JP2809730B2 - 標準・非標準判定装置 - Google Patents
標準・非標準判定装置Info
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Description
【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) この発明は、入力映像信号に含まれる色副搬送波の周
波数と水平同期信号の周波数との比が所定の関係にある
ことを利用して、上記入力映像信号が標準信号であるか
非標準信号であるかを判定する標準・非標準判定装置に
関する。
波数と水平同期信号の周波数との比が所定の関係にある
ことを利用して、上記入力映像信号が標準信号であるか
非標準信号であるかを判定する標準・非標準判定装置に
関する。
(従来の技術) 近年、デジタルIC技術の急速な発展により、家庭用テ
レビジョン受像機においても、画像メモリを使用した3
次元映像信号処理が可能となってきた。
レビジョン受像機においても、画像メモリを使用した3
次元映像信号処理が可能となってきた。
画像メモリを使用した3次元映像信号処理により、静
止画信号において従来の2次元映像信号処理では不可能
であった輝度信号と色信号とのクロストークの完全な除
去が可能となった。
止画信号において従来の2次元映像信号処理では不可能
であった輝度信号と色信号とのクロストークの完全な除
去が可能となった。
この3次元映像信号処理による輝度信号と色信号のク
ロストークの除去は、入力映像信号の色副搬送波周波
数、水平周波数、及び垂直周波数の比が一定の関係にあ
ること利用して行われている。
ロストークの除去は、入力映像信号の色副搬送波周波
数、水平周波数、及び垂直周波数の比が一定の関係にあ
ること利用して行われている。
例えば、NTSC方式の映像信号においては、色副搬送波
周波数をfSC、水平周波数をfH、垂直周波数をfVとする
と、次式に示すような関係を有する。
周波数をfSC、水平周波数をfH、垂直周波数をfVとする
と、次式に示すような関係を有する。
fSC=(455/2)・fH …(1) fH=(525/2)・fV …(2) しかしながら、家庭用のテレビジョン受像機に入力さ
れる映像信号には、上記周波数fSC、fH、fVの比が上記
式(1),(2)の一定の関係を満さない非標準信号が
存在する。例えば、ビデオテープレコーダ、テレビゲー
ムマシン、ビデオディスクプレーヤの特殊使用によって
得られた映像信号などがこれに相当する。このような非
標準信号に対して、3次元の映像信号処理を行うと、表
示画像が劣化する。
れる映像信号には、上記周波数fSC、fH、fVの比が上記
式(1),(2)の一定の関係を満さない非標準信号が
存在する。例えば、ビデオテープレコーダ、テレビゲー
ムマシン、ビデオディスクプレーヤの特殊使用によって
得られた映像信号などがこれに相当する。このような非
標準信号に対して、3次元の映像信号処理を行うと、表
示画像が劣化する。
したがって、入力映像信号が非標準信号である場合
は、映像信号処理を2次元の映像信号処理に切り換える
必要がある。このため、入力映像信号が標準信号である
か非標準信号であるかを判定する標準・非標準判定装置
が必要となる。
は、映像信号処理を2次元の映像信号処理に切り換える
必要がある。このため、入力映像信号が標準信号である
か非標準信号であるかを判定する標準・非標準判定装置
が必要となる。
第8図は従来の標準・非標準信号判定装置の構成を示
す回路図である。
す回路図である。
この装置は、色副搬送波周波数fSCと水平周波数fHと
の比が一定の関係にあることを利用して、入力映像信号
が標準信号か非標準信号かを判定するようになってい
る。
の比が一定の関係にあることを利用して、入力映像信号
が標準信号か非標準信号かを判定するようになってい
る。
すなわち、第8図において、11は水平リファランス信
号(HREF)101が入力される端子である。この水平リフ
ァランス信号(HREF)101は入力映像信号に含まれる水
平同期信号に位相同期した水平周期の基準信号である。
12はクロック信号CK102が入力される端子である。この
クロック信号CK102は、入力映像信号に含まれる色副搬
送波に位相同期し、かつ、この色副搬送波の周波数fSC
の4倍の周波数を有する信号である。
号(HREF)101が入力される端子である。この水平リフ
ァランス信号(HREF)101は入力映像信号に含まれる水
平同期信号に位相同期した水平周期の基準信号である。
12はクロック信号CK102が入力される端子である。この
クロック信号CK102は、入力映像信号に含まれる色副搬
送波に位相同期し、かつ、この色副搬送波の周波数fSC
の4倍の周波数を有する信号である。
NTSC方式の標準信号では、水平リファランス信号(HR
EF)101の周波数fREFとクロック信号(CK)102の周波数
4fSCとの間には、つぎの比例関係が成り立つ。
EF)101の周波数fREFとクロック信号(CK)102の周波数
4fSCとの間には、つぎの比例関係が成り立つ。
4fSC=910・fREF …(3) 13は、平リファランス信号(HREF)101でリセットさ
れ、クロック信号CK102をカウントするカウンタであ
る。14はカウンタ13のカウント出力103に基づいて、標
準水平周期のタイミング信号104を出力するタイミング
発生回路である。15はタイミング信号104をマスク信号
として、このタイミング信号104により水平リファラン
ス信号(HREF)101をマスクすることにより、入力映像
信号が標準信号か非標準信号かを判定する判定回路であ
る。すなわち、判定回路15は、水平リファランス信号
(HREF)101がタイミング信号104でマスクされる場合
は、入力映像信号を標準信号と判定し、マスクされない
場合は、非標準信号と判定する。この判定結果は判定信
号(STD)105として出力される。
れ、クロック信号CK102をカウントするカウンタであ
る。14はカウンタ13のカウント出力103に基づいて、標
準水平周期のタイミング信号104を出力するタイミング
発生回路である。15はタイミング信号104をマスク信号
として、このタイミング信号104により水平リファラン
