JP2811788B2 - 光学活性なエステル類、その製造法、それを有効成分とする液晶組成物およびこれを用いる液晶素子 - Google Patents

光学活性なエステル類、その製造法、それを有効成分とする液晶組成物およびこれを用いる液晶素子

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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は強誘電性液晶組成物の配合成分として有用
な、光学活性なエステル類、その製造法、それを有効成
分とする液晶組成物およびこれを用いる液晶素子に関す
る。
<従来の技術> 強誘電性液晶は、クラーク(Clack)およびラガウェ
ル(Lagerwall)により、液晶素子としての利用が提案
されたものである(特開昭56−107216号公報、米国特許
第4367924号等)。
この強誘電性液晶は、分子内に光学活性基を有し、か
つ、自発分極を有するために高速応答性、メモリー性を
発現させることができることから高精細大画面のディス
プレイなどに適している。
一般に、液晶においては、その発現温度範囲もまた重
要な要素であり、上記の範囲を実用的なもの、すなわち
室温近辺にすることが必要である。
しかしながら、高速応答性に優れ、かつ室温近辺で液
晶相を呈する強誘電性液晶の開発は未だ十分ではない。
<発明が解決しようとする課題> 本発明は高速応答可能で、しかも、より低温域で液晶
性を呈する強誘電性液晶材料を提供することを目的とす
る。
<課題を解決するための手段> すなわち、本発明は、一般式(I) (式中、R1は炭素数3〜20のアルキル基を示し、R2は炭
素数3〜15のハロゲン原子で置換されていてもよい不斉
炭素原子を有する光学活性なアルキル基またはアルコキ
シアルキル基を示す。Xは−COO−または−OCO−を示
し、Yは−O−,−COO−または−OCO−を示す。lは1
または2であり、mは0または1である。nは1から2
までの整数である。kは0である。) で示される光学活性なエステル類、その製造法、それを
有効成分とする液晶組成物およびこれを用いる液晶素子
である。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の光学活性なエステル類(1)のXが−OCO−
である化合物については、次に示すような方法で製造す
ることができる。
すなわち、一般式(II) (式中、R1は炭素数3〜20のアルキル基を示し、Yは−
O−,−COO−または−OCO−を示す。lは1または2で
あり、mは0または1である。) で示されるフェノール類と、一般式(III) (式中、R2は炭素数3〜15のハロゲン原子で置換されて
いてもよい不斉炭素原子を有する光学活性なアルキル基
またはアルコキシアルキル基を示し、R′は水酸基また
はハロゲン原子を示す。nは1または2である。kは0
である。) で示される光学活性な安息香酸類を反応させることによ
り得られる。前記フェノール類(II)はその多くが公知
化合物であり、文献記載の方法に準じて製造することが
できる。
かかるフェノール類(II)としては、4−アルコキシ
フェノール、4−アルキルフェノール、4′−アルコキ
シ−4−ヒドロキシビフェニル、4′−アルキル−4−
ヒドロキシビフェニル、4−アルコキシカルボニルフェ
ノール、4−アルキルカルボニルオキシフェノール、
4′−アルコキシカルボニル−4−ヒドロキシビフェニ
ル、4′−アルキルカルボニルオキシ−4−ヒドロキシ
ビフェニルがあげられる。
ここで、上記のアルキルまたはアルコキシはいずれも
炭素数3〜20の直鎖のアルキル基を有するものであり、
該アルキル基の具体例としては以下のものがあげられ
る。
プロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチル、
オクチル、ノニル、デシル、ウンデシル、ドデシル、ト
リデシル、テトラデシル、ペンタデシル、ヘキサデシ
ル、ヘプタデシル、オクタデシル、ノナデシルおよびエ
イコシル。
上記のフェノール類は金属フェノラートとして、前記
光学活性な安息香酸類(III)と反応させることもでき
る。
他方の原料である光学活性な安息香酸類(III)は、
本発明者らが初めて見出した新規化合物であるが、たと
えば、以下に示す方法により製造することができる。
(1)k=0の場合 (上記の反応式中、R″はメチル基を、Xはハロゲン原
子を示す。) (2)k=1の場合 (上記の反応式中、R″はメチル基を示し、Zはテトラ
ヒドロピラニル基、t−ブチルジメチルシリル基、ベン
ジル基等を示す。) このような光学活性な安息香酸類(III)としては、
4−(アルコキシメチル)安息香酸、4−(2−アルコ
キシエチル)安息香酸、4−(アルコキシアルコキシメ
チル)安息香酸、4−(2−アルコキシアルコキシエチ
ル)安息香酸、4−(アルカノイルオキシメチル)安息
香酸、4−(2−アルカノイルオキシエチル)安息香
酸、4−(アルコキシアルカノイルオキシメチル)安息
香酸、4−(2−アルコキシアルカノイルオキシエチル
安息香酸が例示される。
ここで、上記のアルコキシ、アルコキシアルコキシ、
アルカノイルオキシおよびアルコキシアルカノイルオキ
シは前記一般式(III)における に相当し、その置換基R2は、炭素数3〜15のハロゲン原
子で置換されていてもよい不斉炭素原子を有する光学活
性なアルキル基またはアルコキシアルキル基である。
k=0の場合、上記のアルキル基またはアルコキシア
ルキル基として具体的には1−メチルプロピル、1−メ
チルブチル、2−メチルブチル、1,2−ジメチルブチ
ル、1,3−ジメチルブチル、2,3−ジメチルブチル、2,3,
3−トリメチルブチル、1,2,2−トリメチルブチル、2−
メチルペンチル、1−メチルペンチル、3−メチルペン
チル、1,2−ジメチルペンチル、2,3−ジメチルペンチ
ル、2,4−ジメチルペンチル、1,2,2,3−テトラメチルペ
ンチル、2,3,3,4−テトラメチルペンチル、1−メチル
ヘキシル、2−メチルヘキシル、3−メチルヘキシル、
