JP2820588B2 - 伸縮性スパンライク加工糸およびその製造方法 - Google Patents

伸縮性スパンライク加工糸およびその製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ヘザー効果と改良され
た伸縮特性を有する伸縮性スパンライク加工糸に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、伸縮性を有するスパンライク
加工糸を製造する方法として例えば、延伸された弾性糸
と熱可塑性の非弾性繊維束を引き揃えて仮撚した後、リ
ラックスを与える方法(特公昭50-5305 号公報)、ある
いはポリブチレンテレフタレートと該フィラメントより
伸度の大なるポリエステルフィラメントとを混繊・交絡
した後、同時延伸仮撚加工することにより、伸縮性に富
むスパンライク加工糸を得る方法(特公昭60-20489号公
報)が開示されている。
【0003】しかし、これらの方法はいずれも、弾性糸
をただ1種類の熱可塑性繊維で被覆しているだけであ
り、被覆が不十分で、織編物等に加工する際に、弾性糸
にのみ応力が集中して、糸ズレや弾性糸の目むき(弾性
糸の切断、塑性変形あるいは被覆糸のズレにより、弾性
糸が外へ飛び出す現象)が発生し、商品の外観を損ねる
だけでなく、伸縮性が低下して使用不能となる場合もあ
るという致命的な欠点を有していた。
【0004】このような問題を解決するため、先に本出
願人は、弾性糸を2種類の捲縮糸が被覆し、その際、弾
性糸と捲縮糸との間および捲縮糸と捲縮糸との間に部分
的に混繊・交絡部が付与された多段応力緩和機能を有す
る嵩高弾性糸を提案した(特願平4-164857号)。
【0005】該提案によれば、弾性糸が充分に被覆さ
れ、糸ずれや弾性糸の目むきが防止できるので良好な伸
縮性を付与することが可能となるが、本発明者らがさら
に詳細に検討を加えた結果、該嵩高弾性糸の外層部に配
置されるポリエステルマルチフィラメント捲縮糸をイオ
ン性染料に可染性のポリエステルマルチフィラメント捲
縮糸とすることにより、ヘザー効果が付与できるだけで
なく特に低伸度の伸長に対する伸縮特性をも改良するこ
とができることを究明した。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、紡績
糸様の風合をもち且つ染色により深味のあるへザー効果
を示し、しかも従来の被覆弾性糸の欠点である目むきを
防止するとともに、低伸度の伸長に対する伸縮特性が改
良されたスパンライク加工糸を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】かくして本発明によれ
ば、(1) 弾性糸(A)を芯糸とし、(A)の周りにイオ
ン性染料に不染性のポリエステルマルチフィラメント捲
縮糸(B)が中間層として配置され、さらに(B)の周
りにイオン性染料に可染性のポリエステルマルチフィラ
メント捲縮糸(C)が鞘部として交互撚糸状に巻き付
き、且つ(A)と(B)との間および(B)と(C)と
の間には、各フィラメントが互いに混合交錯した交絡部
が形成されていることを特徴とする伸縮性スパンライク
加工糸および、(2) 緊張状態にある弾性糸と、切断伸度
が100 〜250 %であるイオン性染料に不染性のポリエス
テル部分配向糸、および切断伸度が250 %以上で且つ前
記部分配向糸との伸度差が80%以上であるイオン性染料
に可染性のポリエステル未延伸糸とを引き揃え、攪乱気
流により交絡度60〜120 ケ/mの交絡を付与した後、1.
