打ちで打設し、柱部分を施工する。
ットして該柱型枠の梁下端まで柱コンクリートをポンプ
打ちやバケット打ちで打設し、柱部分を施工する。
そして、この柱間に本発明の型枠装置をセットする。
ついで、合成床用薄肉PC板30を敷き込むが、このPC板
30の敷込みは、第１図、第２図に示すようにその端部を
シール材31や必要に応じて桟木32を介在させて梁側型枠
19aの上端に載せ、またその近傍をスクリュージャッキ
による支柱22で大引受け23にセットした大引33を介して
支承するようにして行われる。
30の敷込みは、第１図、第２図に示すようにその端部を
シール材31や必要に応じて桟木32を介在させて梁側型枠
19aの上端に載せ、またその近傍をスクリュージャッキ
による支柱22で大引受け23にセットした大引33を介して
支承するようにして行われる。
また、合成床用薄肉PC板30の他所は適宜にサポートを
立てて支承する。
立てて支承する。
以後、このPC板30は作業足場として利用できる。
図示は省略するが、Ｕ状断面の梁型枠19の上部開口よ
り先組されたプレファブ鉄筋による梁鉄筋を内部にセッ
トする。
り先組されたプレファブ鉄筋による梁鉄筋を内部にセッ
トする。
そして、合成床用薄肉PC板30上に床設備埋込み配管を
配設したり床上筋を配筋したりしてから、梁、床を構成
するコンクリート41を打設する。
配設したり床上筋を配筋したりしてから、梁、床を構成
するコンクリート41を打設する。
そしてコンクリート41の硬化後に、ターンバックル21
を操作して梁側型枠19aを開いて剥離脱型し、支柱12を
下げて型枠装置を梁Ａ下まで下げて移動盛替えする。
を操作して梁側型枠19aを開いて剥離脱型し、支柱12を
下げて型枠装置を梁Ａ下まで下げて移動盛替えする。
また、型枠装置はジャッキベース12cをキャスター38
に取替えで移動させるが、脱型した型枠装置を他の階へ
移動させるには第４図に示すように斜路39と張出ステー
ジ40を設けて、この張出ステージ40まで型枠装置を移動
させ、クレーンで吊上げて他の階へ収める。
に取替えで移動させるが、脱型した型枠装置を他の階へ
移動させるには第４図に示すように斜路39と張出ステー
ジ40を設けて、この張出ステージ40まで型枠装置を移動
させ、クレーンで吊上げて他の階へ収める。
〔発明の効果〕 以上述べたように本発明の型枠装置は、梁側型枠と梁
底型枠が回動可能に結合されたＵ状断面の梁型枠を使用
し、梁側型枠の上端にPC板もしくは型枠板端を載せる場
合でも、なるべく梁側型枠に荷重をかけないようにし、
また梁型枠支保工の側方には広い作業空間が取れるよう
にして作業性を向上させることができるものである。
底型枠が回動可能に結合されたＵ状断面の梁型枠を使用
し、梁側型枠の上端にPC板もしくは型枠板端を載せる場
合でも、なるべく梁側型枠に荷重をかけないようにし、
また梁型枠支保工の側方には広い作業空間が取れるよう
にして作業性を向上させることができるものである。
第１図は本発明の型枠装置の１実施例を示す全体の側面
図、第２図は同上要部の側面図、第３図は梁型枠の要部
の縦断側面図、第４図は型枠盛替え時の側面図、第５図
は従来例を示す側面図である。 １……支柱、２……仮設梁 ３……底部、４……側部 ５……受部、６……梁底型枠 ７……梁側型枠、８……ターンバックル ９……床型枠、10……補助鉄板 11……梁型枠支保工、12……サポート 12a……上柱、12b……下柱 12c……ジャッキベース、13……仮受け梁材 14……横ビーム、14a……立上げ部 15……下梁材、16……下横材 17,17′……筋違い、18……トラス 19……梁型枠、19a……梁側型枠 19b……梁底型枠、19c……コーナー 20……面板、21……ターンバックル 22……支柱、23……大引受け 30……PC板、31……シール材 32……桟木、33……大引 38……キャスター、39……斜路 40……張出ステージ、41……コンクリート Ａ……梁、Ｂ……型枠装置
図、第２図は同上要部の側面図、第３図は梁型枠の要部
の縦断側面図、第４図は型枠盛替え時の側面図、第５図
は従来例を示す側面図である。 １……支柱、２……仮設梁 ３……底部、４……側部 ５……受部、６……梁底型枠 ７……梁側型枠、８……ターンバックル ９……床型枠、10……補助鉄板 11……梁型枠支保工、12……サポート 12a……上柱、12b……下柱 12c……ジャッキベース、13……仮受け梁材 14……横ビーム、14a……立上げ部 15……下梁材、16……下横材 17,17′……筋違い、18……トラス 19……梁型枠、19a……梁側型枠 19b……梁底型枠、19c……コーナー 20……面板、21……ターンバックル 22……支柱、23……大引受け 30……PC板、31……シール材 32……桟木、33……大引 38……キャスター、39……斜路 40……張出ステージ、41……コンクリート Ａ……梁、Ｂ……型枠装置
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−290164（ＪＰ，Ａ) 実願 昭59−183279号（実開 昭61− 98136号）の願書に添付した明細書及び 図面の内容を撮影したマイクロフィルム （ＪＰ，Ｕ) 実願 昭62−195596号（実開 平１− 98858号）の願書に添付した明細書及び 図面の内容を撮影したマイクロフィルム （ＪＰ，Ｕ)
Claims (1)
- 【請求項１】施工しようとする梁に対し、梁の長さ方向
に延びる仮受け梁材を梁の巾よりも多少大きい巾で平行
して並べ、該仮受け梁材に直交するように横ビームを適
宜間隔で仮受け梁材の下方に組合わせ、この横ビームは
仮受け梁材との交差位置より外側に左右端部が多少張出
し、該張出端を直角に立上げて立上げ部とした横コ字形
のものとし、外管である上柱とこの中に挿入されるスラ
イドパイプである下柱とその下端に挿入するジャッキベ
ースとからなり、このうち上柱は前記仮受け梁材や横ビ
ームとその上端部が結合するとともに下端部は仮受け梁
材に平行する下梁材と横ビームに平行する下横材と結合
するサポートを後述の梁型枠に並んで設け、かつ適宜に
筋違いを仮受け梁材と下梁材間や、横ビームと下横材間
に配設して上部を簡易かつ軽量なトラスとし、梁側型枠
と梁底型枠のそれぞれ内側に張設する金属製せき板であ
るメタルフォームを使用した面板がコーナーで折れ曲が
るたわみを利用して前記梁側型枠と梁底型枠とを回動可
能に結合したＵ状断面の梁型枠の梁底型枠を横ビームに
固定することで、該横ビームの内方にこの梁型枠を設置
し、前記横ビームの立上げ部の上部と前記梁側型枠とに
ターンバックル等の伸縮自在の止金具を掛渡し、また仮
受け梁材上にスクリュージャッキによる支柱を横ビーム
の立上げ部と梁側型枠との間にこれらと平行するように
立上げ、その先端に大引受けを取付け、床となるPC板も
しくは型枠板をその端部をシール材や必要に応じて桟木
を介在させて前記梁側型枠の上端に載せ、またその近傍
を前記大引受けにセットした大引を介して前記スクリュ
ージャッキによる支柱で支承することを特徴とする型枠
装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
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