JP2817923B2 - ソリッドステート電池 - Google Patents

ソリッドステート電池

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JP2817923B2
JP2817923B2 JP63270628A JP27062888A JP2817923B2 JP 2817923 B2 JP2817923 B2 JP 2817923B2 JP 63270628 A JP63270628 A JP 63270628A JP 27062888 A JP27062888 A JP 27062888A JP 2817923 B2 JP2817923 B2 JP 2817923B2
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M6/00Primary cells; Manufacture thereof
    • H01M6/14Cells with non-aqueous electrolyte
    • H01M6/18Cells with non-aqueous electrolyte with solid electrolyte
    • H01M6/181Cells with non-aqueous electrolyte with solid electrolyte with polymeric electrolytes

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  • Primary Cells (AREA)
  • Polymerisation Methods In General (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はソリッドステート電池に使用するための液状
電解質を含む内部浸透ポリマー網状構造の製造法、ソリ
ッドステート電池、ソリッドステート電池の製造方法、
アノードハーフエレメントの製造方法、放射線キュア組
成物ソリッドステート電池に使用するためのアノードハ
ーフエレメントの製造方法、ソリッドステート電池に使
用するための放射線キュア組成物、ソリッドステート電
池に使用するためのカソードハーフエレメントの製造法
に関する。
ソリッドステート電池(以下ソリッドステート電池を
単に「電池」という場合がある。すなわち本発明の説明
において「電池」と言えば、すべて「ソリッドステート
電池」を意味する。)は、研究および開発な強く要望さ
れるテーマであり、特許が広範囲に出願されている。例
えばアメリカ特許にはArmandによるNo.4,303,748;North
によるNo.4,589,197;Hooper等によるNo.4,547,440;およ
びChristiansenによるNo.4,228,226がある。これらの電
池は、典型的には、アルカリ金属ホイルアノード、イオ
ン化可能アルカリ金属塩含有イオン電導性ポリマー電解
質、およびカソードとしての微粒子遷移金属酸化物から
構成されている。
Bauer等によるアメリカ特許No.4,654,279には電解質
が、架橋ポリマーの連続網状組織であるメカニカルな支
持相と、マトリックスを通じて高電導性の連続経路を提
供するコンプレックス液状ポリマーのアルカリ金属塩か
ら成る含浸電導性液状ポリマーとの二相箱含浸網状組磯
である電池について記載されている。ある態様において
は、リチウム塩とポリエテレンオキシドとの液状コンプ
レックスは、エポキシ、ポリメタクリレート、あるいは
ポリアクリロニトリルのマトリックスにより支持されて
いる。
網状組織は金属塩、塩−コンプレックス液状ポリマー
および架橋支持相用のモノマーの磁性溶剤,溶液をつく
ることにより形成される。溶剤は蒸発して残存物質の混
合物のドライ層を形成する。その後このドライ層はキュ
アされる。
Le Mehaute等によるアメリカ特許No.4,556,614には、
塩コンプレックスポリマーが混和可能でかつ架橋可能な
第二のポリマーと混合されている電池用のソリッド電解
質について記載されている。この第二のポリマーの機能
は、より高電導性非結晶状にコンプレックスポリマーを
保持することでるる。これらは二種類のポリマーとイオ
ン化可能塩との溶剤溶液をつくり、その溶剤を蒸発させ
た後、第二のポリマーを架橋させることによりつくられ
る。第二のポリマーは放射線照射により架橋される。
Andre等によるアメリカ特許No.4,357,6012には、一般
的にヘテロ源子含有架橋ポリマー電解質について述べら
れている。この特許に記載の組成は化学的に架橋された
ものであり、例えばポリオールとポリイソシアネートと
の反応によるものできる。
Xia等による“Conductivities of Solid Polymer Ele
ctrolyte Complexes of Alkari Salts with Polymers o
f Methoxypolyethyleneglycol Methacrylates"(Solid
State Ionics,14,(1984)221〜24)には、イオン化可
能塩とオリゴ−オキシエチルメタクリレートの重合によ
りつくられたポリマーとソリッドポリマー電解質につい
て記載されている。この報文の巻末の参照の項に放射線
架橋についてのテストが述べられている。このポリマー
の分子量は150000〜300,000である。
本発明の主な目的は、ソリッドステート電池用のポリ
マー電解質をつくる方法を提供することにあり、更に詳
しくはその電池アノードおよび/あるいはカソードハー
フエレメントあるいは電池自体の製造法を提供すること
であり、更にこの方法によりつくられた電解質、アノー
ドおよびカソードハーフエレメント、および電池を提供
するところにある。
本発明の電解質は、一般式 (式中、R1は水素あるいは低級アルキル基)から成る群
から選ばれる繰返し単位を含む 液状の、放射線重合可能なモノマーあるいはプレモノ
マー(但しその繰返し単位が一般式 で表される時、その重合可能な化合物はアクリロイル化
合物ではない)、放射線不活性イオン電導性液体、およ
びイオン化可能アルカリ金属塩の混合物をつくった後、
その混合物を活性放射線へ照射させることによりキュア
させてつくられる。本発明の好適な態様によると混合物
は紫外線あるいは電子ビーム線照射によりキュアされ
る。紫外線を用いる場合には混合物に紫外線開始剤を添
加する。
放射線重合可能電解質組成物は、照射前に支持体にコ
ーティングしてもよいし、またモールド中に入れておく
こともできる。混合物への照射により重合あるいは架橋
(三官能ポリマーが使用される)マトリックスがつくら
れ、これは放射線不活性イオン電導性液相により深く浸
透される。最も典型的な本発明の態様によると放射線重
合可能化合物は、好適には低分子量ポリエチレン性不飽
和化合物であり、更に好ましくは、アルカリ金属カオチ
ンと受給体結合しうる少なくとも1個のヘテロ原子を分
子中に有しかつ、少なくとも2個の末端ポリマー重合可
能エチレン性不飽和基を有する化合物である。これらの
化合物は、重合してイオン電導性マトリックスを形成す
る。放射線不活性液体は中性溶媒あるいはアルカリ金属
カチオンと受給体結合可能なヘテロ原子を有する溶媒が
好適であり例えばポリエチレングリコールジメチルエー
テルである。
本発明の方法はアノードおよびカソードのハーフエレ