2倍以上の倍率で延伸同時仮撚することを特徴とする伸
縮性スパンライク加工糸の製造方法が提供される。
【0008】以下、本発明を添付図面を参照しつつ説明
する。〔図1〕は本発明の一実施態様を表わす側面図で
ある。まず弾性糸1を1対の第一ローラー5と第二ロー
ラー6の間で 2〜5 倍に延伸した後、イオン性染料に不
染性のポリエステルマルチフィラメント2およびイオン
性染料に可染性のポリエステルマルチフィラメント3を
供給し、第二ローラー6と第三ローラー8の間に設けた
交絡ノズル7で交絡度60〜120 ケ/mの交絡を付与す
る。この時の圧空圧力は 1〜6kg/cm2 、オーバーフィー
ド率は0.5 〜4 %が適当である。この交絡処理を行なう
ことにより、糸間のズレが防止でき、また仮撚加工中の
断糸を著しく減少することもできる。
【0009】次に、該交絡糸は、第三ロ−ラー8と延伸
ローラー11との間に設けた加熱板9と、3軸多段ディ
スク式の外接摩擦仮撚具10を用い、1.2 倍以上の倍率
で延伸同時仮撚される。加熱板の温度は、弾性糸やポリ
エステルマルチフィラメント2あるいは3の融着や劣化
が起きない範囲で適宜設定すればよいが、好ましくは10
0 〜180 ℃である。また、延伸倍率は、使用する熱可塑
性合成繊維の伸度に応じ適宜設定すればよい。仮撚ディ
スクの周速度は糸速度の 2倍程度が好ましい。次いで熱
固定、解撚された交絡糸は巻取り機12により、チーズ
13として巻き取られる。
【0010】本発明に使用する弾性糸は、160 〜240 ℃
の融点および200 〜900 %の伸度を有するもので、ポリ
ウレタン系、ポリエステル系、ポリアミド系あるいはゴ
ム系等任意のものを例示することができる。中でも、ポ
リブチレンテレフタレート系ポリエステルをハードセグ
メントとし、ポリオキシブチレングリコール系ポリエー
テルをソフトセグメントとするブロック共重合ポリエー
テル・エステル弾性糸が耐熱性や耐薬品性の点から好ま
しい。また、紡糸条件等を調整し、弾性糸の伸度を予め
低下させておけば、弾性糸の前延伸を省略することもで
きる。
【0011】また、本発明で使用するイオン性染料に不
染性のポリエステルマルチフィラメントとは、ポリエチ
レンテレフタレートまたはこれにイオン性染料に親和性
のない第3成分(例えばイソフタル酸、プロピレングリ
コール等)を少量共重合したポリエステルからなるマル
チフィラメントであって、酸性染料や塩基性染料等のイ
オン性染料によって実質的に染色されないものを総称す
る。該ポリエステルマルチフィラメントの切断伸度は10
0 〜250 %である。切断伸度が100 %以下では延伸同時
仮撚中に糸切れが多発し、一方250 %を越える場合には
芯糸との糸ずれ等が発生する。
【0012】一方、イオン性染料に可染性のポリエステ
ルマルチフィラメントとは、分子中にイオン性染料に可
染性の基(例えばスルホネート基)を含有するポリエス
テルあるいはイオン性染料に可染性のポリマー(例えば
ナイロン6等)をブレンドしたポリエステルからなるマ
ルチフィラメントであって、イオン性染料によって濃色
に染色されるものを総称する。中でも、酸成分として、
5−ナトリウムスルホイソフタル酸を0.5 〜10モル%程
度含む共重合ポリエチレンテレフタレートからなるポリ
エステルマルチフィラメントが好適である。
【0013】該ポリエステルマルチフィラメントの切断
伸度は250 %以上であり、またイオン性染料に不染性の
ポリエステルマルチフィラメントとの切断伸度差は80%
以上である。切断伸度が250 %未満あるいは伸度差が80
%未満の場合には、良好な巻き付き構造が形成されず、
本発明の効果が発現しない。
【0014】上記2種類のポリエステルマルチフィラメ
ントには、本発明の目的を損なわない範囲で他の改質
剤、酸化防止剤、難撚剤、帯電防止剤、蛍光増白剤、着
色剤、安定剤、無機粒子等を添加してもよい。
【0015】また、上記2種類のポリエステルマルチフ
ィラメントは、イオン性染料で染色された際に異なった
染着性を示す他、延伸同時仮撚加工を施された際の捲縮
性能が異なる。
【0016】即ち、イオン性染料に可染性のポリエステ
ルマルチフィラメントは、ポリマー中に含まれるイオン
性染料に可染性の基やポリマーが可塑剤として作用する
ため、同一の温度条件下ではイオン性染料に不染性のポ
リエステルマルチフィラメントよりも低い捲縮性能しか
示さない。
【0017】前記繊維を構成成分とする本発明のスパン
ライク加工糸は、弾性糸を芯糸とし、該弾性糸の周りに
イオン性染料に不染性のポリエステルマルチフィラメン
ト捲縮糸が中間層として配置され、さらにその周りにイ
オン性染料に可染性のポリエステルマルチフィラメント
捲縮糸が巻き付いた3層構造を呈していることが必要で
ある。この3層構造が形成されていない場合には、後述
の多段応力緩和機能が発現せず、目むきの発生が防止で
きない。
【0018】
