JP2810582B2 - 横積みされた板状部材の搬送方法 - Google Patents

横積みされた板状部材の搬送方法

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JP2810582B2
JP2810582B2 JP4039722A JP3972292A JP2810582B2 JP 2810582 B2 JP2810582 B2 JP 2810582B2 JP 4039722 A JP4039722 A JP 4039722A JP 3972292 A JP3972292 A JP 3972292A JP 2810582 B2 JP2810582 B2 JP 2810582B2
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哲郎 森
全興 藁科
真人 山田
裕明 池田
恒則 原田
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Hitachi Zosen Corp
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  • Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、床版,壁に用いられ
るPC版などの板状部材を複数枚横積みした状態でクレ
ーンにより吊り上げて搬送する上で板状部材に対する吊
下金物の取付け取り外し作業を簡単に行える横積みされ
た板状部材の搬送方法に関する。
【0002】
【従来の技術】床版などに用いられるPC版をクレーン
で吊りながら所定位置に搬送する場合、落下の危険性を
防止するために、従来では例えば特開昭63−1779
1号公報に示される吊上げ搬送方法が採用されている。
この搬送方法に用いられる吊下金具は、パネルの上下を
貫通して形成された一対の挿通孔に挿通されるととも
に、下面にフランジ状のパネル受けを有する棒状のもの
で、各吊下金具のパネルからの上部突出端にワイヤを係
止し、このワイヤをクレーンフックに玉掛し吊り上げる
ようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この搬
送方法では一作業毎に一枚のパネルの搬送のみを想定し
ており、また吊下金具の着脱毎に人手と労力を必要とし
コストもかかる。一方、ビル建築現場において、例えば
PC床版などは2〜4枚程度にパッケージ化されて供給
される。それゆえ、搬送作業性を考慮するとパッケージ
化されたままの状態で自動的に着脱及び搬送できる方法
が望まれていた。
【0004】この発明は以上の背景に基づきなされたも
のであって、その目的は、板状部材に対する吊下金具の
自動取付け取外しができ、また複数の板状部材を同時搬
送できるようにした横積みされた板状部材の搬送方法を
提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、この発明は、複数の貫通孔を形成した板状部材を、
スペーサブロックを使用し、または、板状部材の貫通孔
の周囲に凹部を形成させておくことによって、上下に間
隔を保持させて横積み状態に複数段配列し、前記各貫通
孔を縦列させる工程と、クレーンに吊下された棒状の吊
下金具を下降させ複数の板状部材を貫通して任意の段の
前記貫通孔内に挿通する工程と、前記吊下金具の前記任
意の段の板状部材からの下面突出端に設けたコッタを水
平に展開して複数の板状部材を支持する工程と、吊下金
具を上昇させて複数の板状部材を所定位置に搬送する工
程と、前記最下段に位置する板状部材の上部にて前記コ
ッタを前記吊下金具の内部に折畳み、前記クレーンを引
き上げて最下段の板状部材離脱させる工程と、を含む
ものである。
【0006】
【作用】以上の構成によれば、吊下金具は複数の板状部
材を貫通して自動的に挿通でき、この状態でコッタによ
り板状部材が支持され、クレーンによる吊上げができ
る。搬送後はコッタを折畳み、クレーンを吊上げれば、
吊下金具は板状部材から自動的に引き抜かれる。なお、
最下段の板状部材を、1枚ずつ残すことにより、複数の
板状部材を抱えた状態で、所定位置に板状部材を1枚ず
つ分配または配置することができる。
【0007】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面を用いて詳
細に説明する。図1はこの発明に用いられる吊下装置の
全体構成を示すものである。この吊下装置1は、クレー
ン2に玉掛けされるワイヤWに水平状態に吊下げられた
H形鋼等からなる水平ビーム3と、水平ビーム3の下部
に所定間隔離して垂設された一対のフレーム4と、各フ
レーム4の先端に一体に垂設される棒状の吊下金具5
と、各吊下金具5の先端に折畳み展開可能に枢支された
コッタ6と、各フレーム4内に配置された油圧シリンダ
7とを備えている。
【0008】前記フレーム4は図2,3に示すように二
つ割り状をなし、その内部に油圧シリンダ7を支持して
いる。
【0009】コッタ6は左右対象の翼型をなすもので、
吊下金具5の先端にピン11を介して回動可能に枢支さ
れ、垂直状態では吊下金具5の先端部において半割り状
をした中空内部に収容され、水平状態ではその両端が吊
下金具5の外周部両側に展開状態に突出する構造であ
る。
【0010】このコッタ6の回転中心から偏心した位置
にはクランクピン12aを介してリンク機構を構成する
クランクレバ―11の先端が連結され、このクランクレ
バ―11の上端は前記油圧シリンダ7のプランジャ7a
にピン12bを介して連結している。
【0011】なお、このピン12bの両端は前記フレー
ム4の両側に上下方向に沿って形成された第1のガイド
溝4aに挿通され、各クランクレバ―11を昇降ガイド
している。また、前記油圧シリンダ7はその両側に突出
したガイドピン14をフレーム4の両側に開口形成され
た長孔状の第2のガイド溝4bに挿通することによりフ