メント並びに電池の製造に使用することができる。アノ
ードハーフエレメントは、前述の放射線重合可能電解質
組成物を適当なアノード基材例えばニッケルあるいは銅
ホイル上のリチウム金属にコーティングした後、コート
ホイル部に放射線源を通すことによりつくられる。照射
後、ホイルはの表面へ付着されたイオン電導性網状構造
とともに浮び上ってくる。これは、ホイルと電解質との
間に充分な接触を与えるばかりか、更に、カソードエレ
メントと組合される次の操作時における損傷からホイル
下層面を保護するものである。
本発明のある方法よりカソードハーフエレメントの製
造法が提供される。この方法では活性カソード基材、電
子伝導体、液状の放射線重合可能なモノマーあるいはプ
レポリマーポリエチレン性不飽和化合物、放射線不活性
イオン電導性液体および所望ならばイオン化可能アルカ
リ金属塩の混合物をつくり、この混合物を電流コレクタ
ーとして機能するホイル部にコーティングした後、活性
放射線へ照射させてポリエチレン性不飽和化合物を重合
させる。あるケースではコーティングを容易にするた
め、放射線重合可能カソード組成物にイオン化可能アル
カリ金属塩を添加しなくてもよい。電解質層中に過剰量
のイオン電導性塩を添加することもでき、これは電池を
組立てた場合後でカソード層に拡散する。
本発明は、更に完全な電池を製造するのにも有用であ
る。ある方法によればいづれの工程によりつくられたア
ノードおよびカソードハーフエレメントも本発明による
放射線重合可能電解質組成物の層と組合せることがで
き、その組立品を放射線に照射させて電解質層をキュア
させることによりアノードおよびカソードハーフエレメ
ントを一緒に接着されることができる。
更に他の方法を用いることもできる。例えば、本発明
によりつくったキュアアノードおよびカソードハーフエ
レメントを慣用の方法での加熱および加圧により組立て
ることができる。一方いかなる方法によりつくったキュ
アアノードあるいはカソードハーフエレメントも本発明
により未キュアアノードあるいはカソードハーフエレメ
ントと組立てた後、その組立品を放射線へ照射させて、
その二個のエレメントを共に接着させることができる。
更に本発明の他の方法により、本発明での放射線重合可
能組成物含有末キュアアノードおよびカソードハーフエ
レメントを組立てた後その組立品を放射線へ照射させて
エレメントをキェアし、同時に電池をつくることもでき
る。ホイル部を本発明による放射線重合可能電解質およ
びカソード組成物でコーティングし、カソード用電流コ
レクターあるいはアノードを形成するホイル部と組合
せ、その組立品をキュアすることができることもまた明
白なことである。
従って、本発明は、液体の放射線重合可能なモノマー
あるいはプレポリマー、放射線不活性イオン電導性液
体、およびイオン化可能アルカリ金属塩の混合物をつく
ること;該混合物を活性放射線へ照射させることにより
該放射線重合可能化合物を架橋させ、それにより該イオ
ン電導性液体を含有するソリッドマトリックスをつくる
こと;から成ることを特徴とするソリッドステート電池
に使用のための液状電解質を含有する含浸ポリマー網状
構造の製造法に関する。
更に、本発明は、前述の放射線重合可能物質、放射線
不活性イオン電導性液体およびイオン化可能アルカリ金
属塩を含有する混合物でアノード金属ホイル部をコーテ
ィングすること;および該混合物を活性放射線へ照射さ
せることにより該放射線重合可能化合物を架橋させ、該
イオン電導性液体を含有するソリッドマトリックスをつ
くること;から成ることを特徴とするアノードハーフエ
レメントの製造法に関する。
更にまた本発明は、活性カソード基材、電子電導体、
液状のモノマーあるいはプレポリマー放射線重合可能化
合物、放射線不活性イオン電導性液体および任意にイオ
ン化可能アルカリ金属塩の混合物をつくること;および
該混合物を放射線へ照射させて該放射線重合可能ポリエ
チレン性不飽和化合物をキュアすることにより該イオン
電導性液体により含浸されたポリマー網状構造をつくる
こと;から成ることを特徴とするカソードハーフエレメ
ントの製造法を提供するものである。
更に本発明による方法は、液体の放射線重合可能なモ
ノマーあるいはプレポリマー、放射線不活性イオン電導
性液体、およびイオン化可能アルカリ金属塩を含有する
放射線重合可能電解質組成物をその間に有するアノード
およびカソードハーフエレメントを組合せること;およ
びその組立品を放射線へ照射させて放射線重合可能化合
物を重合させ、それにより該イオン電導性液体により含
浸されたポリマー網状構造を通じてのアノードおよびカ
ソードハーフエレメントを共につくること;から成るこ
とを特徴とする電池の製造法である。
更に本発明による他の方法は、アノード金属ホイル部
を液状の放射線重合可能なモノマーあるいはプレポリマ
ー、放射線不活性イオン電導性液体、およびイオン化可
能アルカリ金属塩を含有する放射線重合可能電解質組成
物でコーティングすること;該放射線重合可能電解質組
成物を活性カソード基材、電子伝導体、液状の放射線重
合可能なモノマーあるいはプレポリマー、放射線不活性
イオン電導性液体、および任意にイオン化可能アルカリ
金属塩を含有する放射線重合可能カソード組成物でオー
バーコーティングすること;該放射線重合可能カソード
組成物を該カソード用の電流コレクターとして機能する
ホイルでおおうこと;およびこのようにして得られたラ
ミネートを放射線へ照射させて放射線重合可能化合物を
重合することにより電池をつくことから成る。この方法
は、前述の放射線重合可能電解質組成物でオーバーコー
ティングされた放射線重合可能カソード組成物によりカ
ソード用電流コレクターをコーティングすることで逆に
置換えることもできる。この材料はアノード金属ホイル
部と組合わされた後放射線に照射される。
本発明におけるイオン電導性液体が含浸されている網
状構造は、それが、アルカリ金属カチオンと受給体結合
を形成しうるヘテロ原子を含有するモノマーからつくら
れている場合には電導マトリックスであり、あるいは前
記ヘテロ原子が存在していない場合には不電導性支持マ
トリックスかである。好適なモノマーあるいはプレポリ
マーについて次に説明する。
本発明での有用なポリエチレン性不飽和モノマーであ
るいはプレポリマーは、アルカリ金属カチオン受給体結
合を形成しうるヘテロ原子(詳しくは酸素および/ある
いは窒素原子)を好ましくは少なくとも1個、更に好ま
しくは多数固有している化合物であり、これらは放射線
重合可能基により末端化されたものである。これらの化
合物は電導性支持マトリックスである.更に詳しくは、 一般式(II)又は(III) (式中、nは約3〜50、Rは水素またはC1〜C3アルキル
基であり、これはAにより表わされるエチレン性不飽和
基あるいはグリシジル基により末端化されているもの)
の低分子量オリゴマーが好適である。
特に有用な放射線重合可能化合物は、ポリエチレング
リコールとアクリル酸あるいはメククリル酸との反応に
より得られるものである。本発明において有用なものは
例えばビスフエノールAエポキシジアクリレート、ポリ
エステルアクリレート、グリシジルエーテルとアクリレ
ートとのコポリマーのようなアクリル化エポキシあるい
はN−ビニルピロリドンのようなビニル化合物などの放
射線キュア可能物質である。後者は不電導性マトリック
スを提供する。これらのモノマーを選択する場合、反応
性が大きいようなアノード金属に対し逆に反応しないモ