【作用】本発明は以上の構成を採っているので以下の作
用を奏する。本発明のスパンライク加工糸は、イオン性
染料に不染性のポリエステルマルチフィラメント捲縮糸
が弾性糸の周りに中間層として配置され、さらにその周
りにイオン性染料に可染性のポリエステルマルチフィラ
メント捲縮糸が鞘部として交互撚糸状に巻き付いた三層
構造を呈しており、しかも弾性糸と中間層の捲縮糸およ
び中間層の捲縮糸と鞘部の捲縮糸とが混繊・交絡部を有
しているので、多段応力緩和機能が働き、無撚状態にお
いても目むきが防止できるだけでなく、着用感に優れた
ソフトでスムーズな伸縮特性が得られる。
【0019】即ち、多段応力緩和機能とは、スパンライ
ク加工糸が伸張された場合、まず芯部の弾性糸が伸張さ
れ、次に中間層の捲縮糸に伸張応力が伝わり、該中間層
の捲縮糸の捲縮が伸張応力に抵抗している間にさらに鞘
部の捲縮糸の伸張が起こるといった、加工糸全体で伸張
応力に抵抗することを可能とする機能である。
【0020】また、本発明においては、鞘部の捲縮糸の
捲縮率が中間層の捲縮糸の捲縮率よりも小さくなるの
で、前述の鞘部の捲縮糸の伸長が中間層の捲縮糸の伸長
とほぼ同時に始まり、特に低伸度の伸長に対して抵抗力
のある良好な伸長回復性を示すようになる。
【0021】さらに、中間層の捲縮糸と鞘部の捲縮糸が
イオン性染料に対して異なった染着性を有しており、し
かも前述のような混繊・交絡部が存在しているために、
イオン性染料で染色した場合、良好なヘザー効果も付与
できる。
【0022】これに対して、従来の被覆弾性糸では、巻
付糸の被覆が不十分であり、しかも弾性糸のみが伸張応
力に抵抗し、必要以上に伸張されるために劣化が早ま
り、目むき等の現象が発生する。
【0023】また、中間層、鞘部ともにイオン性染料に
可染性あるいは不染性のポリエステルマルチフィラメン
トを用いたスパンライク加工糸に比べ、特に低伸度の伸
長に対する伸長回復性が改良される。
【0024】以下、実施例をあげて本発明をさらに具体
的に説明する。
【0025】
【実施例1】弾性糸として、切断伸度が800 %の、ポリ
ブチレンテレフタレートをハードセグメントとし、ポリ
オキシブチレングリコールをソフトセグメントとするブ
ロック共重合ポリエーテルエステル未延伸モノフィラメ
ント(70デニール)を用い、該弾性糸と、切断伸度が15
0 %の、ポリエステルマルチフィラメント未延伸糸(12
0 デニール/36フィラメント)および切断伸度が370 %
の、5−ナトリウムスルホイソフタル酸を2.6 モル%共
重合したポリエステルマルチフィラメント未延伸糸(13
5 デニール/48フィラメント)を合糸して〔図1〕に示
す装置に供給した。
【0026】まず弾性糸1を第一ローラー5と第二ロ−
ラ−6で 3倍に延伸した後、第二ローラー6の上流側で
前記2種類のポリエステルマルチフィラメントと引揃
え、第三ローラー8との間に設けたインターレースノズ
ル7に通して圧空圧4kg/cm2 、オーバーフィード率1.5
%で約80ケ/mの交絡を付与した。
【0027】次いで、第三ローラー8と延伸ローラー1
1との間に設けた加熱板9と仮撚ディスク10との間で
同時延伸仮撚、熱固定、解撚を行なった後、巻き取り機
12で巻き取って嵩高弾性糸13を得た。この時の延伸
倍率は1.54倍、加熱板の温度は160 ℃、仮撚ディスクの
周速度は 600m/分、延伸ローラー速度は 320m/分であっ
た。
【0028】得られたスパンライク加工糸の断面は〔図
2〕に示す通り、イオン性染料に不染性のポリエステル
マルチフィラメント捲縮糸が中間層に、イオン性染料に
可染性のポリエステルマルチフィラメント捲縮糸が鞘部
に配された三層構造を有していた。
【0029】また、〔図3〕は本発明で得られるスパン
ライク加工糸の側面図であり、〔図3〕の (a) は加工
糸を引張った状態、〔図3〕の (b) はフリーの状態を
示す。図から明らかなように、本発明のスパンライク加
工糸は、糸ずれや弾性糸の目むきが発生せず、良好な伸
縮性能を示す。
【0030】この嵩高弾性糸に150t/mのS撚をかけて、
経100 本/インチ、緯60本/インチの密度で平織に製織
した後、常法に従い精錬、プレセット、染色(保土ヶ谷
化学製Cathilon Black CD-BLH 、7%owf にて染色)、フ
ァイナルセットを行なった。
【0031】得られた織物は、ソフトでスパンライクな
風合と深みのあるヘザー外観を有しており、特に低伸度
の伸長に対して良好な伸縮性能を示した。また、該織物
の経および緯方向にそれぞれ30%の伸張を与えた時の外
観を観察した結果、目むきの発生は全く見られなかっ
た。
【0032】
【実施例2】実施例1と同じ弾性糸を用い、切断伸度が
110 %の、ポリエステルマルチフィラメント未延伸糸
(75デニール/12フィラメント)および切断伸度が260
%の、5−ナトリウムスルホイソフタル酸を2.6 モル%
共重合したポリエステルマルチフィラメント未延伸糸
