JP2812492B2 - ワイヤカット放電加工機においてワイヤ電極がワイヤ搬出側のワイヤガイド部を挿通したことを確認する方法および装置 - Google Patents
ワイヤカット放電加工機においてワイヤ電極がワイヤ搬出側のワイヤガイド部を挿通したことを確認する方法および装置Info
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- JP2812492B2 JP2812492B2 JP1150413A JP15041389A JP2812492B2 JP 2812492 B2 JP2812492 B2 JP 2812492B2 JP 1150413 A JP1150413 A JP 1150413A JP 15041389 A JP15041389 A JP 15041389A JP 2812492 B2 JP2812492 B2 JP 2812492B2
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- wire electrode
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- B23H—WORKING OF METAL BY THE ACTION OF A HIGH CONCENTRATION OF ELECTRIC CURRENT ON A WORKPIECE USING AN ELECTRODE WHICH TAKES THE PLACE OF A TOOL; SUCH WORKING COMBINED WITH OTHER FORMS OF WORKING OF METAL
- B23H7/00—Processes or apparatus applicable to both electrical discharge machining and electrochemical machining
- B23H7/02—Wire-cutting
- B23H7/08—Wire electrodes
- B23H7/10—Supporting, winding or electrical connection of wire-electrode
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) この発明は、ワイヤカット放電加工機においてワイヤ
電極がワイヤ搬出側のワイヤガイド部を挿通したことを
確認する方法及びそのワイヤカット放電加工機に関す
る。
電極がワイヤ搬出側のワイヤガイド部を挿通したことを
確認する方法及びそのワイヤカット放電加工機に関す
る。
(従来の技術) ワイヤカット放電加工機において、ワイヤカット放電
加工機を自動的に運転するには、ワイヤ送出側から送出
されたワイヤ電極が、ワイヤ搬出側のワイヤガイド部を
挿通したことを確認する必要がある。上記ワイヤガイド
部にワイヤ電極を挿通するには、テーブルに固定された
ワークピースの予め設けられた貫通孔に対してワイヤ電
極を挿通するか或はワークピースに孔加工を行ないつつ
ワークピースに対してワイヤ電極を貫通せしめた後に、
ワイヤガイド部にワイヤ電極を挿通する方法と、ワーク
ピースの側方においてワイヤ搬出側のワイヤガイド部へ
ワイヤ電極を直接挿通する方法とがある。
加工機を自動的に運転するには、ワイヤ送出側から送出
されたワイヤ電極が、ワイヤ搬出側のワイヤガイド部を
挿通したことを確認する必要がある。上記ワイヤガイド
部にワイヤ電極を挿通するには、テーブルに固定された
ワークピースの予め設けられた貫通孔に対してワイヤ電
極を挿通するか或はワークピースに孔加工を行ないつつ
ワークピースに対してワイヤ電極を貫通せしめた後に、
ワイヤガイド部にワイヤ電極を挿通する方法と、ワーク
ピースの側方においてワイヤ搬出側のワイヤガイド部へ
ワイヤ電極を直接挿通する方法とがある。
いずれにしても、ワイヤカット放電加工機を自動的に
運転するには、ワイヤ電極がワイヤ搬出側のワイヤガイ
ド部を挿通したことを確認しなければならない。そこで
従来は、ワイヤで電極がワイヤ搬出側のワイヤガイド部