4−メチルヘキシル、1,2−ジメチルヘキシル、1,4−ジ
メチルヘキシル、2,5−ジメチルヘキシル、1−メチル
ヘプチル、2−メチルヘプチル、5−メチルヘプチル、
1,3−ジメチルヘプチル、2−メチルオクチル、6−メ
チルオクチル、1,4−ジメチルオクチル、1−メチルノ
ニル、3−メチルノニル、5−メチルノニル、7−メチ
ルノニル、1,2−ジメチルノニル、1−メチルデシル、
3−メチルデシル、7−メチルデシル、8−メチルデシ
ル、1−メチルウンデシル、9−メチルウンデシル、1
−メチルドデシル、10−メチルドデシル、メトキシエチ
ル、メトキシプロピル、メトキシブチル、メトキシペン
チル、メトキシヘキシル、メトキシヘプチル、メトキシ
オクチル、メトキシノニル、メトキシデシル、エトキシ
エチル、エトキシプロピル、エトキシブチル、エトキシ
ペンチル、エトキシヘキシル、エトキシヘプチル、エト
キシオクチル、エトキシノニル、エトキシデシル、プロ
ポキシエチル、プロポキシプロピル、プロポキシブチ
ル、プロポキシペンチル、プロポキシヘキシル、プロポ
キシヘプチル、プロポキシオクチル、プロポキシノニ
ル、プロポキシデシル、ブトキシエチル、ブトキシプロ
ピル、ブトキシブチル、ブトキシペンチル、ブトキシヘ
キシル、ブトキシヘプチル、ブトキシオクチル、ブトキ
シノニル、ブトキシデシル、ペンチルオキシエチル、ペ
ンチルオキシプロピル、ペンチルオキシブチル、ペンチ
ルオキシペンチル、ペンチルオキシヘキシル、ペンチル
オキシオクチル、ペンチルオキシデシル、ヘキシルオキ
シエチル、ヘキシルオキシプロピル、ヘキシルオキシブ
チル、ヘキシルオキシペンチル、ヘキシルオキシヘキシ
ル、ヘキシルオキシオクチル、ヘプチルオキシエチル、
ヘプチルオキシプロピル、ヘプチルオキシブチル、ヘプ
チルオキシペンチル、オクチルオキシエチル、オクチル
オキシプロピル、デシルオキシエチル、デシルオキシプ
ロピル、2−トリハロメチルペンチル、2−トリハロメ
チルヘキシル、2−トリハロメチルヘプチル、2−ハロ
プロピル、3−ハロ−2−メチルプロピル、2,3−ジハ
ロプロピル、2−ハロブチル、3−ハロブチル、2,3−
ジハロブチル、2,4−ジハロブチル、3,4−ジハロブチ
ル、2−ハロ−3−メチルブチル、2−ハロ−3,3−ジ
メチルブチル、2−ハロペンチル、3−ハロペンチル、
4−ハロペンチル、2,4−ジハロペンチル、2,5−ジハロ
ペンチル、2−ハロ−3−メチルペンチル、2−ハロ−
4−メチルペンチル、2−ハロ−3−モノハロメチル−
4−メチルペンチル、2−ハロヘキシル、3−ハロヘキ
シル、4−ハロヘキシル、5−ハロヘキシル、2−ハロ
ヘプチル、2−ハロオクチル(但し上記アルキル基中ハ
ロとは、フッ素、塩素、臭素又はヨウ素を表わす。)等
があげられる。
さらにk=1の場合には、上記置換基の他に、1−ハ
ロプロピル、1−ハロブチル、1−ハロペンチル、1−
ハロヘキシル、1−ハロヘプチル、1−ハロオクチル、
1−ハロ−2−メチルプロピル、1−ハロ−2−メチル
ブチル、1−ハロ−2−メチルペンチル、1−ハロ−2
−メチルヘキシル、1−ハロ−2−メチルヘプチル、1
−ハロ−2−メチルオクチル等があげられる。
これらの不斉炭素原子を有している光学活性なアルキ
ルまたはアルコキシアルキル基を有するハロゲン化物R2
−X{前記の光学活性な安息香酸類(III)の製造例
(k=1の場合)中で既述した。}は相当する光学活性
アルコールから製造される。
そして、該光学活性アルコールは、対応するケトンの
不斉金属触媒、微生物または酵素による不斉還元によ
り、容易に得られる。またあるものは、天然に存在する
か、または分割により得られる次のような光学活性アミ
ノ酸および光学活性オキシ酸から誘導できる。
バリン、ロイシン、イソロイシン、フェニルアラニ
ン、スレオニン、アロスレオニン、ホモセリン、アロイ
ソロイシン、tert−ロイシン、2−アミノ酪酸、ノルバ
リン、ノルロイシン、オルニチン、リジン、ヒドロキシ
リジン、フェニルグリシン、アスパラギン酸、グルタミ
ン酸、マンデル酸、トロパ酸、3−ヒドロキシ酪酸、リ
ンゴ酸、酒石酸、イソプロピルリンゴ酸等。
また、置換基R2を有するカルボン酸R2COOH{前記の光
学活性な安息香酸類(III)の製造例(k=1の場合)
中で既述した。}のうちあるものは対応するアルコール
の酸化、アミノ酸の還元的脱アミノ化により得られる。
またあるものは、天然に存在するか、又は分割により得
られる前記例示の光学活性アミノ酸及び光学活性オキシ
酸から誘導することができる。ここで得られた置換基R2
を有するカルボン酸は、必要に応じて、公知の方法によ
り酸クロリド、酸ブロミドおよび酸無水物等のカルボン
酸誘導体へ誘導し、使用することもできる。
フェノール類(II)と光学活性な安息香酸類(III)
との反応は、通常のエステル化法を適用することがで
き、溶媒の存在下あるいは非存在下に、触媒を用いて反
応させることにより行うことができる。
該反応において溶媒を使用する場合、その溶媒として
はたとえばテトラヒドロフラン、エチルエーテル、アセ
トン、メチルエチルケトン、トルエン、ベンゼン、クロ
ルベンゼン、ジクロルメタン、ジクロルエタン、クロロ
ホルム、四塩化炭素、ジメチルホルムアミド、ヘキサン
またはピリジン等の脂肪族もしくは芳香族炭化水素、エ
ーテル、ハロゲン化炭化水素、有機アミン等の反応に不
活性な溶媒が単独または混合物としてあげられる。その
使用量については特に制限なく使用することができる。
上記反応において、光学活性な安息香酸類(III)が
比較的高価である場合に、それを有効に利用するため、
これらの相手原料であるフェノール類(II)をこれらに
対して過剰量用いて反応を行うことが好ましく、通常1
〜4当量倍、好ましくは1〜2当量倍用いられる。
触媒としては、たとえばジメチルアミノピリジン、ト
リエチルアミン、トリ−n−ブチルアミン、ピリジン、
ピコリン、リジン、イミダゾール、炭酸ナトリウム、ナ
トリウムメチラート、炭酸水素カリウム等の有機あるい
は無機塩基性物質があげられる。
また、トルエンスルホン酸、メタンスルホン酸、硫酸