ス信号(HREF)101をマスクすることにより、入力映像
信号が標準信号か非標準信号かを判定する判定回路であ
る。すなわち、判定回路15は、水平リファランス信号
(HREF)101がタイミング信号104でマスクされる場合
は、入力映像信号を標準信号と判定し、マスクされない
場合は、非標準信号と判定する。この判定結果は判定信
号(STD)105として出力される。
第9図に水平リファランス信号(HREF)101とタイミ
ング信号104とのタイミング関係を示す。
ング信号104とのタイミング関係を示す。
ここで、同図(a)は入力映像信号が標準信号である
場合のタイミングを示し、同図(b)は入力映像信号の
水平周波数fHが標準信号の水平周波数fHより低い場合を
示し、同図(c)は逆に高い場合を示す。
場合のタイミングを示し、同図(b)は入力映像信号の
水平周波数fHが標準信号の水平周波数fHより低い場合を
示し、同図(c)は逆に高い場合を示す。
同図(a)では、タイミング信号104の発生期間に水
平リファランス信号(HREF)101が現れるため、入力映
像信号は標準の映像信号と判定される。これに対し、同
図(b),(c)では、タイミング信号104の発生期間
に水平リファランス信号(HREF)101が現れないため、
入力映像信号は非標準信号と判定される。
平リファランス信号(HREF)101が現れるため、入力映
像信号は標準の映像信号と判定される。これに対し、同
図(b),(c)では、タイミング信号104の発生期間
に水平リファランス信号(HREF)101が現れないため、
入力映像信号は非標準信号と判定される。
以上述べたように、従来の標準・非標準判定装置は、
入力映像信号に基づいてマスク信号を生成し、このマス
ク信号によって入力映像信号に同期して生成された水平
周期の水平リファランス信号HREF101をマスクすること
により、入力映像信号が標準信号か非標準信号かを判定
するようになっている。
入力映像信号に基づいてマスク信号を生成し、このマス
ク信号によって入力映像信号に同期して生成された水平
周期の水平リファランス信号HREF101をマスクすること
により、入力映像信号が標準信号か非標準信号かを判定
するようになっている。
しかし、このような構成の従来の標準・非標準判定装
置においては、つぎのような問題があった。
置においては、つぎのような問題があった。
すなわち、レーザーディスク再生装置においては、静
止画再生等の特殊再生時、再生映像信号は1フィールド
ごとに標準状態と非標準状態を交互に繰り返す。しか
も、標準状態に対する非標準状態の位相ずれは1フレー
ムで140nsecしかない。この1フレームごとに生じる140
nsecという位相ずれは、信号処理の基本クロックとして
使用される周波数4fSCのクロック信号(CK)102の2ク
ロック分しかない。このため、弱電界時や映像信号の平
均レベルが大きく変動する場合のように、水平同期信号
の分離状態が悪化するような場合には、上記位相ずれを
安定に検出することができない。したがって、従来の装
置では、このような特殊再生映像信号が入力されると、
これを標準信号と誤判定してしまうことが多かった。
止画再生等の特殊再生時、再生映像信号は1フィールド
ごとに標準状態と非標準状態を交互に繰り返す。しか
も、標準状態に対する非標準状態の位相ずれは1フレー
ムで140nsecしかない。この1フレームごとに生じる140
nsecという位相ずれは、信号処理の基本クロックとして
使用される周波数4fSCのクロック信号(CK)102の2ク
ロック分しかない。このため、弱電界時や映像信号の平
均レベルが大きく変動する場合のように、水平同期信号
の分離状態が悪化するような場合には、上記位相ずれを
安定に検出することができない。したがって、従来の装
置では、このような特殊再生映像信号が入力されると、
これを標準信号と誤判定してしまうことが多かった。
このように非標準を標準と判定する誤判定は、標準を
非標準と判定する誤判定よりも、信号処理上、画質劣化
に与える影響が大きいので早急に解消する必要がある。
非標準と判定する誤判定よりも、信号処理上、画質劣化
に与える影響が大きいので早急に解消する必要がある。
(発明が解決しようとする課題) 以上述べたように従来の標準・非標準判定装置におい
ては、レーザーディスク再生装置の特殊再生映像信号の
ように、1フレームごとわずかな位相ずれを含む非標準
信号が入力されると、これを標準信号と誤判定してしま
う可能性が高いという問題があった。
ては、レーザーディスク再生装置の特殊再生映像信号の
ように、1フレームごとわずかな位相ずれを含む非標準
信号が入力されると、これを標準信号と誤判定してしま
う可能性が高いという問題があった。
そこで、この発明は1フレームごとにわずかな位相ず
れを含む非標準信号を常に、安定に非標準信号と判定す
ることができる標準・非標準判定装置を提供することを
目的とする。
れを含む非標準信号を常に、安定に非標準信号と判定す
ることができる標準・非標準判定装置を提供することを
目的とする。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 上記目的を達成するためにこの発明は、入力映像信号
の水平同期信号に同期した水平周期の基準信号に対して
1フィールドごとに微小な位相変動を加え、1フィール
ドごとにこの位相変動を加えられた基準信号と上記入力
映像信号の色副搬送波との周波数関係が所定の比例関係
にあるか否かを判定することにより、上記入力映像信号
が標準信号か非標準信号かを判定し、さらに、この判定
出力の波形パターンが所定のパターンを示すか否かを判
定することにより最終的な判定結果を得るようにしたも
のである。
の水平同期信号に同期した水平周期の基準信号に対して
1フィールドごとに微小な位相変動を加え、1フィール
ドごとにこの位相変動を加えられた基準信号と上記入力
映像信号の色副搬送波との周波数関係が所定の比例関係
にあるか否かを判定することにより、上記入力映像信号
が標準信号か非標準信号かを判定し、さらに、この判定
出力の波形パターンが所定のパターンを示すか否かを判
定することにより最終的な判定結果を得るようにしたも
のである。
(作用) 上記構成においては、入力映像信号がレーザディスク