ノマーが選択される。例えば、塩化ビニルのようなバロ
ゲン化モノマーは避けることが好ましい。アノード金属
と反応しないが、徐々に反応するモノマーは使用できる
が望ましいものではない。
放射線重合可能ポリエチレン性不飽和化合物の分子量
は、好ましくは約200〜2,000、更に好ましくは200〜800
である。またこれらは30℃より低い温度で液状のものが
更に好ましい。放射線キュア可能物質の例は、ポリエチ
レングリコール−300ジアクリレート(平均PEO分子量約
300)、ポリエチレングリコール−480ジアクリレート
(平均PEO分子量約480)およびこれに相当するメタアク
リレートである。
組成物中にガラス転移温度を低下させかつポリマーの
電導度を向上させる放射線キュア可能コモノマーを含有
することは望ましいことである。この目的にはテトラヒ
ドロフルフリルアクリレート、テトラヒドロフルフリル
メククリレート、メトキシポリエチレングリコールモノ
メタクリレート、2−エトキシエチルアクリレート、2
−メトキシエチルアクリレートあるいはシクロヘキシル
メクアクリレートのようなすべての適当なモノアクリレ
ートを使用することができる。またポリマーを架橋する
ためにTMPTA、トリメチロールプロパンエトキシル化ト
リアクリレート(TMPEOTA)、あるいはトリメチルプロ
パンプロポキシトリアクリレートを使用することができ
る。取扱い時に電池が放電しないようにアノードとカソ
ードとの分離を維持する層は充分な硬さにすべきであ
る。モノアクリレートの使用量は放射線重合可能物質の
全量に基き約5〜50重量%である。またトリアクリレー
トの使用量は同じベースで約2〜30重量%である。
支持マトリックスは、放射線キュア可能化合物によ
り、その全部あるいは一部がつくられる。実施例12およ
び13に示すように高分子のPEOを組成物へ添加すること
ができる。
イオン電導性液体含浸相を形成する放射線不活性液体
は、いかなる低揮発性磁性溶剤でもよい。これらの物質
は、好適には沸点が約80℃を越えることを特徴とする。
代表例としては、プロピレンカーボネート、γ−ブチロ
ラクトン、ジオキソラン、および2−メチルテトラヒド
ロフランでるる。更にアルカリ金属カチオンと結合しう
るヘテロ原子を有する極性の小さい溶剤もまた有用であ
る。低揮発性が製造を容易にし、かつ寿命を延長させ
る。ポリエチレングリコールジメチルエーテル(PEGDM
E)は好適な例である。テトラグリム、ヘキサグリムお
よびヘプタグリムもまた望ましい溶剤である。
本発明の放射線キュア可能混合物は、放射線不活性液
体少なくとも45重量%、および放射線重合可能化合物約
20〜50重量%、好ましくは25〜40重量%を含有してい
る。放射線重合可能化合物と放射線不活性液体との的確
な量は、個々の応用のための最適な強度と電導度との組
合せを提供するように調整すべきである。概して混合物
が約20%未満の重合可能化合物を含有する場合、電解質
は電極の分離を保持するにはあまりにも弱いものとなる
であろう。また混合物が約55%を越える重合物質を含有
する場合には電解質は電導度が小さくなる。電解質組成
物自体あるいは電解質を含有する電極組成物が電流コレ
クターあるいは電極ハーフエレメントのような支持部に
コーティングされる場合には、電解質は、しばしば完全
な構造の独立フイルムをもつ必要はない。このようなケ
ースでは多量の放射線不活性液体を用いることは、大き
な電導度を得ることができるために許容されうるしかつ
有利である。例えば、放射線不活性液体約70〜80%を使
用することが有利である 本発明において有用なイオン化可能アルカリ金属はソ
リッドステート電池に一般的使用されているこれらの塩
である。代表的な例は、大きなアニオン径を有する弱塩
基の移動度の小さいアニオンのナトリウム、リチウムお
よびアンモニウム塩である。その例は、I-、B-、SCN-
ClO4 -、BF4 -、PF6 -、AsF6 -、CF3COO-、CF3SO3 -等から成
る群から選択される。例えばLiClO4、NaClO4、LiF3CSO3
およびLiBF4である。
塩の使用量は、電解質におけるその溶解度の限界を越
えない量までである。従つて使用量は放射線重合可能物
質と放射線不活性溶剤との性質により様々である。通
常、塩の溶解度限界の最大量が電解質のイオン電導度を
最大にするために使用される。多くの場合、放射線不活
性液相100部あたり塩約10〜60部が使用される。
本発明の方法は、支持なしのフイルムあるいは電極ハ
ーフエレメントの製造に用いられる。支持なしの独立フ
イルムを製造するため、放射線キュア可能混合物をモー
ルドに注入するかあるいはPTEZのようなはくり性を有す
る表面にコーティングした後活性放射線への照射により
キュアする。電解質フイルムの厚さは様々であるが、多
く場合、約15〜100ミクロン、好適には20〜50ミクロン
厚のフイルムが使用される。得られたフイルムはここに
開示した方法あるいは他の方法によりつくったカソード
およびアノードハーフエレメントと組合わされた後、加
熱、加圧下でラミネートされる。必要ならば電導性接着
剤を使用することもできる。
アノードハーフエレメントはアノード金属ホイルを放
射線キュア可能組成物でコーティングした後、放射線へ
照射させることにより得られる。代表的なホイルはリチ
ウムホイルあるいはリチウムコーティングホイルであ
り、例えばその表面に析出したリチウム層を有するニッ
ケルあるいは銅ホイルである。リチウムは電気陽性が大
きく、かつ軽量であるために好適である。放射線キュア
可能組成物はいかなる方法によってもコーティングする
ことができる。適する方法はロッドコーティング、ロー
ルコーティング、フレードコーティング等である。
カソードハーフエレメント用のコーティング組成物
は、挿入化合物および電導性物質の粒子である。カソー
ドハーフエレメントは、ニッケルホイルのようなホイル
部を前述の組成物で厚さ約10〜100ミクロン、好ましく
は約30〜60ミクロンにコーティング後キュアすることに
より得られる。カソード組成物は前述のいかなる方法に
よつてもコーティングしうるが押出成形可能なカソード
組成物をつくりうるようにすることが特に望ましい。本
発明で使用される放射線キュア可能組成物はカソード基
材のための分散媒体として動く。カソードハーフエレメ
ントのための代表的なコーティング処方は、挿入化合物
約50〜80部、カーポンブラックのようなさ導電粒子約2
〜15部、および前述の放射線キュア可能組成物約15〜50
部を含有している。前記したようにイオン化可能塩はこ
れが電解質との組合せ後カソード中に拡散しうるならば
カソード組成物から省くことができる。塩を省くことお
よびカソードを充満させるのを電池内でその拡散に依存
することはカソード組成物の押出性能を高めうる。ま
た、押出性能のためには、カソード組成物中に多量のイ
ーオン電導性液体を、電解質組成物中に少量のイオン電
導性液体を使用することおよび電池製造の場合の濃度バ
ランスを拡散に依存することが望ましい。
本発明において有用な挿入化合物および電子電導性物
質は、文献において公知である。代表的な挿入化合物の
例は、V6O13、MoO2、MnO2およびTiS2である。他の例
は、前述の文献に記載されている。電導性物質はカーボ
ンブラックである。本目的のためにポリピロール、およ
びポリアセチレンのようなある種の電導性ポリマー(二
