JP2811116B2 - ハロゲン化銀カラー写真感光材料用発色現像補充液 - Google Patents
ハロゲン化銀カラー写真感光材料用発色現像補充液Info
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はハロゲン化銀カラー写真感光材料用発色現像
液に関し、更に詳しくは、連続処理に使用される発色現
像補充液に関するものである。
液に関し、更に詳しくは、連続処理に使用される発色現
像補充液に関するものである。
ハロゲン化銀カラー写真感光材料の処理は基本的には
発色現像と脱銀の2工程からなり、脱銀は漂白と定着工
程又は漂白定着工程からなっている。この他には付加的
な処理工程としてリンス処理、安定処理等が加えられ
る。
発色現像と脱銀の2工程からなり、脱銀は漂白と定着工
程又は漂白定着工程からなっている。この他には付加的
な処理工程としてリンス処理、安定処理等が加えられ
る。
発色現像において、露光されたハロゲン化銀は還元さ
れて銀になると同時に酸化された芳香族第1級アミン現
像主薬はカプラーと反応して色素を形成する。この過程
で、ハロゲン化銀の還元によって生じたハロゲンイオン
が現像液中に溶出し蓄積する。又、別にハロゲン化銀写
真感光材料中に含まれる抑制剤等の成分も発色現像液中
に溶出し蓄積される。脱銀工程では現像により生じた銀
は酸化剤により漂白され、次いで全ての銀塩は定着剤に
より可溶性銀塩として、写真感光材料中より除去され
る。なお、この漂白工程と定着工程をまとめて同時に処
理する一浴漂白定着処理方法も知られている。
れて銀になると同時に酸化された芳香族第1級アミン現
像主薬はカプラーと反応して色素を形成する。この過程
で、ハロゲン化銀の還元によって生じたハロゲンイオン
が現像液中に溶出し蓄積する。又、別にハロゲン化銀写
真感光材料中に含まれる抑制剤等の成分も発色現像液中
に溶出し蓄積される。脱銀工程では現像により生じた銀
は酸化剤により漂白され、次いで全ての銀塩は定着剤に
より可溶性銀塩として、写真感光材料中より除去され
る。なお、この漂白工程と定着工程をまとめて同時に処
理する一浴漂白定着処理方法も知られている。
発色現像液では前記の如く写真感光材料を現像処理す
ることによって現像抑制物質が蓄積するが、一方発色現
像主薬やベンジルアルコールは消費され、あるいは写真
感光材料中に蓄積して持ち出され、それらの成分濃度は
低下していく。従って多量のハロゲン化銀写真感光材料
を自動現像機等により連続処理する現像処理方法におい
ては、成分濃度の変化による現像仕上がり特性の変化を
避けるために発色現像液の成分を一定濃度の範囲に保つ
ための手段が必要である。かかる手段として通常は不足
成分を補い不要な増加成分を希釈するための補充液を補
充する方法がとられている。
ることによって現像抑制物質が蓄積するが、一方発色現
像主薬やベンジルアルコールは消費され、あるいは写真
感光材料中に蓄積して持ち出され、それらの成分濃度は
低下していく。従って多量のハロゲン化銀写真感光材料
を自動現像機等により連続処理する現像処理方法におい
ては、成分濃度の変化による現像仕上がり特性の変化を
避けるために発色現像液の成分を一定濃度の範囲に保つ
ための手段が必要である。かかる手段として通常は不足
成分を補い不要な増加成分を希釈するための補充液を補
充する方法がとられている。
別の手段としては、疲労した現像液をそっくり新しい
ものと置き換えて処理を続けるいわゆるバッチ方式も考
えられるが、この方法だと液の取り替え作業のために一
時処理を中断する必要があり、連続処理性に欠ける。
又、現像の仕上がり写真特性が変化しないように現像液
成分の濃度を一定範囲に維持するためにはかなり頻繁に
液交換を必要とする。このため、多量に処理を行う方法
には不向きであり、バッチ方式は、アマチュアのホビー
用途あるいは報道関係の一部等の極めて限られた市場で
使われているにすぎない。
ものと置き換えて処理を続けるいわゆるバッチ方式も考
えられるが、この方法だと液の取り替え作業のために一
時処理を中断する必要があり、連続処理性に欠ける。
又、現像の仕上がり写真特性が変化しないように現像液
成分の濃度を一定範囲に維持するためにはかなり頻繁に
液交換を必要とする。このため、多量に処理を行う方法
には不向きであり、バッチ方式は、アマチュアのホビー
用途あるいは報道関係の一部等の極めて限られた市場で
使われているにすぎない。
これに反して補充液による補充方式は上記のような欠
点がなく、処理液の管理が容易であり、人手にたよる部
分が少なく、オートメーション化がやり易いため、いわ
ゆる自動現像機のほとんどが採用している方式であり、
これによって自動現像機が成り立っているといっても過
言ではない。
点がなく、処理液の管理が容易であり、人手にたよる部
分が少なく、オートメーション化がやり易いため、いわ
ゆる自動現像機のほとんどが採用している方式であり、
これによって自動現像機が成り立っているといっても過
言ではない。
補充液補充方式は発色現像のみならず、それ以降の漂
白又は漂白定着、定着、安定等のすべての工程において
同様のことが言える。
白又は漂白定着、定着、安定等のすべての工程において
同様のことが言える。
さて、補充液補充方式では、現像仕上がり写真特性を
一定に保つには、補充液の成分濃度やpHが経時で変化し
ないことが前提である。特に空気中の酸素との反応によ
る成分の変化やpHの変化をいかに抑えるかが重要な問題
になっている。従来より、pHを一定に維持するために緩
衝能を有する化合物、すなわち、緩衝剤を現像液中に含
有させる方法がとられており、更に又空気酸化による成
分の分解や変化を抑えるために、いわゆる保恒剤を添加
する方法がとられてきている。
一定に保つには、補充液の成分濃度やpHが経時で変化し
ないことが前提である。特に空気中の酸素との反応によ
る成分の変化やpHの変化をいかに抑えるかが重要な問題
になっている。従来より、pHを一定に維持するために緩
衝能を有する化合物、すなわち、緩衝剤を現像液中に含
有させる方法がとられており、更に又空気酸化による成
分の分解や変化を抑えるために、いわゆる保恒剤を添加
する方法がとられてきている。
発色現像液及び補充液の緩衝剤としては炭酸塩がよく
知られており、保恒剤としては亜硫酸塩やヒドロキシル
アミン類が従来よりよく知られてきている。ところで写
真現像処理の分野において近年の急速なミニラボの普及
に伴い補充液の補充により必然的に発生する廃液の公害
問題がクローズアップされてきている。
知られており、保恒剤としては亜硫酸塩やヒドロキシル
アミン類が従来よりよく知られてきている。ところで写
真現像処理の分野において近年の急速なミニラボの普及
に伴い補充液の補充により必然的に発生する廃液の公害
問題がクローズアップされてきている。
このため、廃液量を少なくするための試みがいくつか
なされており、例えば廃液のもととなるオーバーフロー
液を減少させるため、イオン交換樹脂法や電気透析法に
よる現像液の再生法や、濃厚低補充法や、更に別にはオ
ーバーフロー液に再生剤を加え再び補充液として用いる
方法等が提案されている。
なされており、例えば廃液のもととなるオーバーフロー
液を減少させるため、イオン交換樹脂法や電気透析法に
よる現像液の再生法や、濃厚低補充法や、更に別にはオ
ーバーフロー液に再生剤を加え再び補充液として用いる
方法等が提案されている。
現像液の再生は、不要蓄積成分である感光材料からの
溶出成分を除去して不足成分を補うことによって行われ
るが、この方法(イオン交換樹脂法と電気透析法)は化
学分析によって現像液成分を定量し、一定ならしめない
と感光材料の現像処理特性が損なわれるという欠点があ
り、煩雑な管理を必要とし、更にイニシャルコストが極
めて高い欠点もある。
溶出成分を除去して不足成分を補うことによって行われ
るが、この方法(イオン交換樹脂法と電気透析法)は化
学分析によって現像液成分を定量し、一定ならしめない
と感光材料の現像処理特性が損なわれるという欠点があ
り、煩雑な管理を必要とし、更にイニシャルコストが極
めて高い欠点もある。
更にオーバーフロー液に再生剤を加え補充液として再
生使用する方法は特にスキルはいらないもののストック
タンク等のスペースが必要であり、更に現像所にとって
は煩雑である欠点を有する。
生使用する方法は特にスキルはいらないもののストック
タンク等のスペースが必要であり、更に現像所にとって
は煩雑である欠点を有する。
しかるに濃厚低補充法は特に新たな装置を必要とせず
処理管理も容易であるため、極めて有力であり、さかん
に研究開発が行われている。
処理管理も容易であるため、極めて有力であり、さかん
に研究開発が行われている。
補充液を濃厚化する場合に一番問題となるのが、発色
現像主薬が十分に溶解せず、液にごりや沈澱が発生する
ことであり、特に冬季における低温条件下での保存によ
り結晶状の析出物が発生する。
現像主薬が十分に溶解せず、液にごりや沈澱が発生する
ことであり、特に冬季における低温条件下での保存によ
り結晶状の析出物が発生する。
沈澱や結晶が生成すると補充液の発色現像主薬の濃度
が下がり、不充分な最高濃度となり、現像仕上がり写真
特性に影響を与えるばかりでなく、補充ポンプのストレ
ーナー等に詰まり、正常な補充ができなくなることで現
像仕上がり特性が大幅に劣化してしまう。
が下がり、不充分な最高濃度となり、現像仕上がり写真
特性に影響を与えるばかりでなく、補充ポンプのストレ
