JP2815356B2 - 電源保護装置 - Google Patents
電源保護装置Info
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- JP2815356B2 JP2815356B2 JP62322439A JP32243987A JP2815356B2 JP 2815356 B2 JP2815356 B2 JP 2815356B2 JP 62322439 A JP62322439 A JP 62322439A JP 32243987 A JP32243987 A JP 32243987A JP 2815356 B2 JP2815356 B2 JP 2815356B2
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- power supply
- voltage
- input
- protection device
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Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は安定化電源の回路自体を保護するのに使用し
て有効な電源保護装置に関するものである、 従来の技術 元来、安定化電源回路は、負荷が増大してもその出力
電圧が低下しないようにできており、誤って短絡(機器
の異常等)したりすると、もとの電源が出せる限りの大
きな電流が流れ、電源が破壊される結果となる。また、
安定化電源回路は、入力電圧の高い時(機器の異常
等)、素子の定格をオーバーしたりすると、電源が破壊
することになる。 近年、電源保護装置は、いろいろな方法で導入されて
いる。 以下、図面を参照しながら、上述した従来の電源保護
装置の一例について説明する。第4図、第5図は、安定
化電源の中でスイッチング・レギュレータに設けられて
いる電源保護装置を示すものである。 第4図において、1は安定化電源回路、2はスイッチ
ング部、3は制御回路、4は電源保護装置、5は短絡検
出回路、6は保護感度調整回路、7は電源ON/OFF制御ト
ランジスタである。 従来の電源保護装置は第5図に示すよう、出力電圧検
出端子8、入力電圧供給端子9、電源ON/OFF制御ライン
(以下制御ラインという)10、コンパレータ11,12、基
準電圧発生部13から構成されている。 以上のように構成された従来の電源保護装置につい
て、以下その動作について説明する。 まず、第5図において、制御ライン10がローレベル
(L)となることにより、電源ON/OFF制御トランジスタ
がオンし、スイッチングを起動させるようになってい
る。次に、基準電圧は出力電圧よりも低い適当な値に設
定されている。そこで、出力が短絡されると、コンパレ
ータ11の反転端子はLレベルとなり、出力にはHレベル
となり、さらに、延遅された後、コンパレータ12の非反
転端子はHレベルになり、出力はHレベルとなり、制御
ライン10にHレベルの信号が送られ、スイッチングが停
止することになる。このようにして、短絡状態になる
と、短絡を検知し、スイッチングを停止させ、過大な電
流が流れるのを防ぎ、保護するように動作する。 発明が解決しようとする問題点 しかしながら上記のような構成では、出力電圧の検出
のみ可能で機器の異常等によって過大入力が入力された
時に、入力電圧の異常を検出できず制御回路に使用して
いる素子等の定格オーバーによって安定化電源を破壊し
てしまうという問題点を有していた。 本発明は上記問題点に鑑み、従来の電源保護装置に入
力電圧検出回路を有することにより、機器の異常等によ
り、入力に過大電圧が入力された状態においても作動す
るようにした電源保護装置を提供するものである。 問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するために、本発明の電源保護装置
は、トランジスタとダイオードとコイル又はトランスで
構成されるスイッチングDC−DC安定化電源装置と、スイ
ッチングDC−DC安定化電源回路のDC入力電圧及びDC出力
電圧と基準電圧とを比較する入出力検出回路とその入出
力検出回路の感度を調整する保護感度調整回路とでなる
電源保護装置とを備え、入出力検出回路は入力電圧を抵
抗分割する基準電圧と入力電圧を抵抗分割する電圧を基
準にダイオードで検出する出力検出電圧が、各々入力電
圧に応じて一様に変化するよう構成したものである。 作用 本発明は上記した構成により、機器の異常等によって
安定化電源回路内の素子の定格よりも大きい入力電圧が
安定化電源に入力された状態になっても、入力出検知回
路が作動し、又、出力電圧が機器の異常等によって短絡
状態となっても作動し、電源自体を保護できることとな
る。さらに、安定化電源の素子の実力又、機器の環境に
よって、入出力検出回路の感度を調整でき、電源保護装
置の感度を調整できることとなる。 実 施 例 以下、本発明の一実施例の電源保護装置について、図
面を参照しながら説明する。 第1図は本発明の一実施例の構成を示すものである。
同図において、11は安定化電源回路(スイッチング・レ
ギュレータ)、12はスイッチング部、13は制御回路部、
20は電源保護装置、21は、入出力検出回路、14は保護感
度調整回路、15は電源ON/OFF制御トランジスタ、16は出
力電圧検出端子、17は入力電圧供給端子、18は電源ON/O
FF制御ライン(以下制御ラインという)である。また第
2図において、22,23はコンパレータ、24はダイオード
である。 以上のように構成された電源保護装置について以下第
1図、第2図、第3図を用いてその動作を説明する。 まず、第1図は、安定化電源回路11と電源保護装置20