再生装置の特殊再生映像信号である場合のように、1フ
レームごとにわずかな位相ずれを含む非標準信号である
場合、基準信号は少なくとも4フィールドに一回非標準
側に位相をずらされる。したがって、上述したような入
力映像信号であっても、周波数関係の判定に基づく標
準、非標準の判定処理によって少なくとも4フィールド
に一回非標準との判定が得られる可能性が極めて高くな
る。これにより、この判定出力の波形パターンを観察す
ることにより、入力映像信号が非標準信号であることを
安定に判定することができる。
再生装置の特殊再生映像信号である場合のように、1フ
レームごとにわずかな位相ずれを含む非標準信号である
場合、基準信号は少なくとも4フィールドに一回非標準
側に位相をずらされる。したがって、上述したような入
力映像信号であっても、周波数関係の判定に基づく標
準、非標準の判定処理によって少なくとも4フィールド
に一回非標準との判定が得られる可能性が極めて高くな
る。これにより、この判定出力の波形パターンを観察す
ることにより、入力映像信号が非標準信号であることを
安定に判定することができる。
(実施例) 以下、図面を参照しながらこの発明の実施例を詳細に
説明する。
説明する。
第1図はこの発明の一実施例の構成を示す回路図であ
る。
る。
第1図において、21は水平リファランス信号(HREF)
201が入力される端子である。この水平リファランス信
号(HREF)201は、入力映像信号に含まれる水平同期信
号に位相同期した水平周期の基準信号である。
201が入力される端子である。この水平リファランス信
号(HREF)201は、入力映像信号に含まれる水平同期信
号に位相同期した水平周期の基準信号である。
22はクロック信号(CK)202が入力される端子であ
る。このクロック信号(CK)202は、入力映像信号に含
まれる色副搬送波に位相同期し、かつ、この色副搬送波
の周波数fSCの4倍の周波数を有する信号である。
る。このクロック信号(CK)202は、入力映像信号に含
まれる色副搬送波に位相同期し、かつ、この色副搬送波
の周波数fSCの4倍の周波数を有する信号である。
NTSC方式の標準信号では、水平リファランス信号(H
REF)201の周波数fREFとクロック信号(CK)202の周波
数4fscは先の式(3)に示すような比例関係を有する。
REF)201の周波数fREFとクロック信号(CK)202の周波
数4fscは先の式(3)に示すような比例関係を有する。
上記水平リファランス信号(HREF)201は遅延回路23
により遅延される。この遅延量dTは70nsec、つまり、ク
ロック信号(CK)202のクロック周期(1/(4fSC))よ
り小さい値に設定されている。
により遅延される。この遅延量dTは70nsec、つまり、ク
ロック信号(CK)202のクロック周期(1/(4fSC))よ
り小さい値に設定されている。
遅延回路23から出力される遅延水平リファランス信号
(HREF)203と入力端子21に供給される水平リファラン
ス信号(HREF)201は選択回路24に供給される。この選
択回路24は端子25に供給されるフィールドごとに位相が
反転するフレーム周期のタイミング信号FRMに基づいて
両入力信号をフィールドごとに交互に選択する。これに
より、選択回路25からは、1フィールドごとに位相がdT
だけ変動する水平リファランス信号(HREF)205が得ら
れる。
(HREF)203と入力端子21に供給される水平リファラン
ス信号(HREF)201は選択回路24に供給される。この選
択回路24は端子25に供給されるフィールドごとに位相が
反転するフレーム周期のタイミング信号FRMに基づいて
両入力信号をフィールドごとに交互に選択する。これに
より、選択回路25からは、1フィールドごとに位相がdT
だけ変動する水平リファランス信号(HREF)205が得ら
れる。
上記クロック信号CK202は、分周カウンタ26により910
分周される。これにより、この分周カウンタ26の分周周
期は、標準信号の入力時には、その水平周期と一致する
ことになる。
分周される。これにより、この分周カウンタ26の分周周
期は、標準信号の入力時には、その水平周期と一致する
ことになる。
この分周カウンタ26のカウンタ出力206はラッチ回路2
7とロード信号発生回路28に供給される。
7とロード信号発生回路28に供給される。
ラッチ回路27に供給されたカウント出力206は、選択
回路25から出力される水平リファランス信号(HREF)20
5をラッチパルスとしてこのラッチ回路27にラッチされ
る。このラッチ処理により、水平リファランス信号(HR
EF)205の位相が検出される。
回路25から出力される水平リファランス信号(HREF)20
5をラッチパルスとしてこのラッチ回路27にラッチされ
る。このラッチ処理により、水平リファランス信号(HR
EF)205の位相が検出される。
ラッチ回路27のラッチ出力207は、標準信号の入力時
には、分周カウンタ23の分周周期が入力映像信号の水平
周期と一致するため、常に、一定の値を示す。これに対
し、非標準信号の入力時には、上記カウンタ周期と入力
映像信号の水平周期が一致しないため変動する。
には、分周カウンタ23の分周周期が入力映像信号の水平
周期と一致するため、常に、一定の値を示す。これに対
し、非標準信号の入力時には、上記カウンタ周期と入力
映像信号の水平周期が一致しないため変動する。
このようなラッチ回路27のラッチ出力207は平均化回
路29と判定回路30に供給される。
路29と判定回路30に供給される。
平均化回路29は、端子31から入力されるタイミング信
号(VSF)に基づいて、各フィールドごとに連続する例
えば16水平期間(16H)分のラッチ出力207の平均値を求
める。ここで、タイミング信号(VSF)208は入力映像信
号に含まれる垂直同期信号に位相同期した垂直周期のパ
ルス信号で、各フィールドごとに16水平期間だけアクテ
ィブ状態となる。
号(VSF)に基づいて、各フィールドごとに連続する例
えば16水平期間(16H)分のラッチ出力207の平均値を求
める。ここで、タイミング信号(VSF)208は入力映像信
号に含まれる垂直同期信号に位相同期した垂直周期のパ