ーナー等に詰まり、正常な補充ができなくなることで現
像仕上がり特性が大幅に劣化してしまう。
現像液のpHを上げることで、現像主薬の溶解度が増す
ことはこれまで知られてきており、この方法で上記問題
は解決できるが、pHを高くした分、そのpHを維持するの
が困難になり、通常、経時によりpHが低下してしまい、
やはり現像仕上がり特性の劣化を伴い結晶の析出も発生
する。
ことはこれまで知られてきており、この方法で上記問題
は解決できるが、pHを高くした分、そのpHを維持するの
が困難になり、通常、経時によりpHが低下してしまい、
やはり現像仕上がり特性の劣化を伴い結晶の析出も発生
する。
又、補充液の保存される環境を特定の温度に維持させ
ることは難しく、0〜60℃と広い範囲にわたり、特に高
温下ではpH低下が著しく大きいという欠点を有してい
る。このため高pHであっても、上記欠点をもたない発色
現像補充液をつくる手段が切望されていた。
ることは難しく、0〜60℃と広い範囲にわたり、特に高
温下ではpH低下が著しく大きいという欠点を有してい
る。このため高pHであっても、上記欠点をもたない発色
現像補充液をつくる手段が切望されていた。
更に、濃厚化に伴う問題として、発色現像補充液に蒸
発が起こると気液界面に針状の浮遊物が発生する問題及
び蒸発が起こった状態で低温になると結晶物が析出する
問題がある。
発が起こると気液界面に針状の浮遊物が発生する問題及
び蒸発が起こった状態で低温になると結晶物が析出する
問題がある。
そこで、本発明の目的は、第1に、濃厚化のために発
色現像補充液のpHを上げた場合のpHの安定性が改良さ
れ、それによって発色現像主薬が析出する欠点が改良さ
れた発色現像補充液を提供することであり、第2に、発
色現像補充液の蒸発による浮遊物の発生及び蒸発が起こ
った状態で低温になると結晶物が析出する欠点が改良さ
れた発色現像補充液を提供することである。
色現像補充液のpHを上げた場合のpHの安定性が改良さ
れ、それによって発色現像主薬が析出する欠点が改良さ
れた発色現像補充液を提供することであり、第2に、発
色現像補充液の蒸発による浮遊物の発生及び蒸発が起こ
った状態で低温になると結晶物が析出する欠点が改良さ
れた発色現像補充液を提供することである。
その他の目的は以下の記載から明らかとなろう。
本発明者らは、上記目的を達成するため、鋭意検討を
重ねた結果、本発明に至ったものである。すなわち、本
発明は、酸解離指数pKaが9.0〜11.0の化合物、酸解離指
数pKaが11.0〜13.0の化合物及びp−フェニレンジアミ
ン系発色現像主薬を少なくとも含有し、pHが11.0〜13.0
であり、かつ界面活性剤を含有することを特徴とするハ
ロゲン化銀カラー写真感光材料用発色現像補充液であ
る。
重ねた結果、本発明に至ったものである。すなわち、本
発明は、酸解離指数pKaが9.0〜11.0の化合物、酸解離指
数pKaが11.0〜13.0の化合物及びp−フェニレンジアミ
ン系発色現像主薬を少なくとも含有し、pHが11.0〜13.0
であり、かつ界面活性剤を含有することを特徴とするハ
ロゲン化銀カラー写真感光材料用発色現像補充液であ
る。
本発明の効果をよりよく奏するためには、発色現像補
充液のpHが11.0〜12.5であることが好ましく、より好ま
しくは11.5〜12.5である。又、本発明においては、酸解
離指数pKaが9.0〜11.0の化合物とpKaが11.0〜13.0の化
合物を組合わせて使用することが必要であるが、より好
ましくはpKaが9.5〜10.7の化合物とpKa11.5〜12.7の化
合物を組合わせて使用することである。
充液のpHが11.0〜12.5であることが好ましく、より好ま
しくは11.5〜12.5である。又、本発明においては、酸解
離指数pKaが9.0〜11.0の化合物とpKaが11.0〜13.0の化
合物を組合わせて使用することが必要であるが、より好
ましくはpKaが9.5〜10.7の化合物とpKa11.5〜12.7の化
合物を組合わせて使用することである。
ここでいう酸解離指数pKaは「化学便覧基礎編改訂2
版」(丸善株式会社)の993頁記載の定義によるもので
ある。
版」(丸善株式会社)の993頁記載の定義によるもので
ある。
また、本発明の目的をより高度に達成するには、発色
現像補充液に含有させる界面活性剤としてアニオン界面
活性剤又はノニオン界面活性剤を使用することが好まし
い。
現像補充液に含有させる界面活性剤としてアニオン界面
活性剤又はノニオン界面活性剤を使用することが好まし
い。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明に使用される緩衝能をもつ化合物としてpKaが
9.0〜11.0の化合物には例えば以下のものがある。
9.0〜11.0の化合物には例えば以下のものがある。
化 合 物 pKa 4−フェノールスルホン酸 9.05 2−アミノエチルスルホン酸 9.06 アラニン 9.10 4−アミノピリジン 9.11 ヒスチジン 9.18 セリン 9.21 ホウ酸 9.23 アンモニア 9.25 ピロリン酸 9.41 エタノールアミン 9.50 エフェドリン 9.54 ジメチルアミノエチルアミン 9.55 ヒドロキイシプロリン 9.66 2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール 9.69 ロイシン 9.74 グリシン 9.78 トリメチルアミン 9.80 ピペラジン 9.81 エチレンジアミン 9.93 化 合 物 pKa 1−アミノプロパン−3−オール 9.96 アスパラギン酸 10.00 フェノール 10.00 β−アラニン 10.24 炭酸 10.33 CAPS(3−(シクロヘキシルアミノ) プロパンスルホン酸 10.40 γ−アミノブチル酸 10.56 n−プロピルアミン 10.57 メチルアミン 10.62 エチルアミン 10.63 n−ブチルアミン 10.64 sec−ブチルアミン 10.64 トリエチルアミン 10.72 ジメチルアミン 10.77 ジエチルアミン 10.93 ヘキサメチレンジアミン 10.93 4−アセチル−β−メルカプトイソロイシン 10.30 1−アミノシクロヘプタンカルボン酸 10.46 化 合 物 pKa 5−アミノ−N−フェニルスルホン酸 10.95 4−アミノフェノール 10.30 5−アミノ−N−バレイン酸 10.77 カフェイン 10.4 シス−シス−シクロヘキサノン−1,3,5− トリアミン 10.4 1,3−ジアミノ−1−2− アミノチメルプロパン 10.38 デヒドロアスコルビン酸 10.3 α,γ−ジアミノブチル酸 10.4 N,N−ジエチルグリシン 10.47 2,5−ジヒドロキシ安息香酸 10.50 2,3−ジメチルカプトプロパン−1−オール 10.58 2,4−ジメチル−8−ヒドロキシキノリン 10.60 エチルアセトアセテート 10.68 エチレンジアミン四酢酸 10.95 エチルピロリドン 10.43 2,2′−メチレン−ビス (4,5−ジクロロフェノール) 10.65 3−メチルペンタン−2,4−ジオン 10.87 ムレキド 10.50 化 合 物 pKa L−プロリン 10.69 pKaが11.0〜13.0の化合物には例えば以下のものがあ
る。
る。
化 合 物 pKa ピペリジン 11.12 リン酸 12.33 アリザリン−3−スルホン酸 11.01 アスコルビン酸 11.82 ベタイン 12.16 t−ブチルヒドロキサイド 12.80 クロムアズロールS 11.47 コーニイン 11.0 シクロアセチルヒドラジド 11.17 ジエチルピグアニド 11.68 2,3−ジヒドロキシ安息香酸 11.78 3,4−ジヒドロキシ安息香酸 11.74 エリオクロームブラックT 11.55 エチレン−N,N−ジ酢酸 11.05 3−エチルペンタン−ジオン−2,4 11.34 化 合 物 pKa グリコアスコルビン酸 11.58 グルコース 12.43 グルタミド 11.43 グアニルエチル尿素 11.10 o−ヒドロキシ安息香酸 12.38 2−ヒドロキシピリジン 11.62 4−ヒドロキシピリジン 11.09 メチルピペラジン 11.02 ニコチン酸 11.0 ピロカテコール 12.08 ピロガロール 12.63 レゾルシノール 12.32 サリシルアルドキシム 12.11 サリチル酸 12.38 スパルタイン 11.76 5−スルホサリチル酸 12.00 トルヒドロキノン 11.62 タイロン 12.6 キサンチン 11.68 化 合 物 pKa ケイ酸ナトリウム (Na2O・nSiO2 n=0.5〜4) >11.0 本発明は上記化合物に限定されるものではないことは
いうまでもない。
いうまでもない。
本発明の効果を奏するためには、pKaが9.0〜11.0(好
ましくは9.5〜10.7)の化合物を少なくとも一種、及びp
Kaが11.0〜13.0(好ましくは11.5〜12.7)の化合物を各
々少なくとも一種組合せて含んでいればよく、それ以上
何種類も併用してかまわない。又、Na塩、K塩等の各種
の塩の形で使用してもよい。
ましくは9.5〜10.7)の化合物を少なくとも一種、及びp
Kaが11.0〜13.0(好ましくは11.5〜12.7)の化合物を各
々少なくとも一種組合せて含んでいればよく、それ以上
何種類も併用してかまわない。又、Na塩、K塩等の各種
の塩の形で使用してもよい。
最も好ましいのは炭酸(pKa10.33)とリン酸(pKa12.