重結合の共軛網状構造を特徴とするもの)もまた使用さ
れる。
更に本発明の態様によればHopeによるアメリカ特許N
o.4,576,883記載の複合カーソド粒子をキュア可能組成
物中に分散して前述のごとき金属ホイル部にコーティン
グすることができる。
カソードハーフエレメント用のコーテイソグ組成物を
つくる場合、少量の揮発性溶剤とレシチンのような分散
剤とを添加して組成物中にカソード基材を分散させ良好
なコーティング特性を有する組成物をつくることができ
る。
ここで使用している“活性放射線”とは、全電磁スペ
クトルおよび電子ビームおよびガンマー放射線を含むも
のである。しかしながら電子ビームおよび紫外線が最も
よく使用されることは、放射線源の有用性および設備の
簡便さから予想されることである。また電子ビームおよ
びガンマー放射線は、これらが光開始剤の使用の必要が
ないので有利である。光開始剤が必要である場合、例え
ば紫外線を用いる場合一般的な光開始剤の中から選択さ
れる開始剤を使用することができる。電子ビームを使用
する場合には、ビームのポテンシャルは選択される製造
法に依存するが電極層、アノードあるいはカソードハー
フエレメント、あるいは電池に浸透するための充分な大
きさでなければならない。電圧は175〜300KVが一般に有
用である。エレメントを通過するビーム速度およびビー
ム量は、他の公知の方法で架橋度をコントロールするよ
う調整される。
本発明の方法がまた完全な電池の製造にも使用されう
ろことは、これまでの記述から明白で多ろう。前述のよ
うにしてつくったキュアしたアノードおよびカソードハ
ーフエレメントは、他の公知の方法で加熱、加圧下、一
緒にラミネートされる。しかしながら電解装具を“湿
潤”状態で組立てた後そのままキュアすることもでき
る。例えば、本発明によれば、リチウムコートホイル部
を放射線重合可能電解質組成物でコーティングした後、
前述のカソードコーティング組成物てオーバーコーティ
ングすることもできるし;あるいはニッケルホイル部を
前述のカソードコーティングした後放射線重合可能電解
質組成物でオーバーコーティングすることもできる。つ
いでこれら組立品を電子ビームあるいは他の活性放射線
源へ照射させることによりキュアした後それを電流コレ
クターあるいっはアノード部と結合せることもできる。
他の態様においてはアノードおよびカソードハーフエレ
メントの両者と結合されたホイル部を組合せて電池をつ
くりあげた後、これを実施例11に示すように電子ビーム
によりキュアすることもできる。
従って、ある方法ではニッケルホイルのような電流コ
レクターを本発明による放射線重合可能カソード組成物
でコーティングすることができる。この組立品は前述の
放射線重合可能電解質組成物層でオーバーコーティング
された後、リチウムホイル部またはリチウムコートされ
たニッケルあるいはアルミニウム部のようなアノード部
と組合わされる。この組立品は電子ビームへの照射に上
りキュアされて電池がつくられる。キュアされた電解質
およびカソード組成物はお互いに接着されてもいるし、
更にアノードおよびカソードと結合された金属ホイル部
に対しても接着されている。
前述の方法は逆にすることも可能である。すなわちリ
チウムコートされた金属ホイルのようなアノード金属ホ
イル部を前述の放射線重合可能電解質組成物てコーティ
ングする。ついで電解質組成物上に放射線重合可能カソ
ード組成物をコーティングした後そのカソード層へニッ
ケルホイル部あるいは他の電流のコレクターが取付けら
れる。この組立品を電子ビームへ照射して本発明による
電池がつくられる。
他の方法においては、アノードホイル部あるいは電流
コレクターを適当なカソードあるいは電解質組成物でコ
ーティングした後、その組成物をキュアすることができ
る(例えば放射線キュア可能な場合は放射線への照射に
よる)。ついでこのキュアされた組成物上に他の電解質
あるいはカソード組成物をオーバーコーティング後、そ
のコーティング物をキュアするかあるいは残りのアノー
ドホイル部または電流コレクターをラミネートした後、
コーティング物をキュアすることができる。アノード、
カソード、あるいは電池を製造するための他の方法もま
た本発明の放射線重合可能電解質組成物を利用しうるこ
とは明白である。この組成物がアノードとカソードエレ
メントとを一緒に結合させるのに効果的であると同時に
イオン電導性液体により含浸されたポリマーマトリック
スを提供するものであることが見出されたのである。
以下の限定されない実施例により本発明を更に詳述す
る。
実施例1 M.W.300のポリ(エチレングリコール)ジアクリレー
ト1g、M.W.400のポリ(エチレングリコール)ジメチル
エーテル1g、およびリチウムトリフルオロメタンスルホ
ネート0.3gを混合した。ついでベンゾフェノンを加えた
後、その混合物をアルミニウム製秤量皿に注ぎ入れ薄い
層にした。この混合物をアルゴン雰囲気下、GEF40/BLB
ブラックライト(300〜420nm、最大350nmより若干大)
により1分間照射した。この照射により液体混合物は乾
いた感触の不透明な可撓性フイルムとたった。そのイオ
ン電導度は2.8×10-5ohm-1cm-1であった。
実施例2 ポリ(エチレングリコール)ジアクリレート0.5g、ポ
リ(エチレングリコール)ジグリシジエーテル0.5g、ポ
リ(エチレングリコール)ジメチルエーテル1g、および
リチウムトリフロロメタンスルホネートを混合し、つい
でベンゾフェノン0.1gを添加後、実施例1記載と同じU.
V.ランプを用いてアルミニウム製秤量皿に入れた混合物
を照射した。不透明に可撓性フイルムりイオン電導度は
2.7×10-5ohm-1cm-1であった。
実施例3 平均M.W.300のポリ(エチレングリコール)ジアクリ
レート2g、平均M.W.400のポリ(エチレングリコール)
ジメチルエーテル2g、およびリチウムトリフルオロスル
ホネート0.6gを混合した。ついでこの混合物でアルミニ
ウムホイルをコーティングした後、電子ビーム(Energy
Science Inc.)により3メガラド、20ft/minで照射し
た。これにより透明な可撓性ドライフイルムが得られ
た。
実施例4 UVITHANE ZL−1178 2g、ポリ(エチレングリコー
ル)ジメチルエーテル2g、およびリチウムトリフルオロ
メタンスルホネート0.6gを混合した。UVITHANE ZL−117
8は、Morton Thiokol Chemical Co製のポリ(プロピレ
ングリコール)からつくられたジアクリレート官能化ポ
リウレタンである。ついでこの混合物をアルミニウムホ
イルniコーティングした後、電子ビームにより3、6、
9および12MR(メガラド)、20ft/min(fpm)で照射し
た。これにより透明かつ可撓性ドライフイルムが得られ
た。
実施例5 以下の混合物: ポリ(エチレングリコール)ジアクリレート 2.0g (PEOの平均M.W.300) ポリ(エチレングリコール)ジメチルエーテル2.0g (PEOの平均M.W.400) リチウムトリフルオロメタンスルホネート 0.6g をつくり工業用の強度をもつアルミニウムホイルシート
上に線引き後(drawdown bar)によりフイルム状にコー
ティングした。このコートホイルを電子ビーム放射源経
路に20fpmの速度で通過させた。線量は3、6、9およ
び12MRであった。この4つのケースにおいてすべてアル
ミニウムホイル上にキュアされたポリマーフイルムが得