(130 デニール/48フィラメント)を用いて、実施例1
と同様の方法でスパンライク加工糸13を得た。この時
の弾性糸の延伸倍率は 4倍、同時延伸仮撚倍率は1.35
倍、加熱板の温度は180 ℃であった。
【0033】この加工糸に1500t/m のS撚をかけて、経
90本/インチ、緯55本/インチの密度で2/2 ツイルに製
織した後、実施例1と同様に精錬、プレセット、染色、
ファイナルセットを行なった。
【0034】得られた織物は、ソフトでスパンライクな
風合と深みのあるヘザー外観を有しており、特に低伸度
の伸長に対して良好な伸縮性能を示した。また、実施例
1と同様に、該織物の経および緯方向にそれぞれ30%の
伸張を与えても、目むきの発生は全く見られなかった。
【0035】
【比較例1】実施例1と同じ弾性糸を用い、切断伸度が
120 %の、5−ナトリウムスルホイソフタル酸を2.6 モ
ル%共重合したポリエステルマルチフィラメント未延伸
糸(130 デニール/48フィラメント)1本だけを用い
て、実施例1と同様の方法でスパンライク加工糸13を
得た。この時の弾性糸の延伸倍率は 3倍、同時延伸仮撚
倍率は1.5 倍、加熱板の温度は160 ℃であった。
【0036】この加工糸に150t/mのS撚をかけて、経10
3 本/インチ、緯63本/インチの密度で平織に製織した
後、実施例1と同様に精錬、プレセット、染色、ファイ
ナルセットを行なった。得られた織物は、弾性糸の被覆
が不完全で品位が低く、伸縮性能もスムースさに欠ける
ものであった。また、実施例1と同様に、該織物の経お
よび緯方向にそれぞれ30%の伸張を与えた場合、目むき
の発生が見られ、ヘザー効果も不充分なものであった。
【0037】
【比較例2】実施例1において、5−ナトリウムスルホ
イソフタル酸を2.6 モル%共重合したポリエステルマル
チフィラメント未延伸糸(135 デニール/48フィラメン
ト)を、伸度が380 %のイオン性染料に不染性のポリエ
ステルマルチフィラメント未延伸糸(135 デニール/48
フィラメント)に変更した以外は実施例1と同様に実施
した。
【0038】得られた織物は、ソフトでスパンライクな
風合を有しており、織物の経および緯方向にそれぞれ30
%の伸張を与えた時にも目むきの発生は全く見られなか
ったが、低い伸度の伸長に対する伸縮性能はやや抵抗力
に欠けるものであった。
【0039】
【発明の効果】本発明によれば、無撚状態においても弾
性糸の目むきが防止でき、ソフトでスパンライクな風合
と、深みのあるヘザー外観および特に低伸度の伸長に対
して抵抗力のある良好な伸長回復性を示す。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスパンライク加工糸の製造装置の側面
図。
【図2】本発明のスパンライク加工糸の断面図。
【図3】本発明のスパンライク加工糸の側面図。
【符号の説明】
1 弾性糸 2 イオン性染料に不染性のポリエステルマルチフィラ
メント 3 イオン性染料に可染性のポリエステルマルチフィラ
メント 4 糸ガイド 5 第一ローラー 6 第二ローラー 7 交絡ノズル 8 第三ローラー 9 加熱板 10 摩擦仮撚具 11 延伸ローラー 12 巻取り機 13 チーズ A 弾性糸 B イオン性染料に不染性のポリエステルマルチフィラ
メント C イオン性染料に可染性のポリエステルマルチフィラ
メント
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI // D03D 15/00 D03D 15/00 C

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弾性糸(A)を芯糸とし、(A)の周り
    にイオン性染料に不染性のポリエステルマルチフィラメ
    ント捲縮糸(B)が中間層として配置され、さらに
    (B)の周りにイオン性染料に可染性のポリエステルマ
    ルチフィラメント捲縮糸(C)が鞘部として交互撚糸状
    に巻き付き、且つ(A)と(B)との間および(B)と
    (C)との間には、各フィラメントが互いに混合交錯し
    た交絡部が形成されていることを特徴とする伸縮性スパ
    ンライク加工糸。
  2. 【請求項2】 延伸状態にある弾性糸と、切断伸度が10
    0 〜250 %であるイオン性染料に不染性のポリエステル
    部分配向糸、および切断伸度が250 %以上で且つ前記部
    分配向糸との伸度差が80%以上であるイオン性染料に可
    染性のポリエステル未延伸糸とを引き揃え、攪乱気流に
    より交絡度60〜120 ケ/mの交絡を付与した後、1.2 倍
    以上の倍率で延伸同時仮撚することを特徴とする伸縮性
    スパンライク加工糸の製造方法。
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