33)の併用である。使用する量は特に限定されないが、
本発明の効果をよりよく奏するためには、一つの化合物
あたり0.01〜1.0mol/の範囲で使用するのがより好ま
しく、特に好ましくは0.03〜0.5mol/である。
33)の併用である。使用する量は特に限定されないが、
本発明の効果をよりよく奏するためには、一つの化合物
あたり0.01〜1.0mol/の範囲で使用するのがより好ま
しく、特に好ましくは0.03〜0.5mol/である。
前記例示化合物のpKaの値は、「緩衝剤の選択と応用
水素イオン・金属イオン」(D.D.ペリン,B.デンプシー
著、辻啓一訳、講談社サイエンティフィック)及び「ラ
ンゲの化学ハンドブック」(Lamge's Handbook of Chem
istry,11th Edition Edited by John A.Dean.McCGRAW H
ILL BOOK COMPANY,1973)より引用した。
水素イオン・金属イオン」(D.D.ペリン,B.デンプシー
著、辻啓一訳、講談社サイエンティフィック)及び「ラ
ンゲの化学ハンドブック」(Lamge's Handbook of Chem
istry,11th Edition Edited by John A.Dean.McCGRAW H
ILL BOOK COMPANY,1973)より引用した。
本発明の現像補充液のpHは11.0〜13.0の範囲であり、
pHが11.0未満では発色現像主薬の溶解性が悪く発色現像
主薬を10g/以上添加すると液に濁りを発生したり保存
で析出物が発生する。
pHが11.0未満では発色現像主薬の溶解性が悪く発色現像
主薬を10g/以上添加すると液に濁りを発生したり保存
で析出物が発生する。
現像補充液のpHは、好ましくは11.0〜12.5、より好ま
しくは11.5〜12.5である。
しくは11.5〜12.5である。
本発明の発色現像補充液に用いられる発色現像主薬
は、p−フェニレンジアミン系化合物であり、特に好ま
しくは水溶性基をp−フェニレンジアミン系化合物のア
ミノ基又はベンゼン核上に少なくとも1つ有する化合物
である。具体的な水溶性基としては、 −(CH2)n−CH2OH, −(CH2)m−NHSO2−(CH2)n−CH3, −(CH2)m−O−(CH2)n−CH3, −(CH2CH2O)nCmH2m+1(m及びnはそれそれ0以上
の整数を表す。)、−COOH基、−SO3H基等が好ましいも
のとして挙げられる。
は、p−フェニレンジアミン系化合物であり、特に好ま
しくは水溶性基をp−フェニレンジアミン系化合物のア
ミノ基又はベンゼン核上に少なくとも1つ有する化合物
である。具体的な水溶性基としては、 −(CH2)n−CH2OH, −(CH2)m−NHSO2−(CH2)n−CH3, −(CH2)m−O−(CH2)n−CH3, −(CH2CH2O)nCmH2m+1(m及びnはそれそれ0以上
の整数を表す。)、−COOH基、−SO3H基等が好ましいも
のとして挙げられる。
本発明に好ましく用いられる発色現像主薬の具体的例
示化合物を以下に示す。
示化合物を以下に示す。
上記例示した発色現像主薬の中でも本発明に用いて好
ましいのは、例示No.(C−1)、(C−2)、(C−
3)、(C−4)、(C−6)、(C−7)及び(C−
15)で示した化合物であり、特に好ましくはNo.(C−
1)である。
ましいのは、例示No.(C−1)、(C−2)、(C−
3)、(C−4)、(C−6)、(C−7)及び(C−
15)で示した化合物であり、特に好ましくはNo.(C−
1)である。
上記発色現像主薬は通常、塩酸塩、硫酸塩、p−トル
エンスルホン酸塩等の塩のかたちで用いられる。
エンスルホン酸塩等の塩のかたちで用いられる。
本発明において用いられるp−フェニレンジアミン系
化合物は、発色現像補充液1当り1.5×10-2モル以上
であることが好ましく、より好ましくは2.0×10-2〜1.0
×10-1モルの範囲であり、最も好ましくは2.3×10-2〜
8.5×10-2モルの範囲である場合に本発明の効果をより
明確に奏する。
化合物は、発色現像補充液1当り1.5×10-2モル以上
であることが好ましく、より好ましくは2.0×10-2〜1.0
×10-1モルの範囲であり、最も好ましくは2.3×10-2〜
8.5×10-2モルの範囲である場合に本発明の効果をより
明確に奏する。
本発明の発色現像補充液には、従来保恒例として用い
られているヒドロキシルアミンに代えて、特開昭63−14
6043号、同63−146042号、同63−146041号、同63−1460
40号、同63−135938号、同63−118748号記載のヒドロキ
シルアミン誘導体及び特開昭64−62639号及び特開平1
−303438号に記載のヒドロキサム酸類、ヒドラジン類、
まヒドラジド類、フェノール類、α−ヒドロキシケトン
類、α−アミノケトン類、糖類、モノアミン類、ジアミ
ン類、4級アンモニウム塩類、ニトロキシラジカル類、
アルコール類、オキシム類、ジアミド化合物類、縮環式
アミン類などが有機保恒例として好ましく用いられる。
特に下記一般式〔A〕又は〔B〕で示される化合物を含
有させた場合に、本発明の目的の効果及び迅速処理の観
点から好ましく、又発色現像液槽の液面の結晶析出につ
いても良好となり、別なる効果も奏するため、本発明の
より好ましい態様の一つとして挙げられる。
られているヒドロキシルアミンに代えて、特開昭63−14
6043号、同63−146042号、同63−146041号、同63−1460
40号、同63−135938号、同63−118748号記載のヒドロキ
シルアミン誘導体及び特開昭64−62639号及び特開平1
−303438号に記載のヒドロキサム酸類、ヒドラジン類、
まヒドラジド類、フェノール類、α−ヒドロキシケトン
類、α−アミノケトン類、糖類、モノアミン類、ジアミ
ン類、4級アンモニウム塩類、ニトロキシラジカル類、
アルコール類、オキシム類、ジアミド化合物類、縮環式
アミン類などが有機保恒例として好ましく用いられる。
特に下記一般式〔A〕又は〔B〕で示される化合物を含
有させた場合に、本発明の目的の効果及び迅速処理の観
点から好ましく、又発色現像液槽の液面の結晶析出につ
いても良好となり、別なる効果も奏するため、本発明の
より好ましい態様の一つとして挙げられる。
式中、R1及びR2はそれぞれアルキル基又は水素原子を
表す。但しR1及びR2の両方が同時に水素原子であること
はない。又、R1及びR2は環を形成してもよい。
表す。但しR1及びR2の両方が同時に水素原子であること
はない。又、R1及びR2は環を形成してもよい。
一般式〔A〕において、R1及びR2は同時に水素原子で
はないそれぞれアルキル基、アリール基、R′−CO−、
又は水素原子を表すが、R1及びR2で表されるアルキル基
は、同一でも異なってもよく、それぞれ炭素数1〜3の
アルキル基が好ましい。
はないそれぞれアルキル基、アリール基、R′−CO−、
又は水素原子を表すが、R1及びR2で表されるアルキル基
は、同一でも異なってもよく、それぞれ炭素数1〜3の
アルキル基が好ましい。
R′はアルコキシ基、アルキル基又はアリール基を表
す。R1,R2及びR′が表すアルキル基及びアリール基は
置換基をゆうするものも含み、又、R1及びR2は結合して
環を構成してもよく、例えばピペリジン、ピリジン、ト
リアジンやモルホリンの如き複素環を構成してもよい。
す。R1,R2及びR′が表すアルキル基及びアリール基は
置換基をゆうするものも含み、又、R1及びR2は結合して
環を構成してもよく、例えばピペリジン、ピリジン、ト
リアジンやモルホリンの如き複素環を構成してもよい。
一般式〔A〕で示されるヒドロキシルアミン系化合物
の具体的化合物は、米国特許第3,287,125号、同3,293,0
34号及び同3,287,124号等に記載されているが、以下に
特に好ましい具体的例示化合物を示す。
の具体的化合物は、米国特許第3,287,125号、同3,293,0
34号及び同3,287,124号等に記載されているが、以下に
特に好ましい具体的例示化合物を示す。
式中、R11,R12及びR13は各々水素原子、又は置換若し
くは無置換のアルキル基、置換若しくは無置換のアリー
ル基、又は置換若しくは無置換のヘテロ環基を表し、R
14はヒドロキシ基、置換若しくは無置換のアルキル基、
置換若しくは無置換のアリール、置換若しくは無置換の
ヘテロ環基、置換若しくは無置換のアルコキシ基、置換
若しくは無置換のアリールオキシ基、置換若くは無置換
のカルバモイル基又は置換若しくは無置換のアミノ基を
表す。該ヘテロ環基は、5〜6員環であり、C,H,O,N,S
及びハロゲン原子から構成され飽和でも不飽和でもよ
い。R15は−CO−,−SO2−又は−C(=NH)−から選ば
れる2価の基を表し、nは0又は1である。特にn=0
のとき、R14はアルキル基、アリール基及びヘテロ環か
ら選ばれる基を表し、R13とR14は共同してヘテロ環基を
形成してもよい。
くは無置換のアルキル基、置換若しくは無置換のアリー
ル基、又は置換若しくは無置換のヘテロ環基を表し、R
14はヒドロキシ基、置換若しくは無置換のアルキル基、
置換若しくは無置換のアリール、置換若しくは無置換の
ヘテロ環基、置換若しくは無置換のアルコキシ基、置換
若しくは無置換のアリールオキシ基、置換若くは無置換
のカルバモイル基又は置換若しくは無置換のアミノ基を
表す。該ヘテロ環基は、5〜6員環であり、C,H,O,N,S
及びハロゲン原子から構成され飽和でも不飽和でもよ
い。R15は−CO−,−SO2−又は−C(=NH)−から選ば
れる2価の基を表し、nは0又は1である。特にn=0
のとき、R14はアルキル基、アリール基及びヘテロ環か
ら選ばれる基を表し、R13とR14は共同してヘテロ環基を
形成してもよい。
一般式〔B〕中、R11,R12及びR13は水素原子又は炭素
数が1〜10のアルカル基であることが好ましく、特にR
11及びR12は水素原子であることが最も好ましい。