を貫通したことを確認する方法として、例えば次のごと
き手段が講じられている。
運転するには、ワイヤ電極がワイヤ搬出側のワイヤガイ
ド部を挿通したことを確認しなければならない。そこで
従来は、ワイヤで電極がワイヤ搬出側のワイヤガイド部
を貫通したことを確認する方法として、例えば次のごと
き手段が講じられている。
すなわち、その1つとして、ワークピースに対してワ
イヤ電極の送出を行なうワイヤ送出側のワイヤガイド
と、ワークピースを貫通して送り出された部分を搬出す
るワイヤ搬出側のワイヤガイドとに、それぞれ通電接触
子を設け、各通電接触子間に低電圧を印加して、ワイヤ
電極により両通電接触子間が短絡されて電圧差が無くな
ったことを検出することにより、ワイヤ検出側のワイヤ
ガイド部に対してワイヤ電極が貫通したこととして確認
している。
イヤ電極の送出を行なうワイヤ送出側のワイヤガイド
と、ワークピースを貫通して送り出された部分を搬出す
るワイヤ搬出側のワイヤガイドとに、それぞれ通電接触
子を設け、各通電接触子間に低電圧を印加して、ワイヤ
電極により両通電接触子間が短絡されて電圧差が無くな
ったことを検出することにより、ワイヤ検出側のワイヤ
ガイド部に対してワイヤ電極が貫通したこととして確認
している。
また、別の方法としてワイヤ電極の通路中にマイクロ
スイッチのアクチュエータを設け、ワイヤ電極がワイヤ
搬出側のワイヤガイド部を貫通しワイヤ搬出部に取り込
まれて、ワイヤ電極に張力が作用したときにマイクロス
イッチが作動するよう構成し、マイクロスイッチの作動
時間が一定時間以上継続したことを検出して、ワイヤ搬
出側のワイヤガイド部に対してワイヤ電極が挿通したこ
ととして確認している。
スイッチのアクチュエータを設け、ワイヤ電極がワイヤ
搬出側のワイヤガイド部を貫通しワイヤ搬出部に取り込
まれて、ワイヤ電極に張力が作用したときにマイクロス
イッチが作動するよう構成し、マイクロスイッチの作動
時間が一定時間以上継続したことを検出して、ワイヤ搬
出側のワイヤガイド部に対してワイヤ電極が挿通したこ
ととして確認している。
(発明が解決しようとする課題) ワイヤ搬出側のワイヤガイド部に対してワイヤ電極が
挿通したことを検出する方法として、前者のごとく、ワ
イヤ送出側のワイヤガイドとワイヤ搬出側のワイヤガイ
ドとにそれぞれ通電接触子を設けた構成においては、ワ
イヤ電極と通電接触子との接触を確実にするために、通
電接触子をワイヤ電極の通路中に設けなければならず、
通電接触子がワイヤ電極の道路を妨害する態様となり易
いという問題がある。また、ワイヤ電極と通電接触子と
の接触抵抗が不安定で、接触検出が不安定になることが
あるという問題がある。
挿通したことを検出する方法として、前者のごとく、ワ
イヤ送出側のワイヤガイドとワイヤ搬出側のワイヤガイ
ドとにそれぞれ通電接触子を設けた構成においては、ワ
イヤ電極と通電接触子との接触を確実にするために、通
電接触子をワイヤ電極の通路中に設けなければならず、
通電接触子がワイヤ電極の道路を妨害する態様となり易
いという問題がある。また、ワイヤ電極と通電接触子と
の接触抵抗が不安定で、接触検出が不安定になることが
あるという問題がある。
また、マイクロスイッチを用いた後者の構成において
は、マイクロスイッチのアクチュエータがワイヤ電極か
ら外れることがあり、さらに、アクチュエータがワイヤ
電極に常に接触しているので、ワイヤ電極の振動等の影
響を受け易く、マイクロスイッチの故障率が高いという
問題がある。
は、マイクロスイッチのアクチュエータがワイヤ電極か
ら外れることがあり、さらに、アクチュエータがワイヤ
電極に常に接触しているので、ワイヤ電極の振動等の影
響を受け易く、マイクロスイッチの故障率が高いという
問題がある。
この発明は、上述のごとき従来の問題に鑑みてなされ
たものである。
たものである。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 本発明は前述のごとき従来の問題に鑑みてなされたも
ので、請求項1の記載に係る発明は、ワイヤ電極の送り
出し作用を行うワイヤ送出部と、ワークピースの放電加
工部において放電加工に使用された後のワイヤ電極を搬
出するワイヤ搬出部を備えたワイヤカット放電加工機に
おいて、前記ワイヤ送出部における送出速度よりも大き
な搬送速度で前記ワイヤ搬出部を駆動するモータと、前
記ワイヤ搬送部における送出速度が前記搬出速度に増速
された速度変化を検出してワイヤ電極が前記ワイヤ搬出
部に到達したことを確認するための確認装置と、を備え
ているものである。
ので、請求項1の記載に係る発明は、ワイヤ電極の送り
出し作用を行うワイヤ送出部と、ワークピースの放電加
工部において放電加工に使用された後のワイヤ電極を搬
出するワイヤ搬出部を備えたワイヤカット放電加工機に
おいて、前記ワイヤ送出部における送出速度よりも大き
な搬送速度で前記ワイヤ搬出部を駆動するモータと、前
記ワイヤ搬送部における送出速度が前記搬出速度に増速
された速度変化を検出してワイヤ電極が前記ワイヤ搬出
部に到達したことを確認するための確認装置と、を備え
ているものである。
請求項2に係る発明は、ワイヤ電極の送り出し作用を
行うワイヤ送出部と、ワークピースの放電加工部におい
て放電加工に使用された後のワイヤ電極を搬出するワイ
ヤ搬出部を備えたワイヤカット放電加工機において、前
記ワイヤ搬出部の搬送速度よりも前記ワイヤ送出部の送
出速度を小さくしてワイヤ電極の送り出しを行い、上記
ワイヤ送出部の送出速度が前記ワイヤ搬出部の搬出速度
に増速されたときの速度変化を検出してワイヤ電極が前
記ワイヤ搬出部に達したものと確認するワイヤカット放
電加工機におけるワイヤ挿通確認方法である。
行うワイヤ送出部と、ワークピースの放電加工部におい
て放電加工に使用された後のワイヤ電極を搬出するワイ
ヤ搬出部を備えたワイヤカット放電加工機において、前
記ワイヤ搬出部の搬送速度よりも前記ワイヤ送出部の送
出速度を小さくしてワイヤ電極の送り出しを行い、上記
ワイヤ送出部の送出速度が前記ワイヤ搬出部の搬出速度
に増速されたときの速度変化を検出してワイヤ電極が前
記ワイヤ搬出部に達したものと確認するワイヤカット放
電加工機におけるワイヤ挿通確認方法である。
(実施例) 第1図を参照するに、ワイヤカット放電加工機1は、
概略的には、X,Y軸の2方向へ移動自在なテーブル(図
示省略)を備えており、このテーブルに固定具によって
固定されたワークピースWの上方部には、ワイヤ電極3
を案内するワイヤガイド部を備えると共に、ワークピー
スWの放電加工部へ加工液を噴出供給するノイズ口を備
えた上部ワイヤガイドノズル装置7が上下調節自在に配
置されている。また、ワークピースWの下方位置には、
上部ワイヤガイドノズル装置7と同様にワイヤガイド部
8を備えた下部ワイヤガイドノズル装置9が配置されて
いる。
概略的には、X,Y軸の2方向へ移動自在なテーブル(図
示省略)を備えており、このテーブルに固定具によって
固定されたワークピースWの上方部には、ワイヤ電極3
を案内するワイヤガイド部を備えると共に、ワークピー
スWの放電加工部へ加工液を噴出供給するノイズ口を備
えた上部ワイヤガイドノズル装置7が上下調節自在に配
置されている。また、ワークピースWの下方位置には、
上部ワイヤガイドノズル装置7と同様にワイヤガイド部
8を備えた下部ワイヤガイドノズル装置9が配置されて
いる。
前記上記ワイヤガイドノズル装置7の上方位置には、
ワイヤ電極3の送り出し作用を行なうワイヤ送出部11が
設けられている。また、下部ワイヤガイドノズル装置9
の下方位置には、ワークピースWの放電加工部において
放電加工に使用された後のワイヤ電極3を搬出するワイ
ヤ搬出部13が設けられている。
ワイヤ電極3の送り出し作用を行なうワイヤ送出部11が
設けられている。また、下部ワイヤガイドノズル装置9
の下方位置には、ワークピースWの放電加工部において
放電加工に使用された後のワイヤ電極3を搬出するワイ
ヤ搬出部13が設けられている。
前記ワイヤ送出部11には、ワイヤ電極3を巻き備えた
ワイヤ供給リール15が設けられており、このワイヤ供給
リール15から巻戻されるワイヤ電極3は、ワイヤ送りロ
ーラ17A,17Bの回転によってワークピースW側へ送出さ
れる。
ワイヤ供給リール15が設けられており、このワイヤ供給
リール15から巻戻されるワイヤ電極3は、ワイヤ送りロ
ーラ17A,17Bの回転によってワークピースW側へ送出さ
れる。
上記一方のワイヤ送りローラ17Aには、適宜のブレー
キ装置19が連動連結してある。このブレーキ装置19は、
前記ワイヤ搬出部13によってワイヤ電極3が引張られる
ときに、ワイヤ送りローラ17Aに所定の制動を作用せし
めて、ワイヤ電極3に張力を付与すべく機能するもので
ある。
キ装置19が連動連結してある。このブレーキ装置19は、
前記ワイヤ搬出部13によってワイヤ電極3が引張られる
ときに、ワイヤ送りローラ17Aに所定の制動を作用せし
めて、ワイヤ電極3に張力を付与すべく機能するもので
ある。
他方のワイヤ送りローラ17Bには、電極クラッチ21を
介してパルスモータのごときサーボモータ23が連動連結
してある。また、ワイヤ送りローラ17Bには、ギヤ25が
同軸に設けてあり、このギア25には、速度検出手段の1
例としてのロータリーエンコーダ27に連動連結したギア
29が噛合してある。
介してパルスモータのごときサーボモータ23が連動連結
してある。また、ワイヤ送りローラ17Bには、ギヤ25が
同軸に設けてあり、このギア25には、速度検出手段の1
例としてのロータリーエンコーダ27に連動連結したギア
29が噛合してある。
したがって、電磁クラッチ21を接続した状態において
サーボモータ23を適宜に回転することによりワイヤ送り
ローラ17Bが駆動回転される。よって、ワイヤ送りロー
ラ17A,17Bに挾圧されたワイヤ電極3の送り出し、或は
引戻しを行なうことができる。また、ワイヤ送りローラ
17Bの回転方向および回転量をロータリーエンコーダ27
により検出することにより、ワイヤ電極3の送り出し量
(送り長さ)を検知することができる。したがって、例
えばワイヤ電極3の切断後においては、ワイヤ電極3の
先端部の位置を検出することが可能である。さらに、前
記ロータリーエンコーダ27の回転速度を検出することに
よっては、ワイヤ電極3の移動速度およびワイヤ電極3
の切断をも検出可能である。
サーボモータ23を適宜に回転することによりワイヤ送り
ローラ17Bが駆動回転される。よって、ワイヤ送りロー
ラ17A,17Bに挾圧されたワイヤ電極3の送り出し、或は
引戻しを行なうことができる。また、ワイヤ送りローラ
17Bの回転方向および回転量をロータリーエンコーダ27
により検出することにより、ワイヤ電極3の送り出し量
(送り長さ)を検知することができる。したがって、例
えばワイヤ電極3の切断後においては、ワイヤ電極3の
先端部の位置を検出することが可能である。さらに、前
記ロータリーエンコーダ27の回転速度を検出することに
よっては、ワイヤ電極3の移動速度およびワイヤ電極3
の切断をも検出可能である。
前記ワイヤ搬出部13には、下部ワイヤガイドノズル装
置9を通過したワイヤ電極3が横方向に案内するV溝付
ガイドローラ31が設けられていると共に、ワイヤ電極3
を搬出する搬送コンベア33が設けられている。搬送コン
ベア33は、複数のプーリ35A,35Bに掛回されている。ま
た、ワイヤ搬送部13には、搬送コンベア33との間にワイ
ヤ電極3を挾み込んで搬出する補助コンベア37が設けら
れており、この補助コンベア37は複数のプーリ39A,39B
に掛回されている。上記コンベア33,37は、モータ41に
より駆動されるものであり、このコンベア33,37による
搬送速度V2は、前記ワイヤ送出部11の送出速度V1より大
なる速度に設定してある。
置9を通過したワイヤ電極3が横方向に案内するV溝付
ガイドローラ31が設けられていると共に、ワイヤ電極3
を搬出する搬送コンベア33が設けられている。搬送コン
ベア33は、複数のプーリ35A,35Bに掛回されている。ま
た、ワイヤ搬送部13には、搬送コンベア33との間にワイ
ヤ電極3を挾み込んで搬出する補助コンベア37が設けら
れており、この補助コンベア37は複数のプーリ39A,39B
に掛回されている。上記コンベア33,37は、モータ41に
より駆動されるものであり、このコンベア33,37による
搬送速度V2は、前記ワイヤ送出部11の送出速度V1より大
なる速度に設定してある。
さらに、ワイヤ搬出部13において、前記コンベア33,3
7の後方部には、ワイヤ電極3を強く挾圧して前記ロー
ラ17A,17Bとの間においてワイヤ電極3に張力を付与す
ると共にスクラップボックス43に送出するための送出ロ
ーラ45が設けられている。
7の後方部には、ワイヤ電極3を強く挾圧して前記ロー
ラ17A,17Bとの間においてワイヤ電極3に張力を付与す
ると共にスクラップボックス43に送出するための送出ロ
ーラ45が設けられている。
上記構成により、前記ワイヤ送出部11から送り出され
たワイヤ電極3がワークピースWの孔WHおよび下部ワイ
ヤガイドノズル装置9を通過してワイヤ搬出部13に至る
と、搬送コンベア33,補助コンベア37によりスクラップ
ボックス43へ搬出される。
たワイヤ電極3がワークピースWの孔WHおよび下部ワイ
ヤガイドノズル装置9を通過してワイヤ搬出部13に至る
と、搬送コンベア33,補助コンベア37によりスクラップ
ボックス43へ搬出される。
この際、ワイヤ電極3の移動速度は、ワイヤ送出部11
における送出速度V1からワイヤ搬出部13における搬出速
度V2に増速される。したがって、ワイヤ電極3の上記速
度変化を検出することにより、ワイヤ電極3がワークピ
ースWを貫通してワイヤ搬出部3に到達したものと確認
することができる。
における送出速度V1からワイヤ搬出部13における搬出速
度V2に増速される。したがって、ワイヤ電極3の上記速
度変化を検出することにより、ワイヤ電極3がワークピ
ースWを貫通してワイヤ搬出部3に到達したものと確認
することができる。
ワイヤ電極3がワイヤ搬出部13に到達したことを確認
するために、確認装置が設けられている。より詳細に
は、前記サーボモータ23を制御するために、例えばCNC
制御装置のごとき制御手段47が設けられており、この制
御手段47からサーボモータ23へ出力されるパルス信号
は、同時に乗算設定手段49に入力される。この乗算手段
49においては、サーボモータ23へ出力されたパルス数に
1以上の定数を乗算し、その出力を比較手段51に出力す
る。
するために、確認装置が設けられている。より詳細に
は、前記サーボモータ23を制御するために、例えばCNC
制御装置のごとき制御手段47が設けられており、この制
御手段47からサーボモータ23へ出力されるパルス信号
は、同時に乗算設定手段49に入力される。この乗算手段
49においては、サーボモータ23へ出力されたパルス数に
1以上の定数を乗算し、その出力を比較手段51に出力す
る。
上記比較手段51は、前記ロータリーエンコーダ27のパ
ルス数を計数した計数手段53からの入力値と乗算設定手
段49からの入力値(設定値)とを比較して、計数手段53
からの入力値が乗算設定手段49からの入力値よりも大な
るときに、判定手段55へ出力する。判定手段55は、比較
手段51からの信号の入力により、ワイヤ電極3がワイヤ
搬出部13に到達したものと判定して、制御手段へ確認信
号を出力する。
ルス数を計数した計数手段53からの入力値と乗算設定手
段49からの入力値(設定値)とを比較して、計数手段53
からの入力値が乗算設定手段49からの入力値よりも大な
るときに、判定手段55へ出力する。判定手段55は、比較
手段51からの信号の入力により、ワイヤ電極3がワイヤ
搬出部13に到達したものと判定して、制御手段へ確認信
号を出力する。
すなわちこの実施例によれば、制御手段47から出力さ
れるパルス信号によってサーボモータ(パルスモータ)
23が回転され、ワイヤ電極3は送出速度V1で送出され
る。ワイヤ電極3がワイヤ搬出部13に到達するまでは、
ワイヤ電極3の送出速度V1はほぼ一定であるので、ロー
タリーエンコーダ27から出力されるパルス数は送出値速
度V1に相応するパルス数である。したがって、パルスモ
ータ23に入力されるパルス数に乗算設定手段49において
定数を乗算した設定値と計数手段53の計数値を比較手段
51において比較すると、乗算設定手段49からの入力値の
方が計数手段53からの入力値より大であるので、比較手
段51から判定手段55への出力において、判定手段55は、
ワイヤ電極3がワイヤ搬出部13に到達していないものと
判定する ワイヤ電極3がワイヤ搬出部13に到達し、ワイヤ電極
3の移動速度が搬出速度V2に変化すると、ワイヤ電極3
の移動速度に追従してワイヤ送りローラ17A,17Bが回転
し、ロータリーエンコーダ27から出力されるパルス数
は、搬出速度V2に相応したパルス数となる。したがっ
て、比較手段51においては、計数手段53からの入力値が
乗算設定手段49からの入力値より大となるので、判定手
段55において、ワイヤ電極3がワイヤ搬出部13に到達し
たものと判定され確認される。
れるパルス信号によってサーボモータ(パルスモータ)
23が回転され、ワイヤ電極3は送出速度V1で送出され
る。ワイヤ電極3がワイヤ搬出部13に到達するまでは、
ワイヤ電極3の送出速度V1はほぼ一定であるので、ロー
タリーエンコーダ27から出力されるパルス数は送出値速
度V1に相応するパルス数である。したがって、パルスモ
ータ23に入力されるパルス数に乗算設定手段49において
定数を乗算した設定値と計数手段53の計数値を比較手段
51において比較すると、乗算設定手段49からの入力値の
方が計数手段53からの入力値より大であるので、比較手
段51から判定手段55への出力において、判定手段55は、
ワイヤ電極3がワイヤ搬出部13に到達していないものと
判定する ワイヤ電極3がワイヤ搬出部13に到達し、ワイヤ電極
3の移動速度が搬出速度V2に変化すると、ワイヤ電極3
の移動速度に追従してワイヤ送りローラ17A,17Bが回転
し、ロータリーエンコーダ27から出力されるパルス数
は、搬出速度V2に相応したパルス数となる。したがっ
て、比較手段51においては、計数手段53からの入力値が
乗算設定手段49からの入力値より大となるので、判定手
段55において、ワイヤ電極3がワイヤ搬出部13に到達し
たものと判定され確認される。
第2図は、第2実施例を示すもので、ロータリエンコ
ーダ27からの出力をF/V変換器57に入力して電圧に変換
し、速度設定器59において予め設定した速度に相応する
電圧と、F/V変換器57の電圧とを比較手段61において比
較し、その比較結果を判定手段63に出力する構成とした
ものである。
ーダ27からの出力をF/V変換器57に入力して電圧に変換
し、速度設定器59において予め設定した速度に相応する
電圧と、F/V変換器57の電圧とを比較手段61において比
較し、その比較結果を判定手段63に出力する構成とした
ものである。
この構成においては、ワイヤ電極3がワイヤ搬出部13
に到達して、ワイヤ電極3の移動速度が送出速度V1から
搬出速度V2に変化すると、F/V変換器57からの出力値が
速度設定器59の設定値より大となるので、比較手段61に
おいて比較することにより、ワイヤ電極3がワイヤ搬出
部13に到達したことを検知できる。
に到達して、ワイヤ電極3の移動速度が送出速度V1から
搬出速度V2に変化すると、F/V変換器57からの出力値が
速度設定器59の設定値より大となるので、比較手段61に
おいて比較することにより、ワイヤ電極3がワイヤ搬出
部13に到達したことを検知できる。
[発明の効果] 以上のごとき実施例の説明より理解されるように、本
発明においては、ワイヤカット放電加工機においてワイ
ヤ電極3の送り出しを行うワイヤ送出部11の送出速度V1
より、放電加工に使用された後のワイヤ電極3の搬出を
行うワイヤ搬出部13の搬出速度V2を大きくしてあり、前
記ワイヤ送出部11の送出速度V1が搬出速度V2が増速され
た速度変化を検出してワイヤ電極3がワイヤ搬出部13が
到達したものとして挿通を確認する構成であるから、ワ
ークピースWの材質や加工条件によってワイヤ電極3の
材質や径が異なる場合であっても、ワイヤ電極3の挿通
を確実に確認することができ、かつワイヤ電極3の挿通
確認時には、ワイヤ電極3には張力が付与された状態と
なるものであり、挿通確認後に迅速に放電加工を開始す