ルス信号で、各フィールドごとに16水平期間だけアクテ
ィブ状態となる。
平均化回路29の平均化出力209は判定回路30とロード
信号発生回路28に供給される。
信号発生回路28に供給される。
判定回路30は、ラッチ回路27のラッチ出力207が予め
定められた変動許容範囲内に存在するか否かを判定す
る。そして、変動許容範囲内に存在しない場合は、補正
信号210をロード信号発生回路28に供給する。
定められた変動許容範囲内に存在するか否かを判定す
る。そして、変動許容範囲内に存在しない場合は、補正
信号210をロード信号発生回路28に供給する。
判定回路30は、また、平均化回路29の平均化出力209
に基づいて入力映像信号の色副搬送波周波数fSCと水平
周波数fHとの比例関係が標準信号における比例関係、つ
まり、先の式(1)に示す比例関係にあるか否かを判定
する。この判定処理により、入力映像信号が標準信号か
非標準信号かが判定される。
に基づいて入力映像信号の色副搬送波周波数fSCと水平
周波数fHとの比例関係が標準信号における比例関係、つ
まり、先の式(1)に示す比例関係にあるか否かを判定
する。この判定処理により、入力映像信号が標準信号か
非標準信号かが判定される。
この判定は端子32から入力されるタイミング信号(VS
EN)211に基づいて各フィールドごとに行われる。ここ
で、タイミング信号(VSEN)211は入力映像信号に含ま
れる垂直同期信号に位相同期した垂直周期のパルス信号
であり、各フィールドごとに1水平期間(1H)だけアク
ティブ状態となる。
EN)211に基づいて各フィールドごとに行われる。ここ
で、タイミング信号(VSEN)211は入力映像信号に含ま
れる垂直同期信号に位相同期した垂直周期のパルス信号
であり、各フィールドごとに1水平期間(1H)だけアク
ティブ状態となる。
第2図にタイミング信号(VSF)208,(VSEN)211の位
相関係を示す。図では、ハイレベル期間がアクティブ期
間を示す。
相関係を示す。図では、ハイレベル期間がアクティブ期
間を示す。
図示の如く、タイミング信号(VSF)208は16水平期間
(16H)だけアクティブ期間となり、タイミング信号(V
SEN)211はタイミング信号(VSF)208のアクティブ期間
が終了した直後の1水平期間(1H)だけアクティブ期間
となる。タイミング信号(VSF)208のアクティブ期間で
は、上記の如く、平均化回路29で平均化処理が行われ
る。また、タイミング信号(VSEN)211のアクティブ期
間では、上記の如く、判定回路30で入力映像信号の標
準、非標準の判定がなされる。
(16H)だけアクティブ期間となり、タイミング信号(V
SEN)211はタイミング信号(VSF)208のアクティブ期間
が終了した直後の1水平期間(1H)だけアクティブ期間
となる。タイミング信号(VSF)208のアクティブ期間で
は、上記の如く、平均化回路29で平均化処理が行われ
る。また、タイミング信号(VSEN)211のアクティブ期
間では、上記の如く、判定回路30で入力映像信号の標
準、非標準の判定がなされる。
ロード信号発生回路28は、端子32から入力されるタイ
ミング信号(VSEN)のアクティブ期間にロード信号213
を発生する。このロード信号は判定回路30から補正信号
210が得られる場合は、選択回路25から出力される水平
リファランス信号(HREF)205の位相で出力される。一
方、補正信号210が得られない場合は、平均化回路29の
平均化出力209によりカウンタ26のカウンタ出力206の位
相ずれを補正するように出力される。
ミング信号(VSEN)のアクティブ期間にロード信号213
を発生する。このロード信号は判定回路30から補正信号
210が得られる場合は、選択回路25から出力される水平
リファランス信号(HREF)205の位相で出力される。一
方、補正信号210が得られない場合は、平均化回路29の
平均化出力209によりカウンタ26のカウンタ出力206の位
相ずれを補正するように出力される。
ロード信号発生回路28からロード信号213が出力され
ることにより、分周カウンタ26に所定のカウント値がロ
ードされる。これにより、分周カウンタ26の分周動作が
所定の状態に補正される。
ることにより、分周カウンタ26に所定のカウント値がロ
ードされる。これにより、分周カウンタ26の分周動作が
所定の状態に補正される。
上記判定回路30から出力される判定信号(STD1)212
は、連続性検出回路33、シフトレジスタ34、ゲート回路
35に供給される。
は、連続性検出回路33、シフトレジスタ34、ゲート回路
35に供給される。
連続性検出回路33は、判定信号(STD1)212が、所定
のフィールド数にわたって連続して標準を示すとき、RS
フリップフロップ回路36のセット信号214を発生する。
ここで、所定のフィールド数は例えば16フィールド(16
V)に設定されている。
のフィールド数にわたって連続して標準を示すとき、RS
フリップフロップ回路36のセット信号214を発生する。
ここで、所定のフィールド数は例えば16フィールド(16
V)に設定されている。
シフトレジスタ34は判定信号(STD1)212を2フレー
ム(4V)分遅延する。ゲート回路35はシフトレジスタ34
から出力される遅延判定信号(STD1)215と上記判定回
路30から出力される判定信号(STD1)212がともに非標
準を示すとき、上記RSフリップフロップ回路36のリセッ
ト信号216を発生する。
ム(4V)分遅延する。ゲート回路35はシフトレジスタ34
から出力される遅延判定信号(STD1)215と上記判定回
路30から出力される判定信号(STD1)212がともに非標
準を示すとき、上記RSフリップフロップ回路36のリセッ
ト信号216を発生する。
RSフリップフロップ回路36のQ出力は標準、非標準の
最終的な判定信号(STD2)217として用いられる。
最終的な判定信号(STD2)217として用いられる。
上記構成において、動作を説明する。
第3図は、入力映像信号はレーザディスク再生装置の
特殊再生映像信号である場合において、遅延回路23と選
択回路24により水平リファランス信号(HREF)201に加
えられる位相変動の様子を示す信号波形図である。