られた。イオン電導度10-5(ohm cm-1)オーダであっ
た。
実施例6 以下の混合物: ポリ(エチレングリコール)ジアクリレート 2.0g (PEOの平均M.W.300) ポリ(エチレングリコール)ジメチルエーテル1.0g (PEOの平均M.W.400) リチウムトリフルオロメタンスルホネート 0.1g 結合V6O13粒子 1.0g [アメリカ特許No.4,576,883記載のようにしてつく
った、 70% V6O13 20% PEO(M.W.400,000) 10% Shawinigan carbon] をつくり、工業用の強度をもつアルミニウムホイルシー
ト上に線引き捧によりフイルム状にコーティングした。
このコートアルミニウムホイルを電子ビーム放射源径路
に20fpmの速度で通過させた。線量は12MRであった。そ
の結果、アルミニウム上に黒色の可撓性ポリマーフイル
ムが得られた。
実施例7 以下の混合物: ポリ(エチレングリコール)ジアクリレート 2.5 g (PEOの平均M.W.300) ポリ(エチレングリコール)ジメチルエーテル (PEOの平均M.W.400) 2.8 g Uvithane ZL−1178 2.8 g リチウムトリフルオロメタンスルホネート 0.84g 結合V6O13粒子 3.0 g をつくり、工業用の強度をもつアルミニウムホイルシー
ト上に線引き捧によりフイルム状にコーティングした。
このコートホイルを20fpmの速度、線量は12MRの電子ビ
ーム径路に通過させた。この液状フイルムのキュアリン
グによりアルミニウムホイル上に黒色の可撓性ポリマー
が得られた。
実施例8 ボールミルを用いて所望粒径に粉砕したつぎの混合
物: V6O13 35 g レシチン 0.75g メチルエチルケトン(MEK) 33 g ヘプタグリム 15 g カーボンブラック 3.5 g ポリエチレングリコールジアクリレート 15 g をつくり、工業用の強度をもつアルミニウムホイルシー
ト上に線引き捧によりフイルム状にコーティングした。
ついで溶剤(MEK)を蒸発させた。その後、生成フイル
ムを50fpmの速度、12メガラドの線量の電子ビーム源経
路に通じて通過させた。これによりカードハーフエレメ
ントとして有用なキュアされた可撓性黒色フイルムが得
らられた。
実施例9 キュアリングを除いて実施例8と同様にしてフイルム
をつくった。ついでその上に実施例5記載のようなプレ
ポリマー電解質混合物をコーティングした。ついてこの
サンプルを50fpmの速度、12MRの線量の電子ビーム源経
路を通過させた。そしてキュアされた光沢のある黒色フ
イルムが得られた。これを電池として使用のために他の
ホイル部を組合せた。
実施例10 実施例8記載のようにしてコーティング後キュアし
た。ついでその上に実施例5記載のようなプレポリマー
電解質混合物をコーティングした。ついでこのサンプル
を50fpmの速度、3MRの線量の電子ビーム源経路を通過さ
せた。そしてキュアされた黒色フイルムが得られた。こ
れを電池として使用のため他のホイル部と組合せた。
実施例11 実施例9記載のようにしてコーティングをおこなっ
た。ついでこのコーティング物をニッケルホイルで包ん
だ。それからこのものを175KV、6MRの線量、20fpmの速
度の電子ビームを通過させることによりキュアリングし
た。ニッケルホイルは電極および電解質組成物がホイル
を通じて電子ビームによりキュアされうることを示すた
めにただ選択したものである。電池をつくるために実施
例8記載のカソード組成物を乾燥室内でリチウムホイル
部あるいはリチウムコート部にコーティングした。
実施例12 以下の表に示すようにポリエチレンオキシド(PE
O)、ポリエチレングリコールジアクリレート(PEG−D
A)、トリメチロールプロパンエトキシル化トリアクリ
レート(TMPEOTA)、LiCF3SO3およびテロラグリムある
いはプロピレンカーボネートのような適当なイオン電導
性溶剤を含有する放射線キュア可能押出可能ポリマー電
解質組成物をつくった後、Brabender押出機を用いてア
ルミニウムホイル上に125℃で押出した。この押出混合
物初儀のようにしてつくった;先ずプロピレンカーボネ
ートの半量に塩を溶解させた。またPEOをプロピレンカ
ーボネートの残りの半量に分散させた後、その混合物へ
PEG−DAとTMPEOTAとを添加した。ついで塩とPEO組成物
とを混合後、混合物を押出機に注入した。
ついでサンプル1〜4を7.8MRの電子ビームを通過さ
せたところ、約1〜5mil厚の不透明な可撓性フイルムが
得られた。電導度は7×10-5ohm-1cm-1であった。
実施例13 プロピレンカーボネート(PC)を含有するつぎの混合
物をつくった。
これらのサンプルを実施例13記載と同じ条件下で押出
した後、電子ビームを通過させたところ、透明な可撓性
フイルムが得られた。このものの電導度は、2×10-3oh
m-1cm-1であった。
実施例14 V6O1350%、Shawinigan Black7%、および実施例13に
よるPC−1およびPC−2組成物を43%を含有するカソー
ド混合物を前述と同じ条件でニッケルあるいはアルミニ
ウムホイル上に押出した後7.8MRの電子ビームによりキ
ュアした。
実施例15 以下のようにしてバッテリーをつくった。
(1)実施例14のカソード組成物をアルミニウムホイル
上に押出した。
(2)カソード組成物を実施例14のように電子ビームに
よりキュアした。
(3)キュアされたカソード組成物の上に実施例13のPC
−2組成物を押出した。
(4)リチウムホイルをラミネートした。
(5)つくったものを7.8MRの電子ビームに通過させ
た。この工程の間リチウムホイルはその性質を保持し
た。
実施例16 以下のようにしてバッテリーをつくった。
(1)実施例14のカソード組成物をアルミニウムホイル
上に押出した。
(2)カソード組成物を実施例14のように電子ビームに
よりキュアした。
(3)キュアされたカソード組成物上に実施例13のPC−
2組成物を押出した。
(4)コーティング物を7.8MRの電子ビームに通過させ
た。
(5)リチウムホイルを(4)工程のラミネート品へ加
熱および/あるいは加圧ロールによりラミネートした。
これまで本発明を詳細にかつその好適な態様により説
明してきたが、本特許請求の範囲を離脱することなく様
々な改良および変更が可能なことは明白である。
本発明の実施の態様は次の通りである。
1. 液状の、放射線重合可能なモノマーあるいはプレポ
リマー、放射線不活性イオン電導性液体、およびイオン
化可能アルカリ金属塩の混合物をつくった後、該混合物
を活性放射線へ照射させ、それにより該放射線重合可能
物質を架橋させかつ該イオン電導性液体を含有するソリ
ッドマトリックスを形成することを含むことを特徴とす
る、ソリッドステート電池に使用のための、液状電解質
を含有する内部浸透ポリマー網状構造の製造法。
2. 該放射線重合可能化合物が分子中に少なくとも1個
のヘテロ原子を含むポリエチレン性不飽和化合物である
上記第1項記載の方法。
3. 該放射線重合可能化合物が、 (式中、R1は水素あるいは低級アルキル基)から成る群
から選ばれる繰返し単位を含む上記第2項記載の方法。
4. 該放射線重合可能化合物が一般式(I)、 により表わされる上記第3項記載の方法。
5. 該放射線重合可能化合物が末端エチレン性不飽和基
を含むように改質されたポリエチレングリコールである
