JP2819485B2 - 足踏み式駐車ブレーキ - Google Patents

足踏み式駐車ブレーキ

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JP2819485B2
JP2819485B2 JP41323490A JP41323490A JP2819485B2 JP 2819485 B2 JP2819485 B2 JP 2819485B2 JP 41323490 A JP41323490 A JP 41323490A JP 41323490 A JP41323490 A JP 41323490A JP 2819485 B2 JP2819485 B2 JP 2819485B2
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brake
ratchet
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pedal
parking brake
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島 銃 二 小
村 吉 治 北
室 康 一 山
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NHK Spring Co Ltd
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NHK Spring Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ブレーキペダルと一体
回動するラチェット爪をブレーキケーブルに連結された
ラチェットに係合させると共に前記ペダルの踏込みでラ
チェットをブレーキを掛ける方向へ回動させる足踏み式
駐車ブレーキに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の足踏み式駐車ブレーキと
しては、図5乃至図7に示すブレーキ装置がある。この
ブレーキ装置においてはブレーキペダル1はその基端部
がベースプレート2に固着された支軸3に回転自在に取
付けられており、かつリターンスプリング4で復帰方向
(a方向)に付勢されて取付けられている。
【0003】ラチェット5は支軸3に回転自在に取付け
られると共に、このラチェット5にはブレーキケーブル
6の一端が連結されている。
【0004】カムプレート7は先端に円弧状のカム面7
aを有しており、その基端部が支軸3に固定されてい
る。また、ブレーキペダル1にはラチェット5の係合方
向へ付勢されたラチェット爪8が枢着されており、ベー
スプレート2にはラチェット5の係合方向へ付勢された
ロック爪9が枢着されている。このロック爪8にはレリ
ーズケーブル10の一端が連結されている。
【0005】そしてこの従来のブレーキ装置においては
ラチェット爪8がその先端をカムプレートのカム面7a
に当接させてラチェット5との係合を解除した初期状態
(図5)から、ブレーキペダル1を足で踏込んでb方向
へ回動させると、ラチェット爪8はペダル1と一体とな
って回動してその先端がカム面7aから外れる。カム面
7aから外れたラチェット爪8はラチェット5に係合し
てラチェット5をペダル1と同一方向へ回動させる(図
8)。この回動によってブレーキケーブル6が引き出さ
れてブレーキが掛かると共に、ラチェット5はロック爪
9と係合するようになる。この状態でペダル1から足を
離すと図9に示すようにペダル1はリターンスプリング
4により元の位置に復帰するが、ラチェット5はロック
爪9の係合により回動後の位置に保持されブレーキの掛
かった状態が保持される(ブレーキ保持状態)。
【0006】尚、前記した1回の踏込みでブレーキの利
きが浅い場合は再度踏込んで所定のブレーキの利きを得
る。
【0007】また、上記ブレーキ保持状態を解除するに
は、レリーズケーブル10を引張し、ラチェット5とロ
ック爪9との係合を解除することによって行われる。こ
の解除によってラチェット5はブレーキケーブル6の引
張力により元の位置(図7)に復帰し初期状態となる。
このラチェット5の復帰時にはペダル1は既に復帰して
いるので、ペダル1の衝撃的な復帰作動を伴うことがな
く安全作動できる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来の足踏み式駐車ブレーキにおいてはブレーキ保持状態
がラチェット5とロック爪9との係合によって得られる
ものであるから、ペダル1を踏込んだ位置が最大ブレー
キ位置にも拘らず、この位置を保持することができずラ
チェット5がロック爪9に係合するためにラチェット5
の1ピッチ分だけ復帰方向へ戻り、ブレーキケーブル6