などの有機酸あるいは無機酸を触媒として用いることも
できる。
触媒の使用量は使用する各反応原料の種類と使用する
触媒の組合せ等によっても異なり、必ずしも特定できな
いが、たとえば酸ハライドを使用する場合には当該酸ハ
ライドに対して1当量倍以上の塩基性物質が使用され
る。
さらには、一般式(III)で示される光学活性な安息
香酸類が光学活性な安息香酸{すなわち、一般式(II
I)においてR′が水酸基である場合。}である場合
に、N,N′−ジシクロヘキシルカルボジイミド、N−シ
クロヘキシル−N′−(4−ジエチルアミノ)シクロヘ
キシルカルボジイミドなどのカルボジイミドが縮合剤と
して好ましく使用され、必要により4−ピロリジノピリ
ジン、ピリジン、トリエチルアミン等の有機塩基を併用
することもできる。
この場合の縮合剤の使用量は、光学活性な安息香酸に
対して通常1〜1.2当量倍であり、有機塩基を併用する
場合、有機塩基の使用量は縮合剤に対して0.01〜0.2当
量倍である。
フェノール類(II)と光学活性な安息香酸類(III)
との反応における反応温度は通常−30℃〜100℃である
が、好ましくは−25℃〜80℃である。
反応時間は特に制限されない。
反応終了後、通常の分離手段、たとえば抽出、分液、
濃縮等により反応混合物から目的とする一般式(I)
(但し、Xは−OCO−)で示される光学活性なエステル
類を単離することができ、必要によりカラムクロマトグ
ラフィー、再結晶などで精製することができる。かくし
て得られる光学活性なエステル類{一般式(I)で、X
が−OCO−である場合。}として、具体的には以下の化
合物が例示される。
4−〔アルキル(炭素数3〜15の)オキシメチル〕安
息香酸4−〔アルキル(炭素数3〜20の)オキシ〕フェ
ニルエステル、 4−〔2−アルキル(炭素数3〜15の)オキシエチ
ル〕安息香酸4−〔アルキル(炭素数3〜20の)オキ
シ〕フェニルエステル、 4−〔アルキル(炭素数3〜15の)オキシメチル〕安
息香酸4−〔アルキル(炭素数3〜20の)〕フェニルエ
ステル、 4−〔2−アルキル(炭素数3〜15の)オキシエチ
ル〕安息香酸4−〔アルキル(炭素数3〜20の)〕フェ
ニルエステル、 4−〔アルキル(炭素数3〜15の)オキシメチル〕安
息香酸4′−〔アルキル(炭素数3〜20の)オキシ〕ビ
フェニリルエステル、 4−〔2−アルキル(炭素数3〜15の)オキシエチ
ル〕安息香酸4′−〔アルキル(炭素数3〜20の)オキ
シ〕ビフェニリルエステル、 4−〔アルキル(炭素数3〜15の)オキシメチル〕安
息香酸4−〔アルキル(炭素数3〜20の)〕ビフェニリ
ルエステル、 4−〔2−アルキル(炭素数3〜15の)オキシエチ
ル〕安息香酸4−〔アルキル(炭素数3〜20の)〕ビフ
ェニリルエステル、 4−〔アルキル(炭素数3〜15の)オキシメチル〕安
息香酸4−〔アルキル(炭素数3〜20の)オキシカルボ
ニル〕フェニルエステル、 4−〔2−アルキル(炭素数3〜15の)オキシエチ
ル〕安息香酸4−〔アルキル(炭素数3〜20の)オキシ
カルボニル〕フェニルエステル、 4−〔アルキル(炭素数3〜15の)オキシメチル〕安
息香酸4−〔アルキル(炭素数3〜20の)オキシカルボ
ニル〕ビフェニリルエステル、 4−〔2−アルキル(炭素数3〜15の)オキシエチ
ル〕安息香酸4−〔アルキル(炭素数3〜20の)オキシ
カルボニル〕ビフェニリルエステル、 4−〔アルキル(炭素数3〜15の)オキシメチル〕安
息香酸4−アルキル(炭素数3〜20の)カルボニルオキ
シ〕フェニルエステル、 4−〔2−アルキル(炭素数3〜15の)オキシエチ
ル〕安息香酸4−〔アルキル(炭素数3〜20の)カルボ
ニルオキシ〕フェニルエステル、 4−〔アルキル(炭素数3〜15の)オキシメチル〕安
息香酸4−〔アルキル(炭素数3〜20の)カルボニルオ
キシ〕ビフェニリルエステル、 4−〔2−アルキル(炭素数3〜15の)オキシエチ
ル〕安息香酸4−〔アルキル(炭素数3〜20の)カルボ
ニルオキシ〕ビフェニリルエステル、 4−〔アルコキシアルキル(炭素数3〜15の)オキシ
メチル〕安息香酸4−〔アルキル(炭素数3〜20の)オ
キシ〕フェニルエステル、 4−〔2−アルコキシアルキル(炭素数3〜15の)オ
キシエチル〕安息香酸4−〔アルキル(炭素数3〜20
の)オキシ〕フェニルエステル、 4−〔アルコキシアルキル(炭素数3〜15の)オキシ
メチル〕安息香酸4−〔アルキル(炭素数3〜20の)〕
フェニルエステル、 4−〔2−アルコキシアルキル(炭素数3〜15の)オ
キシエチル〕安息香酸4−〔アルキル(炭素数3〜20
の)〕フェニルエステル、 4−〔アルコキシアルキル(炭素数3〜15の)オキシ
メチル〕安息香酸4′−〔アルキル(炭素数3〜20の)
オキシ〕ビフェニリルエステル、 4−〔2−アルコキシアルキル(炭素数3〜15の)オ
キシエチル〕安息香酸4′−〔アルキル(炭素数3〜20
の)オキシ〕ビフェニリルエステル、 4−〔アルコキシアルキル(炭素数3〜15の)オキシ
メチル〕安息香酸4−〔アルキル(炭素数3〜20の)〕
ビフェニリルエステル、 4−〔2−アルコキシアルキル(炭素数3〜15の)オ
キシエチル〕安息香酸4−〔アルキル(炭素数3〜20
の)〕ビフェニリルエステル、 4−〔アルコキシアルキル(炭素数3〜15の)オキシ
メチル〕安息香酸4−〔アルキル(炭素数3〜20の)オ
キシカルボニル〕フェニルエステル、 4−〔2−アルコキシアルキル(炭素数3〜15の)オ
キシエチル〕安息香酸4−〔アルキル(炭素数3〜20
の)オキシカルボニル〕フェニルエステル、 4−〔アルコキシアルキル(炭素数3〜15の)オキシ
メチル〕安息香酸4−〔アルキル(炭素数3〜20の)オ
キシカルボニル〕ビフェニリルエステル、 4−〔2−アルコキシアルキル(炭素数3〜15の)オ
キシエチル〕安息香酸4−〔アルキル(炭素数3〜20
の)オキシカルボニル〕ビフェニリルエステル、 4−〔アルコキシアルキル(炭素数3〜15の)オキシ
メチル〕安息香酸4−アルキル(炭素数3〜20の)カル
ボニルオキシ〕フェニルエステル、 4−〔2−アルコキシアルキル(炭素数3〜15の)オ