レーム4の内部に僅かに昇降可能に支持されているとと
もに、フレーム4の上端と油圧シリンダ7の上端間に介
挿された圧縮コイルバネ15により、常時下降位置に保
持され、プランジャ7aの突出量誤差による反力を受け
て上昇側に位置させる構造としている。
【0012】吊下装置1に着脱される板状部材、すなわ
ちPC床版8は図4(a)に示すようにパッケージ化さ
れ、数枚横積み状態で準備される。各PC床版8には、
前記吊下金具5の配置間隔に等しい間隔で一対の貫通孔
9が上下に貫通形成されている。
【0013】したがって、横積み状態では図示のごとく
各貫通孔9が拡開面を上面にして縦二列に配列されるこ
とになる。
【0014】次に以上の構成における搬送方法について
説明する。まず設置場所において、スペ−サブロック1
6を使用し、または、板状部材の貫通孔の周囲に凹部を
形成させておくことによって、上下に間隔を保持させ
た、ある段積み状態のPC床版8の上部に水平ビーム3
を移動させ、これをPC床版8上に位置決め配置すれ
ば、各吊下金具5は各挿通孔9に対向する。この状態で
プランジャ7aを後退させておくことにより、コッタ6
は吊下金具5の内部に折畳み収容され、吊下金具5を貫
通孔9内に挿通することができ、水平ビーム3を下降す
れば吊下金具5は貫通孔9内部に挿通できる。吊下金具
5の先端がPC床版8の何枚目の位置にあるかは、例え
ば、水平ビ−ム3に取付けた超音波距離センサ−17に
より測定された最上段のPC床版8の上面と超音波距離
センサ−17との距離と、コッタ6と超音波距離センサ
−17との距離、との差を、PC床版8およびスペ−サ
ブロック16の1枚あたりの厚さの和で除した値によ
り、確認できる。
【0015】吊下金具5の先端が最下段のPC床版8を
突き抜けた状態を確認した後、油圧シリンダ7を駆動し
てプランジャ7aを突出させれば、コッタ6は吊下金具
4の外周両側に水平状態に展開され、吊下金具5は抜止
めされる。
【0016】この状態でワイヤWを吊り上げればコッタ
6は最下段のPC床版8の底面に当接し、図4(b)に
示すようにPC床版8を水平状態に吊り上げることがで
きる。
【0017】次いでPC床版8を所定の場所に設置し、
ここに荷重を預けた後再びプランジャ7aを後退させれ
ば、コッタ6は回動して吊下金具5の内部に収容され
る。その後はワイヤWを若干引上げ、一つ上の段との間
隙に位置させて、プランジャ7aを突出させてコッタ6
を水平に展開させ、ワイヤWを引き上げれば、図4
(c)に示すように最下段の1枚を残してPC床版8を
吊り上げ、水平ビーム3ごと別の場所に移動することが
できる。
【0018】
【発明の効果】以上実施例によって詳細に説明したよう
に、この発明による横積みされた板状部材の搬送方法に
あっては、吊下金具は複数の板状部材を貫通して自動的
に挿通でき、この状態でコッタにより板状部材が支持さ
れ、クレーンによる吊上げができ、また搬送後はコッタ
を折畳みクレーンを吊上げれば、吊下金具は板状部材か
ら自動的に引き抜かれるため、次の効果がある。◎
搬送作業が自動化でき、取付け取外し毎の人手が不要で
ある。 複数の板状部材をパッケージ化された状態で同時搬送
ができ、作業時間を短縮できる。 複数の板状部材をパッケ−ジ化した状態で、そのうち
の1枚ずつを所定位置に分配または配置することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に用いられる吊下装置の全体構成を示
す説明図である。
【図2】同吊下装置の要部を示す側断面である。
【図3】同要部を示す正断面図である。
【図4】(a)〜(c)はPC床版の搬送手順を示す説
明図である。
【符号の説明】
1 吊下装置 5 吊下金具 6 コッタ 8 PC床版(板状部材) 9 貫通孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山田 真人 東京都千代田区神田司町2丁目3番地 株式会社大林組東京本社内 (72)発明者 池田 裕明 東京都千代田区神田司町2丁目3番地 株式会社大林組東京本社内 (72)発明者 原田 恒則 東京都千代田区神田司町2丁目3番地 株式会社大林組東京本社内 (56)参考文献 特開 昭63−17791(JP,A) 実開 平4−14279(JP,U) 実開 昭54−153676(JP,U) 特公 昭42−5773(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04G 21/14

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の貫通孔を形成した板状部材を、ス
    ペーサブロックを使用し、または、板状部材の貫通孔の
    周囲に凹部を形成させておくことによって、上下に間隔
    を保持させて横積み状態に複数段配列し、前記各貫通孔
    を縦列させる工程と、 クレーンに吊下された棒状の吊下金具を下降させ複数の
    板状部材を貫通して任意の段の前記貫通孔内に挿通する
    工程と、 前記吊下金具の前記任意の段の板状部材からの下面突出
    端に設けたコッタを水平に展開して複数の板状部材を支
    持する工程と、 吊下金具を上昇させて複数の板状部材を所定位置に搬送
    する工程と、前記最下段に位置する板状部材の上部にて 前記コッタを
    前記吊下金具の内部に折畳み、前記クレーンを引き上げ
    最下段の板状部材離脱させる工程と、を含むことを
    特徴とする横積みされた板状部材の搬送方法。
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KR102085578B1 (ko) * 2017-06-21 2020-03-06 (주)유주 콘크리트 블록 설치용 가이드 부재
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