JP2821336B2 - 味付け魚節削りのティーバッグ包装物 - Google Patents

味付け魚節削りのティーバッグ包装物

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JP2821336B2
JP2821336B2 JP5114778A JP11477893A JP2821336B2 JP 2821336 B2 JP2821336 B2 JP 2821336B2 JP 5114778 A JP5114778 A JP 5114778A JP 11477893 A JP11477893 A JP 11477893A JP 2821336 B2 JP2821336 B2 JP 2821336B2
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fish
tea bag
knot
seasoning
seasoned
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肇 山内
隆太 八木
幹治 土居
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マルトモ株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、だし取り用の味付け魚
節削りのティーバッグ包装物に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、生活レベルの向上に伴い、家庭な
どで調理時間の短縮化、省力化が要望されている状況
下、調理の際のだし取り時間の短縮化、省力化が強く要
望されている。
【0003】このような要望に応えるべく、従来、例え
ば、かつお節などの魚節を径2mm程度の粒状物に粉砕
し、粒状物を調味液にて味付けした後、ティーバッグに
充填した製品が商品化されている。そして、この製品を
沸騰した湯中に入れ、煮て、製品を取り出すと、魚節風
味を有するだし汁が手軽に得られるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の味付け魚節粒状物のティーバッグ包装製品では、魚
節粒状物が径2mm程度と比較的大きいので、魚節風味
を十分に有するだし汁を得るために要する時間が相当長
くかかり、だし取り時間の短縮化が十分に達成されてい
ないという問題点を有している。
【0005】そこで、本発明者等は、上記従来の魚節粒
状物に代えて通常の魚節削りよりもサイズが小さな魚節
削りを用いて、だし取り時間の短縮化を図るべく、鋭意
研究を行ったところ、50μm以下の厚さの削りを破砕
した後に調味液による味付けを行うと、削りが調味液に
て凝集され、ダマと呼ばれる塊状物が形成され、この削
りの塊状物をほぐす工程が別途必要になることが分かっ
たが、味付け工程の後に破砕工程を行うと、破砕工程の
際に破砕とほぐしとが同時に行われるので、ほぐし工程
を別途設ける必要がなくなることを見い出すとともに、
得られる砕片状の味付け魚節削りのティーバッグ包装物
によれば、上記従来の魚節粒状物製品に比べてだし取り
時間が大幅に短縮できることを見い出し、本発明を完成
した。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の味付け魚節削り
のティーバッグ包装物は、魚節を50μm以下の厚さに
削成して魚節削りを得、この魚節削りを調味液にて味付
けし、乾燥させた後、砕片状に破砕し、ティーバッグに
充填して製造されるものである。
【0007】
【作用】本発明の味付け魚節削りのティーバッグ包装物
では、ティーバッグに充填されている魚節削りは、上記
従来の魚節粒状物(径:2mm程度)に比べて厚さが5
0μm以下とかなり薄く形成され、かつ、破砕により通
常の魚節削りよりもサイズが小さく形成されているの
で、包装物を湯中に入れ、短時間煮ると、天然の魚節風
味および香気を有する清澄なだし汁が簡単に得られ、だ
し取り時間を大幅に短縮できる。また、魚節削りは調味
液にて味付けがなされているので、だし汁には魚節風味
とともに調味液による風味が加えられて、だし汁全体の
風味が増強される。さらに、味付け魚節削りはティーバ
ッグ包装されているので、だし取り後に、包装物をその
まま取り出せるので、手間がかからず、便利である。
【0008】さらに、魚節削りを調味液にて味付けする
際に、魚節削りの塊状物が形成されるが、その後、破砕
する際に、個々の魚節削りの破砕と、塊状物のほぐしが
同時に行われるので、製造工程が簡略化され、製造コス
トがかさまない。
【0009】
【実施例】以下、本発明の味付け魚節削りのティーバッ
グ包装物の一実施例を図面を参照して説明する。
【0010】魚節削りの魚節としては、かつお節、さば
節、まぐろ節、いわし節、あじ節等が用いられるが、以
下、かつお節を用いた場合について説明する。
【0011】(1) 常法によりかつお節を製造する。
【0012】(2) 次に、かつお節を蒸煮する。
【0013】(3) 次に、蒸煮したかつお節を、削り機に
て長さが50mm程度以下で、幅が20mm程度以下
で、かつ、厚さが50μm以下、好ましくは20〜30
μmとなるように削成し、かつお節削り(以下、「削
り」という)を得る。
【0014】(4) 次に、削りを攪拌しながら、削りに、
魚節エキス、蛋白分解物、食塩等の水溶液からなる調味
液を添加して、味付けを行う。なお、かつお節削りと調