特殊再生映像信号である場合において、遅延回路23と選
択回路24により水平リファランス信号(HREF)201に加
えられる位相変動の様子を示す信号波形図である。
同図(a)において、実線はこの水平リファランス信
号(HREF)201を示す。また、破線は遅延回路23により
加えられる位相変動dTを示す。同図(b)はフレーム周
期のタイミング信号(FRM)204を示す。
号(HREF)201を示す。また、破線は遅延回路23により
加えられる位相変動dTを示す。同図(b)はフレーム周
期のタイミング信号(FRM)204を示す。
水平リファランス信号(HREF)201は上記特殊再生映
像信号に含まれる水平同期信号に同期する信号であるた
め、1フレームごとに約140nsecの位相ずれを含む。こ
れをフィールドごとの位相変動dTを加えることにより、
選択回路25から出力される水平リファランス信号(HRE
F)205には、2フレームに一度140nsec+dTの位相変化
が生じる。つまり、水平リファランス信号(HREF)205
には、2フレームに一度非標準側に位相変動を起こす。
これにより、周波数4fSCのクロック信号(CK)により2
クロック分の位相ずれ(140nsec)を検出するとして
も、2フレーム(4V)に一度dT分のマージンがとれるた
め、少なくとも2フレームに一度は上記判定回路30によ
って上記特殊再生映像信号が非標準信号と判定される可
能性が極めて高くなる。
像信号に含まれる水平同期信号に同期する信号であるた
め、1フレームごとに約140nsecの位相ずれを含む。こ
れをフィールドごとの位相変動dTを加えることにより、
選択回路25から出力される水平リファランス信号(HRE
F)205には、2フレームに一度140nsec+dTの位相変化
が生じる。つまり、水平リファランス信号(HREF)205
には、2フレームに一度非標準側に位相変動を起こす。
これにより、周波数4fSCのクロック信号(CK)により2
クロック分の位相ずれ(140nsec)を検出するとして
も、2フレーム(4V)に一度dT分のマージンがとれるた
め、少なくとも2フレームに一度は上記判定回路30によ
って上記特殊再生映像信号が非標準信号と判定される可
能性が極めて高くなる。
つぎに、電源投入時などの初期状態でのカウンタロー
ドは、タイミング信号(VSEN)211のアクティブ期間内
に選択回路25から水平リファランス信号(HREF)205が
出力されたとき行われる。このとき、分周カウンタ23に
は、例えば“512"がロードされる。
ドは、タイミング信号(VSEN)211のアクティブ期間内
に選択回路25から水平リファランス信号(HREF)205が
出力されたとき行われる。このとき、分周カウンタ23に
は、例えば“512"がロードされる。
入力映像信号が標準信号である場合、分周カウンタ23
の分周周期が入力映像信号の水平周期に一致するため、
ラッチ回路27のラッチ出力207の値は常に“512"にな
る。一方、入力映像信号が非標準信号である場合は、分
周カウンタ23の分周周期が入力映像信号の水平周期と一
致しないため、ラッチ回路27のラッチ出力207の値は512
からだんだんずれる。
の分周周期が入力映像信号の水平周期に一致するため、
ラッチ回路27のラッチ出力207の値は常に“512"にな
る。一方、入力映像信号が非標準信号である場合は、分
周カウンタ23の分周周期が入力映像信号の水平周期と一
致しないため、ラッチ回路27のラッチ出力207の値は512
からだんだんずれる。
判定回路30は、ラッチ回路27のラッチ出力207の値が
垂直周期内でかなりずれた場合、例えば、(512−8)
〜(512+7)の変動許容範囲からずれた場合、補正信
号210を出力して入力映像信号を非標準信号と判定す
る。
垂直周期内でかなりずれた場合、例えば、(512−8)
〜(512+7)の変動許容範囲からずれた場合、補正信
号210を出力して入力映像信号を非標準信号と判定す
る。
一方、入力映像信号が標準信号に近いためにラッチ出
力207の値が上記変動許容範囲内に存在するような場合
には、補正信号210を出力しないとともに、平均化回路2
9の平均化出力209を用いて標準、非標準の判定を行う。
力207の値が上記変動許容範囲内に存在するような場合
には、補正信号210を出力しないとともに、平均化回路2
9の平均化出力209を用いて標準、非標準の判定を行う。
この判定にラッチ回路27のラッチ出力207を用いず平
均化回路29の平均化出力209を用いるのは次のような理
由による。
均化回路29の平均化出力209を用いるのは次のような理
由による。
すなわち、入力映像信号が安定した標準信号である場
合、ラッチ回路27のラッチ出力207の値は常に“512"に
なる。
合、ラッチ回路27のラッチ出力207の値は常に“512"に
なる。
しかし、外乱等により入力映像信号にノイズが混入す
ると、水平リファランス信号HREF202にジッタが生じ
る。これにより、ラッチ回路27のラッチ出力207の値
は、入力映像信号が標準信号であるにもかかわらず、
“512"を中心に数クロック分ずれる。
ると、水平リファランス信号HREF202にジッタが生じ
る。これにより、ラッチ回路27のラッチ出力207の値
は、入力映像信号が標準信号であるにもかかわらず、
“512"を中心に数クロック分ずれる。
そこで、ラッチ回路27のラッチ出力207を平均化回路2
9により平均化することにより、上記ジッタの影響が軽
減されたデータを用いて判定を行うようにしているわけ
である。
9により平均化することにより、上記ジッタの影響が軽
減されたデータを用いて判定を行うようにしているわけ
である。
判定回路30は平均化出力207の値がある範囲内、例え
ば(512−2)−(512+2)の範囲内にある場合は、入
力映像信号を標準信号と判定し、この範囲から外れた場
合は、非標準信号と判定する。
ば(512−2)−(512+2)の範囲内にある場合は、入
力映像信号を標準信号と判定し、この範囲から外れた場
合は、非標準信号と判定する。
ロード信号発生回路28は、タイミング信号(VSEN)21
1のアクティブ期間に動作状態となり、ロード信号213を
発生する。このロード信号213は、判定回路30から補正
信号210が得られる場合は、水平リファランス信号(HRE