数が1〜10のアルカル基であることが好ましく、特にR
11及びR12は水素原子であることが最も好ましい。
一般式〔B〕中、R14はアルキル基、アリール基、カ
ルバモイル基又はアミノ基であることが好ましく、特に
アルキル基及び置換アルキル基が好ましい。ここで好ま
しいアルキル基の置換基はカルボキシル基、スルホ基、
ニトロ基、アミノ基、ホスホノ基等である。
ルバモイル基又はアミノ基であることが好ましく、特に
アルキル基及び置換アルキル基が好ましい。ここで好ま
しいアルキル基の置換基はカルボキシル基、スルホ基、
ニトロ基、アミノ基、ホスホノ基等である。
以下に、一般式〔B〕で表される化合物の具体例を示
す。
す。
これら一般式〔A〕又は一般式〔B〕で示される化合
物は、通常遊離のアミン、塩酸塩、硫酸塩、p−トルエ
ンスルホン酸塩、シュウ酸塩、リン酸塩、酢酸塩等の形
で用いられる。
物は、通常遊離のアミン、塩酸塩、硫酸塩、p−トルエ
ンスルホン酸塩、シュウ酸塩、リン酸塩、酢酸塩等の形
で用いられる。
発色現像補充液中の前記一般式〔A〕又は一般式
〔B〕で示される化合物の濃度は、通常0.4〜100g/、
好ましくは1.0〜60g/、更に好ましくは2〜30g/で
ある。
〔B〕で示される化合物の濃度は、通常0.4〜100g/、
好ましくは1.0〜60g/、更に好ましくは2〜30g/で
ある。
又、これに一般式〔A〕又は一般式〔B〕で示される
化合物と、従来より用いられているヒドロキシルアミン
及び前記有機保恒例を組合せて用いることもできるが、
好ましくはヒドロキシルアミンを用いない方が現像性の
上から好ましい。
化合物と、従来より用いられているヒドロキシルアミン
及び前記有機保恒例を組合せて用いることもできるが、
好ましくはヒドロキシルアミンを用いない方が現像性の
上から好ましい。
本発明に係わる発色現像補充液には、下記一般式〔I
I〕で示される化合物を含有する際に、発色現像補充液
の空気酸化に対しても改良効果を示すため好ましく用い
られる。
I〕で示される化合物を含有する際に、発色現像補充液
の空気酸化に対しても改良効果を示すため好ましく用い
られる。
式中、R21は炭素数2〜6のヒドロキシアルキル基、R
22及びR23は各々水素原子、炭素数1〜6のアルキル
基、炭素数2〜6のヒドロキシアルキル基、ベンジル基
又は 式を示し、上記式のn1は炭素数1〜6の整数、X1及びY2
は各々水素原子、炭素数1〜6のアルキル基もしくは炭
素数2〜6のヒドロキシアルキル基を示す。
22及びR23は各々水素原子、炭素数1〜6のアルキル
基、炭素数2〜6のヒドロキシアルキル基、ベンジル基
又は 式を示し、上記式のn1は炭素数1〜6の整数、X1及びY2
は各々水素原子、炭素数1〜6のアルキル基もしくは炭
素数2〜6のヒドロキシアルキル基を示す。
前記一般式〔II〕で示される化合物の好ましい具体例
は次の通りである。
は次の通りである。
(II−1)エタノールアミン (II−2)ジエタノールアミン (II−3)トリエタノールアミン (II−4)ジ−イソプロパノールアミン (II−5)2−メチルアミノエタノール (II−6)2−エチルアミノエタノール (II−7)2−ジメチルアミノエタノール (II−8)2−ジエチルアミノエタノール (II−9)1−ジエチルアミノ−2−プロパノール (II−10)1−ジエチルアミノ−1−プロパノール (II−11)3−ジメチルアミノ−1−プロパノール (II−12)イソプロピルアミノエタノール (II−13)3−アミノ−1−プロパノール (II−14)2−アミノ−2−メチル−1,3−プロパンジ
オール (II−15)エチレンジアミンテトライソプロパノール (II−16)ベンジルジエタノールアミン (II−17)2−アミノ−2(ヒドロキシメチル)−1,3
−プロパンジオール これら前記一般式〔II〕で示される化合物は、空気酸
化防止の点から、発色現像補充液1当り2〜200gの範
囲で好ましく用いられ、より好ましくは4〜60gの範囲
で用いられる。
オール (II−15)エチレンジアミンテトライソプロパノール (II−16)ベンジルジエタノールアミン (II−17)2−アミノ−2(ヒドロキシメチル)−1,3
−プロパンジオール これら前記一般式〔II〕で示される化合物は、空気酸
化防止の点から、発色現像補充液1当り2〜200gの範
囲で好ましく用いられ、より好ましくは4〜60gの範囲
で用いられる。
本発明でいう界面活性剤とは分子内に親水基と疎水基
という溶媒に対する溶解性の相反する2つの基をもつ、
いわゆる両溶媒性物質であり、かつ水溶性のものを指
す。
という溶媒に対する溶解性の相反する2つの基をもつ、
いわゆる両溶媒性物質であり、かつ水溶性のものを指
す。
界面活性剤は水溶液でイオン性を示すか否かでイオン
性界面活性剤と非イオン性界面活性剤に分けられ、イオ
ン性界面活性剤は更に水溶液で界面活性を示す部分のイ
オン種により、陰イオン性界面活性剤、陽イオン性界面
活性剤、両性界面活性剤に分けられる。これら界面活性
剤のいずれをも本発明の目的を奏する上で使用すること
ができ、2種以上を組合せて使用することもできる。
性界面活性剤と非イオン性界面活性剤に分けられ、イオ
ン性界面活性剤は更に水溶液で界面活性を示す部分のイ
オン種により、陰イオン性界面活性剤、陽イオン性界面
活性剤、両性界面活性剤に分けられる。これら界面活性
剤のいずれをも本発明の目的を奏する上で使用すること
ができ、2種以上を組合せて使用することもできる。
本発明に好ましく用いられる界面活性剤としては、下
記一般式〔I〕〜〔XI〕で示される化合物が挙げられ
る。
記一般式〔I〕〜〔XI〕で示される化合物が挙げられ
る。
一般式〔I〕 A−OBmCnX 一般式〔I〕において、Aは1価の有機基、例えば炭
素数6〜50、好ましくは6〜35のアルキル基(例えばヘ
キシル、ヘプチル、オクチル、ノニル、デシル、ウンデ
シル又はドデシル等の各基)又は炭素数が3〜35のアル
キル基又は炭素数が2〜35のアルケニル基で置換された
アリール基である。
素数6〜50、好ましくは6〜35のアルキル基(例えばヘ
キシル、ヘプチル、オクチル、ノニル、デシル、ウンデ
シル又はドデシル等の各基)又は炭素数が3〜35のアル
キル基又は炭素数が2〜35のアルケニル基で置換された
アリール基である。
アリール基上に置換する好ましい基としては炭素数が
1〜18のアルキル基(例えばメチル、プロピル、ブチ
ル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、ノニ
ル、デシル、ウンデシル又はドデシル等の非置換アルキ
ル基)、ベンジル、フェネル等の置換アルキル基又は炭
素数2〜20のアルケニル基(例えばオレイル、セチル、
アリル基等の非置換のアルケニル基、スチリル基等の置
換されたアルケニル基)が挙げられる。
1〜18のアルキル基(例えばメチル、プロピル、ブチ
ル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、ノニ
ル、デシル、ウンデシル又はドデシル等の非置換アルキ
ル基)、ベンジル、フェネル等の置換アルキル基又は炭
素数2〜20のアルケニル基(例えばオレイル、セチル、
アリル基等の非置換のアルケニル基、スチリル基等の置
換されたアルケニル基)が挙げられる。
アリール基としてはフェニル、ビフェニル又はナフチ
ル等の各基が挙げられ、好ましくはフェニル基である。
アリール基に置換する位置としては、オルト、メタパラ
位のいずれでもよく、複数の基が置換できる。
ル等の各基が挙げられ、好ましくはフェニル基である。
アリール基に置換する位置としては、オルト、メタパラ
位のいずれでもよく、複数の基が置換できる。
B及びCは各々エチレンオキシ基、プロピレンオキシ
基、トリメチレンオキシ基又は を表す(但し、n1,m1及びl1は各々0,1,2又は3、pは0
又は1である。) m及びnは0〜100の整数を表す。
基、トリメチレンオキシ基又は を表す(但し、n1,m1及びl1は各々0,1,2又は3、pは0
又は1である。) m及びnは0〜100の整数を表す。
Xは水素原子、アルキル基、アラルキル基又はアリー
ル基であり、例えばAで説明した基が挙げられる。
ル基であり、例えばAで説明した基が挙げられる。
一般式〔II〕において、R1は水素原子、脂肪族基又は
アシル基を表し、R2は水素原子又は脂肪族基を表す。
アシル基を表し、R2は水素原子又は脂肪族基を表す。
E1はエチレンオキシ基、E2はプロピレンオキシ基、E3
はエチレンオキシ基を表し、Xはカルボニルオキシ基、
−O−又は 基を表し、R3は脂肪族基、水素原子又は を表し、R4は水素原子又は脂肪族基を表す。
はエチレンオキシ基を表し、Xはカルボニルオキシ基、
−O−又は 基を表し、R3は脂肪族基、水素原子又は を表し、R4は水素原子又は脂肪族基を表す。
l1,l2,m1,m2,n1及びn2は各々0〜100の整数を表す。
一般式〔III〕 R1X−LlCOOM 一般式〔III〕において、R1は脂肪族基(例えば飽和
又は不飽和、置換又は非置換、直鎖又は分岐のアルキル
基)を表し、Xは、 又は を表し(R2及びR3は各々水素原子又はR1で定義した基を
表し)、lは0又は1であり、Mは水素原子又はアルカ
リ金属原子(例えばNa、K等)、アンモニウムイオン又
は有機アンモニウムイオンを表す。Lはアルキレン基を
表す。
又は不飽和、置換又は非置換、直鎖又は分岐のアルキル
基)を表し、Xは、 又は を表し(R2及びR3は各々水素原子又はR1で定義した基を
表し)、lは0又は1であり、Mは水素原子又はアルカ
リ金属原子(例えばNa、K等)、アンモニウムイオン又
は有機アンモニウムイオンを表す。Lはアルキレン基を
表す。
一般式〔IV〕 R1X−LlYmSO3M 一般式〔IV〕において、R1は脂肪族基(例えば飽和又
は不飽和、置換又は非置換、直鎖又は分岐のアルキル
基)を表し、Xは 又は−COO−を表し(R2及びR3は各々水素原子、又はR1
で定義した基を表し)、l及びmは各々0又は1であ