キシエチル〕安息香酸4−〔アルキル(炭素数3〜20
の)カルボニルオキシ〕フェニルエステル、 4−〔アルコキシアルキル(炭素数3〜15の)オキシ
メチル〕安息香酸4−〔アルキル(炭素数3〜20の)カ
ルボニルオキシ〕ビフェニリルエステル、 4−〔2−アルコキシアルキル(炭素数3〜15の)オ
キシエチル〕安息香酸4−〔アルキル(炭素数3〜20
の)カルボニルオキシ〕ビフェニリルエステル、 4−〔アルキル(炭素数3〜15の)カルボニルオキシ
メチル〕安息香酸4−〔アルキル(炭素数3〜20の)オ
キシ〕フェニルエステル、 4−〔2−アルキル(炭素数3〜15の)カルボニルオ
キシエチル〕安息香酸4−〔アルキル(炭素数3〜20
の)オキシ〕フェニルエステル、 4−〔アルキル(炭素数3〜15の)カルボニルオキシ
メチル〕安息香酸4−〔アルキル(炭素数3〜20の)〕
フェニルエステル、 4−〔2−アルキル(炭素数3〜15の)カルボニルオ
キシエチル〕安息香酸4−〔アルキル(炭素数3〜20
の)〕フェニルエステル、 4−〔アルキル(炭素数3〜15の)カルボニルオキシ
メチル〕安息香酸4′−〔アルキル(炭素数3〜20の)
オキシ〕ビフェニリルエステル、 4−〔2−アルキル(炭素数3〜15の)カルボニルオ
キシエチル〕安息香酸4′−〔アルキル(炭素数3〜20
の)オキシ〕ビフェニリルエステル、 4−〔アルキル(炭素数3〜15の)カルボニルオキシ
メチル〕安息香酸4−〔アルキル(炭素数3〜20の)〕
ビフェニリルエステル、 4−〔2−アルキル(炭素数3〜15の)カルボニルオ
キシエチル)〕安息香酸4−〔アルキル(炭素数3〜20
の)〕ビフェニリルエステル、 4−〔アルキル(炭素数3〜15の)カルボニルオキシ
メチル〕安息香酸4−〔アルキル(炭素数3〜20の)オ
キシカルボニル〕フェニルエステル、 4−〔2−アルキル(炭素数3〜15の)カルボニルオ
キシエチル〕安息香酸4−〔アルキル(炭素数3〜20
の)オキシカルボニル〕フェニルエステル、 4−〔アルキル(炭素数3〜15の)カルボニルオキシ
メチル〕安息香酸4−〔アルキル(炭素数3〜20の)オ
キシカルボニル〕ビフェニリルエステル、 4−〔2−アルキル(炭素数3〜15の)カルボニルオ
キシエチル〕安息香酸4−〔アルキル(炭素数3〜20
の)オキシカルボニル〕ビフェニリルエステル、 4−〔アルキル(炭素数3〜15の)カルボニルオキシ
メチル〕安息香酸4−アルキル(炭素数3〜20の)カル
ボニルオキシ〕フェニルエステル、 4−〔2−アルキル(炭素数3〜15の)カルボニルオ
キシエチル〕安息香酸4−〔アルキル(炭素数3〜20
の)カルボニルオキシ〕フェニルエステル、 4−〔アルキル(炭素数3〜15の)カルボニルオキシ
メチル〕安息香酸4−〔アルキル(炭素数3〜20の)カ
ルボニルオキシ〕ビフェニリルエステル、 4−〔2−アルキル(炭素数3〜15の)カルボニルオ
キシエチル〕安息香酸4−〔アルキル(炭素数3〜20
の)カルボニルオキシ〕ビフェニリルエステル、 4−〔アルコキシアルキル(炭素数3〜15の)カルボ
ニルオキシメチル〕安息香酸4−〔アルキル(炭素数3
〜20の)オキシ〕フェニルエステル、 4−〔2−アルコキシアルキル(炭素数3〜15の)カ
ルボニルオキシエチル〕安息香酸4−〔アルキル(炭素
数3〜20の)オキシ〕フェニルエステル、 4−〔アルコキシアルキル(炭素数3〜15の)カルボ
ニルオキシメチル〕安息香酸4−〔アルキル(炭素数3
〜20の)〕フェニルエステル、 4−〔2−アルコキシアルキル(炭素数3〜15の)カ
ルボニルオキシエチル〕安息香酸4−〔アルキル(炭素
数3〜20の)〕フェニルエステル、 4−〔アルコキシアルキル(炭素数3〜15の)カルボ
ニルオキシメチル〕安息香酸4′−〔アルキル(炭素数
3〜20の)オキシ〕ビフェニリルエステル、 4−〔2−アルコキシアルキル(炭素数3〜15の)カ
ルボニルオキシエチル〕安息香酸4′−〔アルキル(炭
素数3〜20の)オキシ〕ビフェニリルエステル、 4−〔アルコキシアルキル(炭素数3〜15の)カルボ
ニルオキシメチル〕安息香酸4−〔アルキル(炭素数3
〜20の)〕ビフェニリルエステル、 4−〔2−アルコキシアルキル(炭素数3〜15の)カ
ルボニルオキシエチル〕安息香酸4−〔アルキル(炭素
数3〜20の)〕ビフェニリルエステル、 4−〔アルコキシアルキル(炭素数3〜15の)カルボ
ニルオキシメチル〕安息香酸4−〔アルキル(炭素数3
〜20の)オキシカルボニル〕フェニルエステル、 4−〔2−アルコキシアルキル(炭素数3〜15の)カ
ルボニルオキシエチル〕安息香酸4−〔アルキル(炭素
数3〜20の)オキシカルボニル〕フェニルエステル、 4−〔アルコキシアルキル(炭素数3〜15の)カルボ
ニルオキシメチル〕安息香酸4−〔アルキル(炭素数3
〜20の)オキシカルボニル〕ビフェニリルエステル、 4−〔2−アルコキシアルキル(炭素数3〜15の)カ
ルボニルオキシエチル〕安息香酸4−〔アルキル(炭素
数3〜20の)オキシカルボニル〕ビフェニリルエステ
ル、 4−〔アルコキシアルキル(炭素数3〜15の)カルボ
ニルオキシメチル〕安息香酸4−アルキル(炭素数3〜
20の)カルボニルオキシ〕フェニルエステル、 4−〔2−アルコキシアルキル(炭素数3〜15の)カ
ルボニルオキシエチル〕安息香酸4−〔アルキル(炭素
数3〜20の)カルボニルオキシ〕フェニルエステル、 4−〔アルコキシアルキル(炭素数3〜15の)カルボ
ニルオキシメチル〕安息香酸4−〔アルキル(炭素数3
〜20の)カルボニルオキシ〕ビフェニリルエステル、 4−〔2−アルコキシアルキル(炭素数3〜15の)カ
ルボニルオキシエチル〕安息香酸4−〔アルキル(炭素
数3〜20の)カルボニルオキシ〕ビフェニリルエステ
ル。
尚、前記例示において、アルキル(炭素数3〜15のも
しくは炭素数3〜20の)およびアルコキシアルキル(炭
素数3〜15の)は先に例示したものなどがあげられる。
次に、一般式(I)においてXが−COO−である光学
活性なエステル類については、次に示すような方法で製
造することができる。
すなわち、一般式(IV) (式中、R1は炭素数3〜20のアルキル基を示し、R′は