上記第2項記載の方法。
6. 該塩が、リチウム、ナトリウム、カリウムおよびア
ンモニウムカチオンから成る群から選ばれるカチオンの
塩;およびI-、B-、SCN-、ClO4 -、CF3SO3 -、BF4 -、P
F6 -、CF3CCl3 -、AsF6 -およびCF3COO-から成る群から選
ばれるアニオンである上記第5項記載の方法。
7. 該放射線重合可能化合物が、ポリエチレングリコー
ルジアクリレート、ボリエチレングリコールジメタクリ
レート、あるいはポリエチレングリコールジグリシジル
エーテルである上記第6項記載の方法。
8. 該イオン電導性液体が極中性溶剤である上記第6項
記載の方法。
9. 該イオン電導性液体がポリエチレンクリコールジメ
チルエーテルである上記第6項記載の方法。
10. 該活性放射線が紫外線あるいは電子ビーム線であ
る上記第8項記載の方法。
11. 該放射線不活性液体が該混合物中に少なくとも45
重量%の量、存在する上記第6項記載の方法。
12. 該放射線不活性液体が該混合物中に少なくとも70
重量%の量、存在する上記第11項記載の方法。
13. 該放射線重合可能化合物が二官能性および三官能
性のポリエチレン性不飽和化合物の混合物である上記第
1項記載の方法。
14. 電解質として上記第1項記載の方法によりつくら
れた含浸ポリマー網状構造を含むソリッドステート電
池。
15. 液状の放射線重合可能のモノマーあるいはプレポ
リマー、放射線不活性イオン電導性液体、およびイオン
化可能アルカリ金属塩を含む混合物でアノード金属ホイ
ルをコーティング後、該混合物に活性放射線を照射さ
せ、それにより該放射線重合可能化合物を重合させ、か
つ該イオン電導性液体を含有するソリッドマトリックス
を形成することを含むことを特徴とするアノードハーフ
エレメントの製造法。
16. 該放射線重合可能物質がイオン電導性である上記
第15項記載の方法。
17. 該放射線重合可能化合物が分子中に少なくとも1
個のヘテロ原子を含むポリエチレン性不飽和化合物であ
る上記第16項記載の方法。
18. 該アノード金属ホイルがリチウムホイルあるいは
リチウムコートホイルである上記第17項記載の方法。
19. 該混合物が少なくも45重量%の該放射線不活性液
体を含有する上記第18項記載の方法。
20. アノードハーフエレメントおよびカソードハーフ
エレメントをその間の放射線重合可能電解質を組合せる
こと、ここにおいて該放射線重合可能電解質が液状の放
射線重合可能なモノマーあるいはプレポリマー、放射線
不活性イオン電導性液体、およびイオン化可能アルカリ
金属塩を含有すること;および該電解質を活性放射線へ
照射させること;を含むことを特徴とする電池の製造
法。
21. 該組成物が液状の放射線重合可能なモノマーある
いはプレポリマー、放射線不活性イオン電導性液体、お
よびイオン化可能アルカリ金属塩から成ることを特徴と
する、液状電解質を含有する含浸ポリマー網状構造をつ
くるのに有用な放射線キュア可能組成物。
22. 該放射線重合可能化合物が分子中に少なくとも1
個のヘテロ原子を含むポリエチレン性不飽和化合物であ
る上記第21項記載の放射線キェア可能組成物。
23. 金属ホイルを、活性カソード基材、電子伝導体、
液状のモノマーあるいはプレポリマー放射線重合可能化
合物、および放射線不活性イオン電導性液体を含む混合
物でコーティングすること;および該混合物を放射線へ
照射させることにより該放射線重合可能化合物を架橋さ
せること;を含むことを特徴とするカソードハーフエレ
メントの製造法。
24. 該活性カソード基材が挿入物である上記第23項記
載の方法。
25. 該挿入化合物が酸化バナジンである上記第24項記
載の方法。
26. 該混合物が更にイオン化可能アルカリ金属塩を含
む上記第25項記載の方法。
27. 該放射線重合可能化合物がヘテロ原子を含有する
エチレン性不飽和化合物である上記第26項記載の方法。
28. アノード金属ホイル部を、液状の放射線重合可能
なモノマーあるいはプレポリマーポリエチレン性不飽和
化合物、放射線不活性イオン電導性液体およびイオン化
可能アルカリ金属塩を含む放射線重合可能電解質組成物
でコーティングすること;および該放射線重合可能電解
質組成物を、液状のモノマーあるいはプレポリマー放射
線重合可能ポリエチレン性不飽和化合物、活性カソード
基材、電子伝導体、および放射線不活性イオン電導性液
体を含む放射線重合可能カソード組成物でオーバーコー
ティングすること;から成ることを特徴とする電池の製
造法。
29. 該方法が金属ホイル電流コレクターを該放射線重
合可能カソード組成物を表面へ取付けで組立品をつくっ
た後、該組立品を放射線へ照射させる追加工程からなる
上記第28項記載の方法。
30. 該方法が該電解質組成物および該カソード組成物
を放射線へ照射させた後、金属ホイル電流コレクターを
該カソード組成物の表面へラミネートする追加工程から
成る上記第28項記載の方法。
31. 金属ホイル部を、ヘテロ原子を含有する液状の放
射線重合可能モノマーあるいはプレポリマーポリエチレ
ン性不飽和化合物、放射線不活性イオン電導性液体、活
性カソード基材、および電子伝導体を含む放射線重合可
能カソード組成物でコーティングすること;および該放
射線重合可能カソード組成物を、液状の放射線重合可能
モノマーあるいはプレポリマーポリエチレン性不飽和化
合物、放射線不活性イオン電導性液体、およびイオン化
可能アルカリ金属塩を含む放射線重合可能電解質組成物
でオーバーコティングすること;から成ることを特徴と
する電池の製造法。
32. 該方法がアノード金属ホイル部を該電解質組成物
へラミネートして組立品をつくった後該組立品を放射線
へ照射させる追加工程から成る上記第31項記載の方法。
33. 該カソード組成物および該電解質組成物を放射線
へ照射させた後、アノード金属ホイル部を該電解質組成
物の表面へラミネートする追加工程から成る上記第31項
記載の方法。
34. アノード金属ホイル部を、液状の放射線重合可能
なモノマーあるいはプレポリマーポリエチレン性不飽和
化合物、放射線不活性イオン電導性液体、およびイオン
化可能アルカリ金属塩を含む放射線重合可能電解質組成
物でコーティングすること;該電解質組成物を放射線へ
照射させること;および該キュアされた電解質組成物を
液状のモノマーあるいはプレポリマー放射線重合可能ポ
リエチレン性不飽和化合物、活性カソード基材、電子伝
導体、および放射線不活性イオン電導性液体を含む放射
線重合可能カソード組成物でオーバーコーティングする
ことから成ることを特徴とする電池の製造法。
35. 金属ホイル電流コレクターを該カソード組成物の
表面へラミネートした後、該カソード組成物を放射線へ
照射させて該カソード組成物をキュアさせる追加工程か
らなる上記第34項記載の方法。
36. 該カソード組成物を放射線へ照射させて該カソー
ド組成物をキュアさせた後、金属ホイル電流コレクター
を該キュアされたカソード組成物の表面へラミネートす
る追加工程から成る上記第34項記載の方法。
37. 金属ホイル部を、液状の放射線重合可能モノマー
あるいはプレポリマーポリエチレン性不飽和化合物、放
射線不活性イオン電導性液体、活性カソード基材、およ
び電子伝導体を含む放射線重合可能カソード組成物でコ
ーティングすること;該カソード組成物を放射線を照射
させて該カソード組成物をキュアさせること;および該
キュアされたカソード組成物を、液状の放射線重合可能
