JP2813921B2 - 半導体積層基板の製造方法 - Google Patents
半導体積層基板の製造方法Info
- Publication number
- JP2813921B2 JP2813921B2 JP2253454A JP25345490A JP2813921B2 JP 2813921 B2 JP2813921 B2 JP 2813921B2 JP 2253454 A JP2253454 A JP 2253454A JP 25345490 A JP25345490 A JP 25345490A JP 2813921 B2 JP2813921 B2 JP 2813921B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sio
- film
- substrate
- silicon substrate
- main surface
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Element Separation (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は半導体積層基板の製造方法に関し、特に、貼
り合わせ法を用いたSOI基板の製造方法に適用して好適
なものである。
り合わせ法を用いたSOI基板の製造方法に適用して好適
なものである。
貼り合わせ法を用いたSOI(Silicon On Insulator)
基板の製造方法は、従来、次のようにして行われてい
た。
基板の製造方法は、従来、次のようにして行われてい
た。
まず、第2図(a)に示すように、第1のシリコン基
板1の主面に熱酸化法によりSiO2膜2を形成する。
板1の主面に熱酸化法によりSiO2膜2を形成する。
次に、第2図(b)に示すように、この第1のシリコ
ン基板1の主面に第2のシリコン基板3の主面を貼り合
わせ、熱処理することによりシリコン基板同士を互いに
接着する。
ン基板1の主面に第2のシリコン基板3の主面を貼り合
わせ、熱処理することによりシリコン基板同士を互いに
接着する。
次に、第2図(c)に示すように、第2のシリコン基
板3をその裏面側から研磨していき、SiO2膜2上に能動
領域として薄いシリコン膜3を残して、SOI基板を形成
する。
板3をその裏面側から研磨していき、SiO2膜2上に能動
領域として薄いシリコン膜3を残して、SOI基板を形成
する。
しかしながら、この方法では、最後の研磨工程におい
て研磨量をモニターすることが難しく、このため、残存
させるシリコン膜3の膜厚を精密にコントロールするこ
とが困難であった。
て研磨量をモニターすることが難しく、このため、残存
させるシリコン膜3の膜厚を精密にコントロールするこ
とが困難であった。
この問題を解決するために、次のような方法がとられ
ている。
ている。
まず、第3図(a)に示すように、第1のシリコン基
板1の主面全面に熱酸化法によりSiO2膜2を形成する。
一方、第2のシリコン基板3の主面の一部を熱酸化し
て、局部的にSiO24を形成する。このSiO24の表面は、シ
リコン基板3の主面の表面から凸状に突出しており、ま
た、SiO24とシリコン基板3との境界面は、シリコン基
板3の主面の表面よりも深いところにある。
板1の主面全面に熱酸化法によりSiO2膜2を形成する。
一方、第2のシリコン基板3の主面の一部を熱酸化し
て、局部的にSiO24を形成する。このSiO24の表面は、シ
リコン基板3の主面の表面から凸状に突出しており、ま
た、SiO24とシリコン基板3との境界面は、シリコン基
板3の主面の表面よりも深いところにある。
次いで、第3図(b)に示すように、第1のシリコン
基板1と第2のシリコン基板3との主面同士を互いに貼
り合わせ、熱処理により接着する。
基板1と第2のシリコン基板3との主面同士を互いに貼
り合わせ、熱処理により接着する。
次いで、第3図(c)に示すように、第2のシリコン
基板3の裏面側から研磨する。この時、研磨速度はシリ
コンよりもSiO2の方がかなり小さいため、シリコン基板
3に形成したSiO24がストッパーとして働き、SiO2膜2
上に能動領域として残存させるシリコン膜3の膜厚を一
定にすることができる。
基板3の裏面側から研磨する。この時、研磨速度はシリ
コンよりもSiO2の方がかなり小さいため、シリコン基板
3に形成したSiO24がストッパーとして働き、SiO2膜2
上に能動領域として残存させるシリコン膜3の膜厚を一
定にすることができる。
しかしながら、第3図に示した方法では、第2のシリ
コン基板3の主面上にSiO24の突起が存在するため、第