り、Lはアルキレン基を表し、Yは酸素原子を表し、M
はアルカリ金属原子(例えばNa、K、Li等)を表す。
は不飽和、置換又は非置換、直鎖又は分岐のアルキル
基)を表し、Xは 又は−COO−を表し(R2及びR3は各々水素原子、又はR1
で定義した基を表し)、l及びmは各々0又は1であ
り、Lはアルキレン基を表し、Yは酸素原子を表し、M
はアルカリ金属原子(例えばNa、K、Li等)を表す。
一般式〔V〕 A−OCH2CH2OnSO3M 一般式〔V〕において、Mはアルカリ金属原子(例え
ばNa、K、Li等)を表し、nは1〜100の整数であり、
Aは一価の有機基、例えば炭素数が6〜20、好ましくは
6〜12のアルキル基(例えば、ヘキシル、ヘプチル、オ
クチル、ノニル、デシル、ウンデシル又はドデシル等の
各基)、又は炭素数が3〜20のアルキル基で置換された
アリール基であり、置換基として好ましくは炭素数が3
〜12のアルキル基(例えば、プロピル、ブチル、ペンチ
ル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、ノニル、デシル、
ウンデシル又はドデシル等の各基)が挙げられ、アリー
ル基としてはフェニル、トリル、キシニル、ビフェニル
又はナフチル等の各基が挙げられ、好ましくはフェニル
基又はトリル基である。
ばNa、K、Li等)を表し、nは1〜100の整数であり、
Aは一価の有機基、例えば炭素数が6〜20、好ましくは
6〜12のアルキル基(例えば、ヘキシル、ヘプチル、オ
クチル、ノニル、デシル、ウンデシル又はドデシル等の
各基)、又は炭素数が3〜20のアルキル基で置換された
アリール基であり、置換基として好ましくは炭素数が3
〜12のアルキル基(例えば、プロピル、ブチル、ペンチ
ル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、ノニル、デシル、
ウンデシル又はドデシル等の各基)が挙げられ、アリー
ル基としてはフェニル、トリル、キシニル、ビフェニル
又はナフチル等の各基が挙げられ、好ましくはフェニル
基又はトリル基である。
アリール基にアルキル基が結合する位置としては、オ
ルト、メタ、パラ位のいずれでもよい。
ルト、メタ、パラ位のいずれでもよい。
一般式〔VI〕において、R1,R2及びR3は各々置換又は
未置換のアルキル基であり、R1とR2、又はR2とR3は各々
環を形成していてもよい。Aは (R4は水素原子又はアルキル基を表し、nは1,2又は3
を表す)を表す。
未置換のアルキル基であり、R1とR2、又はR2とR3は各々
環を形成していてもよい。Aは (R4は水素原子又はアルキル基を表し、nは1,2又は3
を表す)を表す。
一般式〔VII〕において、R1は一般式〔I〕のAと同
義である。R2は水素原子又はアルキル基(例えば、メチ
ル基、エチル基)を表し、m及びnは各々0,1又は2で
あり、Aはアルキル基又は置換若しくは未置換のアリー
ル基である。
義である。R2は水素原子又はアルキル基(例えば、メチ
ル基、エチル基)を表し、m及びnは各々0,1又は2で
あり、Aはアルキル基又は置換若しくは未置換のアリー
ル基である。
Xは−COOM又は−SO3Hであり、Mは水素原子又はアル
カリ金属原子を表す。
カリ金属原子を表す。
一般式〔VIII〕において、R1,R2,R3及びR4は各々水素
原子、置換若しくは未置換のアルキル基又は置換若しく
は未置換のフェニル基である。
原子、置換若しくは未置換のアルキル基又は置換若しく
は未置換のフェニル基である。
X はハロゲン原子、水酸基、硫酸基、炭酸基、硝酸
基、酢酸基、p−トルエンスルホン酸基等のアニオンを
示す。
基、酢酸基、p−トルエンスルホン酸基等のアニオンを
示す。
一般式〔IX〕において、R1及びR2のうち一方は水素原
子又はアルキル基、他方は式−SO3M(Mは水素原子又は
一価の陽イオンを表す。)で示される基を表す。
子又はアルキル基、他方は式−SO3M(Mは水素原子又は
一価の陽イオンを表す。)で示される基を表す。
Aは酸素原子又は式−N(R5)−(R5は水素原子又は
炭素数1〜8のアルキル基を表す。)で示される基を表
す。
炭素数1〜8のアルキル基を表す。)で示される基を表
す。
R3及びR4は、各々炭素数4〜30のアルキル基を表す。
但し、R3,R4又はR5で表されるアルキル基はフッ素原子
又はヒドロキシル基によって置換されていてもよく、ま
た該アルキル基の炭素原子鎖間にオキシ基が存在してい
てもよい。
但し、R3,R4又はR5で表されるアルキル基はフッ素原子
又はヒドロキシル基によって置換されていてもよく、ま
た該アルキル基の炭素原子鎖間にオキシ基が存在してい
てもよい。
一般式〔X〕及び〔XI〕において、R1,R2,R3、R4及び
R5はそれぞれ水素原子又はアルキル基を表し、Mは一般
式〔III〕におけるMと同義である。n及びpは各々0
〜4の整数を示し、1≦n+p≦8を満足する値であ
る。
R5はそれぞれ水素原子又はアルキル基を表し、Mは一般
式〔III〕におけるMと同義である。n及びpは各々0
〜4の整数を示し、1≦n+p≦8を満足する値であ
る。
以下に一般式〔I〕〜〔XI〕で示される化合物の例示
化合物を挙げるが、これらに限定されるものではない。
化合物を挙げるが、これらに限定されるものではない。
(一般式〔I〕で表される化合物) (一般式〔II〕で表される化合物) (一般式〔III〕で表される化合物) (一般式〔IV〕で表される化合物) (一般式〔V〕で表される化合物) (一般式〔VI〕で表される化合物) (一般式〔VII〕で表される化合物) (一般式〔VIII〕で表される化合物) (一般式〔IX〕で表される化合物) (一般式〔X〕で表される化合物) (一般式〔XI〕で表される化合物) 本発明の発色現像補充液中の界面活性剤の含有量は0.
01〜5.0g/が好ましく、より好ましくは0.02〜2.0g/
である。界面活性剤の含有量が、20g/を越えると沈澱
や液のにごりが生ずる問題があり、実用的でない。
01〜5.0g/が好ましく、より好ましくは0.02〜2.0g/
である。界面活性剤の含有量が、20g/を越えると沈澱
や液のにごりが生ずる問題があり、実用的でない。
本発明に用いられる界面活性剤として好ましく用いら
れるのはノニオン及びアニオン系界面活性剤であり、特
にアニオン系界面活性剤が本発明の効果を奏する上で好
ましい。
れるのはノニオン及びアニオン系界面活性剤であり、特
にアニオン系界面活性剤が本発明の効果を奏する上で好
ましい。
カチオン系界面活性剤は発色現像補充液に添加した場
合、連続処理時、沈澱を生成する場合がある。
合、連続処理時、沈澱を生成する場合がある。
又、本発明にかかわる界面活性剤の効果をより高める
ために、一般にビルダーと呼ばれる物質を併用すること
ができる。ビルダーには炭酸ソーダ、重炭酸ソーダ等の
炭酸塩、メタケイ酸ソーダ、オルソケイ酸ソーダ、セス
キケイ酸ソーダ等のケイ酸塩、ピロリン酸ソーダ、トリ
ポリリン酸ソーダ、テトラリン酸ソーダ等のリン酸塩に
代表される無機ビルダー及びカルボキシメチルセルロー
ス、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、
カルボキシメチルスターチ等に代表される有機ビルダー
があり、いかなるビルダーも使用できるが、より本発明
の効果を奏するものとして有機ビルダーが好ましい。界
面活性剤を含有する溶液は、一般に発泡することが知ら
れているが、写真用処理液の場合、発泡現象は不都合な
ことが多いため、必要に応じて消泡剤を使用することが
できる。
ために、一般にビルダーと呼ばれる物質を併用すること
ができる。ビルダーには炭酸ソーダ、重炭酸ソーダ等の
炭酸塩、メタケイ酸ソーダ、オルソケイ酸ソーダ、セス
キケイ酸ソーダ等のケイ酸塩、ピロリン酸ソーダ、トリ
ポリリン酸ソーダ、テトラリン酸ソーダ等のリン酸塩に
代表される無機ビルダー及びカルボキシメチルセルロー
ス、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、
カルボキシメチルスターチ等に代表される有機ビルダー
があり、いかなるビルダーも使用できるが、より本発明
の効果を奏するものとして有機ビルダーが好ましい。界
面活性剤を含有する溶液は、一般に発泡することが知ら
れているが、写真用処理液の場合、発泡現象は不都合な
ことが多いため、必要に応じて消泡剤を使用することが
できる。
本発明に用いられる発色現像補充液には上記成分の他
に以下の現像液成分を含有させることができる。
に以下の現像液成分を含有させることができる。
必要に応じて、無機及び有機のかぶり防止剤を添加す
ることができる。
ることができる。
更に必要に応じて、現像促進剤も用いることができ
る。現像促進剤としては、米国特許2,648,604号、同3,6
71,247号、特公昭44−9503号公報で代表される各種のピ
リジニウム化合物や、その他のカチオン性化合物、フェ
ノサフラニンのようなカチオン性色素、硝酸タリウムの
如き中性塩、米国特許2,533,990号、同2,531,832号、同
2,950,970号、同2,577,127号及び特公昭44−9504号公報
記載のポリエチレングリコールやその誘導体、ポリチオ
エーテル類等のノニオン性化合物、又米国特許2,304,92
5号に記載されているフェネチルアルコール及びこの
他、アセチレングリコール、メチルエチルケトン、シク
ロヘキサン、チオエーテル類、ピリジン、アンモニア、
ヒドラジン、アミン類等が挙げられる。
る。現像促進剤としては、米国特許2,648,604号、同3,6
71,247号、特公昭44−9503号公報で代表される各種のピ
リジニウム化合物や、その他のカチオン性化合物、フェ
ノサフラニンのようなカチオン性色素、硝酸タリウムの
如き中性塩、米国特許2,533,990号、同2,531,832号、同
2,950,970号、同2,577,127号及び特公昭44−9504号公報
記載のポリエチレングリコールやその誘導体、ポリチオ