F)205の位相で出力される。一方、補正信号210が得ら
れない場合は、平均化回路29の平均化出力209に基づい
て分周カウンタ26のカウンタ出力206の位相ずれ補正す
るように出力される。これにより、電源投入時等のよう
に、分周カウンタ26のカウント値206の位相ずれが大き
い場合には、分周カウンタ23の分周動作は、水平リファ
ランス信号(HREF)205のタイミングで所定の状態に補
正され、ずれが小さい場合には、ジッタの影響の少ない
平均化出力209に基いて所定の状態の補正される。
1のアクティブ期間に動作状態となり、ロード信号213を
発生する。このロード信号213は、判定回路30から補正
信号210が得られる場合は、水平リファランス信号(HRE
F)205の位相で出力される。一方、補正信号210が得ら
れない場合は、平均化回路29の平均化出力209に基づい
て分周カウンタ26のカウンタ出力206の位相ずれ補正す
るように出力される。これにより、電源投入時等のよう
に、分周カウンタ26のカウント値206の位相ずれが大き
い場合には、分周カウンタ23の分周動作は、水平リファ
ランス信号(HREF)205のタイミングで所定の状態に補
正され、ずれが小さい場合には、ジッタの影響の少ない
平均化出力209に基いて所定の状態の補正される。
以上の動作により、判定回路30から1フィールドごと
に入力映像信号が標準か非標準かを示す判定信号(ST
D1)が得られる。
に入力映像信号が標準か非標準かを示す判定信号(ST
D1)が得られる。
連続性検出回路33、シフトレジスタ34、ゲート回路3
5、RSフリップフロップ回路36は、上記判定信号(ST
D1)の波形パターンが所定のパターンを示すか否かを判
定することにより、最終的な判定信号(STD2)を得る。
5、RSフリップフロップ回路36は、上記判定信号(ST
D1)の波形パターンが所定のパターンを示すか否かを判
定することにより、最終的な判定信号(STD2)を得る。
ここで、連続性検出回路33は標準から非標準への判定
切換えに用いられる。すなわち、この連続性検出回路33
は、上記の如く、判定回路30から標準であるとの判定結
果が16フィールド(16V)にわたって連続して得られる
場合に、RSフリップフロップ回路36をセット状態にす
る。これにより、RSフリップフロップ回路36から出力さ
れる判定信号(STD2)217のレベルがローレベルからハ
イレベルに切り換えられる。その結果、判定信号(ST
D2)217によって示される判定結果は非標準から標準に
変わる。
切換えに用いられる。すなわち、この連続性検出回路33
は、上記の如く、判定回路30から標準であるとの判定結
果が16フィールド(16V)にわたって連続して得られる
場合に、RSフリップフロップ回路36をセット状態にす
る。これにより、RSフリップフロップ回路36から出力さ
れる判定信号(STD2)217のレベルがローレベルからハ
イレベルに切り換えられる。その結果、判定信号(ST
D2)217によって示される判定結果は非標準から標準に
変わる。
この非標準から標準への判定の切換えの様子を第4図
に示す。
に示す。
図中、(a)は判定回路30から出力される判定信号
(STD1)212を示し、(b)は連続性検出回路33から出
力されるセット信号214を示し、(c)はRSフリップフ
ロップ回路36から出力される判定信号(STD2)を示す。
ここで、判定信号(STD1),(STD2)は、ローレベルで
非標準を示し、ハイレベルで標準を示す。また、セット
信号214は立下がりタイミングでRSフリップフロップ回
路36をセット状態にする。
(STD1)212を示し、(b)は連続性検出回路33から出
力されるセット信号214を示し、(c)はRSフリップフ
ロップ回路36から出力される判定信号(STD2)を示す。
ここで、判定信号(STD1),(STD2)は、ローレベルで
非標準を示し、ハイレベルで標準を示す。また、セット
信号214は立下がりタイミングでRSフリップフロップ回
路36をセット状態にする。
図示の如く、判定信号(STD2)は判定信号(STD1)が
ハイレベルになってからこの状態を16フィールド(16
V)に渡って連続して維持する時、初めてハイレベルに
切り換わる。
ハイレベルになってからこの状態を16フィールド(16
V)に渡って連続して維持する時、初めてハイレベルに
切り換わる。
シフトレジスタ34とゲート回路35は、非標準から標準
への判定切換えに用いられる。すなわち、ゲート回路35
は判定回路30から出力される現フィールドの判定信号
(STD1)212とシフトレジスタ34から出力される2フレ
ーム前のフィールドの判定信号(STD1)215がともに非
標準であることを示している場合に、RSフリップフロッ
プ回路36をリセット状態にする。これにより、RSフリッ
プフロップ回路36から出力される判定信号(STD2)のレ
ベルがハイレベルからローレベルに切り換えられる。そ
の結果、判定信号(STD2)によって示される判定結果は
非標準から標準に変わる。
への判定切換えに用いられる。すなわち、ゲート回路35
は判定回路30から出力される現フィールドの判定信号
(STD1)212とシフトレジスタ34から出力される2フレ
ーム前のフィールドの判定信号(STD1)215がともに非
標準であることを示している場合に、RSフリップフロッ
プ回路36をリセット状態にする。これにより、RSフリッ
プフロップ回路36から出力される判定信号(STD2)のレ
ベルがハイレベルからローレベルに切り換えられる。そ
の結果、判定信号(STD2)によって示される判定結果は
非標準から標準に変わる。
この判定切換えの様子を第5図に示す。
図中、(a)は判定回路30から出力される判定信号
(STD1)212を示し、(b)はゲート回路35から出力さ
れるリセット信号216を示し、(c)はRSフリップフロ
ップ回路36から出力される判定信号(STD2)を示す。こ
こで、リセット信号216は立下がりタイミングでRSフリ
ップフロップ回路36をリセット状態にする。
(STD1)212を示し、(b)はゲート回路35から出力さ
れるリセット信号216を示し、(c)はRSフリップフロ