モノマーあるいはプレポリマーポリエチレン性不飽和化
合物、放射線不活性イオン電導性液体、およびイオン化
可能アルカリ金属塩を含む放射線重合可能電解質組成物
でオーバーコーティングすることを特徴とする電池の製
造法。
38. 該方法が、アノード金属ホイル部を該電解質組成
物の表面へ取付けた後、該電解質組成物を放射線へ照射
させて該電解質組成物をキュアさせる追加工程から成る
上記第31項記載の方法。
39. 該電解質組成物を放射線へ照射させて該電解質組
成物をキュアさせた後、アノードホイル部を該キュアさ
れた電解質組成物の表面へラミネートする追加工程から
成る上記第31項記載の方法。
40. アノード金属ホイル部を、液状モノマーあるいは
プレポリマー放射線重合可能ポリエチレン性不飽和化合
物、放射線不活性イオン電導性液体、およびイオン化可
能アルカリ金属塩を含む放射線重合可能電解質組成物で
コーティングすること;および金属ホイル部を、液状の
放射線重合可能モノマーあるいはプレポリマーポリエチ
レン性不飽和化合物、放射線不活性イオン電導性液体、
活性カソード基材、および電子伝導体を含む放射線重合
可能カソード組成物でコーティングすること;から成る
ことを特徴とする電池の製造法。
41. 該電解質組成物が該カソード組成物と接触するよ
うに該コーティングされた金属ホイル部を該コーティン
グされたアノード部とラミネートした後、該電解質組成
物および該カソード組成物を放射線へ照射させて該組成
物をキュアさせる工程から更に成る上記第40項記載の方
法。
42. 該カソード組成物を放射線へ照射させて該組成物
をキュアさせること、該キュアされたカソード組成物が
該電解質組成物と接触するように該コーティングされた
アノード金属ホイル部を該カソード組成物とラミネート
すること、および該電解質組成物を放射線へ照射させて
第電解質組成物をキュアさせることの追加工程から成る
上記第40項記載の方法。
43. 該電解質組成物を放射線へ照射させて該電解質組
成物をキュアさせること、該カソード組成物が該キュア
された電解質組成物を接触するように、該コーティング
された金属ホイル部を該キュアされた電解質組成物とラ
ミネートすること、および該カソード組成物を放射線へ
照射させて該カソード組成物をキュアさせることの追加
工程から成る上記第40項記載の方法。
44. 該方法が、該電解質組成物を放射線へ照射させて
該電解質をキュアさせること、該カソード組成物をキュ
アさせること、および該キュアされたカソード組成物が
該キュアされた電解質組成物でコーティングされた該ア
ノード金属ホイル部を該キュアされたカソード組成物で
コーティングされた該金属ホイル部へラミネートするこ
との追加工程から成る上記第40項記載の方法。
フロントページの続き (72)発明者 メイ‐ツ・リー アメリカ合衆国オハイオ州45459,セン ターヴィル,レイク・グレン・コート 2200‐エッチ (72)発明者 デール・アール・シャクル アメリカ合衆国オハイオ州45066,スプ リングボロ,ピー・オー・ボックス 392 (72)発明者 ガーハート・シュワブ アメリカ合衆国オハイオ州45601,チリ コーシ,シャノン・ドライブ 331 (56)参考文献 特開 昭63−94563(JP,A) 特開 昭63−94501(JP,A) 特開 昭63−135477(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01M 6/18 H01M 6/22 C08F 2/44 - 2/46

Claims (24)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式 (式中、R1は水素あるいは低級アルキル基)から成る群
    から選ばれる繰返し単位を含む液状の、放射線重合可能
    なモノマーあるいはプレポリマー(但しその繰返し単位
    が一般式 で表わされる時、その重合可能な化合物はアクリロイル
    化合物ではない)、放射線不活性イオン電導性液体、お
    よびイオン化可能アルカリ金属塩の混合物をつくった
    後、該混合物を活性放射線へ照射させ、それにより該放
    射線重合可能物質を架橋させかつ該イオン電導性液体を
    含有するソリッドマトリックスを形成することを含むこ
    とを特徴とする、ソリッドステート電池に使用のため
    の、液状電解質を含有する内部浸透ポリマー網状構造の
    製造法。
  2. 【請求項2】電解質として特許請求の範囲第1項記載の
    方法によりつくられた内部浸透ポリマー網状構造を含む
    ソリットステート電池。
  3. 【請求項3】特許請求の範囲第1項の液状の放射線重合
    可能なモノマーあるいはプレポリマー、放射線不活性イ
    オン電導性液体、およびイオン化可能アルカリ金属塩を
    含む混合物でアノード金属ホイルをコーティング後、該
    混合物に活性放射線を照射させ、それにより該放射線重
    合可能化合物を重合させ、かつ該イオン電導性液体を含
    有するソリッドマトリックスを形成することを含むこと
    を特徴とするアノードハーフエレメントの製造法。
  4. 【請求項4】アノードハーフエレメントおよびカソード
    ハーフエレメントをその間の放射線重合可能電解質と組
    合せること、ここにおいて該放射線重合可能電解質が特
    許請求の範囲第1項の液状放射線重合可能なモノマーあ
    るいはプレポリマー、放射線不活性イオン電導性液体、
    およびイオン化可能アルカリ金属塩を含有すること;お
    よび該電解質を活性放射線へ照射させること;を含むこ
    とを特徴とするソリッドステート電池の製造法。
  5. 【請求項5】該組成物が特許請求の範囲第1項の液状の
    放射線重合可能なモノマーあるいはプレポリマー、放射
    線不活性イオン電導性液体、およびイオン化可能アルカ
    リ金属塩を含むことを特徴とする、液状電解質を含有す
    る含浸ポリマー網状構造をつくるのに有用な放射線キュ
    ア可能な組成物。
  6. 【請求項6】金属ホイルを、活性カソード基材、電子伝
    導体、特許請求の範囲第1項の液状の放射線重合可能な
    モノマーあるいはプレポリマー、および放射線不活性イ
    オン電導性液体を含む混合物でコーティングすること;
    および該混合物を放射線へ照射させることにより該放射
    線重合可能化合物を架橋させること;を含むことを特徴
    とするカソードハーフエレメントの製造法。
  7. 【請求項7】該混合物が更にイオン化可能アルカリ金属
    塩を含む特許請求の範囲第6項記載の方法。
  8. 【請求項8】アノード金属ホイル部を、特許請求の範囲
    第1項の液状の放射線重合可能なモノマーあるいはプレ
    ポリマーポリエチレン性不飽和化合物、放射線不活性イ
    オン電導性液体およびイオン化可能アルカリ金属塩を含
    む放射線重合可能電解質組成物でコーティングするこ
    と;および該放射線重合可能電解質組成物を、液状の放
    射線重合可能なモノマーあるいはプレポリマーポリエチ
    レン性不飽和化合物、活性カソード基材、電子伝導体、
    および放射線不活性イオン電導性液体を含む放射線重合
    可能なカソード組成物でオーバーコーティングするこ
    と;を含むことを特徴とするソリットステート電池の製