エーテル類等のノニオン性化合物、又米国特許2,304,92
5号に記載されているフェネチルアルコール及びこの
他、アセチレングリコール、メチルエチルケトン、シク
ロヘキサン、チオエーテル類、ピリジン、アンモニア、
ヒドラジン、アミン類等が挙げられる。
ベンジルアルコールは本発明では使用が好ましくな
く、かつ上記フェネチルアルコールで代表される貧溶解
性の有機溶媒については、前記本発明の目的を効率的に
達成する上から、その使用を無くすることが好ましい。
その使用は発色現像補充液の長期間に亘る使用によっ
て、特に低補充方式におけるランニング処理においてタ
ールが発生し易く、かかるタール発生は、被処理ペーパ
ー感光材料への付着によって、その商品価値を著しく損
なうという重大な故障を招くことすらある。
く、かつ上記フェネチルアルコールで代表される貧溶解
性の有機溶媒については、前記本発明の目的を効率的に
達成する上から、その使用を無くすることが好ましい。
その使用は発色現像補充液の長期間に亘る使用によっ
て、特に低補充方式におけるランニング処理においてタ
ールが発生し易く、かかるタール発生は、被処理ペーパ
ー感光材料への付着によって、その商品価値を著しく損
なうという重大な故障を招くことすらある。
又、貧溶解性の有機溶媒は水に対する溶解性が悪いた
め、発色現像補充液自身の調製に撹拌器具を要する等の
面倒さがあるばかりでなく、かかる撹拌器具の使用によ
っても、その溶解率の悪さから、現像促進効果にも限界
がある。更に、貧溶解性の有機溶媒は生物化学的酸素要
求量(BOD)等の公害負荷値が大であり、下水道ないし
河川等に廃棄することは不可であり、その廃液処理には
多大の労力と費用を必要とする、等の問題点を有するた
め、ベンジルアルコールのみならず、他の貧溶解性の有
機溶媒についても極力その使用量を減じるか又はなくす
ことが好ましい。
め、発色現像補充液自身の調製に撹拌器具を要する等の
面倒さがあるばかりでなく、かかる撹拌器具の使用によ
っても、その溶解率の悪さから、現像促進効果にも限界
がある。更に、貧溶解性の有機溶媒は生物化学的酸素要
求量(BOD)等の公害負荷値が大であり、下水道ないし
河川等に廃棄することは不可であり、その廃液処理には
多大の労力と費用を必要とする、等の問題点を有するた
め、ベンジルアルコールのみならず、他の貧溶解性の有
機溶媒についても極力その使用量を減じるか又はなくす
ことが好ましい。
本発明の発色現像補充液にはトリアジニルスチルベン
系蛍光増白剤を含有させることが好ましい。
系蛍光増白剤を含有させることが好ましい。
トリアジニルスチルベン系蛍光増白剤としては下記一
般式〔E〕で表されるものが好ましい。
般式〔E〕で表されるものが好ましい。
一般式〔E〕において、X2,X3,Y1及びY2は各々水酸
基、塩素又は臭素等のハロゲン原子、アルキル基(例え
ばメチル、エチル等)、アリール基(例えばフェニル、
メトキシフェニル等)、 又は−OR25を表す。ここでR21及びR22は各々水素原子、
置換基を有していてもよいアルキル基、又は置換基を有
してもよいアリール基を、R23及びR24は各々置換基を有
してもよいアルキレン基を、R25は水素原子、置換基を
有してもよいアルキル基又は置換基を有してもよいアリ
ール基を表し、Mはカチオン(例えばナトリウム、カリ
ウム、リチウム、アンモニウム等)を表す。R21,R22及
びR25で表されるアルキル基は好ましくは炭素数1〜6
であり、上記R23及びR24で表されるアルキレン基は好ま
しくは炭素数1〜2である。
基、塩素又は臭素等のハロゲン原子、アルキル基(例え
ばメチル、エチル等)、アリール基(例えばフェニル、
メトキシフェニル等)、 又は−OR25を表す。ここでR21及びR22は各々水素原子、
置換基を有していてもよいアルキル基、又は置換基を有
してもよいアリール基を、R23及びR24は各々置換基を有
してもよいアルキレン基を、R25は水素原子、置換基を
有してもよいアルキル基又は置換基を有してもよいアリ
ール基を表し、Mはカチオン(例えばナトリウム、カリ
ウム、リチウム、アンモニウム等)を表す。R21,R22及
びR25で表されるアルキル基は好ましくは炭素数1〜6
であり、上記R23及びR24で表されるアルキレン基は好ま
しくは炭素数1〜2である。
上記R21及びR25で表されるアルキル基及びアリール基
並びに上記R23及びR24で表されるアルキレン基の置換基
としてはヒドロキシ基、スルホ基、スルホアミノ基及び
カルボキシアミノ基が好ましい。
並びに上記R23及びR24で表されるアルキレン基の置換基
としてはヒドロキシ基、スルホ基、スルホアミノ基及び
カルボキシアミノ基が好ましい。
の具体例としてはアミノ基、アルキルアミノ基(例えば
メチルアミノ、エチルアミノ、プロピルアミノ、ジメチ
ルアミノ、シクロヘキシルアミノ、β−ヒドロキシエチ
ルアミノ、ジ(β−ヒドロキシエチル)アミノ、β−ス
ルホエチルアミノ、N−(β−スルホエチル)−N′−
メチルアミノ、N−(β−ヒドロキシエチル−N′−メ
チルアミノ等)、又はアリールアミノ基(例えばアニリ
ノ,o−,m−,p−スルホアニリノ、o−,m−,p−クロロア
ニリノ、o−,m−,p−トルイジノ、o−,m−,p−カルボ
キシアニリノ、o,m,p−ヒドロキシアニリノ、スルホナ
フチルアミノ、o−,m−,p−アミノアニリノ、o−,m
−,p−アニジノ等)が挙げられ、 の具体例としてはモルホリノ基が挙げられ、−OR25の具
体例としてはアルコキシ基(例えばメトキシ、エトキ
シ、メトキシエトキシ等)、アリールオキシ基(例えば
フェノキシ、p−スルホフェノキシ等)が挙げられる。
メチルアミノ、エチルアミノ、プロピルアミノ、ジメチ
ルアミノ、シクロヘキシルアミノ、β−ヒドロキシエチ
ルアミノ、ジ(β−ヒドロキシエチル)アミノ、β−ス
ルホエチルアミノ、N−(β−スルホエチル)−N′−
メチルアミノ、N−(β−ヒドロキシエチル−N′−メ
チルアミノ等)、又はアリールアミノ基(例えばアニリ
ノ,o−,m−,p−スルホアニリノ、o−,m−,p−クロロア
ニリノ、o−,m−,p−トルイジノ、o−,m−,p−カルボ
キシアニリノ、o,m,p−ヒドロキシアニリノ、スルホナ
フチルアミノ、o−,m−,p−アミノアニリノ、o−,m
−,p−アニジノ等)が挙げられ、 の具体例としてはモルホリノ基が挙げられ、−OR25の具
体例としてはアルコキシ基(例えばメトキシ、エトキ
シ、メトキシエトキシ等)、アリールオキシ基(例えば
フェノキシ、p−スルホフェノキシ等)が挙げられる。
前記一般式で示される蛍光増白剤のなかで好ましい化
合物はX2,X3,Y1及びY2が全て 又は−OR25である化合であり、最も好ましい化合物はX3
及びY1の一方が−OR25、他方が、 であり、かつX3及びY2の一方が−OR25のとき他方が である化合物である。
合物はX2,X3,Y1及びY2が全て 又は−OR25である化合であり、最も好ましい化合物はX3
及びY1の一方が−OR25、他方が、 であり、かつX3及びY2の一方が−OR25のとき他方が である化合物である。
具体的には、下記の化合物を挙げることができるが、
これに限定されるものではない。
これに限定されるものではない。
本発明に好ましく用いるトリアジニルスチルベン系増
白剤は、例えば化成品工業協会編「蛍光増白剤」(昭和
51年8月発行)8頁に記載されている通常の方法で合成
することができる。
白剤は、例えば化成品工業協会編「蛍光増白剤」(昭和
51年8月発行)8頁に記載されている通常の方法で合成
することができる。
例示化合物の中で特に好ましく用いられるのはE−
4、E−24、E−34、E−35、E−36、E−37、E−41
である。
4、E−24、E−34、E−35、E−36、E−37、E−41
である。
これらトリアジニルスチルベン系増白剤は発色現像補
充液1当り0.2〜10gの範囲であることが好ましく、更
に好ましくは0.4〜5gの範囲である。
充液1当り0.2〜10gの範囲であることが好ましく、更
に好ましくは0.4〜5gの範囲である。
更に、本発明に用いられる発色現像補充液には、必要
に応じて、エチレングリコール、メチルセロソルブ、メ
タノール、アセトン、ジメチルホルムアミド、β−シク
ロデキストリン、その他特公昭47−33378号、同44−950
9号各公報記載の化合物を現像主薬の溶解度を上げるた
めの有機溶剤として使用することができる。
に応じて、エチレングリコール、メチルセロソルブ、メ
タノール、アセトン、ジメチルホルムアミド、β−シク
ロデキストリン、その他特公昭47−33378号、同44−950
9号各公報記載の化合物を現像主薬の溶解度を上げるた
めの有機溶剤として使用することができる。
更に、現像主薬とともに補助現像剤を使用することも
できる。これらの補助現像剤としては、例えばN−メチ
ル−p−アミノフェノールサルフェート(メトール)、
フェニドン、N,N′−ジエチル−p−アミノフェノール
塩酸塩、N,N,N′,N′−テトラメチル−p−フェニレン
ジアミン塩酸塩等が知られており、その添加量としては
通常0.01〜1.0g/が好ましい。
できる。これらの補助現像剤としては、例えばN−メチ
ル−p−アミノフェノールサルフェート(メトール)、
フェニドン、N,N′−ジエチル−p−アミノフェノール
塩酸塩、N,N,N′,N′−テトラメチル−p−フェニレン
ジアミン塩酸塩等が知られており、その添加量としては
通常0.01〜1.0g/が好ましい。
更に又、その他ステイン防止剤、スラッジ防止剤、重
層効果促進剤等各種添加剤を用いることができる。
層効果促進剤等各種添加剤を用いることができる。
又、本発明の発色現像補充液には、特願昭61−191986
号記載の一般式〔I〕〜一般式〔XV〕で示されるキレー
ト剤が添加されることが本発明の目的を効果的に達成す
る観点からより好ましい。
号記載の一般式〔I〕〜一般式〔XV〕で示されるキレー
ト剤が添加されることが本発明の目的を効果的に達成す
る観点からより好ましい。