も同方向へ戻ることになる。このため従来の足踏み式駐
車ブレーキは最大ブレーキ位置でのブレーキ保持状態が
得られないという課題を有していた。また、ラチェット
5のピッチ巾を小さくすれば、それだけラチェット5及
びブレーキケーブル6の戻り量を少なくすることができ
るが、あまりピッチ巾を小さくするとラチェット5の歯
部の強度低下をもたらし、実現不可能である。
【0009】本発明は前記した事情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は最大ブレーキ位置でブレーキ保持
状態が得られる足踏み式駐車ブレーキを提供するにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明はブレーキペダルと一体回動するラチェット爪を
ブレーキケーブルに連結されたラチェットに係合させる
と共に前記ペダルの踏込みでラチェットをブレーキを掛
ける方向へ回動させる足踏み式駐車ブレーキにおいて、
前記ラチェットの回転中心部位に一体化され支軸に回転
自在に外挿された芯金と、この芯金にコイル部が密接状
態で外挿されると共に一端が自由端でレリーズケーブル
に連結されており、他端が固定されたロックばねとから
なるブレーキ保持手段を具備したことを特徴としてい
る。
【0011】
【作用】ブレーキ保持手段は、ロックばねの芯金に対す
る締め付けがブレーキを掛ける方向のラチェットの回転
においては緩み、同方向の回転を容易にするが、ブレー
キを開放する方向のラチェットの回転においては強まっ
て、同方向の回転を瞬時にロックしてブレーキ保持状態
を維持する。
【0012】レリーズケーブルの引張はロックばねを拡
径して、ラチェットを元の位置に復帰させてブレーキ保
持状態を解除する。
【0013】
【実施例】以下、本発明を図示した実施例に基づいて具
体的に説明する。尚、従来の足踏み式駐車ブレーキと同
一構成要素は同一符号を付して説明する。
【0014】図1乃至図3は本発明に係る足踏み式駐車
ブレーキを示す。このブレーキ装置はベースプレート2
に固着された支軸3に基端が回転自在に取付けられたブ
レーキペダル1と、支軸3に回転自在に取付けられた略
扇形状のラチェット5と、支軸3に基端部が固着され先
端に円弧状カム面7aが形成されたカムプレート7と、
ラチェット5に係合するように回転付勢されてブレーキ
ペダル1に枢着されたラチェット爪8と、ブレーキ保持
手段20とから大略構成されている。
【0015】ブレーキペダル1は先端が足踏みされて踏
込み方向に回動するようになっていると共に、踏込みを
解除すると元の位置に復帰するようにベースプレート2
との間にリターンスプリング4が張設されている。
【0016】ラチェット5にはブレーキケーブル6の一
端が連結されており、ラチェット5の回動によりブレー
キケーブル6の他端に連結したブレーキ機構(図示せ
ず)のON,OFFを行うようになっている。
【0017】カムプレート7はその先端のカム面7aが
ラチェット5の外周面よりも突出する大きさに形成され
ており、ブレーキペダル1が初期状態の位置にあるとき
ラチェット爪8がカム面7aに当接してラチェット5と
の係合が解除される位置に固着されている(図1参
照)。
【0018】また、ラチェット爪8はブレーキペダル1
に植設したピン30に回転自在に軸支されると共に、ね
じりばね31によりラチェット5側へ回転付勢されてい
る。このためラチェット爪8はブレーキペダル1と一体
となって回動し、カム面7aとの当接が外れた位置でラ
チェット5に係合するようになっている。
【0019】さらに、ブレーキ保持手段20はラチェッ
ト5と一体になった芯金21と、この芯金21にコイル
部22aが密接状態で外挿されたロックばね22とから
大略構成されている。芯金21は支軸3に外挿可能な円
筒体からなり、芯金21を支軸3に外挿することによっ
てラチェット5は支軸3に回転自在に取付けられてい
る。
【0020】ロックばね22はコイル部22aの内径が
自由状態で芯金21の外径よりも小さくなるように形成
され、芯金21に拡径させて外挿される。このため外挿
後はコイル部22aが芯金21に、ある締め代をもって
密接する。このときロックばね22のコイル部22a
は、ラチェット5のブレーキが掛かる方向の回転で巻戻
され、かつ前記とは逆のラチェット5のブレーキ解除方
向の回転で巻締められるように巻回形成されている。
【0021】そしてロックばね22はそのコイル部22
aを芯金21に外挿した後、一端フック部22bをベー
スプレート2に植設したピン32に係止させ、かつ他端
フック部22cを自由端とすると共にこのフック部22
cにレリーズケーブル10を連結させて装着されてい
る。
【0022】以上のように構成された本実施例の足踏み
式駐車ブレーキは次の様に作動する。初期状態は図1に