    造法。
  9. 【請求項9】該方法が金属ホイル電流コレクターを該放
    射線重合可能カソード組成物の表面へ取付けて組立品を
    つくった後、該組立品を放射線へ照射させる追加工程を
    含む特許請求の範囲第8項記載の方法。
  10. 【請求項10】該方法が該電解質組成物および該カソー
    ド組成物を放射線へ照射させた後、金属ホイル電流コレ
    クターを該カソード組成物の表面へラミネートする追加
    工程を含む特許請求の範囲第8項の方法。
  11. 【請求項11】金属ホイル部を、ヘテロ原子を含有する
    液状の特許請求の範囲第1項の液状の放射線重合可能な
    モノマーあるいはプレポリマーポリエチレン性不飽和化
    合物、放射線不活性イオン電導性液体、活性カソード基
    材、および電子伝導体を含む放射線重合可能カソード組
    成物でコーティングすること;および該放射線重合可能
    カソード組成物を、液状の放射線重合可能モノマーある
    いはプレポリマーポリエチレン性不飽和化合物、放射線
    不活性イオン電導性液体、およびイオン化可能アルカリ
    金属塩を含む放射線重合可能電解質組成物でオーバーコ
    ーティングすること;を含むことを特徴とするソリッド
    ステート電池の製造法。
  12. 【請求項12】該方法がアノード金属ホイル部を該電解
    質組成物へラミネートして組立品をつくった後該組立品
    を放射線へ照射させる追加工程を含む特許請求の範囲第
    11項記載の方法。
  13. 【請求項13】該カソード組成物および該電解質組成物
    を放射線へ照射させた後、アノード金属ホイル部を該電
    解質組成物の表面へラミネートする追加工程を含む特許
    請求の範囲第11項記載の方法。
  14. 【請求項14】アノード金属ホイル部を、特許請求の範
    囲第1項の液状の放射線重合可能なモノマーあるいはプ
    レポリマーポリエチレン性不能和化合物、放射線不活性
    イオン電導性液体、およびイオン化可能アルカリ金属塩
    を含む放射線重合可能電解質組成物でコーティングする
    こと;該電解質組成物を放射線へ照射させること;およ
    び該キュアされた電解質組成物を液状の放射線重合可能
    なモノマーあるいはプレポリマーポリエチレン性不飽和
    化合物、活性カソード基材、電子電導体、および放射線
    不活性イオンで電動性液体を含む放射線重合可能カソー
    ド組成物でオーバーコーティングすることを含むことを
    特徴とするソリッドステート電池の製造法。
  15. 【請求項15】金属ホイル電流コレクターを該カソード
    組成物の表面へラミネートした後、該カソード組成物を
    放射線へ照射させて該カソード組成物をキュアさせる追
    加工程を含む特許請求の範囲第14項記載の方法。
  16. 【請求項16】該カソード組成物を放射線へ照射させて
    該カソード組成物をキュアさせた後、金属ホイル電流コ
    レクターを該キュアされたカソー組成物の表面へラミネ
    ートする追加工程を含む特許請求の範囲第14項記載の方
    法。
  17. 【請求項17】金属ホイル部を、特許請求の範囲第1項
    の液状の放射線重合可能モノマーあるいはプレポリマー
    ポリエチレン性不飽和化合物、放射線不活性イオン電導
    性液体、活性カソード基材、および電子伝導体を含む放
    射線重合可能カソード組成物でコーティングすること;
    該カソード組成物を放射線へ照射させて該カソード組成
    物をキュアさせること;および該キュアされカソード組
    成物を、液状の放射線重合可能なモノマーあるいはプレ
    ポリマーポリエチレン性不飽和化合物、放射線不活性イ
    オン電導性液体、およびイオン化可能アルカリ金属塩を
    含む放射線重合可能電解質組成物でオーバーコーティン
    グすることを含むことを特徴とするソリッドステート電
    池の製造法。
  18. 【請求項18】該方法が、アノード金属ホイル部を該電
    解質組成物の表面へ取付けた後、該電解質組成物を放射
    線へ照射させて該電解質組成物をキュアさせる追加工程
    を含む特許請求の範囲第11項記載の方法。
  19. 【請求項19】該電解質組成物を放射線へ照射させて該
    電解質組成物をキュアさせた後、アノードホイル部を該
    キュアされた電解質組成物の表面へラミネートする追加
    工程を含む特許請求の範囲第11項記載の方法。
  20. 【請求項20】アノード金属ホイル部を、特許請求の範
    囲第1項の液状の放射線重合可能なモノマーあるいはプ
    レポリマーポリエチレン性不飽和化合物、放射線不活性
    イオン電導性液体、およびイオン化可能アルカリ金属塩
    を含む放射線重合可能電解質組成物でコーティングする
    こと;および金属ホイル部を、液状の放射線重合可能モ
    ノマーあるいはプレポリマーポリエチレン性不飽和化合
    物、放射線不活性イオン電導性液体、活性カソード基
    材、および電子伝導体を含む放射線重合可能カソード組
    成物でコーティングすること;を含むことを特徴とする
    ソリッドステート電池の製造法。
  21. 【請求項21】該電解質組成物が該カソード組成物と接
    触するように該コーティングされた金属ホイル部を該コ
    ーティングされたアノード部とラミネートした後、該電
    解質組成物および後カソード組成物を放射線へ照射させ
    て該組成物をキュアさせる工程を更に含む特許請求の範
    囲第20項記載の方法。
  22. 【請求項22】該カソード組成物を放射線へ照射させて
    該組成物をキュアさせること、該キュアされたカソード
    組成物が該電解質組成物と接触するように該コーティン
    グされたアノード金属ホイル部を該カソード組成物とラ
    ミネートすること、および該電解質組成物を放射線へ照
    射させて該電解質組成物をキュアさせることの追加工程
    を含む特許請求の範囲第20項記載の方法。
  23. 【請求項23】該電解質組成物を放射線へ照射させて該
    電解質組成物をキュアさせること、該カソード組成物が
    該キュアされた電解質組成物と接触するように、該コー
    ティングされた金属ホイル部を該キュアされた電解質組
    成物とラミネートすること、および該カソード組成物を
    放射線へ照射させて該カソード組成物をキュアさせるこ
    との追加工程を含む特許請求の範囲第20項記載の方法。
  24. 【請求項24】該方法が、該電解質組成物を放射線へ照
    射させて該電解質をキュアさせること、該カソード組成
    物を放射線へ照射させて該カソード組成物をキュアさせ
    ること、および該キュアされたカソード組成物が該キュ
    アされた電解質組成物と接触するように該キュアされた
    電解質組成物でコーティングされた該アノード金属ホイ
    ル部を該キュアされたカソード組成物でコーティングさ
    れた該金属ホイル部へラミネートすることの追加工程を
    含む特許請求の範囲第20項記載の方法。
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