水酸基またはハロゲン原子を示す。Yは−O−、−COO
−または−OCO−を示す。lは1または2であり、mは
0または1である。) で示されるカルボン酸類と、一般式(V) (式中、R2は炭素数3〜15のハロゲン原子で置換されて
いてもよい不斉炭素原子を有する光学活性なアルキル基
またはアルコキシアルキル基を示し、nは1から2まで
の整数である。kは0である。) で示される光学活性なフェノール類を反応させることに
より得られる。
上記カルボン酸類(IV)はその多くが公知化合物であ
り、文献記載の方法に準じて製造することができる。
また、かかるカルボン酸類(IV)としては、4−アル
コキシ安息香酸、4−アルキル安息香酸、4′−アルコ
キシ−4−ビフェニルカルボン酸、4′−アルキル−4
−ビフェニルカルボン酸、4−アルコキシカルボニル安
息香酸、4−アルキルカルボニルオキシ安息香酸、4′
−アルコキシカルボニル−4−ビフェニルカルボン酸、
4′−アルキルカルボニルオキシ−4−ビフェニルカル
ボン酸があげられ、これらのカルボン酸は、酸ハライド
すなわち酸クロライド、酸ブロマイドなどとしても利用
される。
ここで上記のアルキルあるいはアルコキシは前述した
とおりの炭素数3〜20の直鎖のアルキル基を有するもの
である。
他方の原料である光学活性なフェノール類(V)は、
本発明者らが初めて見出した新規化合物であるが、たと
えば、以下に示す方法により製造することができる。
(1) k=0の場合 (2) k=1の場合 このような光学活性なフェノール類(V)としては、
4−(アルコキシメチル)フェノール、4−(2−アル
コキシエチル)フェノール、4−(アルコキシアルコキ
シメチル)フェノール、4−(2−アルコキシアルコキ
シエチル)フェノール、4−(アルカノイルオキシメチ
ル)フェノール、4−(2−アルカノイルオキシエチ
ル)フェノール、4−(アルコキシアルカノイルオキシ
メチル)フェノール、4−(2−アルコキシアルカノイ
ルオキシエチル)フェノールなどが例示され、これらは
金属フェノラートあるいはトシレートとして使用するこ
ともできる。
ここで、上記のアルコキシ、アルコキシアルコキシ、
アルカノイルオキシおよびアルコキシアルカノイルオキ
シとは、前記一般式(V)における に相当し、その置換基R2としては、既述した前記一般式
(III)におけるR2として例示したものがあげられる。
カルボン酸類(IV)と光学活性なフェノール類(V)
との反応は、前述した一般式(I)(但し、X=−OCO
−)の合成法と同様におこなうことができる。
ただし、比較的高価な光学活性なフェノール類(V)
を、有効に使用するため、これらの相手原料であるカル
ボン酸類(IV)をこれらに対して過剰量用いて反応をお
こなうことが好ましく、通常1〜4当量倍、より好まし
くは1〜2当量倍用いられる。
さらには、一般式(IV)で示されるカルボン酸類がカ
ルボン酸である場合、一般式(I)(但し、X=−OCO
−)の場合と同様、カルボジイミドが縮合剤として好ま
しく使用され、反応条件等についても同様に実施でき
る。
またカルボン酸類(IV)と光学活性なフェノール類
(V)との反応における反応温度は、通常、−30℃〜10
0℃であり、好ましくは−25℃〜80℃である。
反応時間についても特に制限されない。
反応終了後、通常の分離手段、たとえば、抽出、分
液、濃縮等により反応混合物から目的とする一般式
(I)(X=−COO−の場合)で示される光学活性なエ
ステル類を単離することができ、必要によりカラムクロ
マトグラフィー、再結晶などで精製することができる。
かくして得られる光学活性なエステル類(但し、一般
式(I)においてXが−COO−の場合)としては、先
に、一般式(I)においてXが−OCO−の場合に例示し
た化合物に対応したXが−COO−である化合物があげら
れる。
4−〔アルキル(炭素数3〜15の)オキシメチル〕フ
ェニル4−〔アルキル(炭素数3〜20の)オキシ〕フェ
ニルカルボン酸エステル、 4−〔2−アルキル(炭素数3〜15の)オキシエチ
ル〕フェニル4−〔アルキル(炭素数3〜20の)オキ
シ〕フェニルカルボン酸エステル、 4−〔アルキル(炭素数3〜15の)オキシメチル〕フ
ェニル4−〔アルキル(炭素数3〜20の)〕フェニルカ
ルボン酸エステル、 4−〔2−アルキル(炭素数3〜15の)オキシエチ
ル〕フェニル4−〔アルキル(炭素数3〜20の)〕フェ
ニルカルボン酸エステル、 4−〔アルキル(炭素数3〜15の)オキシメチル〕フ
ェニル4′−〔アルキル(炭素数3〜20の)オキシ〕ビ
フェニルカルボン酸エステル、 4−〔2−アルキル(炭素数3〜15の)オキシエチ
ル〕フェニル4′−〔アルキル(炭素数3〜20の)オキ
シ〕ビフェニルカルボン酸エステル、 4−〔アルキル(炭素数3〜15の)オキシメチル〕フ
ェニル4−〔アルキル(炭素数3〜20の)〕ビフェニル
カルボン酸エステル、 4−〔2−アルキル(炭素数3〜15の)オキシエチ
ル〕フェニル4−〔アルキル(炭素数3〜20の)〕ビフ
ェニルカルボン酸エステル、 4−〔アルキル(炭素数3〜15の)オキシメチル〕フ
ェニル4−〔アルキル(炭素数3〜20の)オキシカルボ
ニル〕フェニルカルボン酸エステル、 4−〔2−アルキル(炭素数3〜15の)オキシエチ
ル〕フェニル4−〔アルキル(炭素数3〜20の)オキシ
カルボニル〕フェニルカルボン酸エステル、 4−〔アルキル(炭素数3〜15の)オキシメチル〕フ
ェニル4−〔アルキル(炭素数3〜20の)オキシカルボ
ニル〕ビフェニルカルボン酸エステル、 4−〔2−アルキル(炭素数3〜15の)オキシエチ
ル〕フェニル4−〔アルキル(炭素数3〜20の)オキシ
カルボニル〕ビフェニルカルボン酸エステル、 4−〔アルキル(炭素数3〜15の)オキシメチル〕フ
ェニル4−〔アルキル(炭素数3〜20の)カルボニルオ
キシ〕フェニルカルボン酸エステル、 4−〔2−アルキル(炭素数3〜15の)オキシエチ
ル〕フェニル4−〔アルキル(炭素数3〜20の)カルボ
ニルオキシ〕フェニルカルボン酸エステル、 4−〔アルキル(炭素数3〜15の)オキシメチル〕フ