の構成を示し、トランジスタ15は制御ライン18がLレベ
ルでオンとなり電源が起動し、Hレベルで停止するよう
になっている。出力が短絡されるか又は、入力にある程
度の過大入力電圧が入力されると、電源保護装置20が作
動し、トランジスタ18にHレベルの信号が送られ、トラ
ンジスタ15がオフし、電源停止し、保護されることにな
る。 次に、動作の詳細について説明する。第2図、第3図
において、V1は安定化電源の出力電圧値、V2は、V1+
(ダイオード24による降下電圧)、V3は、安定化電源の
素子の定格入力電圧値である。 第1図、第2図、第3図において、VaはVbよりも低い
適当な電圧値に、また、入力電圧が安定化電源の素子の
定格電圧を上回る時は、Va>Vbとなるように設定してあ
る。入力に、安定化電源の素子の定格電圧を上回る電圧
が入力されると、Va>Vbとなり、コンパレータ22の出力
がLレベルからHレベルとなる。そして、コンパレータ
23の非反転端子が遅延された後Hレベルとなり、コンパ
レータ23の出力がLレベルからHレベルとなる。よっ
て、制御ライン18がHレベルとなり、トランジスタ15が
オフになることにより電源が停止する。また、出力が短
絡されると、Vb→Lレベルとなり、その結果Va>Vbとな
り、同様に、トランジスタ15がオフとなり、電源が停止
し、電源が保護されることとなる。 発明の効果 以上のように本発明は、入出力検出回路を設けること
により、出力の短絡状態を検知し電源を保護するだけで
なく、過大電圧の入力に対しても検知をし、電源保護装
置を作動させることができる。また、スイッチング素子
や機器の使用条件に応じて、入出力検知回路の定数を変
更することにより、電源保護装置の感度を変えることが
できる。
て有効な電源保護装置に関するものである、 従来の技術 元来、安定化電源回路は、負荷が増大してもその出力
電圧が低下しないようにできており、誤って短絡(機器
の異常等)したりすると、もとの電源が出せる限りの大
きな電流が流れ、電源が破壊される結果となる。また、
安定化電源回路は、入力電圧の高い時(機器の異常
等)、素子の定格をオーバーしたりすると、電源が破壊
することになる。 近年、電源保護装置は、いろいろな方法で導入されて
いる。 以下、図面を参照しながら、上述した従来の電源保護
装置の一例について説明する。第4図、第5図は、安定
化電源の中でスイッチング・レギュレータに設けられて
いる電源保護装置を示すものである。 第4図において、1は安定化電源回路、2はスイッチ
ング部、3は制御回路、4は電源保護装置、5は短絡検
出回路、6は保護感度調整回路、7は電源ON/OFF制御ト
ランジスタである。 従来の電源保護装置は第5図に示すよう、出力電圧検
出端子8、入力電圧供給端子9、電源ON/OFF制御ライン
(以下制御ラインという)10、コンパレータ11,12、基
準電圧発生部13から構成されている。 以上のように構成された従来の電源保護装置につい
て、以下その動作について説明する。 まず、第5図において、制御ライン10がローレベル
(L)となることにより、電源ON/OFF制御トランジスタ
がオンし、スイッチングを起動させるようになってい
る。次に、基準電圧は出力電圧よりも低い適当な値に設
定されている。そこで、出力が短絡されると、コンパレ
ータ11の反転端子はLレベルとなり、出力にはHレベル
となり、さらに、延遅された後、コンパレータ12の非反
転端子はHレベルになり、出力はHレベルとなり、制御
ライン10にHレベルの信号が送られ、スイッチングが停
止することになる。このようにして、短絡状態になる
と、短絡を検知し、スイッチングを停止させ、過大な電
流が流れるのを防ぎ、保護するように動作する。 発明が解決しようとする問題点 しかしながら上記のような構成では、出力電圧の検出
のみ可能で機器の異常等によって過大入力が入力された
時に、入力電圧の異常を検出できず制御回路に使用して
いる素子等の定格オーバーによって安定化電源を破壊し
てしまうという問題点を有していた。 本発明は上記問題点に鑑み、従来の電源保護装置に入
力電圧検出回路を有することにより、機器の異常等によ
り、入力に過大電圧が入力された状態においても作動す
るようにした電源保護装置を提供するものである。 問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するために、本発明の電源保護装置
は、トランジスタとダイオードとコイル又はトランスで
構成されるスイッチングDC−DC安定化電源装置と、スイ
ッチングDC−DC安定化電源回路のDC入力電圧及びDC出力
電圧と基準電圧とを比較する入出力検出回路とその入出
力検出回路の感度を調整する保護感度調整回路とでなる
電源保護装置とを備え、入出力検出回路は入力電圧を抵
抗分割する基準電圧と入力電圧を抵抗分割する電圧を基
準にダイオードで検出する出力検出電圧が、各々入力電
圧に応じて一様に変化するよう構成したものである。 作用 本発明は上記した構成により、機器の異常等によって
安定化電源回路内の素子の定格よりも大きい入力電圧が
安定化電源に入力された状態になっても、入力出検知回
路が作動し、又、出力電圧が機器の異常等によって短絡
状態となっても作動し、電源自体を保護できることとな
る。さらに、安定化電源の素子の実力又、機器の環境に
よって、入出力検出回路の感度を調整でき、電源保護装
置の感度を調整できることとなる。 実 施 例 以下、本発明の一実施例の電源保護装置について、図
面を参照しながら説明する。 第1図は本発明の一実施例の構成を示すものである。
同図において、11は安定化電源回路(スイッチング・レ
ギュレータ)、12はスイッチング部、13は制御回路部、
20は電源保護装置、21は、入出力検出回路、14は保護感
度調整回路、15は電源ON/OFF制御トランジスタ、16は出