上記発色現像補充液の各成分は、一定の水に、順次添
加、撹拌して調製することができる。この場合水に対す
る溶解性の低い成分はトリエタノールアミン等の前記有
機溶媒等と混合して添加することができる。
加、撹拌して調製することができる。この場合水に対す
る溶解性の低い成分はトリエタノールアミン等の前記有
機溶媒等と混合して添加することができる。
又、より一般的には、それぞれが安定に共存し得る複
数の成分を濃厚水溶液、又は固体状態で小容器に予め調
製したものを水中に添加、撹拌して調製し、本発明の発
色現像補充液として得ることができる。
数の成分を濃厚水溶液、又は固体状態で小容器に予め調
製したものを水中に添加、撹拌して調製し、本発明の発
色現像補充液として得ることができる。
以下、実施例で本発明を説明する。
実施例1 以下に示すように発色現像補充液を作成した。
発色現像補充液 ジエチレングリコール 15.0g N,N−ジエチルヒドロキシルアミン(A−1) 10.0g ジエチレントリアミン五酢酸 7.5g 亜硫酸カリウム 0.3g 発色現像主薬(3−メチル−4−アミノ−N−エチル
−N−(β−メタンスルホンアミドエチル)−アリニン
硫酸塩)(C−1)(表1記載) 炭酸カリウム(注1) 30g リン酸カリウム(注2) 20g 水を加えて全量を1とし、水酸化カリウム又は硫酸
でpHを表1記載の値に調整する。
−N−(β−メタンスルホンアミドエチル)−アリニン
硫酸塩)(C−1)(表1記載) 炭酸カリウム(注1) 30g リン酸カリウム(注2) 20g 水を加えて全量を1とし、水酸化カリウム又は硫酸
でpHを表1記載の値に調整する。
(注1)pKaが9.0〜11.0の化合物。
(注2)pKaが11.0〜13.0の化合物。
上記各発色現像補充液のにごりの発生度を調べた後、
その液をポリエチレン容器に入れ密栓した状態で0℃の
条件下で3日間保存し、沈澱あるいは結晶といった析出
物の発生を調べた。
その液をポリエチレン容器に入れ密栓した状態で0℃の
条件下で3日間保存し、沈澱あるいは結晶といった析出
物の発生を調べた。
その結果を表1に示す。
表中、○はにごりや析出物の発生が全くみられない状
態を表し、△若干認められる状態、×は明らかに認めら
れる状態を表す。
態を表し、△若干認められる状態、×は明らかに認めら
れる状態を表す。
表1から明らかなように、発色現像液のpHを11.0以上
にすることでにごり、析出物の発生を効果的に抑えるこ
とができる。
にすることでにごり、析出物の発生を効果的に抑えるこ
とができる。
実施例2 以下に示すように発色現像補充液を作成した。
発色現像補充液 ジエチレングリコール 30.0g N,N−ジエチルヒドロキシルアミン(A−1) 10.0g ジエチレントリアミン五酢酸 7.5g 亜硫酸カリウム 0.3g ケイ光増白剤(E−37) 2.0g 発色現像主薬(3−メチル−4−アミノ−N−エチル
−N−(β−メタンスルホンアミドエチル)−アリニン
硫酸塩)(C−1) 12g 緩衝剤(表2及び表3に記載) 各々0.1mol 水を加えて全量を1とし、水酸化カリウム又は硫酸
でpHを表2記載の値に調整する。
−N−(β−メタンスルホンアミドエチル)−アリニン
硫酸塩)(C−1) 12g 緩衝剤(表2及び表3に記載) 各々0.1mol 水を加えて全量を1とし、水酸化カリウム又は硫酸
でpHを表2記載の値に調整する。
作成した発色現像補充液を開口面積が10cm2/である
ガラス容器に入れ、表2記載の温度で7日間保存し、保
存前後での各液のpHの変化(△pH)及び440nmの分光吸
収の変化(△ABS)を測定した。
ガラス容器に入れ、表2記載の温度で7日間保存し、保
存前後での各液のpHの変化(△pH)及び440nmの分光吸
収の変化(△ABS)を測定した。
又、同じ液をポリエチレン容器に入れ、密栓した状態
で0℃の条件下で3日間保存した、沈澱あるいは結晶と
いった析出物の発生を調べた。
で0℃の条件下で3日間保存した、沈澱あるいは結晶と
いった析出物の発生を調べた。
その結果を表3に示す。
表3から、本発明の構成要件をすべて満たす場合にの
み析出の発生、pHの低下、液着色の増大がなくすべてに
わたって良好な結果を示すことがわかる。
み析出の発生、pHの低下、液着色の増大がなくすべてに
わたって良好な結果を示すことがわかる。
使用した緩衝剤を下記表2に示す。
実施例3 発色現像主薬C−1を例示化合物C−3,C−4又は下
記D−1,D−2に変更して実施例2の実験No.2−26と同
様の実験を行った。使用量は等モルとした。結果を表4
に示す。
記D−1,D−2に変更して実施例2の実験No.2−26と同
様の実験を行った。使用量は等モルとした。結果を表4
に示す。
発色現像主薬はC−1,C−3,C−4,D−1,D−2の全てで
本発明の効果を示しているが、とりわけC−1,C−3,C−
4がより効果的であることがわかる。
本発明の効果を示しているが、とりわけC−1,C−3,C−
4がより効果的であることがわかる。
実施例4 保恒剤のN,N−ジエチルヒドロキシルアミンA−1を
例示化合物A−2,A−10,A−13,A−16,A−18,A−21,B−1
5,B−16,B−19,B−26に変更して実施例2の実験No.2−2
6と同様の実験を行った。使用量は等モルとした。比較
として保恒剤無添加の実験も行った。結果を表5に示
す。
例示化合物A−2,A−10,A−13,A−16,A−18,A−21,B−1
5,B−16,B−19,B−26に変更して実施例2の実験No.2−2
6と同様の実験を行った。使用量は等モルとした。比較
として保恒剤無添加の実験も行った。結果を表5に示
す。
表5からわかるように、本文記載の保恒剤を含有させ
ると、本発明の効果をよりよく奏する。
ると、本発明の効果をよりよく奏する。
実施例5 蛍光増白剤(E−37)を例示化合物E−34,E−35,E−
36,E−40,E−41,E−44及び下記化合物F−1,F−2にか
えて実施例2の実験No.2−26と同様の実験を行った。使
用量は等モルとした。又、同時に補充液作製時のにごり
についても評価した。比較として蛍光増白剤無添加の実
験も行った。
36,E−40,E−41,E−44及び下記化合物F−1,F−2にか
えて実施例2の実験No.2−26と同様の実験を行った。使
用量は等モルとした。又、同時に補充液作製時のにごり
についても評価した。比較として蛍光増白剤無添加の実
験も行った。
結果を表6に示す。
表6からわかるようにトリアジニルスチルベン蛍光増
白剤を含有させると、本発明の効果をよりよく奏する。
白剤を含有させると、本発明の効果をよりよく奏する。
実施例6 紙支持体の片面にポリエチレンを、別の面の第1層側
に酸化チタンを含有するポリエチレンをラミネートした
支持体上に以下に示す構成の各層を塗設し、下記の多層
ハロゲン化銀カラー写真感光材料を作成した。
に酸化チタンを含有するポリエチレンをラミネートした
支持体上に以下に示す構成の各層を塗設し、下記の多層
ハロゲン化銀カラー写真感光材料を作成した。
尚、硬膜剤として、下記H−1を使用した。
青感性ハロゲン化銀乳剤の調製方法 40℃に保温した2%ゼラチン水溶液100ml中に下記
(A液)及び(B液)をpAg=6.5,pH=3.0に制御しつつ
30分かけて同時添加し、更に下記(C液)及び(D液)
をpAg=7.3,pH5.5に制御しつつ180分かけて同時添加し
た。
(A液)及び(B液)をpAg=6.5,pH=3.0に制御しつつ
30分かけて同時添加し、更に下記(C液)及び(D液)
をpAg=7.3,pH5.5に制御しつつ180分かけて同時添加し
た。
このとき、pAgの制御は特開昭59−45437号記載の方法
により行い、pHの制御は硫酸又は水酸化ナトリウムの水
溶液を用いて行った。
により行い、pHの制御は硫酸又は水酸化ナトリウムの水
溶液を用いて行った。
(A液) 塩化ナトリウム 3.42g 臭化カリウム 0.03g 水を加えて 200ml (B液) 硝酸銀 10g 水を加えて 200ml (C液) 塩化ナトリウム 102.7g 臭化カリウム 1.0g 水を加えて 600ml (D液) 硝酸銀 300g 水を加えて 600ml 添加終了後、花王アトラス社製デモールNの5%水溶
液と硫酸マグネシウムの20%水溶液を用いて脱塩を行っ
た後、ゼラチン水溶液と混合して平均粒径0.85μm、変
動係数(σ/r)=0.07、塩化銀含有率99.5モル%の単分
散立方体乳剤EMP−1を得た。
液と硫酸マグネシウムの20%水溶液を用いて脱塩を行っ
た後、ゼラチン水溶液と混合して平均粒径0.85μm、変
動係数(σ/r)=0.07、塩化銀含有率99.5モル%の単分
散立方体乳剤EMP−1を得た。
上記乳剤EMP−1に対し、下記化合物を用い、50℃に
て90分化学熟成を行い、青感性ハロゲン化銀乳剤(Em
A)を得た。
て90分化学熟成を行い、青感性ハロゲン化銀乳剤(Em
A)を得た。
チオ硫酸ナトリウム 0.8mg/モルAgX 塩化金酸 0.5mg/モルAgX 安定剤SB−5 6×10-4モル/モルAgX 増感色素 D−1 4.3×10-4モル/モルAgX 増感色素 D−4 0.7×10-4モル/モルAgX 緑感性ハロゲン化銀乳剤の調製方法 (A液)と(B液)の添加時間及び(C液)と(D
液)の添加時間を変更する以外はEMP−1と同様にし
て、平均粒径0.43μm、変動係数(σ/r)=0.08、塩化
銀含有率99.5モル%の単分散立方体乳剤EMP−2を得
た。
液)の添加時間を変更する以外はEMP−1と同様にし
て、平均粒径0.43μm、変動係数(σ/r)=0.08、塩化
銀含有率99.5モル%の単分散立方体乳剤EMP−2を得
た。
EMP−2に対し、下記化合物を用いて55℃で120分化学
熟成を行い、緑感性ハロゲン化銀乳剤(EmB)を得た。
熟成を行い、緑感性ハロゲン化銀乳剤(EmB)を得た。
チオ硫酸ナトリウム 1.5mg/モルAgX 塩化金酸 1.0mg/モルAgX 安定剤 SB−5 6×10-4モル/モルAgX 増感色素 D−2 4×10-4モル/モルAgX 赤感性ハロゲン化銀乳剤の調製方法 (A液)と(B液)の添加時間及び(C液)と(D