3図(b)に示すように基板同士を貼り合わせた時に、
突起の周囲に空隙が生じて接着性が悪くなったり、突起
の周辺のシリコン基板3の主面が平面を保てずに撓んで
シリコンの結晶性が悪くなる等の問題があった。
コン基板3の主面上にSiO24の突起が存在するため、第
3図(b)に示すように基板同士を貼り合わせた時に、
突起の周囲に空隙が生じて接着性が悪くなったり、突起
の周辺のシリコン基板3の主面が平面を保てずに撓んで
シリコンの結晶性が悪くなる等の問題があった。
本発明は上述の問題点に鑑みてなされたものであっ
て、能動領域となるシリコン膜の膜厚を一定にコントロ
ールすることができ、且つ、結晶性や接着性を損なうこ
となくSOI基板を製造することができる方法を提供しよ
うとするものである。
て、能動領域となるシリコン膜の膜厚を一定にコントロ
ールすることができ、且つ、結晶性や接着性を損なうこ
となくSOI基板を製造することができる方法を提供しよ
うとするものである。
上記課題を解決するために、本発明の半導体積層基板
の製造方法は、 第1の半導体基板の主面に第1の酸化膜を形成する工
程と、 上記第1の酸化膜表面に凹部を形成する工程と、 第2の半導体基板の主面の上記第1の半導体基板の凹
部と対応する位置に、上記第2の半導体基板の主面から
上下方向にそれぞれ突起する凸部を持つ第2の酸化膜を
形成する工程と、 上記第2の酸化膜の上記上方向に突起する凸部が上記
第1の半導体基板の凹部に嵌合するように、上記第1及
び第2の半導体基板の主面同士を貼り合わせて、熱処理
により互いに接着する工程と、 上記第2の酸化膜の上記下方向に突起する凸部が露出
するまで上記第2の半導体基板をその裏面側から研磨す
る工程とを有するものである。
の製造方法は、 第1の半導体基板の主面に第1の酸化膜を形成する工
程と、 上記第1の酸化膜表面に凹部を形成する工程と、 第2の半導体基板の主面の上記第1の半導体基板の凹
部と対応する位置に、上記第2の半導体基板の主面から
上下方向にそれぞれ突起する凸部を持つ第2の酸化膜を
形成する工程と、 上記第2の酸化膜の上記上方向に突起する凸部が上記
第1の半導体基板の凹部に嵌合するように、上記第1及
び第2の半導体基板の主面同士を貼り合わせて、熱処理
により互いに接着する工程と、 上記第2の酸化膜の上記下方向に突起する凸部が露出
するまで上記第2の半導体基板をその裏面側から研磨す
る工程とを有するものである。
本発明においては、第2の半導体基板の主面に存在す
る突起に対応する第1の半導体基板の主面の位置に凹部
を形成しているので、第1及び第2の半導体基板を互い
に貼り合わせた時に、各々の主平面同士が充分に密着す
る。従って、突起近傍の空隙や、第2のシリコン基板の
主面の撓みは生じない。
る突起に対応する第1の半導体基板の主面の位置に凹部
を形成しているので、第1及び第2の半導体基板を互い
に貼り合わせた時に、各々の主平面同士が充分に密着す
る。従って、突起近傍の空隙や、第2のシリコン基板の
主面の撓みは生じない。
以下、本発明の実施例を第1図を参照して説明する。
まず、第1図(a)に示すように、シリコン基板1の
主面に熱酸化法により2μm厚のSiO2膜2を形成する。
主面に熱酸化法により2μm厚のSiO2膜2を形成する。
次いで、SiO2膜2上にフォトレジストパターンを形成
し、これをマスクとして、SiO22をバッファ弗酸溶液中
で5000Åの深さだけ選択エッチングし、その後、フォト
レジストを除去して、第1図(b)に示すように、SiO2
膜2に凹部6を複数個形成する。
し、これをマスクとして、SiO22をバッファ弗酸溶液中
で5000Åの深さだけ選択エッチングし、その後、フォト
レジストを除去して、第1図(b)に示すように、SiO2
膜2に凹部6を複数個形成する。
一方、第1図(c)に示すように、第2のシリコン基
板3の主面に熱酸化法により200Å厚のSiO2膜7を形成
する。
板3の主面に熱酸化法により200Å厚のSiO2膜7を形成
する。
次いで、第1図(b)に示すように、このSiO2膜7上
にCVD法により1500Å厚のSi3N4膜8を形成した後、周知
の方法でこのSi3N4膜8をパターニングする。ここで、S
i3N4膜8に形成する開口の位置は、第1と第2のシリコ
ン基板1及び3の主面同士を貼り合わせた時に、第1の
シリコン基板1上のSiO2膜2に形成した凹部6の位置に
対応する。
にCVD法により1500Å厚のSi3N4膜8を形成した後、周知
の方法でこのSi3N4膜8をパターニングする。ここで、S
i3N4膜8に形成する開口の位置は、第1と第2のシリコ
ン基板1及び3の主面同士を貼り合わせた時に、第1の
シリコン基板1上のSiO2膜2に形成した凹部6の位置に
対応する。
次に、第1図(e)に示すように、熱酸化法によりSi
3N4膜8の開口部分にのみSiO24を1μmの厚さで形成す
る。
3N4膜8の開口部分にのみSiO24を1μmの厚さで形成す
る。
次いで、プラズマエッチング法によりSi3N4膜8を、
更に、バッファ弗酸によりSiO2膜7を夫々除去する。こ
れにより、第1図(f)に示すように、第2のシリコン
基板3の主面に突起状のSiO24が形成される。この時、
突起状のSiO24の頂部は、第2のシリコン基板3の主面
のシリコン表面から約4500Å埋まっている。
更に、バッファ弗酸によりSiO2膜7を夫々除去する。こ
れにより、第1図(f)に示すように、第2のシリコン
基板3の主面に突起状のSiO24が形成される。この時、
突起状のSiO24の頂部は、第2のシリコン基板3の主面
のシリコン表面から約4500Å埋まっている。
次いで、第1図(g)に示すように、第1のシリコン
基板1と第2のシリコン基板3との主面同士を貼り合わ
せ、熱処理を行うことにより、両者を接着する。この
時、第2のシリコン基板3の突起状のSiO24は、第1の
シリコン基板1上のSiO2膜2の凹部6内に収まるため、
第1のシリコン基板1の凹部6を除く平面部と第2のシ
リコン基板3の突起部を除く平面部同士は充分に密着す
る。また、第2のシリコン基板3が撓んだりすることが
なく、従って、その結晶性を損なうこともない。
基板1と第2のシリコン基板3との主面同士を貼り合わ
せ、熱処理を行うことにより、両者を接着する。この
時、第2のシリコン基板3の突起状のSiO24は、第1の
シリコン基板1上のSiO2膜2の凹部6内に収まるため、
第1のシリコン基板1の凹部6を除く平面部と第2のシ
リコン基板3の突起部を除く平面部同士は充分に密着す
る。また、第2のシリコン基板3が撓んだりすることが
なく、従って、その結晶性を損なうこともない。
次いで、第1図(h)に示すように、SiO24の一部が
露出するまで第2のシリコン基板3をその裏面側から研
磨することにより、SiO2膜2上に能動領域として約4500
Å厚のシリコン膜3が形成される。
露出するまで第2のシリコン基板3をその裏面側から研
磨することにより、SiO2膜2上に能動領域として約4500
Å厚のシリコン膜3が形成される。
以上説明したように、本発明によれば、貼り合わせ法
によって半導体積層基板を製造する際に、第1の半導体
基板の上に形成された酸化膜と、その上に貼り合わされ
る第2の半導体基板との間の接着性が高く、能動領域と
なる第2の半導体基板の膜厚を一定にコントロールする
ことができ、しかも能動領域としての第2の半導体基板
の結晶性を損なうことがない。
によって半導体積層基板を製造する際に、第1の半導体
基板の上に形成された酸化膜と、その上に貼り合わされ
る第2の半導体基板との間の接着性が高く、能動領域と
なる第2の半導体基板の膜厚を一定にコントロールする
ことができ、しかも能動領域としての第2の半導体基板
の結晶性を損なうことがない。
第1図(a)〜(h)は本発明の一実施例による半導体
積層基板の製造方法を工程順に示す断面図、第2図
(a)〜(c)は従来の半導体積層基板の製造方法を工
程順に示す断面図、第3図(a)〜(c)は従来の別の
半導体積層基板の製造方法を工程順に示す断面図であ
る。 なお、図面に用いた符号において、 1……第1のシリコン基板 2……SiO2膜 3……第2のシリコン基板 4……SiO2 6……凹部 7……SiO2膜 8……Si3N4膜 である。
積層基板の製造方法を工程順に示す断面図、第2図
(a)〜(c)は従来の半導体積層基板の製造方法を工
程順に示す断面図、第3図(a)〜(c)は従来の別の
半導体積層基板の製造方法を工程順に示す断面図であ
る。 なお、図面に用いた符号において、 1……第1のシリコン基板 2……SiO2膜 3……第2のシリコン基板 4……SiO2 6……凹部 7……SiO2膜 8……Si3N4膜 である。
Claims (1)
- 【請求項1】第1の半導体基板の主面に第1の酸化膜を
形成する工程と、 上記第1の酸化膜表面に凹部を形成する工程と、 第2の半導体基板の主面の上記第1の半導体基板の凹部
と対応する位置に、上記第2の半導体基板の主面から上
下方向にそれぞれ突起する凸部を持つ第2の酸化膜を形
成する工程と、 上記第2の酸化膜の上記上方向に突起する凸部が上記第
1の半導体基板の凹部に嵌合するように、上記第1及び
第2の半導体基板の主面同士を貼り合わせて、熱処理に
より互いに接着する工程と、 上記第2の酸化膜の上記下方向に突起する凸部が露出す
るまでの上記第2の半導体基板をその裏面側から研磨す
る工程とを有する半導体積層基板の製造方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2253454A JP2813921B2 (ja) | 1990-09-21 | 1990-09-21 | 半導体積層基板の製造方法 |
US07/763,302 US5238865A (en) | 1990-09-21 | 1991-09-20 | Process for producing laminated semiconductor substrate |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2253454A JP2813921B2 (ja) | 1990-09-21 | 1990-09-21 | 半導体積層基板の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04132257A JPH04132257A (ja) | 1992-05-06 |
JP2813921B2 true JP2813921B2 (ja) | 1998-10-22 |
Family
ID=17251622
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2253454A Expired - Fee Related JP2813921B2 (ja) | 1990-09-21 | 1990-09-21 | 半導体積層基板の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2813921B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0410568A (ja) * | 1990-04-27 | 1992-01-14 | Fujitsu Ltd | 半導体装置の製造方法 |
-
1990
- 1990-09-21 JP JP2253454A patent/JP2813921B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04132257A (ja) | 1992-05-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5238865A (en) | Process for producing laminated semiconductor substrate | |
JP2831745B2 (ja) | 半導体装置及びその製造方法 | |
JPH04365377A (ja) | 半導体装置 | |
JP2813921B2 (ja) | 半導体積層基板の製造方法 | |
JPH04303942A (ja) | 半導体装置の製造方法 | |
JP2764466B2 (ja) | 半導体積層基板の製造方法 | |
JPH06318590A (ja) | 半導体装置の製造方法 | |
JPH02177433A (ja) | 半導体基板の製法 | |
JP2552936B2 (ja) | 誘電体分離基板およびこれを用いた半導体集積回路装置 | |
JPH0437020A (ja) | 熱圧着ウエーハの製造方法 | |
JPH01305534A (ja) | 半導体基板の製造方法 | |
JP2775772B2 (ja) | 半導体装置の製造方法 | |
JP2600299B2 (ja) | 半導体装置の製造方法 | |
JPH04163965A (ja) | 半導体装置の製造方法 | |
JPH01226166A (ja) | 半導体装置基板の製造方法 | |
JP2762501B2 (ja) | 半導体基板の製法 | |
JPH01154537A (ja) | 半導体装置基板の製造方法 | |
JP3518083B2 (ja) | 基板の製造方法 | |
JPS6118150A (ja) | 半導体装置の製造方法 | |
JPS63202034A (ja) | 半導体装置の製造方法 | |
JP2778114B2 (ja) | 半導体基板の製法 | |
JPH0661340A (ja) | 張り合わせ半導体基板の製造方法 | |
JPH0222839A (ja) | 誘電体分離基板の製造方法 | |
JPH01154538A (ja) | 半導体装置用基板の製造方法 | |
KR940000494B1 (ko) | 규소기판의 접착방법 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |