JP2813824B2 - フイルム平面保持装置 - Google Patents

フイルム平面保持装置

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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、撮影の度にフイルムの平面度を正しく保つ
ためのカメラのフイルム平面保持装置に関する。
(従来の技術と解決すべき課題) 従来の銀塩フイルムを使用する通常のカメラのフイル
ムアパーチヤ部でのフイルム保持機構は一般にトンネル
方式と言われている。
第5図に従来の一眼レフカメラの光軸を含む断面図を
示し、第6図はフイルムとフイルムアパーチヤ部と圧板
との関係を拡大して示してある。
カメラのボデイのアパーチヤ側にあるフイルムレール
2と圧板を受ける圧板レール3には段差(35mm写真フイ
ルムは一般に0.2ミリ)が設けられている。
フイルム21の上下端は、この僅少の間隙(トンネル)
に保持され、裏面は圧板4により規制されて一応の平面
性を保つて、保持され感光させられる。
しかし、詳細に検討すると、フイルムの材質やフイル
ムの巻初め、巻終り等でトンネル方式といえども80μm
以上の凹凸が発生し得る。
フイルムが理想的な平面でない限り、理論的にはどの
フイルムもフイルム感光アパーチヤ内に入り込んだ位置
で、圧板の表面から第6図に示すよう△Lだけ浮き上が
つた部分(中心部に多い)が発生することは避けられな
い。
現在、この△Lは焦点深度内にあつて無視できるもの
として取り扱われており、通常は余り問題にされていな
い。
しかしながら、温度,湿度等の環境条件やフイルムの
材質によつて平面性が無視できない場合だけではなく、
高性能レンズを使い焦点深度の浅い条件下での撮影で
は、フイルムの平面性が問題になる。
製版のために用いられる特殊な撮影のためのカメラで
は大形の真空装置等が用いられることがある。
しかしながら、一般の携帯用のカメラにそのような装
置を採用することはできない。
本発明の目的は、一般の携帯用のカメラ等において簡
単な装置で撮影の都度フイルムの平面性を保たせるよう
にするとともに、長時間露出撮影の場合は外部空気吸引
装置をカメラに連結してフイルムを吸引するフイルム平
面保持装置を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 前記目的を達成するために本発明によるフイルム平面
保持装置は、1以上の小さい貫通孔が設けられた圧板の
裏面に密閉可変空間を形成し、通常はこの密閉可変空間
の体積を電気的駆動機構で拡大させてフイルムを吸引保
持するが、長時間撮影の場合は前記密閉可変空間に設け
られた開閉可能な通気口に外部空気吸引装置を連結さ
せ、この空気吸引装置を作動させフイルムを吸引保持す
るように構成されている。
(実施例) 以下、図面等を参照して、本発明をさらに詳しく説明
する。
第1図は、本発明によるフイルム平面保持装置の一実
施例の保持機構をボデイの後方斜め上から見た斜視図で
ある。
カメラボデイ1のフイルムアパーチヤが設けられてい
る面のフイルムアパーチヤの上下にフイルムレール2・
2、その外側に圧板レール3・3が設けられている。
フイルム圧板4には良く知られているように圧板ばね
5・5がかしめ鋲6・6でかしめ付けられており、これ
等によりカメラの裏蓋24(第4図参照、第1図では省
略)に装着されている。
圧板4の中心部には複数の貫通孔9…が設けられてお
り、圧板の裏側には、前記貫通孔群を囲むように円環上
の固定板7がねじ8によつて取り付けられている。
固定板7には蛇腹17を介して空気吸引のためのカツプ
16が気密に接続されている。
また圧板4には、スタツト10,ねじ11,取付け耳12で外
周ヨーク14が固定されており、この外周ヨーク14の中心
に貫通孔22をもつ軸受け15が支持されている。
カツプ16の中心には軸20が固定されており、この軸20
は軸受け15の貫通孔22に遊嵌させられている。
ばね13は前記軸受け15,カツプ16間に挿入されてお
り、カツプ16と蛇腹17の組立は圧板4の方向に付勢さ
れ、カツプ16は固定板7と接している。
カツプ16の外周には可動コイル18が設けられており、
この部分はリングマグネツト19とこのヨーク14との間隙
に挿入されている。
第3図にこのアクチユエータ部分を拡大断面図により
示す。
リングマグネツト19は第3図に示すようにラジアル方
向に着磁されており、マグネツト19の磁力線は内側から
外面に向けての磁力線方向となり外周表面より放射線状
に発している。
リングマグネツト19の外周と外周ヨーク14の最外周の
内周間にギヤツプ23が形成されているため、磁力線は外
周ヨーク14を通り、マグネツト19の内側に戻るような磁
気回路になつている。このため、ギヤツプ23に強力な磁
界が発生している。
このギヤツプ間にリングコイル18を置き、電流iを第
3図の方向に流すと、磁界の方向に対する電流の向きに
よるフレミングの左手の法則で矢印方向の力が働くた
め、リングコイル18がマグネツト19側に引き込まれるこ
とになる。
リングコイル18に電流を流すと、マグネツト19とヨー
ク14の間隙(ギヤツプ223)に発生する磁界との作用に
よつて、コイル18はマグネツト側に引き込まれることに
なる。
すなわち、コイル18と一体となつているカツプ16は、
ばね13に逆らつて圧板4に対して後退することになる。
その結果、固定板7と圧板4とカツプ16の底面が形成
する可変容器の空間が広げられ、大気圧よりも圧力が低
くなる。
これにより、圧板4に空いている複数の貫通孔9…を
通してフイルム21と圧板4間の空気の圧力も降下するか
ら、圧板4の表面にフイルム21が押しつけられる。
この吸引を保持することによりフイルム21が圧板の平
面に密着する形となり、フイルムの平面性が精度よく保
持されることとなる。
第2図に、前記アクチユエータのリングコイル18を駆
動するアクチユエータ駆動回路の実施例を示す。
このアクチユエータ駆動回路は、フイルム給送時はコ
イル18の通電を断ち、フイルム吸着を解除し、フイルム
の露光時のみ吸引力を作用させるようにしたものであ
る。
シヤツタの先幕のスタート信号(i1)を信号処理回路
24に入力すると、アンプ2を通してコイル18に通電され
フイルムが吸引される。
また、次にシヤツタによる露出が完了して発生する信
号、後幕走行完了信号(i2)により、コイル18の電流を
断つ構成にしてある。
このように、カメラ作動シーケンスに同期してフイル
ムの圧板面への吸引・解除・吸引・解除の作動を行わせ
ることができる。
第4図は、本発明によるフイルム平面保持装置の通気
口に外部の空気吸引装置を連結した図である。
裏蓋24に図示しない方法で配設されている圧板4には
固定板7が取付けられ、この固定板7の下方には通気路
7aを設けた通気口7bが凸設されている。
この通気口7bはチユーブ25により裏蓋24に設けられた
外部吸入口26の第1開口部26aに連結され、第2開口部2
6bはチユーブ27を介して空気吸引装置28に連結してい
る。
第2開口部26bとチユーブ27は取外し可能であつて、
空気吸引装置28を使用しないときは、図示しないキヤツ
プで第2開口部26bを密閉しておく。28aは排気口であ
る。この空気吸引装置28を使用して撮影するには二通り
の方法がある。
一つは、前述のアクチユエータによるフイルムの吸引
時空気の漏洩による吸引力の低下を補うように使用する
方法である。
この場合は、レリーズ操作に同期して空気吸引装置28
を弱く作動させ、前述のアクチユエータによる吸引を補
助させる。撮影終了後は、アクチユエータの作動が停止
し、空気吸引装置28の吸引力だけとなりフイルムへの吸
引力は弱まり、フイルム巻上に障害とはならない。
もう一つの方法は、フイルムを巻上後図示しないスイ
ツチ操作で前述のアクチユエータを不作動となし、空気
吸引装置28を強く作動させフイルムを吸引させる。撮影
終了後、空気吸引装置28の作動を停止させる。
以上詳述したように、本発明装置は下記の3つの使用
態様を選択することができる。
撮影時間が空気の漏洩程度によつてきまる吸引時間
(例えば2秒)より短い場合は、前述のアクチユエータ
のみの作動でよい。
撮影時間が長い場合は、前述のアクチユエータと空気
吸引装置との併用又は空気吸引装置のみの使用で行うこ
とができる。
(効 果) 以上説明したように、本発明によるフイルム平面保持
装置は、カメラの圧板に貫通孔を設け、圧板裏面の密閉
可変空間の体積をアクチユエータで制御し、さらにその
密閉可変空間に通ずる通気口に外部空気吸引装置を連結
可能に構成したので、長時間撮影の場合にもフイルム平
面度の低下を来すことがない。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明によるフイルム平面保持装置の一実施
例を示す斜視図である。 第2図は、フイルム保持装置のアクチユエータ駆動回路
の実施例を示すブロツク図である。 第3図は、フイルム保持装置の磁気回路(アクチユエー
タ)を説明するための略図である。 第4図は、本発明によるフイルム平面保持装置の通気口
に外部の空気吸引装置を連結した図である。 第5図は、従来の一眼レフカメラの光軸を含む断面図で
ある。 第6図は、フイルムとフイルムアパーチヤ部と圧板との
関係を拡大して示した断面図である。 1……カメラボデイ、2……フイルムレール 3……圧板レール、4……圧板 7……固定板、8……ねじ 9……貫通孔、10……スタツト 11……ねじ、12……取付け耳 13……ばね、14……外周ヨーク 15……固定軸受け、16……カツプ 17……蛇腹、18……可動コイル 19……リングマグネツト 20……カツプ軸、21……フイルム 22……固定軸受けの中心孔 23……ギヤツプ(間隙) 24……裏蓋、27……チユーブ 28……空気吸引装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03B 17/28

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1以上の小さい貫通孔を設けられたカメラ
    の圧板と、この圧板の裏面にカメラ外部に通ずる通気口
    を有しこの通気口以外の部分で密閉可変空間を形成する
    可変容器と、この可変容器の体積を拡大させる電気的駆
    動機構とを備え、前記通気口を密閉し前記電気的駆動機
    構を作動させて撮影するか、または前記通気口に空気吸
    引手段を連結して、該空気吸引手段を作動させて撮影す
    るかを選択可能に構成したことを特徴とするフイルム平
    面保持装置。
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