ップ回路36から出力される判定信号(STD2)を示す。こ
こで、リセット信号216は立下がりタイミングでRSフリ
ップフロップ回路36をリセット状態にする。
図示の如く、判定信号(STD2)は現フィールドの判定
信号(STD1)がローレベルであり、かつ、2フレーム前
の判定信号(STD1)もローレベルの時、ローレベルに切
り換わる。
信号(STD1)がローレベルであり、かつ、2フレーム前
の判定信号(STD1)もローレベルの時、ローレベルに切
り換わる。
以上説明したような構成によれば、入力映像信号がレ
ーザディスク再生装置の特殊再生映像信号である場合、
安定に非標準との判定結果を得ることができる。
ーザディスク再生装置の特殊再生映像信号である場合、
安定に非標準との判定結果を得ることができる。
すなわち、上記特殊再生映像信号の水平同期信号に同
期して得られる水平リファランス信号(HREF)201は、
第3図を参照しながら説明したように、位相変動付加処
理によって2フレーム(4V)に一回非標準側に位相をず
らされる。したがって、水平リファランス信号(HREF)
201の位相変動が140nsecしかなく、標準と判定されやす
いとしても、位相変動dTの強制付加によるマージンによ
り、入力映像信号は少なくと2フレームに一回非標準信
号と判定される可能性が極めて高い。この様子を第6図
(a)に示す。なお、図には、入力映像信号が標準信号
から上記特殊再生映像信号に切り換えられた様子を示
す。また、図には、2フレーム(4V)に一回だけ非標準
と判定され、その他の期間は標準と判定される場合を示
す。
期して得られる水平リファランス信号(HREF)201は、
第3図を参照しながら説明したように、位相変動付加処
理によって2フレーム(4V)に一回非標準側に位相をず
らされる。したがって、水平リファランス信号(HREF)
201の位相変動が140nsecしかなく、標準と判定されやす
いとしても、位相変動dTの強制付加によるマージンによ
り、入力映像信号は少なくと2フレームに一回非標準信
号と判定される可能性が極めて高い。この様子を第6図
(a)に示す。なお、図には、入力映像信号が標準信号
から上記特殊再生映像信号に切り換えられた様子を示
す。また、図には、2フレーム(4V)に一回だけ非標準
と判定され、その他の期間は標準と判定される場合を示
す。
このように、判定信号(STD1)212が2フレームに一
回非標準を示すことにより、判定信号(STD1)212が最
初に非標準を示すタイミングT1から2フレームが経過
し、判定信号(STD1)212が再び非標準を示すタイミン
グT2で、(b)に示すように、リセット信号216が出力
される。これにより、(c)に示すように、判定信号
(STD2)217がローレベルになり、非標準との判定結果
が得られる。
回非標準を示すことにより、判定信号(STD1)212が最
初に非標準を示すタイミングT1から2フレームが経過
し、判定信号(STD1)212が再び非標準を示すタイミン
グT2で、(b)に示すように、リセット信号216が出力
される。これにより、(c)に示すように、判定信号
(STD2)217がローレベルになり、非標準との判定結果
が得られる。
この状態は、第4図で説明したように、判定信号(ST
D1)212が16フィールド(16V)に渡って連続して標準を
示さない限り切り換えられないので、安定に保持され
る。
D1)212が16フィールド(16V)に渡って連続して標準を
示さない限り切り換えられないので、安定に保持され
る。
このように、この実施例では、入力映像信号が特殊再
生映像信号に切り換えられた場合、これを確実に判定
し、かつ、この特殊再生映像信号が入力されている間
は、非標準との判定結果を安定に出力し続けることがで
きる。
生映像信号に切り換えられた場合、これを確実に判定
し、かつ、この特殊再生映像信号が入力されている間
は、非標準との判定結果を安定に出力し続けることがで
きる。
また、このような構成によれば、標準信号の入力時
に、ジッタ等の影響により判定回路30から一時的に非標
準との判定信号(STD1)212が得られたとしても、この
判定信号(STD1)212が2フレーム(4V)前も非標準を
示していなければ、判定信号(STD2)217は非標準に切
り換えられない。この様子を第7図に示す。仮に、2フ
レーム前も非標準を示していたとしても、その後、判定
信号(STD1)212が16フィールドにわたって標準を示せ
ば、判定信号(STD2)217は、一旦、非標準に切り換え
られた後、16フィールド後に、再び、標準に切り換えら
れる。
に、ジッタ等の影響により判定回路30から一時的に非標
準との判定信号(STD1)212が得られたとしても、この
判定信号(STD1)212が2フレーム(4V)前も非標準を
示していなければ、判定信号(STD2)217は非標準に切
り換えられない。この様子を第7図に示す。仮に、2フ
レーム前も非標準を示していたとしても、その後、判定
信号(STD1)212が16フィールドにわたって標準を示せ
ば、判定信号(STD2)217は、一旦、非標準に切り換え
られた後、16フィールド後に、再び、標準に切り換えら
れる。
また、逆に、非標準信号の入力時に、ジッタ等の影響
により判定回路30から一時的に標準との判定信号(ST
D1)が得られたとしても、この状態が16フィールドにわ
たって続かない限り、判定信号(STD2)が標準に切り換
わることがない。
により判定回路30から一時的に標準との判定信号(ST
D1)が得られたとしても、この状態が16フィールドにわ
たって続かない限り、判定信号(STD2)が標準に切り換
わることがない。
このようにこの実施例では、ジッタの影響による判定
回路30の誤判定に影響されることなく、常に、安定な判
定信号(STD2)を出力することができる。
回路30の誤判定に影響されることなく、常に、安定な判
定信号(STD2)を出力することができる。
また、位相変動量dTは70nsec以下、つまり、位相検出
上の不感帯幅以下に設定されているので、この位相変動
量dTを付加することにより標準信号や通常の非標準信号
の位相検出に悪影響を与えることもない。
上の不感帯幅以下に設定されているので、この位相変動
量dTを付加することにより標準信号や通常の非標準信号