示すようにラチェット爪8がカム面7aに当接してラチ
ェット爪8とラチェット5との係合が解除された状態に
なっている。
【0023】この初期状態からブレーキペダル1を踏込
むと、ブレーキペダル1はb方向へ回動し、ラチェット
爪8も同方向へ回動してカム面7aとの当接状態が解除
される。この解除されたラチェット爪8はラチェット5
に係合し、ラチェット5を同方向へ回動させる。
【0024】このときのラチェット5の回動は同方向の
芯金21の回動を伴うが、この回動方向はロックばね2
2の巻戻し方向となるのでコイル部22aと芯金21と
の間に生じる摩擦力は小さく同方向の回動を容易に行え
る。このラチェット5の回動後の状態は図4に示すよう
になりブレーキケーブル6が引出されてブレーキが掛か
った状態となる。
【0025】この状態でブレーキペダル1から足を外す
とブレーキペダル1はリターンスプリング4によりa方
向へ回動して図1に示す初期状態に復帰するが、ラチェ
ット5はロックばね22によりその回動がロックされて
ブレーキが掛かった状態が保持される。このブレーキ保
持状態はラチェット5がブレーキ解除方向へ回動しよう
とすると、芯金21の同方向の回動がロックばね22の
巻締め方向となるのでコイル部22aと芯金21との間
に生じる摩擦力は著大となり、ラチェット5のブレーキ
解除方向の回動を瞬時にロッすることによって得られ
る。このためラチェット5を踏込んだ位置にロックする
ことができるので最大ブレーキ状態が得られる。
【0026】尚、この場合ブレーキの利きが弱い場合
は、初期状態に戻ったブレーキペダル1を再度踏込んで
前記したと同様にラチェット5をブレーキの掛かる方向
へ回動させればよい。
【0027】また、ブレーキ保持状態を解除するには次
の様にする。ロックばね22の自由端(他端フック部)
に連結したレリーズケーブル10を引張してコイル部2
2aを拡径することにより行う。このコイル部22aの
拡径でコイル部22aと芯金21との摩擦がなくなり、
ラチェット5はブレーキケーブル6の引張力によりブレ
ーキ解除方向へ回動し、図1に示す初期状態に復帰す
る。このブレーキ解除時にはブレーキペダル1は既に初
期状態に復帰しているので、ブレーキペダル1の衝撃的
な復帰作動が伴うことなく安全である。
【0028】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、ブレ
ーキペダルを踏込んだ際のブレーキケーブルの戻り量が
皆無か、あるいは極めて少量となりその位置でブレーキ
保持状態を得ることができるので、常に最大ブレーキ状
態が維持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る足踏み式駐車ブレーキの正面図で
ある。
【図2】図1に示す駐車ブレーキのX矢視側面図であ
る。
【図3】図1に示す駐車ブレーキのY矢視側面図であ
る。
【図4】図1に示す駐車ブレーキの作動を示す正面図で
ある。
【図5】従来の足踏み式駐車ブレーキの正面図である。
【図6】図5に示す駐車ブレーキのX矢視側面図であ
る。
【図7】図5に示す駐車ブレーキのY矢視側面図であ
る。
【図8】図5に示す駐車ブレーキの作動を示す正面図で
ある。
【図9】図5に示す駐車ブレーキの作動を示す正面図で
ある。
【符号の説明】
1 ブレーキペダル 3 支軸 5 ラチェット 6 ブレーキケーブル 8 ラチェット爪 10 レリーズケーブル 20 ブレーキ保持手段 21 芯金 22 ロックばね 22a コイル部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブレーキペダルと一体回動するラチェッ
    ト爪をブレーキケーブルに連結されたラチェットに係合
    させると共に前記ペダルの踏込みでラチェットをブレー
    キを掛ける方向へ回動させる足踏み式駐車ブレーキにお
    いて、前記ラチェットの回転中心部位に一体化され支軸
    に回転自在に外挿された芯金と、この芯金にコイル部が
    密接状態で外挿されると共に一端が自由端でレリーズケ
    ーブルに連結されており、他端が固定されたロックばね
    とからなるブレーキ保持手段を具備したことを特徴とす
    る足踏み式駐車ブレーキ。
JP41323490A 1990-12-22 1990-12-22 足踏み式駐車ブレーキ Expired - Lifetime JP2819485B2 (ja)

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JPH04221259A JPH04221259A (ja) 1992-08-11
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