液)の添加時間を変更する以外はEMP−1と同様にし
て、平均粒径0.50μm、変動係数(σ/r)0.08、塩化銀
含有率99.5モル%の単分散立方体乳剤EMP−3を得た。
液)の添加時間を変更する以外はEMP−1と同様にし
て、平均粒径0.50μm、変動係数(σ/r)0.08、塩化銀
含有率99.5モル%の単分散立方体乳剤EMP−3を得た。
EMP−3に対し、下記化合物を用いて60℃で90分化学
熟成を行い、赤感性ハロゲン化銀乳剤(EmC)を得た。
熟成を行い、赤感性ハロゲン化銀乳剤(EmC)を得た。
チオ硫酸ナトリウム 1.8mg/モルAgX 塩化金酸 2.0mg/モルAgX 安定剤 SB−5 6×10-4モル/モルAgX 増感色素 D−3 1×10-4モル/モルAgX 得られた感光材料を常法に従って露光後、次の処理条
件と処理液を使用して処理を行った。
件と処理液を使用して処理を行った。
処理条件 発色現像液 発色現像補充液(下記記載) 500ml 塩化カリウム 9.0g 水を加えて全量を1とし、硫酸でpH10.10に調整す
る。
る。
発色現像補充液 ジエチレングリコール 30.0g N,N−ジエチルヒドロキシルアミン 10.0g ジエチレントリアミン五酢酸 7.5g 亜硫酸カリウム 0.3g 蛍光増白剤(E−37) 2.0g 発色現像主薬(3−メチル−4−アミノ−N−エチル
−N−(β−メタンスルホンアミドエチル)−アリニン
硫酸塩)(C−1) 12.0g 緩衝剤1(pKa9〜11の化合物) 0.2mol 緩衝剤2(pKa11〜13の化合物) 0.1mol 水を加えて全量を1とし、水酸化カリウム又は硫酸
でpHを表7記載の値に調整する。
−N−(β−メタンスルホンアミドエチル)−アリニン
硫酸塩)(C−1) 12.0g 緩衝剤1(pKa9〜11の化合物) 0.2mol 緩衝剤2(pKa11〜13の化合物) 0.1mol 水を加えて全量を1とし、水酸化カリウム又は硫酸
でpHを表7記載の値に調整する。
漂白定着液タンク液及び漂白定着補充液 エチレンジアミン四酢酸 第2鉄アンモニウム塩 100g エチレンジアミン四酢酸 3.0g チオ硫酸アンモニウム塩(70%溶液) 150g 亜硫酸アンモニウム(40%溶液) 51g アンモニア水又は氷酢酸でpH5.4に調整するとともに
水を加えて全量を1とする。
水を加えて全量を1とする。
安定タンク液及び安定補充液 オルトフェニルフェノール 0.2g チノパールSFP(チバガイギー社製) 1.0g ZnSO4 0.5g 亜硫酸アンモニウム(40%溶液) 5.0ml 1−ヒドロキシエチリデン−1,1−ジホスホン酸(60
%溶液) 5.0g エチレンジアミン四酢酸 1.5g ベンツイソチアゾリン−3−オン 0.2g アンモニア水又は硫酸でpH7.8とすると共に水で1
とする。
%溶液) 5.0g エチレンジアミン四酢酸 1.5g ベンツイソチアゾリン−3−オン 0.2g アンモニア水又は硫酸でpH7.8とすると共に水で1
とする。
作成したカラーペーパー及び処理液を用いて、ランニ
ング処理を行った。
ング処理を行った。
ランニング処理は自動現像機に上記の発色現像タンク
液を満すと共に、漂白定着タンク液及び安定タンク液を
満し、前記カラーペーパー試料を処理しながら上記した
発色現像補充液と漂白定着補充液と安定補充液を定量ポ
ンプを通じて補充しながら行った。
液を満すと共に、漂白定着タンク液及び安定タンク液を
満し、前記カラーペーパー試料を処理しながら上記した
発色現像補充液と漂白定着補充液と安定補充液を定量ポ
ンプを通じて補充しながら行った。
各補充液のストックタンク及び処理液タンクの開口面
積は50cm2/とし、1日当たり5m2の処理を2週間連続
して行った。
積は50cm2/とし、1日当たり5m2の処理を2週間連続
して行った。
ランニング処理終了後、未露光の試料を処理し、イエ
ローステイン濃度を光電濃度計にて測定した。
ローステイン濃度を光電濃度計にて測定した。
結果を表7に示す。
実施例7 実施例2の実験No.2−26と同じ発色現像補充液を100c
m2/の開口面積になるようにビーカーに入れ、25℃の
温度の下、蒸発により全容量が90%になるまで放置し、
その時の液表面の浮遊物の発生状況を調べた。そして、
その液をポリエチレン容器に入れ、密栓をほどこし、0
℃の条件下で5日間保存し、結晶物の析出状況を調べ
た。
m2/の開口面積になるようにビーカーに入れ、25℃の
温度の下、蒸発により全容量が90%になるまで放置し、
その時の液表面の浮遊物の発生状況を調べた。そして、
その液をポリエチレン容器に入れ、密栓をほどこし、0
℃の条件下で5日間保存し、結晶物の析出状況を調べ
た。
その結果を表8に示す。
浮遊物及び析出物の発生状況は×,△,○,◎の4段
階で評価してあり、◎は全く発生しないこと、○は極め
てわずかであるが発生が認められること、△は明らかに
発生が認められること、×はかなりの量で発生すること
を意味する。
階で評価してあり、◎は全く発生しないこと、○は極め
てわずかであるが発生が認められること、△は明らかに
発生が認められること、×はかなりの量で発生すること
を意味する。
表8から、本発明により、蒸発による濃縮がおこった
場合でも浮遊物の発生及び低温での結晶析出がなく良好
な結果を示すことがわかる。
場合でも浮遊物の発生及び低温での結晶析出がなく良好
な結果を示すことがわかる。
また、界面活性剤にはアニオン性のものがより良好な
結果を示し、添加量は0.01〜5.0g/が好ましく、特に
0.02〜2.0g/の範囲ですぐれた結果を示すことがわか
り、本発明の効果は明白である。
結果を示し、添加量は0.01〜5.0g/が好ましく、特に
0.02〜2.0g/の範囲ですぐれた結果を示すことがわか
り、本発明の効果は明白である。
〔発明の効果〕 本発明によれば、ハロゲン化銀カラー写真感光材料の
発色現像処理に使用される発色現像補充液において、濃
厚化等のために発色現像補充液のpHを上げた場合のpHの
安定性が改良され、それによって発色現像主薬が析出す
る欠点が改良された発色現像補充液が提供され、また、
発色現像補充液の蒸発による浮遊物の発生及び蒸発が起
こった状態で低温になると結晶物が析出する欠点が改良
された発色現像補充液が提供される。
発色現像処理に使用される発色現像補充液において、濃
厚化等のために発色現像補充液のpHを上げた場合のpHの
安定性が改良され、それによって発色現像主薬が析出す
る欠点が改良された発色現像補充液が提供され、また、
発色現像補充液の蒸発による浮遊物の発生及び蒸発が起
こった状態で低温になると結晶物が析出する欠点が改良
された発色現像補充液が提供される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03C 7/44
Claims (2)
- 【請求項1】酸解離指数pKaが9.0〜11.0の化合物、酸解
離指数pKaが11.0〜13.0の化合物及びp−フェニレンジ
アミン系発色現像主薬を少なくとも含有し、pHが11.0〜
13.0であり、かつ界面活性剤を含有することを特徴とす
るハロゲン化銀カラー写真感光材料用発色現像補充液。 - 【請求項2】界面活性剤がアニオン界面活性剤又はノニ
オン界面活性剤であることを特徴とする請求項(1)記
載のハロゲン化銀カラー写真感光材料用発色現像補充
液。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19745890A JP2811116B2 (ja) | 1990-07-24 | 1990-07-24 | ハロゲン化銀カラー写真感光材料用発色現像補充液 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19745890A JP2811116B2 (ja) | 1990-07-24 | 1990-07-24 | ハロゲン化銀カラー写真感光材料用発色現像補充液 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0481751A JPH0481751A (ja) | 1992-03-16 |
JP2811116B2 true JP2811116B2 (ja) | 1998-10-15 |
Family
ID=16374843
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19745890A Expired - Fee Related JP2811116B2 (ja) | 1990-07-24 | 1990-07-24 | ハロゲン化銀カラー写真感光材料用発色現像補充液 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2811116B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0636937B1 (en) | 1993-07-28 | 2000-10-04 | Chugai Photo Chemical Co. Ltd. | color developing agent composition and color developer composition for processing silver halide color photographic material and method of using the same |
-
1990
- 1990-07-24 JP JP19745890A patent/JP2811116B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0481751A (ja) | 1992-03-16 |
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