ェニル4−〔アルキル(炭素数3〜20の)カルボニルオ
キシ〕ビフェニルカルボン酸エステル、 4−〔2−アルキル(炭素数3〜15の)オキシエチ
ル〕フェニル4−〔アルキル(炭素数3〜20の)カルボ
ニルオキシ〕ビフェニルカルボン酸エステル、 4−〔アルコキシアルキル(炭素数3〜15の)オキシ
メチル〕フェニル4−〔アルキル(炭素数3〜20の)オ
キシ〕フェニルカルボン酸エステル、 4−〔2−アルコキシアルキル(炭素数3〜15の)オ
キシエチル〕フェニル4−〔アルキル(炭素数3〜20
の)オキシ〕フェニルカルボン酸エステル、 4−〔アルコキシアルキル(炭素数3〜15の)オキシ
メチル〕フェニル4−〔アルキル(炭素数3〜20の)〕
フェニルカルボン酸エステル、 4−〔2−アルコキシアルキル(炭素数3〜15の)オ
キシエチル〕フェニル4−〔アルキル(炭素数3〜20
の)〕フェニルカルボン酸エステル、 4−〔アルコキシアルキル(炭素数3〜15の)オキシ
メチル〕フェニル4′−〔アルキル(炭素数3〜20の)
オキシ〕ビフェニルカルボン酸エステル、 4−〔2−アルコキシアルキル(炭素数3〜15の)オ
キシエチル〕フェニル4′−〔アルキル(炭素数3〜20
の)オキシ〕ビフェニルカルボン酸エステル、 4−〔アルコキシアルキル(炭素数3〜15の)オキシ
メチル〕フェニル4−〔アルキル(炭素数3〜20の)〕
ビフェニルカルボン酸エステル、 4−〔2−アルコキシアルキル(炭素数3〜15の)オ
キシエチル〕フェニル4−〔アルキル(炭素数3〜20
の)〕ビフェニルカルボン酸エステル、 4−〔アルコキシアルキル(炭素数3〜15の)オキシ
メチル〕フェニル4−〔アルキル(炭素数3〜20の)オ
キシカルボニル〕フェニルカルボン酸エステル、 4−〔2−アルコキシアルキル(炭素数3〜15の)オ
キシエチル〕フェニル4−〔アルキル(炭素数3〜20
の)オキシカルボニル〕フェニルカルボン酸エステル、 4−〔アルコキシアルキル(炭素数3〜15の)オキシ
メチル〕フェニル4−〔アルキル(炭素数3〜20の)オ
キシカルボニル〕ビフェニルカルボン酸エステル、 4−〔2−アルコキシアルキル(炭素数3〜15の)オ
キシエチル〕フェニル4−〔アルキル(炭素数3〜20
の)オキシカルボニル〕ビフェニルカルボン酸エステ
ル、 4−〔アルコキシアルキル(炭素数3〜15の)オキシ
メチル〕フェニル4−〔アルキル(炭素数3〜20の)カ
ルボニルオキシ〕フェニルカルボン酸エステル、 4−〔2−アルコキシアルキル(炭素数3〜15の)オ
キシエチル〕フェニル4−〔アルキル(炭素数3〜20
の)カルボニルオキシ〕フェニルカルボン酸エステル、 4−〔アルコキシアルキル(炭素数3〜15の)オキシ
メチル〕フェニル4−〔アルキル(炭素数3〜20の)カ
ルボニルオキシ〕ビフェニルカルボン酸エステル、 4−〔2−アルコキシアルキル(炭素数3〜15の)オ
キシエチル〕フェニル4−〔アルキル(炭素数3〜20
の)カルボニルオキシ〕ビフェニルカルボン酸エステ
ル、 4−〔アルキル(炭素数3〜15の)カルボニルオキシ
メチル〕フェニル4−〔アルキル(炭素数3〜20の)オ
キシ〕フェニルカルボン酸エステル、 4−〔2−アルキル(炭素数3〜15の)カルボニルオ
キシエチル〕フェニル4−〔アルキル(炭素数3〜20
の)オキシ〕フェニルカルボン酸エステル、 4−〔アルキル(炭素数3〜15の)カルボニルオキシ
メチル〕フェニル4−〔アルキル(炭素数3〜20の)〕
フェニルカルボン酸エステル、 4−〔2−アルキル(炭素数3〜15の)カルボニルオ
キシエチル〕フェニル4−〔アルキル(炭素数3〜20
の)〕フェニルカルボン酸エステル、 4−〔アルキル(炭素数3〜15の)カルボニルオキシ
メチル〕フェニル4′−〔アルキル(炭素数3〜20の)
オキシ〕ビフェニルカルボン酸エステル、 4−〔2−アルキル(炭素数3〜15の)カルボニルオ
キシエチル〕フェニル4′−〔アルキル(炭素数3〜20
の)オキシ〕ビフェニルカルボン酸エステル、 4−〔アルキル(炭素数3〜15の)カルボニルオキシ
メチル〕フェニル4−〔アルキル(炭素数3〜20の)〕
ビフェニルカルボン酸エステル、 4−〔2−アルキル(炭素数3〜15の)カルボニルオ
キシエチル〕フェニル4−〔アルキル(炭素数3〜20
の)〕ビフェニルカルボン酸エステル、 4−〔アルキル(炭素数3〜15の)カルボニルオキシ
メチル〕フェニル4−〔アルキル(炭素数3〜20の)オ
キシカルボニル〕フェニルカルボン酸エステル、 4−〔2−アルキル(炭素数3〜15の)カルボニルオ
キシエチル〕フェニル4−〔アルキル(炭素数3〜20
の)オキシカルボニル〕フェニルカルボン酸エステル、 4−〔アルキル(炭素数3〜15の)カルボニルオキシ
メチル〕フェニル4−〔アルキル(炭素数3〜20の)オ
キシカルボニル〕ビフェニルカルボン酸エステル、 4−〔2−アルキル(炭素数3〜15の)カルボニルオ
キシエチル〕フェニル4−〔アルキル(炭素数3〜20
の)オキシカルボニル〕ビフェニルカルボン酸エステ
ル、 4−〔アルキル(炭素数3〜15の)カルボニルオキシ
メチル〕フェニル4−〔アルキル(炭素数3〜20の)カ
ルボニルオキシ〕フェニルカルボン酸エステル、 4−〔2−アルキル(炭素数3〜15の)カルボニルオ
キシエチル〕フェニル4−〔アルキル(炭素数3〜20
の)カルボニルオキシ〕フェニルカルボン酸エステル、 4−〔アルキル(炭素数3〜15の)カルボニルオキシ
メチル〕フェニル4−〔アルキル(炭素数3〜20の)カ
ルボニルオキシ〕ビフェニルカルボン酸エステル、 4−〔2−アルキル(炭素数3〜15の)カルボニルオ
キシエチル〕フェニル4−〔アルキル(炭素数3〜20
の)カルボニルオキシ〕ビフェニルカルボン酸エステ
ル、 4−〔アルコキシアルキル(炭素数3〜15の)カルボ
ニルオキシメチル〕フェニル4−〔アルキル(炭素数3
〜20の)オキシ〕フェニルカルボン酸エステル、 4−〔2−アルコキシアルキル(炭素数3〜15の)カ
ルボニルオキシエチル〕フェニル4−〔アルキル(炭素
数3〜20の)オキシ〕フェニルカルボン酸エステル、 4−〔アルコキシアルキル(炭素数3〜15の)カルボ