力電圧検出端子、17は入力電圧供給端子、18は電源ON/O
FF制御ライン(以下制御ラインという)である。また第
2図において、22,23はコンパレータ、24はダイオード
である。 以上のように構成された電源保護装置について以下第
1図、第2図、第3図を用いてその動作を説明する。 まず、第1図は、安定化電源回路11と電源保護装置20
の構成を示し、トランジスタ15は制御ライン18がLレベ
ルでオンとなり電源が起動し、Hレベルで停止するよう
になっている。出力が短絡されるか又は、入力にある程
度の過大入力電圧が入力されると、電源保護装置20が作
動し、トランジスタ18にHレベルの信号が送られ、トラ
ンジスタ15がオフし、電源停止し、保護されることにな
る。 次に、動作の詳細について説明する。第2図、第3図
において、V1は安定化電源の出力電圧値、V2は、V1+
(ダイオード24による降下電圧)、V3は、安定化電源の
素子の定格入力電圧値である。 第1図、第2図、第3図において、VaはVbよりも低い
適当な電圧値に、また、入力電圧が安定化電源の素子の
定格電圧を上回る時は、Va>Vbとなるように設定してあ
る。入力に、安定化電源の素子の定格電圧を上回る電圧
が入力されると、Va>Vbとなり、コンパレータ22の出力
がLレベルからHレベルとなる。そして、コンパレータ
23の非反転端子が遅延された後Hレベルとなり、コンパ
レータ23の出力がLレベルからHレベルとなる。よっ
て、制御ライン18がHレベルとなり、トランジスタ15が
オフになることにより電源が停止する。また、出力が短
絡されると、Vb→Lレベルとなり、その結果Va>Vbとな
り、同様に、トランジスタ15がオフとなり、電源が停止
し、電源が保護されることとなる。 発明の効果 以上のように本発明は、入出力検出回路を設けること
により、出力の短絡状態を検知し電源を保護するだけで
なく、過大電圧の入力に対しても検知をし、電源保護装
置を作動させることができる。また、スイッチング素子
や機器の使用条件に応じて、入出力検知回路の定数を変
更することにより、電源保護装置の感度を変えることが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の電源保護装置の構成を示す
ブロック図、第2図は同実施例の要部構成を示す回路
図、第3図は同動作を説明するための特性図、第4図は
従来の電源保護装置の回路構成図、第5図は第4図の要
部構成を示す回路図である。 20……電源保護装置、21……入出力検出回路。
ブロック図、第2図は同実施例の要部構成を示す回路
図、第3図は同動作を説明するための特性図、第4図は
従来の電源保護装置の回路構成図、第5図は第4図の要
部構成を示す回路図である。 20……電源保護装置、21……入出力検出回路。
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 1.トランジスタとダイオードとコイル又はトランスで
構成されるスイッチングDC−DC安定化電源装置と、スイ
ッチングDC−DC安定化電源回路のDC入力電圧及びDC入力
電圧から得られる基準電圧と出力検出電圧とを比較する
入出力検出回路とその入出力検出回路の感度を調整する
保護感度調整回路とでなる電源保護装置とを備え、前記
基準電圧はDC入力電圧を抵抗分割した点の電圧とし、前
記出力検出電圧はDC入力電圧を抵抗分割すると共に、他
方をダイオードを介して出力電圧に接続した点の電圧と
したことを特徴とする電源保護装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62322439A JP2815356B2 (ja) | 1987-12-18 | 1987-12-18 | 電源保護装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62322439A JP2815356B2 (ja) | 1987-12-18 | 1987-12-18 | 電源保護装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01164229A JPH01164229A (ja) | 1989-06-28 |
JP2815356B2 true JP2815356B2 (ja) | 1998-10-27 |
Family
ID=18143686
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62322439A Expired - Fee Related JP2815356B2 (ja) | 1987-12-18 | 1987-12-18 | 電源保護装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2815356B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0340713A (ja) * | 1989-07-07 | 1991-02-21 | Fuji Electric Co Ltd | 過電流引き外し装置用電源回路 |
JPH07306727A (ja) * | 1994-05-12 | 1995-11-21 | Nec Corp | 電源制御回路 |
-
1987
- 1987-12-18 JP JP62322439A patent/JP2815356B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01164229A (ja) | 1989-06-28 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |