JP2813829B2 - フイルム平面保持装置 - Google Patents

フイルム平面保持装置

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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、撮影の度にフイルムの平面度を正しく保つ
ためのカメラのフイルム平面保持装置に関する。
(従来の技術と解決すべき課題) 従来の銀塩フイルムを使用する通常のカメラのフイル
ムアパーチヤ部での保持機構は一般にトンネル方式と言
われている。
第7図に従来の一眼レフカメラの光軸を含む断面図を
示し、第8図はフイルムとフイルムアパーチヤ部と圧板
との関係を拡大して示してある。
カメラのボデイのアパーチヤ側にあるフイルムレール
2と圧板と受ける圧板レール3には段差(35mm写真フイ
ルムは一般に0.2ミリ)が設けられている。
フイルム21の上下端は、この僅少の間隙(トンネル)
に保持され、裏面は圧板4により規制されて一応の平面
性を保つて、保持され感光させられる。
しかし、詳細に検討すると、フイルムの材質やフイル
ムの巻初め、巻終り等でトンネル方式といえども80μm
以上の凹凸が発生し得る。
フイルムが理想的な平面でない限り、理論的にはどの
フイルムもフイルム感光アパーチヤ内に入り込んだ位置
で、圧板の表面から第8図に示すように△Lだけ浮き上
がつた部分(中心部に多い)が発生することは避けられ
ない。
現在、この△Lは焦点深度内にあつて無視できるもの
として取り扱われており、通常は余り問題にされていな
い。
しかしながら、温度,湿度等の環境条件やフイルムの
材質によつて平面性が無視できない場合だけではなく、
高性能レンズを使い焦点深度の浅い条件下での撮影で
は、フイルムの平面性が問題になる。
これを解決するのに、第5図の装置が考えられる。こ
れはフイルム平面保持装置の一実施例をボデイの後方斜
め上から見た斜視図である。
カメラボデイ1のフイルムアパーチヤが設けられてい
る面のフイルムアパーチヤの上下にフイルムレール2・
2、その外側に圧板レール3・3が設けられている。
フイルム圧板4には良く知られているように圧板ばね
5・5がかしめ鋲6・6でかしめ付けられており、これ
等により図示しないカメラの裏蓋に装着されている。
圧板4の中心部には複数の貫通孔9…が設けられてお
り、圧板の裏側には、前記貫通孔群を囲むように円環上
の固定板7がねじ8によつて取り付けられている。
固定板7には蛇腹17を介して空気吸引のためのカツプ
16が気密に接続されている。
また圧板4には、スタツト10,ねじ11,取付け耳12で外
周ヨーク14が固定されており、この外周ヨーク14の中心
に貫通孔22をもつ軸受け15が支持されている。
カツプ16の中心には軸20が固定されており、この軸20
は軸受け15の貫通孔22に遊嵌させられている。
ばね13は前記軸受け15,カツプ16間に挿入されてお
り、カツプ16と蛇腹17の組立は圧板4の方向に付勢さ
れ、カツプ16は固定板7と接している。
カツプ16の外周には可動コイル18が設けられており、
この部分はリングマグネツト19とこのヨーク14との間隙
に挿入されている。
第7図にこのアクチユエータ部分を拡大断面図により
示す。
リングマグネツト19は第6図に示すようにラジアル方
向に着磁されており、マグネツト19の磁力線は内側から
外面に向けての磁力線方向となり外周表面より放射線状
に発している。
リングマグネツト19の外周と外周ヨーク14の最外周の
内周間にギヤツプ23が形成されているため、磁力線は外
周ヨーク14を通り、マグネツト19の内側に戻るような磁
気回路になつている。このため、ギヤツプ23に強力な磁
界が発生している。
このギヤツプ間にリングコイル18を置き、電流iを第
6図の方向に流すと、磁界の方向に対する電流の向きに
よるフレミングの左手の法則で矢印方向の力が働くた
め、リングコイル18がマグネツト19側に引き込まれるこ
とになる。
リングコイル18に電流に流すと、マグネツト19とヨー
ク14の間隙(ギヤツプ23)に発生する磁界との作用によ
つて、コイル18はマグネツト側に引き込まれることにな
る。
すなわち、コイル18と一体となつているカツプ16は、
ばね13に逆らつて圧板4に対して後退することになる。
その結果、固定板7と圧板4とカツプ16の底面が形成
する可変容器の空間が広げられ、大気圧よりも圧力が低
くなる。
これにより、圧板4に空いている複数の貫通孔9…を
通してフイルム21と圧板4間の空気の圧力も降下するか
ら、圧板4の表面にフイルム21が押しつけられる。
この吸引を保持することによりフイルム21が圧板の平
面に密着する形となり、フイルムの平面性が精度よく保
持されることとなる。
しかしながら、この装置の気密性保持は、たかだか10
秒から30秒程度であり、夜間の天体撮影などはそれ以上
の露出時間が必要となるという問題があつた。
(課題を解決するための手段) 上述の事情に鑑み、本発明によるフイルム平面保持装
置は、1以上の小さい貫通孔が設けられた圧板に、気圧
調整室と、この気圧調整室の気圧を調整する可変容器
と、この可変容器の体積を可変させる電気的駆動機構と
によりフイルムを吸引保持するように構成されている。
(実施例) 以下、図面を参照して、本発明を詳しく説明する。第
1図は、本発明によるフイルム平面保持装置の通常状態
を示す一実施例図、第2図は、本発明装置の使用状態を
示す一実施例図である。第5図と同一部材は同一記号で
示す。
圧板4には気圧調整室24が設けられ、この調整室24に
は外気通気孔24a,通気孔24b,この通気孔24を開閉する通
気弁24c,及びばね26に付勢された外気孔遮断弁25が設け
られている。気圧調整室24には、外周ヨーク14が蛇腹17
の端部17aに挾んで取付られている。この外周ヨーク14
には、後部ヨーク27が嵌合固着されている。このヨーク
27には、リング状の永久磁石19が、ヨーク28とサンドイ
ツチ状に配設され、また、空気孔27bが設けられてい
る。
外周ヨーク14には、ばね13により一方向に付勢された
可動板29がヨーク27の軸部27aをガイド軸として摺動自
在に配設されている。この可動板29には、取付板30によ
つて蛇腹17の端部17bが取付られ、この取付板30には可
動コイル18が配設されている。可動板29はこの可動コイ
ル18に電流が供給されていないときはばね13により、ば
ね26に抗して左方に移行し、外気孔遮断弁25を開放して
いる。可動板29には、排気口29aと排気弁29bが設けられ
ている。この可動板29と気圧調整室24間には可変空間34
が構成されている。
第3図は、本発明によるフイルム平面保持装置の吸引
制御回路図である。この回路は、フイルム吸引開始信号
がCPU31の端子に入来すると、端子から指令信号を
送出し、制御回路32を介してトランジスタ33を動作させ
可動コイル18を駆動する。所定時間内にシヤツタが開成
するとフイルム吸引解除信号がCPU31の端子に入来
し、可動コイル18の駆動を停止する。
長時間継続信号がCPU31の端子に入来すると、所定
間隔のパルス信号を送出し、可動コイル18を間欠駆動さ
せる。
次に上述のごとく構成された本発明装置の動作を第4
図を参照して説明する。
図示しないレリーズ釦の押下に同期してフイルム吸引
開始信号がCPU31の端子に入来すると、CPU31の端子
から指令信号が送出され可動コイル18に電流が流れ、第
1図上可動板29がばね13に抗して右方に移動を開始し、
可動板ポンプ動作が開始(T1)する。このポンプ動作の
初期行程で、外気孔遮断弁25が可動板29に追従して右方
に移行し外気通気孔24aを閉じる。そして、さらに可動
板29が右行するので、可変空間34の容積が拡大をはじ
め、排気弁29bが閉じ、可変空間34内の気圧が下がるの
で、気圧調整室24内の空気が通気孔24bを通して通気弁2
4cを押し開いて可変空間34に流入する。したがつて、気
圧調整室24内の気圧が下がり、フイルム21が圧板4面に
吸引され、(T2)、第2図となる。その後シヤツタが開
閉(T3〜T4)し、フイルム吸引解除信号がCPU31の端子
に入来すると、可動コイル18の駆動が停止(T5)し、
可動板29はばね13の復元力によつて第1図状態の初期位
置に復帰する。
一方、シヤツタが所定時間内に閉成しないと、図示し
ない演算回路は長時間継続信号を送出(T6)し、その信
号がCPU31の端子に入来すると、CPU31は所定間隔のパ
ルス信号を送出する。したがつて、可動コイル18は間欠
駆動することになる。つまり、第2図において、可動コ
イル18に電流が流れているときは可動板29は実線の位置
をとり、電流が流れていないときは仮想線の位置をと
り、パルス電流によつて振動し、ポンプ動作を行うこと
により、継続してフイルム21を圧板4の表面に吸引する
ことになる。
所定時間後シヤツタ閉成信号により図示しない演算回
路よりフイルム吸引解除信号がCPU31の端子に入来す
ると、可動コイル電流がoffとなり、可動板29が初期位
置に復帰する。
(効 果) 以上説明したように、本発明によるフイルム平面保持
装置は、カメラの圧板に貫通孔を設け、電気的アクチユ
エータを駆動し気圧調整室と可変容器とにより気圧を調
整してフイルムを圧板表面に吸引保持するように構成し
たので、長時間撮影の場合にもフイルム平面度の低下を
来すことがない。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明によるフイルム平面保持装置の通常状
態を示す一実施例図、第2図は、本発明装置の使用状態
を示す一実施例図、第3図は、本発明装置の吸引制御回
路図、第4図は、本発明装置の動作を説明するタイミン
グ図、第5図は、本発明の基礎となるフイルム平面保持
装置の一実施例図、第6図は、可動コイルを駆動するア
クチユエータ駆動回路の実施例図、第7図は、従来の一
眼レフカメラの光軸を含む断面図、第8図は、フイルム
とフイルムアパーチヤ部と圧板との関係を拡大して示し
た断面図である。 1……カメラボデイ、2……フイルムレール、3……圧
板レール、4……圧板、7……固定板、8……ねじ、9
……貫通孔、10……スタツト、11……ねじ、12……取付
け耳、13……ばね、14……外周ヨーク、15……固定軸受
け、16……カツプ、17……蛇腹、18……可動コイル、19
……リングマグネツト、20……カツプ軸、21……フイル
ム、22……固定軸受けの中心孔、23……ギヤツプ(間
隙)、24……気圧調整室、25……外気孔遮断弁、28……
ヨーク、29……可動板、30……取付板、31……CPU、32
……制御回路、34……可変空間。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1以上の小さい貫通孔を設けられたカメラ
    の圧板と、 カメラ外部に通ずる通気口と気圧を調整する第1排気口
    とを有した気圧調整空間を形成する気圧調整室と、 この気圧調整室に連なつて第2排気口を有した可変空間
    を形成する可変容器と、 前記通気口を開閉する第1遮断弁と、 前記第1排気口を開閉する第2遮断弁と、 前記第2排気口を開閉する第3遮断弁と、 前記可変容器の体積を可変させる電気的駆動機構とを前
    記圧板に配設したことを特徴とするフイルム平面保持装
    置。
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