ることが可能であって、加工の能率向上を図ることがで
きるものである。
発明においては、ワイヤカット放電加工機においてワイ
ヤ電極3の送り出しを行うワイヤ送出部11の送出速度V1
より、放電加工に使用された後のワイヤ電極3の搬出を
行うワイヤ搬出部13の搬出速度V2を大きくしてあり、前
記ワイヤ送出部11の送出速度V1が搬出速度V2が増速され
た速度変化を検出してワイヤ電極3がワイヤ搬出部13が
到達したものとして挿通を確認する構成であるから、ワ
ークピースWの材質や加工条件によってワイヤ電極3の
材質や径が異なる場合であっても、ワイヤ電極3の挿通
を確実に確認することができ、かつワイヤ電極3の挿通
確認時には、ワイヤ電極3には張力が付与された状態と
なるものであり、挿通確認後に迅速に放電加工を開始す
ることが可能であって、加工の能率向上を図ることがで
きるものである。
図面は本発明の実施例を示すもので、第1図は第1実施
例の説明図、第2図は第2実施例の説明図である。 3……ワイヤ電極 7……上部ワイヤガイドノズル装置 9……下部ワイヤガイドノズル装置 11……ワイヤ送出部、13……ワイヤ搬出部 27……ロータリーエンコーダ(検出器) 49,59……設定手段、51,61……比較手段 55,63……判定手段
例の説明図、第2図は第2実施例の説明図である。 3……ワイヤ電極 7……上部ワイヤガイドノズル装置 9……下部ワイヤガイドノズル装置 11……ワイヤ送出部、13……ワイヤ搬出部 27……ロータリーエンコーダ(検出器) 49,59……設定手段、51,61……比較手段 55,63……判定手段
Claims (2)
- 【請求項1】ワイヤ電極(3)の送り出し作用を行うワ
イヤ送出部(11)と、ワークピース(W)の放電加工部
において放電加工に使用された後のワイヤ電極(3)を
搬出するワイヤ搬出部(13)を備えたワイヤカット放電
加工機において、前記ワイヤ送出部(11)における送出
速度(V1)よりも大きな搬送速度(V2)で前記ワイヤ搬
出部(13)を駆動するモータ(41)と、前記ワイヤ送出
部(11)における送出速度(V1)が前記搬出速度(V2)
に増速された速度変化を検出してワイヤ電極(3)が前
記ワイヤ搬出部(13)に到達したことを確認するための
確認装置と、を備えていることを特徴とするワイヤカッ
ト放電加工機。 - 【請求項2】ワイヤ電極(3)の送り出し作用を行うワ
イヤ送出部(11)と、ワークピース(W)の放電加工部
において放電加工に使用された後のワイヤ電極(3)を
搬出するワイヤ搬出部(13)を備えたワイヤカット放電
加工機において、前記ワイヤ搬出部(13)の搬送速度
(V2)よりも前記ワイヤ送出部(11)の送出速度(V1)
を小さくしてワイヤ電極(3)の送り出しを行い、上記
ワイヤ送出部(11)の送出速度(V1)が前記ワイヤ搬出
部(13)の搬出速度(V2)に増速されたときの速度変化
を検出してワイヤ電極(3)が前記ワイヤ搬出部(13)
に達したものと確認することを特徴とするワイヤカット
放電加工機におけるワイヤ挿通確認方法。
Applications Claiming Priority (2)
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---|---|---|---|
JP63-151293 | 1988-06-21 | ||
JP15129388 | 1988-06-21 |
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---|---|
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Family Applications (1)
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---|---|
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-
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