味液とを5:2〜5:3の重量比で配合することが好ま
しい。
【0015】このとき、削りは調味液にて凝集され、削
りの塊状物がところどころに形成される。
【0016】(5) 次に、味付け削りを乾燥機にて60〜
70℃で3〜5時間乾燥する。このとき、塊状物の形態
がそのまま保持された状態で乾燥される。
【0017】(6) 次に、塊状物を含んだ状態のまま、味
付け削りを裁断機で縦横方向に裁断し、長さが9mm程
度以下で幅が5mm程度以下の砕片状に破砕する。この
とき、個々の味付け削りの破砕と塊状物のほごしとが同
時に行われ、砕片状の味付け削りが一挙に得られる。
【0018】裁断機として、例えば、図1および図2に
示す裁断機1を用いると、効率的に破砕を行うことがで
きる。図1および図2において、2は削り運搬用のベル
トコンベアで、このベルトコンベア2は駆動軸3にて矢
指A(図1)に示す方向に駆動されるようになってい
る。また、このベルトコンベア2上には上下動する刃体
4が設けられ、この刃体4は、ベルトコンベア2の駆動
方向に対して垂直に配設された刃先部5とこの刃先部5
に垂直に突設された複数個の刃先部6とを有して形成さ
れている。
【0019】そして、図1に示すように、塊状物を含ん
だ状態の味付け削り7をベルトコンベア2上に載置する
と、ベルトコンベア2にて運搬され、刃体4を通過する
際に、刃先部5,6にて縦横方向に同時に破砕されるの
と同時に塊状物のほごしが同時に行われ、砕片状の味付
け削り8となり、この砕片状の味付け削り8はさらに運
搬されて、ベルトコンベア2の一端部2aから落下し、図
示しない容器に収容される。
【0020】(7) 次に、砕片状の味付け削り7を3g、
数cm×数cm程度の大きさのティーバッグに充填し、
ティーバッグ包装物を得る。
【0021】ここで、「ティーバッグ」とは、紙、合成
樹脂等の耐熱性材料にて形成される透水性の小袋をい
い、包装状態のまま煎じることが可能なものをいう。
【0022】上記の如く製造したティーバッグ包装物1
個を650ccの湯中に入れ、所定時間煮て、取り出す
操作を行い、煮る時間を変化させて、適宜の風味を有す
るだし汁が得られるまでに要する時間を数人のパネラー
によるパネルテストにて調べた結果、2〜3分間で、風
味を十分に有するだし汁が得られることが分かり、煮る
時間を3分間以上に延ばしても、風味にはほとんど変化
がないことが分かった。
【0023】なお、上記工程(4) においては、調味液と
して、魚節エキス、蛋白分解物、食塩等の水溶液からな
るものについて説明したが、本発明はこれに限られるも
のではなく、調味液として、嗜好に応じて、種々の調味
物質を用いてもよい。
【0024】また、上記工程(6) においては、破砕の際
に、図1および図2に示す裁断機1を用いた場合につい
て説明したが、本発明はこれに限られるものではなく、
他の構造を有する裁断機を用いてもよい。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、砕片状の魚節削りがテ
ィーバッグに充填されているので、ティーバッグ包装物
を湯中に入れ、煮た後、包装物を取り出すことにより、
天然の魚節風味および香気を有する清澄なだし汁が簡単
に得られるとともに、だし取り時間を従来品に比べて大
幅に短縮することができる。また、魚節削りは調味液に
て味付けされているので、だし汁全体の風味が増強され
る。このため、本発明は、各種吸い物、茶碗蒸し等のだ
し取り用として好適に用いられる。
【0026】さらに、包装状態のまま、中身が魚節削り
であることが一見して分かるので、消費者に、合成品で
はなく天然物に由来する食品であるという好ましい安心
感を与えることができる。
【0027】さらにまた、魚節削りの味付け工程後に破
砕工程を行うことにより、破砕工程中に個々の魚節削り
の破砕と、塊状物のほぐしが同時に行われるので、製造
工程が簡略化され、製造コストがかさまない。また、魚
節削りを破砕してサイズを小さくしているので、数g程
度ずつをティーバッグに重量誤差なく充填するのが容易
になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】味付け魚節削りの裁断に用いる裁断機の一実施
例を示す縦断面図である。
【図2】同上味付け魚節削りを欠いた状態を示す平面図
である。
【符号の説明】
8 味付け魚節削りとしての砕片状の味付け削り
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A23L 1/22 - 1/237 A23L 1/24 A23L 1/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 魚節を50μm以下の厚さに削成して魚
    節削りを得、この魚節削りを調味液にて味付けし、乾燥
    させた後、砕片状に破砕し、ティーバッグに充填して製
    造されることを特徴とする味付け魚節削りのティーバッ
    グ包装物。
JP5114778A 1993-05-17 1993-05-17 味付け魚節削りのティーバッグ包装物 Expired - Lifetime JP2821336B2 (ja)

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JPH06319483A JPH06319483A (ja) 1994-11-22
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