の位相検出に悪影響を与えることもない。
以上この発明の一実施例を詳細に説明したが、この発
明は、先の実施例に限らず、色副搬送波周波数と水平周
波数との比が所定の比例関係にあることを利用して、標
準、非標準を判定する装置一般に適用可能である。した
がって、例えば、先の第1図で破線で囲む部分を第8図
の回路で置き換えてもよい。
明は、先の実施例に限らず、色副搬送波周波数と水平周
波数との比が所定の比例関係にあることを利用して、標
準、非標準を判定する装置一般に適用可能である。した
がって、例えば、先の第1図で破線で囲む部分を第8図
の回路で置き換えてもよい。
この他にも、この発明はその要旨を逸脱しない範囲で
種々様々変形実施可能である。
種々様々変形実施可能である。
[発明の効果] 以上述べたようにこの発明によれば、レーザディスク
装置の特殊再生映像信号のように、標準信号に非常に近
い非標準信号も安定に非標準と判定することができ、か
つ、ジッタによる誤判定にも強い標準・非標準判定装置
を提供することができる
装置の特殊再生映像信号のように、標準信号に非常に近
い非標準信号も安定に非標準と判定することができ、か
つ、ジッタによる誤判定にも強い標準・非標準判定装置
を提供することができる
第1図はこの発明の一実施例の構成を示す回路図、第2
図乃至第7図は第1図の動作を説明するための信号波形
図、第8図は従来の装置の構成を示す回路図、第9図は
第8図の動作を説明するための信号波形図である。 21,22,25,31,32……端子、23……遅延回路、24……選択
回路、26……分周カウンタ、27……ラッチ回路、28……
ロード信号発生回路、29……平均化回路、30……判定回
路、33……連続性検出回路、34……シフトレジスタ、35
……ゲート回路、36……RSフリップフロップ回路。
図乃至第7図は第1図の動作を説明するための信号波形
図、第8図は従来の装置の構成を示す回路図、第9図は
第8図の動作を説明するための信号波形図である。 21,22,25,31,32……端子、23……遅延回路、24……選択
回路、26……分周カウンタ、27……ラッチ回路、28……
ロード信号発生回路、29……平均化回路、30……判定回
路、33……連続性検出回路、34……シフトレジスタ、35
……ゲート回路、36……RSフリップフロップ回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04N 9/00 H04N 9/43 - 9/898
Claims (2)
- 【請求項1】入力映像信号に含まれる水平同期信号に同
期した水平周期の基準信号に対して1フィールドごとに
微小な位相変動を加える位相変動付加手段と、 1フィールドごとに、この位相変動付加手段によって位
相変動を加えられた上記基準信号と上記入力映像信号に
含まれる色副搬送波との周波数関係が所定の比例関係に
あるか否かを判定することにより、上記入力映像信号が
標準信号か非標準信号かを判定する第1の判定手段と、 この第1の判定手段の判定出力の波形パターンが所定の
パターンか否かを判定することにより、上記入力映像信
号が標準信号か否かを判定する第2の判定手段と を具備したことを特徴とする標準・非標準判定装置。 - 【請求項2】上記第2の判定手段は、 上記第1の判定手段が所定期間にわたって連続して上記
入力映像信号が標準信号であると判定する場合は、上記
入力映像信号を標準信号と判定し、2n(nは正の整数)
フレームごとに非標準信号であると判定する場合は、上
記入力映像信号を非標準信号と判定するように構成され
ていることを特徴とする請求項1記載の標準・非標準判
定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20475589A JP2809730B2 (ja) | 1989-08-09 | 1989-08-09 | 標準・非標準判定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20475589A JP2809730B2 (ja) | 1989-08-09 | 1989-08-09 | 標準・非標準判定装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0370291A JPH0370291A (ja) | 1991-03-26 |
JP2809730B2 true JP2809730B2 (ja) | 1998-10-15 |
Family
ID=16495809
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20475589A Expired - Fee Related JP2809730B2 (ja) | 1989-08-09 | 1989-08-09 | 標準・非標準判定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2809730B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20230131113A (ko) * | 2022-03-04 | 2023-09-12 | 리얼텍 세미컨덕터 코퍼레이션 | 수신기 디바이스 및 신호 처리 방법 |
-
1989
- 1989-08-09 JP JP20475589A patent/JP2809730B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20230131113A (ko) * | 2022-03-04 | 2023-09-12 | 리얼텍 세미컨덕터 코퍼레이션 | 수신기 디바이스 및 신호 처리 방법 |
KR102680439B1 (ko) | 2022-03-04 | 2024-07-01 | 리얼텍 세미컨덕터 코퍼레이션 | 수신기 디바이스 및 신호 처리 방법 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0370291A (ja) | 1991-03-26 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |