JP2812488B2 - 勾配梁の取付方法 - Google Patents

勾配梁の取付方法

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JP2812488B2
JP2812488B2 JP1125354A JP12535489A JP2812488B2 JP 2812488 B2 JP2812488 B2 JP 2812488B2 JP 1125354 A JP1125354 A JP 1125354A JP 12535489 A JP12535489 A JP 12535489A JP 2812488 B2 JP2812488 B2 JP 2812488B2
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保彦 黒岩
五郎 相徳
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旭化成工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は合掌、垂木等の勾配梁を棟木、母屋、桁等
の取付部材への取付方法に関するものである。
〔従来技術とこの発明の解決しようとする課題〕
近年木構造の部材接合に際しては従来の接合仕口に代
えて接合金具を利用する接合方法が種々開発されてい
る。
この発明もその一種であり、従来一般に使用されてい
るねじ、ナットおよびボルトを組み合わせて、比較的複
雑な取付となる勾配梁を簡単に取付け施工できる方法の
開発を目的としてなされたものである。
〔課題を解決するための手段〕
この発明は勾配梁の取付方法であり、長ナットの下部
の突設したねじ部を取付部材の上部にねじ込み、前記長
ナットの突出部分を勾配梁の貫通孔に位置合わせして下
方から挿入することにより勾配梁を取付部材上に組み付
け、前記貫通孔に上方からボルトを挿入して長ナットに
螺合することにより固定する。
実施例1. この勾配梁の取付方法において使用する取付金具はね
じ部1を下部に突設した長ナット2および3からなって
いる。
なおねじ部1と長ナット2は溶接する等により一体に
成形した部品である。
その使用に際しては横架した桁等の取付部材Aの上部
にねじ部1をねじ込み、直立した状態に長ナット2を固
定する。一方垂木、合掌等の勾配梁Bにはその取付部に
縦方向に貫通孔4を突設しておき、また必要により切欠
段部5を形成しておき、固定した長ナット2を勾配梁B
の貫通孔4に位置合わせして下方から挿入することによ
り勾配梁Bを取付部材A上に組み付け、次いで長ボルト
3を長ナット2に螺合することにより取付部材Aに勾配
梁Bを固定する。なおその際大型の座金6を使用する
が、この座金6は長ナット2に予め固定しておくことが
できる。
実施例2. この実施例は棟木等の取付部材A上に合掌等の勾配梁
Bを突合わせた状態で取付ける場合を示し、勾配梁B相
互に連結する連結板7をボルト8で取付ける。そして取
付金具とその使用状態は実施例1と同様である。
〔発明の効果〕
この発明は、長ナットの下部に突設したねじ部を取付
部材の上部にねじ込むので、その長ナットの軸部分が突
出部分となって取付部材から突出する。そしてその突出
部分を目で確認し、そこへ勾配梁の貫通孔を位置合せて
両者を組み付けることができる。そのため重量の大きな
勾配梁を一気に、かつ容易に組み付けることができ、従
来の場合より施工性が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図および第3図は第1実施例の縦断面図と
平面図および取付金具の正面図、第4図、第5図は第2
実施例の縦断面図である。 A……取付部材、B……勾配梁、1……ねじ部、2……
長ナット、3……ボルト、4……貫通孔、5……切段
部、6……座金、7……連結板、8……ボルト。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04B 7/02 E04B 7/04 E04B 7/06

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】長ナットの下部の突設したねじ部を取付部
    材の上部にねじ込み、前記長ナットの突出部分を勾配梁
    の貫通孔に位置合わせして下方から挿入することにより
    勾配梁を取付部材上に組み付け、前記貫通孔に上方から
    ボルトを挿入して長ナットに螺合することにより固定す
    ることを特徴とする勾配梁の取付方法。
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