ニルオキシメチル〕フェニル4−〔アルキル(炭素数3
〜20の)〕フェニルカルボン酸エステル、 4−〔2−アルコキシアルキル(炭素数3〜15の)カ
ルボニルオキシエチル〕フェニル4−〔アルキル(炭素
数3〜20の)〕フェニルカルボン酸エステル、 4−〔アルコキシアルキル(炭素数3〜15の)カルボ
ニルオキシメチル〕フェニル4′−〔アルキル(炭素数
3〜20の)オキシ〕ビフェニルカルボン酸エステル、 4−〔2−アルコキシアルキル(炭素数3〜15の)カ
ルボニルオキシエチル〕フェニル4′−〔アルキル(炭
素数3〜20の)オキシ〕ビフェニルカルボン酸エステ
ル、 4−〔アルコキシアルキル(炭素数3〜15の)カルボ
ニルオキシメチル〕フェニル4−〔アルキル(炭素数3
〜20の)〕ビフェニルカルボン酸エステル、 4−〔2−アルコキシアルキル(炭素数3〜15の)カ
ルボニルオキシエチル〕フェニル4−〔アルキル(炭素
数3〜20の)〕ビフェニルカルボン酸エステル、 4−〔アルコキシアルキル(炭素数3〜15の)カルボ
ニルオキシメチル〕フェニル4−〔アルキル(炭素数3
〜20の)オキシカルボニル〕フェニルカルボン酸エステ
ル、 4−〔2−アルコキシアルキル(炭素数3〜15の)カ
ルボニルオキシエチル〕フェニル4−〔アルキル(炭素
数3〜20の)オキシカルボニル〕フェニルカルボン酸エ
ステル、 4−〔アルコキシアルキル(炭素数3〜15の)カルボ
ニルオキシメチル〕フェニル4−〔アルキル(炭素数3
〜20の)オキシカルボニル〕ビフェニルカルボン酸エス
テル、 4−〔2−アルコキシアルキル(炭素数3〜15の)カ
ルボニルオキシエチル〕フェニル4−〔アルキル(炭素
数3〜20の)オキシカルボニル〕ビフェニルカルボン酸
エステル、 4−〔アルコキシアルキル(炭素数3〜15の)カルボ
ニルオキシメチル〕フェニル4−〔アルキル(炭素数3
〜20の)カルボニルオキシ〕フェニルカルボン酸エステ
ル、 4−〔2−アルコキシアルキル(炭素数3〜15の)カ
ルボニルオキシエチル〕フェニル4−〔アルキル(炭素
数3〜20の)カルボニルオキシ〕フェニルカルボン酸エ
ステル、 4−〔アルコキシアルキル(炭素数3〜15の)カルボ
ニルオキシメチル〕フェニル4−〔アルキル(炭素数3
〜20の)カルボニルオキシ〕ビフェニルカルボン酸エス
テル、 4−〔2−アルコキシアルキル(炭素数3〜15の)カ
ルボニルオキシエチル〕フェニル4−〔アルキル(炭素
数3〜20の)カルボニルオキシ〕ビフェニルカルボン酸
エステル。
尚、前記例示において、アルキル(炭素数3〜15のも
しくは炭素数3〜20の)およびアルコキシアルキル(炭
素数3〜15の)は先に例示したものなどがあげられる。
以上説明した2つの製造法により一般式(I)で示さ
れる光学活性なエステル類(Xが−OCO−または−COO
−)が得られるが、該エステル類を液晶の構成要素特に
強誘電性液晶の構成要素として利用する場合には、実用
的な光学安定性等を考慮した場合、一般式(I)の置換
基R2は、アルキルであることが好ましく、また、実用化
に際し、より好ましい諸物性を示すものとして、n=2
でかつX=−COO−である化合物があげられる。
さらに強誘電性液晶において、その特徴である高速応
答性を発揮させるためには、液晶性化合物の粘性係数が
小さいものがよく、本願発明に係る一般式(I)で示さ
れる化合物の場合、l=1の化合物がより好ましい。
本発明のうち、液晶組成物は、上記一般式(I)で表
わされる光学活性な化合物を少なくとも1種類配合成分
として含有するものである。この場合、一般式(I)で
示される光学活性なエステル類を、得られる液晶組成物
の0.1〜99.9重量%、特に好ましくは1〜99重量%とな
る割合で使用するのがよい。
また、かかる液晶組成物を用いることにより液晶素
子、たとえば光スイッチング素子としても有効に利用さ
れるが、この場合における液晶組成物の使用方法は、従
来より公知の方法がそのまま適用され、特に限定されな
い。
<発明の効果> 一般式(I)で示される光学活性なエステル類は、液
晶化合物として非常に優れた特性を有している。Sc
を示す温度範囲が広い化合物を液晶組成物の一成分とし
て用いることにより、Sc相を広めることが可能とな
る。また、粘性係数が小さい化合物は、液晶素子の応答
速度を速めることができる。
以上の優れた特性により、本発明の光学活性なエステ
ル類(I)は、液晶組成物として、さらにはこれを用い
た液晶素子として有効に利用することができる。
また、本発明の製法によれば上記のエステル類が好収
率で容易に得られ、さらに、本発明の光学活性なエステ
ル類(I)の光学活性部位の原料は比較的安価な化合物
であり、その多くは市販されている。したがって、本発
明の製法により、光学活性なエステル類(I)を、工業
的にも有利に製造することができる。
<実施例> 以下、実施例により本発明を説明するが、これにより
本発明が特に限定されるものではない。
実施例1 撹拌装置、温度計を装着した4つ口フラスコに(+)
−4−〔2−{2(s)−メチルブトキシ}エチル〕フ
ェノール1.04g(5ミリモル)、4−デシルオキシ安息
香酸1.67g(6ミリモル)と無水ジクロルメタン30mlを
仕込み、N,N′−ジシクロヘキシルカルボジイミド1.22g
(6ミリモル)と4−ピロリジノピリジン0.1gを加え
て、室温、一昼夜撹拌した。
反応終了後、生じた沈殿を別し、トルエン200mlで
希釈し、有機層は、水、5%酢酸水、水、5%重曹水、
水の順に洗浄したのち、無水硫酸マグネシウムで乾燥
後、減圧下、濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラ
ムクロマト精製(溶出液;トルエン−酢酸エチル)する
ことにより(+)−4−デシルオキシ安息香酸4−〔2
−{2(s)−メチルブトキシ}エチル〕フェニルエス
テル2.10g(収率90%)を得た。
実施例2 撹拌装置、温度計を装着した4つ口フラスコに(+)
−4−〔2−{2(s)−オクチルオキシ}エチル〕フ
ェノール1.14g(5ミリモル)とピリジン20mlを仕込
み、20〜25℃で、4−デシルオキシ安息香酸クロリド1.
78g(6ミリモル)を加え、同温度で1時間、その後、4
0℃で4時間撹拌した。
反応終了後、4N塩酸中に注ぎ出し、トルエン200mlで
抽出し、有機層は、水、5%重曹水、水の順に洗浄した
のち、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下濃縮し
た。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマト精製(溶
出液;トルエン−酢酸エチル)することにより(+)−
4−デシルオキシ安息香酸4−{2−(2S−オクチルオ
キシ)エチル}フェニルエステル2.33g(収率95.5%)
を得た。
実施例3 4ツ口フラスコに、(+)−4−〔2−{2(s)−
メチルブトキシ}エチル〕安息香酸1.18g(5ミリモ
ル)、4−デシルオキシフェノール1.50g(6ミリモ
ル)およびジクロルメタン30mlを仕込み、N,N′−ジシ
クロヘキシルカルボジイミド1.13g(5.5ミリモル)と4
−ピロリジノピリジン0.1gを加えて25〜30℃にて24時間
撹拌した。反応終了後、沈殿物を別して除き、以下、
実施例1に準じて後処理、精製することにより4−〔2
−{2(s)−メチルブトキシ}エチル〕安息香酸4−
デシルオキシフェニルエステル2.08g(収率89%)を得
た。
実施例4 (+)−4−〔2−{2(s)−メチルブトキシ}エ
チル〕安息香酸にかえて、(+)−4−〔{2(s)−
メチルブトキシ}メチル〕安息香酸1.11g(5ミリモ
ル)を使用する以外は、実施例3に準じて反応、後処
理、精製することにより4−〔{2(s)−メチルブト
キシ}メチル〕安息香酸4−デシルオキシフェニルエス
テル2.0g(収率88%)を得た。
実施例5 実施例1と同様の装置に、(+)−4−〔2−{2
(s)−メチルブトキシ}エチル〕フェノール1.04g
(5ミリモル)、4′−デシルオキシ−4−ビフェニル
カルボン酸2.12g(6ミリモル)とジクロルメタン40ml
を仕込み、N,N′−ジシクロヘキシルカルボジイミド1.2
2g(6ミリモル)と4−ピロリジノピリジン0.1gを加え
て、室温で一昼夜撹拌した。
以下、実施例1に準じて後処理、精製することによ
り、(+)−4′−デシルオキシ−4−ビフェニルカル
ボン酸4−〔2−{2(s)−メチルブトキシ}エチ
ル〕フェニルエステル2.45g(収率90%)を得た。
実施例6〜33 使用する原料を表−1に示すものに代える以外は実施
例1と同様に反応、後処理して、表−1に示す結果を得
た。
上記各実施例に示した如く、本発明の化合物のうちl
=2の化合物はSc相の温度範囲が広く、該化合物を液
晶組成物の一成分として用いることにより、Sc相の温
度範囲を広めることが可能となる。
また、上記各実施例で得られた化合物のうち、代表的
な化合物の粘性係数を表−2に示したが、この表より明
らかな様に、本発明の化合物のうちl=1の化合物は粘
性係数が小さく、液晶組成物の応答速度を速くするため
の成分として有用であることがわかる。
実施例34 下記の相系列および自発分極を有する市販の液晶化合
物(A)と実施例1記載の液晶化合物より液晶組成物を
調製した。
液晶組成物の調製は、液晶化合物(A)80モル%、実
施例1記載の液晶化合物20モル%となるように各化合物
を秤量し、このものを試料ビン中で加熱溶融しながら混
合することにより行った。このようにして得られた液晶
組成物の相系列および20℃における自発分極の値を以下
に示す。
実施例35 酸化インジウム透明電極が設けられているガラス基板
上にポリイミド系高分子膜を設け、一定方向にラビング
処理し、2板の基板のラビング方向が平行になるように
ガラスファイバー(径6μm)をスペーサーとして液晶
セルを組立て、これに上記液晶組成物を真空封入して液
晶素子を得た。
この液晶素子を偏光子と組合せ、電解を20Vに印加し
たところ、透過光強度の変化が観察された。この時の透
過光強度の変化から応答時間を求めると20℃で110μs
であった。
この結果から明らかなように、本発明の液晶化合物を
添加することにより、Sc相の温度低下が図れ、室温付
近でSc相を示し、かつ高速応答性に優れる液晶組成物
が得られることが確認された。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C09K 19/20 C09K 19/20 G02F 1/13 500 G02F 1/13 500 // C07M 7:00 (72)発明者 南井 正好 大阪府大阪市此花区春日出中3丁目1番 98号 住友化学工業株式会社内 (72)発明者 今村 清 大阪府大阪市此花区春日出中3丁目1番 98号 住友化学工業株式会社内 (72)発明者 谷 猛 茨城県つくば市北原6番 住友化学工業 株式会社内 (72)発明者 川上 千津 茨城県つくば市北原6番 住友化学工業 株式会社内 (72)発明者 藤沢 幸一 茨城県つくば市北原6番 住友化学工業 株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−222148(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C07C 69/773 C07C 69/92 C07C 69/94 C09K 19/20 CA(STN) REGISTRY(STN)

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式 (式中、R1は炭素数3〜20のアルキル基を示し、R2は炭
    素数3〜15のハロゲン原子で置換されていてもよい不斉
    炭素原子を有する光学活性なアルキル基またはアルコキ
    シアルキル基を示す。Xは−COO−または−OCO−を示
    し、Yは−O−,−COO−または−OCO−を示す。lは1
    または2であり、mは0または1である。nは1から2
    までの整数である。kは0である。) で示される光学活性なエステル類。
  2. 【請求項2】Xが−OCO−である請求項1記載の光学活
    性なエスエル類。
  3. 【請求項3】Xが−COO−である請求項1記載の光学活
    性なエステル類。
  4. 【請求項4】一般式 (式中、R1は炭素数3〜20のアルキル基を示し、Yは−
    O−,−COO−または−OCO−を示す。lは1または2で
    あり、mは0または1である。) で示されるフェノール類と、一般式 (式中、R2は炭素数3〜15のハロゲン原子で置換されて
    いてもよい不斉炭素原子を有する光学活性なアルキル基
    またはアルコキシアルキル基を示し、R′は水酸基また
    はハロゲン原子を示す。nは1から2までの整数であ
    る。kは0である。) で示される光学活性な安息香酸類を反応させることを特
    徴とする請求項2記載の光学活性なエステル類の製造
    法。
  5. 【請求項5】一般式 (式中、R1は炭素数3〜20のアルキル基を示し、R′は
    水酸基またはハロゲン原子を示す。Yは−O−、−COO
    −または−OCO−を示す。lは1または2であり、mは
    0または1である。) で示されるカルボン酸類と、一般式 (式中、R2は炭素数3〜15のハロゲン原子で置換されて
    いてもよい不斉炭素原子を有する光学活性なアルキル基
    またはアルコキシアルキル基を示し、nは1から2まで
    の整数である。kは0である。) で示される光学活性なフェノール類を反応させることを
    特徴とする請求項3記載の光学活性なエステル類の製造
    法。
  6. 【請求項6】請求項1記載の光学活性なエスエル類を少
    なくとも1種類配合成分として含有することを特徴とす
    る液晶組成物。
  7. 【請求項7】請求項6記載の液晶組成物を用いてなる液
    晶素子。
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